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トーンカーブ

トーンカーブ実写映像をプリントやモニターに出すとき素材のままで綺麗に出ればいいのだが、たいがいは調整してやることになる。
黒が真っ黒でなかったり白が真っ白でなかったり。
また、撮影時点でうまくバランスが取れなかったものを補正することもある。

このようなカラーバランスの調整はフォトショップのような画像処理ソフトではずいぶん昔からあった。
映像系ではアフターイフェクトなどにも備わっている。
ところがリアルタイム系のビデオ編集機には処理が重過ぎるのか開発陣にそのような意識がないのか最近までそのような機能は存在しなかった。
せいぜいRGBのレベル調整、高級機でハイ、ミッド、ローを別々に調整できるものがあった。
しかしそれでさえトーンカーブで調整できるような微妙な調整は不可能なのだ。

映像業界はこのあたりアバウトであったとしか思えない。
ここにきて、ハイビジョンカメラとフィルムカメラが性能的に近いということでビデオカメラの延長にあるHDカメラで撮影された映像をいかにフィルムのように見せるか、メーカーも本気で考えるようになってきた。

最初はガンマカーブの調整とプログレッシブ記録、フレームレートを24にすることでなんとか近づけようとしていた。
かなり近づいたのだが何かが違う。
やはりガンマカーブだけでは微妙なトーンを作り出すことは出来るわけもなくトーンカーブを自由にコントロールする方向にあるようだ。
さらにCCDの能力を最大限発揮できるようヘッド部分のアナログ信号を14bit処理しその時点で作り出すカーブで処理をするという方向になってきた。
これは現状のVTRが10bitでリニア記録になっているため後処理ではダイナミックレンジに限界があるためである。

そのほかにもビデオカメラでは解像度を擬似的に上げるためエンハンスをかけている。
NTSCではカメラでけっこうエンハンスを掛け、テレビ側で再度エンハンスを掛けないとしゃきっと見えないという原理的な理由があったのだが、HDになってもその癖が消えてなかった。

一方、フィルムというのはまったくエンハンスはかからないのてビデオに比べるとぼやっと見えるのだが微妙なレンズによるボケも表現されるので遠近感が自然に見える。
つまりエンハンスを掛けるとわずかにフォーカスの外れた部分までシャープにフォーカスが来ているように見えてしまうのだ。
しかもHDのCCDはフィルムより小さく、感度も高いため被写界深度がかなり深いため望遠にしない限りパンフォーカスのような絵が撮れてしまうという弊害もある。

映画のように被写体を浮き出すため背景をぼかそうとするとHDカメラでは望遠にしなくてはならないのだ。
こういった背景もあり最近ではハイビジョンカメラが積極的にフィルムトーンを再現できるような仕掛けをメーカーが開発し始めた。

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2004年12月22日 14:56に投稿されたエントリーのページです。

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