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2006年07月 アーカイブ

2006年07月03日

カメラモニター

カメラモニターカメラで撮影する場合カメラについているファインダーでフレーミングやフォーカス、露出などを確認するわけだがENGになれていない私にはあの小さなビューファインダーだけで撮影するのが不安でしょうがない。
最近の小型カメラには液晶モニターが付いているがこれでもまだ小さいと感じる。
そこで専用の液晶モニターが欲しいと思うのだがこれがけっこう高いのだ。
今のカメラには3.5インチの液晶モニターが付いている。
これより大きくなければ意味がない。
マルチフォーマットタイプだと8.4インチが40万もするのでこれは却下。
SD専用だと5インチで4万くらいからあるが細かな部分までは確認しづらい。

パナソニックの17インチモニター BT-LH1700Wというのがある。
価格はちょっと高いが大きさ的には充分である。
HDのチェックもできるしウェーブフォームモニターを持っているというのはかなり便利だ。
SDI入力など機能面を考えるとむしろ安いと思えるかもしれない。
DC入力を持っているがバッテリー駆動させるようなものではない。
ロケではAC使用が前提になりそうだ。
このような多機能モニターは他社から出ていない。
このサイズだと現場でクライアントチェックにも使える。

2006年07月06日

ロボット新時代

ロボット新時代20年ほど前、まだコンピュータグラフィックスが研究所の中でワイヤーフレームでしかなかった頃私はビデオアートに憧れ、手で描くグラフィックデザインに将来はないと考えていた。
そんな頃ロボットブームが起こった。
今のような人間型ロボットなどではない、産業ロボットである。
グラフィックデザイン→映像制作という流れで来ている自分ではあるがもう一つの側面として理工学系の指向を持っている。
このときロボット工学へ進もうと少しだけ思ったことがあった。
結局コンピュータ+映像系+グラフィックデザイン=コンピュータグラフィックスにたどり着いたわけだがその途中にも工学熱は発症し5年ほど前にロボット撮影カメラ(モーションコントロールカメラ)を自分で設計しモーターを購入し部材から全て自分で加工して作り上げたことがある。
3DCGのカメラの動きを忠実に実物のビデオカメラで再現し駒撮りで撮影するというかなり大掛かりなものだ。
実際に商品撮影などに使っていたがニーズは多くなく自己満足で終わってしまった。
その後もロボット業界には注目してはいたがアイボなどおもちゃロボットの域を出なかったため静観していた。

しかし今回ちょっと驚いた。
タカラトミーからおもちゃロボットだがかなり画期的なものが発売されるようだ。
「マイクロマシン」である。
何がすごいかというとこれだけの機能で高さ15cmという驚異の小型化。
そして3万円という驚きの価格設定。
SONYには15万もするアイボではなくこんな商品を出して欲しかった。
ただこのロボット、あくまでもプログラムや命令を与えてやらなけれはそれなりの動きはしなくAIのようなロボットはまだまだ夢の先にある。

ある程度センサーによる簡単な自己判断を人工知能だと言ってるロボットもあるがチンパンジー以下である。
つまりロボットに何を求めるかだが今のところおもちゃとしてしか出ていないのは決められた動きしか出来ないためそれを見て少し驚いてみるというだけにとどまっているせいだ。
私の目的はそのようなエンターテイメントロボットではない。
あくまでも実用ロボットなのだ。
モーションコントロールカメラを作ったとき、なんとアクチュエーターに使うモーターは一個10万円以上もしたのである。
コントローラーは100万以上もしたのでこれも自作した。
こういったパーツがおもちゃロボットのおかげで安く調達できる可能性が出てきたのだ。

