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雑言の戯言 アーカイブ

2004年12月21日

バッテリー

地上波デジタルにHDカメラニッケル水素、リチウムイオンと進化はしているバッテリーだがあまり使っていないとやはりもちが悪い。 やっと最近sonyから放電機能を持ったニッケル水素向け充電器が出た。 ニッケル水素はちょびちょび使っているとメモリー効果で使用時間が短くなってくるのだが放電する方法がなかった。 もしビデオカメラを付けっぱなしにして放電してもその後にまた充電しなくてはならない。 リチウムはメモリー効果がないといわれているがやはり一年も使わず放って置くと充電してもほとんど使えなくなっている。 リチウムイオンバッテリーは1万以上する物もあるので馬鹿にならない。 最近話題になっている燃料電池。これが実用化されると非常に便利だ。充電しなくてもメタノールを小瓶で持ち歩くだけですむのだ。 とにかくコストが安い。 ビデオカメラや携帯映像機器、ノートパソコンにはぜひ早く実用化してもらいたいものだ。 そのうちおならのメタンガスで発電するようなシステムも出てくるかも? 燃料は焼き芋(笑)

2005年01月07日

ホームネットワーク

ハイビジョンかなり昔からいろんなメーカーが提唱してきたが実用化されたものはほぼない。
ここにきて大手メーカーが電力線を使ったホームネットワークを共通化しようという動きが出てきた。

光ファイバーとか無線LANなどがあったがやはり電力線は便利だ。
どんな家電品もポータブル以外は電力線を使っているので配線をしなくていいしコネクターやケーブルが不要なのもいい。
もちろん他の家庭に漏れる事もない。おそらく急速に普及するのではないかと思う。

たとえばパソコンの USBに電源が供給されるからということでUSB接続の手元照明器具や扇風機などが出たように今回は逆の発想だ。
ホームセキュリティーにも使えるし家庭内の機器状況をPCでモニター、コントロールなんてことも簡単に出来そうだ。

家を建てるときには壁中に電力線を這わしておいたほうが後々便利かも。

2005年01月26日

デジタル映像の時間軸補正

ハイビジョンアナログ時代のVTRは映像信号を線から面に展開するときVTRのモーターの揺れのまま再現されていた。
このため精度の悪いVTRで再生すると画面が揺れる現象が起こる。
これを業務用として補正するためTBC(タイムベースコレクター)でデジタル化してきれいな信号に直して送り出している。

一方デジタル VTRは線としての記録自体に絶対番地が付いているので再生時にきれいに並べやすい。
つまり民生機であってもデジタルVTRはTBC機能を持っているということがいえる。
表示装置のテレビもブラウン管の時代はアナログ処理のものが多くアナログで揺れたVHSの映像も表示側で許容していたため見ていてあまり破綻することはなかった。
ところが最近のテレビは表示前にデジタル処理をするためあまり揺れた映像を入力すると補正しきれずに盛大に壊れてしまう現象が起こる。

これはデジタルテレビの映像ソースにすでにTBCの入らないVHSなど想定していないからではないだろうか。
通常、10回以上VHSでダビングしたような映像でない限り業務用のTBCは補正してしまうのだ。

そんなこんなでVHSの映像をデジタルテレビで見ると安定して見る事が出来ない現象が起こっている。

2005年04月21日

テレビ受信

ハイビジョン別のブラウン管テレビではなぜか目立たないので近所の人もクレームを出すほどではなかったのかもしれない。
しかしうちの場合は50inchのプラズマなのでとくに目立ってしまう。
だからしょうがないという言い訳はできない。
調べてもらった結果中継送信所では他の送信所から普通に送られている電波を受けて再送信しているということだった。
しかも船舶無線などの妨害があるため遠くの送信所からの電波を受けているとのことだ。
ますます画質劣化が出るわけだが中継所でゴーストクリーンチューナーを使っているが消去しきれないということだった。

つまりこちらでいくら高性能なゴーストクリーンチューナーを購入してもすでに送信されている映像に混入しているのだから消えるわけはない。地上デジタル放送は来年末くらいから始まるようだが中継局まで回ってくるのはそのまた何年か先になるという。

私がこちらでテレビを見だしたのは一昨年末だから一年半ほどだが受信料を今まで払ってきた人はどう考えているのだろうか?汚い画面でも同じ受信料払っていって不満はないのだろうか?

