« 2006年12月 | メイン | 2007年02月 »

2007年01月 アーカイブ

2007年01月01日

2007年 元旦

ハイビジョン

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2007年 元旦

ハイビジョン

謹賀新年 今年もよろしくお願いします。
今年は当ブログやP100Projectをもっとにぎやかにしたいですね。

2007年01月02日

新年の抱負

ハイビジョン 新年の抱負設立3年目に入ったが当初の計画より早い展開で進んでいるようである。
かといってこのまま右肩上がりといったバブル時代の幻想を抱くわけもなく常に最低限ベースを設定し石橋を叩きながら突き進むわけです。
バブル時代に片足を突っ込んでいた自分としては、やはりいい時があれば必ず落ちる時は来ると信じているわけで規模が大きくなればなるほど落ちたときのダメージは取り返しが付かない。
といったわけで設備投資も儲かった分しか使わないというか利益はほとんど設備投資みたいな、趣味=仕事という特殊構造が生む事業形態である。
自分サイズの事業を進めるのが可もなく不可もなく…消極的?(笑)
金儲けが優先される事業の先行投資とは全く違うわけで、税金的には後者が有利になるよう作られているようだがこの際しかたがない。
ただ規模が小さければ税率も低いようだからひたすら静かに潜伏するだけである。
悪い政治家や公務員に使わせる税金はネェ!なんてね。
とにかく次期展開はハイビジョン化なわけでこれをしないとそのうち食いっぱぐれてしまうのだ。
要するに人力車でタクシー業をやり続けるような。違うな(笑)

2011年にテレビは全てデジタルになりCM素材もアナログは受け付けなくなる。
あと4年である。4年の猶予があるということではない。
デジタル放送が始まって何年か経っている都心部では既にハイビジョンCMが流れているがなぜかまだ非常に少ない。

昨年全ての県庁所在地でデジタル放送は開始されたがまだまだハイビジョンCMは少なく10%にも届かない。
なので急いで導入することもないのだ。
大都市圏の映像プロダクションではほぼ100%ハイビジョン機材は導入されているのだが導入が始まったのはデジタル放送が始まる数年前から。
BSデジタルが2000年だから初期のデジタルハイビジョン機器を導入した企業はは10年くらい前のことになる。
テレビ番組を請け負っているプロダクションはそれなりにハイビジョン制作はあるのだろうがCMを期待したプロダクションは予想外の進展の遅れに戸惑っているのではないだろうか。
10年も経過するとデジタル機器は陳腐化してしまうのですでにこの時代のVTRやカメラが中古に出回ってきている。
放送機器は10年、20年は耐久性があるというものの機能的に古さを感じるとせっかくの先端技術ハイビジョンも意味がなくなってしまう。

こういった事情もあるので導入のタイミングは慎重にせざるを得ない。
都心部では早く導入すると先行者利益と言う形で高い金額で受注でき、それだけノウハウが溜まると言われる。
しかしローカルの場合新しいものに飛びつく割合は非常に低くしかも割高にしてまでやろうと考えることはまずない。
そう考えると全国版CMが80%以上ハイビジョンで放送され山陰以外のローカルでも50%以上ハイビジョン化されたくらいでどうだろうかと考えるわけである。

地デジがはじまって4年になるわけだが今年はかなり地デジテレビも普及しそうなのでCMのハイビジョン化が急速に進んでいくものと予想できる。
とにかく地デジ視聴者が増えないとクライアントを説得できないのだ。
アナログテレビにハイビジョンCMを流すと小さくなってしまうからだ。
ではウチではいつ導入するかなのだが現時点ではリーズナブルな機材が見当たらない。しかし遅くとも来年には導入したいと考えている。
適当な新製品が出てくれば今年導入することも考えられるし段階的に導入することも考えられる。
既にカメラはハイビジョン対応なのだが万能に使えるカメラではない。
ハイビジョン納品するにはとにかくHDCAMのVTRが必要なので最低340万は必要になる。
これに付随してHD-SDI出力のツールが必要になってくるのだがここが今問題になっている部分である。

こんな機材がある。
アナログハイビジョンのコンバーターだがタイムコードも音声もHD-SDIに入れ込んでくれる。
価格は26万。手持ちHVX200からPCへの取り込みは現在出来るのだが書き戻しが出来ない。
なのでもっと効率の良いノンリニアということでカノープスのREXCEED-P310¥98万である。
これにはP2の書き戻し機能もあるのでHVX200にCMの完パケを書き戻しタイムコードごとHDCAMにコピーしてやれば最低限のCM編集システムが出来上がる。
これにしても約500万はかかってしまう。

