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2009年10月 アーカイブ

2009年10月01日

ノイズキャンセリングヘッドホン

略してNCヘッドホン。都会の雑踏でウォークマンなどを聴く場合に外の雑音をヘッドホンの外に付けたマイクで拾い音楽信号に逆位相でミックスする事でヘッドホン内の雑音を打ち消すと言うテクニックだ。
半信半疑で聞いてみると驚くべき効果に驚く。音楽を流さず僅かに雑音のある部屋で装着すると、なんと!無音の部屋になってしまうのだ。
パッシブ型のヘッドホンと違い乾電池を使ってアンプも内蔵しているのでビデオカメラでの撮影時にモニターとして使っている。HVX200のイヤホン出力がイマイチ小さく、インナーイヤー型のイヤホンでは音量が足らない。
なによりもロケモニターとしてノイズキャンセルの効果は絶大だ。モニターヘッドホンと言えばSONYのCD900STがスタンダードだが完全密閉型ではないので大きな音をモニターする場合は生音なのか収録音なのか聞き分け辛い。
ただヘッドホンだとカメラを操作しながらというのがちょっとやり辛い。イヤホン型のノイズキャンセルもあるようなので業務用のものを探してみるか…

2009年10月07日

¥3,465,000(税込)


SONY HDW-1800 ¥3,465,000(税込)
問題のHDCAM VTRである。
映像記録のマシンでテープ系だけが異常に高価である。


¥399,000(税込)
一方、光ディスクで映像同期のないものだと極端に安くなる。パソコンでの再生。


¥504,000(税込)
なんと、半導体メモリープレコーダーだとHD-SDI入出力が付いてもこの価格である。
記録方式は違えど、画質的にはHDCAMにひけをとらない。もちろん放送対応である。

HDCAMは高価すぎて現場では敬遠されているという。
カメラにしても5D MarkⅡなどが使われる時代だ。
さて、ハイビジョンCMの納品形式…どうしたもんだろう。

2009年10月09日

ローカルCM制作ワークフロー

2011年の完全デジタル化によってCMも全部HDで搬入しないといけないと思っている代理店やスポンサーがいるようだ。
このデジタル移行はあくまでも受信側の問題で送り出しは既に全部HDになっている。
しかしHD化されているのは信号のみでコンテンツは従来のSDでもアップコンバートして放送されているのだ。その場合はサイドパネルという両サイドに黒い画面がつきまとう。

2010年にはアナログテレビに対してもレターボックスで放送されるようになる。
つまり全て16:9の画角に統一されるわけだ。
それまでは16:9のハイビジョンもアナログ放送ではサイドがカットされていた。そのため撮影、編集はカットされても大丈夫なフレーミングを要求されているのだ。テロップや時報がハイビジョンで見ても中央に寄せ集まっているのはそのためだ。出演者が複数立っている場合、メイン以外が中途半端に見切れているのもそのためである。
CMはHDで搬入してもアナログ放送では最初からレターボックスで放送されていたのでその制限はない。
ただ小さな文字を入れるとアナログ放送ではほとんど見えなくなる。

未だアナログテレビに固執している人も少ないとは思うがCMに関してはまだまだ4:3の素材が多いのは不思議な現象である。見た限りではHDのCMは1~2割程度しかないのでは…
そんなわけで超零細の当ローカルCM制作会社でもいずれはHD納品をと考えているわけだ。
実はカメラと編集機は既にハイビジョン対応になっているので完パケにするデッキさえあれば完了という事になるがこのデッキが曲者である。


現在放送局で受け付けてくれるハイビジョン素材フォーマットで最も安いデッキがこれである。HDW-1800 ¥3,465,000

放送クォリティのハイビジョンカメラが100万以下で手に入り、編集機も100~200万程度で揃ってしまう今の時代にテープで納品するためだけのデッキに300万も投資するというのが実にバカらしい。
ハイビジョンフォーマットは現在乱立しており今後どのフォーマットが標準になるか予測も付かない。
そんな中、HDCAMはかなり初期のフォーマットであり現在ではもっと高画質で効率のいいフォーマットが沢山出ている。

