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2007年04月 アーカイブ

2007年04月02日

HD効率編集720P

ハイビジョンCMが少ないというのは前にも書いたが480iからいきなり1080iに移行するのに無理があるのかもしれない。
(1920×1080)÷(720×480)=6となりレンダリングは単純に6倍かかる。
簡単なトランジションやスーパーを乗せる程度だとリアルタイムでレンダリング出来るノンリニア編集機はある。しかしCMのように合成やマルチレイヤーの編集となるとこの程度のリアルタイム編集機の機能はお呼びではない。
いくら高速のCPUを持ち込んでもインフェルノでさえレンダリングが必要になるのだ。そうなると画素が多い分単純にレンダリング待ちが長くなる。

画素だけではない。フレーム数も影響が多い。
1080/60iは秒60コマの画像があるので60コマ分のレンダリングが必要になる。ただインターレースなので垂直解像度を540ピクセルにすれば1080/30pとしてレンダリングするのとそれほど変わらなくなる。
最近のCMは60iで作ることは少ない。ほぼ30pで撮影し編集される。放送される時は60iになるのだが最近のフラットディスプレイでは1080/60pに変換され表示されるのでコマ数は30フレームだが垂直解像度は1080そのままになるため1080/60iより垂直解像度の高い画像を見ることが出来る。
一方VTRだが放送現場ではHDCAMがほぼ独占している。HDCAM-SRは映画や一部CMに使われる程度だ。
HDCAMは1080/60iの記録だが水平解像度を1440ピクセルまでダウンスケールしている。
しかも色解像度は540ピクセルしか持たない。ということはフルHDのテレビで見たとしても実際は1440×540/60フレームにしかならないということになる。
せっかくのフルHDの40%程度しか使ってないのだ。もっとも売られているデジタルテレビの大半はWXGAパネルで1280×720クラスなのだ。
そんなこともあって制作側の機器もフルHD対応が遅れているともいえる。

前置きが長くなったがCMは720/30pで制作するのが最も効率がいいといえる。
720/30pは1080/60iに対して面積比で44%になる。レンダリング時間はHDDのアクセスなどを考えると2.5倍くらいの違いが出てくるのではないだろうか。
SDに対して2.6倍のレンダリング時間である。もちろんディスク容量も同じ比率で少なくて済む。トータルでコストダウンが図られるし上記の理由から1080iで制作されたものと比べて一般のデジタルテレビで見る限りほとんど差が出ないということがわかる。
さらに細かいところだがパナソニックのP2システム、HVX200で撮影する場合バリアブルフレームレートを使ったハイスピードやオーバークランク撮影が出来る。
HDCAMではクロマ解像度が水平480だがDVCPRO-HDでは1280 4:2:2のため640になりクロマキーに有利である。
最終完パケの際には1080/60iにアップコンバートするのだが720pで作ったクリップはリアルタイムでアップコンされるのか?毎回レンダリングでリサイズしなければならないのか?HDCAMのVTRは720pをコンバートしながら録画できる機能はないようだ。

2007年04月03日

こんなシステム考えてみた

手持ちカメラがP2のHVX200なのでどうしてもP2は外せない。もちろん先進のシステムなので今後の展開を考えてもP2は有効だと考える。安定したターンキー、今までの映像ライブラリーの流用ということでCanopusをノンリニアに選択。
納品形態には現状HDCAMしか選択の余地はないためHDW-1800¥3,300,000。現状最もコストパフォーマンスが高い。そのうちもっと安いものが出てくることを期待する。
ではCanopusのどのシステムを選ぶかが問題になっている。
低価格で選ぶとREXCEED-M500Vで¥698,000。REXCEED-M5000SDO¥2,460,000はHD-SDIモデルだが出力のみでキャプチャーが出来ない。入出力対応となるとHDWS-3000 ¥5,100,000 (税別) HDWS3000ということになる。PCなどそれなりの性能アップではあるがHD-SDI入出力を付け足すだけにしては高価である。

そこでHD-SDIを別ユニットで考えてみる。
パナソニックのメモリーカード・ポータブルレコーダー“P2 mobile”AJ-HPM100 1,575,000円である。
HD-SDI入出力を持ちP2カードの記録再生ができる。IEEE1394やUSB2もありPCのカードドライブとしても使うことが出来る。HDCAMデッキと422を使ってフレーム編集も出来るのでPC側にデッキコントロールを持つ必要がなくなる。
そうなればノンリニアは最低構成のREXCEED-M500Vでも問題ないわけだ。