また今年もこんなことをあーでもないこーでもないと考えるわけだがこれが結構楽しいのです。

2007年01月03日

民生機恐るべし

ハイビジョン 民生機恐るべし暇なので家電量販店でウロウロ。ハンディタイプの小型ハイビジョンカメラが展示してありミニセットが組まれそれを撮影した画像が30インチ程度のテレビに映し出されている。
NTSCの画像とは比べ物にならない綺麗な画像だ。
NTSCでは放送用のカメラと民生機の違いはかなりはっきりしていたがハイビジョンの場合その違いが小さい。
BSデジタル放送で50万クラスの業務用ハンディカメラと1000万近くする放送用のカメラを使って同じ情景を撮影し切り替えながら編集された番組があった。
50インチのディスプレイで映像を見ると違いははっきりわかる。
しかし単独で撮影したものでも充分鑑賞に耐えられるのだ。
最近のフラットディスプレイの売れ筋は32~42インチくらいなので一般の撮影では100万以下のカメラでも充分ではないかと思われる。

一方、マニアックに見た場合風景映像や暗い場面では小型カメラは物理的に厳しい。
このあたりはやはり35mm判フィルムと4×5の大判フィルムみたいな決定的な違いがある。
それは見る側のシステム、鑑賞の仕方においても違うわけで週刊誌を見るのと美術本を見る違いのようなものだ。
マニアックな視聴者は50インチ以上のフルスペックFDPやプロジェクターで部屋を暗くして真正面から鑑賞する。
こうなるといくら高性能な民生機やお手軽ハンディ業務用機も高画質に感じない。
最大公約数の画質を得ようとすると撮影から編集までで数億円必要になるがリビングでなにげに見かけるローカルCM素材としては民生機プラスアルファでいいのではないかと感じている。

2007年01月04日

段階的導入考察

ハイビジョン 段階的導入考察ハイビジョン設備一気に導入するとなると1000万以上になるので税金的にも無駄が多い。
昨年は導入部として実験的にハイビジョンカメラと周辺ソフトを導入しHDに対し約200万ほどの設備投資をした。
先にも書いたようにこのような機器は後から出るものの方が安くて性能がいいと決まっている。
3年かけて全て揃えたとしても最初に買った機器がすでに陳腐化している可能性は大きい。
なので先行導入する機器はそのようなリスクの少ない製品、そして現状のSD製作にも使える機器ということになる。
ソフトウェアの場合はバージョンアップも出来るしSD制作にも流用できるので問題ないがハードウェアに依存したソフトは危険である。
PCモニターはハイビジョン対応の大きなものを購入しても問題なさそうだ。
ここ数年は性能、価格ともに安定している。ところがハイビジョンの映像用モニターはここのところ動きが激しい。
民生用のフラットディスプレイがフルHD対応になってきたのに対して業務用モニターはずっとWXGAだったのだ。
そして昨年末にフルHD対応のモニターがぱらぱらと出始めた。
価格も高いし今後多機能なモニターとして波形モニター機能などが付いたものでリーズナブルなものが出てくるのではないかと考えられる。
しかも今主流は液晶だが実はプラズマやSEDの方がモニターチェックには向いているのではないかと思われる。
というわけでマスモニはもっと先の選択になりそうだ。

VTRは最終フォーマットがHDCAMという部分において放送局が山陰ローカル向けに特別なフォーマットを設定してくれると言う微かな期待を持ったりはしているがかなり難しいような気がする。
HDV、XDCAM、DVD-Rにデータでといった選択肢があるがどれと言って決定打がない。
地元近隣にポストプロダクションと言う存在がないのも問題なのだが。
というわけで選択肢はほぼないわけで現状最低価格のHDW-1800 ¥3,465,000ということになる。
しかしHDCAMを初期に導入するのは全く意味がない。
このVTRはHDの記録再生しかできないのでSDハイブリッド利用が全く出来ないのだ。
HDCAMシリーズにはSDの再生互換はあっても記録できるVTRは存在しないのだ。
ノンリニアシステムに関しては段階的に導入し易いよう作られているものが多い。というわけで既にHD制作できる体制にはある。
HVX200でハイビジョン撮影してアフターイフェクトでHD編集して完パケデータをポスプロに持ち込めばHDCAM完パケテープが出来上がるという体制はできているが、ただニーズがないのでやっていないだけである。
しかし今のフローでは効率が悪くPCのパフォーマンスもHD向けではない。
モニターも小さいしHD映像のちゃんとしたプレビューも出来ない。
このあたりから取り掛かるのが手っ取り早いかもしれない。
PCに関しては近年CPUのクロックアップも限界近くになっているようで劇的に早いマシンは登場していない。
メモリーやHDDは年々安くなってきているが一昔前のように年間倍々ペースというようなことはなくなったのでハイパフォーマンスのPCを導入すると言う考え方はあるのだが一方でカノープスなどのターンキーシステムを導入しようかという発想もある。
この場合PCはメーカーから提供されるものを使わなければサポートが受けられない。
業務用で頻繁に使うマシンの場合信頼性が重要だ。
このようなターンキーを選ぶか自分でパーツを組み合わせて低価格なシステムを作るか悩みどころである。
自分で組み合わせた場合トラブルは自分で解決しなくてはならないわけでそれなりの知識が必要になる。
しかもトラブルがあったときに仕事を中断するわけにいかないのでバックアップマシンを用意する必要がある。
そうなるといくら低価格で揃えられてもその倍の予算を確保する必要があるということだ。

