
高さ1.2m、幅4.8mにわたって取り付けた。
実際に取り付けてみるとさすがに面積が大きいだけあって効果はかなりある。
こうなるともっと欲が出るわけで天井面も埋め尽くしたくなってきた。
計算してみると床以外の面積が90㎡にもなる。
今回6平方メートルで約3万かかっていて全面やると45万にもなってしまう計算になるのだ。
そんなことはやってられないので部分吸音でがまんしよう。
実際、ソファやカーペット、カーテン、家具によって吸音、乱反射は起こっているため全面処理をしなくても問題はない。
音のコントロールには遮音、防音、吸音、調音など目的によって材料や施工方法が異なる。
当初の設計ではホームシアターが目的だったのである程度の遮音、すぐ横に道路があるので車の走行音はある程度防ぎたかった。
防音に関しては隣近所が離れているため遮音の効果だけで問題ないとした。
で、内装の方だがダイケンの「オトテン」などという専用の天井材があるが結構高いので壁と天井はプラスターボードにビニールクロスを貼っただけ、床はフローリングという構成だから非常にライブなわけである。
響きまくりなのだ。
20畳の正方形に近い部屋の形状と階下にガレージという構造上床の2/3が太鼓のようになって低音がうなるように共鳴していた。
最初はこのような最悪のコンディションだったのだがフロントスピーカーの下に御影石を敷いたり壁や天井にタイルカーペットを張ったり、たいして使いもしないけど低音吸収用にソファを2セットも入れた。
迷光防止と吸音を兼ねて2面の壁いっぱいに黒いカーテンを張り巡らした。
これでホームシアターレベルにはちょうどいい響きになったのだ。
強烈なフラッターエコーもほぼ消え去り心地よい響きで鳴っていた。
ところがスタジオとして使うようになってこの心地よい響きさえもまだノイズとして収録されてしまうのだ。
そんなこんなで泥沼の改造物語が始まっていくのだが続きは天井吸音と天井照明のインバーター化である。
構想だけはまだまだある。
外壁が20mm程度のサイディングなのだがこれを90mmクラスの発泡コンクリートに取り替えるとか、床の裏つまりガレージの天井に圧縮グラスウールとコンパネでもっと強化して下からの音の回り込みを防ぐ、天井裏にさらにグラスウールを充填する。
などなどテーマは尽きない。
そんなことを考えているといっそのことRCで専用棟を建てようかと思ってしまうのである。いずれにしても懐具合以上のことは考えても実行できない…
《無響室