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2006年09月 アーカイブ

2006年09月03日

地デジレポート(鳥取県鳥取市)

ハイビジョン 地デジレポート(鳥取県鳥取市)まず受信環境だがCATVのパススルーではまだ試験放送は流れておらず本来の送信所ではない毛無山からのUHF信号を受信している。しかしアンテナの方向は霊石山を向いているわけで入るはずはないと思っていたのだがなぜかTSKだけが受信できているのは奇跡のようだ。NHKはスキャンのとき局の名前だけは出るが映像は全く表示しない。TSKも昼間になるにつれて受信状態は悪化し2-4時ごろはほとんど絵にならなかった。しかしこれだけ受信状態が悪いにもかかわらず映る時はくっきり表示されるデジタル放送は感動だ。ゴーストは全くない。

そんなわけで夜だけ一部の番組を視聴したレポートを書いてみる。ハイビジョンの画質だがBSデジタルでいつも見ているので特に感動はない。映画をやっていた。画像のコントラストが強く黒潰れを起こしている。これはオリジナルと言うかテレシネ時点でこのような画像になっている可能性はある。特におかしいと言うほどではないが映画のオリジナルはもう少し暗部のディティールがあるのではないかと感じた。ところがこの映画の間に出てくるCMがなぜか黒浮きをしているのが気になった。もしかして映画の画質を補正するため再送信するときにでも全体に補正を掛けたのか?ハイビジョン映画といえば5.1chというイメージなのだが吹き替え2chの映画はいくらハイビジョンになっても迫力は半減である。地上波で5.1ch放送するのはいつなんだろう。

気になったのがTSKのハイビジョン放送が上50ピクセルくらいだろうか、切れているのだ。時報の数字の上1/4が切れている。同じ放送をアナログで見るとちゃんとフレームに入っているのだ。SDでレターボックスになっている画像をよく見ると上の黒帯が狭い。デジタル放送なのにこんなことがありえるのだろうか不思議である。とりあえず試験放送中だから調整中なのか。しかし1080ピクセルと固定画素ディスプレイ。どこにずれる要素があるのか不思議である。

そして肝心のCMだがハイビジョンで流れていない。原因はいくつか考えられる。ハイビジョンで作られたCMがローカルはもちろん、全国版もほとんどない。スポットはローカル局が管理しているからローカル局に送られてくるCM素材がまだハイビジョンのものでない。

ではキー局の提供CMはどうかと言うとやはり4:3なのだ。これもローカルで切り替えているのか?このあたりの事情はよく知らない。
で、レターボックスのCMがいくつかある。パナソニックや資生堂のCMである。これはたぶんハイビジョンで作られたCMだと思うのだが局入れ時点でレターボックスにしているのかキー局でレターボックスにしているのかローカル局に送られる時点でレターボックスにしているのか…テレビ局に聞いてみないとわからない。

というわけでCM関してはハイビジョンのものを未だ見ることはない。BSデジタルのCMでもハイビジョンで送られているのは一割もない。関西の知り合いでもハイビジョンでCMを作ったことがないという話を多く聞く。いったい、いつになったらハイビジョンCMが流れるようになるのか。ローカルでも10月からはHDCAM素材を受け付けると言う。まずはそこからのレポートなのかもしれない。ハイビジョン番組も民放はまだまだ少ない。

もう一つ疑問が残るがHDCAM納品された16:9のCM素材はアナログ放送では自動的にレターボックスになるのだろうか。この場合、ワイドSDテレビをノーマルで見たとき上下左右に黒帯が出ると言う現象が起こる。これはテレビ画面に対して約75%の大きさ、面積にして50%という小ささなのだ。まだ地デジをハイビジョンで視聴している人口が少ない今の時点にこのような放送をしても広告効果が低いと思われてもしょうがない。

2006年09月05日

なぜHDCAMだけ?

