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2008年08月 アーカイブ

2008年08月04日

クロマキー

HDCAMはクロマキーに使えるか?
hDCAMは水平1920に対して1440を引き伸ばして表示している。
クロマ解像度は1440に対して1/3の480になっている。
1920に対してだと4:1:1ということになりDVと同じレベルといえる。
しかしHD自体が高解像度なのでSDで4ピクセル分のボケが出るのとHDの4ピクセルでは見た目の感じ方はだいぶん違うものと思われる。
実際にやったことがないので推測でしかない。
ではHDCAMで撮影した素材をサイドカットでSDに使った場合はどうか。
SDの4:3で切り取るとHDの水平1920に対して3/4を使うことになる。
HDCAMのクロマが480なので切り取った後は360となりD-1の4:2:2と同等のクロマ解像度が得られるという計算が出来る。SDのENGカメラはディティールが強めに設定されているためHDで撮影してSD仕上げするほうが繊細な感じがする。
しかもENG系のカメラには30P モードを持っているものが少なくHDCAMも60iが主流だ。ところがHDの60iをSDにダウンコンしてフィールドミックスすればSDの30Pが出来上がる。SDの60iをフィールドミックスするより垂直解像度が高いと言えるのだ。
これらはあくまでもスペック的なシミュレーションでしかなく実際の画面を比較したものではない

2008年08月05日

スローライフ

隠居というわけでもないが40代になったら田舎に戻るのもありかなと20〜30代の頃から漠然と思っていた。
鳥取に生まれ高校卒業して大阪に出た。バブルの波に乗りコンピュータグラフィックスで一世を風靡?した。
バブル崩壊後も暫くは独占市場だったがさすがに時代も変わり競争が激しくなってきた。
人のやらないことをやって先頭に立とうという思いから始めたCGだから普及してしまうと面白くない。その後もデジタルイフェクトや特撮など分野を広げるものの世の中の景気がついてこない。
そこで田舎に戻ることにしたというわけである。なんと振り返ってみると25年間も大阪にいたわけで人生の半分以上である。
帰った当初は鳥取の市場がどうなっているかもわからずとりあえず生活していけるベースをと働いていたが、やはり本来の「人のやらないことをやって先頭に立とう」というチャレンジ精神がよみがえり、動くCMを作ってやろうと今日に至っているわけである。
もともとがむしゃらに一生懸命働くというたちではないので仕事は選んできた。
なので儲けようという強い欲はない。生活できるベースと少しだけ好きなものが買えるお金があればいいと。

仕事時間も基本、9:00から18:00であり実働時間は平均3〜4時間である。忙しくても残業はほとんどなく1日8時間も集中すれば徹夜並みの疲労が襲う(笑) 一人でやっているのでなんでもやらなければならないが基本的に営業は開業当初だけである。
コミュニケーションもほとんどはメールで行っており一日に二回も人と会うとそれだけですごく仕事をしたように疲れる(笑)
人と話すのは嫌いではないからついつい長話になってしまうし…なので仕事の連絡も極力電話ではなくメールにしているわけだ。
この手のSOHO的仕事をやっている方たちは昼間は外回り、夜中にデスクワークといった人が多いようだが私にはそんなハードなやり方は出来ない。
打ち合わせに出かける、企画をする、ロケに出かける…こういった仕事内容は自分的に効率が悪いので基本的に断っている。ロケや打ち合わせ中はほかの事を考えたり作業を間に入れることが出来ないからだ。企画は得意ではないというのが最も大きな理由だがお金がもらえないというのもある。
欲がないとは言えお金にならないボランティア仕事は基本的にやらない。
好きだから、面白そうだからと徹夜したり休日仕事をする人もいるが僕はあまり気が進まない。というわけでこんなのがスローライフなのかなとふと思っただけである。
単なる我侭な生活なのだろうがけっこう楽しめているのが不思議である。

