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2010年08月 アーカイブ

2010年08月03日

XF300シリーズインプレッション

無事ロケも終わり編集も完成。
それにしても暑さは半端ではない。

今回のロケで出てきた問題点。
やはりモニターはピーカンの下では見にくい。これはどんなモニターを持ってきても現状無理で暗幕を持ち込んで被るのが最も近道である。
フォーカス。1/3CMOSとはいえフルハイビジョンでこれだけ高解像度なカメラになるとピンボケが気になる。
今回はワイド寄りのカットばかりだったのでほとんど問題なかったがXF300シリーズはいろいろピント合わせの工夫があるとはいえ現場ではなかなかつかみにくいというのが実態だった。慣れが必要なのかもしれない。
SONYのカメラのように被写界深度の表示があると便利なのだが…

ノイズが多い。予想された通り交差点近くでの撮影なのでノイズは避けられない。
背景からは雑音源がなかったので下から空に向けてガンマイクをセッティング。
収録した音を確認したらやはりちょっとノイズが…ただSoundBoothのノイズリダクションは強力だった。ノイズ成分を取り込んで処理するとスッキリ消えた。
多少音質の変化はみられるがノイズが残るよりずっといい。

ショールームでの収録では残響が気になった。
ガラス面がアール状になっており中心に向かって反射するのも影響しているようだ。
吸音処理は到底出来そうもなかったのでそのまま収録。エアコンと換気扇を止めてもらったら内部はかなり静かになった。残響音だがBGMとミックスしたらそれほど目立たなくなった。最近では残響を消すソフトもあると聞いたことがある。

照明。通常カメラ、音声、照明、ディレクターの4人くらいはいるところだが2人でやっているのであらゆるものは固定しないと成り立たない。ガンマイクはブームアームとスタンド、レフ板もスタンドに固定、モニターも照明スタンドに固定した。
太陽は順光でほぼ真上に近かった。6×6の白レフを用意したがあまりに直射が強すぎて押さえにもならなかったので銀レフをダイレクトにカメラ側ちょっと下目から当てた。ちょうどアイキャッチにもなってうまくいった。
XF300はかなりワイドレンジでこれほどに強い直射日光のハイコントラストな状況でも白飛び黒つぶれが起こりにくい。

と、まぁ問題点は多少あったものの順調な撮影でスムースに進んだ。

次回はレフ板を少し改良してみようと思う。

2010年08月05日

やっと出てきた。

ハイビジョンのビデオモニターをどうするか懸案事項だったのだがやっとSONYから発売される。





フルHD(1920×1080)パネル採用の業務用ベーシックモデル
21型液晶モニター
LMD-2110W
近日発売
希望小売価格: 136,500円




今までのフルハイビジョンパネルでは最低で下記のクラスしか選択肢がなかったのだ。
24型マルチフォーマット液晶モニター
LMD-2451W
希望小売価格: 541,800円

もちろんそれなりの性能差はあるだろうがスペックを見る限りでは21インチのものでも充分実用的なようだ。
入力はHDMIかしかないがVTRを使うこともなくなったのでHDSTORMのHDMI出力を繋いでフィールド確認するにはちょうどいい価格とサイズである。
とにかく編集モニターはロケモニターと違ってフルハイビジョンでないと意味がない。

このくらいリーズナブルな価格になると屋内ロケなら持ち込めるサイズかなと思ったり。重さは8.6kgである。

2010年08月06日

ハイビジョン撮影、仕上げは?


テレビCMの場合ハイビジョン撮影をしたらハイビジョン仕上げにするようにしているのだがVPは悩む。

今更SD4:3で撮影する気にもならず今のカメラはハイビジョンしか撮れない。
ところがVPの場合ハイビジョン上映の可能性が非常に低い。
BDに焼いても再生プレーヤーを持っているところがほとんどない。
ではDVDでってことになるのだが今度はディスプレイの問題がある。

今頃4:3のブラウン管で見せているところはほとんどないでしょう。とは思うが絶対ないとも限らない。
それじゃ4:3にサイドカットしてダウンコンしてDVDに焼くか?
と思いきや、今度はワイドテレビにフルモードで上映したりするところがけっこう多かったりする。
だったら16:9のスクイーズにダウンコンした方がいいじゃん。
でももし4:3のブラウン管だったら上下レターボックスになってしまうし…

けっこうVPの場合末端の上映環境を考えてないことが多いようで…
これにしてくださいとも言えないし。悩ましいねぇ~

2010年08月07日

インターネット放送局準備開始

そろそろネクストステップということで外部スタッフの構築も徐々にできつつあるので更なる次の段階へ進めていこうと思う。

あまり大掛かりに夢を広げ過ぎると経費が嵩み継続しにくくなるのであくまでも趣味の延長的なところから始めてみたいと思う。

こういったコンテンツと言うのは面白くなければ見てもらえないわけでシステム先行で始まった新しいメディアなどはどんどん閉鎖に追い込まれている。
なのでお金儲け優先ではなく楽しくやりながらスポンサーに「面白そうだから乗っかってみよう」と思わせるものにしたいと。
YouTubeなんかももともとはそんな感じだったのではないかと思う。

まぁ鳥取に面白いネタが転がっているのかという根本的な疑問はなくもないが、なんでもないネタを面白く拾うのもテクニックかなと。

というわけでまずは手弁当で参加してもいいぞという人募集中!

