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2009年12月 アーカイブ

2009年12月02日

お手軽ハイビジョン

ふじのんの気まぐれコラム
家電量販店でなにげに家庭用小型ハイビジョンカメラを手にして繋いであるテレビに映った画像をみると驚きである。

エンハンスのかかったちょっとぎらぎらな僕的にはあまり好みの映像作りではないがハイビジョンなりの高解像度な映像が映し出されている。
業務用のカメラとどれだけ違うのかと思うくらい綺麗なのだ。
もちろんちゃんとしたモニターで比べればそれなりの違いは出てくるのだろうがプロの僕が見てもあまりに綺麗だと感動してしまうくらいなのだ。

しかも驚きなのは手振れ補正。
インターネットの評価などで進化しているとは聞いていたがこれは凄い!
ステディカムがいらない?と思わせるくらい大画面で見ても滑らかに補正してくれる。
となれば…
制作費激減のCM業界でデジタル一眼のEOS5DMarkⅡなどがもてはやされているがもっとお手軽にホームビデオでハイビジョンCMというのはいかがなものでしょう。

さくっと撮り方を伝授して代理店の営業さんがお客さんのところで撮影してくる。
これと写真やフリー映像を組み合わせてCMを作ってしまおうと…
ローカルなら全然いける話ではないだろうか。
いくら機材が安くなったとはいえ専門のカメラマンがわざわざ足を運んで撮影するとその人件費がバカにならないという今の制作費の現状…
営業さんに頑張ってもらいましょう!

2009年12月04日

数年後にテレビは全て3Dになる!?

まぁ大げさだが今回はけっこう本気モードのようだ。
売れるまでじっと待つというよりかなりアクティブに売る気があるようだ。
ある程度高額のテレビは始めから3Dの機能を持たせるといったことから、一般の放送の中にも3Dをどんどん取り入れるといったところまで具体的に動き出しているようだ。

確かに買ってきたテレビが付加機能として3Dがあるんだったら見てみようと思うわけだ。
しかもわざわざ3Dのブルーレイを買ってこなくても放送されている番組を録画して見れば3Dになるとなれば…
コンテンツ制作ツールも低コストのものが揃いつつある。
次期戦略は3D映像製作にするか?
ノウハウもある程度ある。バブル時期に3D展示映像を何本か手がけたことがあるのだ。

ちょっと本格的に研究してみるかな…

2009年12月05日

3D映像ビジネス

3D映像を作るには一般のカメラや編集機では対応できない。
それだけに新ビジネスとして注目されている。
一方試聴側もそれなりの設備が必要なため普及が難しいという問題もある。
映画の世界では徐々に普及しつつあるが日本ではいまいちテンポが遅いと聞く。
で、自分で出来る3D映像ビジネスはないかと考えてみる。
映画の場合大きな組織と巨大な資本がないと3Dは現状難しい。
テレビ放送分野も受信機や放送時間などテレビ局を含めた動向に影響されるので時間的にはかなり先になりそうだ。
ブルーレイなどのパッケージもやはり表示装置の普及が問題になる。

展示映像だとその部分だけで完結するので比較的やりやすい。実際20年以上前から立体映像展示は存在する。しかし制作環境は整っているとは思えない。ポスプロで3D映像編集できますっていうのはほんのここ1~2年のことだと思う。
まだまだ情報が少なく大掛かりに3Dやってますと言うところは一握りしかないがそんな時期こそビジネスチャンスなのではと思ってみたり。

3Dはその特殊なカメラを持ち込めば普通のカメラ操作とそれほど大きな違いはない。しかしそれ以前にカメラポジションや視差の設定など特殊な知識が必要となる。フォーカス設定も単にピントがあっていればいいというわけにもいかない。ズームなんかしようものなら視差が大きく変わってしまい使い物にならなくなる。
そんな撮影現場も大きなビジネスチャンスではあるが自分にはちょっとと躊躇する部分がある。つまりロケーションである。撮影は基本的にそこに行ってオペレーションしなければならない。現場に行くのが面倒くさいのだ(笑)

では編集か…と言われると編集もあまり好きではない。監督が後ろに居てあーでもないこーでもないと言われながらオペレーションというのは非常にストレスがたまる。
そんなわがままばかり言ってるとやることがない…
それでもわがままを通すためには人がやらないことをやらなければならないのだ。
VFXという分野がある。ビジュアルイフェクツ、特撮、視覚効果といった技術である。
何を隠そう(笑)僕の辿った道はVFXそのものなのだ。
その昔、スターウォーズ全盛の時代はSFXと言われた。マットペイント、クリーチャー、ミニチュア、特殊メイク、クロマキー合成、モーションコントロール撮影などである。

