« 2008年10月 | メイン | 2008年12月 »

2008年11月 アーカイブ

2008年11月04日

ニューマシン計画

初代マシンが来年の1月にリースが終わる。
リースが終わるからって使えなくなるわけではないがさすがに5年も経つと性能的に不満な部分は出てくるし何度かトラブルにも見舞われている。
景気減速局面に入ったため過度な投資は控えなければならないがクォリティ維持をしなければ企業存続の危機も在り得るわけでバランスを要求される場面である。
プリミティブな構成の個人事業のため極度な不況にも強い。
とにかく基礎代謝が低いのだ。無収入でも何年か生きながらえるという肺魚のような生命力である(笑)例えがややこしい?
現在PCは4台あるが一台は非常に非力でこのホームページ更新用だけに使っているがそれでもかなり遅い…
2台はペティアム4の3Ghzで今となっては物足らない。
もう一台は1年ほど前に導入したカノープスのターンキーシステムでデュアルコアXeon2GhzのデュアルCPUを持つREXCEED5000である。

システム計画のロードマップにはハイビジョン納品化という大きなハードルがあるがこの不況の波でCM出稿量は減っているしハイビジョンで作りたいというスポンサーも現れないのでこの不況の谷間中にハイビジョン化復活はありえないだろうと予定している。
というわけで今回のニューマシン計画はバックアップマシンとしての世代交代ということになる。
初代マシンのバックアップとしてREXCEEDを導入し完全に移行してしまった。
現在の状況ではREXCEEDがトラぶっても旧マシンで作業を続行することが難しくなってきた。そのための新機能搭載マシンということだ。AfterEffects v7がサクサク動く環境、HDDの二重化、表示解像度の拡大、EDIUS 5の導入でCanopusHQ、P2、XDCAM EXへの対応などが大きな目的となる。
また現在2D関連のフォトショップ、イラストレーターは初代マシンをメインにし音処理のオーディションをセカンドマシンにしているがこれらをニューマシンに統合する。
そのためセカンドマシンに入れているアドビのプロダクションスタジオプレミアムをライセンス移行する。

現在アフターイフェクトはCS3にバージョンが変わっているようだが、たいして機能は変わっていないようなのでそのままにしておく。
ワークステーションはカノープスがヒューレットパッカードだが他のマシンはDELLからダイレクトに入れている。サポートが非常にいいので今回もそうしようかと思っている。
周辺機器としてはブルーレイははずせない。eSATAの外付けRAIDディスクも高速転送で低価格という意味では興味深い。HDのテープ納品はなくともHD素材、HDデータ納品というのはあるのでそれに対応した構成はとっておかないといけない。
これから細かいスペックを詰めていこうと思っている。

2008年11月05日

続 ニューマシン計画

とりあえず安定作業のためにもバックアップマシンは購入しようと思うが、どうにも世の中の景気動向が気になる。
報道では広告関連の売り上げが既にかなり落ち込んできていると。
具体的な数字を挙げられ利益がこれだけ激減ですなどと言われるとかなり現実のものとして受け入れざるを得ない。
ただこれらの数字を見ると売り上げが減り利益が減っているということである。
要するに赤字ではないのだ。商売としては最終的に収支ゼロでも給料が支払え、ある程度の設備投資が出来ていればいいのだ。
バブル一直線の時代は企業は右肩上がりが全てだった。
しかし食っていけるだけの仕事があればいいじゃんというのも商売としてはある。

どっかの音楽屋じゃないが刺激を求めだすと天井がない。
人の欲は加速度的に増していくようだ。
ただ人は忘れるという特技を持っている。忘れた分を補充すべく小さな刺激を入れていけばアインシュタインの質量保存の法則が成り立つ…違うか。。
というわけで小心者の自分は小さな刺激を求めてニューマシンの旅へ出かけるのだ…今の時代借金は怖いのだ。
年末は忙しいし、来年の春かな?とりあえず仕様だけリストアップしてみるか。
そのうち仕事も激減するかもしれないしなぁ…