このレコーダーAVC-Intra100にも対応し、HD-SDIからの入力を記録できるためHDACM-SRレコーダーのような使い方さえも出来てしまうフルHDのポータブルレコーダーである。
また効率的な720pの編集に対してもこのレコーダーを通せばリアルタイムに720⇔1080iの相互コンバートが可能だ。
いずれのシステムもHDCAMの340万はネックになるがとにかく現状、選択の余地はない。

ノンリニアは数年で陳腐化するがこのようなレコーダーは比較的寿命が長いため少々高価でも信頼性の高いメーカーのシステムを選んでおくと安心である。
まぁ、こう言いながらも導入計画の数年後にはもっと先進のシステムが出ている可能性もあるわけなのだが…AJ-HPM100がちょっと気になった。

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2007年04月07日

HD編集にマスモニは必要か

NTSCでブラウン管ディスプレイが主流だった時代は各家庭で見られるとき状況はばらばらだった。表示されるエリアはテレビフレームを超えて文字安全フレーム近くまで食い込むものさえあったしNTSCゆえに色ずれは相当ひどかった。顔色が緑色だったりマゼンタだったりするものさえあった。
それだけの理由でもないだろうが編集時には高価な業務用マスターモニターで監視してチェックするというプロセスが必要だ。マスターモニターはNTSCでありながら解像度は800本以上あったりあらゆる調整が可能だ。

ところがデジタルハイビジョンになった現在ではどうなのか。業務用モニターは環境問題や大型化による影響で全て液晶になってしまった。しかもやっとフルHDのモニターが出てきたがまだ主流はWXGAパネルだ。
そう考えると編集モニターに業務用のモニターを用意する必要があるのか疑問に感じてきた。各家庭の平面テレビは昔ほど性能のばらつきはない。フラットディスプレイはオーバースキャンしないため表示はフルフレームである。
信号はデジタルのため入力に対して出力は常に安定しているしコンポーネント信号のため色ずれは基本的に起こらない。要するにそこそこの性能の民生テレビなら編集用モニターとして使っても問題がないように思う。

ある意味業務用モニターは民生テレビとの違いが出せないため波形モニター機能を持たせたりしているのではないか。HD-SDIの入力回路を持たせるため高価になっているのか?HDMIもデジタルなのだが安い。液晶の応答速度などは民生機の方が速かったりする。
24インチフルHDの業務用モニターが54万円する。50インチのフルHDプラズマテレビが同程度の価格で売られている。どちらを選ぶと言われるとプラズマを選びたい。応答速度も速いし何よりも大画面の方が細部のチェックをし易いのだ。フルHDともなると24インチの場合細部はルーペで見ないと認識できないような気もする(歳のせいだが…)。

民生機のフルHD化

デジタルテレビのフルHD化はかなり進んでいるようだがなんと家庭用ビデオカメラまでフルHDを売りにしてきた。1920×1080と1440×1080のモードを持つという。はたしてカメラ部がそれだけの解像度を持たないのに記録モードにそんな違いを持たせて意味があるのか?

結局民生機はカタログスペックでの競争ということになってくるのだろうか。あのようなハンディカメラで1280×720でもオーバースペックだと思うのに。
圧縮もかなり高圧縮で5M〜25Mbps程度である。業務用だがDVCPROHDで100Mbps、HDCAMSRで400Mbpsだからいかに高圧縮かがわかる。
地デジ放送もほとんどが1440×1080だしHDCAM、HDVなど業務用VTRのほとんどが1440×1080なのに。
ただフラットディスプレイのフルHDは確実に1920×1080ピクセルの表示が出来るわけで32インチクラスの液晶からフルHD化されてきたとなるとますます制作、放送側もフルHDの要求が高まってくるのではないかと想像できる。
1440/480(chroma)のHDCAMはいつまで使えるのか…

2007年04月11日

MAC食わず嫌い?

ハンバーガーではない。
90年代、まだMACが相当高かった頃数台使っていた。その当時グラフィック分野ではWINより強かったのだ。
3DCGはUNIXを使っていたのでそのサブシステムとして2D処理に使っていた。UNIXに2Dのソフトや周辺機器を入れるととんでもなく高くついた。
そのうち3DCGがWINに乗るようになって2DもWINでやるようになった。そうなるとMACとWINはネットワークに繋がらないため使わなくなった。
その後もMAC vs WINの戦いは激しくなるばかりで相容れない体質は変わらなかったため新たに導入することはなかった。しかし業界では生き残っていたわけでDTP分野とノンリニア編集に食い込んでいる。
DTPではほぼ100%といっていいほどの浸透で今後も崩れることはなさそうだ。

