« ユニキット購入 | メイン | 初音ミク現象 »

マルチトラックレコーダー

ROLANDのR-44という新機種が3月中旬に発売される。非常にコンパクトで4トラック同時録音、24ビット/192kHz、SDメモリーカード記録で¥75,000というから驚きである。
マルチトラックというとオープンリール時代に遡る。1/2インチテープに4トラックなんてデッキがアマチュア用に何十万といった価格で出ていたように思う。
その当時は多重録音といえぱテープをダビングして行っていたためヒスノイズや周波数特性がどんどんひどくなりプロでも幅の広いテープを高速で回して使っていたものだ。
その後デジタル録音になり、テープからハードディスクに録音できるものが出てきてオーディオ録音の世界は一変してしまった。その当時AKAIの4rtackHDDレコーダーを持っていた。SMPTEタイムコードにシンクロするものでベーカムデッキと並走してBGMやSEを作っていたことがあった。その当時はまだノンリニア編集機が億単位の時代だった。

そして近年ではPCでノンリニアする際、マルチトラックオーディオは当たり前になり専用のマルチトラックレコーダーはめったにお目にかかることはなくなった。
一方、フィールドレコーディングにはPCを持ちまわるのはありえないためポータブルな録音機が必要になる。早くに登場したのはカセットテープを使った4trackレコーダーでアマチュアのバンド録音などに使われていたようだ。HDDのポータブルレコーダーも登場してきて信頼性がある程度確認されると映画やドラマ制作用に4tr、8trなどの高価なプロ機も発売されるようになってきた。ところがいくら信頼性が高いといってもHDDはメカなので意外と壊れ易い。プロの現場でクラッシュすれば信用問題である。ということで最近出てきてのがソリッドステートメモリーだ。ビデオカメラでもSxSやP2が業務用として使われるようになった。プロ用音声機器にもやっと入り込んできたといった感じだ。
R-44では映画に利用するには物足らないだろうがこれだけコンパクトで多機能なレコーダーがこの価格ならかなり普及するだろう。今後業務用音声機器は一気にデジタル化される可能性がある。信頼性や互換性を重視するあまり、かなり長期にわたって保守的な構成が続いたからだ。ほんの数年前まで6mmオープンテープが使われていたり、MDやMOもまだ流通している。今後デジタル化されるだろう機能はまず入り口から、マイクからミキサーまでの音声信号。これはアナログで引き回すとノイズが混入するからである。光ファイバーやデジタル信号にすればすっきりする。SONYでは近々デジタルワイヤレスシステムを発売する。また、ブルートゥースでのデジタル音声通信も出回ってきた。そして次にミキサーだがSONYから一機種だけ出ている。この分野も早いうちに全てデジタル化されるものと思われる。レコーダーは既にデジタル化されているわけだから時間の問題だ。
これからのオーディオ機器が楽しみである。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.p100project.com/mt/mt-tb.cgi/468

コメントを投稿

About

2008年02月25日 22:17に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「ユニキット購入」です。

次の投稿は「初音ミク現象」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.34