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2010年09月 アーカイブ

2010年09月01日

ナレーション録音とクロマキー撮影

本日はナレーション録音。
録音はマイク一本立てておけばいいのでスタンバイはあっという間だ。

今月はクロマキースタジオを使っての撮影がいくつかあるのでついでにセッティングシミュレーション。
スタジオ拡張してからまだ本格的にライティングセットしたことがなかったのでこの機会に。

狭い範囲でクロマキーを使っていたときには問題にならないが全域を使うとなると照明のムラがキーイングの時に問題になってくる。
背景は天井照明が7割くらい効いている。中央から下の部分は正面からのバンクライトになるが下の両サイドが比較的暗くなってしまう。そのため背景専用に小型のライトを用意している。


全部点灯すると36W×10、56W×7、24W×16となり1136Wの消費電力となる。
タングステンに換算すると約5~6倍の明るさと言われるから6KW程度の照明といえる。
2つ目の写真は被写体側から見た照明である。

広くなったおかげでセッティングは10分程度で行える。
どんどん使ってほしい。

2010年09月10日

HDRをビデオカメラで実現できないものか

「HDR(High Dynamic Range) Photo」機能。
スチルカメラの世界ではかなり一般的なテクニックになってきておりフォトショップでも合成できるようになっている。

HDRも積極的にアート表現するような使われ方もあるようだが多くの目的は白飛び、黒つぶれを救済し一画面上で破綻している部分をなくすといった使い方である。

こういったスチル撮影の場合三脚に据えて露出を変えて数枚撮る。そのため動く被写体には使えない。
最近のカメラでは設定しておけば自動的に数枚撮ってくれるものもある。また手持ちでもずれた画像を補正して合成するものも出てきた。

しかし一度に数カット撮るという性格上動画には向かずビデオカメラでは実現されていない。
CCDやCMOSではダイナミックレンジが制限される。しかしディスプレイはそれよりもレンジが狭い。なので適正露出を取っておけば多少の後処理でダイナミックレンジの加工も可能だがHDRのような広いレンジで加工できるものではない。

絶対無理なのかと言うと技術的には可能だと考えられる。
数年前、富士フィルムが開発した撮像素子は静止画用だが感度に有利な大きな素子と強い光を受け持つ小さな素子を一枚の撮像素子に配置したというものである。
今年発売されたSONYの固定ミラーのデジタル一眼はミラーが固定でハーフになっている。これはフォーカス合わせのための機構だがこういったものを応用すればメイン素子は高感度用、ハーフで分離して高輝度用にすればHDRを実現できるのではないだろうか。

昨今のラージサイズセンサーは大面積のおかげで高感度になっている。それを利用すれば動画でもかなりのダイナミックレンジを得ることができるだろう。
REDONEを超えるSONYのラージサイズセンサーカメラにはこんな機能を搭載してもらいたい。
ただHDR素材の扱い方はかなり難しいのでニーズがあるかどうか…

2010年09月11日

ふりむ~かないで~♪

XF305クロマキーテスト

ある女性の協力を得てXF305による動く人物、長い髪のなびく映像抜けテストにこぎつけた。

撮影は50Mbps 60iをフィールドスロー1/2で合成している。

細かく見ると髪の毛が広がっているところなどはブレの影響とmpeg2の圧縮ノイズでわずかにざらざらとした感じにはなっているが動きで見ると全く問題にならない程度である。

HDW-750クラスのカメラでHDCAMのクロマキー素材を合成したことがあるが全くけた違いにXF305の方が綺麗に抜ける。物理的にHDCAMは水平輝度1440だし色解像度は480しかないないのでいくら圧縮率が低いからといってもかなり不利なのだ。

クロマキーバックをグレードアップしようかと考えていたがあまりにクリアに抜けたので今のままでいいか!と思った次第である…

2010年09月12日

秋の新製品ラッシュ!

この時期になると映像機器メーカーが一斉に新製品を出してくる。 今回欲しいなと思うのはローコストな20インチフルHDモニター。

カノープスがEDIUS6を発表。これでやっと64bit対応した。MXF対応のEDIUS 6 Broadcastが20万円で出てきた。ターンキーに魅力がなくなってソフトに違いを出そうという戦略か?