例えばカノープスのハイエンドターンキーシステムHDWS-3000MIPだと¥6,300,000になる。
同程度のシステムをMACとFCPなどで構成すると200万もあれば出来る。
2セットで400万である。
実はこのMAC+FCPは導入実績が多く気にはなっているのだが一方でトラブルが多いと言うのもよく聞く。
30年近くコンピュータと付き合っているがこの歳になるとあまりトラブルの多いコンピュータを所有したいと思わない。
誰でもそうだろうがやはりお金がかかっても安心できるブランドの製品でちゃんとサポートしてくれるのが一番だ。
そんなことを考えているとやはりノンリニアも最後の導入になってくる。

カメラに関してはノンリニアとの関係は無視できない。
現在所有しているHVX200はP2記録でありこれを読み込むためAVID XpressProを導入している。
しかしあくまでも読み込めるというレベルでCM編集には向いていないので非圧縮AVIに変換して最終はアフターイフェクトで編集している。
はたして今後もP2で行くのか難しい部分である。
スタジオ撮影であれば社内完結なので問題ないがロケ撮影を外部依頼する場合どんな収録フォーマットになるか現時点では予測できない。
大方の予想ではHDCAMとHDVということになる。
HDVの場合iLinkで取り込めるし汎用ソフトでも取り扱えるので問題ないがHDCAMのテープを持ち込まれた場合ノンリニアでHD-SDIのキャプチャーが出来ないといけない。
HDCAMに落とせるノンリニアだったら当然キャプチャーも出来ると思ったらそうでもないようだ。
そういう意味ではHD-SDIをベースとしたシステムにすればいいように思えるがそうとも言えない。
ノンリニア内部フォーマットを非圧縮にするか圧縮にするかでシステムコストが大きく変わってくる。
現状のVTRフォーマットは全て1/10くらいは圧縮している。
もし全て非圧縮で取り扱うとなるとコンピューターのストレージは全て10倍の容量が必要になってくるということになるのだ。
ただでさえSDの5倍の面積があるのにいくら安くなったとはいえとんでもない容量になってくる。
しかも編集や収録をリアルタイムでするにはとんでもなく高速に動作できるようRAIDを組む必要があるのだ。
1.5Gbpsというのはとてつもない情報量なのだ。
そんなこんなでノンリニア内部では圧縮で保存するのが便利なのだがカメラで収録した圧縮フォーマットとノンリニアのフォーマットが違う場合キャプチャー時に変換しなくてはならなくなる。
できれば撮影時に一度圧縮したフォーマットでそのまま編集したいと考えるわけだ。
カノープスのCanopusHQという圧縮フォーマットは非常に優れているがやはり変換をしなければならない。
そこで最近登場したAVCintraが注目されるわけだ。
このフォーマットは現時点では最も高画質、高効率な圧縮フォーマットでノンリニアにも適している。
ただパナソニックだけのローカルフォーマットになってしまう危険性が大いにある。
ではどうするべきか悩みどころである。
レンタル用の撮影機材を所有するという考え方ができる。
そうなれば収録フォーマットは固定できるしカメラの設定なども好みにすることも出来る。
メンテナンス問題はあるが報道などと違って過酷な使用状況もないだろうからこまめにチェックしていれば大丈夫なのではと?このあたりはどうなんでしょう。
いずれにしてもローカルのビデオプロダクションは基本的にENG仕様なので制作用カメラを所有していない場合がほとんどである。
このあたりも考慮するポイントだ。VEを同伴できる予算もあまりないので使い方を限定して貸し出すというのがいいのかもしれない。
この部分に関しては大いに悩みどころではある。

AVCintra仕様の制作カメラだと本体300万(AJ-HPX2100)、レンズや周辺入れると500万はかかってしまう。
このクラスだとスタジオカメラとしても使いたいと思うのだがCCDがフルHD仕様ではないのがちょっと気になる。
次期バリカムか?これはかなり高そう…

