« 2007年10月 | メイン | 2007年12月 »

2007年11月 アーカイブ

2007年11月05日

SDでもHD素材

HD素材がちょくちょく手に入るようになりSDにも利用している。
やはり素材が高精細だと加工もしやすい。カラコレ、ズーム、パンなどSD素材だとすぐに破綻する場合でもHDなら余裕だ。
意外にもっと重いかと思ったがCanopusHQだとサクサク動いてくれる。
HVX200も今までDVCPRO50のSD 4:2:2で収録していたがこれからはDVCPROHDで撮影してみようかと思っている。動きのある撮影の場合は720/60Pで撮っておくと2倍スローから早送りまでタイムワープで自由にコントロールできる。
クロマキーの場合は1080/30Pにしておけばクロマ解像度がSD 4:3に使っても水平480ピクセル得ることが出来る。SD 4:2:2:だと360ピクセルだ。DVだと180しかない。

HDをSDにリサイズするとシャープネスのエッヂは半分になる。であれば撮影時のシャープネスはないほうがいいのだ。ところがビデオカメラのシャープネスはデフォルトが0になっているがこれはシャープネスがかかっていないのではなく標準的なシャープネスがかかっていることを意味する。+方向に設定するとシャープネスが強調される。シャープネスをなくすにはマイナス側いっぱいにする必要がある。SONYでは-99、HVX200では-7といった感じで機種によって異なる。シャープネスを最低にするとモニターによってはボケて見えるが決してぼかしているのではなくこれがストレートの素材なのだ。

リサイズやカラコレを前提とした素材はこのようにデジタルカメラで言うLAWデータで撮影するのと同様にカメラ段階ではなるべく加工せずできるだけ広いレンジで記録するべきである。ただその素材はそのまま上映するには物足らないのであくまでも加工を前提ということになる。こう考えると将来HDが主流になってくると撮影素材はさらに高解像度の方が後加工が自由になると言える。
スーパーハイビジョンのような規格も出てきているように4Kもそろそろ現実のものとなってくるのか。ぜひ4Kになれば60PプログレッシブRGBにしておいて欲しい。

2007年11月06日

ポータブルモニター

CRTしかなかった時代にはポータブルモニターといってもかなり大掛かりなものしかなかった。画面に対して奥行きは2倍くらいあるし真空管を駆動するためバッテリーも大きなものが必要だった。
ここにきて液晶のポータブルモニターがいろいろ出てはいるがこれぞと言う万能機種がない。どんな利用目的があるのか。ポータブルだからACの使えない屋外などで使うのが本来である。ロケ撮影には必須だが業務用モニターとなるとかなり高価になる。ハイビジョン仕様ともなると30〜40万にもなるがサイズは8インチ前後。これはVEが映像レベルやフォーカスチェックを行うためのものでピクチャーモニターとはちょっと違う。
現場でディレクターや照明さんがチェックする場合もう一回り大きなモニターが欲しいところだがバッテリー駆動となると液晶と言えども10インチを超えるものは難しいようだ。
このあたり、有機ELの登場が待ち遠しい。また屋外使用のため外光の影響が強いので大型にしても大勢で見るようにすると光が入り込んで見づらいといったこともある。結局はローコストのパーソナルモニターを数台用意するといったことになるのかもしれない。ワイヤレスだとさらに便利なのだが。ヘッドマウントディスプレイなども便利なのだがこれも液晶を使っているため解像度が上がらない。ELになると変わるのか…

グライドカムにもモニターが必要だ。カメラのビューファインダーを覗くことはできない。HVX200のようにカメラにLCDモニターが付いたものが出てきてそれを使うことが出来るのだがこのモニター、カメラの左側に付いている。後方とか上部に付いていればいいのだがカメラを体の中心より右に振るとモニターが見えなくなる。そのためカメラを左横に向けたままの移動撮影はなんとか出来るのだが反対向きはモニター確認ができないという現象が起こるのだ。そこで大型カメラのシステムのようにバランスウエイト部分にモニターを設置して撮影する方法を考えてみた。ところがなかなかこれといったモニターがないのだ。出来れば7インチくらいは欲しい。あと、クライアント先でのチェック用のモニターがあればと思う。クライアント先にハイビジョンテレビがありなんらかの再生装置があればいいのだが一般のテレビさえ置いていないところも多いのが現実だ。なのでこちらから再生装置、表示装置ともに持ち込む必要が出てくる。NTSCサイズの時はメールで送ってパソコンで見てもらうといったことでなんとかごまかしていたがハイビジョンになるとそれなりの画質で見てもらうにはデータも大きくなりパソコンの能力も要求されるためどこでも見られるというわけには行かない。

