「所さんの目がテン!」で 「いったいどれ買えばいいの!?最新テレビの科学」をやっていた。プラズマや液晶の違いなどかなり詳しく説明していたが気になるコメントが…
ハイビジョンは1280×720ピクセル以上と決められているが、番組ではフルスペック(1920×1080)のテレビに対してそれ以下のものを「お金がない人が買うテレビ」と位置づけていた。確かにフルハイビジョンの方が高いからだ。
が、しかし放送している番組がフルハイビジョンに対応しているのかと言いたい。放送現場で主流のHDCAMは1440×1080しかないし地デジ放送の mpeg2もほとんどが1440×1080なのだ。いずれどこかしらクレームが出て騒ぎが大きくなるものと思われる。
いわゆるここでも偽装というか…
現実問題、50インチで1280×720と1920×1080のテレビを隣で同じ番組を近づいて比較してもその違いはほとんど現れない。唯一違いがわかるのはテレビ本体が生成しているメニューや番組表である。要するに電波に乗ってきたものはフルハイビジョンに達していないクォリティなのだ。
とはいえ、フルハイビジョンテレビにも表示にオーバースキャンとフル表示の切り替えがある。オーバースキャンにすると3%ほど外側に表示される。このときスケーリング処理が行われるわけでピクセルバイピクセルに対して画質は劣化する。どうしてそのようなモードを作ったのかはわからないがたぶんSDの映像を表示した場合上下に不要なゴミが移り込んでしまうのをカットしたいためだと思われる。SDの場合民生のテレビでアンダースキャンのものは存在しないがハイビジョンの場合存在しているという違いがある。
なので制作者はかならず100%エリアに映像を入れている。ところがSDの場合見えない3〜5%のエリアに不要なものが映っていたりアナログVTRの場合は画がなかったりする。
ちょっと話がずれたが要するにフルハイビジョンテレビでもモードが違うとフルハイビジョンのコンテンツを見てるつもりでもピクセルバイピクセルで見ていない可能性があるということだ。数パーセントでもスケーリングが入ると解像度はけっこう落ちる。
フルハイビジョンにこだわるのはメーカーの戦略であってその恩恵を受けるのはかなり大型のディスプレイを近距離で見た場合ということになりそうだ。