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2008年03月 アーカイブ

2008年03月05日

初音ミク現象

「初音ミク」VOCALOID2と言う音声合成(正確には歌声を合成することができる)ソフトウェアの商品名で、クリプトン・フューチャー・メディア株式会社が販売している。
このクリプトン・フューチャー・メディアという会社名、記憶にあるのだが・・
・・!と思い出しました。
十数年前になるけれどもBGMやSEの音源ライブラリーの販売でカタログを取り寄せた事があった。当時は動画の素材も扱っていたようでセンスの良いCGなどもあり今でも音のカタログは捨てずに大事に置いてあった。現在もBGMやSEのライブラリーの販売はあるが、この「初音ミク」は音階と歌詞を入力することで、ボーカルパートやバックコーラスを作ることができる。つまり打ち込みで歌を歌わせる事ができるソフトウェアなのだ。
この「初音ミク」が歌う「みくみくにしてあげる」が昨年、ニコニコ動画やYouTubeで大ブレイクして、ちょっとした社会現象を起こした。
CGM (Consumer Generated Media)つまり消費者が内容を生成して行くメディアと認識したがどうだろうか?

キャラクターはプロの作家が作ったが、楽曲はソフトを使った投稿作品である。ココまではどうってことないが、歌に振り付けしたアニメーションが次々と作られ続け、3Dアニメーションまでも出現した。これらのアニメーションがさらに評判を呼び、勝手に改良版やパロディまで生み、別の楽曲にも新しいアニメーションが出現した。よく出来た作品には多くの「勝手にコラボ」が出てくるのである。
「みくみくにしてあげる」は着うたとして配信されJASRACにも登録された経緯がある。
通常キャラクターが売れると、便乗やニセキャラは排除の方向に向かう。しかし「初音ミク」の場合はけっこう成るがままにしておいたのが結果的によかったようだが後、キャラクターのイメージを損なうような二次創作に関しては、ある程度の線引きは考えられているようだ。しかし、今までと決定的に違うのは、ヒステリックに著作権を守ると言う姿勢ではなく公認し、気に入らないものは適当に消去と言う程度で済ましている事である。
このように最近著作権保有者の方もキャラクタービジネスのあり方を模索しだした。

著作権と言えば絶対触れてはいけないキャラクターの代表として「ディズニー」「サザエさん」があるが、ミッキーマウスをアーティストに自由に描き変えてもらって新しいミッキーマウスを作ってもらったり、手塚プロでは「やわらか戦車」版の鉄腕アトムのというのも企画している。無断で使われる前に積極的に違う形でのキャラクター展開をして世に問うという発想の転換である。「初音ミク」の妹版がすでに発売されているようだが、はたして二匹目のドジョウとなるのか?
いい腕をしたコンシュマーがすべてを握っていると言うのもなんだか変な感じです。

2008年03月06日

CMの制作費

期間限定のアイコンです。
つのは生えていませんが、鳥取のゆるキャラとしてデビュー?(笑)

スポンサーとしては安い方がいいのだが安ければ内容が薄くなるというジレンマもある。こちらとしてもローカルCMを生業としているのでローコスト制作に関してはいろいろと企業努力をしている。
スポンサーがテレビCMで広告をしようと思った場合放送料という大きな壁がある。ローカルCMの場合は制作費より放送料の方がウエイトが大きく、場合によって静止画CMの場合などはサービスでやっているところもあるくらいだ。
単純に告知だけのCMであれば静止画でもある程度の効果はあるだろうがせっかく予算を用意してテレビCMを打つのなら放送料を少し割いてでも制作費にあててインパクトのある効果的なCM内容にと思うのだがこれは制作会社側の考えだからと言えなくもない。
お金をかければいいものが作れるというのは方程式通りにはいかない。企画次第ではせっかくお金をかけても効果のないものもあったりするし超低予算でもアイデア次第では爆発的に受けるものもあったりする。そうなるとますますスポンサーとしては安くていいものという要求が出てくるわけである。一方、放送料は料金と放送本数、時間帯など方程式通りなのである意味割り切りやすい。
ただ、制作側から言わしてもらうと予算がない仕事より多い仕事の方がやる気は起こるものである(笑)結果としての作品がいいか悪いかは別にして…

