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2005年05月 アーカイブ

2005年05月16日

ゲームマシン

ハイビジョン自分ではゲームぜんぜんやらないのでゲーム機はここ何年も購入していない。以前はCGの研究用にと買った程度なのだが。ゲームの画像といえばQVGAクラスの低解像度が定番だったが最近のものはVGAフルで表示されリアルタイムでもかなりのクォリティでレンダリングされているようだ。

こんど発売される次世代ゲーム機「Xbox 360」では標準でハイビジョン画像が出力されるらしい。BSデジタル放送以外にHD画質を見ることはほとんどないから試したくなってきた。ほんとうにゲーム画像をHDで表示できるのか?

確かに最近の3Dエンジンは高速かつ低価格になってきているから出来なくはないだろうがワークステーションでさえ SXGAの解像度が主流だ。HDといえば1920*1080だからSXGAより高解像度なのだ。ということは店頭デモはハイビジョンテレビでやらないと意味がない・・・

販売店はそんな対応するのだろうか。

2005年05月18日

ハイビジョンCM制作への道のり

ハイビジョンいよいよ地上デジタル放送の本格導入が動き出した感じで、制作機器も低価格なものが現実のものになってきた。
SDとの混在放送がいつまで続くかまだ予想もつかないがローカルでもHDでのCMが増えてくるのは時間の問題だ。

SONYのHVR-Z1Jなどは低価格映像制作にはぴったりである。
このカメラのシネガンマは非常に面白い。
いろいろと楽しい効果も出来るようになっている。
しかもノンリニア編集システムも充実してきておりカノープスのターンキーシステムと組み合わせても200万程度ですべてそろってしまう驚異の低価格戦略だ。

アナログベーカムでヘタに放送機器をそろえると1000万はかかってしまうわけだから現状でもHDVで編集してSDにダウンコンバートする方がずっと低価格で高画質だと言えるのだ。

HDVがクロマキーに使えるか。これはかなり疑問が残る。色解像度はDVの4:1:1に対しHDVは4:2:0だからダウコンバートすると4:4:4に匹敵する。

しかしmpeg2の圧縮によるブロックノイズは見た目以上に色成分には影響を与えているようだ。
一方、カノープスのHDVボードは非圧縮SDの取り込みが出来る。
どちらかというとこっちの方が現実的かもしれない。
HVR-Z1Jでは色差コンポーネントの出力をダウンコンバートで取り出すことが出来るらしい。

2005年05月19日

撮影スタジオ設計(ブルーバックを作る)

ブルーバックHDVカメラは非常に魅力的だがハイビジョンニーズがすぐにあるわけではないので中期計画としておいておくことに。お金をかけずに新しい表現ということでスタジオ撮影を考えてみる。

実はロケ撮影だとワンマンオペレーションが難しく出来たとしても運搬用車両、2/3インチクラスのドッカブルカメラ、三脚、クレーン、照明機材、録音機材など一人でセッティングするにはかなりの体力と忍耐力がいる。やはり私には向いていないように思うのだ。

だがスタジオ撮影は自前のスタジオであれば撮影機材はセッティングしたまま片付ける必要がない。壁にブルーバック、背景用のフラット照明、被写体用の各種照明を部屋の隅に置いておけばたいしたセッティングに時間をかけなくてすむ。カメラにしても露出やホワイトバランスなどは一度設定しておけばほぼ変わることもない。20インチのマスモニを見ながらフォーカス合わせもできる。テスト撮影してすぐに合成テストさえ出来てしまうので失敗がない。時間の制約がないから納得いくまでテイクが撮れる・・・などロケよりはけっこう気楽に出来るのである。

とはいえ通常スタジオと機材だけでも結構なレンタル料がかかるものだから安い機材ではない。今ある機材でいけるのか検証。


●ブルーバック
最大人物2ショットFFが撮影できる背景を考えると高さ8尺、幅9尺ほどは欲しいところだが部屋が20畳なので引きのことも考えて6尺×6尺で被写体はウエストサイズをギリと考える。アルチマットブルーの幕などは㎡1万以上もするので厚手のウッドラックに水性ネオカラーの群青色を塗装する。
このバックは蛍光灯と波長の相性が良いようで波形モニターを見ると非常に素性の良いブルーが得られた。もちろんローコストで自作できるのが大きなメリット。つなぎ目さえ目立たなく出来れば壁一面をブルーにすることさえ容易だ。なにもパネルに塗装しなくても壁に直接塗るのもいい。もともと部屋を暗くするために壁一面に黒カーテンをしているからその下をブルーにすればいいのだ。