2005年06月10日

新メディア

新しいメディア地上波デジタルを始め、モバイル放送、デジタルラジオなど新しいメディアがスタートしてきた。すでにあるCS、BS、CATV、WEB、無線LAN・・・選択肢は多いがすべて生き残るわけではない。そこそこ高い端末を購入しても何年後かになくなる可能性も充分ある。今あるアナログテレビもあと6年ほどで使えなくなる。最近のテレビは10年くらいではへこたれないから最近買った人は悔やむことだろう。

かといって今電気屋に置いてあるテレビがすべてデジタルチューナー内蔵ではないのだ。CSデジタルが今のスカパーになる前、アナログCS時代から衛星放送を見ていた。周波数帯が変わったり衛星の向きが変わったり運営会社が変わったりとかなり変化していった。そのためチューナーも数台買わされた。

BSデジタルや地上デジタルもまだチューナーの性能自体は進化途中のようでいろいろ不具合を感じる。ま、アナログ放送に比べれば便利には違いないのだがこの価格でこの性能?と思わせるくらいのものに感じる。こういった進化を楽しんでいる私はいいのだが一般の人は振り回されていい迷惑だろう。ハイビジョンDVDはどうなるんだろう?

2005年06月21日

アフターイフェクト

After EffectCMの編集はこのアフターイフェクトでやっている。初期のバージョンに比べるとかなり使いやすくなっている。これだけ普及していて頻繁にバージョンアップしているにもかかわらず使いづらい部分もしつこく残っている。特に気になるのはカーブ編集と縁取り機能。画像を二次元的に動すのにベジェが使われているのだがこれはまあまあ使えなくない。

これに対する線速度、スケールアニメーションに対するカーブ編集が単純に数値カーブを直接ベジェでコントロールできればいいのになぜか加速度グラフをベースにコントロールされていてほとんど思ったようなコントロールをするのが難しい。

僕が知らないだけかも・・・ただ今までいろいろなアニメーションソフトを使ってきたがこれほど不自然なカーブ編集は見たことがない。それと文字に対する縁取り機能がないのが不便だ。プレミアなどスーパーを入れて編集するソフトという位置づけではないということかもしれないが、文字スーパー以外でも縁取りはよく使うのだ。いちいちフォトショップで縁取りしてから持ってくるのは不便だ。といってるうちにもすでに新しいバージョンは出ているわけで新しいものを入れれば解決しているかもしれない・・・

2005年06月22日

トランスコーダ

トランスコーダ映像信号にはコンポジットとコンポーネントががあるが現状の地上波アナログ放送がなくなるとコンポジット信号は消滅する可能性がある。デジタル放送はコンポーネントだからだ。ところでこのコンポーネントだが細かく分けるといろいろある。基本はRGBでベーカムなど色信号を減らした色差コンポーネント (Y/R-Y/B-Y)がケーブル3本で電送される。

デジタルの場合は1本済む。そして民生で使われるS(輝度と色成分の2本)、D3、D4などのハイビジョン対応コンポーネントがある。映像信号の周波数によっても細分化されけっこうややこしくなってくる。最近はデジタルVTRがほとんどなので業務用は SDIというデジタルコンポーネントでケーブル1本でやり取りできるので主流になっている。

しかし特殊効果や映画の世界ではやはりハイエンドなRGB、しかも8ビットではなく10ビット12ビットなど色数も多く扱うシステムが少数ではあるが存在する。実際、クロマキーやカラーコレクション、合成をやっているとD-1非圧縮素材であってもあまり綺麗に処理できているとは言いがたいのである。