今はそのほとんどが3DCGに置き換わってしまってその当時の大掛かりなSFXは出番を失ってしまった。そんなわけで僕自身も80年代はアナログSFXにはまったが90年代は3DCGオンリーになってしまった。しかし00以降は3DCGも一般的になりすぎビジネスとしてはハイエンドしか生き残れないほどの市場になってしまった。しかしハイエンドな世界へ行くにはもう気力がなかった…(笑)
現在はローカルで撮影から編集までワンマンオペレーションでコンパクトなCMを製作しているが基本にはVFXがある。

かなり遠回りになってしまった(笑)
つまり3D映像にもVFXは必要になるのだが現状3DCGは簡単に3D化できるのだが特撮やマルチレイヤー編集となるとかなりのノウハウが必要になってくる。
ここが狙い目かなと。
つづく...

2009年12月06日

3Dローコスト制作構想

3D撮影には専用のカメラが必要と書いたがある方法を取ると一般のカメラ1台で撮影することが出来る。
一つはターンテーブルに乗せた被写体(静物)をカメラ固定で撮影するという方法。 非常に限定された手法である。
背景は立体にならない。
具体的には撮影された映像を時間をずらしてLRに振り分けることで視差を得ると言うものである。
小さな商品などをマクロで撮る場合二眼カメラだと視差が大きすぎて違和感が出るのだがこの方法だとかなり小さいものでも全く問題ないというメリットがある。
宝石、時計などの貴金属を店頭で拡大立体表示といった使い方は面白いかもしれない。

もう一つは移動撮影。自動車の中から進行方向に対して90度横方向にカメラを固定して撮影、先ほどと同様時間をずらしてLRに振り分ける。
風景などに利用できる。風景の場合一般的な視差6cmでは遠景に立体感が乏しい。しかしこの方法だと視差を自由に設定でき立体感の調整が出来る。しかも移動しているためよけいに立体感は強調される。
ただ被写体の中に動いているものがあると違和感が出てしまう…

もう一つ、これは実際18年ほど前に僕が考案して子供科学館の展示映像向けに撮影した方法である。
手法はモーションコントロールカメラを使ってLRの視差分カメラをずらして取付けなおし二度撮影すると言うものだ。 もちろん被写体は静物である必要がある。
視差の距離も自由に出来、親指カメラを使ってミニチュアなどの撮影が出来る。このときは3DCGも立体視で作り常設展示館で上映された。
モーションコントロールカメラといえばローコストと結びつかないがこのときに使ったロボットは汎用の小型工業用ロボットで1.2mのレール、6自由度のアームロボットで200万円ほどであった。

これら撮影した映像は2本の映像トラックになるわけだが上映時の機器に合わせてコーディングしなくてはならない。
方法は何種類かあるようで簡単なものでは1フレームの中にLRを半分の情報にして入れ込むわけだがアスペクトを1/2にして左右に並べたりフィールドに分割して入れ込んだりする。解像度は落ちるが汎用的な再生装置が使えるというメリットがある。
再生機は通常の映像再生するのだがディスプレイでこのミックスされた映像をLRに分離し上映する。
試聴方法もいろんな種類がある。 映画館で見られるのは偏光メガネをかけて観賞する方法。メガネが安価で大型スクリーンに投影するという手法に適している。

家庭用テレビに取り入れられているのは液晶シャッター方式。上映時にLRを交互に切り替えて表示、その切り替えに連動してメガネのシャッターもLRで切り換えられる。
メガネは電動で信号も受けないといけないので複雑になり高価になる。
テレビ側も高速シャッター対応の場合は専用のディスプレイになる。
フィールドを使った60Hzのものなら一般のテレビでも可能になるが最近のフラットテレビはプログレッシブだったり120Hzだったりするからあまり一般的とは言えない。
メガネをかけず立体視できる裸眼タイプのディスプレイも存在するが大型化が難しいのと試聴位置が狭いのであまり一般化されることはなさそうだ。

ここにあげた特殊撮影方法はそれなりに低コストで出来るがやはり限定的だ。通常被写体に対する3Dカメラもいろいろ開発されている。
カメラ自体を2台並べて撮影する方式は非常にコストがかかるが一台のカメラのレンズの前に取り付けるアダプタータイプのものも存在する。レンズの前にプリズムと特殊レンズを組み合わせて左右に圧縮された映像を一台のカメラに結像させるものである。画質的に問題もあるが簡易型として普及する可能性もある。

いろいろな可能性を探って実際のビジネスに展開していきたいものである。

つづく...