ノンリニアに関しては一時期AVIDのメディアコンポーザーがMACをプラットホームにしていたのとビデオ編集オペレーターがコンピューターに疎かったということでMACのユーザーインターフェースが好意的に受け入れられ広まっていった。
最近のAppleといえばiPodだったりするがプロ向け映像編集にも力を入れているようだ。ただちょっと中途半端なポジションではあるが…

そんなわけでいつまでも食わず嫌いというのもなんなんでハイビジョンCMもまだ浸透しそうにないし価格も下がってきたMACをリハビリで導入してみてもいいかなと悪魔が囁いた。とはいえ問題はアプリケーションなわけでAllpeは独自路線を突っ走っている。そのためもともとAppleベースだったAdobeまでがWINに鞍替えしてMAC用はバージョンが遅れるといった現象が起こっている。
MACを使うのならFCPとSHAKEとなるのか。ビデオカードをどうするか…軽く触るのならノートもいいかも…ちょっと考えてみよう。

2007年04月12日

タイムコード計算機

今まで電卓を使っていちいち換算していたのだがEXELを使って作ってみた。ローコストCMを作る場合コメントに合わせてスーパーや写真を出す編集をすることが多い。
編集はアフターイフェクトを使ってフレームベースで組む。15秒CMは450フレームで30fsにしている。
例えば15秒CMの前後に3秒ずつ止めを入れるといった場合450フレームと90フレームはすぐ出てくるのだが450+90*2がすぐに暗算できない(笑)
たまに30秒を組むとなると900+90*2=1080は出てくるのだが、これで合ってたっけ?とめったに見ない数字に結局電卓を取り出して計算してしまうのだ。
計算機やワープロにどっぷり使っていると自分の脳が信じられなくなってしまうようだ。
これをどうやって使うかというと、まずは絵コンテからコメントをブロックごとに自分で読んでストップウォッチで計測する。

ストップウォッチに30フレームカウントのものがあるとありがたいのだが探してみたがなかった。そこで1/100までの数字を3桁そのまま入力すると秒とフレームを表示してくれるようにした。これをカットごとに入力していくのだ。15のうち頭とお尻には15fの無音を入れないといけないのでそれも加算しておく。
コメントだけで14秒に満たない場合は内容によって適当に振り分けトータル15秒になるよう調整する。今まではコンテに数字を書き込んで電卓で計算しながらやっていたのだがやはりフレーム単位で割り振ると計算間違いが多くなってしまう。

オマケだがEXELの作表機能で各カットの長さをグラフで表示してみた。
電卓と違って数字が残るのでイメージが掴み易いのではないか。とはいえ実際に使ってみないと使い勝手がいいのか悪いのか…

実は自分で読むんだったらそれを録音してアフターイフェクトに組み込み、波形を見ながら編集すれば簡単なのだ。
が、しかし自分の声を聞きながら編集するのは実に不快なのだ(笑)
タイムコードチャート

2007年04月15日

P2カード

ビデオカメラHVX200の録画メモリーである。DVCPRO50で記録すると4GBで8分しか収録できないのでそろそろ増設しようかとネットで調べてみた。
4GBが¥78,750である。買った当初からあまり下がっていない。一般的なSDメモリーなんかよりとんでもなく高い。
メーカーサイトを見ると4GBは出ておらず8GBと16GBになっている。8GBはオープンプライスで16GBは5月発売予定だということだ。これは今買うより16GBが出回ってから価格が下がるのを待ったほうが良さそうだと判断した。

市場価格で8GBが¥168,000だから16GBは¥300,000くらいになるだろうか。カメラ本体が47万くらいになっているのに記録媒体に30万出すというのはバランス的にどうなんだろうと思えるがメモリーはカメラ本体よりずっと耐久性は高い。
しかしカメラが5年で壊れたとしてメモリーは5年後いくらになっているだろう。おそらく記憶容量は100GBくらいになって価格も数万円といったことになっているかもしれない。
そう考えると現時点で大量のメモリーを購入することはかなり無駄に思えてきた。

最近ではHDDに録画できるということで外付けで使っている人も多いようだがまだ使い勝手が悪く信頼性も低いよう見受けられる。P2の関連商品もいろいろ出てきたがまだローコストに制作できるという環境ではないようだ。