つまりこのフォーマットがいつ廃盤になってもおかしくないのだ。
もちろんアナログベーカムのようにコンテンツ資産があるため流通は続けるだろうが主流ではなくなる時代が目の前に来ているのだ。

一方、テープレス搬入も着々と進められている。まだ実験レベルだが多くの制作会社、代理店が参加しているようだ。この方式はインターネットを通して完パケ映像をデータとして配信しようと言う未来的なものだ。
テープというハードウェアが不要になり輸送も不要になる。もちろんタイムラグもなくなり多くの省力化が図れることは間違いない。

制作会社もフォーマットチェンジごとにデッキを買い換える必要もなくなりコンピューターのエンコーダーソフトを入替えるだけで済むのだ。
この方式が実用化されるのが1年後なのか10年後なのか全く未知ではあるが希望的予測では3年後といったところだろうか。
つまり、もし3年後だとすれば今HDCAMのVTRを300万で導入しても償却が終わる前に新方式に転換しないといけないという状況が来ると言うことである。そんな未来が見えているのなら導入する意味はますますなくなるというものだ。

今までHDでCMを作ったのは数本しかない。
HDテープへのダビングはデッキを持っている他社に依頼している。それほど高い費用でもないし時間もかかるわけではないので現状HD制作の依頼も少ないので特に急いでVTRを自社導入しないといけない状況ではない。

2009年10月10日

デジタル一眼の動画撮影問題点

あちこちで5DMarkⅡを使ったという記事を目にするので気になってしょうがない。
確かに色乗りはいいし暗いシーンでも明るく撮れてるしボケが綺麗だ。しかし買って使うとなると問題が多い。
とりあえず暫らくは買わないぞという意味を込めて自分に言い聞かせるため備忘録として書き記しておくことにした。

◆ファインダー
液晶モニターが小さくボディ背面に固定というのが問題である。ローアングルやハイアングルでモニター確認が容易に出来ない。外部モニターをHDMI接続時SD画質での確認になってしまう。
◆フォーカス
被写界深度が浅いのにシビアなマニュアルフォーカス調整の方法が少ない。最近のハイビジョンビデオカメラは簡単に部分ズームして確認したり出来る。
さらに一眼レフのズームレンズはビデオのズームのように望遠側でフォーカスを合わせてズームを戻して撮影と言ったことができない。ズームを変えるとフォーカスも変わるタイプがほとんどだ。
◆ズーム
電動ズームがない。ズームをするとフォーカスがずれる。
◆録音
録音レベルの微調整が出来ない。コネクターがチャチで信頼性に欠ける。
タイムコードを持ってないし外部レコーダーとの同期も微妙…
◆レンズ交換時の埃
一眼レフ最大の弱点である。
交換時に撮像面に埃が付いてもなかなか確認できない。
静止画であればレタッチで消せるが動画の場合かなり難儀な作業になる。
ビデオカメラの場合レンズ交換時に埃が混入してもプリズム面に付着するのでよほど大きな埃でなければ画面に大きく出ないしズームがメインなので交換頻度は非常に少ない。
◆圧縮ノイズ
HDMIやHD-SDI出力で外部レコーダーに記録できればいいが基本的にカメラ内蔵エンコーダーでしか記録が出来ない。
この記録フォーマットが撮像素子の画質に対してベストとはいえないクォリティである。
◆カメラの固定
ボディの三脚ベースが小さく、ボディ自体の剛性高くないので望遠レンズなどを装着すると安定したカメラワークが出来ない。
などなど言い出したらきりがないほどデメリットも存在する。
操作性は言うまでもなくビデオカメラの比ではない。

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2009年10月13日

秋の新製品ラッシュ

CEATEC JAPAN、Inter BEE と秋は大きな展示会がある。
それに向けて各メーカーは新製品の開発スケジュールを作っていく。
他社との競り合いは激しく、戦略を間違えると大きな市場に取り残されることになるからだ。
逆に同じような戦略で各メーカーが動くので新鮮味がないというのが昨今の印象ではある。
業務用映像業界では1980年代、デジタルVTRが登場して以来大きなデジタルの波の上で動いている。