2008年08月06日

ピクセルアスペクト

D-1という規格はピクセルアスペクトが0.9である。このことは非常に理解し辛く、とりわけグラフィック関係の人にはちんぷんかんぷんのようだ。
どうしてこのような正方形でないピクセルアスペクトが作られたか起源は知らないが、たぶんアナログ周波数から割り出されたピクセル数を4:3に割り当てたらこんな数字になったということだろう。
リニア編集機で処理していた時代には全く問題にもならなかったのだろうがノンリニアになり、パソコンで画像を扱うようになって非常に不便なことに気がついたようだ。

ハイビジョンもNHKが作った規格では正方形ではなかった。1920×1035でピクセルは16:9になってないのだ。しかしハイビジョンを世界規格にしようと動き始めた頃パソコンが急激に普及しており将来的にテレビとパソコンは融合するとアメリカが提唱して来た。
そこでパソコンでは当たり前の正方形ピクセル。これに合わせる事になったのだ。
ではSDも正方形にすればということで一般的にはデジタル処理する場合は640×480が使われるのだがD-1が720×486のため垂直ピクセルをそのまま使った648×486というサイズを使うこともある。さらに水平方向を拡大するのは画質劣化になるとのことで720×540といったサイズで静止画を処理する場合もあり混乱が絶えない。

もっとややこしくしているのがDV規格で720×480しかない。D-1にコピーすると上下3ピクセルずつ画がないという現象が起こっている。
このピクセルアスペクト0.9の映像をパソコンに表示すると、1:1のピクセルで横に110%伸びてしまう。人物は顔が広がり正円は縦につぶれて見えてしまう。そのためPCのノンリニアでは水平方向を10%縮めて表示させるのだが処理を軽くするため簡易スケーリングにしている。そのため斜め線等がギザギザに表示されテロップや図形なども正確に表示されず元が悪いのか編集時の処理能力なのか惑わされることも多い。

2008年08月07日

ロケ現場

ロケに限らず現場というのは少なからずトラブルというものは発生する。
アポロの打ち上げで搭載されたコンピュータは3台とか聞いたことがある。古い話であやふやなのだが…要するにバックアップなのだ。宇宙空間で真空管のコンピュータが故障したらどうしようもない。
そんなわけでロケ機材にもそのようなトラブル回避のための構造にお金がかかっている。
民生機のようにちょっと落としたりぶつけたくらいではへこんでも動作するといった堅牢な造りになっているわけだ。それでもいろんなトラブルはあるわけで全ての機材を2台ずつ持っていくわけにも行かない。
都会だとなんかトラブルがあっても代替機を持ってきてもらうといったこともある程度対応が出来る。が、ここは田舎だ(笑)
レンタル機材はもっと厄介だ。いつも使い慣れている機器ならいろんな状況に対して設定変更なども熟知しているものだが借りた機材の全てはわからない。現場でマニュアル開いてあーでもないこーでもないと時間ばかりかかって焦ってしまう。前もって借りてテストをしておけばいいのだがそれには費用もかかる。そう考えるとカメラはメイン機材に対して多少ランクダウンするにしてもサブ機を用意したい。

音声機器、照明機材などは比較的単価も安いしもともと複数台持ち込むものなので一台くらい故障しても何とかなる場合もある。
複数音声収録の場合のミキサーはそこそこ値が張るので2台持ち込むのは微妙だ。しかし故障の場合置き換える手法がない。ガンマイクで全てフォローするのは至難の業だ。これも安いものでもサブ機を用意したい。バッテリーに関しては特に気を使う。電池切れは故障と同等である。マイクに使う電池などは近くのコンビニで入手することも出来るだろうがカメラのバッテリーは充電するにも時間がかかる。
余分に用意したつもりでもバッテリーの寿命で使用時間が短かったりすることもある。
とにかくロケに行く時は多すぎるくらい機材や材料を持ち込むことになる。
そうなると運搬も大変なのである。