持込の場合ACを借りることができるが13〜15インチのフルハイビジョンといったサイズが適当か。ちょうど大型のノートパソコンのモニターサイズだがノートパソコンでは再生が付いてこない場合がある。画面の明るさ、残像面でも問題は多い。あくまでもハイビジョンテレビである。プレーヤーも問題になってくる。wmvでもある程度はチェックできるがブルーレイディスクあたりで行いたいところである。HDD内臓で15インチフルHDモニターのポータブルテレビ?そんなもん作ってくれるわけないか(笑)

2007年11月07日

RECスタート

グライドカムはやじろべえのように一点で支持されているため中心部から離れたところを少しでも触るとぐらっと揺れて収まるまで軸を抑えてやらないといけないほどシビアなものだ。
そのためカメラの撮影スタートのためRECボタンを押すだけで揺れてしまう。
数秒間は揺れが収まらないのでせっかくのメモリーカメラなのにスタートが使えないと言う状況である。ズーム・フォーカス・アイリス・RECのできるリモコンを持っているのだがいまいちここぞと言う取り付け位置が見つからない。コネクターやケーブルもけっこう邪魔になる。では赤外線リモコンが使えないかと考えるが撮影前は両手がふさがる。
どこかに固定しておいてもボタンを押すには手を離さないといけないのでどうしても多少のバランスは狂ってしまう。本来は右手の親指あたりにRECボタンがあると便利なのだが。監督にリモコンでRECスタートしてもらう…(笑)

その後…
マジックテープでベストの胸元にリモコンを付けてみました。マジックテープなのでちょっとぐらつくが場所的にはなかなかいい感じ。よりSFチックになりました(笑)

2007年11月08日

金のかからない研究も

基本、趣味が機械いじり的な部分があったりするのでどうしても何かをやろうとすると道具や材料が必要だったりする。コレクションは趣味ではないので使わないものは買わないが一度使っただけで二度と使わなかったといったものはけっこうあったりする。なるべく使ってやらないとかわいそうだと倉庫には置いておくのだが二度目の出番の確率は数パーセント程度だ。さすがに10年くらいほこりを被っていると機械モノは動きが悪くなったり接触が悪くなったりするので廃棄処分するが工具類などはいつまでも置いてある。
そういった古いものを使いまわして新しいものを創り上げるのも楽しいのだがどうしてもやっている仕事が先端技術を利用しているものだったりするから新しいものを購入してしまう。何かお金のかからない趣味兼仕事になるものはないかと模索中。

2007年11月09日

半導体メモリー

ビデオ録画をしようとすると半導体メモリーと言えど高速であり大容量でないと使えない。メモリーはある意味高密度にしていけばどんどん容量は増えていくわけで量産すれば価格は安くなる。そういった製品だけに今後どんな展開になるのか非常に楽しみだ。
パナソニックのP2も登場した時は4GBメモリーカードしかなかった。ハイビジョン録画するのに4分しか記録できないしかなり高価だった。しかしここ数年で大容量化は進み今では32GBが20万円ほどで手に入る。20万というと高いイメージがあるが半永久的に使い回しが出来るとなれば考え方が変わってくる。

家庭用のハードディスクレコーダーは価格面で今はHDDを使っているがそのうち半導体になっていくのは間違いないだろう。今のSDカードサイズで1TBくらい入るようになったら全ての記憶媒体は半導体に取って代わるだろう。しかも安くなる。
約20年前にワークステーションを購入したときわずか8MBのメインメモリーが100万円もしていた。今や1GBが数千円である。なんと20年で1万倍もの進化である。
もちろんコンパクトになっているしスピードも速い。
今から20年後にはSDカード1TBが30円といった計算になる。