なぜHDCAMだけ?山陰のローカル3局ではHD素材の搬入をHDCAMとHDCAM SRに限定している。ところがこのCM搬入のための技術資料の付録にあるNAB技術基準ではその他にDVCPRO HDとHD-D5も入っているのだ。D5は今となっては新規に導入するところもないだろがDVCPRO HDはHDCAMより導入コストが低くCATV会社などは導入に積極的だ。クロマキーなどにも有利だったりと利用価値は高い。なぜDVCPRO HDが外されたのか疑問が残る。特にローカル局の場合低予算でCMを作らなくてはならず高価な機器の導入には慎重になる。

HDCAMは先日発表されたHDW-1800で3,465,000円が最低価格のものだ。DVCPRO HDはAJ-HD1400で2,835,000円で、これでも63万の差がある。AJ-HD1400はHD SDIのほかにIEEE1394が標準装備されておりDVCPRO HDの100Mbpsの素材を容易に入出力できる。HDCAMの場合はHD SDI入出力のビデオカードと非圧縮に対応したディスクアレイが必要になりノンリニア編集機もかなり高価になってしまう。放送局ではHDCAM SRにも対応させるため10,395,000円のVTRを導入している。このため他のデッキを購入するのをやめたのか…理由はわからない。

2006年09月07日

HDは1440×1080?

ハイビジョン HDは1440×1080?フルHDパネルの液晶、PDP、プロジェクターなど次々発売されてきて地デジはてっきり1920×1080で送られてきているものだろうと思っていたが、どうも違うようだ。
BS放送や地デジに使われているMPEG2-TSには1920×1080のMP@HLと1440×1080のMP@H1440があるという。実際の放送ではBSは大半が1920に対して(BS-iとBSフジが1440)地デジは全て1440のようである。これにはちょっとがっかりである。 BSに比べて地デジは僅かに帯域が狭いためこうなっているようだが今後1920にシフトしていく可能性はあるのだろうか。

もっとも、番組制作の大半が HDCAMやDVCPRO HDで制作されているわけだから1920で送られてきても全てフル解像度になるわけではない…まぁ、あまり解像度などのスペックにとらわれるのはオタク症状の表れなのかもしれないが(笑)知らないで電気屋さんの勧めるフルHDパネルを買うのはちょっともったいない気がした。

電気屋さんいわくは「EPGの番組表を見てくださいよ、フルHDの番組表は細かい文字もくっきり見えるでしょ」…これは放送ではない。どうりでフルHDのパネルとWXGAのパネル並べて比較しても実写ではそれほど差がないと感じた理由がわかった。
とはいえWXGAパネルは垂直解像度も低いわけでもっと違いが出ても良さそうなものなのだ。スタジオ収録の番組はかなり解像度高く見えます。これはカメラ、レンズがいいのと収録もたぶんSRでやっているのでしょう。カメラアウトの解像度が高いのにエンハンスをけっこう強く掛ける傾向があります。
これはスタジオの場合前後の距離感が必要ないためピンボケをごまかす目的があるのではないかと勝手に歪んだ想像をしています(冗談)。
これに対してドラマはエンハンスを掛けずナチュラルな画像なんですがレンズ、収録系の影響も絡んで解像度はかなり低めに見えます。SDカメラをスクイーズで撮影したものより3割アップみたいな。ま、見ている側は勝手なことを言いますわ(笑)

2006年09月09日

ついに地デジ開通!

ハイビジョン ついに地デジ開通!いつ来るかとCATVに繋げて一日2回ほどスキャンしていました(笑)ついに本日信号が流れてきた。今日からハイビジョン三昧です。来月シーテックが開催されるが秋の新製品でハイビジョンレコーダーのいいものが発売されればいいのだが

と、喜んで見ていたが数時間後には信号が途切れてしまった。一時的な送信テストのようだった。夕方のニュース時間帯だったのでローカルニュースを見てみた。あれっ、山陰ローカルははまだハイビジョンでないの?まだ試験放送だからなんでしょうか。あれだけローカルニュースの中でもハイビジョンを宣伝していたんだから放送するはず。

SONYからHDVの新型カメラがが発売された。今更HDVかと言う感じだがこれは業務用を前提にしたカメラなのかと思わせる内容だ。ホームビデオの世界は撮影したメディアの流通は考えないでいいのでHDDやDVD、SDメモリなど様々だ。
しかし業務用となると撮影と編集が別のプロダクションだったりすることはよくあることだ。この場合撮影した素材を持ち込む編集スタジオは全てのフォーマットに対応しなければならなくなる。業務用レベル、放送報道レベル、ハイエンド制作レベル。この3種類くらいに絞って欲しいものだが現時点で出てきているフォーマットは…HDV HDCAM HDCAM-SR XDCAM-HD AVCHD AVC-INTRA DVCPRO-HD P2 D-5 などである。全部揃える訳に行かないでしょ。。

