いわゆる立体視映像である。3Dというと3DCGと混同し易いので言い方が難しい。
何十年も前からブームが出てきては不完全燃焼で終わると言ういわくつきの技術である。
今回はハイビジョン技術が行き着くところまで行って世界同時不況に見舞われたと言うこともあり何か新しい技術をと大手メーカーもが取り組んだところに今までと大きな違いがある。
技術的には今までの流れと大きく進化したところはない。大手メーカーがまじめに立体映像を作れる機器、上映できる機器を開発したというところに評価がある。
だからと言って普及するかと言うと疑問がなくはない。アメリカでは立体視映画を見られる場所がけっこうあるらしい。つまり劇場での立体視なのだ。これはジョーズ3D(1983)と同じである。映画がデジタルで作れるようになったからコストダウンできるということで参入者が増えてきたと言うわけだ。
しかし二眼視差による立体視には限界があることは最初から言われていることである。
まだ体験していない人口が多いからその昔映画が開発されたとき映画館に押しかけたと同じ現象であることは間違いない。問題はリピーターだ。製作コストが下がってコンテンツが増えたとして映画は3Dにシフトしていくのか?
どう考えてもメガネをかけて映画を見ると言うのは不自然である。
サラウンド聴くのにヘッドホンは必要ないのだ。しかし現時点で実用的なメガネなし上映テクニックは存在しない。そんな未来の見えない、現状ローテクな立体視映画はまた数年で廃れていく運命にあるのか…