2008年11月06日

続2 ニューマシン計画

細かい機種のリストアップが出来ていないが、とりあえずメインメモリは32bitOSの限界4GBは入れておきたい。
システムディスクは安全性とスピードアップのためRAID1+0、これで万一 HDDが一台クラッシュしても作業が中断することはない。
今までそんなこともあるかとシステムディスクとデータディスクを分けていたのだがミラーリングにしておけばパーテーションを分けるだけでも充分安全だ。
グラフィックは3Dの必要性がないのでそれほど高いグラフィックボードはいらない。
24インチWUXGAデュアルにするかシングルだが30インチで 2560×1600にするか迷いどころだ。デスクトップの省スペースを考えるとシングルの方が良さそうだ。
意外にデュアルは一覧性が低く使い辛い事も判明。
しかしこの表示が出来るグラフィックボードも限られる…

ストレージもやはりRAIDで安全性確保。現在ネットストレージでRAID5を2TB分バックアップで使っているがLANはかなり遅い。LANのメリットはどのマシンからでもアクセスできるし使っているマシンがクラッシュしてもデータだけは安心というメリットだ。
しかし遅いので今回は外付けのeSATA接続でRAID5のストレージを考えている。
日々のデータをバックアップするためだ。最近は実写映像を取り込んだものも多く1プロジェクトが数十GBになることも珍しくなくなった。
保存。そろそろブルーレイディスクの導入をと考えている。バックアップデータを現在はネットストレージに入れているがさすがに3年以上前のデータを引っ張り出すことはめったにない。このあたりのデータはブルーレイでいいかなと。
それ以外にあまり使い道が見つからないがドライブが安くなってきたのでそろそろ。
アプリケーション。メインはアフターイフェクトだが今ほとんど使っていないマシンに入っているアドビのプロダクションスタジオプレミアムをライセンス移行。

REXCEEDと互換性を持たせるためEDIUS5を入れてCanopusHQが使えるようにする。
ついでにP2とXDCAMも読み書きが出来る。
これでビデオ出力以外はREXCEEDとほぼ同様になり完全なバックアップ体制ができるということになる。REXCEEDが故障した場合のビデオ出力は何通りかある。
DV経由でのダビング、外部プロダクションに持っていくなど。P2のポータブルレコーダーを導入するのも一つの手だがHDCAMの予定がかなり延びたのであまり意味がないかも。
などなど…何度も同じようなことを書いているのは自分の中で方向を決めるための作業なので興味のない方にはここまで読むとちょっと無駄だったかもしれない(笑)
まだまだつづく…

2008年11月10日

15秒と8分

今メインでやっている仕事の尺である。
15秒とはもちろんCMなのでたまに30秒、60秒などがある。8分というのは毎週のレギュラー番組である。CMを除くと7分という短いものだが毎週となるとけっこうなボリュームになる。
今まで長尺物の編集はなるべく避けてきたのだがこの7分という微妙な尺だからやってしまったというところもある。たまに30分というのもあるがやはりこれは別物だ。
何がどう違うかというとプレビューのやり方、特殊効果のかけ方だ。
15秒だとアフターイフェクトのメインメモリでプレビューできるし10レイヤー以上の合成でもレンダリングを待つことはそれほど苦にならない。なので60秒まではAEで完パケまで作成してしまうのだ。
ところが分単位のものになると全体の流れを確認しながらということが出来ない。
ベースはリアルタイム編集に委ねるしかない。REXCEEDでタイムライン編集をする。
しかしREXCEEDのEDIUSでは特殊効果に限界がある。複雑な効果はリアルタイムでは動かない。あくまでもカット編集やテロップ、MAがメインになり特殊効果部分のみ前作業としてAEを使って組んでおく。
そんなわけで60秒を境に編集方法は全く異なる。
もちろん目的も構成もお金の掛け方も違うのだが。

2008年11月14日

火曜26時6.4%

編集で関わっている番組、NKTの「おとなのびっくりクリニック」が今週ついに視聴率6.4%にもなったらしい。
収録にも立ち会っているのだが番組以上に現場は楽しい。そしてポストプロダクションの編集をやっているのだが何度プレビューしても笑える。
短いとはいえ毎週の番組というのはけっこう日々の仕事にいろいろ食い込んでくる。
CMだけやっていた頃より確実に仕事量は増えているような気がする。
立会いだけとはいえ二日間もロケに密着しているとけっこう疲れるものだ。
日頃ほぼデスクワークだけなので立っているだけで肉体労働なのだ(笑)
編集も実質7分だがテロップ、スーパー、イフェクト、ナレーション、効果音、BGM、整音…一通りやるとほぼ1日かかる。
さすがにCMと違って長いので集中力は続かず途中で何度も休憩が入るが…

