未だこの恐怖感を消せるだけの安心マシンが登場しない。
全てのデータを作りながらバックアップを取り、二重化し、編集マシンさえもバックアップマシンを用意しておく。
電源も瞬停に備えたりインターネットのトラブル回避のためNTT以外のネットに契約したり…
もちろんそんなことはしていない。ウイルスバスターやレイド5のネットワークディスクに時々バックアップしているくらいだ。
何十年もコンピュータと付き合っていると何度もクラッシュの恐怖と戦ってきた経験がある致命的なダメージはなかったがその都度、自分が病気にかかったかのように落ち込んでしまうのだ。最近では年の功も手伝ってか精神的に図太くはなったものの…大きなプロジェクトのときなどはかなり慎重にバックアップを取ったりしている。
テープレスカメラも微妙だ。撮影したデータはメモリーを空にするためHDDにコピーすると消去する。しかしちゃんとHDDにコピーされているかは編集ソフトを立ち上げてプレビューするまでは安心できない。
かといってテープの場合、テープが残るから安心とはいえテープ自体に記録されているかを撮影時にいちいち確認するのは非常に手間だし巻き戻しを繰り返すと上書きの事故などの危険性が増す。その点テープレスカメラなら記録確認は安全スピーディーだ。
これだけハイテクが進んでも未だデータ消失との恐怖から逃れられないというのが辛い…