2008年03月07日

デジタル一眼レフカメラ

最近では若い女性にも人気が出てきてコンパクトデジカメが個性が出せない中デジイチとして売れているようだ。
しかし一眼レフにする意味があるのか?最近の機種ではミラーアップしたまま液晶モニターでリアルタイム映像が見られるライブビューが主流になりつつある。液晶モニターも可動式でフリーアングルで撮影できるものもある。とすればミラーとプリズムを使った光学ファインダーの存在価値はあるのか?もともとムービーフィルムカメラのファインダーは光学式だ。しかしビデオカメラになって接眼式のファインダーは電子式になった。
接眼式のメリットは明るい外でも外光に影響されずファインダーがクリアに見えるということである。コンパクトデジタルカメラにも申し訳程度の光学ファインダーが付いていたりする。つまり接眼方式でない液晶モニターが晴天の外光の中でもクリアに見えれば接眼ファインダーは不要になるわけだ。そうなればミラーとプリズム、接眼ファインダーが不要になりあの独特な一眼レフの形状でなくなる。

もう一つレンズ交換がある。非常にシビアな写真を撮り、大きく引き伸ばしたりするプロやマニアは高価な単焦点レンズを使い分ける。しかしアマチュアの多くは高倍率のズームレンズをつけたまま使っている。いくら性能が良くなったとはいえ800万画素クラスの一眼デジカメだと高倍率ズームと単焦点レンズの画質差は歴然である。
と、まあ今のデジイチブームはあのフォルムに女性がカッコいいと思い手頃な価格になってきたから持ち歩いていると考えられる。もっとスタイルにこだわる人は古いフィルムカメラを持ち歩いているようだ。趣味の世界だからなんでもいいが…

おそらく一眼レフというカテゴリーは近い将来なくなってしまうと思う。電子撮像素子を使っているのにメカニカルな光学機構が必要だと誰も考えないでしょ。
究極をいえばガラスを使っているレンズ。結像させるためには現状この方法しかないのだが光を屈折させる方法には他にもある。
未来のカメラにはあの重いレンズは付いてない。

2008年03月08日

ロケ撮影いろいろ

久々のロケ撮影だった。店内撮影である。
やはりロケは大変だなぁと思う点いろいろ。
移動撮影にはグライドカムを使うのだがワイコンを装着するかどうか迷う。軽装撮影ということでグライドカムのみでやろうと考えるとズームで寄りの画も欲しくなる。ところが今持っているワイコンはワイドエリア専用で望遠側にするとフォーカスが合わなくなる。これはかなり不便でピントを合わせるのにズームアップしてあわせてから画角を決めるという操作も出来ないということだ。かなりワイドだからほとんどパンフォーカスなのだがカメラの液晶モニターだけではフォーカスが合っているかどうかはシビアに確認できないし難しい問題だ。かといってクローズアップ撮影の場合にワイコンを外そうと思うとグライドカムのバランスをやり直さなければならないわけだ。結局三脚を持って行きクローズアップは三脚撮影ということになってしまう。

グライドカム撮影の際、動きを滑らかにするためハイスピードで撮った。ところが店内はシャンデリアの照明しかなく1/60のシャッターでは少し暗かった。それはそれで見た目に近いイメージではあったがやはり1/30で撮影した方が良かったかなと。グライドカム撮影の場合照明が難しい。移動が大きいのでライトキットなど持ち込んでもほぼ使えない。
強いライトを炊いてしまうと自分の影が出てしまう。
ということで今回のロケでフルレンジのワイコンが必要だなと感じたわけである。ワイドで撮影すればハイスピードにしなくてもまったり感が出せるしクローズアップもグライドカムにつけたままバランスを崩さず撮影できる。

CMテンプレート

ご存知電通の CMGOGOである。
やはりCMのコストダウンにはこのようなセミオーダー方式の制作が有効である。
このCM集、企画はシンプルだが映像はさすがに凝ったものだ。映像のクォリティで訴求しようという戦略である。ローカルCMに対しても放送エリアごとに料金表も明示されておりなかなか面白い企画である。ご当地山陰でも流れているのかもしれない。我々としてはここまでの映像クォリティ、作り置きをするだけのパワーを持ち合わせていないしニーズもない。