2006年09月12日

HDDフォトストレージ

ハイビジョンSONYからHDDフォトストレージ 「HDPS-L1」が35,000 円前後くらいで発売される。こんな商品を待っていた。デジカメで撮影した写真を何で見るか。まだまだプリントで見る人が多いようだが私の場合はデジカメになった時点から、いやフィルムスキャナーが出た当時から写真はパソコン画面で見ることにしている。20インチモニターだと同じ大きさのプリントをするとかなり高いものに付く。

保存もCD-ROMに入れられるしプリントに比べれば相当エコロジーだ。ところが20インチの大きさに満足できなくなってきた。なんとか50インチのプラズマや170インチプロジェクターで見たいと思いだしたのだ。
パソコンに取り込んだ画像をテレビに出力ということも考えたがNTSC では解像度が低い。PCのRGB出力しようとケーブルで繋いでみたが16:9の出力ができなかった。プロジェクターにメモリースティックスロットがあってこれにWXGAの画像を入れておくとスライドショーが楽しめた。しかしプロジェクターを階段の天井に取り付けたため入れ替えが出来なくなった。テレビやハイビジョンレコーダーにメモリースロットが付けられ写真が見られるものも出てきたが単独商品は珍しい。
HDDを内蔵しているのでちょっと価格が高いがメモリーから直接表示できてHDMI接続、デジタルズーム、スクロールがサクサクできるコントローラー付きだったら買うかも。

2006年09月18日

1035なのか?

ハイビジョン 1035なのか?今回地デジをチェックして大変なことに気づいてしまった。
今使っているプラズマは2002年製なのだが当時ハイビジョンといえばアナログMUSEかBSデジタルしかなかった。MUSEハイビジョンはNHKが提唱したもので走査線が1035本しかない。
そのため当時BSデジタルチューナーには1035本の MUSE専用ハイビジョンテレビ用の出力モードがついていた。今のデジタルハイビジョンはピクセルアスペクト1:1の1080本だから互換性がないのだ。で、何が変かと言うとこの手持ちのプラズマに最新のハイビジョンレコーダーから映像を出力すると上の部分が切れて見えるのだ。メーカーに問い合わせていないからはっきりした原因はわからないがPDPが1035と誤認識しているのではないか。1080を1035で表示すれば45ラインぶんはみ出してしまう計算になる。なんということだろう。

PDPの取り説には1035と1080をマニュアルで切り替えたり画像サイズを調整できたりする項目はない。ただマニュアルには1080にも対応すると書いてあるのだ。今までBSデジタルで縦長のハイビジョンを見ていたのか?それにしてもNHKはややこしいフォーマットを世に送り込んでしまったものだ。アナログハイビジョンは実用化試験放送放送のまま来年停波する…

その後、PDPのマニュアルとハイビジョンレコーダーのマニュアルを穴が開くほど見ていたが1035モードの切り替えは見つからなかった。ところがハイビジョンレコーダーに720pのモードがあるのに気がついた。1280×720 60pのモードである。1080iに比べると解像度が低くなるがPDPのパネルが720なのでPDPのデジタル回路でスケーリングするより最新のデジタル回路でスケーリングした方が画質がいい。しかもプログレッシブなのでちらつきがないというメリットも生まれる。というわけで720pにしたら上に伸びる現象がなくなった。しかし1080iでも正常に表示できるのが本来の機能なのでメーカーには問い合わせようと思っている。本日は祭日なので明日。。

2006年09月19日

続 1035?

ハイビジョン 続 1035?メーカーの答えが返ってきた。やはりディスプレイに問題があったのだ。
マニュアルには1035と1080に対応しているとはっきり書いてあるのにメーカーによると1035の固定になっているという。
「1080の信号を入れてもWIDEで映ると言う意味です。」とわけのわからない返答。
じゃ、上部がこれほどにも切れていても正常と考えるのかと聞くと「仕様ですから」と応える。
セイフティエリアに入っている時報の字幕が半分も切れるとなると放送局では放送事故扱いにもなりかねない。これを何も問題がないがごとく対応されたのだ。

で、1080に変更することはできるのかという問い合わせに修理扱いで有料で対応させてもらいますと。そのようにマニュアルに書いてあるのならまだしも1080に対応していると書いておきながらこの対応はちょっと信じられない。しかし切れたまま見ているのもどうかと思うので修理を頼んだ。納得いかん…
みなさんも古いハイビジョン機器をお持ちの方は気をつけてください。