2007年01月06日

ブルー vs HD DVD

ハイビジョン ブルー vs HD DVD予想されたことではあるが全く普及しないし買う気も起こらない。
日本メーカーはわかっていても出来ないプライドがあるのだろうか。
ビジネスチャンスを逃してまでプライドを守ると言うのは歴史に残るのだろうか。
確かに生き残ったVHSは歴史に残った。しかし周りに与える影響は大きいわけでソフトを供給するメーカーやプレーヤーをライセンスで生産するメーカーは恐る恐るである。
そんな中、出るだろうと思っていた製品が出てきた。
BD/HD DVD両フォーマットに対応したプレーヤーが発表された。
同時にどちらのプレーヤーでも再生できるディスクも発表された。
どちらが先に普及するか微妙だが無駄な開発費用である。
どちらか一方が残っていればこんなものを作る必要はなかったわけだ。
もしかして中国あたりから第三のフォーマットが登場してくるのではないか…ま、最近はパッケージメディアを買うことがなくなったのでどうでもいいのだが。

2007年01月08日

撮影用クレーン

ハイビジョン 撮影用クレーン一般的に撮影用クレーンと言うと下の写真のようなものが上げられる。
クレーンによる撮影は視点を立体的に扱えるため空間を客観的に捉えやすく単調になりがちな映像構成に変化を与える。
操作方法はいろいろなタイプがあるが全ての操作は人が行う。
これをコンピュータコントロールしたものがモーションコントロールシステムだが全ての軸、カメラ操作をコンピュータとサーボモーターでリアルタイム制御しなくてはいけないためとても大掛かりになり運搬も利用料も高価になってしまう。
ジブクレーン
簡易なものとして写真(左上)のものがある。
ジブクレーンといいカメラを天秤に乗せ無重量にするだけのものである。
動きは天秤の中心を軸にして上下回転と水平回転が同時に出来る。
小型のものは一人でも設置取り回しが出来るので簡易クレーンとして普及しているが実際使ってみると意外に滑らかに動かすのにはテクニックが必要だ。
フリー動作が基本なので滑らかなスタート、ストップは人任せなのだ。
しかもパン・チルト操作も入るので被写体をフォローしながらカメラ操作するのは職人技になってしまう。

そこで思いついたのだがこのような簡易クレーンをモーションコントロールにしてしまおうと。以前にも書いたが今回は更なる簡易型である。
どうしてもサーボモーターで駆動しようとすると制御コンピュータが必要になるし設定もややこしくなってしまう。
実際にクレーンを使ってみて思ったのだが複雑な動きは少々揺れても気にならない。
ところが滑らかなパノラマ撮影などで人が動かすと僅かな揺れや止めのタイミングずれが気になって何度もリテイクしてしまうのだ。
実際、高級な油圧雲台を使った滑らかなパンニングでさえハイビジョンの大画面で見ると人が動かしているのが気になってくる。
ここはやはりマシンの登場ではないかと。
で、まだ構想段階なのだが単純な加減速の制御であれば定速運動できるモーターにカムを連動させれば出来るのではないか。
カムによって加減速コントロールをさせようと言うことである。
一定速モーターであれば電動ドライバーなどの電池駆動できるモーターが容易に手に入る。
ある程度のスピード調整は電圧で可能だ。
カムの交換で動きパターンを変えることも出来る。
これを利用してクレーンの上下動をスムースにすることが出来る。
このままではカメラは平行移動だけである。
特定のターゲットをフォローしたい場合はすぐにフレームから外れてしまうのでカメラのチルトを連動したくなる。
実はこの動きが複雑なためモーションコントロールが出来ないと言ってもいいくらいである。
クレーンの上下動は回転運動なのでこれに加減速を加えた動きはかなり複雑なカーブになる。
これに特定の距離にあるターゲットをフォローしながらカメラをチルトするわけだから複雑この上ないカーブになってしまう。
3DCGの場合インバースキネマティックという機能でチルト角度を算出するのだが手動やリモコンチルトではカメラマンが画像を見ながら動かしていくわけで滑らかな動きはいくら職人技でも不可能に近い。
このチルト動作もカム制御してしまおうというわけだ。
クレーンの上下回転に連動してルチト角を変化させるわけだがターゲットの距離によって角度が変化するのでその距離ごとにカムを用意する必要がある。
3m、5m、10m、20mくらいがあればいけるのではないだろうか。微調整はカメラを動かすか被写体を動かすことで出来る。
水平回転に関しては複合動作が非常に難しい。
実際の現場でクレーンを使って水平移動ということはあまり必要性を感じなかった。
むしろドリーを使ったほうが効果的だ。
それとこのクレーンはあくまでも移動しない被写体と限られた動作を目的にした簡易クレーンなので多くは求めない。
市販のクレーンを改造してプラス10万円くらいで作れればニーズがあるかも?
なんてことをちょっと暇つぶしに考えてみた。

2007年01月09日

ハイビジョンの次は3D?