しかし現状のおもちゃロボットはサーボの精度がかなり低く設定されている。
このあたり実用ロボットにどう応用できるかがキーポイントである。

2006年07月09日

ハードディスクレコーダーのスロー再生

ハードディスクレコーダーのスロー再生SD画質のmpeg2再生は最近ではフレーム単位で滑らかにスローが出来るようになっている。
昔のDVDプレーヤーなどはカクカクしか動いていなかった。
LDと違ってDVDのmpeg2はGOP単位で圧縮されていてフレーム単位で独立していない。
そのためフレーム精度の静止やスロー、編集などには多くのフレームメモリーと高速処理が必要だったのだ。
最近ではその類のLSIが安く出回りほとんどのmpeg2を扱うレコーダーやプレーヤーでも滑らかに動いてくれる。
で、問題はハイビジョンレコーダーだ。
まだ出始めということでこのあたりのLSIが出てきていないようなのだ。
カタログではスローが出来るようなことが書いてあるのだが実際の動きはGOP単位、つまり15Fを一単位としてスロー再生するので時間軸は1/2でも表示画像はぱたぱたとしか見えていない。
せっかくのスローなのに14/15のフレームは見ることが出来ないのだ。
もちろん静止画やコマ送りもそのように動くのだろう。
これで全く購買意欲をなくしてしまった。
現状の地デジレコーダーはたぶん二世代目くらいだろうがあと二世代くらいは待たないと出てこないかもしれない。

2006年07月10日

人の声にビリビリ

雑言車の騒音で部屋が振動するというのは想像できたが人の声に反応するモノがあった。
スタジオ内部から発する音は人の声しかない。
ナレーターがナレーションを読むのに片手で原稿を持ちながらマイクに近づいて読んでいる姿があまりスマートに見えないと思い譜面台を用意してみた。
コンパクトでマイクスタンドに取り付けるタイプのものが音響機器専門の通販ショップにあったので注文した。
先日ナレーション録音していると何か僅かに「ビィィィーン」という金属音が聞こえてくる。
なんだろうとマイク前で声を出してみると譜面台が共鳴しているではないか。
この譜面台は鉄板で出来ているのだ。
音楽用の譜面台がこんな構造でいいのか?と大きな疑問。
早速取り外したが楽器演奏などはもっと大きな音を出すわけで、こんな共鳴しやすい譜面台はそのままではちょっと使えない。
共鳴防止に表面にウレタンシートでも貼り付けようかと思っている。

似たような構造に蛍光灯照明の反射板がある。
これも僅かであるが声に反応して共鳴する。
まあこの照明器具に近づいてしゃべることはないのであまり弊害はないが、思わぬところで音が反射したり共鳴する。
魔物である。

追記
後にウレタンシート5mm厚糊付きのものを買ってきて表面にべったり貼り付けた。
前ほど響きはしないがまだ残っている。
音響製品としては全く使い物にならない。
¥2,000という価格にも問題があるのか…
昔あったスプリングエコーマシンのような響きなのだ。
がっかり。

2006年07月11日

「地デジ」見ると作るでは大違い

ハイビジョン 「地デジ」見ると作るでは大違いやっと地方でも地デジが見られるようになる。
というより全てがデジタルになり現行のSDはなくなってしまうのだ。
NHKがMUSEアナログハイビジョンを試験放送した当時それを見られるテレビは400万円もした。
今では地デジテレビは10万円台から買うことが出来る。
CMなど作っている側からすると制作機器は大変な変化である。
SDであっても放送機器は大変高価なものである。
むしろハイビジョン化はメーカー努力によりSD製品の数割高に抑えられている。
ところがSD製品には放送機器のワンランク下にある業務用機器というものがあり放送素材に使うことが出来る。
しかも中古市場も大きく最低限のシステムを組もうとすれば数百万で揃えられる。
実際そのようなシステムで制作している。

ローカルでは設備投資にはシビアでないと採算が取れない。
今年10月からローカル局でもHDCAMの受付を開始する。
それに伴いMOデータでの静止画搬入や局側での編集作業は廃止するとのことだ。
2011年にはSD放送は停止し全てがハイビジョンになってしまう。
その頃までには放送局もCM素材としてSDを受け付けない体制に切り替えてくるだろう。

地デジといえば大都市圏では2003 年12月から既に放送開始されている。
にもかかわらずCMはほとんどSDなのは不思議である。
来年までにはほとんどの地域で地デジ放送が開始されるがはたして受信機はどの程度普及するのか、CMのHD化はどの程度進むのか。
こういった状況を観察しつつ次期機材に更新するタイミングを考えていかねばなるまい。

