« 2009年06月 | メイン | 2009年08月 »

2009年07月 アーカイブ

2009年07月01日

CMはテープレスになるのか?

テープレスが叫ばれてからけっこう経過した。
もう既にカメラの分野では新たにテープベースの新製品を見かけることはなくなってきた。
編集機はほぼノンリニアに切り替わった。
しかし納品形態は相変わらずテープだったりする。
報道系は遠隔地に映像を送る必要があるのでいち早くテープレスが進んでいるようだ。番組は長尺なので編集さえリニアでやっているところは多い。
もちろんやり取りもテープだ。では15秒と言う短いCMはどうなっていくのか…
報道よりも全国配信ニーズは高い。番組より本数が多い。尺が短い。などテープレスの条件は最も大きいと思われるのだ実施する場合全国一斉という大きなハードルがある。
とはいえ、ローカルの場合全国配信をしないので現状ベーカムが特定エリアで使えてそれ以外のエリアでは受け付けないといった偏りが存在しているのも事実である。

まずはローカルから始めるべきか…  しかし問題がある。
どこのメーカーのどのフォーマットにするかである。各ローカルエリアで別々のフォーマットが選択されてしまうと全国展開にしたとき互換性がなくなってしまう。
現状SONYが寡占状態なのでSONYのフォーマットから選ぶのが正解なのか?
あるいは政治的な裏があったりするのか…SONYのフォーマットでもテープレスフォーマットは様々である。メディアはSxSだっりCFカード、ブルーレイなどがある。更に記録フォーマットもHDV、XDCAMEX、XDCAM422など互換性もない。
CM専用のフォーマットを作るのが早道かもしれない。
ポスプロや代理店では各地にCM用プリントを送るという作業だけで大きな利益を得ていると聞く。テープレス、しかもネット配信できるようになるとこの仕事は全くなくなる。
それを恐れているのだろうか?
いずれにしても検討しているという情報さえ入ってこない。
保守的な業界なのかもしれない…

2009年07月07日

新機材導入!

と言ってもウチの機材ではない。知り合いの機材が古くなったのでHD化を期に刷新したいと言っていたのだが一向に進まないのでおせっかいをしているのだ(笑)
機材選びは楽しい♪
当初はかなり高価な放送機器でやりたいと言っていたのだが現状市販機器では中途半端ということで中継ぎ的な機種に収まりそうだ。
確かに現状テープレスへの過渡期でフォーマットが氾濫し過ぎている。下手をすれば数年後には消えているフォーマットがあってもおかしくない。
既に消えそうなのはHDD5とHDCAM。テープのみのフォーマットはこれから厳しい。
DVCPRO HDもテープベースのものはなくなりつつある。
ただP2記録に移行したため生き残っているがAVC-Intra50/100/Ultraに進化中だ。
パナソニックでは業務用にAVCHDを進めている。

ソニーはXDCAMを押しているようだがXDCAMにもバリエーションがあり互換性がない。XDCAM、XDCAM422、XDCAM EXがあり光ディスクとメモリーカードがある。
更にハイエンドではHDCAM SRも健在である。テープではHDVが業務用で幅を利かせている。こちらもメモリー記録に移行しているようだが。そんな中コスト的にも無難なHDVを選んだようだ。現場の人間はまだメモリーだけに記録することに抵抗があるようだ。
その他にも編集機、三脚や音声機材など現状の機器のリプレイスと補完の機材を選んでいる。ウチの機材もいずれはと思っているが今のところ現行の機材で充分仕事が回っているのでもう少し様子見である。

2009年07月08日

TBCのクセ?

いまだCM納品にアナログベーカムを使っているのだがデジタル時代全盛なのにドロップアウトという前時代的な現象に悩まされている。
あまり神経質になり僅かCMフォーマット2分を収録して2回ほどプレーバックしてチェックするだけだが2〜3本収録するたびクリーニングテープを回していた。それが原因かどうかわからないが1年ほど前突然ヘッドの目詰まりで画像が出なくなってしまった。
その時はバックアップマシンもないため急遽もう一台注文し、そのVTRはヘッド交換で修理に出した。しかしドロップアウト自体はそれほど頻繁に出るものでもない。
当方のVTRで収録してすぐにプレイバックチェックするのだがそこで発生する確率は50本に一本程度だろうか。もちろんこちらで発生が確認されればテープの別場所に記録するかニューテープを出す。ところが納品先のVTRで再生するときに先方のVTR状況が悪い場合そこで傷が付くという現象がある。実は昨年まで頻繁に(20本に1本程度)発生していたのはそのためだった。そのVTRで再生しないようにといったところその後ドロップアウトでNGが出る頻度は激減した。

