SD仕上げのときはHVX200でDVCPRO50の4:2:2で撮影しクロマキー合成をしていた。
クォリティー的にはDVカメラで撮影するよりずっと綺麗で問題なかった。
しかしハイビジョンとなるとHVX200のDVCPROHDでは4:2:2とはいえども水平解像度960ピクセルに対しての4:2:2だから480しかなく元画が甘いのに加えてクロマキーエッジもボケボケとなってしまい使い物にならなかった。
フルハイビジョン時代を迎えてクロマキーをどうしようか迷っていた。
HDCAMでさえ1440の1/3しかクロマがなくHDCAM-SRかAVC-Intra100など数百万円以上のカメラしか選択肢がなかったわけだ。XDCAM-EX1RのHDMI出力をHDSTORMでダイレクトにキャプチャーなんて力技も考えたりしていた。
ところがXF305の登場は衝撃的だった。
当初はMPEG2 LongGOP圧縮ということもあり4:2:2であってもブロックノイズに悩まされるのではないかと懸念したが実際使ってみるとなんら問題なく綺麗に合成できた。
このコストパフォーマンスはとにかく驚異的である。
このクラスの小型カメラでライバルがないのだ。
そんな強力なカメラが手に入ったらクロマキー撮影を復活させないわけにはいかない。
スタジオすっきり計画はその一環でもあるわけだ。
しかしせっかくなのでグリーンクロマキー自体も一新したいと思い始めた。
当初設備投資にお金が掛けられないほど仕事はちょびちょびだったので照明やクロマキーバックは出来る限り低予算で自作したりしていた。
その後照明機材は専用のものを購入したりしていったがクロマキーバックはそこそこ使えたので未だにそのままにしている。
今使っているクロマクーバックは1800幅のクロマキーグリーンに染められたパンチカーペット素材である。確かメーターあたり数千円と言う価格で一般的なクロマキー素材に比べてひとケタ安いと購入したものである。発色は良く綺麗に抜けるのだが染めムラがあり繋ぎ部分に若干の段差が出てしまっている。
SD仕上げではそれほど問題にならないがフルハイビジョンだと気になる部分である。
さらに表面の質感もざらざらであり顔のアップで背景にもピントが合う場合などはけっこうその質感が合成の邪魔になったりする。
そこで二代目グリーンバックに変えようということである。
しかしいい素材はかなり高価だ。たしかアルチマットグリーンだと数万円したような…
小さなスタジオと言えども幅4m、高さ2.5m+足元1.5mということになると16平米にもなる。2万でも30万円にもなってしまう。
綿を染めた簡易クロマキー布だと6m×6mで4万円である。しかししわが出やすく彩度も低いので綺麗な合成をするには物足らない