2005年05月20日

撮影スタジオ設計(照明機材)

ハイビジョン●照明機材

これは自作照明器具なのだが、ランプはパルック三波長の電球型を7発で1灯にしている。一つで100W電球の明るさがあるので 700Wと考えていいようだ。これに反射板を付けた灯具を作っている。トレペを張ってスカイライトなどに使用。別に4発400Wのスクープライト形状のものが2灯。

蛍光灯はスポットになりにくい。商品撮影などはどうしてもタングステンに色温度補正フィルターをかけて使ったりもするが今回は人物撮影が目的としたいので基本はフラット。なので不足分は直管の20Wや40Wで作る必要がある。

ブルー背景用に 40W×2灯を左右に縦置き。CCDは感度が高いし、撮影エリアが狭いためこれらの照明でほぼ足りるだろう。アイキャッチ用の電球型蛍光灯などはクリップソケットで間に合う。ブームアームつきの照明スタンドが3セット。突っ張りポールが4本。その他28mm径の足場用鉄パイプが50cm~2mまで各種あるので常設のライトバーなどはこれで組むことも出来る。

照明が足りなければホームセンターで買えるメリットが蛍光灯にはある。もちろん厳密な色温度管理は難しいが問題のない範囲である。いずれにしても同等の照明をタングステンでやろうとすると5KW以上の電力が必要になり部屋の温度は上がるしブレーカーの容量増設工事も必要になってくるので現実的ではない。実は既製品を考えると蛍光灯よりタングステンの方が安いし照明コントロールもやりやすいのだが。

クロマキーカラー

ハイビジョンクロマキーといえばテレビ業界ではブルーが一般的に使われるが、映画やCMの現場ではグリーンもよく使われている。場合によっては赤を使ったりもする。フィルムで撮影しても今はデジタル処理でクロマキー処理をするのでRGBのクリアーな成分により近いバックを使うときれいに抜けやすいのだ。

最近のソフトではどんな色でもそこそこきれいに抜けるが被写体に背景と同色があると一緒に抜けてしまう。外国映画でグリーンバックを使うのはブルーアイの俳優がいるからという説がある。実際外人モデルをブルーで撮影したとき目が抜けていた。ただ、瞳くらいだとガーベージマットを追っかけても背景に溶け込むことはほぼありえないから実際には問題にならない。むしろVTRの記録フォーマットを考えるとグリーンが有利ではないかと考える。

現行出回っているVTRはD-1をベースにしたものが多い。D-1は4:2:2で色成分の解像度を水平方向に半分にしている。DVの場合4:1:1だから更に半分になっているわけだ。ところがこの色差コンポーネントというのは単純に色と輝度ではなくRGBのマトリックスで輝度はグリーンをベースにしている。そのため推測だがグリーンをクロマキーに使えばキーの解像度は高く取れるのではないかと考える。

ということで試してみた。フォトショップでグリーンバック、ブルーバックを作って白、黒の円形、人物の切り抜きを配置し、DVエンコード。この素材をカノープスのEDIUSでクロマキーしてみる。解像度的には明確な差は出ておらずエンコードされた画像をフォトショップに取り込んでみたが若干グリーンの方が輝度の影響を受けエッジにグラデーションを感じる。ただ、EDIUSのアルゴリズムの影響かグリーンの方がきれいに抜けている。4種類の抜き方と微調整があるのだがブルーはカラーキャンセルで若干不利なのとキーがずれるのか左に2ピクセルくらい黒いラインが残りやすい。グリーンはほぼ完全なのだがやはり人物の肌は日本人の場合グリーン成分を多く含むので指などはそれなりにきびしい。このあたり、撮影のやり方を注意深くすればなんとかなるだろう。

クロマキー撮影

ハイビジョンなぜクロマキー撮影かというと、ロケ撮影での同録というのは雑音との戦いになる。
しかも一発撮りというか失敗するとまた現地集合となってしまう。
一方クロマキー撮影の場合背景が建物だったりする場合高画質なデジタルスチルカメラでの撮影の方が良かったりする。
解像度が高いので後処理でズーム、パンが自由に出来る。
露出を変えて撮影しておけばダイナミックレンジを自由にコントロールすることが出来る。
静止画なのでレタッチが自由。
デジカメだとかなりワイドな撮影でも高画質・・・つまり人物の背景は静止画で充分ということだ。