それでも皆無ではない。内部チェックでもたまに見ることがある。
今回発生したのは静止画CM。今までMOのデジタルデータで局入れしていたものが完パケに代わったためビデオテープでの納品となってしまった。そのため静止画にもかかわらずドロップアウトに悩まされることになったのだ。
静止画は代理店や制作会社からネットで送られてくるのだが基本はチラシのようなもの。15秒に1〜2枚の静止画で情報を伝えようとするものだからぎっしり文字が詰まった状態でとてもテレビ鑑賞に耐えられないといった素材もあるがこちらでどうしようもない。
ここでやっとタイトルのTBCが出てくるのだがどうやらこのようなグラフィックデータに対してTBCは弱いのではないかと。数十年前、VPのタイトルバックに金属の玉がぎっしり並んだようなフリー素材を背景にした静止画をビデオに落としていたときのことである。

何度収録してもドロップアウトが出てくるのだ。もちろんテープの別のところに収録したり別テープに入れたり手を尽くしたが…しかも発生する部分は不特定。
つまりごちゃごちゃした図柄でコントラストの強い素材に対してTBCが補正しきれないと言うクセがあるのではないかと想像するのだ。今回の静止画素材もチラシデータをそのまま4:3に構成しなおしたようなデザインだから御他聞に洩れずである。
そのため何度か収録しても本当に僅かだがチラっとラインが走ったりする。
そこでフリッカー削減用のブラーをかけてコントラストを弱めて収録しなおしてみた。
どうもこのあたりにTBCを使いこなすテクニックがあるのかもしれない。

2009年07月09日

ステレオスコピック3D

いわゆる立体視映像である。3Dというと3DCGと混同し易いので言い方が難しい。
何十年も前からブームが出てきては不完全燃焼で終わると言ういわくつきの技術である。
今回はハイビジョン技術が行き着くところまで行って世界同時不況に見舞われたと言うこともあり何か新しい技術をと大手メーカーもが取り組んだところに今までと大きな違いがある。
技術的には今までの流れと大きく進化したところはない。大手メーカーがまじめに立体映像を作れる機器、上映できる機器を開発したというところに評価がある。
だからと言って普及するかと言うと疑問がなくはない。アメリカでは立体視映画を見られる場所がけっこうあるらしい。つまり劇場での立体視なのだ。これはジョーズ3D(1983)と同じである。映画がデジタルで作れるようになったからコストダウンできるということで参入者が増えてきたと言うわけだ。
しかし二眼視差による立体視には限界があることは最初から言われていることである。
まだ体験していない人口が多いからその昔映画が開発されたとき映画館に押しかけたと同じ現象であることは間違いない。問題はリピーターだ。製作コストが下がってコンテンツが増えたとして映画は3Dにシフトしていくのか?
どう考えてもメガネをかけて映画を見ると言うのは不自然である。
サラウンド聴くのにヘッドホンは必要ないのだ。しかし現時点で実用的なメガネなし上映テクニックは存在しない。そんな未来の見えない、現状ローテクな立体視映画はまた数年で廃れていく運命にあるのか…

2009年07月12日

ロケモニター

今までロケではカメラの液晶モニターで済ませていた。しかしやはり3インチ程度の画面サイズでカメラ情報も画面の中に満載表示されるのでフレーミングなどをしっかりやるにはかなり厳しい。またその場でのクライアントチェックしてもらう場合でも3インチではなんとなくでしかない。
ではどうして今まで外部モニターを使っていなかったかというと、荷物が増えるからと言うのが大きな理由である。
カメラはバッテリー駆動が当たり前なのだがモニターをバッテリー駆動させようと思うと大容量のバッテリーカー必要になってくる。
せっかくカメラが小型なのにモニターを持ちまわるというのはいかがなものかと…
しかし最近のモニターはどんどん進化してきた。ちょっと前だと高機能なポータブルモニターは30〜50万円と小型カメラ並みの価格だった。
ここにきてリーズナブルでも高機能なものが出てきたのでやっと選べるかなと。
サイズと重さは非常に悩むところである。大型の方が見易いに決まっているが17インチなんてモニターを現場に持ち込めばそれだけのセッティングにかなりの労力を持っていかれる。だいたい7〜8インチが主流のようだ。ここに挙げているモニターは今月発売のSONY LMD-940W 実売25万円のモニターである。サイズは9インチだが画素は800×480ドットとあまり高画素タイプではない。ただ現場ではあまり細かいところまで見えないのでこの程度でいいのではないかと。