いずれにしても現時点でHDCAMのCM納品をしようとすると1000万円以上の設備が必要になってくる。
とても採算が取れる計算が出来ない。
もちろんまだ歴史も浅いため中古市場にも機材は出回ることが少ないし出てもまだ高価である。
HDCAMは放送機器ランクの機種しか出ておらず最低のものでも約 500万円している。
業務用機器はどうかというとP2やXDCAMがありカメラやレコーダーは二周りほど低価格でそろえられるものが出てきている。
ところがこれらのメディアのままでは局納品が出来ないため最終的にはHDCAMにコピーしないといけない。

というわけでどう転んでも500万のVTRはついてまわるのだ。。
カメラに関してはノンリニア編集機に取り込めればどんなフォーマットでもかまわないわけでこれに関してはカメラ、ノンリニア共にHD化は済ませている。
この編集された映像データをHDCAMにコピーするためのフレームバッファとHDCAMのVTRが必要なわけである。
SDに関しても開業当初は VTRを所有していなかったためテープに落とすのを外注していた。
HDに関してもニーズの少ない段階では外注体制で間に合うとは思う。
しかし全てがHD化される頃には自前で持ちたいと思うわけで…

2006年07月12日

フルHD

ハイビジョン フルHDシャープは37インチ以上の液晶は全てフルHDにすると発表した。
50インチクラスのパネルだと50cm程度の距離で見るとWXGAとフルHDのパネルの違いがはっきり見てわかる。
しかしよく見てみると放送されている素材の解像度がついてきていない。
テレビのエンハンスもかなり強調されておりあまり恩恵を受けていないと感じる。
試しにエンハンスを完全にはずし観察するとフルHDパネルのディスプレイでもぼやっと見える。

前にも書いたがフルHDの解像度 1920×1080ピクセルに完全対応している放送用VTRはHDCAM SRとD5 HDしかないのだが放送局に導入されているのは送出用の部分くらいで、つまり制作用にはHDCAMがメインで解像度は1440×1080であり色差解像度は480×1080でしかない。
開発当初はこんなに早くフルHDのテレビが出るとは思っていなかったようだ。
色差解像度が水平480しかないということはクロマキー合成する場合DVと同様4:1:1、つまり1/4で合成することになりいかにHDといえどもエッジのギザギザ感は目立ってしまう。

このように放送局側の体制が整っていない現状にはたして割高のフルHDパネルテレビを買うべきか迷ってしまう。
そんなことを言っているうちに全てのテレビはフル HDになって価格は落ち着いてくるだろうからその時買えばいい。
それよりも放送局のHDCAMがデファクトスタンダードになっている現状がいつ変わるのかが興味ある。
次の変革はテープレス、フルHD、低圧縮のようだ。

2006年07月14日

インターネット納品の実用価値

インターネット納品の実用価値インターネットでCMが納品できたらどれだけ効率が上がり設備投資が減るか。
NTTは光ネットを全国的に急速に普及させるようだ。
ウチのような田舎はもう少し先になりそうだが山陰でも都市部ではほぼ開通している。
そこでこれを利用してCM流通をした場合のシミュレーションをしてみよう。

現状CMの局納品はビデオテープである。
これがネットで、データで送れたらテープ代が不要になる。
プロダクションから放送局に発送する費用、時間的ロスがなくなる。
プロダクション、放送局共にVTRが不要になり新規購入・メンテナンス費用が浮く。
まずテープだがCMなので短い5分テープが1500円~3000円程度。
1本のテープに1本のCMしか入れてはいけない決まりになっているから放送局の数とCMのタイプ数だけテープのコピーが必要となる。
多いときには一回に数十本納品することもある。
放送局でCMバンクにコピーされた後そのテープは代理店に戻される。
同じ素材を何度か使う場合はいいが期間ものなど二度と使わないものは倉庫行きだ。
消して何度か使うところもあるようだが所詮磁性体のテープなので何度か使っているとドロップアウトが頻発してくる。