スターウォーズの初期では撮影フィルムを通常の倍以上の面積のカメラで行い、オプチカルプリンターで合成したといわれている。つまり現代のシステムで言えばハイビジョンの出来るだけ圧縮率の低いシステムで撮影して RGB14bitで合成編集してダウンコンバート。こういった贅沢な作り方でないとハイクォリテな映像は作れないのだ。

ま、上を見ればきりがないので現実に戻るが、今所有しているカメラがRGBとSとコンポジット出力しかなく、Y/R-Y/B-Yに切り替えることが出来ない。十数年前、RGB⇔Y/R- Y/B-Yというトランスコーダーが存在していた。しかし今ではほとんどY/R-Y/B-Yが主流なのでRGBの機器が現存しない。その当時、ビデオボードもRGB入力のものもあったのだ。

実はこの2種類の信号、けっこう親戚関係なので簡単なマトリクス回路で作られているらしい。しかし同じ3本のケーブルでも繋ぐとまともな色では表示されないのだ。PC側で戻せる機能があると便利なのだが。というわけで今、トランスコーダーを探している。DVであればSで繋いでもそれほどの差は出ないが非圧縮ボードとなればわずかでも高画質がいいと思うのだ。非圧縮ボード導入予定・・・

2005年06月29日

消耗品としてのビデオテープ

消耗品としてのビデオテープCMの局納品されたビデオテープはどこへ行くのだろう。ローカル局ではアナログベーカムでの納品が出来るため、いまだベーカムでの納品なのだが、アナログテープというのはドロップアウトが画に出やすい。TBCなどである程度は補正されるのだが同じテープを複数回使うとすぐに目立ってくる。なのでCM用には NEWテープを使う。

つまり消費するだけでリサイクルは行われていないのだ。CMの場合素材自体が短いので5分テープで充分足りる。逆に言えば報道用などに使いまわしも出来ない中途半端な長さなのだ。磁性体はともかくケースも不要になってしまう。その点、デジタルテープはドロップアウトに対しての補正機能が充実しているためテープに大きな傷でも入らない限りエラーが出ることはめったにない。しかしデジタルフォーマットは乱立した上に規格寿命が短く値段もそれほど安くない。

一方、汎用的に使えるといえばハードディスクにムービーファイルで記録という方法がある。ハードディスクの場合本体がクラッシュするまで何万回でも使えるし安い。画像フォーマットも最高画質で記録できるし自由に設定できる。外付けのハードディスクなら編集したレンダリング結果を直接入れられるからコピーの手間がない。テープに比較すると画像のドロップアウトなど皆無に等しい。

これほどいいこと尽くめのハードディスク収録なのだ・・・これからのエコロジー文化を考えれば放送局はすぐにでも導入すべきだと考えるのだが。もっと先を考えるとネットを使って配信であれば流通メディアは必要なくなる。
ただ、これをやろうと思うともっと高速の光ファイバー網が充実してからになる。

2005年06月30日

人間の目の順応性

ハイビジョンむかし家庭ではテレビはリビングで見ることが多かった。今では一人一台というより一部屋一台の時代になってきた。風呂場、トイレ、自動車までテレビが入ってきている。電球は40Wとか100Wとか場所によって明るさを決める基準がわかりやすいがテレビの明るさを考えている人がいるだろうか。

テレビ画面は長時間注視するものだから見やすくないと眼が疲れていき目が悪くなったり肩が凝ったりといろいろ弊害が出てくるのだ。一時期子供がアニメを見るのに部屋を暗くして見たためテレビに入り込み過ぎおかしくなったというのが問題になっていた。それほど視覚による意識へ影響は大きいということだ。そのためテレビを見るときの明るさ環境というのを意識して設定していかないと長い間に体を悪くしてしまう。

では、暗い部屋でテレビを見てはいけないのかというとそういうことではない。映画館でも暗いのだ。つまり周りの暗さに応じた画面の明るさ、コントラストを調整してやれば目に優しい画面となる。簡易的にセンサーを取り付けて自動調整しているテレビも見受けられるがあまり精度が高いとはいえない。