2008年08月11日

格差

東京、大阪、名古屋、そして地方。
映像製作費の格差は相当なものである。
大阪で何十年かCM関連の仕事をしてきたが東京、名古屋、広島などの仕事が入ってくることもあった。広告代理店受けの金額がどうかまで確認する術は持ってなかったがなんとなく聞いていた。
もちろん東京でもピンきりできりの方では大阪より安く受注して大阪にまで営業に来ているといった噂もあった。
これは格差というより市場原理なのである。
ニーズがあるから高く売れる。
シンプルな構造だ。高く売れるからできる人材はそこへ集まってくる。
これもごく当たり前のことに聞こえる。
というわけで地方ではニーズもなければ人材もいないと言うのを嘆いてみても仕方のないことである。そういう仕事をしたければ集中しているところへ行くしかないのだ。
ただ、集中しているだけあって競争も激しいし要求レベルも高い。
行けば仕事をくれるというものではない。
そんな現実を見つつ地方で頑張ってみようかと思ったのは歳のせいだけでもない。

自分の仕事に対するスタイルといったものが漠然とある。子供の頃から競争するのが好きではなかった。根性がない(笑)
なので人のやってないことをやって楽をしたいという妙な発想があった。
CGを始めたのもその当時大阪で本格的なCGプロダクションというものが存在してなかったといった理由があった。 鳥取ではどうなのか?
帰ってくる前からリサーチしていたわけではなかった。
というか映像制作で飯が食えるとは思っていなかった。
帰ってから別の仕事をしながらリサーチをしていくなか、やはりCMなど商売として成り立たないという周りの声が聞こえてきた。
というのも特に東部ではビデオカメラを回して動くCMというのが極端に少ないのだ。
いわゆる静止画CMがほとんどで動画で製作するプロダクションの存在もない事はないがおいしい仕事として捉えてはおらず頼まれればやらなくはないよ的な感じのようだった。

確かに静止画CMの場合はグラフィックだけ作れば後は放送局がやってくれるので制作費は数万円以下というオーダーである。
それに色をつけてもどうしたって動画にするのは難しい金額なのだ。
それがローカルである。
代理店もクライアントも長年CMとはそんなものだとやってきたものだから動画でのCMを他県のプロダクションに見積りを取っても数十万円から大阪などでは数百万円と、今までの数万円からして桁が違うというのが実感のようだった。もちろん景気のいい企業はそうしたCMを作っているのだが多くのスポンサーは静止画でいいということになる。

つづく。

2008年08月12日

やってみましたHDクロマキー

ほぼ予想通りでした。SDにダウンサイズしてクロマキーすると、感じとしてSDの4:2:2とほぼ同等。画像がHDからの縮小なので解像感がある分エッジのあやふやな感じはSDの合成よりちょっと頼りない感じ。
ということはHDサイズで見るとけっこう厳しいというのが実感。髪の毛ふわふわな部分などはそこだけデフォーカスかけたって感じになる。
やはりHDの場合はむしろエッジはシャープであって欲しいと思うのは僕だけだろうか。欲を言えば4:4:4がベストだ。

2008年08月13日

格差(8/11のつづき)

CM製作が普及しなかったもう一つの理由に映像制作費という項目がCM出稿費用になかったのだ。CMを出すということは作ることがセットになっていて電波料の中に含まれているという認識があったようだ。
あまりそのあたりの状況は把握していないのではっきりしたことはいえないのだが… ローカルの場合は放送エリアやクライアント規模など全国版CMとは全く構造の違うものなので同じ15秒のCMといえども比較するべきものではない。というわけで価格格差を意識しながらローカルでも安いなりに効率のいいCMは作れないかといろいろ研究開発している最中である。
制作費の格差は前回も言ったように一桁から二桁くらいの差があるにもかかわらず人件費は二倍もの差はない。つまり生活費自体に大きな差がないためせいぜい1.5倍程度の差しかない。

機材は近年クォリティをあまり落とさず低価格で製作できるものが増えてきた。
フィルムで撮影しようとすると機材レンタルだけでも何十万円にもなってしまうが小型ビデオカメラを自前で持てばかなり経費が浮いてくる。
けっこう差が出てくるのは照明であったり特機を使った移動ショットだったりする。
このあたりもアイデア次第で低価格のもので代用することがある程度は出来る。
最も違いがあるのは出演者なのだがこれは諦めるしかない。
というわけで低価格路線の行き着くところにワンマンオペレーションのCM製作がある。
自前の最低限機材を駆使して作れば低価格であっても出費かないので数をこなせば都会並みの人件費を稼ぐことが出来るというわけである。
普通のCM撮影だと現場には10〜20人くらいスタッフがいる。これを一人でやるわけだから1/10以下の経費で済むわけだ。機材費用もその都度レンタル料が不要な分かなり浮く。
もちろん償却費はかかっているのだが…