2010年08月09日

インターネット放送局 基本コンセプト

探してみると動画サイトは無数にあり企業サイトにも動画はどんどん増えいてるようだ。

我々がやろうとしている目的の一つに動画制作能力をテレビCM以外にも生かしたいというのがある。
さらにTVCMの場合スポンサーの意向でなかなか冒険的な企画や映像表現ができないというフラストレーションのはけ口として実験的CMをサイトで発信していきたいと思っている。

もちろんCMというカテゴリーにこだわらず短編番組も展開していきたい。ネットでの映像は短いものに限る。というのも自分が見るのも作るのも短い方が好きだからだ。

まずはこれらコンテンツの充実が先行目標である。
そしてある程度視聴者が増えてきたところでスポンサー集めと言うことになる。
アクセスが増えなければ営業展開に至らないかもしれない。つまり商売ありきではない。タレントと一緒で注目されて売れなければお金にならないという考え方だ。

かといってマーケットリサーチをしてこれを作れば売れるという作り方ができるほど器用ではない。あくまでも自分たちのできるテクニック、やりたいことをメインに展開していくつもりではある。

ただポータルサイトとしての運用なので投稿映像などは広く受け入れたいと考えている。
つづく…

2010年08月10日

スタジオ設備拡充計画 撮影編

1Fのガレージを倉庫に改造するリフォームが決まって発注した。

床はコンクリートのままなのでパンチカーペットを敷いてもらおうと思ったら見積りで6万円…リビングに敷くカーペットじゃないんだから。。
ということでこんな場合は自分でやるに限る。
182幅でメーター当たり¥800(通販)ホームセンターだと切売してくれるので\1,000だとしても12mで¥12,000である。
特に接着するわけでもないので今あるラックを移動して敷くだけだ。
なんでそれが6万円もするのか理解できない…

作業内容は、スタジオから外に出ずに倉庫に出入りするための出入り口を作るため壁をぶちぬきドアを付けてもらう。
シャッター面にサイディングの壁を作ってもらいアルミドアを付けてもらう。
壁周りにコンセントを増やしてもらう。天井に40Wの蛍光灯を7本取り付けてもらう。30cm換気扇を取り付けてもらう。
と言った感じで総額¥277,000になった。

しかしこれで2Fのスタジオの道具ほとんどを収納できるようになるので2Fを拡張したと思えば安いものである。

■ガレージ倉庫化によってのメリット
・ロケ機材を1F倉庫に置けるので車を横付けして楽に積み込みできる。
・スタジオで使う機材も頻繁に使うもの以外は倉庫に収納しておけるので撮影スペースが倍増する。
・ガレージでの工作が出来るようになる。

ということでスペースを確保できたクロマキースタジオをバージョンアップするためクロマキーグリーンを本格的なデジタルグリーンに変えようと思う。現在は安いパンチカーペットタイプなので色ムラと繋ぎがハイビジョンだとちょっと気になって来たのだ。
現在幅3.6mだがこれを4mに拡張し下は軽くホリゾントアールになるよう天井高2.5mに対して30cm下げて垂らすことに。4m×2.4mで ¥76,000である。材質は軽いウレタンのような質感でしわになりにくく非常に反射率が高い高性能なクロマキーグリーンである。
足元まで入れて動きのある撮影の場合はこれにグリーンのパンチカーペットを被せる。

これにXF305で撮影すれば同録も可能になり東京なんかによくある小型のレンタルクロマキースタジオにも負けない設備になる。

2010年08月11日

レールドリー効果

ドラマや映画では頻繁に使われているレールドリーだが10mも敷いてまっすぐ移動できるためにはレール設置にかなりのノウハウが必要となり簡単にドリー撮影と言えないのが現実のようだ。

一方CMでもよく使われている。
CMをよく観察しているとわずか1~3秒程度の人物アップのカットでさえドリーで撮影している。
この場合移動量が1m程度で収まるのでレール設置は比較的楽と言える。
しかしこんな短いカットにドリーの意味があるのかと思われるだろう。
比較的簡単とはいえ三脚立てるだけより何ステップか手間はかかる。