ちょっと気になるのはSONYのXDCAMだ。
やっとSxSで50Mbpsの4:2:2:記録カムコーダーが発売される。
放送用と区別される35M1440/4:2:0と50M/1920/4:2:2。
SxSには35Mしか記録できず放送機器の仲間入りができていなかった。
そのため来年からのファイル搬入メディアの暫定発表ではXDCAMの光ディスクしかなかった。これでSxSも仲間入りできることだろう。

クロマキースクリーンもグレードアップさせたいしロケ用バッテリーLEDライトも欲しい…

なんか、新製品の情報を見ているとまた物欲がムラムラと…

2010年09月14日

パナソニック、世界初4/3センサー搭載AVCHDカメラ

837,900円
かなり本気モードの価格設定だ。

気になるところは多いがREDONE対抗としてはなかなかいい価格設定かも。
ハイアマチュアにはちょっと手が届かない。
しかしプロの現場でスタンダードになるかと言うとちょっと中途半端な気がする。

映画製作のようにマニュアルレンズで腰を据えて撮影するタイプのカメラなのだがまだシステム展開の先が見えない。
はたしてパナソニックが周辺まで揃えてくるのか…サードパーティーが興味を持ってくれるのか…

ソニーも発表だけはしているのでそちらの方がかなり気になる。
ただ500万円くらいと言う情報もあるので現実的にはパナの方が普及するだろう。

2010年09月16日

画面の見過ぎで目が~

編集モノが立て込んできて久々に画面とずっとにらめっこである。

目が疲れて一カ所に固定できない…

とはいえ、実際は画像中心なので目がうろうろするのは画面上の文字を読んだりする時が疲れるのだが。

CMファイル搬入の暫定状況が分かってきた。

そこそこ面倒な仕様になっている。
基本的には映像に関してはテープベースを踏襲しているがファイルフォーマット、エンコード、メタデータの作成など専門的な用語が多い。
パターン化してしまえばそれほどややこしいことではないかもしれないがとりあえずとっつきにくい…

当方としてはP2が現実的だがそれはただドライブが安いというだけだ。
エンコードはAVC-Intra100に限定されている。
そうなると手持ちのEDIUS5では対応できない。
PremiereCS5はエンコードに対応しているがMXFの書き出しに対応していなかったような…
EDIUS 6 Broadcast なら対応できるかもしれない。しかし20万円。
P2ドライブが3万円。
あと不明なのがメタデータの作成方法だ。
XMLファイルを作成しなければならない。専用ソフトでも配されるのだろうか。
入れ込む情報は従来通りの広告主名や素材タイトル、10桁コードなのだが面倒なフォーマットが決められているようだ。
Excelなどで簡単に書き込めて書き出し出来るようなアプリを出してくれればいいのだが…ま、出るだろう。

そんなこんなで難しい文章読んだのが眼精疲労の原因かもしれない(笑)

2010年09月17日

EDIUSの行方…

今回のバージョンアップEDIUS 6で64bit化されたのはいいのだがMXFファイルの対応が外された。
EDIUS 6 broadcastとの差別化を図るためのようだ。

従来そういった放送機器対応はターンキーシステムとしてハードウェアとのセットでしか売ってなかったのだが今回からソフトだけでもプロ対応と言うことになるようだ。

ウチで購入したREXCEED5000もターンキーだがP2の読み書きがオプションで15万円もした。
ところがEDIUS5になると標準で読み書きできるようになった。

今度はAVC-Intraがオプション扱いになった。
そしてEDIUS 6になってこれも標準になってしまった。

まぁ世の中のソフトは往々にしてそのような対応になっているので待っていればそのうちなんでも使えるようになるのだろうがビジネスとしてはいつまでも待っているわけにもいかないのが現実だ。そこを狙ってうまく商売しているのだが…

問題はファイル搬入である。
年間600本ものベーカムテープを消費しているわけでこれをHDCAMの外注にしてしまうと年間で570万円もの損失になってしまう。
だったらVTR買えって感じだが…
しかしファイル搬入になればこれがまるまる浮く計算になるわけだ。
メモリーメディアは使用頻度からいって10年以上は使い回しができる。
おそらく低価格低用量のメモリーが出てくるだろうしメディアの負担はスポンサーないし代理店にもってもらうことになる。
ファイル搬入に際してのシステム投資は多く見積もっても50万円までだろう。
HDCAM VTRの場合VTRが340万円、コントロール用のPCが150万円とおよそ500万円もかかってしまう。

2010年09月18日

この半年でHDCAM 40本

この半年でハイビジョンが急激に浸透してきた。

撮影ものは全てハイビジョンで撮ってしまうので仕上げも自ずとハイビジョンになり100% HDCAM仕上げである。

写真加工などの編集モノはコストダウンのためまだSD仕上げがほとんどだが静止画CMはハイビジョンでというものが増えてきた。
静止画の場合は編集コスト的にHDもSDも同じなので文字情報の訴求を考えるとHDの方が断然有利になる。