2006年09月20日

平面HDテレビはフルフレーム

ハイビジョン 平面HDテレビはフルフレーム4:3のテレビ制作といえばデジタルで720×486ピクセル、ピクセルアスペクト0.9というのが一般的だ。
フルフレームと言うのはこのピクセルを全て表示するのだがNTSCでは最初ブラウン管テレビだったため表示サイズが精度良く作れないということで外側10%あたりをテレビ枠でマスキングしていた。
ブラウン管は古くなると画面サイズが更に不安定になるため文字情報など伝えなくてはならない情報は80%以内に収めるよう決められた。近年の平面テレビは固定画素でありデジタル回路で制御されているため勝手にサイズが変わることはない。しかしNTSCで決められたテレビ安全フレームという規定があるため外側をマスキングする行為は残されている。しかし4:3の液晶テレビでも今や95%から97%の表示をしているようだ。それでもまだ古いブラウン管テレビを見ている家庭もあるわけで番組制作側としてはいきなり90%枠まで文字を移動するわけにいかないわけだ。

一方、デジタルハイビジョンテレビは始めからデジタル放送をターゲットにしているのとこれからはほぼ全てが平面テレビになるだろうとのことでフルフレーム表示が標準になっている。メーカーによってはオーバースキャンで97%あたりになっているものもあるようだが基本的に全て表示する方向にいくようだ。そうなるとハイビジョンでの番組制作というのはNTSC時代のように安全フレームやタイトル安全という概念は全くなくなり画面の端っこに文字を配置しても読めると言うことになる。
要するにパソコン画面のように端っこに文字があってもいいということだ。ところが2011年まではサイマル放送といってハイビジョンで製作された番組はそのままの形で従来のNTSC放送に流さなくてはならない。ダウンコンバートして放送するわけだが16:9の横長高精細で作られた画像をどうやって4:3に流していくのかが問題になる。両サイドをカットする方法と上下に黒帯を入れる、その中間と3つの方法がある。いずれにしてもNTSC のテレビで見るわけだから安全フレームなどを考慮しないといけないわけだ。しかも上下黒帯にした場合解像度は1/3程度になるわけで文字のサイズは相当大きくしないと見えないということになる。このようにサイマル放送時にはいろいろな混乱が起きている。2011年までの辛抱である。しかし2011年になっても全ての家庭がハイビジョンテレビに変わっているはずもなく旧来のNTSCブラウン管にデジタルチューナーをつなげて見る家庭も少なくないはずだ。そこでは小さな文字スーパーはほぼ見えなくなるだろう。

2006年09月22日

ソニーの業務用戦略

ハイビジョン ソニーの業務用戦略HDVの新製品が発表された。機能的にはライバル会社をかなり意識した造りになっていてHDVを使うと言うデメリット以外は最強ではないかと思えるほど完成度は高そうだ。
240フィールドのハイスピード撮影、プログレッシブ、HD-SDI出力、かなり高機能な編集デッキなどHDCAMのサブシステムとして使ってもらおうと言う意欲的な製品になっている。HDVがHD-SDIを付けてきたが逆にHDCAMのデッキにHDV接続用オプションボードを出したりしている。
こうなるとXDCAM HDはどこへ行くのか微妙な存在だ。HDVもHDCAMのサブシステムとして使うには便利な存在だ。HDCAMの場合編集システムはHD-SDIベースで行われるためHDVも一旦HD-SDIに変換されノンリニア内部では非圧縮か独自圧縮で扱われることになる。ところがHDVだけでノンリニアしようとするととんでもなくレンダリング時間がかかるのだ。しかも仕上がりがHDVテープの場合持って行く場所が限られる。放送局でも扱ってくれるか微妙だしもちろん CMでは扱えない。そう考えるとHDVに収録するメリットはほとんどなくなるのだ。25Mbpsという高圧縮、GOPを使った圧縮のためノンリニアには適さない。業務用として考えた場合このクラスに適したテープ以外の記録メディアを用意するべきなのだ。

SONYでは純正でHDDユニットを同時に発表した。しかし記録はやはりHDVのストリームしかないので単に長時間記録をするだけの目的のようだ。
一方、パナソニックはP2に力を入れているがメモリー価格が一向に下がらないため決定打にならない。信頼性の高い高速HDDユニットを開発すればいいのだがこれも他社任せのようで信頼性に欠ける。
そんなこんなで次期ハイビジョンのCM制作システム選定は難航しているのだが今年は民生用AV機器が豊作だ。地デジの全国展開ということでフラットテレビのフルHD化と低価格化、ハイビジョンレコーダー、フルHDプロジェクターの低価格版など賑やかである。