実はCMをよく見てみるとドリーに限らず手持ち撮影も多用されている。
これは奥行き感、立体感を見せるためのテクニックと言える。

今注目の3D映像は両目の視差で立体を表現しているのだがあくまでも2Dの画像を脳の中で再構築して錯覚させているにすぎない。
これを応用して考えるとドリーはカメラを水平移動することで視差に近いずれを時間軸で表現していることになる。
かなり以前、水平に移動するだけの2D映像を流し片目に黄色いフィルターを付けたメガネで見ると言う立体映像を聞いたことがある。これは黄色い色は脳に達する時間が遅いという生体特性を応用したものらしい。
つまり片目分が遅れて見えることで視差を作り出しているのだ。

これに限らず人間は片目だけでも立体を認識することができる。
じっとしていても眼球が微動しているのはそのためだとも言われる。
じっとしているつもりでも人間はゆらゆら動いているわけでその移動によって前後にある物の距離感を脳で判断している。

説明が長くなったがカメラの視点移動は2Dという映像に奥行きを与える効果があるということが理解いただけただろうか。
それだったら手持ちばかりでいいと思えるが手持ち撮影は視軸に対するZ軸回転つまりロールが生じることに違和感を感じてしまう。平衡感覚を失い酔う現象である。
ロールを完全に固定して視点移動撮影できる装置がドリー、ジブ、クレーンなどである。ステディカムもロールを抑えた視点移動装置である。

先に言ったようにCMでは移動距離が少なくて済むのでレールドリーは簡単な立体表現に最適だと言えるのではないだろうか。

Ameba動画テスト


ちなみにYouTubeだとこうなります。
http://www.youtube.com/watch?v=rKj1kWpAo-g

なかなかレートの問題もあって高画質に提供するというのは難しいです。

光ファイバーになったとしてもトラフィックが混雑すればスピードは落ちるわけで。

2010年08月14日

ローバジェットの仕事をミドルレンジガジェットでハイクォリティーに…

なんだかこの業界もカタカナ英語が多いぞっ!

説明すると低予算の仕事を中規模の機材で高品質にってとこでしょうか。

当ローカルCM予算は極端である。東京:大阪:鳥取 100:10:1みたいな。
極端に見えるがけっこう近いところでやってきた。

機材的には大手スポンサーのCMを制作する機材は数千万、編集室に至っては億単位のものも存在するがウチの機材だと撮影、照明、音声、編集機材一式合計しても一千万円にもならない。

ところが技術的品質面では大きな差がなくなってきた。
つまり1億円の機材と1千万円の機材で同じものを撮影して編集しても素人には違いがわからないレベルだということだ。

人間のクォリティーは比較しようがないが現場のスタッフ数だけはどうしようもない。大きなプロジェクトでは延べ100人以上は関わるがローカルでは代理店とプロダクション、出演者で10名以下というのが普通だ。

お金をかけないと出来ないこともけっこうあるので低予算で何でもできるなんて思わないでほしい。ただ画質面では差がなくなったということである。

2010年08月25日

撮影の方が楽だと思えてしまう

ローカルCMは構造上制作費の設定が難しいセールス方式を取っているようでなかなか大きな予算で制作する仕事が発生しない。
ま、自分が売りに行くわけでないので状況を受け入れるしかない。

そんな状況下長く静止画だけのCMが当たり前のように流れていたわけだがやっと近年動くものに変わってきた。
これもシステム上の変更による影響が大きいわけで静止画を直接局に持ち込めなくなったからである。

当初動くと言っても写真や文字、イラストを動かすアニメーション的CMが大半だった。
というのも動画撮影は高価な放送用のカメラを使って高価なVTRが繋がった編集機で仕上げなければ放送局に持ち込めなかったため静止画を動かすアニメーションの方が安上がりという状況が続いた。

しかし時代は変わった。
コンパクトなファイルベースの高画質なビデオカメラの登場とパソコンノンリニア編集の登場で今まで数千万円オーダーでの撮影編集システムが一気にコストダウンしてしまったのだ。 カメラと編集機が100万円そこそこで揃えられクォリティーの違いがあまりないという大変革が起こった。

そうなると機材だけの問題ではあるが2次元ベースの画像処理で動画CMを作るより撮影して編集した方が内容的にも訴求力の強い映像が比較的簡単にできてしまう?こんなイメージを持ってしまったわけである。
もちろん撮影がそんなに簡単なものでないことは重々わかっているが被写体に力があると画像処理などほとんどなくても映像として成り立ってしまうわけだ。
どうしてこんなことを思うかというと自分がVFXベースのデジタル職人だからである。

なんでもない素材でもデジタルですごい映像に仕上げると言うのがVFXなのである。
しかし加工しなくてもすごい映像はつなぐだけで仕上がってしまうのだ。VFXの出番はほとんどない。
ある意味つまらないが撮影をやりだしてからそれも面白いと思えだした。
「楽だ」というのは編集が楽だという意味である。

2010年08月28日

クロマキースタジオ再起動!!


編集マシンが肥大化して占領してしまったクロマキースペースだが第一次スタジオ拡張計画によってクロマキースペースが完全復活した。

幅3600・高さ2500・奥行き1500がフルに使えるように戻った。

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