2007年11月11日

単眼における空間表現

人間は両目でものを見ると視差によって脳内で眼球の交差角度をもとに測距し前後関係を知ることが出来る。
さらに水晶体を動かしピントを合わせることで目の筋肉状態から距離を知ることが出来る。それ以外にも空気層による乱反射で霞んで見えたりする効果により遠方にあるものだと記憶認知することが出来る。これら一連の情報を元に網膜に届く光を分析して周りに広がる空間を想定することが出来る。これらは現状のハイテク機器によって脳に誤認識させることは比較的容易であり立体視などは単純な理屈である。とはいっても全ての効果をバーチャルで網膜に焼き付けることは実現されていない。
そのような情報量の多いテクニックの前にもっとローテクに立体表現できる方法がある。
人間の眼球は常に微動している。片目でものを見て立体的に見えるのは僅かではあるが視点移動しているのが理由と考えられる。

現在のテレビ放送は単眼である。ハイビジョン化のときに立体テレビという案もあったが前述の通り完全なシミュレーションにならなかったため頓挫している。
では単眼で立体表現するにはどうするか。これはダイナミックな視点移動がもっとも効果的である。他にも方法はないでもないが地味なのだ。カメラの視点移動するにはどうすればいいか。もっとも簡単なのはカメラを持って移動することなのだが人間とは多関節でできておりサーボ機能で動くロボットほど機械的な曲線を描いてくれない。
そのため非常に見づらい映像となってしまうのは誰もが経験済みだと思う。

究極はモーションコントロールカメラだがコスト的に多用できるものではない。ある程度簡易特機としてドリーやクレーンが存在する。映画やドラマではお馴染みだ。
もっと簡易なものとして近年登場したのがここでも何度も出てきているステディカムである。手持ちとほぼ同じなのだが重量慣性やヤジロベエの機構を利用して人間の振動をなるべく伝えない構造にし滑らかな動きを実現したものだ。
このように単眼でも充分空間表現は出来るわけでズームやパンチルトだけでなく積極的に視点移動を映像表現に使って行きたいものである。

ヘッドマウントディスプレイ

またまたグライドカムネタなのだが、撮影中のモニターをどうするか?これがけっこう難しいのだ。一般的な撮影ではビューファインダーなのだがカメラに接眼することが出来ないグライドカムでは外部モニターということになる。
最近のコンパクトカメラは折り畳みの3インチ前後のLCDモニターが付属している。これを使うのが最も簡単なのだが大きさが中途半端に小さいのと付いている場所の関係でカメラの右側に回り込むと見えなくなるという問題がある。
そこでグライドカム、ステディカムなどはバランスウエイト側にウエイト代わりとして7インチクラスのモニターを付けることがある。ただこれは視点がけっこう下になるため歩いたり走ったりするときには足元も見えて便利だがモニター面が上を向いているためフードを付けても外光が入り易く画面が見にくいという問題がある。さらに足元ばかり見るため前方、つまり被写体方向の肉眼による確認がやりにくいという問題もある。
さらにモニターがカメラの動きに同期するため、揺れ補正に対しての正確なモニタリングが出来ない。カメラの比較的安定した動作に比べ人間の頭の方が動きが大きいためだ。
そのためモニターを見ている限り安定して映っているのかどうか確認できないという問題が出てくる。

そこで肉眼に対して固定した位置にモニターを置けないか。あまり大きなモニターを目の前に置くと現実の視野が遮られる為不便である。そこで出てきたのがヘッドマウントディスプレイである。ジェット戦闘機などでパイロットが肉眼にオーバーラップさせてCGのターゲットやデータを表示させるアレである。おもちゃのようなめがね型の表示装置もあるがビデオ撮影用には使いづらい。このヘッドマウントディスプレイ、いろんな方式がある。両眼式と片目式がある。両眼式の場合は実際の肉眼も利用する場合ハーフミラーを利用する。ただその場合映像のコントラストは低下し色や露出の確認はできなくなる。
片目式は一般のビューファインターを取り外したような感じなので比較的違和感はないのだが肉眼で外界の立体感を認識することが難しくなり移動ショットの場合障害物にぶつかるなどリスクがないともいえない。
理想を言えば完全スルー・ハーフミラー・全闇モニタリング・デジタルズームなどを瞬時に切り替えられる両眼式のディスプレイがあるとベストだ。軍事用のような何百万もするものでなく携帯のELやLCDを利用した低コストのものが出てくるとありがたい。自分で作れるようなものではないのでぜひメーカーで作って欲しいものだ。