デジタル特殊効果、カメラのデジタル化、パソコンによる編集、そしてテープレスへと突入、次はIT化か?
テープレスは各メーカーごとにフォーマットが異なるためどこが主流になるか未だ予測できない。
業務用テープフォーマットで成功を収めたSONYの独占状況は崩れ始め、いよいよテープレスでボーダーレスになったといえるだろう。
パナソニックもP2でかなり面白い展開になってきたが最近はAVCHDに力を入れ、安価な小型マシンばかり出している。
デジタル一眼レフのハイビジョン動画によりカメラはコンパクトな低価格機種でも充分綺麗な画像が撮れるという認識が広まった。

数年前、ウチがHVX200を導入した時、カメラを見て「これで撮るの?」と言われていたものだ。なので撮影費用は低金額に設定していた。
しかし最近やっと状況は変わってきたようだ。
地デジが100%普及すると高精細ハイビジョン画像の認識は変わっていくのだろうか?
SDは画質が悪いからHDで作って欲しいという言葉を未だ聞いたことがない(笑)
HDがコストアップという認識さえない。ご当地ローカルでは放送できるテープに仕上げてくれれば何でもいいというレベルなのだ。

そこの意識が変わらなければHDを導入しても自己満足でしかない。

お知らせ下さい!

と、誰に言ってるかというとコンピュータである。
仕事を頼んでいるのに終わったことも報告せずひっそりと休憩しているのはずるいです。
レンダリングや大容量データをネットで送信する場合いつ終わるのか想像がつかない。
やらせっぱなしで続きは翌日なんてときはいいのだがその作業が終わらないと次に進めない場合ずっと画面を見ているのは無駄なことである。

ある程度の予測は付くとはいえ、負荷のかかり具合によっては軽く倍以上かかる場合もある。
複数のマシンで負荷のかかってないマシンで次の作業を次々にと行きたいところだが終わらなければ次に進めないというものも多いわけで。
終わるとピローン!とか音を出してくれるものはまだましだがひっそりと終了して画面表示も地味なものがあったりする。
賢いコンピュータなんだから終わったらケータイにメールするくらいのことはやってくれてもいいとおもうのだが…

と… ただいまCGのレンダリング待ちなのである。
この素材がないと編集が出来ない…

2009年10月14日

夢は巨大撮影スタジオ!?

今朝、風邪気味もすっかり治ったようなので久々にウォーキングに出かけた。
自宅スタジオとはいえ、あまり近所をうろつくことはない。なにもないから(笑)
久々に歩くといろいろ街も変わりつつある。

草ぼうぼうだった空き地にショベルが入っていた。
家でも建つんだろうか。
築40年くらいの中古住宅が売りに出ていたが屋根の工事をしていたので入居者が決まったのだろうか。
向かいの駐車場が昨日から取り壊し工事に入っている。コンビニがオープンするのは12月らしい。
通り道に酒蔵の工場がある。500坪くらいはあるだろうか。もう使わなくなって10年以上になるのか廃墟になっている。

まだ建物は比較的しっかりしていて鉄骨平屋だ。建坪300くらいはあるだろうか…
これを見ながら、ここを撮影スタジオにしたらカッコイイだろうなと妄想。
田舎とはいえ坪単価は5~10万くらいだろうか。安く見積もって2500万円。建物の価値はほとんど残ってないだろう。
問題は改装費だ。建物が古いので改修費に500万、エアコン、防音、遮光など改装費に1000万。
スタジオにするには最低限の機材がいるので照明、音響、カメラなどで1000万。
トータル5000万円。

市街地に新築で作ろうと思えば2億くらいはかかりそうなのでかなり安上がりかも。
高速も来年4月には開通するので商圏は鳥取と岡山、兵庫、広島もありかも。大阪でも2時間弱である。
近年大阪も大型の撮影スタジオが閉鎖され郊外に出かけているので意外にありかも。
自宅から近いので面白い場所だ。
セットスタジオもいいかも。家具などをそろえてある程度の部屋のセットは作り置き、壁紙を張り替える事でいろんな部屋が作れる。もちろん照明は仕込み済み。
ある程度個性がないと東映スタジオのような箱貸しではここまで足を伸ばしてもらえないだろう。