そこでコストダウン戦略を考えてみた。
◆企画コンテのテンプレート化。
スポンサーの意向を聞いてから企画提案をしていくと企画費用もバカにならない。いろいろな業種に対応できるCMGOGO的な絵コンテを沢山用意して選んでもらう。
◆制作方法のコストダウン。
・スタジオのクロマキー撮影。全ての機材を常設しているため設営時間を必要とせずワンマンオペレーションも可能なので非常に低コストで制作可能。ロケの場合カメラ、音声、照明、移動など多くのスタッフが長時間拘束されコストアップが避けられない。
・背景はイラスト、CG、写真などを利用できる。フリー素材集なども豊富にありコストダウンできる。
・建物内部、店舗など立体表現が必要な移動撮影の場合はグライドカム撮影が便利。完全なワンマンオペレーションで迅速な撮影が可能。クレーン、ドリーを使用する場合は別スタッフが必要になる。
・出演者はスポンサー関係者などから。演技が必要な場合はプロに依頼。
制作方法に関してはすぐに実行できる体制にあるのでこの制作方法に対応したテンプレート企画を用意する必要がある。

最も低予算の場合、写真やイラストなどを用意してもらい編集上でフリー素材の動画などとミックスする手法を取っているが、これは告知など短期物には適している。しかし企業イメージやレギュラー的に店舗の紹介などをするにはあまりイメージがいいとは言えません。人物や動画映像を交えてイメージアップをするべきでしょう。お金を掛けずに効果的なCMを作る。永遠のテーマです。

2008年03月11日

おもしろCM

テンプレートになりそうな企画を考えるためテレビを見たりWEBに置いてあるCMを見たりしている。
やはり僕の場合おもしろCMが好きだ。作っていても楽しいし流れているのを見るのも楽しい。
作ってみようとラフコンテをさらさらっと書いてみる。思いついた時はけっこう面白いかも、と思うのだがコンテにしていくといまいち他人を説得できるのか?という疑問が湧いてきてボツにする。といったわけで企画自体いままで本業としてやってなかったのでどう進めるべきなのかイマイチつかめない。とはいえ流れているCMを見てもこんなんでいいのか?と思えるようなオチもあるわけで爆笑を狙うものではない。なんとなくニヤっとできればいいんじゃない?

タレントなどを使えばまじめなタレントに意外なコメントを言わせるギャップで笑わせるなどもある。ローカルではギャラ的に無理である。一番ストレートなのは言葉のギャグなのだが実はこれが一番難しい。誰もが考えられるものだから批評も厳しいというわけだ。
デジタル技術を駆使してありえない合成をするという手もある。手法としては得意分野である。最近ではCG、CGとなんでも不思議な映像は作り物だと見られてしまうがむしろチープな合成にして笑わせる方が得策だったりする。
いずれにしてもこのような面白CM企画、鳥取の県民性を考えるとスポンサーを説得するのはなかなか難しそうだ。

2008年03月12日

こんなこと考えてみた

いまだ、どうみてもハイビジョンCMの流れている本数が少ない。
とはいえローカル局も全てハイビジョン化は終了しておりCMバンクもハイビジョンは受け付けている。今後全てハイビジョンCMの入稿に変わるだろうと想定しているのだろうがこんなに切り替わりのテンポが遅いとは誰が想像しただろうか。ハイビジョンでないとすれば流通しているのはほぼD2になるわけだが、こんなことを考えてみた。

まだHDCAMでの入稿が少ないうちにハイビジョンだけを新しい入稿方式に切り替えるべく平行して新方式を導入したらどうだろうかと。
つまり入稿数が少ないだけに混乱が避けられるということだ。HDCAMと並列的に扱うということで実験的なこともできる。究極の手法としてはITを使ったオンライン入稿だ。実験的といったのは圧縮フォーマットを何にするか、メーカーとの絡みもあるため何種類か採用する必要があると考えられるからだ。長期的に高画質フォーマットを考えたとき1920のフルHD、4:2:2は必須と考えられる。ソニー、パナソニック、アビッド、カノープス、アップルなどそれぞれに独自フォーマットを持っており、もちろんというかなぜか互換性はない。民放連が独自でもいいからフォーマットを提唱してコーデックを無償で配布するといったことも考えられる。

いずれにしてもデータで受け取ってCMバンクに登録するわけだからVTRは不要になりコンピュータで行うことになる。とすればそれぞれのコーデックのデコーダーを放送局側で持ち合わせれば問題ないということになる。CMバンクがどんなコーデックでストックされているかは知らないが各メーカーのコーデックからCMバンクのコーデックへ変換することになる。おそらく非圧縮ではないと思う。
例えばパナソニックの場合だとAVC-Intra100で100Mbpsである。光ファイバーは現状100〜1000Mbpsのサービスがある。ということは15秒のCMを15秒以内で送れるということになる。現在、ポスプロでビデオテープに収録されたCM素材はポストプロダクション→CM制作プロダクション→広告代理店→テレビ局の支店営業窓口→テレビ局本社 CMバンクといった複雑な流れになっている。ところがこの流れの中で中身をチェックしているかというと全くされていない。というかD2やHDCAMのテープを見られる装置を所有しているところはほぼないため中間でテープを渡すのは納品したという確認のためだけということになる。