編集も一人で行うのだが一般的なポストプロダクションと違い立会いを行わない。
これにより編集効率は数倍短縮できる。しかも同時に何本かの編集を進行することができるのでトータルでは5〜10倍のコストパフォーマンスになるのではないだろうか。
立会いでない分、機材もリアルタイム性の高い高価な機材は不要となる。
その浮いた費用で複数台のPCを置き、レンダリングさせている間に別のマシンでグラフィック処理をしたり音処理をしたりと人間のタイムシェアリングが出来るということである。ディレクターの指示待ちといった無駄な時間は全くなくなる。

クライアント試写はメールで済ませてしまう。
もちろんチェックの返事が来るまでは他の作業をやっているわけだが簡単な修正だと即座にそのプロジェクトに戻り修正作業して再びメールで返信する。
ポスプロだと時間で押さえているのでこのようなことは難しい。その都度部屋を押さえ、クライアントも立ち合わせて修正したものを確認しながら行うことになる。
というわけでワンマンオペレーションCMプロダクションをやっているわけだが何でもやるわけではない。自分自身でやっていて効率が悪いと思う作業は外部に依頼する。
企画がその最も大きな部分である。これをウチでやってしまうといきなり制作費は倍に上がってしまうだろう。これに関してはモチ屋に任す事にしている。

つづくかも。。

2008年08月14日

機材オタク?

昨日のつづきというわけでもないが当方で使っている機材の選び方について。 ハイテク機器や先端技術に関しては非常に興味を持っておりけっこう専門的な情報誌なども見たりすることがある。 CGを始めた頃はこの最先端技術のツールを利用して先行者利益を得たわけだが現在は市場も違うためそれほどハイエンドな機材を導入することは出来ない。 クォリティと経済性をどこでバランス取るかでいろいろ悩み、それを楽しんでいるわけだがルーチンワークとなるCM製作においても合理性を追求し低価格ながら利益を落とせるようにしている。そしてこの利益はほとんど機材投資に回される。バブリーな時代にはまず先行投資で機材を投入し償却しながら回していた。
その当時経済は右肩上がりだと信じられていたからだ。しかしバブルが弾けて以降、どんな企業でもいつ崩れるかという恐怖に駆られながら経済活動を続けている。調子こいて大型投資をし拡大させて大失敗したといったニュースは珍しくない。

我々のような零細はもっと深刻である。銀行がお金を貸してくれることも難しくなってきている。もちろん返せる保証がないからだ。そうなると設備産業ともいえる映像業界。
安くなったとはいえそれなりの装備をしようとするとポケットマネーでというわけにも行かない。しかも年々技術は進化しフォーマットも変わってくるので一度導入したからと安泰ともいえない。故障もあればメンテ、更新といったことが出てくる。
私の場合こちらに帰って最初の機材は100万程度のPCシステムをリースで組んだ。
月額2万ちょいである。さすがにこの2万の返済がきつくなるような商売では継続が難しいだろうと踏み切った。そんなスタートである。
ただそれまでバブル時代に個人的に購入していた機材もあり多少流用することが出来た。
少しずつ仕事が増えある程度経費に回せるようになるとシステムのバージョンアップが図られるといった形だ。