なんて、朝から妄想をしていたわけです(笑)
意外に老後のビジネスとしてやってる可能性はあるかも…

2009年10月16日

セパレート録画という考え方

roRes 422テープレスメディアレコーダー 「Ki Pro(キープロ)」 である。
その昔、最初のビデオカメラは生放送専用であった。
VTRが開発され、それが小型化されてバッテリーで持ち運び出来るようになりやっとカメラマンがカメラを担ぎ、アシスタントがVTRを担ぐスタイルができてENGというスタイルが出来た。その後VTRは小型化が進みカメラマンが肩から担ぐようになり、そしてカメラと一体化された。
録画がVTRの時代はカメラ本体よりVTR部分の方が容積が大きいくらいだったが今のメモリーレコーダーは非常に小さい。カメラのどこがレコーダーなのかと探すくらいだ。
そこに逆行してこのキープロである。

これはHDDや半導体に記録できる単独レコーダーである。カメラにドッキングされているメモリーレコーダーよりかなり大きい。なのに今更こんなものが注目されるのか。
それはメモリーレコーダーの記録フォーマットがあまりに乱立しすぎたせいである。
細かく分けると10種類くらいはあるだろうか。XDCAM422、XDCAMEX、DVCPROHD、AVC-Intra、AVCHD…
これらは互換性がなく全てを読み取れる編集ソフトもない。持ち込まれるデータが異なるたびに変換方法を模索せねばならないのだ。

そこでこのキープロの登場と言うわけだ。Pro res というフォーマットはMACで動くファイナルカットという編集ソフト用の圧縮フォーマットだが、MACで編集している人はほぼすべてこれを使っていると言っても間違いないだろう。
最近のカメラは小型のものでもHD-SDI出力を持っている。これをキープロに繋ぐだけで最高画質で記録でき、そのまま編集できるという優れものなのだ。

この形式と同じでカノープスのCanopusHQフォーマットのものを作ってくれないかと期待しているのだが…

2009年10月21日

地上波の危機

視聴率低迷に喘いでいるという。
視聴率が下がれば広告収入が減り番組制作費も減らされる。
制作費が少ないと低品質の番組になり更にテレビ離れが加速するという悪循環に陥っているらしい。
しかしそれだけではなくBS、CSなどの多チャンネル、ケータイやパソコン、ゲーム、DVDなどパーソナルに時間つぶしできるアイテムが増えてきたのも大きな理由であろう。
CMはテレビ番組あっての広告ツール。番組にスポンサーが付かなければCMもないということになる。

スポットCMの場合は多少事情が変わるが視聴者の少ない地上波に多額の電波料を払ってCMを流すかというと疑問の声は多い。
とはいってもまだまだ影響力の大きい地上波、電波料を下げればスポットは増えるはずだがなかなかそのような動きも微妙だ。
CM露出が減れば必然的にCMの制作本数も減るわけだ。
放送に縛られないということでデジタルサイネージという動きも一方で活発に動いてはいるが、これも都会のような人口密度の多いところでメリットがあるというもの。

やはりローカルは紙媒体なのかなぁ…
ハリーポッターのように動く新聞はまだ出てこない?

2009年10月30日

カッコイイ、ギヤーヘッド

ハリウッド映画の撮影現場の写真でよく見かけるタイプだ。
小型カメラに対応したタイプが日本で発売されるらしい。
いやぁ、見た目もカッコイイが操作性はどうなんだろう?

お手頃価格だったら欲しいなぁ…

2009年10月31日

CMファイル搬入でどう変わる?