理想的には視野に入るものを適度に構成して明るさ配分をしていくのがいい。ただ、それほどまでテレビ視聴を大そうに考えていないというのが本音だろうが食生活で健康を気にするように視覚に関してももう少し意識してもいいのではないかと思う。

2005年07月05日

超広角レンズ

超広角レンズデジタル一眼レフカメラが登場してかなりなるが35mmフィルムカメラのレンズやアクセサリーがそのまま使えるというメリットで作り出された経緯がある。ところがCCDの大きさをフルサイズにするのがかなり難しいようでAPS-Cサイズのものが主流である。同じレンズを使っても焦点距離が1.5倍の望遠系にシフトしてしまうのだ。

35mm用の超広角レンズでもデジタルに使うとそれほど広く使えない。しかも超広角レンズは値段が短焦点でも高く10万以上する。そんなわけで広角系に手を出せなかったのだがここにきて一眼デジカメも普及価格帯のものが出てきて一気に売れ出した。それに伴いAPSサイズ専用というかデジカメ専用のレンズが多く発売されるようになってきた。

これは35mmフルサイズのカメラで使うと周辺がけられるレンズである。イメージサークルが小さいのでコストも安く作れるわけだ。なんと10mm-20mmクラスと言う35mmカメラでは考えられなかった超広角ズームが各社から発売されだした。これは面白そうだ。価格も手頃だ。
現在カメラ本体は富士フィルムのFinePixS1proを使っている。

一眼デジカメとしてはコダック、ニコンに続く第二世代くらいのものだ。実質画素は340万程度だから今となってはあまり高画素とはいえない。ただデジカメは画素だけが性能ではなくこのカメラ、発色など当時他社のカメラよりけっこういい評価だった。しかし連写速度やフォーカス精度など最新機種は魅力的だ。普及価格帯はデータの取り回しを考えても600万画素あたりで落ち着きそうな雰囲気だしここいらで買い換えるか?
などと思案中。

2005年07月08日

12cm光ディスク

12cm光ディスクこの寸法が大きすぎず小さすぎずで落ち着いたのはいいのだが、サイズさえ合わせればなんでも互換性があると、どんどん新規格を作るのはどうかと思う。

CD は650MB。DVDは4.7GB、ブルーレイは50GB?、どんどん増えて1TBの光ディスクも開発されている。上位互換でブルーレイレコーダーには CDやDVDがかかる。
多少のメリットはあるがプレーヤーが安くなった今ではそれほどでもない。それに書き込みは出来なかったりするわけだし光ピックアップや回路も別に用意しているわけで互換性があるのはメカ部分だけなんだよね。

VHSやベータのように外形が違わない。だけどそれによって不便なのDVD+ RとかCD-WRとか明記しておかないとタイトルだけでは再生出来るかどうかわからないという状況がどんどん増えてきた。12cm規格は10種類では済まないのではないか。
せめて色で分けるとか生産した時点で分別して欲しい。

2005年07月12日

フリーライブラリー

音楽素材、効果音、イメージ映像音楽素材、効果音、イメージ映像などはフリー素材集を使うことが多い。オーダーで作ると何十万、何百万もするような素材が数万円で手に入ったりする。しかし購入した素材をすべて使うことはまずなく、ヘタをするとまったく使わないCDさえあったりする。やはり企画ありきでイメージに合わない素材はいつまで経っても採用されないのだ。
それでも素材集というのはバリエーションをそろえておかないと不便だ。

いざ企画が持ち込まれるとそれに合った物がなければ一から作るかあきらめるしかないのだ。通販のカタログ集だけでは中身がすべてわかるわけでもなくついつい可能性のありそうな素材集をコレクションするのだが届いてからがっかりすることも多い。
でもこの手のものは返品するわけでもなく、もしかして使うかもしれないと埃をかぶっても隅っこにおいてあるのだ。

