デジタルカメラにはホワイトバランス機能が付いている。
プリセットや色温度指定出来るものなどいろいろある。
通常光源自体が昼間の太陽のような綺麗なスペクトル分布をしているわけではないのでミックス光源の場合はデーライトかタングステンのプリセットで撮影することが多かった。
しかし編集室でカラコレしていると現場での記憶色がはっきり蘇って来ず迷うことがある。。
そこで現場でホワイトバランスを取って撮影しようと思うのだが細かい性格故なのかどうも腑に落ちない部分が出てきた。。
今回XF305でテスト撮影の時、正確な18%グレーシートでホワイトバランスを取ってみた。5900Kである。ところが絞り値を変えて取り直すと若干違ったりする。裏面が白なのでそちらで取っても若干違う。こちらの白は正確とは言えないのだが。
それそべれ300Kくらいの誤差が出る。カメラのセンサーも加味して誤差範囲なのかと思うしかないがもう一つ微妙なのがホワイトバランス設定で取った5900Kとプリセットからオフセットして出した5900Kの色目がモニターで違って見えるのだ。
そもそもホワイトバランスを取った場合カメラ内でどのようなカーブで色補正されるのかブラックボックスである。
最近のカメラは微妙なガンマカーブをいじれるようになったがカラーカーブをそれぞれいじれるようなものはない。
フォトショップやアフターイフェクトなど画像加工ソフトにはヒストグラムを見ながら調整できる「レベル調整」と自由な曲線で補正できる「トーンカーブ」がある。
グレーレベルをスポイトでつまんでホワイトバランスが取れる機能も付いている。
こうしてみるとカメラのホワイトバランスはロー、ミッド、ハイのそれぞれのカラーバランスってちゃんと取っているのだろうか?という疑問がわいてきた。
では正確なホワイトバランスを取るにはグレースケールを写し込んで後処理で微調整をするしかないのでは?
かといって撮影時にプリセットではダイナミックレンジ的にもったいないので一応ホワイトバランスは取っておく。
そして後処理時に写し込んだグレースケールのそれぞれの明るさに対して細かくトーンカーブで調整すると言った感じだ。
ただそこまでしてニュートラルなグレーにこだわる必要があるのかという疑問も残るがあくまでも商品などで後から色がおかしいなどと言われないための手段である。フィルム撮影などでもマクベスのカラーチャートなどを写し込んで後で調整をしているわけだからビデオだからってホワイトバランスを全面的に信用するわけにいかない。
