« 2008年05月 | メイン | 2008年07月 »

2008年06月 アーカイブ

2008年06月03日

ハイビジョンクロマキー

低価格である程度高画質なハイビジョンクロマキーの出来るシステムを考えてみた。
現在フルHD1920×1080で4:2:2の記録が出来るシステムというのはHDCAM-SR、XDCAM422、AVC-Intra100といった選択肢がある。この中でコストパフォーマンスがいいのがPanasonicのP2ポータブルレコーダーである。AVC-Intraボードを入れると170万ほど、XDCAM422のレコーダーは250万、HDCA-SRともなると700万にもなる。
カメラ一体型という選択肢もあるが同じくフルHD422記録できるカメラとなるとレンズなしでも300万超えなのでけっこう厳しい。
そこでXDCAM EX3をチョイスしてみた。小型にしてはフルHDの画素を持つCMOS、レンズ交換が出来HD-SDI出力がある。画質の評価もかなり高いようだ。このスペックで100万は安いといえる。
XDCAM EXではクロマキーに適さないのでロケなどでは内臓レコーダーを使うがスタジオクロマキーの際はP2レコーダーに録画する。
現在使っている編集機REXCEED5000はP2対応にしてあるのだがXDCAM EXとAVC-Intraを読み込むためのオプションが必要となる。これが意外に高いのだがそれぞれ15万、10万となる。XDCA EXの素材を一度P2にコピーしてから取り込めばXDCAM Optionは不要になる。
ざっと270万ほどでかなりハイクォリティなフルハイビジョンクロマキー撮影が出来るというわけだ。
しかしこれをCMとして納品するには今のところHDCAMのVTRが必要となるためプラス320万となってしまう。ここで一気にやる気をなくしてしまうのだが…

価格は定価、実売が混在

2008年06月04日

クロマキーのメリット

なぜクロマキーにこだわるかというと低価格CMを作るのに必須アイテムだからだ。
例えば人物をロケ撮影するとしよう。出演者はもとよりカメラマン、ディレクター、音声、照明など車一台に納まらないほどの人間と機材が動くことになる。半日のロケでもかかる費用はバカにならない。
ではスタジオの場合どうか。ただの壁バックで撮影するわけにもいかず、ある程度のセットを組むことになる。内容によってセットは変わるためその都度照明や音声のセッティングも変えることになる。
ところがクロマキーの場合よほど特殊な設定でない限りカメラポジションも限られるし照明もほぼ同じ設定でOKである。音声もガンマイクでほとんどカバーできる。
そのためセッティングを固定しておけばスタッフ要らずのワンマンオペレーションが出来るというわけだ。しかもスタジオサイズは人物が動く範囲だけでよく、合成されれば広大なスペースに立っているかのように見せることが出来るのだ。
製作コストはロケやスタジオセットの何分の一といった程度になる。
しかもライブ撮影にはないCM演出としての独特の効果も出せるためメリットは多いのだ。

2008年06月05日

ストップウォッチ

なんで映像用ストップウォッチって商品化されないんだろう。
ついでに電卓も欲しい。
24フレーム、30フレーム、60フレーム、時分秒での計算。
足し算、割り算が面倒なので15秒CMの編集時、アフターイフェクトでは
フレーム表示にしていた。15秒で450フレーム、3秒は90フレーム。
ところが30秒、60秒、90秒CMなんてものもやりだすとフレームで計算す
る方がややこしくなってきた。そこで最近はタイムコード表示に切り替
えている。
7秒間を均等に3分割したい場合1カットが何秒何フレームになるのか?フレームだと7秒は210フレームだから70フレームだと暗算でも出来る。しかし秒表示の場合電卓ではじくと7÷3=2.333。小数点で出したとしてもフレームまで出すのはもう一度小数点以下を×30する必要がある。とにかく面倒なのだ。
同じようにストップウォッチは10進数。2.33秒…何フレーム?また電卓を出すはめになる。ナレーションの切り貼りをしていると実に不便なのだ。

2008年06月09日

ニュース

最近のニュースは大げさな表現が多いように思う。ニュースといえば事実を伝えるものというイメージなのだが最近の報道合戦の過熱化によりかなり脚色して報道しているように感じられる。そしてその脚色に一般視聴者が翻弄されているかのように街角インタビューがされる。数人のインタビューで国民は皆このように訴えていますと報じる。全てカメラのレンズを通した世界なのに見ている人は信じざるを得ない。実際にそこに行くこともなければその人に聞くこともないわけだから。
あまりテレビの言ってることを鵜呑みにしないようにと母に言ってみる…(笑) 刺激のない生活をしているとニュースが唯一の話のネタになるようだ。

ついに出た!!