2007年04月16日

SONYもメモリー

メモリー録画ではパナソニックに大きく遅れをとったがやっとここに来て発表した。
しかし業務用とはいえXDCAMベースの拡張として展開するあたりフォーマットを作りすぎたSONYの反省だろうか。XDCAMはMPEG-2 HD Long GOP圧縮とちょっと時代遅れの気もする。
ただメモリーにすればいろんな記録フォーマットが選べたりする。XDCAMのブルーレイは記録レートの物理的制約があったためMPEG-2 HD Long GOPにしたようだが今回のSxSは最大800MbpsということでHDCAMSRさえ記録できてしまう。
どのように展開していくのか楽しみだ。いずれにしてもPanasonicと互換性を持たすようなことはないだろうが…

2007年04月17日

SONYの新製品

NABに向けていろいろと目新しいものが出てきている。SONYの放送分野はトップメーカーであるせいか保守的と思えてしまう。
HDCAM-SRを60P、RGB4:4:4記録できる据え置きデッキが出る。HDは現状非圧縮記録できるVTRはないのでSONYとしてはもっと展開したいのだろう。
映画やCM向けということだが我々が手を出せるような機材ではない。
一方XDCAMも着々と展開しているのだが市場に浸透しているのか?
編集はほぼノンリニアになってしまったともいえる現在で新たにテープで展開するというのはどうかと思う。

撮影現場でのプレビュー、編集のキャプチャーなど一度ランダムアクセスメディアを使ってしまうとテープのかったるさはどうにもならない。ただ半導体メモリーにすぐ変わるかといえばまだ価格も容量も今一歩というところだ。
しかし確実に進化しているわけで半永久的な耐久性を考えると10年後にはメモリーしか残っていないのではないかと思えてしまう。

アーカイブはHDDになっていくだろう。テープ記録はコスト的に安いが検索の煩わしさやフォーマットが変わったときの大量転写など多くの問題を残す。
メモリーで撮影してHDDで編集、ネットで流通、HDDに残す。既に始まっているようです。

2007年04月18日

なるほどすっきり

スタジオ照明のほとんどを天井に取り付けた
らフロアーがすごく広々使えるようになった。なるほどテレビ局のスタジオが全部天吊りになっているわけだ。
でもCMの撮影現場は違う。ほとんどがスタンド取り付けの照明なのだ。テレビスタジオの照明と映画やCMの照明は光の当て方が違う。
テレビではあらゆるところに光が回ればいいといった感じだが、映画やCMでは自然な陰影を人工的に作っているといった感じだ。
とはいえいろんな設定があるわけでその都度組み立てるので天吊りでは不便だという理由もあるだろう。
ウチのスタジオは基本的にクロマキー撮影なのでどちらかというとテレビスタジオの照明に近い。まず背景に均一に光が当たらないといけない。そうなると被写体の照明にもある程度制約が出てくるのだ。最近のキーヤーはかなり精度が高くなってきたので幅は持たすことが出来るがいい加減に照明するとやはりヌケが悪いのだ。

民放3局同時視聴

テレビCMの仕事をしていながら最近はHDDに録画して番組を見るためどうしてもCMを飛ばして見てしまう。さらに「ながら視聴」をすることがほとんどなくなった。
しかしどんなCMがどんな時間帯に流れているのか気にならないわけではない。
10年以上前、まだ衛星放送が始まったかどうかという時代に、やはりCMをチェックするため安い14インチのブラウン管テレビを5台並べて見ていたことがある。

そのときのメインディスプレイは100インチのプロジェクターだった。5台のテレビでCMを見つけると100インチのチャンネルを切り替えて画像チェックしていた。
大阪では民放が5ch(4/6/8/10/19)になる。山陰エリアでは民放は3局しかない。テレ朝系とテレビ東京が流れない。
そろそろ3台並べようかといろいろ探してはいたがけっこう値段が張る。アナログ対応だとあと4年ほどしか使えないので高いものはもったいない。
地デジ内臓だと最も安いものでも10万円くらいするのだ。ワンセグ対応の7インチワイドというのがあった。¥26,800でこれはいいと思ったのだがワンセグ放送自体のスペックを見てやめた。なんと放送自体が320×180ピクセルで15フレーム/秒というNTSCの1/4程度の画質しかないのだ。これではエアーチェックにならない。

このワンセグテレビ、アナログチューナーのみのタイプだと¥11,800と激安だ。
液晶のスペックは480×234とNTSCレベルとしてはまあまあだ。しかしなぜかワイド液晶になっている。実はエアーチェックの目的の一つにハイビジョンで作られるCMがどのくらいあるのかというのがある。アナログ放送だとHDのCMはレターボックスになるのである程度はわかるのだがSDのCMであっても意識的にレターボックスにしているものがあって紛らわしい。やはりここは地デジでチェックしたいものである。