2007年11月12日

専用ケース作っちゃいました。

出来上がりは写真の通り。ネットでこういった精密機器を収納するセミオーダーのショップを見つけたのだけれどカメラケースとグライドカムの2つを注文すると10万くらいになってしまう。
使用頻度を考えるとちょっともったいない。
そこで手持ちのハードケースをもう一度見直してみた。まずはカメラ。sonyのVX1000専用のケースをHVX200用に改造していたのだがさらにマットボックスをいっしょに入れようということであれやこれやと場所を入れ替えながら検討。
マットボックスのベースを取り付けたままケースに入れるため上からの押さえクッションを削ったり中でガタガタ動かないように隙間にクッションなどを取り付けた。
これは硬質ウレタンをカッターで形成し、ホットボンドで箱の内側に取り付けるという方法だ。これだと全体にウレタンを敷き詰めるより材料が少なくて済む。
マットボックスのフード部分は取り付けたままではサイズ的に入らないので取外し、右の空いたスペースにちょうど収まった。とはいえ多少の隙間が出来るのでぐらつき防止用のウレタンを接着した。使用する場合はフードをマットボックスベースのレールに差し込み、トップフラッグを取り付けるだけで完成する。

次はグライドカムである。黄色いケースに入れようとしたらグライドカム本体のの長さが数センチ長い。そこでヘッドアッセンブリとベースプラットホームをばらすことでなんとか収納できそうだ。とりあえずばらした状態でどの配置が収まりがいいのかいろいろ検討。一発で収まらなかったので二段にすることに。
ケースに並べ、がたつきを抑えるための硬質ウレタンを接着していく。蓋の方からも押さえのウレタンを貼り付け蓋をすると完全に固定される。収まった状態でカメラ、グライドカムのケースを手で持って揺らしてみる。ガタガタとかゴロッとか音がすれば固定の方法を再検討である。こうしてカットアンドトライでやっと完成した。
全てありものの材料で済んだため費用はゼロ。どちらも10年以上前に購入したケースである。やはりある程度しっかりしたものを買っておくといつまでも使えるので結局は得だとつくづく思った次第である。

2007年11月14日

ハイビジョンCM

だいぶんハイビジョンCMが目立ってきた。とはいえ一割程度だろうが今までHDでなかったメーカーなどもHD化が進んでいるようだ。
来年はそろそろハイビジョンVTRを導入するか…
今年はPCのトラブルに見舞われ前倒しでHD対応の編集機を導入してしまった。そういう意味では機器導入が分散化できて良かったのだが。
カメラ、編集機と一年ごとにHD化が進んできたことになる。となればやはり来年がVTRということになる。

一つ迷っているところがある。HDCAMへのテープ収録だ。今のように編集機から直接VTRを制御してテープ収録するのが便利だがVTR以外に100万ほどかかる。
一度P2レコーダーに完パケデータを転送しP2レコーダーからVTRにベタコピーという方法がある。これだと35万ほどで出来てしまうのだ。
どちらも VTRからの取り込みは出来ないのがネックだが、そう考えると多少手間でもローコストのP2レコーダーにしておいて、将来今の編集機を更新するときに全てできるシステムを導入するというのがいいかなと思ったり。

2007年11月15日

グライドカム初出動

というかロケ撮影自体初出動なのである。今まではスタジオ撮影だけだった。
先日の照明音声サポート時より荷物は少ないもののカメラケース8.5kg、グライドカムケース10kg、三脚7kg、これにグライドカム用ベストと小物バッグ…車に積み込むのに3往復は必要となる。
ロケ地が数箇所にわたるのでいちいちケースに収納しながら移動すると時間がかかってしまうので一度セットアップしたらほぼ装着したままで移動しようと思っている。
今回の撮影では三脚を使用する予定はないのだが何が起こるかわからないのが現場なので一応用意しておく。
グライドカムもワイコン付けたままでセットアップしているがワイコンを外さなければならないときの事も想定してバランスセットアップ用のスタンド類も用意。
なので実際の撮影時にはカメラとグライドカム総重量12kgの移動で済む。車移動の際はベストは装着したままアーム、スレッド、カメラをシートに置いて運転はやってもらう。なので2人分のスペースを必要とする。ベストにアームを付けたまま、カメラもスレッドに付けたまま車に乗れればすぐに撮影できる。
今回の撮影は同録がなく照明もないドキュメンタリータッチなので比較的楽なはずだが…。