ハイビジョン ハイビジョンの次は3D?海外では飽きもせず立体映像を再び展開しようとする動きがあるらしい。
劇場用のイメージがあるようだが映画がデジタル撮影、デジタル上映できるようになって3D化が容易になったことが要因のようだ。
フィルム時代では撮影は2カメラか特殊カメラでフィルムに分割記録。上映時にも2システム必要だったものがデジタルシステムだとレンズは二本必要なものの収録から上映まではシンプルな構成で出来ると言う。
しかし立体視の問題は解決しておらずステレオスコープによる立体視は見る人に疲労感を与える。
遊園地のアトラクションなどで上映する短編ものであれば問題ないがストーリーのある1時間以上のものは耐えられない。
はたして普及するのか疑問は残る。

立体映像を初めて見た時はワクワクしたものだ。自分でもやってみようと写真を使ったりビデオカメラ2台使ってやったこともある。
しかしあくまでも珍しいものを見るワクワク感でありハイビジョンが普及した今ではあまり感激が少ない。
要するにリアリティなのだ。
手に取るようにそこにある感じが不思議なのだ。
どんな不思議なテクニックも慣れてくると刺激ではなくなる。
2Dの先には3Dがあるというのはうなづけるがテクニックが古すぎてどうにもアメリカ人の考えが理解できない…

2007年01月10日

テープレス推進

ハイビジョン テープレス推進山陰にある三つの放送局は全国的にも特殊な状況になっているらしく、ベーカムSPが使える、局アナを使って静止画CMが作れる。こういうのは現在ローカルでもほとんどないらしい。
これは放送局の営業努力でありCMを低価格で制作しようというあらわれである。
未だに10桁コードも登録されていないスポンサーも多く期限も少しずつ延ばされているのが現状である。
山陰のように大手スポンサーが少なくチラシなど印刷物が広告の中心になっている地域でテレビCMはなかなか受け入てもらえない。
そのためCMの制作費自体をいかに抑えるかに努力してきた流れなのだろう。

テレビ局の営業品目としては電波枠なのだ。
CMの素材はスポンサーが用意しなくてはならない。
ローカル新参者の当プロダクションとしては静止画CMのデザインをする気もなく、なんとか動画に切り替えるべく企業努力をしている。

静止画CMに少し予算をプラスアルファすることで動画CMが出来ないかと考えてきた。
しかし、単に薄利多売ではできないのはCMの絶対数が少ないからだ。
いかに効率良く低予算でCMが作れるかいろいろシミュレーションして現在に至っている。
制作機材の徹底したコストダウン、インターネットを使ったコミュニケーション、ワンマンオペレーションによる人件費削減、スタジオ立地、ナレーターの遠隔地アウトソーシングなどで都会のポスプロに対して一桁以上のコストダウンを実現している。
もちろん同じクォリティとはいかないが静止画CMに比べればスポンサーさんには喜んでいただいている。
なんとか現状は利益が出る程度の事業になっているが、デジタル化で大きな壁にぶつかっている。

ローカルテレビ局もデジタル化で億単位の出費があったと聞いている。
とにかく国レベルで推進しているわけだから乗らないわけにはいかない。
かといって補助が出るわけでもなく勝手に参入しているわけだから自分で何とかしなくてはならない。
大きく問題になるのはやはりVTRなわけだが前にも書いたように山陰は特殊な事情もある。
山陰で作られるCMは山陰以外のエリアで放送することが殆どない。
観光目的などで一部県外にCMを出すこともあるのだが隣県であってもベーカムを受け付けてくれるところはなくD-2にコピーして納品しなくてはならないのだ。
それほど山陰はエリア内だけの特殊性があるわけだからやはりハイビジョンに関してもローカル向けフォーマットを作って欲しいと考えるわけです。
山陰にもCMを制作しているビデオプロダクションは何社もあるわけで、企業力のあるプロダクションではすでにHDCAM VTRは導入している。
しかしこのようなプロダクションは番組とかそれなりに予算のあるプロジェクトをこなし採算が取れているものと思われる。
しかしCMを中心とした制作ではほとんど機材の採算が取れるほどの予算はなく、ほぼ専業の当プロダクションとしてはかなり慎重にならざるを得ない。