2009年12月07日

立体映像モニタリング

まだ立体視出来るテレビは一般的に出回っているわけではない。一部フライングで発売されているが方式がまだ固定化されてない現時点では難しい。その昔自分が手がけていた当時ももちろんまともなものはない。
展示映像なので現場で見るしかないのだがまだ建設中だったりする。
フィールドスイッチングの液晶シャッター眼鏡などは通信販売で買うことが出来たが当時はデジタル編集機もないためフィールドミックスする手法がなかった。

そこで裸眼交差視で見ることにした。
ポスプロに並べてある14インチくらいのモニターがあるが横に同サイズに並んでいるものを使う。左に右目用、右に左目用の画像を流すのだがVTR2台を同期させて再生する。
2台ない場合はDVEで横に並べてもらう。
これを正面で目を寄せて交差視するわけである。
これは少々訓練しないと出来ない。
その当時出来るのは僕だけだったのだが…
編集室で「おお!立体になってる!」と驚いても誰も共感してくれないのだ(笑)

平行視という手法もある。
印刷物でよく見かる物だがこの場合目の幅約6cmより広げることができない。
人間の目はなぜか外側に広がらないのだ。カメレオンがうらやましい(笑)
そのため写真のサイズも幅6cmのものを二枚並べることになる。今なら小さな液晶テレビを並べるという方法もあるかもしれないが画像が小さいのでスケール感がなくモニタリングには適さない。平行視も鏡を使ったりレンズを使うことで大きく見ることが出来る。
3DCGの立体視映像を作る時PCモニターに左右のカメラのウインドウを並べた。20インチなので一杯にすると一つのウインドウが幅17cmくらいになる。僕は交差視ができるのでいいが他の連中が確認できない。そのため厚紙と小さな鏡を東急ハンズでで買って来て視線を広げるビュアーを手作りした。
これで誰でも立体視できるようになった。

そんなこんなで3D映像は通常の映像制作とは大きく流れが違うためあらゆる道具や知識が必要となるわけである。

2009年12月24日

EOS MOVIEの番組が!

フジのんさんも当ブログにて頻繁に書いていますが、気になるデジタル一眼でのムービーのあれこれを見せてくれるかもしれない「気になる番組」が放映されます。
BS朝日で年末の2日連続放送と言う、メーカーの力の入れ様が伺えますね。
私見ですがデジタルカメラでのムービー撮影は周囲の反応を伺うとスティールカメラマンは
かなり興味をもっている反面映像関係の方はわりと冷ややかです。
ここら辺の訳が番組で伝わってくるのではないかと期待しております。
http://cweb.canon.jp/camera/eosd/eosmovie/tv-program/bs-200912/index.html

2009年12月28日

ハイビジョンクロマキー

新システムでのクロマキー方式決定!
かなりクォリティ高そう。
カメラSONY PMW-EX1R
これはハンディカメラでありながらスタジオカメラに匹敵する解像度を持つフルHD撮像素子のハイビジョンカメラである。
今回Rが付いてマイナーチェンジになったのだがこれによってHDMI出力が付いた。
キャプチャーボード Canopus HDSTORMPLUS
このボードでHDMIを使ってCanopusHQでキャプチャーすることが出来る。
ROBUSKEY for Adobe After Effects
国産クロマキーヤーである。

この組み合わせは100万以下なのだがクォリティはスタジオの1000万以上するクロマキーと変わらないくらいだろうと想像する。というのもフルHD1920*1080、4:2:2、160Mbpsインターフレーム圧縮での記録と言うのはHDCAMはもとよりXDCAM4:2:2よりクォリティが高いのだ。つまりこれを越えるにはHDCAM-SR4:4:4か、スタジオでリアルタイムクロマキーをするしかないのだ。

それがこんなにリーズナブルな価格で出来るなんて誰が想像しただろうか。
というわけでHDのスタジオクロマキーは諦めていたがこの組み合わせで復活である!