データ化されるとデコードソフトをコンピュータに入れるだけで映像を確認することができる。ポストプロダクションでコーデックされたデータは各所にネットで送るだけで済む。確認するだけの映像であればプロキシデータでかまわない。特定のサーバーに本編、プロキシ、各種データを10桁コードを付けたホルダーにして送っておけば各所はIDとパスワードでアクセスして中身をダウンロードできるといった構造だ。
ビデオテープによるコードの確認は目視によるものだ。中の映像がラベルと適合しているか確認する方法がない。絵コンテなど添付すればまだ安全なのだろうが現状はテープと10桁コードしかなくポスプロで出荷時点に確認するしかないというのも不安要素がある。

その点データ化すればどの時点でも映像の中身を確認することができるし分類コードもテキスト化しているため読み間違いは起こらない。もしデータと映像が間違っていれば即座に修正データを送りなおすことができるというわけだ。もちろん通信中のトラブルがあったとしても普及しているITネットであるから別経由で送るといったことも可能で雪による輸送トラブルなどとは無縁のものになる。
実際にやるとなればもっと細かい部分の検証も必要になるだろうがこういった流れは時間の問題であり相当数のCM素材が流通していることを考えるとかなりの物が節約できる。
ビデオデッキ、ビデオテープ、輸送コスト、保管スペース…早くやって欲しいと言っているのだが。

2008年03月17日

ケーブルレス

なんと家庭用でハイビジョンのベースバンドデジタル信号まで無線で飛ばしてしまおうという時代になってきた。
ワイヤレスマイク、無線LAN、ワイヤレスキーボードにマウス、ブルートゥースのヘッドホン…とだいぶ増えてきたもののいまいち普及はしていないようです。
ちょっと前にワイヤレスの5.1chスピーカーシステムなどといったものも出ていました。どうして普及しないか。結論は簡単です。信号線はなくなったけど電源はどこから取るの?ということだ。小電力のマイク、キーボード、ヘッドホンなどは電池駆動できるのですっきりする。しかし電池が切れると全く使えなくなるので常に予備を用意するとか容易に充電しておける機構を作っておかなければならない。

映像系やスピーカーは電池駆動というわけにいかないので結局ACコンセントを探さないといけない。これからの家は「どこでもコンセント」の設計が必要かもしれない。
壁紙自体に電源が供給されており非接触で電源が取れる…みたいな。それと共にどんな信号も電源に混ぜて通信できる規格が欲しい。
そうなればわざわざ無線にする必要もないのだ。テーブルや壁、床に接していれば電源も信号もやり取りできる、そんな22世紀は近い!?と、夢の話だがとりあえず業務用デジタルワイヤレスマイクの低価格版を発売して欲しい。
SONYから4月に発売されるものはセットで100万もするのだ。
な、なんでワイヤレスマイクってこんなに高いの?

2008年03月21日

R-44が来た

発売予定日から4日ほど遅れたがやっと届いた。
とはいえ最近はこういった商品、手にするまでにネットで写真が公開されており細部までしっかり確認できるし取扱説明書まで公開されている。
今回も届くまでに取説をざくっと読んでいたので既に使ったことがあるかのように箱から出してすぐテスト録音してみた。
細部の機能はやはり操作しながらでないとわかりにくいので各種機能を確認しながらいろいろと試し録りしてみる。
レベルの前にセンスがあるのが便利でいい。マイクによって感度も違うのだがセンス段階で感度を揃えておきレベルでバランスの微調整をするといった感じだ。
ヘッドホン端子は最近の機器にしては珍しく標準ジャックを使っている。こういった生録にはノイズキャンセリングヘッドホンとの組み合わせが非常に具合がいい。小さな音も周囲の雑音に影響されずクリアにモニタリングできる。福袋でたまたま入手したノイズキャンセリングヘッドホンだがやっと使い道が見つかった。