こんなことを考えてみた。
時代はテープレス、局納品がテープではなくデータで出来たらどれだけエコロジーでコストダウンになるか。
カノープスのCanopusHQなど汎用性のある高画質圧縮をローカルフォーマットに決めてしまえば流通が非常に楽になる。
フジテレビではカノープスのEDIUSを本局支局に配備したと言う。
CanopusHQは非圧縮1.5Gbpsに対して1/10近くになりHDCAMより高画質である。
ここまでコンパクトになるとDVD-R一枚にCM一本が収録できるようになりビデオテープよりスペースもコストも安くつく。
信頼性に関してもテープより安いため2枚をセットにするなど簡単な方法でバックアップが取れる。光ファイバーインターネットを使えば支社から本社に送ることも出来るし管理方法さえ規格化すればビデオプロダクションから局納品さえ出来てしまう。
コーデックとしても使えるEDIUSはソフトで7万円弱であり既に他の方式のノンリニアを導入しているプロダクションでも容易に導入できる。
PC再生だけなら無償版のコーデックもダウンロードできるのでVTRがなくても内容の確認が出来、広告代理店やスポンサーなどでも便利である。
放送局ではこのカノープスコーデックをリアルタイム再生できHD-SDI出力できるノンリニアを用意することになる。
テープに落とす必要はなくRS-422を使ってノンリニアをVTRのプレーヤーとして使いCMバンクにコピーすればいいのだ。

実はHDCAMのVTRよりこのノンリニアの方が安いのだ。
もちろん超零細プロダクションの戯言ではあるが山陰ローカル放送ということを考えるとローカルCMを絶やさないためにもありうる話だと思うのだが。

2007年01月11日

共通コーデック

ハイビジョン圧縮技術は日進月歩でDVDやデジタル放送で使われているmpeg2は最終形かと思われたが、最近ではH264 mpeg4がもてはやされているようだ。
しかし高画質にこしたことはないが、コーデックがころころ変わるというのはユーザーにとって実に不便なものだ。
昔、映像記録はテープでしかなかった。
このとき記録フォーマットというのはテープフォーマットごとに決められ簡単に記録フォーマットを変えることが出来なかった。
互換性を重視したためだ。実際にはベータフォーマットのテープ形状でも現在では多くのの記録方式がある。
ベータマックス、EDベータは消えたがベーカムオキサイド、ベーカムSP、デジタルベーカム、ベーカムSX、HDCAM、HDCAMSRなどである。
放送局ではまだアナログのベーカムが現役で稼動している。
ところがテープを使わずハードディスクやメモリに直接映像を記録したり、インターネットでも映像が配信できるようにもなり多くの映像フォーマットが登場してきてしまった。
インターネットで映像を送っても見る側が同じデコードソフトを持っていないと見ることが出来ない。
インターネットで手軽に無料のデコードソフトを手に入れられるようになったがこれは結構くせものでインストールすると特定のアプリケーションに不具合を起こすものも少なくない。
パソコンではウィンドウズが市場の大半を占めているため標準で付属してくるウィンドウズメディアプレーヤーが便利である。
ところがMACでは標準でないためややこしいことが起こる。
ここしばらくはウィンドウズメディアプレーヤーもバージョンが固定されているが新しいOSになったりバージョンが変わると古いマシンで再生できないといったことも出てくる。
このあたりは業界標準でも設定してもらって5年ごとにバージョンを変えていくとか決めて欲しいものである。
業務用コーデックはもっと難解でメーカーごとに全て違うし機種によっても画質や用途によって様々なコーデックが存在するのだ。

そのため異なる編集機に映像を持っていく場合はテープに落とすか非圧縮のデータにしなければならないという不便さがある。
このあたりは編集機メーカーが自社製品で全て揃えて欲しいという願望の表れなのだが統一されればユーザーにとっては非常にありがたい。
BSデジタル放送や地上デジタル放送の圧縮方式が統一されているようにこのような部分もぜひどこかが牽引して統一して欲しいものだ。

2007年01月16日

PCにHDMI

ハイビジョン PCにHDMIハイビジョンが出始めの頃なんとかパソコンの高画質がハイビジョンテレビで表示できないものかといろいろ調べたけどなぜか出来なかった。
やっとハイビジョンテレビはフルHDになりPCの画像解像度もWUXGAを余裕で表示できるようになった来た。
そこへきてHDMIが普及し始めたためPCとデジタルテレビが急接近と言うことになったのだ。
WindowsVistaもこのあたりを意識したOSのようで今回パソコンにHDMI搭載のものが一気に発売されるようだ。
デジタルテレビもかなり安くなりPCディスプレイとあまり変わらなくなってきたので32インチくらいのフルHDテレビとHDMI搭載のパソコンが面白いかも。
ただこのサイズだとどんな距離で見ればいいのか悩みどころ…