2007年11月16日

グライドカム初出動2

予定が変更になり1シーンのみの撮影となった。結果的にはこのくらいが疲れなくていいかもといった感じだが残りのシーンを撮影するためあと二日も潰れるのはちょっと痛い。
今まで無機質な風景だけのテスト撮影だったがさすがに人物、特に今回は子供だったのでいろいろ難しい局面も。小学生低学年なのでポジションが低い。グライドカムは基本的に水平アングルで撮るように作られている。しかもサポートアームもアームが水平でバランス取れるようセッティングされるのでカメラポジションを下げようとすると下向きの力が加わり浮遊感が得られなくなる。
グライドカムの重心を支持ポイントに近づけバランスを僅かにレンズ側が下がるように微調整。これで子供をフレームに収めることが出来た。近づいて撮る時は若干中腰になりながらなどやはり動く被写体は難しい。
バリアブルフレームレートを使って2倍のハイスピードで撮影した。
スタジオに戻って大型モニターで試写したらなかなかいい感じで写っていた。
やはり被写体が面白いと映像も面白い。
今回、ワイドばかりでなく標準画角くらいでも撮影したのだが画面の揺らぎなどはあまり気にならなかった。むしろワイコンのままズームにしたので色収差が部分的に気になってしまった。景色以外ではワイコンなしの方がいいのか?今後の課題である。

2007年11月17日

グライドカム2日目

本日は大学生を使っての歩きシーン。晴れているがイメージとしてはどんよりのほうがいいので建物の日陰で撮影。4人で話をしながら歩くという設定だがしゃべりは後でスタジオ収録。後からの追っかけ撮影、横に回り込んだり、正面から後歩きで撮影などいろいろチャレンジしてみた。
市街地の歩道での撮影だが、さすが鳥取(笑)ほとんど邪魔になる通行人も通らずスムースに進んだ。最低限の機材搬入なのでモニターはカメラの液晶だが、やはり腰をすえてもう少し大きなモニターでチェックしたいところだ。
そういう意味でヘッドマウントディスプレイはコンパクトだし大きく見える。撮影時にもプレイバックチェックにも使えて便利そうだ。ますますロボコップのようになってしまうが…

で、明日も撮影。天気悪そうだが明日はオフィス内のシーン。

2007年11月18日

意外にサクサクHD編集

HD出力ではないがSD編集にHDで撮影した素材を入れ込んで編集している。後でトリミングが出来るのは非常に便利だ。
DVCPROHD720/30PNで撮ったものやHDCAM素材だったり。レートは100〜140MbpsなのだがAEで編集する上でSD素材より重たいと言う感じがない。
HDサイズのレンダリングになればもう少し重くなるのだろうが今のところはSD仕上げがほとんどだ。
近々またHDCAM撮影のCMがありHD仕上げになると言う。
今のところキャプチャーとテープ落としは外部でやってもらっているがやはりキャプチャーも出来た方がいいのかと迷ってきた。
カノープスからHD-SDIの入出力が出来るHDWS-1000の後継機が低価格で発売される。
HDW-1100で\3,300,000だ。HDCAMの VTRが\3,300,000で意識したのかと言った価格設定。合わせると660万円。高いのか安いのか…

まだまだ低価格なものが出てきそうな気がする。
それまでは外部に依頼することにしよう。

2007年11月19日

HDV復活?

SONYからHDVカメラの新製品が発表された。

レンズ交換可能、1/3CMOS、プログレッシブ、コンパクトフラッシュにも録画可能といったものだ。
ハンディーバージョンはちょっと前に出たXDCAMEXと似ているが微妙にどっちがいいとも言えないメリットをそれぞれ持っているようだ。
とはいえ、世の中テープレスに動いていると言うのに今更HDVを2機種も出すというのはいかにもSONYが保守に回ってきたかと言うあらわれではないだろうか。
しかもHDVと言っておきながら外付けでメモリー記録もできるようにしている。結局メモリー録画後発のSONYとしてはまだノンリニアが対応していないものに力を入れるより既にどのソフトでも対応できるHDVをもう少し引っ張っていこうと言う戦略なのだろう。
いずれにしてもテープはなくなる。その補償としてCF録画対応としてるのだと。

そんなこんなで混迷中のSONYだがPanasonicももうひと頑張りして欲しいところでもある。レコーディングメディアとしてのP2はかなり充実してきたがカメラがもう一つ展開が物足らない。ACV-Intraも含めノンリニア対応もXDCAMほどではないにしろもう一つだ。
どうせなら Panasonic製でMXF-aviコンバートソフトをフリーで出してしまえばいいのにと思う。ハイアマチュアレベルにはMXFファイルを扱うには価格的ハードルが高すぎ、そのためカメラやP2ドライブなども高価な設定になってしまっている。
SONY並みに民生普及をも狙ったマーケットなら価格も低く抑えることが出来るのだろうに。ただ民生市場でのSONY神話はまだまだゆるぎないものでPanasonicがこのハイアマチュア分野に殴り込みしても難しいのかもしれない。