ポータブルHDフィールドレコーダーFlash XDRである。価格は4995$、国内での価格は未定。CFカードをRAID1にすることも出来るという。
フルHD4:2:2のXDCAMフォーマットで記録できHD-SDIの入出力を持つ。
今年秋には 8/10bit 4:2:2の非圧縮に対応するという。
これでこの価格は驚異的だ。
サポートを考えると国産でも出て欲しいがローランドあたりでも同様のものを出しそうな感じがする。
こうなるとカメラとレコーダーはいよいよセパレートということになりそうだ。記録方式に振り回されてカメラを選ぶ時代は終わる。
ソニー、パナソニック、池上、ビクター、キャノン…どんな展開になるのか楽しみだ。

2008年06月10日

非圧縮

ポータブルHDフィールドレコーダーFlash XDR。
やはりこういった思い切った製品はまず海外から発信される。
日本のメーカーは半ば実験的なモノはめったなことに出すことがない。
まぁそれはそれで堅実なわけでこういった製品を手にしても寿命は短いというかすぐに他メーカーが機能アップし価格を抑えたものを出してくる。
実際の現場で使う段階では3代目4代目くらいにこなれてからでないと本番には怖い。
HDVの外付けHDDレコーダーも海外のものが数機種発売されたが当初の評判は散々なものだった。とはいえ、このポータブルレコーダーという流れはユーザーにとって大きなメリットがあるに違いないのだが果たして国産メーカーが手がけるのか疑問もある。つまり大手メーカーは記録メディアも含めて商売を考えたいわけだ。
そして放送業務用には撮影から送出までトータルソリューションとして信号形式まで独自のものを提案する場合さえあるのだ。
海外のパーツメーカーが互換性の高い製品開発するのとはかなり環境が違う。

製品形態は別として記録方式として非圧縮の流れというのはどうなっていくのか。
ハイエンドなノンリニアでは非圧縮での扱いは以前からあるがストレージやネットワークの設備を考えると現状の25〜150Mbpsの圧縮とは桁違いに高価なシステムになってしまう。4:2:2で1500Mbps、 10bit4:4:4ともなれば…はたしてパソコンで扱うことが出来るのか。要するにそのような特殊用途になれば利用するユーザーも限られてくるし、メーカーとしては安く作る意味がなくなってくるわけだ。
やっとHDの圧縮がさくさく動くようになった最新パソコンだが非圧縮が扱えるようになるにはもう少し時間がかかりそうだ。
こちらの状況としてもHDのCM普及が遅れているため長ーい目で見ることにしている。
となれば導入に踏み切る頃にはさらに進んだシステムへと変貌しているに違いないと期待したい。

2008年06月11日

HDCAM-SR

現在VTRで最も高画質と思われるのはこのHDCAM-SRでオプションにより4:4:4RGB 880Mbpsの記録が出来るが価格はオプションを入れると850万円にもなる。先のXDRは4:2:2mpeg2 50Mbpsだが約50万円だ。
オプション扱いになったとしても4:2:2非圧縮1.5Gbpsが実現してしまうとHDCAM-SRの立場は…
デジタル機器の場合細かなジッターなどを気にしなければスペック通りの性能が出る。
あとは使い勝手と信頼性だが巨大なVTRよりポータブル機器のほうが取り回しは楽だし固定メディアということでテープより信頼性は高い。
SONYのSxSもメモリー記録だが今のところ35Mbpsのmpeg2フォーマットしかサポートしていない。
ハード的な能力は800Mbpsあるというが、RAIDを組めば楽に非圧縮記録はできる。
未だVTRを捨てきれないSONYだがメモリーが大容量、高速、低価格になってきたのでそろそろ将来的なビジョンを出して欲しいものだ。

2008年06月18日

テープレス時代のCM搬入提案

今までも何度かここで書いてきたが最新の機器でどんなことが出来るかまとめてみた。 右の図はローカルエリアのみで展開した場合の想定である。
現場では賛同の声も多いのだが果たしてどんな機材でどんなスケジュールで実施されるのか。最終的には全国規模で行われることになるわけだからかなり慎重にならざるを得ない。
ローカルだけで先行するのもありだが別の方式で最終決まってしまうとそれなりの無駄も生じる可能性はある。
ビジョンが見えない現状ではとてもHDCAMのVTRを導入する気にはなれない。少しずつ現場からの声を増やしていくしかないのかもしれない。