2007年01月23日

HDMIとHD-SDI

ハイビジョンこれはどちらも非圧縮のハイビジョン画像のデジタル信号が扱える規格だがHDMIは民生用でデジタルチューナーやハイビジョンレコーダーとデジタルテレビを繋ぐ規格として誕生したものだ。
最近ではアナログのD端子より高画質だし一本のケーブルでマルチチャンネルの音声も扱えるため普及してきている。
HD-SDIは放送業務用の規格でこちらも音声を乗せることが出来る。
映像は非圧縮コンポーネントでYPbPr4:2:2までである。
放送規格と言うことで扱う数量が少ないせいかHD-SDIを搭載する機器は非常に高い。
HDVの編集が出来るノンリニアシステムにHD-SDI出力を付加するオプションがプラス100万円だったり、アナログハイビジョン信号をHD-SDIに変換するアダプターが30万もする。
ところがHDMIは民生機のため非常に安い機器にも搭載されている。
実はHDMIの方が規格的には大量の情報を扱うことが出来るのだ。最大伝送速度は10.2GbpsにもなりRGB4:4:4 16bitのフルHD非圧縮デジタル信号を扱うことが出来る。
こうなってくるとHD-SDIの存在が薄れてくる。
HD-SDIはRGB4:4:4にしようとするとデュアルリンクにしなければならないしVTRはHDCAMSRしか存在しない。しかも圧縮記録でVTRの価格1000万円もする代物だ。

2007年01月24日

CM制作にHDVは使えるか?

ハイビジョン CM制作にHDVは使えるか?HDVといえば輝度1440のサンプリングでmpeg2 25Mbpsという高圧縮である。
このためクロマキー素材には使えないし早い動きはブロックノイズが付きまとう。
テープもDVと同様の形式なのでドロップアウトの危険性は同様である。
これらを考えるとスタジオワーク用やマスターには使い辛い。
しかしロケ素材であればカメラ次第で使えなくもなさそうだ。
実際テレビ番組にはかなり使われているようである。
HDVカメラは民生用として従来のDVメカを流用しながらテープも共通と言うメリットで普及してきたがどうにも未来が見えてこない。
ただ現状発売されているHD小型カメラはほとんどがHDVでそれなりに面白い機種が目白押しなのだ。
ロケ用に使えないかと考えたりはするが何か中途半端でもある。
HD-SDI出力を持たせたカメラもあるが使い道が見えてこない。
HDCAMのVTRを導入するのであればHDVは併用する意味が見えてこないのだ。
かといってHDCAMのカムコーダーを導入する気にもならない。

いずれにしてもテープレスの動きは急速に早まっておりパナソニックでは民生フォーマットのAVCHDを採用した業務用小型カメラを発売した。
この規格はSONYも採用しており最高レートではHDVの画質を越えるという。
記録メディアは固定されておらず半導体メモリー、ハードディスク、DVD-RWなど展開されているが、ただこのAVCHDもGOP圧縮のため動きやクロマキーには弱い。
これをベースにしたAVC Intraは今のところパナソニックだけとなっているが普及すれば現状最強の圧縮フォーマットになる。
今後テープレス分野でSONYがどう動くか注目だ。
ひょっとしてHDCAMもなくなるのか?

2007年01月26日

パナソニックのテープレス

ハイビジョン パナソニックのテープレスAVCHD、AVC-Intraが熱い!やはりどう見てもSONYのHDCAM、XDCAM、HDVの流れでは対抗できそうにない。クォリティ、先進性、ワークフロー、どれをとってもパナソニックに軍配が上がる。

時代は既にノンリニアにどっぷり浸かっているのだ。
今更テープからちまちま等倍コピーしている場合ではない。
XDCAMもメディアを固定しブルーレイが生き残るかどうかわからないし何よりもmpeg2 36Mbpsでは画質的にも編集するにも問題が多すぎる。
AVCHD、AVC-Intraはどちらも半導体メモリに書き込み可能なので信頼性が高い。
取材用にはAVCHDで効率よく行い編集にAVC-Intraを使う。制作用カメラの場合はAVC-Intraのままでいいだろう。どちらもmpeg4ということで変換時の効率も良いと聞く。

AVCHD、AVC-Intraはどちらも1920のフルHDモードを持っているがSONY陣営はHDCAM SR以外1440というのも民生ディスプレイがフルHD時代には立ち遅れが目立つ。
パナソニックのテープレス機器も製品群が揃ってきており価格的にも魅力的なものになっている。
民生用だけだと思っていたAVCHDも業務用として使い出した。
ますますパナソニックが面白い。

2007年01月28日

HDMIキャプチャー

ハイビジョン HDMIキャプチャーブラックマジックからHDMIキャプチャーボードが発売されている。
なんと¥155,400という価格だ。

HD-SDIの出力をビデオカメラやデッキに付けたものは数十万円アップとなる。
ところがHDMIは今やD端子の代わりに標準になりつつある。
HDMI端子が業務用機器にも付くようになったらHD-SDIは必要なくなるのか…。
コネクターの信頼性やタイムコードなど放送業務用として使えるか微妙ではあるが業務用小型カメラから記録フォーマットを気にせず最高画質で安価にキャプチャーできる可能性というのはかなり期待できる。
キャノンではXH G1/¥800,000とXH A1/¥550,000を出しているがこれはHD-SDI出力を持っているのとないという違いである。
一方SONYではHVR-ViJ/¥540,000という機種を出している。これはHD-SDIは持っていないがHDMIを搭載している。
簡単に比較できるものではないがカメラ出力を非圧縮で取り込む場合HDMIで十分ということになる。

