その昔、ビデオが出てきたときカメラとVTRは別筺体でそれぞれのオペレーターがいた。そのうちVTRが小型になりカメラマンが肩から担ぐようになり今では一体化されている。しかし一体化はENGの世界でワンマンオペレーションするには便利だが、映画、ドラマなどの制作ではむしろ不便なことが多い。なのでハイエンドの制作分野では分離型の製品が主流だ。
一方、小型のハンディカメラはもともとハンディということもあり分離型はない。ところが今のように記録フォーマットが乱立してくると、このレコーダーが使いたいのにカメラ性能が気に入らないといったことが出てくる。既にレコーダーはテープではなくハードディスクや半導体メモリに変わりつつありポケットに入るほど小型化されている。そうなればカメラとレコーダーを分離して接続の標準プロトコルを作ればそれぞれ別のメーカーで選ぶことができるのではないかと思った。携帯電話も番号ポータビリティが始まるわけだしビデオメーカーもそろそろ足並みをそろえてもいいのではないか。
ハンディタイプのハイビジョンカメラはsony、Panasonic、Victor、CanonがあるがパナソニックのP2以外はHDVである。しかし今後HDVもHDDで記録するようになってくるだろうしH.264が主流になってくると更に記録メディアが多様化してくる。キャノンがやっているようにカメラ出力をHD-SDIにするという方法がある。HD-SDIの入力を持ってH.264/AVC-INTRA記録できるP2カードのレコーダーが小さな弁当箱程度の大きさで発売されたら時代は変わってくるだろう。カメラはHD-SDIの出力さえ出来ればいいのだ。HD-SDIは同軸ケーブル一本で非圧縮映像、音声、タイムコードなどを伝送できる。まだコンバーターなど高価だが普及してくれば今のDVのような価格で出回るのではないだろうか。やはりカメラ出力は非圧縮でありたい。