いよいよ本格的ハイビジョン体制元年である。
数年前フライング気味に一部導入したが結局ほとんどHDとして使うことはなかった。SDとして使っているので無駄にはなってないが…
CMのファイルベース搬入を期に全面的に切り替える予定である。
年末年始のローカルCMにも一部ハイビジョンで制作されたものが流れている。
静止画ベースで動きを付けたものだがSDの場合と大きく違うのは情報量である。
大画面に対して写真や文字の動きだけでは物足らない。
解像度が高いため残った空間処理をいかに使いこなすかという問題のようだ。
SDをそのまま横長にしたようなレイアウトではあまりに間抜けに見えてしまう。
というわけで数年前から準備してきたロケ撮影、スタジオクロマキーの出番である。
とはいえ、製作体制が出来ても企画や被写体の問題が残る。そのあたりも含めた完全ハイビジョン制作体制を整えるべく準備に入ろうと思う。
■ファイルベース納品対応
懸案のHDCAM VTR導入が不要になるので浮いた予算を撮影、編集機材に回せる。
テープ費用も不要になるので制作費の見直しも含めたハイビジョン制作費の再構築。
■編集機リプレイス
現行の機材でもハイビジョン対応は出来るのだが現実的にはメモリー不足に陥ることが多々ありベースマシンの強化を図る。
メインマシンの64bit化、メモリー&ストレージ増強。
納品形態も変わり撮影機材も変わるので各種フォーマットに対応するべく最新版Creative Suite、EDIUSの導入。フォント、素材集の充実。
■フルハイビジョンカメラ
現行カメラの解像度がハイビジョンとしては甘いのでフルハイビジョン対応のカメラを追加導入。
汎用カメラとしてSONY XDCAM EXのPMW-EX1R。
浅い被写界深度と高感度を利用した撮影用にCanon EOS7D+EF-S17-55mm F2.8。
特機にグライドカム、簡易ドリー。
■スタジオハイビジョンクロマキー
HDMI経由でフルハイビジョン4:2:2 160Mbps I-frame収録、ROBUSKEY(クロマキーヤー)
■企画提案
実写ベースの提案。企画コンテ制作。
モデル、タレントのキャスティング、スタイリスト、ロケーションコーディネートなどネットワークを強化。
◆スケジュール
2010.3 サブマシンの導入 デジタル一眼での撮影など。
2010.4 CM搬入形態の正式発表に合わせマシン、ソフトの最終決定。
2010.5 メインマシンの導入
2010.7 撮影機材の導入
・・・
2011.7 CMのファイル搬入開始
と、まぁ大そうに書き上げてみたがあくまでもワンマンプロダクションであり大掛かりに制作費の引き上げなどを考えているわけではない。
ただ現状の制作費ベースでは実写を中心とした展開は難しいので新たに企画提案をし、改めて制作費というものを認知してもらおうと思っている。