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新しいものばかりでなく…

根が飽き性と言うこともあり一度手にしたものを大事に…というよりすぐに新しいものを欲しがってしまう。
その新し物好きが原動力になって仕事に頑張れるという一面もあるのだが、今の時代大量消費はいかがなものかとチト振り返ってみた。

そこでもう引退か?とすっかり影をひそめてしまったHVX200をもう一度注目してみようと。というのも流行のDSLRに飛びつきEOSムービーを手にしたものの万能でない不便さに次期ビデオカメラのことばかりに目が行っていた。
大きなウィークポイントとしては電動ズームが使えない、同録が使えない、レンズ交換が面倒、フォーカスがシビアすぎる、ホワイトバランスが一発設定できない、ズームすると露出が変わる、クロマの垂直にじみが気になる…とけっこうある。メリットは綺麗なボケ映像が撮れる、HVX200よりはシャープである、お手頃価格で超ワイドが使える、軽量などである。

そこでここ何回か、EOSでは難しい部分の撮影をHVX200のDVCPROHDで撮っていたので昨日のCanonXF305の画像と並べて比較してみた。
実は最近HVX200の設定でシャープネス量を標準に戻している。
以前はシャープネスを付けることに抵抗があったのだがハイビジョン映像を扱うようになってやはりある程度のディティール強調は必要かなと思い始めたのである。
大型モニターで観察してみるとけっこうHVX200が検討している。確かに細かいディティールを見ると解像度の足らなさは感じるがシャープネスの効果によって通常距離で観賞する限りそれほどぼやけた感じには見えないのだ。
むしろHVX200の映像は色乗りがしっとりしていて全体的にはXF305より好感の持てる映像である。これはHVX200がシネガンマ設定にしているというのもあるとは思うが。

というわけで極端な差がないのであればHVX200にもう一度スポットを当てようかと。
というのも今までHVX200はSD画質のDVCPRO50でしか使っていなかったのだ。
ハイビジョンでの制作でHVX200を使ったことがなかった。
スペックだけで解像感がないと先入観を持ちすぎた部分もある。
そりゃぁ200万画素のフルHD撮像素子に対して50~60万画素しかないと聞かされるとちょっと対抗しようと思わないではないか。

ところがEOSムービーで目が覚めた。フルハイビジョンと言えども1920×1080ピクセルの動画にはなっていないのだと…
なぜそう言い切れるかと言うとEOS7Dで同じ被写体を同じレンズで動画と静止画を撮影し編集機に乗せて大型モニターで見てみる…はっきり言って倍近くの解像感が違うのだ。
静止画の画像と並べるとボケボケに感じる動画なのだ。
これは圧縮をするため前処理としてぼかしを入れているのか?同じレンズ、同じ撮像素子なのにこんなにも画質が違うのかと驚いてしまった。
静止画をHDサイズに縮小表示すると1920×1080の本当の画像が見えるわけである。
それに比べるとHDCAMもXF305も足元にも及ばないと言わざるを得ない。
どういう画像処理なのかメーカーに聞きたいくらいなのだが撮像素子がフルスペックHDだとしてもすべてのピクセルがモニターに表示されていない事実は現実なのだ。

想像するに、静止画で出したようなシャープな画像を動画にしてしまうとちらつきやモアレが出やすくなるためあえて甘くしているとしか思えない。
実際、静止画をズームしたりパンニングさせる場合被写体の状態によってはブラーをかけないとちらつきが目立って汚い映像に見える場合がある。
これはフィールドがそうさせる場合、30フレームなどコマ数の粗さが影響する場合、圧縮ノイズとの干渉などいろいろ原因は考えられる。

長くなったが、そんな経緯もあってHVX200の少ない画素でもそれほど他のフルHDカメラに対して遜色ないのではないかと、やっと先入観の呪縛が解けたという感じなのだ。

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2010年05月27日 16:00に投稿されたエントリーのページです。

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