そんなわけで数えてみたら4月から今まででHDCAMが40本も出ている。
1-3月はHDCAMは0だ。
一方ベーカムは1-9月で約300本だが4月からだと150本である。
9月だけ見るとベーカム:HDCAM 21:8にもなってしまっている。

ファイル搬入まで10カ月、かといって山陰の局が即対応とも限らない…
HDCAMを導入した途端にファイル搬入決定なんてことになりかねないので絶対VTR導入は避けたい。

対策の一環として静止画などのHD対応は値上げするか…?
実写物はハイビジョンで制作したいし価格を上げて仕事も減らしたくないし。

ローカル放送局に早い対応を願うばかりである。

2010年09月19日

古くなって消えていく…

ハイビジョンVTRの規格はかなり古くからある。
1980年ころからだから30年も前からあるわけだ。
当初は非圧縮のオープンリールだった。
その後UNIHIというVTRが出てきた。
民生用にはW-VHSなるものがあった。

しかしハイビジョンはMUSE方式と言うアナログからデジタルハイビジョンになってこれらは消えていった。

デジタルになってからはD5、DVCPROHD、HDCAM、HDCA-SRが出てきた。
業務用ではHDV、民生ではD-VHSがあった。

しかしテープは終焉を迎えメモリー記録フォーマットが台頭してきた。
P2、XDCAM、GFなどである。民生ではAVCHD。
この中でもコーデックはバリエーションがあり、P2ではDVCPROHDからAVC-Intra50/100に変わろうとしている。
XDCAMも35Mbpsの光ディスク、SxSメモリーが存在するが放送用にはそれぞれ50Mbps4:2:2に収束していくようだ。

メモリーとPCの高速大容量低価格化により扱うコーデックが低圧縮高画質のものへと変遷しているためカムコーダーの記録フォーマットも変えざるを得ないと言ったところか?

以前は500万円以上もするVTRだったのでおいそれとフォーマットを変えるということができなかった。
ところがファイルベースになると上位互換である程度推移できるためメーカーは比較的簡単に新しいフォーマットを取り入れているようだ。
それに合わせてノンリニアソフトメーカーも対応している。
しかし古いカメラは出番がなくなるのはもったいない。放送機器ともなれば10年くらいは平気で使えるのだが今では5年も経過すると古いフォーマットとなってしまう。

ノンリニアと違ってカメラはバージョンアップで新しいコーデックに対応といった軽業ができないのだ。
しかしノンリニアとてSDからHDの流れ、HDでも高圧縮、低圧縮などコーデックによってはハードウェアも大幅に変更しないと対応できないものも少なくない。

当方では2006年に早すぎるかと思えるP2のカメラを導入したがすでにDVCPROHDは古いフォーマットになりつつある。わずか4年前である。
大量に普及したHDVも既にAVCHDに変わりつつある。
放送局では当たり前になってしまったHDCAMも数年後には生産中止になるのではないだろうか。

放送機器はとにかく高い。カメラはレンズ込みで500万円以上するしテープベースのVTRも500万円くらいする。こんなものが5年以内に新しいフォーマットになってしまったらたまったものではない。

2010年09月20日

激動の6年間

鳥取で独立して10月でちょうど丸6年になる。
この歳になると5年や10年はあっという間の出来事と思えてしまう。

この6年のシステム変遷はかなりめまぐるしいものがあった。
当初は先もわからないのでとにかく小規模な設備投資と言うのが基本だった。
DELLのPCとプリンターなどのシステムで約100万円。
完パケテープ収録は米子のプロダクションに外注していた。

その後カノープスのビデオボードと手持ちのDVデッキに合わせ中古のベーカムデッキを導入しやっと自前でテープ搬入できるようになった。
カノープス10万、ベーカム中古40万円。

そのころだったろうか…撮影も業務に入れようとクロマキースタジオの計画。自作でスタジオを構築していった。照明は一般の蛍光灯、グリーンスクリーンは最も安いパンチカーペットタイプ。カメラは大阪で使っていた中古の監視用カメラ…かなり使い辛いシステムではあったがDVカメラ素材で抜くより数段クオリティーは高かった。
細々した手作りモノを入れても設備総額は100万にも行ってなかったのではないだろうか。

ベーカム収録を効率化するためカノープスのターンキーシステムを導入。
それまではDVからのコピーで多少の画質劣化、手作業でタイムコードをインサートしていたため収録の手間がかかっていた。
REXCEED導入でPCから一発でベーカムに落とせるようになった。
設備総額250万円。

クロマキー収録システムが非常に手間がかかっていたので4:2:2で収録できるHVX200の導入。DVCPRO50はSDクロマキーとしては充分なクォリティーになった。HVX200 60万円。