内臓リミッターも自然な効き方だ。右に置いているのはプロテックのリミッター専用機だがこちらはプロ用ということで-20dbで完全にカットされてしまうのでちょっと使いづらかったのだがR-44があればこれで全てが済みそうだ。
メニュー操作はちょっとやりにくい。カーソルの上下左右操作キーが横一列に並んでいるからだ。やはり十字キーにして欲しかった。
R-44の納期が決まってから気がついたのだがSDメモリーは別売だった。そこで急遽ヨドバシドットコムに適合メモリーを確認して4GBを発注したがR- 44が届くタイミングには間に合わなかった。そこでデジカメに使っている1GBのSDを使ってみたのだが何の問題もなかった。まぁ音声記録だからそんなに高速でなくてもいいのだろうが。
それにしても最近の機器はほとんどSDメモリーになってきた。一時はスマートメディア、コンパクトフラッシュ、スティックメモリー…と無数にありカードリーダーなどは20数種類対応などと書いてあるものもある。SDにほぼ一本化されてありがたいと思いきや、マイクロSDやスピードによる違いなどこちらも賑やかになってきた。
安くなってきたからいいとは言え…

2008年03月23日

驚異的な高性能

SONY XDCAM-EX1である。発売されてから暫く経ったのであちこちで評価の記事が見られるようになって来た。
読んでみると、なんとシネアルタ最上位機種とも肉薄しているというのだ。価格はシネアルタHDCAM HDW-F900Rで本体850万、レンズが200万以上。一方のEX1はレンズ一体式で84万円。これだけ性能が肉薄していると言われているのに10倍以上の価格差。どう考えればいいのだろうか。
つまりあとわずか、数パーセント画質を良くして機能性、拡張性に優れたものが欲しければ10倍のお金を用意しなさいということなのだ。
では見ている人にその差は認識できるのか。業界誌の評価を見ても測定器を使って波形に僅かに違いが見られたり50インチクラスのフルHDモニターで見てレンズの色収差などが発見できるといったレベルのようだ。
最近ではブライダルの世界でも小型カメラを多用するようになってきているという。ちょっと前までは肩乗せカメラでないとお金が取れないといわれていた。
映画製作でもサブカメラとして小型カメラが使われるようになってきたがEX1クラスになるとメインカメラとしても充分通用するという。とんでもない時代になったものだ。
放送局のスタジオカメラもみんなちっこいカメラになっていくのだろうか。

こうなってくるともう一つ欲が出てくる。映画製作用に撮像素子の大きなレンズ交換式カメラが欲しい。被写界震度の浅い表現をするためだ。デジタル一眼レフクラスの撮像素子がちょうど35mmムービーカメラと同等のサイズになる。そうするとデジタル一眼レフの高性能レンズがそのまま使えるというわけだ。逆の見方をすればデジタル一眼レフの進化系が映画用ムービーカメラになると言える。
既にカシオから EXILIM PRO EX-F1というスペック的にはどう見てもハイビジョンムービーカメラと言える様なデジカメが出ている。撮像素子の大きさは少し小さいがフルHDのムービーが撮影できる。
こういった特殊なカメラが市場に受け入れられるかが微妙でありそういった意味でカシオがチャレンジした意味は理解できる。 前に書いたカシオ試作機の記事

この分野を追求しているのはほんの一部のプロやハイアマチュアしかいないわけでEX1も84万円を安いと思える人と高いと思う人とはっきり別れる。
弊社も2年前の3月にHVX200を導入した。これを買っていなければ間違いなくEX1を購入しただろう。
あるいはもっとハイビジョンCMのニーズが増えていれば購入したに違いない。
できればパナソニックからP2 AVC-IntraでHVX200の後継機をEX1対抗で出して欲しい。
SONYの機種変更は頻繁だがPanasonicは意外に息が長い。開発力がないとも言えるが?EX1は出たばかりなので編集環境もままならない。REXCEEDでもオプション15万を足せば編集は出来る。しかし現時点ではそこまでして高画質ハイビジョンカメラを導入する動機がないのだ。

2008年03月26日

スタジオ撮影

久々のスタジオ撮影である。
今回は足元まで撮影するのでグリーンでホリゾントを作る。編集用のサブデスクを90度回転して端に寄せる。キーライトになる大型のLPLクールライト2280も以前はキャスタースタンドに付けて移動させていたのだが今回天井吊りにした。これによって足元が更にすっきり。音声収録はガンマイクをブームスタンドに設置。セッティングは30分程度でできるが久々のスタジオなのでちょっと早めにセットしてチェックしてみた。
ライトを天井に吊るしているとセッティングに時間がかからず便利だ。コンセントの引き回しもなくスイッチ一発で全部点灯する。
物が増えたので広いスタジオが欲しいなぁなんて思うが、実際の仕事としてはこのようにたまーにしかないので充分なのだろう。ただ人間というのは変化がなくなると刺激を求めたくなるもので…

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