次に納品だが仕上がった完パケテープは広告代理店に渡され放送局に送られる。
宅配発送費は1000円以下だが放送局の数だけ発送する。
放送局が近ければ当日納品も出来るが遠隔地の場合宅配便で翌日到着となり時間ロスが発生する。
納期ぎりぎりになった場合などこの時間ロスはばかにならない。

そしてVTRだがデジタル化で放送局は送出用にHDCAM SRのデッキを導入している。
これは約1000万円する。
データ納品になると全てコンピュータ処理で行うことが出来、VTRは不要だ。
今ではCM送出も全てデータで直接放送している。
むしろ中間にテープメディアが入るほうがトラブルが発生しやすいし画質も劣化する。
プロダクション側も完全なテープレスプロセスが構築出来、設備投資を大幅に減らすことが出来る。
撮影でも最近ではテープレスになってきておりテープフォーマットに制限されない最高画質での収録も可能になりつつある。
ポストプロダクション設備もレンダリング時間さえ気にしなければ汎用のワークステーションでハイビジョン編集が出来るようになってきている。

素材管理、セキュリティ、安全性は大丈夫か。
いろいろ異論はあるだろうがむしろテープでの運用よりはるかに効率がいいと思える。
テープであればドロップアウトしていればデッキの補償回路任せであり限度を超えるともう一度収録しなおしである。
一方ネットの場合プロトコルにもよるがデータのドロップアウトをほぼ完全になくすことは出来、素材管理にしても現状のようなプリントした10桁コードを目視で管理するよりずっと確実だ。
セキュリティも最近はかなり高度なものが出てきている。
モノがないと不安だというお年寄りもいるが現状放送局の送出自体がコンピュータデータ化されているわけでテープを人が運搬している方がずっと危険が多い。
こう考えてみるとネット納品が導入されるのは時間の問題で、要は放送局がいつ対応を始めるかだけだ。

確定申告や役所の申告、銀行のやりとりまでネット化されている時代にちょっと取り残されている感じの放送局である。
ちなみに現在最高画質のHDCAM SRで440Mbpsであり100Mbpsの光ファイバーで転送すると単純計算で4.4倍の時間、15秒CMなら1分ちょいで送ることが出来る。
実際にはそんなに速くはないだろうが10倍もかかるわけではない。

2006年07月15日

ワイドアダプター注文

ワイドアダプターHVX200のワイコン(ワイドアダプター)を注文した。
Centuryの0.6倍でHVX200 のフードを外してその溝にはめ込む方式のものだ。
HVX200は標準でもワイド寄りのレンズであり35mm換算で32.5mmである。
これにワイドアダプターを取り付けると18.7mmにもなり超広角が得られる。
40%も広いエリアが撮影できるのだがそれなりの歪も発生する。
水平画角は87.7°もあり肉眼で見る範囲よりはるかに広い。
このワイドアダプター、ワイドコンバーターと言わない理由がズーム全域で使えないという物理的制限があるためのようだ。
ワイドアダプターを付けた場合あまり望遠側で使うこともないだろうがこのレンズは望遠側にするとピントが合わなくなる。

報道関係の撮影ならレンズ交換の暇がない場合は、このようなレンズは使えない。
このレンズを使う場面だが基本的にロケである。
スタジオでは画角が広すぎて不要なものが映ってしまうのだ。

ロケの場合問題になるのがゴースト・フレアーである。
ただでさえレンズ構成の多いズームレンズの頭にレンズを足すわけだからこういった光の悪戯が発生しやすい。
そして超ワイドということはいろんな光源がレンズに入り込むわけだ。
室内であれば窓からの光、天井の照明。
屋外の場合は太陽はもちろん光沢のあるものの反射はかなり輝度が高くなる。
撮影画角にこれら輝度の高いものが直接映りこむ場合のゴースト・フレアーは避けることが出来ない。
出来るだけ映り込まない画角を探るしかない。
画角には入っていないがレンズに入ってくる光というものがある。
通常はフードでカットできるがズームレンズに連動しているフードというものはない。