人物はスタジオでブルーバックで撮影。
ここの事務所ならクロマキースタジオとしてなんとか使えそうだ。
一応簡易防音もしてあるので同録もできる。
もちろん常設スタジオだから照明さん、カメラクルーも必要ない。
照明は西日本のため60Hzがフリッカーレスで使える。
3色蛍光管を使えばそこそこ発色も悪くない。
既製品は一灯20万からと高いが自作の照明器具がMCC用に作ったものがある。

と、まぁ低価格制作を考えた場合クロマキーは合理的なのだ。
もちろん背景をCGにしたり何人も合成したり好きなことが出来るのは言うまでもない。
とはいえ、クロマキー用の素材はブルーが命。
DVの4:1:1では綺麗に合成できないのだ。
ベストはRGB4:4:4なのだが今となってはそのようなボードがない。
せめて4:2:2でないと、というわけでカノープスの非圧縮SDボードということになるのである。
放送業界標準ともいえるアルチマットでさえ今はSDI入力なのだし。

2005年05月21日

撮影スタジオ設計(カメラ&VTR)

ハイビジョン●撮影カメラ

一般の肩乗せカメラと違い産業用カメラとも言われる小型カメラを使うことにする。1/2inch3CCDでRGBタイプのカメラである。本体価格は50万位するから肩乗せカメラなら100万位するカメラと同等の品質と考えられる。ビューファインダーやデッキ部分がなく本体もそれほど頑丈に作ってあるわけではないのでその分画質に注ぎ込まれていると考えられる。

レンズはフジノン12倍ズーム。シートズームではないし高倍率でもないので価格の割には無理のない設計になっている。色収差は少ない方だ。映像出力はRGBとS、コンポジットがあるが今回はSコンポーネントを使用。RGBと画質の差をモニターで確認してみたが差がほぼないのでこれを利用。RGBを色差コンポーネントに変換するにはトランスコーダーが必要になるのだが最近ではそのような機器は発売されていないようだ。もちろんRGB入力できるビデオボードも存在しない。三脚はムービー用、スチル用と何本かあるが今回はカメラを振り回さないので重量級のジッツォの三脚を使用。

●収録VTR

ベーカムにSで録画できるが現状は取り込みボードがDV仕様の為4:1:1になりクロマキーがちょっと不利である。このあたりはカノープスはDV編集のノウハウがかなりあり、専用の編集ソフトでクロマキーを行うとかなり綺麗に抜けてくれるようだ。ただ、技術的なスペックはやはり4:1:1なので若干エッジが甘くなる。できればカノープスの一ランク上の非圧縮取り込みが出来るボードにアップグレードしたいと考えている。この場合は4:2:2になりクロマ解像度は倍になる。ただ、このボードはHDV対応のボードなのでこれを入れる時はPCも含めてHDV対応システムにしたいと考えている。もちろんカメラも。

2005年05月25日

続スタジオ設計

ハイビジョン照明機材やカメラは三脚に乗せているがけっこう邪魔なものである。いろいろレフ版やディフィーザー、ライトカッターなど使い出したら無数にスタンドが必要になってくる。なので天井にパイプを這わせて半分は吊るしにしようと構想中。撮影以外はリビングルームでもあるのである程度見た目も大事。

ステンレスの 18mm位のパイプを綺麗な留め金で天井に固定し、器具をSカンとクサリで吊るすというのが今の構想。撤去もしやすいし微調整も簡単。なにより見た目がいい。問題なのがクロマキーバック。グリーンスクリーンの見本を送ってもらったら格安のパンチカーペットでもかなりクリアなグリーンを発色していた。なんと価格が5倍くらい違うのだ。

で、壁に直付けも難しい。釘で固定すれば釘頭が映る。直接両面テープで貼るとはずすときに壁がめくれてしまう。2.5m× 2.5mくらいのサイズを考えているのだが一枚もののシートにしてもらえば端を固定するだけで引っ張れるのだがパンチの場合つなぐことが出来ないしそこそこ重いのだ。なのでまず下地に5mmくらいのベニヤを壁に釘付け、その上に両面テープでパンチを固定と考えている。シアターモードに戻す時は手前に黒カーテンを吊るすしかなさそうだ。まだまだ計画は続く。

2005年05月27日

ピュアハイビジョン

ハイビジョンローカルでも地上デジタル放送が動き出す所が出てきた。民生機ではテレビがほぼハイビジョン対応のものになっているようだがチューナーやレコーダーはまだまだこれからのようだ。次世代HDの光ディスクはまだ規格統一がされておらず現行のDVDのような普及が望めるのか微妙である。