で、探しました。単体地デジチューナーが¥19,800で出てました。先ほどのアナログ液晶と組み合わせて約3万円です。ワンセグテレビより少し高いけど内容的にはこちらの方が断然いい。7インチの液晶なら編集デスクの片隅に3台連ねて置いても邪魔にならないし仕事の邪魔にもならない。というわけで早速ネットで注文 …の前にもうちょっと研究。

2007年04月19日

続 民放3局同時視聴

こんなにモニター安いんだったら手持ちチューナーも使ってマルチチャンネル視聴をしようと思い立った。

単体地デジチューナーは地上波だけだから地上波民放3局分、BSデジタル、スカパー、CATVを時間帯によってチャンネルを選びあと3台のモニターに送り込んでやろうと。トータル6連モニターである。
そして仕事中にチラ見する場合、リクライニングで50インチPDPを見る場合と、どちらにも使えるようACとAVケーブルを10m引き回し部屋のどこからでも視聴できるようキャスタースタンドに取り付ける。
なんてアホな発想だろう。
こんなこと考えるやつはいないだろうなと思いつつもう少し考えてみる。

←完成予想図

続2 民放3局同時視聴 パーツ注文


地デジチューナー3台、7インチ液晶テレビ6台、その他ケーブル類をヨドバシドットコムで注文した。この7インチテレビ、かなり安いのだが画質的に大丈夫なのか?スペックを見ても今時の最新テレビはコントラスト4000:1なんて書いてあるのにこのテレビはなんと150:1と書いてある。間違いではないかと思える数値なので不安になり電気屋さんに行って似たような価格帯の液晶テレビの画質を見てみた。

確かにコントラストは低いがボヤッとした感じではない。このくらいなら鑑賞とまでいかないがチェックには使えそうだ。引き回し用映像ケーブルも一緒に注文。10mクラスになると店頭には置いてない。コンポーネントケーブルだと3本まとまっているので2セットで6本。ところが音声ケーブルの方が安い。半額以下だったのでステレオケーブルを3セットにした。それなりにセコイ(笑)
ACの延長用テーブルタップだが10mというのは存在しなかった。実質5mでも問題ないので6口のものを選択。ただこの液晶テレビ、ACアダプターなのでテーブルタップに6個もささらない。ACアダプター用の引き出しコンセントも一緒に購入。
あとは届いてから組み立てるだけだが実はこのテレビの裏側の構造がわからない。スタンドが付属しているとのことで車用とテーブルトップ用がある。

今回はスタンドは使わず金属製角パイプのようなものに並べて取り付けようかと思っている。果たして縦一列がいいのか?横3縦2あたりが見易い気もする。実際の大きさを見て並べてみて判断することにしよう。スタンドは照明用のものをそのまま使うので取り外しできるよう17mmダボを取り付ける予定。裸で並べるより箱を作ってACアダプターなんかもすっきり収める方が使い勝手がいいかも。

2007年04月21日

続3 民放3局同時視聴 マルチディスプレイ完成


ケーブル関連がまだ届いていないので裏側は大変なことになっているのだが実際に使う感じは写真のようなイメージ。
予想図の縦位置のものにした。これは工作が楽だったからで実際並べてみたら縦に長すぎて液晶の視野角の関係で上下は少し白っぽく見えたりする。
1.5mほど離れれば問題はないのだが。
接続は上から地デジNKT、BSS、TSK、次にBSデジタル、CATV、スカパーと並べてみた。上4台はハイビジョンをスクイーズワイドにしてある。
心配だった液晶テレビの画質だが外部入力に関しては予想外に画質がいい。
これは驚いた。最初地上アナログアンテナを繋いでテレビのチューナーで画面を確認したのだがすごく汚い映像だった。アナログということもあるし内臓チューナーが質の悪いものなのだろう。ところがハイビジョンチューナーのダウンコンバート画像をライン入力で見ると全く違った。プラズマと比べるとかわいそうだが1万円のテレビでこんな画質が得られるとは驚きだ。

今回は全く使わなかったがスタンドなんかもなかなか造りのいい物が付いていた。さすが日本製。ライン入力も2系統あるし画面の反転モードなんかもあり機能充実だ。
テレビ自体の消費電力は8Wだからたいしたことないがむしろデジタルチューナーの方が電気を喰う。とにかく画質が良かったので満足。