2005年08月02日

映画館はこれでなくちゃ

デジタルシネマ次期デジタルシネマの仕様が発表された。これがスタンダードになるか。解像度は4096×2160ドット、ハイビジョンの4倍の情報量だ。音声は最大 16ch。やはりこのくらいドカーンと民生機と離れないと映画館に行く意味がなくなってますからね。現状の小さなデジタルシネマ館ならうちのホームシアターの方が環境がいい。わざわざ高いお金払って時間や視聴環境に制約され、回りの観客にも気を使って観るだけの価値を見出せるのか。
もっとも誰もがホームシアター持っている訳ではないのでその方々には価値はあるのだが。

この新世代デジタルシネマだが、まだデジタルで撮影できるカメラが一般に出ていない。今更70mmのフィルムで撮影してテレシネでもないだろう。4Kのピュアデジタルシネマが見られるのはいつになるんだろう。
スターウォーズも完結してしまったからモンスターズインクなどCG映画ってことになるかもしれない。
いずれにしても地元の映画館に導入されることはないだろうから交通費を考えると高い映画鑑賞になってしまう。だったらデジタルシネマを我がホームシアターに導入するか??

2005年09月16日

小型燃料電池

小型燃料電池ポータブルオーディオやノートパソコン向けにそろそろ商品化される動きがある。バッテリー切れは実に腹立たしい。だから仕事の場合はバッテリーを余分に用意するのだがこのバッテリーの寿命も見えない。300回とか500回とか言うがじっさい半年も使っていないと数十回程度使ったバッテリーでもすぐに切れたりする。

ところが毎日使っている髭剃りや電動歯ブラシのバッテリーは何年ももっている。バッテリーの予備とはいえリチウム電池になると5000~1万もするし数多く持てば重くなる。充電時間も馬鹿にならない。そんな苦労が燃料電池にはない。

メタノールの液体を持ち歩かないといけないという部分はあるがそれほどかさばるものではないし軽い。なんといっても充電がいらないし同じ容積ならバッテリーより長持ちしそうである。
エンジンのような燃焼系でもないのに燃料で動くなんて信じられない。
おもしれぇー

2005年09月22日

固定画素テレビの時代

固定画素テレビの時代ブラウン管テレビは電子ビームに電圧をかけて歪ませスクリーンに投影する方式を取っているため不安定な電圧制御しかできなく正確な位置に投影することが出来なかった。
そのためテレビカメラで撮像できる範囲の周囲10%は出たり出なかったりという範囲にしておこうというのがテレビフレームという撮影範囲となった。そしてさらにひどいテレビでも文字情報だけはきっちり見せてあげようということでタイトル安全フレームというのが20%小さい範囲で決められた。

しかし時代は進化するわけでブラウン管でもかなりの精度で表示でき平面ブラウン管も出現した。一方、コンピュータディスプレイは文字情報が基本だから最初からアンダースキャンでスクリーンより小さい範囲に全てのフレームを投影する方式が取られている。さらに時代は進み環境問題もありブラウン管テレビが消滅しようとしている。
その代わりに出てきたのが液晶テレビである。

この平面テレビは固定画素と言って決まった場所に決まったドットの光を発するのでブラウン管のように気まぐれにサイズが変わるということはまったく無い。その後出てきたプラズマテレビなどもそうである。まだまだ古いブラウン管テレビも現役で稼動しているがそのうち全てが固定画素になったときこの有効撮影範囲といった概念はなくなるのだろうか。
映画は昔から撮影サイズ=上映サイズなのだが。

2005年10月14日

ネットワークを電源コンセントに集約

電源コンセントでネットワーク電源コンセントの形というのはいつごろできたのだろうか。かなりローテクな形状だと思うのだがあまり普及しすぎて変化することが出来ないのだろう。この交流電源だが100V交流が主流である。これに情報を乗せようという動きがある。

インターネット、電話、テレビ、家庭内映像信号、LAN・・・全ての信号が電源コンセントに集約されたらどんなに便利か。どんな複雑なマシンでも買って来たらこのコンセントに差し込めばすぐに使えるのだ。ホームシアターなんてケーブル配線だけでも相当な工事になる。これが電源だけでいけるのであれば家を建てるとき1m毎にコンセントを作ってもらえばいい。
リモコンやキーボード、マウスなど手元操作系は無線通信にすればケーブルはいらない。電磁波による充電機能を使えば充電器もシンプルになる。10年後の家庭内配線はすっきりしていることだろう。今、うちの配線はタコ足どころでは収まらない。ケーブル総延長200mくらいになってるかもしれない。

2005年10月30日

テープ記録密度は限界?