そのためマットボックス(下写真)にフードを取り付けて使ったりする。
マットボックスは本来フィルターを取り付けるためのツールだったりするがレンズの純正フードが使えなくなるのでこのようにフードを取り付けている。
映画撮影などのライティングになると左右からも光源が入ってくるので三方向にフードが付く。
このマットボックス、あまり数が出ないせいなのかけっこう高く20万前後する。
フィルター、フードの他フォーカスコントロールノブを付けたりいろいろ利用できる。
今回のワイドアダプターなどを付けた場合にもいわゆる「ハレ切り」は必要になる。

映画やCM撮影のようにカメラを固定して撮影する場面が多い場合には「フラッグ」という黒い板をスタンドに取り付けカメラ前に設置してフード代わりにする場合もある。
ただロケの場合は機材も増えるし風で倒れるなど不便な場合が多い。
なのでこういったマットボックスは便利なのだが価格が…

ワイドアダプター
Panasonic AG-HVX200

2006年07月19日

特殊撮影

ハイビジョン 特殊撮影CGがこんなにも一般的になるまでは不思議な映像は特殊撮影でやっていた。
映画マトリックスのマシンガンショットを最後に新しい撮影方法は聞かなくなった。
予算のかかる特撮をするよりCGでもっとすごい映像を見せようという風潮なのだ。
これは映画の世界だからできるのだが低予算CMなどではいかにコストを落としてインパクトのある映像を作るかが見せ所である。
仕掛けを聞くと「なぁーんだ」といったものでも映像を見ると「おっすごい」と思わせる演出も可能だ。
最近気になっているのが前述のマシンガンショットもどきの映像でドラマのタイトルや低予算CMに使われているものだ。
本来のマシンガンショットはスチルカメラを空間にたくさん並べ同時あるいは短い時間の間にシャッターを切ってそのばらばらの駒を時間軸に並べ、場合によってはモーフィングで補完して不思議な映像に表現されている。
人物が空中で止まっていたりするのだがそれだけでは空間イメージがつかめないので花びらをばら撒いたり水しぶきを飛ばしたりといった映像であるが、そのうちニセ映像が出てきて人物はポーズを決めたままじっとしておきターンテーブルに乗せて回転、その動きに合わせて水しぶきや花びらを3DCGで合成といったものが出てきた。

そんなはやりも飽きられて大分経つが最近ちょくちょく見かけるようになったのだ。
止まった人物をターンテーブルで回転させるという映像はシンプルな方法なのだがけっこう目を引く。
この動きに合わせてCGで立体文字を同期させればドラマのキャスト紹介になる。
そこでターンテーブルが必要になってくるのだがまともな撮影用ターンテーブルはけっこう高い。
これはコンピュータコントロールで同じ動きを再現させるためだ。

しかし今回の撮影には正確さは必要ではない。
足元が映らなければ自分で回ってもらってもいいのだがやはりぐらつきが出てしまう。
そこでテレビ用の回転台があったので乗ってみた。
1000円ほどの安いもので表面はプラスチックだったので乗った瞬間ミシッし音がしてどこかにひびが入った。
やはり使うときには上に板を載せなくてはならないようだ。

回転機構はベアリングのような玉が並べてあるだけだが重量は面で受けているため100kg以上でも問題なさそうだ。
問題はどう回転させるかで、モーターで回したいところだが適当なモーターがない。
伝達機構も考えるとそこそこコストがかかってしまいそうだから手動にする。
ある程度滑らかに動けば手で動かしてもそれなりに見えるのではないだろうか。
90度程度の回転なら板に紐をつけて引っ張ってもいけそうだ。
180度以上の回転になれば紐をターンテーブル側に巻きつけなければならない。

板の裏に釘を円形に並べて打ち、紐を巻きつけてはどうだろう。
などといろいろシミュレーションをしている。
どういう映像に使えば効果的なのか、本当にそんな風に見えるのかテストしてたい。