2009年12月30日

鳥取へUターン分析、それから…

鳥取に戻って7年目に突入。実に早いものだ。
なんとなく鳥取でもそれなりに仕事をさせてもらってラッキーな人生を送っているが振り返ってみると25年もの長期間大阪に住んでいて、なぜ鳥取に戻ってきたのか?
今、再び分析してみようと思う。
ちょうどCGを始めた頃がバブル絶頂期でリスクの高い最先端の事業でもあまり躊躇なく飛び込めた。それがうまく当たり暫らくは関西トップを走っていた。
しかしそれから10年、やはりバブルはじけて経済は落ちる一方。
バブル時にやり始めただけにそれなりに経費のかかる生活をやっていた。
このまま続けるとどこかでマイナスに陥るという危機感があったように思える。

大阪でリスタートを切るには不景気真っ只中、リスクが大きすぎる。
3DCGも低予算で出来るようになりライバルは増え、旨みのない商売になっていたのだ。
そこで大阪脱出案が浮上。あまり悩まなかった。居座る方がデメリットが多すぎたのだ。
しかし鳥取に帰ると言っても全く浦島太郎状態、なんの繋がりもなくとりあえず親戚の会社に籍を置いてリスタートが始まった。
大阪でやっていた仕事なんかを鳥取に持ち込んでもマーケットが違いすぎて受け入れられないだろうと思った。それでも何らかの形で自分を出していかないと面白くないと言うことで鳥取のマーケットをリサーチ&分析。

そんなこんなで鳥取帰って一年後に今の形で再々スタートとなったわけである。
新しいマーケットを開拓というのは暗中模索である反面うまく行くと非常に楽しい。
しかしハードルの低いプロジェクトの場合はすぐに真似をされる。ハードルの高さによって追従される寿命の長さが決まるように思う。
大阪で3DCGをやった時は10年以上はキープできた。
今回鳥取でローコストCMをやっているわけだが撮影なしのグラフィック処理制作はそろそろライバルが増え始めてきた感じである。
数年前からロケ撮影に対しても模索してきた。
そして本格的ハイビジョン制作へと突入する。このあたりでライバルをグッと引き離しておかねばと画策中なのである(笑)

ハードルを上げるにはいくつかの手法がある。
誰もやりそうもないマーケットを狙う。簡単にできそうもないテクニックを身につける。高価な設備を導入する。などである。
つまり、いずれも楽には成し得ない事なのである。
そして時代の先を読むことは必須である。更に人間性なども。
そのいくつもがうまく絡み合って成功への道が開けるのだろうが…
ただ今の時代、勝ち組負け組みなどと分類すること自体に意味がなくなってきている。
収入が少なくても楽しく生きていければそれでいいと。

でもビジネスとしてみればそれを言っちゃぁ~お終いよ!ってなわけで(笑)

2009年12月31日

映像革命!動画の未来が変わる!

~デジタル一眼ムービーが開く新世紀~
録画して見ました。
印象としては予想より解像感がないという印象です。
おそらくフィルムモードなのでディティール回路を通してなく、そのような感じなのでしょう。一般のビデオカメラはフルハイビジョンでもけっこうディティールをコテコテと付けるようで、そのあたりかなり印象が変わります。
諧調はしっとりといい感じなのだが色目がちょっと人工的にも感じるくらい派手です。こってりしたポジフィルムと言いますか、番組自体もEOSムービーで撮影しているのですが人物の顔のクロマが飽和しているような印象でした。

やはり売りは被写界深度の浅さと高感度でしょう。
それ以外は小型軽量といった程度なのかもしれません。
今のビデオカメラでも調整次第で色や諧調は近いものが出せるのではないかと。
確かにボケを生かした映像は面白いです。
暗い場面で照明なしでもそこそこ色が出るというのは独特な世界です。
万能かと言えば不便な部分がけっこう多いと思うわけです。
キャノンがスポンサーの番組なだけに不便な部分は全くコメントにありませんでした。

でも安いし、またちょっと興味がわいてきました。
撮像面のゴミ付着がすごく気になります。
僕が使うとすれば常用の明るいズームを装着して外さない。
もし別のレンズが使いたい場合はレンズの数だけボディを用意する。
記録フォーマットが4:2:0でH264というのも微妙。
ただHDMI出力は非圧縮なのでCanopusのボードでダイレクトにキャプチャーすればハイクォリティなクロマキー撮影が出来る?

ちょっと研究してみようと思った次第である。

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