テープ記録密度は限界?ビデオテープの記録フォーマットというのは記録密度に影響されてきた。トラックピッチを小さくしていくとドロップアウトが増え、テープ速度を速めると記録時間が減る。テープの厚みを薄くすると事故が起こりやすくテープケースを大きくするとポータブルカメラが大きくなる。そして磁性体の密度もほぼ限界に来ているようだ。ここにきてHDDやメモリーに動画を記録するシステムが出てきている。家庭用のカメラにも進出してきておりそのうちテープ記録というのは消滅していくのだろう。

ノンリニアシステムではHDDに記録するという形態はすでに常識だがポータブルカメラだと信頼性と消費電力の問題で将来的にも理想の記憶装置とはいえない。パナソニックはメモリーカメラを推進しているようだ。駆動部分が全くなくポータブルカメラには最適だ。まだまだ容量に対して価格が高いがこれも時間の問題になるだろう。家庭ではメモリーで撮影してHDDで編集し、DVDに保存といった流れが定着するのだろう。業務用として期待したいのは記録フォーマットのバリエーションだ。

今までテープのフォーマットが固定されると記録フォーマットも自ずと固定されていた。しかしデジタル記録になって同じテープでも記録方式を変えて録画するようになって来た。DVやベーカムのテープにはすでに何種類もの記録方式が存在する。
しかしテープというのは記録速度に限界が存在しDVテープに非圧縮のHD画像を記録するのはほとんど不可能になる。ところがメモリーの場合記録速度の向上はテープほど限界が存在しない。
パラレル記録などをすればハイスピードカメラの収録にも対応できるのだ。もちろん高速メモリーは高価であるため用途に応じてということになるのだろうが今後そのような記録方式の選べるメモリーカメラが主流になっていくのだろう。
とりあえずHD 4:4:4 14bit 非圧縮 120p記録 の出来る特撮用カメラが欲しい。

2005年11月02日

デジタル一眼レフ

デジタル一眼レフニコンからD200という新型デジカメが発売になる。フルサイズCCDでないのがチト残念だがなかなか熟成された機能になっているようだ。一体型のデジカメと一眼レフとどう棲み分けするのか難しいところだが一眼方式のデメリットがあるとすればやはりCCDにほこりが付着することだろうか。オリンパスは超音波振動でふるい落とすといったこともやっているようだが決定的な解決策は未だ出てきていない。付属の液晶モニターでは確認しずらいし確認できても簡単に取れない。ヘタをするとよけいに付着してしまうのだ。厄介な代物である。

もう一つ一眼に出来ないこととして液晶モニターによるリアルタイムモニターである。光学ファインダーをメインにしているため通常CCDは塞がれているのだ。これをなんとか切り替え式にして別モニターでも確認できるように作れないものだろうかと思っている。一体型カメラは逆に光学ファインダーがないから常に液晶モニターでしか確認が出来ない。

液晶モニターのリアルタイムビューが出来ると一眼レフはフリーアングルでの撮影が可能になるのだ。超ローアングルや真俯瞰、高所撮影など特殊アングルの撮影が一眼レフにはできないのである。あくまでも人間の目線の延長にしかレンズが来ない。どうしてこの方向に進化しないのか不思議でしょうがない。いくらカメラマンが無理なかっこうして地面を這いずり回っても出来ないアングルはいくらでもある。

