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映画を120フレームに?

大型画面は液晶全盛になってきたが映画をしっとりと鑑賞するにはプラズマの方がいい。
液晶は暗いところで見るとバックライトがきついため暗部が浮いてしまうのだ。
そしてなによりも残像が気になる。ところが最近液晶テレビを120フレームで駆動させようという動きが各メーカーで出てきた。
パソコンのモニターでもリフレッシュレートを120Hzにするものは以前からあったので特に問題はないのだが、問題なのはフレーム補完をするという部分なのだ。
SD画質をアップコンバートしてHDにリサイズする場合にもピクセル補完は行われている。しかしこれはそれほどオリジナルと変わることはない。
時間軸補完となると全く新たなフレームを生成することになるのだ。スポーツ番組なんかに適応するのならまぁ許せるが映画にも使うというのは著作権的に問題なのではないか。
ただでさえ60コマで撮影すると動きが滑らか過ぎてナマっぽく見えてしまうのだ。
映画は24コマのカタカタ感があの味を出しているのだ。

この24コマ、テレビで見る場合妙な見え方をしているのを知らずに見ている場合が多い。テレビは30フレーム60フィールドなので24コマを表示する場合2-3プルダウンという操作を行う。すると一コマずつの表示時間に二種類が混在しカタカタではなくカクカクした動きに見えてしまうのだ。特に横パンなどの動きに対しては引っかかりを感じる場合がある。これを解消するために最近のデジタルテレビはプログレッシブ対応になってきた。

プログレッシブ表示とは60フィールドに変換してカクカク表示するのではなく一旦2-3プルダウンされた画像から1/24のフレームを取り出しテレビの表示方式とは異なる24pで表示しなおすという優れもので映画館で見るカタカタ感と同じになるというわけだ。

テレビメーカーもそこまでやっておきながら24コマを強制的に120コマに作り直して滑らかな映像をお楽しみくださいというのはどうなんだろう。
この補完技術、ベースは昔懐かしいモーフィングである。これを応用し動画を自動認識させフレーム間の中割をさせるものである。最近ではアフターイフェクトのタイムワープにも採用され擬似スローモーションを作るのに役立っている。

しかしこの機能、万能ではない。AフレームとBフレームを比較した場合何かに隠れだ部分がある場合異常なボケを発生させてしまうのだ。ビデオ素材のような60コマであれば元が細かいのでいいが24コマの映画ではフレーム間の変化が激しい。アニメなどはもってのほかだ。マジでこのような機能を映画用にと勧めるメーカーに疑問を感じる。

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2007年03月29日 14:39に投稿されたエントリーのページです。

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