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7Dインプレッション第6弾

7Dは一眼レフカメラのレンズしか使えないのでビデオカメラでは当たり前の電動ズームというものがない。
手動でズームしても絶対滑らかな動きにはならない。
そこでフルハイビジョン高解像度レンズという持ち味を生かしてどこまでデジタルズームで実用に耐えられるかテストしてみた。
撮影は高さ60cmのキャラクターフィギュアで行った。
肌色、赤い服、白い手袋などコントラストのチェックには最適である。
動画は1920×1080/30P、1280×720/60P、静止画5184×3456の3種類。
テストは1920×1080のPC表示アフターイフェクトで行う。

まず1280×720をリサイズしてみる。ちょうど150%である。さすがに150%の拡大はぼやけて見える。ある程度シャープネスをかけたとして、地上波放送が1440×1080/60i/20Mbps/mpeg2ということを加味すれば家庭のテレビで試聴する段階ではそれほど大きな差はないのかなと思いたい。
ハイスピード撮影など特殊用途以外ではあまり使えないかもしれない。
次に1920×1080をそのままデジタル拡大してみる。
150%は720Pと同程度の画質になりかなり厳しい。
130%であればシャープネスをかければほぼ画質劣化を感じないのではないだろうか。
100%~130%のデジタルズームを編集で使えばCMの5秒程度のカットであれば充分とも言える。動く被写体の場合は静止画のデジタルズームと言うわけに行かないのでこちらを使うことになる。

そして静止画である。
1800万画素5184×3456ピクセルという巨大な画像である。
単純にフルHDサイズに100%で乗せても通常のムービーと画質の差はほとんどない。
さすがである。横サイズを1920ピクセルまで縮小してみる。もちろん縮小なので画質劣化はない。このスケール差、なんと270%である。プラス120%の拡大を入れると300%までズームできると言う事になる。
これだけ余裕があるとズームはもとよりパンニング、斜めパンしながらズームなど画面上を好きなように動かせる(笑)
同じカメラの色設定、同じレンズで撮影するので編集時に繋がりが悪くなると言うことがない。動画を撮りながらそのままシャッターボタンを押せば静止画が撮影できるのは実に便利である。ビデオカメラには出来ない芸当だ。

このように電動ズームの出来ないHDSLRではあるが高画質ゆえデジタルズームで後処理が自由というメリットがある。
ここでワンポイント。
ビデオカメラマンは撮影時シャープネスをOFFにすることを嫌うがデジタルズームやクロマキーの時はシャープネスOFFが基本である。
もちろん後処理で適宜シャープネスをかける前提ではある。
後処理を前提とする素材はシャープネスをかけると加工処理に不都合が生じる場合が多いのだ。クロマキーの場合、背景と被写体のコントラストによってはカメラが勝手にシャープネスをかけてしまいエッヂに輪郭が付く。ところが合成する背景と被写体の輝度が近い場合この輪郭が違和感となってしまうのだ。
シャープネスが欲しい場合は合成された画像にかけるのが筋である。
デジタルズームの場合も不具合が生じる。デジタルズームは輪郭の太さもいっしょにズームしてしまうので見苦しい輪郭線が拡大されてしまうのだ。
そのため素材はシャープネスをOFFにし後処理でシャープネスを画面サイズに対して行うのである。

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2010年02月06日 19:16に投稿されたエントリーのページです。

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