地デジ化に伴いCMも一気にハイビジョン化の動きが活発になるのではないかと思われる。
現在でもHDCAMで搬入すればハイビジョンCMは放送できるのだがなぜかSDでのCMが大半なのは不思議である。
我々超ローカルCMとしてはCMのハイビジョン化は最後の最後と思っているが興味半分で機器のリプレイス時期にカメラと編集機は既にハイビジョン対応にしてしまった。
導入して2年になるがハイビジョン機能を使ったのは数パーセントくらいだ。
もちろんウチ以外でも早くからハイビジョン機材を導入しながらほとんど活用されていないといった状況はよく聞く。

しかしやっと日の目を見そうだ。
完全地デジを期にCMのファイル搬入ができると言うことだ。まだ具体的な方式は発表されていないがXDCAMやP2などのメディアを使うことになるのだろうか。ファイルでいいのならCD-RやUSBメモリー、或いはインターネットでの搬入も可能じゃないかと思われるがそのあたりは信頼性との相談と言うことになるのかもしれない。
ではXDCAM、P2の搬入でコストはどう変わるか。

まずは記録用デッキ。
XDCAMの場合光ディスクと半導体メモリーがある。
光ディスクの記録ドライブは150万からとなる。
一方メモリーのSxSだとカードリーダーだけで済むのでなんと3万円。
P2もメモリーだが専用のカードリーダーはけっこう高価で23万もする。ただノートパソコンであればPCカードスロットにそのまま差し込める。
どのフォーマットもカメラがあるとPCとカメラを接続して読み書きをすることも出来るようだ。ソフトやカメラによって条件は異なるが。
HDCAMのVTRに比べればいずれも低価格で導入することが出来る。

次に搬入用メディア。
XDCAM記録用 Professional Discというブルーレイだが専用の光ディスクがある。
23.3GBで¥3,300実売
CMを入れるには有り余るがコスト的には現行CM搬入用D2(6分)とほぼ同額である。
ベーカムは¥1,500。
SxS PROメモリーカードは現状最低容量が16GBで6万円。
容量の少ないものを作ってくれればもっと安くなるのだろうがどうなるかはわからない。
P2もSxSと事情は同じだ。16GBで¥44,000ほど。Eシリーズ:1日1回・全容量(100%)の記録書換えした場合、カード交換の目安は約5年間。
ただ実際の運用に際してこのような撮影用のメディアを使うのか疑問はある。
撮影用の場合どんどん大容量を目指して開発されるわけだがCM用となれば15、30、60秒くらいしかバリエーションはないわけだ。

更に言えばこのようなメディアは同期型の性能を要しており、リアルタイム再生できるだけの速度を持っている。
しかしCMバンク登録は既にコンピュータファイル化されているわけでリアルタイム再生の必要性は基本的にはない。
ファイルのコピーだけであれば安価なUSBメモリーやCD-Rで事足りる。
ただ現状の放送局の設備を使って映像ダビングという形態を継続させるためという理由で使われる可能性は高い。

単純に考えるとコスト的にXDCAMの光ディスクということになるだろう。
D2テープなどより使い回しの回数は極端に増えるわけだから本来メディアの単価はある程度無視できそうだ。身勝手な言い分としては出来るだけ設備投資が少なく合理的な納品形態が出来ることを望む。
ローカルCMプロダクションとしては嬉しい変革であるが既存のプロダクションにとっては死活問題だったりするようだ。

ここ20年ほどでCMはフィルムからビデオになり、CMバンクになるなど劇的な進化をしている。大手スポンサーなどは多くの局でCMを放送するわけでその都度大量のCMテープをプリントすることになる。その費用は広告代理店や制作プロダクション、ポスプロなどを潤し、その設備やメディアを生産するメーカーをも潤っていたわけである。
ファイル化によってプリント本数自体に変化は及ぼさないが機器やプロセスが大きく変わってくるためおそらくコストは大幅に下げられることになるだろう。例えば大量プリントは広告代理店内のパソコンでアルバイトがやっても出来る内容なのだ。
更に今後、インターネットでの搬入が可能になればプリントという概念は全くなくなる。メディアも不要になり輸送さえもなくなってしまう。
関わるあらゆる業種の仕事がなくなるといっても過言ではない。
しかし合理化を避けて通るわけには行かないのが時代の進化だ。

撮影編集機材が進化により高画質低価格化し放送映像の制作環境はハードルが下がった。そしてマルチチャンネル、ITがどんどん進化して地上波のシェアが下がり昔ほどのCM価値がなくなりつつある現在、我々の業種も大きく変わらなければならないようだ。

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