クロマキー用背景ロールペーパー

クロマキー用背景ロールペーパー撮影用の背景ロール紙を注文した。
2700幅(9尺)で11m巻である。
色はロイヤルブルー、ブライトレッド、ブライトグリーンの三色。
つまりクロマキー用の背景である。
現在は足元まで撮影できるようデジタルグリーンのパンチカーペットを壁に直接貼りこんでいるが、グリーンだけでは撮影できない被写体もあるのでどうしても他の色が必要になってくる。
たとえば植物のアクセサリーや着物のデザインにグリーンが多い。
この場合ブルーバックで撮影するのがベストだ。
ブルーもグリーンも入っている場合はレッドで撮影する。

クロマキー用のスクリーンはいろいろな素材があるがいい素材のものは平米あたり2万円以上になり3m幅×長さ4mだと24万にもなる。
一方このロール紙は2700幅だが11mで1万円ほどだ。
足元まで出しても踏んでシワがいったその部分だけカットして使うことができる。非常にコストパフォーマンスがいいのだ。
一般的なカラーペーパーは発色が悪くクロマキーには向かなかったのだがこの色はクロマキー用にも使われているそうだ。
この価格ならパンチカーペットより安くクロマキー自体も今使っているアプリケーションで非常にヌケがいいのでうまくいくと思う。
ところで使ってない時はどこに収容しておこう…置く場所がない。

2006年07月20日

ロボットプログラム

ロボットプログラム京商からヒト型ロボットが発売される。
今まで高価で難易度の高いキットが多かったが完成度が高く安いものが出てくるようになって来た。といっても欲しいというわけではない。
この手のロボット、どのようにプログラミングするんだろう。
ある程度のプリセットアクションの組み合わせを並べるといったことなのだろうか。
このロボットだけでも17自由度という。
もし全てのモーターを一つずつ角度を決めながらポーズを作るとすると気の遠くなるような作業だろう。
もちろん最初にロボットを作った人はそのようにやっていたのだろうが。
センサー内臓である程度自分で動くロボットとは違ってこの手のおもちゃロボットは設定した動きしかしないはずだ。
下半身と上半身のポーズによるバランスが少しでもおかしいと立っていられないはずだ。

3DCGで人間のようなキャラクターを動かす場合でもアシストプログラムがない場合各関節を一つずつ動かすしかない。
CGの場合はバランスがずれても倒れることはないがうまく歩かせないと滑っているように見えるし重量感を感じない動きになってしまう。
このあたり実際のロボットの場合、重力や慣性などは自然に起こる現象だ。
これをいかに予測し制御ポーズをとるか。
高速動作をすると慣性は相当大きくなる。
計算で予測しようとすればかなりのプログラムが必要になるだろう。

おもちゃロボットはそのあたりあくまでもカンでプログラムするのだろうか。
これからの展開が楽しみだ。

ロボット新時代

2006年07月23日

放送局にDVCPRO HD

ハイビジョン 放送局にDVCPRO HDPanasonicによるとNHKで約200台採用されたそうだ。
他にも民放ローカル局が導入しているというが、どのような使い方をされているのかは書かれていない。
たぶん報道利用が中心ではないかと思うのだが今後CMや送出などにDVCPRO HDが採用される可能性はあるのだろうか。
P2をプラットフォームに採用している局もあるらしい。
信頼性を重視する放送局だからテープレスにはなかなか移行できないだろうが地方局から実績が上がってくれば、ある時期一斉に変わる可能性はある。
ただSONYに独占されていたテープ業界だけにテープやめたから Panasonicというわけにはいかないだろう。

まだSONYには放送向けアンチテープメディアが出てきていない。
XDCAMはあくまでも業務用だし圧縮率が高すぎてハイエンドな世界では使えない。
とりあえずHDCAMがデファクトスタンダードになっている感はあるが制作側からクォリティ面での不満も出てきているという。
HDCAM SRに移行するのか、新しくテープではないメディアが登場するのか楽しみだ。

来年はいよいよ地上デジタル元年になりそうだがそのあたりの動きも活発になっていくのではないかと思われる。
とりあえず個人的にはDVCPRO HDがCM搬入に採用されると導入デッキが200万円ほど安くなるので助かるのだが…