2007年04月22日

続4 民放3局同時視聴 マルチディスプレイ完成2


やはり縦は見づらいということで横3、縦2に変更することにした。
結局工作のし易い木の板に取り付けることに。テレビ幅210mm高さ125mmのピッチでφ5.5の穴を6個開ける。17mmダボを付ける為ステンレスアングルも取り付ける。
板とテレビは5mmの皿ネジだ。皿の方をテレビの溝に差し込んで裏でナット止めするという構造だ。
テレビ同士を密着して取り付けるため中の方のテレビのコネクターが閉じ込められるのであらかじめDCやAVコードを取り付けておく。
裏はまだ注文したケーブルが届いていないためまだ煩雑。
この配列は大正解だった。実に見易い。
この6画面を眺めながらラジオを聴いていたらこれがなんかうまくはまるのだ。テレビの音を流してしまうとその音の映像が気になってしまうからちょうどラジオがいい。
一点支持でも充分安定しているのでキャスター付きスタンドにも簡単に取り付けられそうだ。問題はACアダプターをどこに取り付けるかだ。

マルチディスプレイ完成3 いきなり故障


ついに完成!50インチプラズマと並べてますが1mほど手前に置いてあるのでこんなにでかくはありません。プラズマは120cm、液晶7インチ横3台で64cmですからほぼ半分くらいです。
裏の配線は多少すっきりしてますがあまりお見せするようなものではないです(笑)
引き出しのケーブルは見た目をすっきりさせるためまとめて見ました。
早速視聴していたら数時間経った頃「プッスン」と音がして左上のディスプレイが消えてしまった。音が音だけにテレビから発火したのではないかと焦った。よく見ても燃えた後もなければ臭いもしない。発熱もたいしたことないのでさらにみてみるとAVアダプターのLEDが消えている。
もしかしたらLEDが付いているということはACアダプターにヒューズでも付いていたのか。しかし外して振ってみるとカラカラと小さな部品が中で転がっている。やはり壊れているようだ。安物とはこういうところに手を抜くのだろう。まぁ本体でなかってよかった。とはいうものの交換のため送り返さねばならない。通販は面倒だ。

2007年04月23日

CM観察

やっと完成したマルチディスプレイでメイン画面7:マルチ画面3くらいの割合でチラ見しておりました。意外に大画面を凝視しているより目の疲労は少ないような気が…気のせいかもしれないが。
ハイビジョンCMが僅かに増えているようで、今までは大手家電メーカー、セキスイくらいだったのが資生堂、100万ボルトなどもHDで流していた。
そしてローカルCMもHDが既に見られる。4月ということもあるがローカルCMが少なくなったということで番宣や公共広告がかなり目立ってる。
気になったのはハイビジョンCMはなんとなく間延びした感じがするということだ。面積が広く密度が高いのに従来と同じようなレイアウトにしているせいなのだろう。

ハイビジョンだと単純に情報量は6倍になるわけで大画面で見れば雑誌1ページ分くらいの情報も認識できる。読む時間を考えると15秒では伝わらないが。
そう考えるとハイビジョンCMは30秒以上はいるかもしれない。完全にハイビジョンに移行した頃にはCMの形態も変わっているかもしれない。

メモリー増強

HVX200を購入時録画用P2メモリーがあまりに高いので一番容量の少ない 4GBを一枚だけ入れていた。
DVCPRO50での撮影がほとんどなので収録時間は約8分。NGなどが多いと一旦パソコンに吸い取ってメモリーをクリアしてから再度撮影開始なんてこともあった。
4GB一枚の価格は約8万。そのうち安くなるだろうと待っていたがなかなか安くならないのでつい先週追加注文をするところだった。
するとパナソニック関連情報のサイトで海外ではP2メモリーの価格が下がったと書いてあった。そのうち国内でもということで撮影が間近に迫っていたのだが今回は見送ることにした。
すると先日システムファイブのサイトでP2メモリーの価格が下がったと出た。待ってよかった。
なんと、4GBの価格で8GBが買えるのだ。要するに半額になっているわけだ。もしあの時買っていたらと思うとぞっとするくらいの価格差だ。
トータル4GB+8GBで収録時間は24分にもなる。ハイビジョンで撮影するとその半分の12分。ハイビジョンでもCM用に720/30Pで撮れば24分録画できる。
これでやっとメモリー残量を気にせず収録できる。

2007年04月24日

HD-SDI出力

パナソニックからこんな商品が発売される。P2カード用のレコーダーだ。価格は3,995ドルだから国内で40万くらいだろうか。P2カードの中身を液晶モニターで確認できるし波形モニター機能も持っているという。PCとのやり取りも出来、HD-SDI出力を持っている。入力が出来ると最強なのだが。
これがあればノンリニア編集機にHD-SDIインターフェースを持たす必要がなくなる。
カノープスのシステムで言うと60万浮くという計算になる。
今後もHD-SDI機器はローコストで出てくるものと思われる。