その間にもかなり細かな設備はいろいろ導入していった。

ロケ撮影の対応。
ランドクルーザーをロケ車として中古購入。その後のオプション入れて350万円
クレーン、グライドカムなどの特機、ロケ用照明機材、音声収録機材…
諸々で数百万円。

そして2010ハイビジョン対応。
64bitOSをベースとした編集システムの構築、CS5の導入。約150万円。
フルハイビジョンでのクロマキーもできるようにとEOS 2台とレンズを導入50万。
その直後CanonXF305が発売されフルハイビジョンカメラの導入は2011年と計画していたが前倒し購入。三脚など周辺入れて90万円。

というわけで今日に至る。

まだ完成ではない。
ハイビジョン搬入体制とHD編集機バックアップマシン化などが残っている。
ハイビジョン搬入はファイルベースになれば100万以下の設備投資でできる予定だ。しかしローカル局がテープベースしか受け付けない場合VTRを導入する必要があり最低でも500万円はかかりそうだ。
HD編集バックフップは現状の編集システムの5割増し程度のスペックマシンを導入し現在使っているシステムをバックアップに回すというもの。2011年内に計画している。

機材オタクでもあるのでどこで完成と言うことはない。欲しいものが見つかればどんどんグレードアップしていくわけだが…
そのために仕事をしているようなものなのだ(笑)

2010年09月24日

物欲と妄想

この時期、新製品情報が豊富に出てくるのであれやこれやと導入計画を立てたりする。

計画したからと言って必ず買うわけでもないしそんなに湯水のごとくお金があるわけではない。

いろいろと動作検証をしておくといざ買おうとなったときに間違いが少ない。
まぁ結局はあれを入れてこれを繋いで…と妄想するのも楽しみだったりする。

新しい技術なんかはすぐに実用になるわけでもないが調べてみると面白い。
僕の場合は趣味と言っても大半はビジネスに結び付けようとする。
ただモノを買ってニヤニヤするのはもったいないと思うケチな性格なのだ(笑)

そんな妄想趣味とビジネスが合体して今の仕事があるわけだがありがたいことに飽き性の僕が今のところ飽きていない。

いろいろと妄想するおかげで脳も活性化する。
惰性で仕事をするようになったら引退を考えないといけないだろうが今のペースだと60、70はまだいけるって感じかな?
とりあえず年金貰うまでは頑張らないといけないし…

2010年09月25日

毎日に変化を

やはり大阪にいた時のことを考えると鳥取と言うのは刺激が大幅に少ない。

住んでいる場所にも問題はあるが飲みに行くとなると常に足の問題が付きまとう。都会では電車移動、近場なら自転車だったが田舎では自動車移動しかなく帰りはタクシーか代行…手間も費用もかかってしまう。

ショッピングに関して近年の鳥取は大型店の出店により一般的なものは都会と同じものが手に入るようになったがそういったものはネットで購入してしまうので用がない。趣味性の強い品物を置いている店は皆無なのでウインドウショッピングという楽しみはありえない。
食材にしてもグルメを追求出来ないのが辛い…

と、まぁ不平不満を上げれば田舎はつまらなく思えるがそれなりに時間はゆっくり流れるし商売もゆる~い感じで対応できるので楽っちゃぁ楽なのだ(笑)かといってぼぅ~っと生きているわけではない。

昔ネットのない時代に情報は都会に集中していた。
ところが今の時代どこにいても最先端の情報が簡単に手に入る。
実物を見ると言う行為こそできないがリアルな映像も配信されるのでバーチャルに体験することは可能だ。
そのおかげでなんとか田舎でも脳の活性化、刺激を得ることができ毎日楽しんでいるわけだ。
それをブログに書くことでなんとなく発散している。

そして多少なりともそれら最先端技術をローカルではあるが仕事に取り入れ一歩先を行こうと努力している次第である。

2010年09月27日

トラッキングレール購入!

やっとである。
迷いに迷って…
倉庫も片付いて広くなったので余裕で収納。

とはいってもコンパクトなものなのだが。
今月も何本かロケが入って来たので納期を聞いたら即納。
ということですぐに使えるのなら多少元が取れるかということで即決。


紆余曲折でいろんなレールドリーを自作してきたがどうにも納得いくものができず既製品に手を出すことに。
どうにも構造を見ているとなんでこんなに高いの?と思えるツールなのだ。
かといってこれ以上自作と言えども試行錯誤を繰り返せば無駄な出費も増えてくるのでここいらで決断と言うことになったわけである。

システムではもっと安いものも販売されているが三脚と同メーカーである程度実績のあるものと言うことでLibecを選んだ。
多分クレーンより出番は多いだろうから元を取るのも早そうだ。

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