こういう番組というのはいつまでも続くとは限らない。というよりもともとワンクールだけやるという話でそれまで長モノを拒んでいたが渋々受けるような感じだったのだ。
既に16本目。それなりに慣れてきたとはいえちゃちゃっと片付くほど簡単なものでもない。僕のちゃちゃっという集中力は2〜3時間なのだから。
そんなこんなで苦労も多いが今のところ楽しさが上回っているということかもしれない。しかも結果としての視聴率もじわじわ上がっているというかこんな深夜番組でこの数字は驚異的らしい。番組の世界はあまり知らないので。
金のためにやってる仕事でもないので飽きるまでは続けているのではないかと…番組打ち切りが早いか飽きるのが早いか。そんな問題ではないか(笑)

2008年11月20日

星乃泉水ちゃん

「おとなのびっくりクリニック」でおなじみのものまねクイーン「星乃泉水」ちゃんのステッカーが出来上がりました。
イラストは似顔キャラ工房さん作。
本人の希望も取り入れながら作成しました。
元がいいとキャラクターも映えるモンです。
全国的に売れるのも近いことでしょう。
ここに来た皆さんもぜひ応援してあげてください。

2008年11月22日

ワイヤレスビューファインダー

かなり理想に近いワイヤレスビューファインダーになりそうだ。
左のビデオトランスミッター「D-PORA」がプロ機材ドットコムで販売開始された。
この手のトランスミッターはいろいろ出ているが写真機材専門ショップから発売されたので注目だ。
機能的には一般製品と変わらないがデザインは渋め、映像機材と馴染みがいい。映像機材に取り付けるパーツが最初からセットになっている。
受信用のアンテナまでセットになっているなどかなり考えつくされている。
衝動的に注文してしまったのだが、はて?受信するモニターを何にする?
13インチの液晶テレビがスタジオの出演者用モニターとしてあるのでこれが使えそうだ。しかしAC電源。スタジオで使うのなら多少ケーブルが延びてもそれほど邪魔にしならないし、やはりここはロケに使いたい。この13インチもバッテリーで供給すれば外で使えなくもないがこのサイズだと消費電力が半端ではない。
しかも普通の家庭用テレビなのでロケで持ち回るには耐衝撃性面で不安である。

ということで電池駆動できるアナログチューナー付きのテレビがないかとネットで探したら…なんと、ポータブルテレビはほとんどワンセグになっているではないか。
手持ちで7インチのワイド液晶テレビがあるがバッテリー駆動ではない。同じ電圧のバッテリーを繋いでやれば使えなくもないがこのテレビ、かなり安物なので視野角が非常に狭くモニターには向かない。そんなこんなで注文したのにこれといった使い道がないのは問題だといろいろ探していたら、ありました。
以前、ヘッドマウントディスプレイをこれも衝動買いしたのだが両眼を塞ぐ&メガネの幅が顔に合わなかった&レンズ精度が低くしかも視野角がかなり狭い…など通販ならではがっかり商品だった。
今回のヘッドマウントディスプレイ。なんとメガネに吸盤で取り付けるというかなりアバウトな設定だが実際の装着感はどうなんだろう。
前回の失敗を考えるとメガネサイズの問題はクリアできる。
視野角の問題も取り付け位置の自由度があるのである程度回避できるか…片目なので歩きながらの撮影にも使える。画素も18万画素とそこそこである。何よりも薄型のアナログテレビチューナーユニットが付いていると言うのがチョイス理由である。
単4電池 3本で連続2時間だから撮影には問題ない。

これで超軽量のワイヤレスビューファインダーセットが構成できるということになる。
ワイヤレスとなればグライドカムに使えるのだ。前回のヘッドマウントディスプレイは映像ケーブルを繋ぐ必要があったのだが付属のケーブルがちょっと硬めだった。
グライドカムはベアリングで水平を保っている構造なので僅かなテンションがかかるだけで傾いてしまう。実際にこのディスプレイセットで使ってみたのだがかなり厳しかった。もちろん両目がふさがっているので隙間からある程度は見えるにしても歩き回ることは危険だったが、今回のセットだとケーブルはないし視界はかなり広いなどの点はかなり期待できそうだ。
実験としては安くない投資だが成功すればかなり画期的だ!

2008年11月24日

新カメラ選定!