そしてAdobe DV Rack HD2は非常に興味深い。パソコンのIEEE1394から映像を取り込みHDDに録画するというものだ。波形モニターやピクチャーモニター機能もあるためノートパソコンに入れてロケに持っていけばモニター代わりになるし長時間収録、現場での仮編などいろいろ使える。
どんどん低価格で今までなかったような高機能なシステムが登場してきた。既にテープシステムは下降線をたどっているし従来のような放送機器とか業務用機器といった境界線はなくなり民生機やパソコン機器だけでも放送機器と同様のクォリティが出せるようになってきたのは驚異的だ。
もちろん信頼性においては業務用機器のほうが数段上なのだがそのために価格が高くなり、それなら民生機を数台バックアップに持ち歩いた方がいいのではないかと思うくらいになってきた。しかも記録媒体はシリコンディスクになり駆動部分がなくなったので故障もほとんどない。機器の選択肢が増えて喜ばしいことである。

2007年04月25日

立体視

ある情報番組を見ていたらデジカメで撮った写真を立体視できるツールを紹介していた。非常に簡単なシステムだが、まず撮影時に視差を考慮して左右にずらした写真を二枚撮る。それをソフトウェアで上下反転させ、さらに上下に並べる。見る時はコンピューター画面に対してミラーをずらしたものに反射させて見るのだがテレビで紹介している限りではかなり見づらそうだった。ソフトとミラーで¥4540なのはお手軽なのか?

昔、立体映像が流行っていて仕事で立体映像を作る機会があった。最終上映はプロジェクターで映写、偏光メガネをかけて鑑賞するというものだ。
特撮部分とCG部分があったのだが特撮はモーションコントロールカメラを使って同じ動きをカメラで視差分ずらして二度撮影した。CGはバーチャルカメラだから簡単だ。
問題は立体感の確認だ。実は僕自身特殊能力というほどでもないが交差視が子供の頃からできていた。小学校くらいのときに立体視に目覚め自分で写真を撮ってプリントを並べて交差視で楽しんでいたのだ。そんな関係で立体視のチェックはビデオ画像を編集で左右に並べ裸眼で交差視していた。ところが他の人には全く見ることが出来なかった。そこで誰にでも見られるよう平行視できるツールを考えた。

平行視は裸眼で見る場合目の幅に画像を並べなくてはならず写真幅6cmという小さいものしか見ることが出来ない。これではあまりに小さいので目の幅を広げるべく鏡を2枚使って反射させ幅15cmくらいに広げた。20インチのモニター内に左右の画像を並べてそのスコープで見るとばっちり立体に見える。見るのに何のテクニックもいらないしスコープは箱で囲われているので視野には余計なものは見えないというメリットもあった。
その時これは売れるんじゃないか?と思ったがそんな商売に興味はなかったので、それは仕事用で終わった。今回このテレビを見ていて僕の考えたスコープの方が見易いし安く作れるぞ!!と思った次第で…

XDCAM HDの逆襲

XDCAMはメモリー録画 SxS の「XDCAM EX」、フルHD 4:2:2/50Mbpsの「XDCAM MPEG HD4:2:2」、1440/4:2:0/35Mbpsの「XDCAM MPEG HD」の3ラインナップになるという。
キー局の報道部門にも採用されたということでやっと動きが出てきた。mpeg2コーデックということでネイティブに編集する場合どうなのかという問題は残るがパナソニックP2のAVC-Intraに真っ向から勝負といったところだ。

ハンドヘルドメモリーカムコーダーはパナソニックのHVX200に対抗した形だしPC接続用XDCAMドライブも発売される。ではCM用搬入に採用されるのか。50Mbps/4:2:2/フルHDとなれば画質的にHDCAMを凌ぐとも言えなくない。報道に採用されるくらいだから信頼性は認められたということだ。メディアコストはといえばHDCAMが6分で¥1,800に対しXDCAMは小容量ディスクが存在しないため1枚¥3,000と割高である。しかし繰り返し録画という面では非接触のためテープとは比べ物にならない耐久性があり、繰り返し使うほどコストは下がるし環境にも優しい。。
何よりも非同期ドライブのためデッキが安く作れるというのが大きい。

HDCAMの最低価格機種で約340万に対しXDCAM HDは180万ほどである。PC用ドライブだとSD対応で60万だ。単なるブルーレイディスクレコーダーなら10万以下で発売されているからもしXDCAMフォーマットで書き込むことが出来たらとんでもなく安くHDノンリニアシステムが組めることになる。この流れは必ず来るものと考えられる。いつまでもテープで納品というのは時代に取り残される。