HDの撮影時にはシビアなフォーカス合わせのための拡大機能があると便利なのだがこれにはない。これより高価だがパナソニックのBT-LH900A約40万円ではピクセルバイピクセル表示が出来、19インチモニターで見ている程度の拡大画面表示が出来る。
欲を言い出せばきりがない。これらのモニターにはウェーブフォームモニターが内蔵されている。映像レベルがグラフで表示されるのだ。最近の小型カメラには本体にもその機能が内蔵されるほど一般的な機能になってきたが以前は専用モニターを現場に持ち込んでいて価格も波形とベクトルを合わせると100万近くもしていた。
そう考えると各種モニター機能が内蔵されてこの価格は安いのかもしれない。
ただバッテリーや充電器、遮光フード、ケース、スタンド、カメラ取り付けアーム…などアクセサリーを含めるとけっこうな価格になってくる。
その前にフルHDのカメラに買い換えた方がいいかな…いや、まだHD納品じゃないし…とまぁいろいろ妄想は続くのでした(笑)

2009年07月17日

まめカム

ソニーのハイビジョンまめカムである。記録はメモリースティックにAVCHDで録画される。
何が面白いってカメラ部分とモニター部分がセパレート、しかもカメラコントロールもモニター側にあるということだ。
しかしこのようなカメラを見ると想像するのは覗き、隠し撮り…といったいやらしい方向に行ってしまう…犯罪である。
つまり普通ではない視点の映像を撮るためのカメラで、お笑いタレントがヘルメットに取り付けてバンジージャンプしたり自転車やバイクに取り付けて地面すれすれの映像を撮ったりと一般のカメラでは到底出来ないような荒業をさせるのにぴったりである。ただ防水でないのが悔やまれる。防水ユニットは他社から発売されているようだがけっこう大きくなってしまうのだ。
しかしこのサイズでこの画質は驚異的である。車の移動での車内撮影とか出番はけっこうある。感度も高いし野鳥観察とか…
だからって欲しいと言うわけではない。こういったアクティブなカメラは撮影者自信がアクティブでないと面白い映像が撮れないと言うことだ。僕にはムリ…

2009年07月21日

HDDレコーダー

視聴率は視聴率計の設置してある家庭のテレビを見ているときだけ計測される。
なのでワンセグやパソコンのチューナー、HDDレコーダーに録画して視聴しても視聴率には反映されない。
ところがお茶の間で家族団らんテレビを囲んで…なんて光景は今ではありえない。それぞれの部屋で自分のテレビを見ているし忙しい人は録画してみている。
さらに見逃したくない番組は録画して置くに限る。
最近のレコーダーはEPGでセットしておけば初回、最終回の延長や野球の延長などにも完全に対応してくれるようになったしVHSのようにテープの入れ替えや上書きの心配などがなくHDDの容量が許す限り録画しっぱなしでも大丈夫なのだ。
ダブルチューナーも当たり前になってきて裏番組2本録画しながら野球中継を生で見るなんて芸当も出来てしまうのだ。
そうなると録画した番組を視聴すると言う行為も視聴率に入れないと全く意味がなくなる。地デジに買い換える人はレコーダーも買っていく人は多いだろう。
テレビ番組を作っている側は視聴率ばかり気にしているようだが現状どうなのかもっとシビアに調査する必要があるのではないだろうか。

2009年07月24日

これは買いである!

富士フィルムから発表されていた3Dカメラがいよいよ発売される。
姿は普及型のコンパクトカメラだがこれはかなりいろんな使い方が出来そうだ。
なんと動画も撮れるし視差の調整が出来たりいろんな機能が満載。
二眼カメラということで遊び心が満載なのだ。
なんといってもディスプレイも同時発売というのがいい。
裸眼で立体視というのは現在このレンチキュラー方式が一般的だ。このサイズのディスプレーでというのが微妙に面白い。
ハリウッドでは3D映画がかなり盛んに作られているが上映は劇場のみになる。
ブルーレイで発売も考えられているが専用のテレビが必要でそこまでして自宅で3D映画を見たいかと言うと疑問がある。
それを考えるとこの3Dカメラはかなり普及しそうな気がする。価格もセットで10万とまだ高価だがそのうちもっと安価なものが出てくるだろう。
しかし僕はその先を考えている。
3Dムービーカメラと3D編集を使って立体広告を作るというものだ。
20インチ以上のディスプレイ、編集ソフトが出てくれば自分で立体広告媒体を作ることが出来る。
これはけっこうインパクトあるんじゃないかと期待しているのだが…
まずはこのコンパクトなセットを入手していろいろ実験してみよう!

2009年07月30日

予想通り大反響

富士フィルムの3Dピュアーが予想以上の注文に発売時期を遅らすという発表があった。
カメラの方は予定通りということだからセットでの導入が予定以上だったのか、あるいは業務用途としてディスプレイだけが大量に注文が入ったのか…
いずれにしてもかなり注目されていることは確かなようだ。
追随するメーカーも出てくるだろうがここでも互換性規格問題などが出てくるのだろう。

About 2009年07月

2009年07月にブログ「P100Project blog Digitalの叫びとつぶやき」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2009年06月です。

次のアーカイブは2009年08月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.34