2007年11月21日

SONY vs Panasonic

業務用ハイビジョンカメラの分野で火花を散らしているがInter BEEへ向けてSONYが一気に仕掛けてきた。
HDVのレンズ交換カメラ、メモリー記録のXDCAMEX、XDCAMのフラッグシップ機フルHD50Mbps記録、液晶初のマスモニ、有機ELのビューファインダー…
一方Panasonicは勢いがない。P2ではAVC-IntraのフルHDカメラ、AVCHDの肩乗せカメラといった程度。とはいえ、なんとも記録フォーマットのバリエーションが多いことか。
HDVテープ60i/24p/30p、
HDVコンパクトフラッシュ、
XDCAMEXメモリ、
XDCAMブルーレイ4:2:0-35/4:2:2-50、
P2-DVCPROHD1080-720、
P2-AVC-Intra50/100、
AVCHD…上記のカメラでもこれだけのフォーマットに選択の余地があるが互換性はない。
このうち消えていくフォーマットもあるだろう。メーカーはまだこれからも新しいフォーマットを出していくのか。実は現状、いろんなフォーマットが混在しているのはハードが追いつかないからであって、撮像素子、レンズ、記憶媒体がもう一歩進化すればまた新しい高画質フォーマットが現れるはずである。

現在は非圧縮1.5Gbpsに対して50Mbpsや100Mbpsでしかなく圧縮率は1/15〜1/30にもなる。SDでは最終高画質はデジタルベーカムで1/2圧縮だった。
テープレスのワークフローは確実にやってくるのでHDCAM、DVCPRO、HDVのテープ系はそのうち先すぼみになっていく。ただメモリーがやっと大容量になってき始めた段階なので価格的にテープにかなわない。とはいえXDCAMはメカ駆動部分があるため信頼性に欠ける。10年後くらいには全て半導体メモリーが記録媒体になっているものと思われる。
半導体メモリーの場合、読取装置が安価でコンピュータにコピーさえすれば後はソフトウェア次第でどんなフォーマットであっても変換することが出来る。テープやXDCAMは専用のドライブが必要で数量が出なければかなり高いものになってしまう。
どうころんでも半導体メモリーに変わるのは明確だ。

2007年11月25日

ハイビジョンとシャープネス


フルハイビジョンになってもカメラのデフォルト設定にはディティールがONになっている。NTSC時代には解像度が低かったためしかたないがフルハイビジョンではたして必要なのか。
肉眼にも輪郭強調機能はある。網膜の残像現象と眼球の微動が原因だと思われるが白地にグレーの矩形をじっと見ているとエッヂにありえない輪郭が現れるのが確認できる。
そんな高度な人間の目を更にごまかすために電気的にディティールを強調しているわけだがそろそろデフォルトをOFFにしてもいいのではないかと思う。
実はテレビではそろそろ始っており映画モードなどはシャープネスが完全に外してある機種もある。映画のテレシネでもシャープネスはかけていない。

最近ではテレビドラマやCMでもビデオカメラで映画風に撮ろうという動きが出てきてビデオカメラに映画モードが付いたものが現れてきた。
30Pや24Pのプログレッシブにし、ガンマカーブでトーンの圧縮を行うとほぼ映画チックなトーンになる。細かい設定としてはクロマやハイライト、ペデスタルなどを調整してネガフィルムやポジフィルムの質感に近づけたりする。この場合ディティールはOFFである。
現在のハイビジョンシステムでは記録媒体のダイナミックレンジが狭いためこのように撮影時にトーンを決め込んで撮影することが多いのだが撮像素子のダイナミックレンジをダイレクトに記録できるシステムが登場すれば後処理で全ては可能になる。そのような映画用システムも開発はされているがまだ高価で一般に普及していない。
しかし半導体記録がここまで進化してくると意外に早い時期にこういったベースバンドLAWデータ録画システムが低価格で出てくるのではないかと期待している。