実際の現場でどれだけ使う場面が出るかはわからないがウチのようにスタジオクロマキー撮影には有効だ。
ただこのクラスのカメラは画素数が少なく1920フルHDとはいかない。
しかしHDV記録されたものよりHDMIから出力される非圧縮画像の方が圧縮ノイズはなく、クロマ成分も撮像素子分のRGB解像度で取り込めるためHDVの倍くらいはあると想像できる。
あくまでも理屈の上であり実際はどうなるか…

2007年01月29日

導入時期遅らすVTR

ハイビジョン 導入時期遅らすVTRいろいろなシステムを考えてみるが最終的な金額で納得がいかない。
ノンリニア、カメラも高性能、低価格なものが出揃ってきたというのにVTRだけはあまり下がらないのだ。
やはりSONYが独占しているのは問題ではないのか。
独禁法に引っかからないのか。
いくら低コストで組んでも半分以上がVTRの価格になってしまうのだ。
むしろVTRのウェイトが大きくなりなんかバランスが悪い。
例えばノンリニア本体は100万以下で構成できる。
モニターも1920×1200のPC用が使える。
ハイビジョンはNTSCのようにRGBとかけ離れていないためだ。
PCモニターであれば15万円程度なのだ。
業務用映像モニターだと50万円以上したりする。
カメラも2/3インチ肩乗せカムコーダーは300万以上するがハイディカメラは50万前後だ。しかもNTSCほどの画質差は少なく、かなり高画質なものが多い。
VTRも実際にはHDCAMにこだわらなければ低価格なものが出てきている。
何よりもテープレスになってデータでやり取りできるためVTR自体が不要になりつつあるのだ。
ブルーレイディスクドライブが10万程度、メディア価格はまだ少し高いがそのうち数百円レベルになってくるだろう。
AVC-Intra50Mbpsあたりが放送用標準フォーマットになればこれらのディスクでのやり取りも現実味のある話になる。

やっと地元のプロダクションでもHDシステムが導入され始めた。
ただポスプロとしての業務は行っていないためVTR落としのみを持ち込むことは難しい。
特に地元の代理店は短期納品が多いためスケジュール調整に気を遣う。
自前でVTRは所有しておかないととても間に合わないのだ。


うーむ悩むところだ。

2007年01月30日

高画質のための余計なおせっかい

ハイビジョン 高画質のための余計なおせっかいパナソニックの新しいテレビはなんと120コマの映像表示が出来るという。
ビデオカメラでは60コマが最大だがそのコマの間を中割りして生成するという。

しかしシャッタースピードが1/60で撮影した素材の場合どうなるのか?
妙にブラーが長く付きまとうことになってしまうのではないか。
24コマのプログレッシブ映画まで120コマにしてしまうのだろうか。
ほとんどモーフィングみたいになってしまう。
もともと映画の24コマは経済的な理由と動きを最低限スムースに見せる妥協点だった。
コマ数をあげるに越したことはないと思えるのだが、最近の見方としてはコマ数が少ないことで見る人に創造させるという効果を狙っているようである。
確かに60コマ以上はリアルに見えすぎてニュースや生放送のように見えるが30コマや24コマだと何かの作品を見ているという感覚になる。

さすがに8mm時代の18コマは耐えられないが24コマが未だもてはやされるのはフィルムの経済性ではなく演出的な意図なのだ。
このテレビで24コマの作品が120コマになってしまったらどう見えるのだろう。
ある意味興味もあるが全く違う作品に見えてくるのは想像できる。

2007年01月31日

AVC-Intraを待つ

ハイビジョンHDシステムいろいろ考察中だが今最も有力なのはAVC-Intraである。
製品として出てくるのは7月以降だという。
AVC-Intraに対応したノンリニアがどうなるか、映像のやり取りを何でやるのかなどまだ見えない部分が多い。
編集システムとしてはCanopusが信頼性が高く今まで使っているので馴染みがある。ただ放送対応クラスはかなり割高感があるのは否めない。
HDVクラスよりひとまわり高い程度にしてくれれば手が出るのだが。
そんなわけで年内導入は見送りにした方が良さそうな気配。
クライアントの意識もまだまだハイビジョンなどには行ってないようだ。

About 2007年01月

2007年01月にブログ「P100Project blog Digitalの叫びとつぶやき」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2006年12月です。

次のアーカイブは2007年02月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.34