ちょっとしたいきさつで現在使っているHVX200を下取りにして新機種購入ということになった。
HVX200の後継機ともいえるHPX175である。
どのくらい機能がアップしたかというと…
・広角が32.5mmから28mm(35mm換算)と広くなる。
・暗部のノイズが減り若干画質が改善。
・HD-SDI出力。
・500gほど軽量化。
・簡易波形モニター機能。
・12GB→32GBで収録容量が約3倍※購入にあたってP2カードの増量
ということでそれなりに全てメリットはあるのだが差額投資ほどの価値があるかというとちょっと微妙ではある。
しかし数年後を見据えた完全HD化には貢献できる。
今世間ではファイルベース制作のワークフローが主流になりつつある。
CM搬入もそのうちファイルベースにチェンジするものと思われるがとりあえずHDCAMでのワークフローを構築してみる。

カメラ HPX175 ¥630,000
レコーダー HPD20 ¥609,000
REXCEEDイントラオプション ¥150,000
VTR HDW-1800 ¥3,465,000
24インチマルチフォーマットモニター BT-LH1760 ¥504,000
といった構成であるが、やはりVTRがネックだ。
総額500万円ほどでフルHD4:2:2クロマキーシステムが構築できる。
完全HD制作にする場合うちの場合4:2:2クロマキーは外せないのだ。
というか数年後にはこうなるのではないか。
ファイルベースCM搬入が可能になりメディアはDVD-Rやブルーレイディスクになる。
AVC-Intraもオプションではなくアドビ製品で普通に扱えるようになる。
こうなるともっと投資額は減る。
アドビのクリエイティブスイートのバージョンアップ10万、HPD20が60万。これだけでいいのだ。いや、その頃にはイントラ内臓のもっと高性能なカメラが出ているかも…
というわけで現実的にはまだまだファイルベースシステムの環境も整っているとは言えず今暫く様子見ということになりそうだ。
それよりこれからやってくる未曾有の大不況にどう生き残っていくか、そっちが問題だ。

2008年11月25日

新カメラ選定-2 迷った挙句…

いざHPX175に決定しようとしたら、待てよ!他にも選択肢があるのでは?と思い始めてしまった。
発注してからでは遅いのでいろいろ調べてみた。
【EOS 5D MarkⅡ】
撮像素子が35mmフルサイズと巨大サイズで映画用35mmフィルムに対しても面積で約二倍になるので非常に被写界深度の浅い映像を撮ることが出来る。さらに単板でありながらデジタルスチルカメラの分野ではかなり完成域になっており画質的にはビデオカメラより有利。デジタルスチルカメラとして開発されているため低価格。レンズはスチルカメラのものが使えビデオのズームレンズより高画質低価格。など多くのメリットがあるため映像業界からかなりの注目になっている。実際サンプル撮影された映像も驚愕の高画質でこんな低価格カメラが映画業界に入っていったら革命が起こるなどと噂されている代物である。そんな前評判があったため気にはなっていた。そこで発売前だがいろいろなインプレッションや情報を探してみた。確かに画質は驚愕に値するものだ。

しかし!ムービーカメラとしての機能に問題がありすぎる。
まずは電動ズームなどのズームレンズが発売されていない。手持ち撮影にはホールドが悪すぎる。液晶モニターが固定のため撮影アングルが限られる。撮影中に外部モニターで確認ができない。シャッタースピードが1/30固定である。そして決定的なのが絞りコントロールが出来ないということだ。開放絞りのみでしかも自動露出のみ。露出補正は感度を可変させるらしい。実際に撮影した映像を見てみるとカメラ固定で被写体が動くだけで明るさが変化しているのだ。これはおまけ機能にしてもあまりにお粗末。
せめて固定露出は欲しかった。(試作機でのインプレッション)しかもこれだけ被写界深度が浅いのだから絞込み撮影が出来ないとどうしようもない。更に撮影中のマニュアルフォーカスに関してモニター画面の拡大が出来ない…細かい部分でもかなり問題が残っているようだ。ムービーカメラも作っているキャノンなのにこの程度の機能で商品化に踏み切った意味がよくわからない。昨日一日で収集した情報だけでこれだからちょっと買うには値しないと言う結果になった。