2007年11月26日

Inter BEE

国際放送機器展である。この時期に向けてメーカーは新製品を発表する。かなり早めに発表するものもあれば会場で初めて公開するものもあったり。
とはいってもこの業界に長くいるのに一度も行ったことがない。CGの展示会には何度か行ったことはあるのだが見に行くと欲しくなるのが難点なのだ。
そして行かなくても雑誌やインターネットで手に取るように詳しくレポートしてくれるので行くよりわかり易い。確かに実機を触って確認と言うのは必要なことだが買うかもわからないものを触って欲しくなったら…と思うと先にやめておこうと思うわけだ(笑)もっとも並ぶのが嫌だと言う面もあるのだが。
今回もいろいろ興味深い新製品が発表された。しかしよけいに混乱を招くような展開だ。選択肢を広げすぎて今後主流がどっちへ行くのか予測付かなくなってきた。
こうなるとまた次期導入が先送りされていくわけだ。低コストで繕ってやっていくのか多少無理をしても長期的に使えるシステムにするのか…
とにかく新しいものが出てくると旧機種は一気に陳腐化してしまう。
そう考えるとあまり先端で高価な機材はリスクが多い。
とりあえず目先に必要な機材はHDCAM収録系だ。
来年には次の新製品で驚かせて欲しいものだ。

2007年11月27日

ハイビジョン撮影1日目

今回の撮影は大掛かりで製作スタッフだけでも10名近い。
撮影現場には20名以上。

ハイビジョン機材は急遽レンタルになり設定調整する時間もなくいきなり本番である。
モニターもレンタルしてあるのだが8インチくらいだろうか、やはり見づらい。
17インチくらいは欲しいと思った。カメラはHDW-750だがこれはインターレースのみ。
シネアルタが使ってみたかった。
やはりテープ収録はプレイバックの手間を考えるとあまりオススメではない。
と、いろいろ反省点もあるがおおむねスムーズに進行した。

2007年11月28日

ハイビジョン撮影2日目

と言うわけで無事終了しました。
ハイビジョンだからと言って現場が大きく違うわけではありません。ただモニターは小さいので肉眼でいらないものが画面に写り込んでいないかなどやはり慎重になってしまうのです。
当方の編集システムはまだHDCAMテープに対応していないので某プロダクションにキャプチャーを依頼。総収録時間45分になる。ここでもテープの不便さとしてキャプチャーに同時間かかってしまう。このデータをCanopusHQでデータとしてもらうのだがHD-SDIからのキャプチャーでは自動的にカット毎のクリップにならないらしい。
テープ2本で一本は29分入っているのだがこれを一つのファイルにするのは非常に不便なのでいくつかに分けてもらうことにした。

データ量は100GB位になるのではないかと思われる。DVD-Rでは間に合わないので250GBのUSB2接続のHDDを持ち込むことにする。このコピーもかなり時間がかかるのではないかと…
15秒CM3本分だからしょうがないがテープ収録の場合ワンカットずつ前後に捨てを入れるので余計収録時間が長くなる傾向がある。
P2であれば今回の撮影、32GBのカード一枚で収まっているのかもしれない。P2ドライブをPCに接続し直接アクセスしながら編集すればキャプチャー、転送時間は不要である。もちろんカット毎のクリップは独立した状態である。

ハイビジョン編集

HDCAMで撮影した素材をキャプチャーしてきた。 素材は約45分。 キャプチャーしたら35GBになった。意外に少ない。プロパティでは約100MbpsだからDVCPROHDとほぼ同じ。サイズは1440×1080。
HDCAMからのキャプチャーだがDVやHDVのようにカット毎のクリップにはならないようだ。適当にカットしてもらったが1ファイルが10GBを越えるものも。手持ちのUSB2ハードディスク250BGを持ち込んだ。ところがコピーできない。ファイルシステムの違いだ。このHDDはFAT32だったから2GBを超えるファイルは扱えない。
しょうがないのでNTFSでフォーマットしなおしたが長い。1時間近くかかってしまった。
別のPCでフォーマットしたのでそこからイーサネット経由でコピーをしかけたら予測時間が66分と出たので途中でやめ編集機本体に直接USBで繋いでコピーしなおし。
24分と出たので一安心(笑)
45分のHD素材が24分で転送できるんだからやはりデータは便利だ。
これからはテープレスは必須である。

About 2007年11月

2007年11月にブログ「P100Project blog Digitalの叫びとつぶやき」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2007年10月です。

次のアーカイブは2007年12月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.34