2008年06月22日

驚異のタイムマシン

SPIDER zero。である。
サイトを見ても一見なんのこっちゃわからないマシンである。
8ch/1週間のまるごと録画が可能といういわゆるハードディスクレコーダーなのだが録画できるだけなら今までもあったし一般のレコーダーでも2chは同時録画できるので複数台使えば可能だ。このSPIDERの驚異的なところは検索機能なのだ。「最大の特徴である検索機能は、番組名だけでなく、出演タレント名などでも可能で、その人が出演しているCMまで検索でき、さらに検索結果はネット上のWikipediaと連動し、プロフィールや過去の作品情報などを素早く知ることができる。人名、企業名、番組名、商品名はあらかじめワードライブラリとして登録されており、リモコンから容易に選択できる。
指定した時間に放送されていた各局の番組チェックや、CMに使われている楽曲の確認なども可能。企業名や商品名を登録しておくと、その新着CMに「NEW」マークが自動的に付く。 気に入ったシーンにブックマークを付け、コメントと共にネット経由で投稿する機能も備えており、ユーザー同士がその情報を共有できる。」とある。
つまりこの会社が放送内容を分析し、データベースを提供しているわけだ。

年間\12,600のサービス料がかかるらしいが我々業務用に使うと思えば安いものだ。しかしこの情報提供エリアがローカルに対応していない…そりゃそうだわな。全国のローカル番組全てデータベース化するなんて無理なわけで。今後も対応するとは思えないわけで。もし対応すればどんなに高くても買おうかと思ったんですけどね。小倉智昭氏は開発段階から導入して使っていたらしいです。
こちらローカルは民放3局だけなんでHDDレコーダー2台もあれば全部録り出来るんだけども検索が出来ないんですよ。早送りで見るなんてとんでもないです。
たまに深夜帯の番組をべたっと録画してどんなCMが流れているかチェックしたりするんですが眼が疲れます。SPIDER欲しいなぁ…

2008年06月23日

HDクロマキー

XDCAM EXが気になりだした。買うかといえばまだまだHDの需要もないので今買ってもあまり出番がなく無駄な買い物になってしまう。
最新のレンズ交換できるEX3がいいなと思っていたのだが細かいスペックを見てみるとEX1とあまり違いがない。EX1にもHD-SDIの出力もありレンズや撮像素子は全く同じものだ。価格は定価で18万円の差がある。EX3はゲンロック、タイムコード入出力を持ちマルチカメラ用に作られている。更にショルダーパッドが付いたりファインダーの構造が違うなどより肩乗せタイプに近づけようとした機構のようだ。そのためスタジオクロマキー用としてはそれほどメリットを感じない。レンズ交換によりショートズームも使えるという点は気になるが40万もするのでちょっと躊躇する。始めからショートズームだけ付けたバージョンを販売してくれれば考えるが。

このシステムのフローとしてはEX1のHD-SDI出力をXDRに入力して収録する。
録画フォーマットは1920×1080/30P,4:2:2,I-Frame,160Mbpsが最高画質となる。
記録レートだけ見ればAVC-Intra100の1.6倍もあるがmpeg2 I-Frameがどの程度の画質か気になるところではある。秋には非圧縮にも対応できるようなのでそうなれば最強だ。
問題はカノープスのREXCEEDに取り込めるのかというところだ。
XDRはXDCAMフォーマットでの記録も可能なのでカノープスにXDCAMオプションを入れれば読み込めるはずだがこれだとフルHD 4:2:2の取り込みが出来ない。
もう少しXDRの動向を見ていくしかない。

2008年06月27日

まんとくん

「せんとくん」だけでは寂しいので、私、datajiroのキャラアイコン「まんとくん」で登場します。(季節限定版)
これは、パクリでもパロディでもありません。オマージュですね
あと、「なーむくん」担当が出てくればもっと楽しいのだけれども・・(笑)
奈良のキャラクター合戦はまだまだ続くのでしょうか?

P100Projectの素材集「パターン100」ご利用の方から、新パターン素材は無いのか?と催促のご連絡をいただいている。ほんとうにありがたい事である。
しかし、1年以上サイトの更新が出来ていない状態で誠に不義理をしていて申し訳ない限りであります。近いうちに新パターンを発表出来ますよう日々努力しておりますのでいましばらく見守ってやってください。
P100Projectという場所もそろそろ何をして行くのか明確にしていかなくてはならない。
100は百貨店の100である。Projectを100集めて皆さんに寄り集まっていただく場所。
漠然とそんな感じでありますが、映像に関係のある企画や商品を扱いたいと考えている。
「パターン100」の利益でこのプロジェクトを進行して行こうと意気込んでみたものの逆に手間ばっかりかかって、今の所「足かせ」になっているという顛末。
いや、顛末で終ってはいけない。多くの方に「内容も価格面も妥当で助かっている。」と言う称賛?のお言葉を頂き、必ずや映像素材のスタンダードになる事を夢見てガンバっているのであります。

About 2008年06月

2008年06月にブログ「P100Project blog Digitalの叫びとつぶやき」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2008年05月です。

次のアーカイブは2008年07月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.34