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ローカルCM制作ワークフロー

2011年の完全デジタル化によってCMも全部HDで搬入しないといけないと思っている代理店やスポンサーがいるようだ。
このデジタル移行はあくまでも受信側の問題で送り出しは既に全部HDになっている。
しかしHD化されているのは信号のみでコンテンツは従来のSDでもアップコンバートして放送されているのだ。その場合はサイドパネルという両サイドに黒い画面がつきまとう。

2010年にはアナログテレビに対してもレターボックスで放送されるようになる。
つまり全て16:9の画角に統一されるわけだ。
それまでは16:9のハイビジョンもアナログ放送ではサイドがカットされていた。そのため撮影、編集はカットされても大丈夫なフレーミングを要求されているのだ。テロップや時報がハイビジョンで見ても中央に寄せ集まっているのはそのためだ。出演者が複数立っている場合、メイン以外が中途半端に見切れているのもそのためである。
CMはHDで搬入してもアナログ放送では最初からレターボックスで放送されていたのでその制限はない。
ただ小さな文字を入れるとアナログ放送ではほとんど見えなくなる。

未だアナログテレビに固執している人も少ないとは思うがCMに関してはまだまだ4:3の素材が多いのは不思議な現象である。見た限りではHDのCMは1~2割程度しかないのでは…
そんなわけで超零細の当ローカルCM制作会社でもいずれはHD納品をと考えているわけだ。
実はカメラと編集機は既にハイビジョン対応になっているので完パケにするデッキさえあれば完了という事になるがこのデッキが曲者である。


現在放送局で受け付けてくれるハイビジョン素材フォーマットで最も安いデッキがこれである。HDW-1800 ¥3,465,000

放送クォリティのハイビジョンカメラが100万以下で手に入り、編集機も100~200万程度で揃ってしまう今の時代にテープで納品するためだけのデッキに300万も投資するというのが実にバカらしい。
ハイビジョンフォーマットは現在乱立しており今後どのフォーマットが標準になるか予測も付かない。
そんな中、HDCAMはかなり初期のフォーマットであり現在ではもっと高画質で効率のいいフォーマットが沢山出ている。

つまりこのフォーマットがいつ廃盤になってもおかしくないのだ。
もちろんアナログベーカムのようにコンテンツ資産があるため流通は続けるだろうが主流ではなくなる時代が目の前に来ているのだ。

一方、テープレス搬入も着々と進められている。まだ実験レベルだが多くの制作会社、代理店が参加しているようだ。この方式はインターネットを通して完パケ映像をデータとして配信しようと言う未来的なものだ。
テープというハードウェアが不要になり輸送も不要になる。もちろんタイムラグもなくなり多くの省力化が図れることは間違いない。

制作会社もフォーマットチェンジごとにデッキを買い換える必要もなくなりコンピューターのエンコーダーソフトを入替えるだけで済むのだ。
この方式が実用化されるのが1年後なのか10年後なのか全く未知ではあるが希望的予測では3年後といったところだろうか。
つまり、もし3年後だとすれば今HDCAMのVTRを300万で導入しても償却が終わる前に新方式に転換しないといけないという状況が来ると言うことである。そんな未来が見えているのなら導入する意味はますますなくなるというものだ。

今までHDでCMを作ったのは数本しかない。
HDテープへのダビングはデッキを持っている他社に依頼している。それほど高い費用でもないし時間もかかるわけではないので現状HD制作の依頼も少ないので特に急いでVTRを自社導入しないといけない状況ではない。

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コメント (1)

山ちゃん:

ホント高いですね…(涙

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2009年10月09日 19:34に投稿されたエントリーのページです。

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