【XDCAM EX】再び!
パナソニックのHVX200、HPX175などのハンディP2シリーズには共通した悩みがある。撮像素子の画素が公表されておらずメディアによる画質評価の静止画を見ても明らかに画素不足が感じられる。一部のマニアからは56万画素の3板画素ずらしとも言われ画像を見るとなるほどといえる解像度ではある。メーカーとしては1/3サイズということもありいたずらに画素数を上げ感度を落としたりノイズを増やすことを嫌っているとも言え、トータルの画質評価としては業界的に許容しているようだ。
HVX200を購入当時からその点は気になっていたが高画素の適当なカメラがなく実制作の99%がSDということを考えると実用的な弊害はないと購入に踏み切った。
しかしその後XDCAM EXが登場して衝撃を受ける。それまではフルHD撮像素子は2/3インチ肩乗せタイプの放送用カメラしかなく500万円以上していたのだ。それがこのサイズ、この価格で登場し、実際の撮影された画像もちょっと前のHDCAMのカメラよりいいという評価さえ出ていたのだ。そしてHDCAMでさえ1440というフルHD記録でなかったのにXDCAM EXは1920のフルHD記録が出来るというのも驚愕であった。HDCAMはもういらない?とまで思ったものだ。発売されてから暫く経つが意外と爆発的普及といってないのはファイルベース制作ワークフローが未だ浸透していないという結果なのか…

そんなわけで画質的には圧倒的にXDCAM EXが評価が高いが、ウチのワークフローに合わないのだ。まずは既にP2ベースで編集機を組んでいるのでXDCAM EXを取り込むには若干のシステム更新を必要とする。これはEDIUSをv5に切り替えるだけなのでそれほど難しいことではない。問題はXDCAMの記録フォーマットである。35MbpsのMPEG2である。色情報が4:2:0というのは非常にいいのだがLongGOPというのがいただけない。 DVCPROHDはイントラフレーム圧縮で100Mbps、1280 4:2:2である。水平解像度の少なさが気になるがクロマキーにはかなり有効だ。さらにAVC-Intraだと1920 4:2:2 H264イントラフレーム圧縮とさらに高画質になっている。HDCAM-SRに次ぐ高画質なのだ。それを考えるとXDCAM EXではクロマキーに全く向いていないといえる。SDで25MbpsのDVCAMでもクロマキーをするとエッヂはボケボケでブロックノイズに悩まされる。なのにフルHDでLongGOP、35Mbpsとなれば想像するだけでぞっとする。
というわけで撮影の7割がスタジオクロマキー撮影なのでXDCAMを記録メディアに採用するわけには行かない。しかしカメラ部分は相当な高画質なわけで HD-SDI出力を持っているのでカメラヘッドとして使うという方法もなくはない。先日発表されたパナソニックのHPG20をAVC-Intra100のレコーダーとすれば最強のカメラシステムとなる。
しかしここで問題だ。これはあくまでもハイビジョン記録だけのものだ。SDで使おうと思うとダウンコンバートしかない。実際現状では未だ98%がSD制作。将来的にも数年間はHDが浸透する気配がない。と考えるとフルHD制作に現時点でそこまでつぎ込んでもメリットがないといえる。HDのCM制作が当たり前のようになる頃には更なる高画質のシステムが発売されているはずだ。
長々と悩みを解決するための理由を探ってきた結果、やはり現時点ではHPX175がベストであるということになった。

新カメラ選定-3  顛末

カメラの買換えは諸事情がありなくなりました。
いろいろ迷ったおかげで次のビジョンが見えつつも。

ネクストステップとしてはやはりフルハイビジョン制作ということになるのだがAVC-Intraで揃えようとすると安くなったとはいえレコーダー60万とIntraオプション15万は微妙だ。もちろんHD-SDI出力のカメラも必要となる。
いずれにしてもバックアップを兼ねたサブシステムをその前に導入する予定なのでこんなことを考えてみた。

低コスト最強クロマキー?か?

PMW-EX1(60万)とHDSTOM(10万)の組み合わせだ。これをHDMIで繋いでPCで録画するとフルHD4:2:2、160MbpsのCanopusHQでダイレクトにファイル化することが出来る。
クロマキーはスタジオ収録だからこれが出来る。HDDに録画するので中間メディアが必要なくなりコストは安く付く。しかも画質的にはHDCAM-SRに匹敵する超高画質といえるのだ。と、思いつきのように書いているがHDSTORMが発表されたときにも同じようなことを書いたような記憶が…ま、そんなことはどうでもいい。
何度も脳裏に焼き付けないとすぐ忘れてしまうのだ(笑)
なんだかんだ言ってもHD制作が活発化しなければ設備投資も何の意味も持たないわけだが…

About 2008年11月

2008年11月にブログ「P100Project blog Digitalの叫びとつぶやき」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2008年10月です。

次のアーカイブは2008年12月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.34