DVCPROHD AJ-HD1400 ¥2,491,650 (system5)
HDCAM HDW-S2000 ¥4,488,750 (system5)

2006年07月24日

ハイビジョンハンディカム

ハイビジョン ハイビジョンハンディカムハイビジョンのハンディカムが各メーカーから出始めた。
それにしてもいきなり超小型なのには驚く。
ハンディカムの使い方といえば家庭で子供の運動会を撮影したり友達の結婚式で撮影したり旅行に行ったとき撮影といったプライベートな撮影だ。
撮影した映像はそのままテレビに繋いでカメラで再生、DVDなどにコピーといった方法、パソコンに取り込んで編集するなどいろいろだが撮影したメディアをそのまま誰かに渡すといったことはほぼ考えられない。
ということで記録メディアの汎用性が問われることはなくなった。
なので最近のハンディカムはDVテープやDVD-RW、SDメモリーカード、HDDとさまざまだ。

このいろいろなメディア、どれかに収束するのかと思えばそうでもない気がする。
それぞれ使い勝手、メリットが異なってくるからだ。
HDDは長時間記録ができるが保存性が悪いので最終的にはどこかにコピーが必要になる。
DVD-RWはランダムアクセスを生かした記録再生と保存性がいい、メモリーカードはカメラ本体を小型軽量化出来る。
こうしてみるとやはりテープだけは消滅していきそうだ。

一方業務用はどこへ向かうのだろうか。
撮影と編集を別のチームでやることは日常一般的である。
この場合撮影素材をどう渡すか大きな問題だ。
もちろん圧縮フォーマットの違いも問題になってくる。
今のところ最も汎用性の高い方法は撮影したカメラをNLE(ノンリニア編集機)にHD-SDIで接続してキャプチャーするという方法だ。
この方法のデメリットはキャプチャー時間が実時間より短縮できない、NLEが非圧縮なら問題ないがコーデックの解凍・圧縮が行われる。
最も効率がいいのは撮影時のコーデックと編集のコーデックが同じでメモリやHDDなどで手渡しできるタイプだ。
パナソニックは放送用、業務用ともに P2で行きそうだがコーデックの種類が多いのがいいやら悪いやら?

2006年07月25日

HVX200入門ガイドブック

HVX200入門ガイドブックパナソニックのサイトAG-HVX200のページの中に「HVX200入門ガイドブック」なるものが目立たずに(笑)PDFでダウンロードできるようになっている。
以前からあったみたいですが気がつかなかった方も多いと思い紹介いたします。
AG-HVX200のトップページ左側ボタンの列の中

このカメラの特徴の一つでもあるバリアブルフレームレートの説明はわかりやすい。
それと関連用語集が非常によくまとまっていて今まで何のこっちゃ解らんかった事が私の頭でもなんとなく解ったくらいなので重宝するのではないでしょうか?
4:2:2 4:1:1 4:0:0 を見て逃げ出していた私ですが、これでやっとフジ丸々さんのブログを読んで少しは理解出来そうです。(笑)
どうするHiVisionが難解だった方はこのガイドブックを読んでからブログを読まれる事をお勧めいたします。

2006年07月26日

地デジ放送完全移行:地方局に公的支援 政府・与党検討

地デジ放送完全移行:地方局に公的支援 政府・与党検討
ハイビジョン 地デジ放送完全移行:地方局に公的支援 政府・与党検討こんなニュースが出ていた。 地方局もそうだろうがその番組やCMを制作している下請けプロダクションに対しての支援というのはないのだろうか。 財力のあるポストプロダクションなどは早くからHD対応して初期のHD機器は陳腐化してきているものさえあるがなかなか中古市場には出回ってきていない。 もともと放送機器はかなり高価なのだがDVが登場してからというもの画質的な差が少なかったこと、放送局でも報道で採用したことを受け一気に普及してきた。 それでも放送用流通テープはD-2、デジベ、ベーカムになるわけでVTRデッキはいきなり高くなる。 その後、業務用レベルに僅かに機能、性能を落とした低価格ベーカムVTRが登場してハードルは下がり今では新品でカメラ、編集機、VTRをシステムで揃えても500万もあれば導入できるようになった。