しかし放送ではけっこうピュアHD番組は作られているようでNHKなどはほぼ100%とという。そうなると高画質マニアの私としてはピュアHDをフルスペックで見てみたくなるのである。1920×1080ピクセルの画像はやはり1280×720とは一皮剥けたようなクリアな画像なのだ。このクォリティになってくると撮影するカメラの性能までくっきりわかってしまうから怖い。映画のテレシネでもスキャンしたフィルムがオリジナルネガなのかプリントしたポジなのかくらいは見分けがついてしまう。

ビデオカメラもスタジオカメラはそうとう性能のいいズームレンズを使っているがENGの場合、特に報道用は事故で壊れても被害を最小限にということなのかあまり高性能なレンズを使っていないものが多い。まだまだピュアHDの表示ディバイスは高いので今すぐというわけにも行かないが自宅で地上デジタルが見られるころには導入したいと夢見ている。

2005年05月30日

照明機材

ハイビジョンいまのところ手持ち照明器具はフラット系3灯のみである。人物をFF(フルフィギュア)で撮影し、クロマキー背景もフラットに照明しようとするとまだまだ多くの器具が必要になる。常設スタジオといえども照明をセッティングしたままにできるほど馬鹿でかくもないので片付けやすい構造にしたいものだ。

3灯のフラット系スポットはすべて三脚に取り付けるタイプの軽量型である。まずは背景グリーンの照明だが40WFLを2本縦に並オートポールに固定、左右二本でだいたいフラットな照明が得られる。バックスクリーンサイズは縦2.5m、幅2.5m~3.6mの予定。人物の立ち位置は背景の反射色をなるべく拾わないよう1.5mほど手前に置く。

天井にスカイライトを吊るすスペースがないので反射素材を天井に貼りつけバウンスで照明する。左右に大き目のディフューズライトを作りたい。サイズは縦1800幅900くらいだがけっこう大掛かりになってしまう。キャスター付きの各パイプでBOXを作って中に蛍光灯を仕込めば収納も多少は楽になるか?

ホームセンターで組立てパイプを買ってきて組めば数万円で作れてしまう。奥行きはせいぜい300くらいにしたい。6面のうち被写体側をトレペにし、他の面は反射素材にするとかなり効率のいい照明BOXになる。全体をフラットに仕上げておけば陰影をつけるためのスポットで調整するだけである。まだまだ設計中。

クロマキースタジオ仕様

クロマキースタジオ今まで、3DCG、フリー映像素材、提供してもらう写真や映像素材でCMを構成していたのですが、このたび狭いながらもクロマキー撮影が出来る自作スタジオを作りました。

人物と背景の合成が出来るので背景にロケ映像、写真、イメージ映像、CGなど、いろいろと表現が広がります。ハワイロケをしたつもりで予算を浮かせます(笑)
手作りスタジオなので日々グレードアップしていきます。

●スタジオスペース
 約20畳 天井高さ2500 簡易防音 冷暖房完備 駐車スペース若干あり
 デジタルグリーンバック常設 W3600 H2400

●カメラ
 DXC-930 1/2inch3CCD 業務用カメラ

●同録
 ガンマイク収録 ナレーション別録り可能 ※まれに大型トラックなどの騒音を拾う可能性あり。その場合はリテイク。

●照明
 蛍光灯60Hz 色温度5200K 40WFL×8、22W電球型FL×15 トータルでタングステン電球3KW相当の明るさ

●その他機材
 モニター 13inch液晶テレビ、20inch液晶業務モニタ、50inchプラズマ業務モニタ、170インチスクリーン&プロジェクタ
 収録機 ベーカムデッキ、DVデッキ、Canopusビデオボード
 合成プレビュー EDIUS AfterEffects

2005年05月31日

ホリゾントライト

ホリゾントライトホリゾントライトはオートポールを両サイドに立て40WFL2本を縦に直列にして設置していた。今回もその方法を取ろうと思ったが片付けるのにいちいちポールをはずさないといけないのでめんどうだ。いろいろ考えていたら基本に戻ってスタジオのホリゾントライト方式が良いのではないか。

今回は人物中心だから足元が移るのはFF(フルフィギュア)のときだけだ。FFの場合は床にもグリーンを敷くのでホリゾントをかぶせて設置すればいい。ホリゾントライトは床置きで移動が簡単だ。天井は吊りなので設置したままでいける。

工事現場用の傘付き40WFL器具。とにかく安いのでこれの裏側をマットの黒で塗ればプロ機材に見える(笑) 約4000円で10万円の照明装置と雰囲気は同じ?

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