最初はPCで写真を加工して動画を作るだけであった。VTRは民生DVデッキしかなく放送用のテープにしてもらうため外部のプロダクションに依頼していた。
その後ベーカムデッキを中古で導入しさらにビデオカード、編集機など少しずつグレードアップさせていった。一方で写真加工だけでは芸がないということで実写にも取り組もうと計画。ただロケ撮影はあまりにもハードルが高いのでホームシアターに使っていた20畳の部屋をスタジオに改造することに。カメラも以前購入していたものがあったので中古のクロマキーヤーを購入しベーカムに取り込んで収録できるようにした。スタジオ改造も全て自作でホームセンターやインターネットで材料を買い集め自分で作り上げていった。こちらもちょこちょこ利用が増えるようになり現在はHVX200にグレードアップしている。
撮影、編集、録音、スタジオ、ロケシステム…最高級のシステムを揃えれば何十億円にもなってしまうが仕上がりグレードを2割3割落とすだけで(主観だが)機材は数百万円程度まで落とすことが出来る。そのくらい安い機材が出回るようになってきた。

例えばSONYのEX3というカメラ、100万円ほどの業務用カメラだが業界筋の評価によるとちょっと前のHDCAMのカメラ(レンズ込みで)800万クラスのカメラとあまり変わらないとも言われている。使い勝手とか耐久性など数字に現れないいろんなものがあるにしてもこの差額はなかなか埋まらない。編集機や音響機器にも同様のことが言えるわけでプロ機器として最前線で使われているものとハイエンドアマチュア機器やエントリー業務機器とでも価格差ほどのクォリティの差がないと言うのが現実なのだ。
多少の手間と壊れたときのリスク、クォリティの若干の違いさえ理解してもらえば1/10あるいは1/100の機材で仕事が出来るわけである。
それだけに安くていい物を探す目というのが肥えて来る。それを操る腕も上げなくてはならないのだが、どうしても機材に目が行くのは機材オタクのせいなのだろう(笑)

2008年08月21日

HD化はいつに・・

次期設備投資のためここ暫くは大型投資を控えてきた。しかし今年は予定外の出費も出てきた。ベーカムデッキの故障で40万ほど出てしまった。
後別件で50万ほど。そんなわけで予定より目減りしてしまったのだが完全HD化に向けての用意は着々と進んでいるわけである。
このような機材投資はリースでもいいようなものだが金利を計算すると、なんでこんなにも…?と捨て金に思えてくるのだ。
更にはリース期間中に経済的事情が出来たとしてもリース支払いは冷酷にも待ってはくれないのだ。
そのような余裕のない自転車操業の零細事業者だから現金決済が後腐れなくていい。

いずれ変わるのなら早くても…という考え方もあるが、このあたりの先端機器はどんどん新製品が発表されるしコストダウンが図られている。
一年違うだけでガラッと変わる場合もあるわけだ。
全国版のCMでさえHD化は10%くらいだろうか。ここ数年それほど増えてはいない。
このペースから考えても3年後50%以上になっているとは考えにくい。
ローカルでもかなり遅れている当エリアで予算を増やすからHDにして欲しいなどという声が出てくるとも思えない。
といった後ろ向きの考え方になってきてしまったのが原因である。
誰に説明しているのだ?(笑)

2008年08月22日

メイン→サブシステムの移行

ハイビジョン対応準備ということでカノープスのREXCEEDを導入して一年ほどだがSD製作と一部ハイビジョン仕上げ、HD素材の取り込みなど重宝している。
ただHD-SDI出力オプションは付けていないのでHDCAMデッキを導入しても直接接続できない。
またターンキーのため標準の1GBのメモリがAEにはちょっと不足。
これらをHD対応にバージョンアップしようとすると百数十万と一週間ほどの時間がかかってしまう。
であればHDのメインシステムを別で組んだ方がいいのではと考えてみた。
PCはHPのワークステーション、HD-SDIのI/O、アフターイフェクトとプレミア…一式で150万くらいでいけるか?これにXDCAMのEX3が100万、HDCAMデッキが300万。
一つのシステムをバージョンアップしながら複雑化していくより、より高性能、低価格のシステムを平行して稼動させる方が効率がいいのではないかと。
来年の春くらいまでにワークステーション、カメラ、2010年あたりにHDCAMのデッキ。
そんな計画を立ててみようかと・・思いつき。