同じレベルでHD化しようとしてもVTRがネックになり1000万は軽く超えてしまう。
SONYが独占しているHDCAM路線をどうにかして欲しいと思うわけだ。
いつもHD化の話になるとココに行き着くのだがこの公的資金をHDCAMという高いハードルにつぎ込んではくれないだろうか。
HDCAM VTRの低価格版を開発し、HDCAM以外の低価格フォーマットも流通フォーマットに採用して地方局にも導入してもらう。
こういったことができれば零細プロダクションでも低価格の機器でHD化を進められるのだが。

2006年07月28日

リミッター

リミッターデジタル録音になってレベルオーバーは即クリップ、場合によってはノイズも発生してしまう。
アナログの場合は多少のオーバーは丸めてくれたそうだがどのような構造になっているかはよくわからない。
デジタルの場合PCに取り込むと波形を見ることが出来る。
DATやMDしかなかった時代を考えると実に便利になったものだ。
非圧縮で16bit 24bit 32bit、32k 44k 48k 96k…とあらゆるサンプルレートで記録できるようになった。
bit数が高ければ記録レベルが低くてもノーマライズで伸ばしてやればほとんどど音質劣化はないが16bitで低めに録音したものは劣化が目立ってくるのでなるべく大きめに収録したい。

スタジオ録音の場合はPCに直録音なのですぐ波形を確認できオーバーだったり低すぎたりすると録り直しができる。
ところがカメラでの同録ではレベルメーターしか頼るものがない。
そのため過大入力にも余裕を見て低めに設定することになる。
ここでリミッターの登場なのだがリミッターも組み込まれている機器によって動きが異なるようだ。
しかしその機能は詳細に解説されておらず、はたして能動的にリミッターを活用するべきなのかリミッターを外して低めに収録するべきか迷っている。
低めに設定すると前記の様にビットの粗さが出てくるしマシンノイズの影響も出てくる。

リミッターの機能は大きな入力が入ってくると全体のレベルを瞬間的に落とす。
大きな入力が終わった後もとのレベルに戻すのだがPCで既に録音したものを処理をする場合予測してその飛び出した波形だけを抑えることができる。
抑えられた大きな音と共に他の音も下げられ一定に鳴っていた音などは一瞬ふわっと音量が下がり違和感が出てくる。
なのでいかにこのピーク音だけの処理に留めるかがリミッター機能の大きな性能差となる。
これをリアルタイムの録音に応用するとまずピーク検出を早めに行わないといけない。
ピークを超えたとわかった時点では既に遅いのだ。
ディレイをかける手もあるがビデオ収録では映像にもディレイをかける必要が生じはたしてそのようなことまで行っているのか。
むしろ業務用カメラの場合マルチカメラのシンクロ撮影もあるため難しいだろう。
となるとピーク検出は早めに行われるわけだからあまり強いピークでなくてもレベルがちょくちょく落ちる現象が発生する。
それと元に戻すタイミングも難しい。
急に戻すとすぐその後またピークが来た場合から変な音になる。
ゆっくり戻すとピーク後の音が吸い込まれたような違和感を覚える。
このようにリアルタイムにかけるリミッターは難しい。

そんな中こんな製品を見つけたPROTECHのハイパーリミッターだ。
しかしこれの取り説を見ても詳細な動作解説は書いていない。
基本的にどの音声処理ソフトもあまりロジックに対して詳しく解説されたものがない。
購入する基準としては使っているプロがこれは音質がいいとか悪いとか評価をしているものを判断材料にするしかないようだ。
ビデオの同録も24bitレコーダーなどで別録音するのがベストなのだが映像とのシンクロできるものを選ぶとなると高価な機材になる。
カチンコで合わせる手もあるがやはりワンマンオペレーションでカメラに録音させるのが一番簡単だ。

About 2006年07月

2006年07月にブログ「P100Project blog Digitalの叫びとつぶやき」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2006年06月です。

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