当方のHD導入計画はCM搬入メディアが追加変更されてからの方がいいと考えるわけだ。もちろんXDACMになるとは限らない。DVD-Rかもしれないしデータであればメディアは問わないとかコーデックの種類だけ決められるとかもっとフレキシブルになる可能性はある。さらに先を考えればIT利用もあるわけで放送局次第である。メディアが多様化した今の時代、動画広告はTVCMだけではなくなった。さて、どうなるテレビコマーシャル。

ちなみにマルチチャンネルテレビ監視で見ている限り、ハイビジョンで作られたナショナルスポンサーのCMはソニー、松下、日立、三菱、セキスイ、資生堂くらいしかない。
むしろローカルCMの方が種類が多いかも・・といった状況だ。

2007年04月26日

テープレス時代の映像保管

撮影しノンリニアに取り込んだ後のテープはそのまま保管すればよかった。それはテープコストが安いためだ。
メモリーレコーダーの場合はどうするか。ノンリニアに取り込んだらカメラのメモリーは消去してしまう。取り込んだ後OKテイクだけとりだしてNGカットは捨てるか?ここも悩みどころだ。とりあえずプロジェクトが終了するまでは残しておく。

プロジェクトが終了した後でも改訂を前提とした場合編集素材は全て残しておかないといけない。それを考えると非圧縮でのワークフローは非常にコストがかかってしまう。やはり圧縮系の流れを選択するしかないのだが出来れば撮影からフィニッシュまで同じコーデックで通したいものだ。
で、アーカイブだが多重合成のような複雑なプロジェクトの場合テープにアーカイブするのは非常に煩雑になるためファイルのまま残すのが便利だ。
Blu-rayやHD-DVDもいいかもしれない。ただ一枚あたりの容量が限られているしアクセスも遅いため長期保存用と考えたほうが良さそうだ。

プロジェクト終了後数年分はLAN接続のRAID5ディスクが便利だ。RAID5でデータの安全性は高いしLAN接続であればPCが故障してもどのマシンからでもアクセスが可能だからだ。最近では2TBで16万円で手に入る。圧縮系ならHDで100Mbpsあればかなり高画質で処理できる。DVCPRO HD、AVC-Intra100など。1分750MBだから1TBに映像だけ入れると44時間くらい保存できる。

HDCAM-SRの120分テープが¥24,000、44時間分で22本、合計¥528,000となってしまう。ブルーレイの50GB追記型で¥4,200、2TB分だと40枚だから¥168,000となりHDDと同程度になる。しかしいちいち大量のBlu-rayディスクから必要な一枚を探しドライブに入れて読み出しコピー…はけっこう手間がかかる。ディスクは裸だから傷でも付いたらオシャカである。その点HDDは検索で捜すことも出来、特定のファイルさえ見つけることは容易なのだ。何よりもちょっとした改訂作業ならメインPCにデータを戻さなくてもそのまま編集さえも出来てしまう。
というわけで現時点ではRAID5のストレージが最も使い勝手、コストパフォーマンスがいいのではないかと考える。

2007年04月27日

イントラフレームかLongGOPか

圧縮の方式である。
ノンリニア編集にはイントラフレームがいいとされている。これは圧縮単位を1フレームにしているため圧縮解凍の時間が短いとかカットつなぎ部分での画質が保てるなどのメリットがある。一方LongGOPは数フレームにまたがって圧縮を行うので圧縮効率が高く同じビットレートではかなり高画質になる。撮影時はLongGOPで行い編集時はイントラフレームという考え方もある。

分類するとLongGOPはHDV、AVCHD、XDCAM。イントラフレームはAVC-Intra、DVCPRO-HD、HDCAM-SR、CanopusHQなどがある。どれで撮影してどれで編集するかといったことが問題になる。最近ではノンリニア編集機がハードソフトともに高速化されてきておりLongGOPでもかなりサクサク動くようになってきているらしい。しかし多重合成などが多い編集にLongGOPでいいのか不安は残る。

撮影と納品はLongGOPを使っても編集プロセスにはビットレートの高いイントラフレームを選ぶべきなのだろう。非圧縮は辛い。そう考えるとウチの場合こんな流れが考えられる。ロケ撮影はAVCHD又はXDCAM、スタジオ撮影はPCに直接HDD録画CanopusHQ、編集はCanopusHQ、納品はHDCAM( 将来XDCAM ? )といった感じだ。
まだまだ新しいフォーマットは増え、時代に合わなくなったフォーマットは消えていく。

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