2008年08月25日

音声収録

ワンマンオペレーションをベースに制作していると音声収録で壁に当たることがある。スタジオ収録の場合は基本的にクロマキーなのでカメラワークはほとんどなく出演者も1〜2人程度だ。照明も抜けることを基本にするので固定の照明でほぼ足りてしまう。
ところがロケの場合は全く条件が違う。
照明は持込みではとても無理なのでそこにある人工照明や自然光をベースに補助光を当てる程度しか無理である。レフ板であったりライトキットになるわけだがセッティングや移動が大変である。
照明は撮影中移動がないのでスタンドにセットしておくだけでいいのだが音声は音量調整がある。出演者が二人以下の場合2chに振り分けておけば後でバランス調整は出来るのだが3人以上になるとミキサーを通すことになる。
そうなるとミキサーに一人張り付く必要がでてくる。最近のデジタルフォーマットでは4ch記録のものもあるが小型カメラでは2ch入力がほとんどである。
4chポータブルレコーダーもあるがRECスタートが連動しない、後で音合わせが必要といったことであまり使い勝手がいいとはいえない。
カメラにワイヤレスレシーバー4chを搭載し、4chセパレートで収録できればワンマンオペレーションが可能になる。
といったわけで音声収録の必要なロケはほとんど断っているのだが何かいい方法はないものだろうか。

2008年08月26日

本日スタジオ撮影

久々のスタジオ撮影になるだろうか。ここんとこロケが続いたため。
スタジオ撮影といえばほとんどがクロマキー撮影になる。それ以外だと何らかの背景を用意する必要があるからだ。
常備しているのは黒いカーテンとバック紙の白くらいなものなのでそのままでは演説くらいにしか使えない(笑)
リアルタイムクロマキーもあるのだが収録がベーカムかDVになりけっこう手間もかかる。背景を用意して動画の場合だとタイミングも合わせないといけない。よほどの長モノでなければクロマキー素材で撮影して後処理で合成したほうが自由がきく。
何よりもスタジオ撮影はワンマンオペレーションで出来るというのが大きなメリットだ。出演者、ディレクターなどは制作会社が全て段取りするのだがスタジオスケジュールは自分が空いていればOKなわけで他に技術スタッフを必要としない。
セッティングもほぼ常設スタジオになっているので30分もあれば完成する。日頃は編集スタジオとして使っているため一部テーブルを移動、グリーンバックは壁に貼り付けているので足元のロール部分を広げるだけ。カメラも三脚に据えたまま置いてある。
モニターも配線もそのままである。照明も天井吊りにしたため設置したままである。一部フィルライト設置場所が日常の業務に邪魔なため移動にしているくらいだ。
クロマキー撮影といえば4:2:2以上でないと綺麗に抜けない。となればデジタルベーカムかDVCPRO50ということになる。デジベのデッキは未だ中古でも200万円以上する。
今使っているのはHVX200のDVCPRO50のモードである。このカメラ、DV25やDVCPROHDも使え720/60P ではハイスピードカメラとして使うことが出来る。
CCDの画素は少なめだがなかなか重宝するカメラである。とはいえしゃきっとした画が欲しいこともあるのでEX3がチラチラ気になっているところである。

2008年08月28日

いよいよ一眼でムービー

ニコンから動画撮影対応のデジタル一眼 「D90」が発売される。
気になる記録だが720/24P motionJPEGということで業務に使えるか微妙なところである。
しかし何がすごいって、撮像素子は12.3メガピクセル。ここから1280×720を切り出すわけだから三板式に引けを取らない画像が期待できる。
そしてサイズがAPSサイズである。これは35mmフィルムムービーカメラとほぼ同サイズで浅い被写界深度を使った表現がやりやすい。
レンズは高画質な一眼レフ用単焦点レンズが使えるわけで非常に低コストで映画と同クラスの映像が作れる可能性があるといえるわけだ。
SONYに映画用超ど級カメラが存在する。F35というカメラでフルHDの解像度だが単板式で同じく映画用カメラと同等の撮像面サイズを持つ。このカメラは完全に映画用でレンズも映画用のものが使えるマウントになっているらしい。
とても素人が使えるような代物ではないのだがもしかするとこのニコンのカメラの登場でこういったカメラに近い表現が数十万円で出来るというのも夢の話ではなさそうだ。

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