2006年09月23日

デジタル一眼レフ

ハイビジョン デジタル一眼レフ前々から思っているのだがデジタルになっても一眼レフは光学ファインダーしかない。ローアングルやハイアングルで撮影しようとすればその位置まで自分の頭を持っていかなければならないのだ。

昨日CM素材撮影にデジカメを持ってあちこち移動しながら撮影して廻った。合成用背景なので地面を写し込みたかった。当然ワイド系でローアングルと言うことになる。あちこちでローアングル体勢をしたため今日は少し筋肉痛である。これが液晶モニターで撮影できれば地面を這い蹲ることはないのだ。こんなハイテク時代にデジタル一眼レフがこだわるのはどこにあるのだろうか。

2006年09月24日

ハイビジョンシステム理想像

ハイビジョンシステム理想像HDカメラHVX200を所有しているのでアフターイフェクトでP2カードのダイレクト読み込みを可能にして欲しい。DVCPROHDはローカルフォーマットなので標準フォーマットとしてAVCHDイントラを希望する。もちろんできれば改造でもいいからHVX200でAVCHDイントラ記録が出来るとありがたい。

現状AVCHDイントラはパナソニックだけのフォーマットだが放送向け汎用フォーマットになりCM搬入もAVCHDイントラで出来るようになるべきだと考える。AVCHDイントラの場合最大100Mbpsなので 15秒CMで200MB程度、ネットでのやり取りも現実レベルだ。放送局へのネット納品が出来るようになれば代理店もどんなに楽になるか。何よりもテープを使わないためエコロジーである。さらにテープを運ぶための運送手段が必要ないため二酸化炭素排出が皆無である。CMのためのテープ消費諸々はかなりばかにならない。ネットの場合は無制限コピーが出来るし転送のためのコストは極小である。なぜ放送局が導入しないのか不思議なくらいだ。もちろん制作プロダクションもコストダウンが多岐にわたるわけでVTR導入費用が浮くだけでなく人件費や電気代、輸送費、保管スペースなどあらゆる点でメリットが出てくる。さらに管理、セキュリティも現状のテープよりずっと優れている。

これが2年後までに実用化されると我プロダクションも設備投資計画が大幅に縮小できる。というか現状の設備プラスAVCHDイントラのエンコーダーだけで済むのだ。たぶん数万円の投資だろう。デジタル技術はとんでもないスピードで進化し続けている。これらを理想などと言っているが数年後にはどうなっていることやら。

2006年09月29日

HD編集機

ハイビジョン HD編集機カノープスのHDWS3000というシステムがある。HDの編集といえばHDVベースで構築すると特に現状のSDノンリニアでも出来るわけだしP2+AvidXpressでも現状実現できている。
しかしディスク容量、レンダリングなどを考えると専用機を用意したいと考えてしまう。
このHDWS3000、510万とけっこうな価格なのだがかなりよく出来ている。
圧縮編集ではあるが独自圧縮のCanopus HQ Codecを採用している。今回この新製品でフルHD対応のコーデックが用意された。HDCAMやHDVは1440、DVCPROHDは1280に水平解像度を圧縮しているわけだが今後フルHD対応のフォーマットが主流になるだろうとの想定だろう。
合成も考慮されており独自コーデックにαチャンネルが追加された。このワークステーションのディスクはシステムもデータエリアもレイド0で組まれており信頼性が高い。こう考えるとこの価格も安く感じてくるから不思議だ。しかしこれをベースとした場合収録カメラもフル HDにしたいと思ってしまう。納品VTRはHDCAM SR?などハイエンドな連鎖になってしまうのでどこかの部分を高画質にと言うのは無駄な投資になってしまう。フルHDで撮影から納品までやるとすると 2000万overである。
現実に戻ってみよう。現在解像感にはすこし不満のあるもののシネモードの諧調のすばらしいHVX200がある。AvidはCM編集用としては使いづらいのでAEへのP2フォーマットコンバータとして使っているのだがとにかくこれが不便。
Macにするべきか?ファイナルカットプロならP2のデータを直接読み取ることが出来る。この場合合成編集はShakeということになるだろうか。
HDCAMへの出力はブラックマジックのボード経由で非圧縮やりとり。こんな構成も考えられる。CMのような短尺であれば非圧縮ディスクも少ない容量で構成できる。編集システム、ソフトを全部揃えても200万くらいだろうか。これにHDCAMデッキ340万と各種モニターで600万。リースにすれば月額12万程度…何かシステム的に物足らない感じではある。

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