スタジオで商品撮影のときなどいちいちファインダーを覗きに行くより手元にモニターを置いて商品のレイアウトや照明が出来る方がどんなに楽か。

2005年11月16日

カメラの画作り

カメラの画作りビデオカメラはCCDで受けた光をアナログ電流として捕らえ14bitなどの高分解能にデジタル化していろんなデジタル処理を施した状態で8bit 4:2:2などの低レートに落としてテープに記録している。そのため一度テープに記録された映像をコンピュータに取り込んでから加工するポストプロダクションでは加工幅に制限が出てくる。プリプロ段階で充分なパラメーター設定をしておかないと後処理でのダメージは大きい。

スタジオ撮影で予算が潤沢な場合はVEさんと波形モニター、大きなマスモニを持ち込むこともあるがたいていの場合ポータブルのモニターだけとかVEさんのいない場合はカメラマン任せの場合も多い。結局カメラのプリセット状態で撮影する場合が多いのだがプリセットが万能ということではない。

画質における調整項目はメーカーや機種により呼び名が異なり効き具合や効果も微妙に異なる。シャープネス、スキントーンディティール、ブラックストレッチ、シネマトーンガンマ・・・など大型のマスモニがないと効き具合が確認できない項目が多い。
こういったパラメーターを前もってパソコンでシミュレーションできるソフトがあると便利だと思う。撮影するカメラの機種がわかればそのカメラの持っているパラメーターをパソコン上でシミュレーションできて人物や風景、建物など静止画でいいから高解像度サンプル画像を用意し、どの程度調整するかを前もってデータ化しておくのである。

ロケ現場でその効果を確認するだけの設備を投入できない場合は有効だと思うのだがどうだろうか。

2005年12月07日

解像度かトーンか

解像度かトーンかハイビジョンで映画を見るようになってからテレシネとオリジナルフィルムの画像クォリティが気になるようになった。綺麗な作品はたぶんオリジナルネガからテレシネしているのではないかと思うくらい解像度も色乗り、グラデーションも綺麗だ。

ところが古い作品や力の入ってない作品はかなり使い込んだ上映用のフィルムを使っているのではないかと思わせる画像も見受けられる。フィルム自体に擦り傷などが混入しているからだ。
ネガ→ネガプリントで出来たポジ画像だと比較的明暗のグラデーション幅があるのだが一部にポジフィルムで撮影したようなトーンの物がある。16mmポジで撮影してそのまま編集しているのだろうか。それが効果として使われていればいいが見づらいものも多い。

低予算映画ではハンディビデオカメラで撮影してPC編集し、キネコでフィルムにしているものもある。それはそれで味もあるのだが全編そのトーンで見せられるとちょっと疲れる。
やはりフィルムの存在を気にさせないくらい高解像度でありながら作られたトーンで見せるというのがいいのではないかと。まあ、趣味の世界だから見る人それぞれなのだが。

2005年12月09日

CM納品もネットで

ハイビジョンデータ-をネットで納品と言うのを今まで何度かテストはやってきたがまだ実用的に使ったことはなかった。非圧縮だと500MB近くにもなり転送途中でエラーになることもしばしば。光同士であれば不可能ではない容量だが安定度で問題が残った。現在うちのエリアはADSLが精一杯だから10MB以上はどうかと思ったがniftyのマイキャビというストレージサービスを使ってみた。

データは完パケにしたDVデータである。55MBのアップロードに15分かかった。先方のプロダクションでテープに仕上げてもらう。
エラーもなく15分なら実用範囲だ。CMの中間チェックなどはwmvの2Mbpsクォリティでやることが多いが容量は3MB程度なのでメールでも送れるしISDNなどしかない地域でもなんとか受信してもらえる。ナレーションの音声ファイルも非圧縮waveファイルで約3MBなのでやりとりしている。

最近では代理店もIT化が進み打合せ、チェックなどはほぼネットで済ませいからだ。とが多い。そのうち局納品もネットでやるような時代が来るだろう。テープの消費量は半端ではなくエコロジーではないからだ。一年前に比べればVHSやCD-Rの消費量は半減した。ベーカムは相変わらずである。

2005年12月15日

製作機器HDにするとSDは?

製作機器HDにするとSD関東エリアで本格的に地デジ放送が始まった。これで一気にHD化が進むだろうと予想できる。いつまでもローカルだからSDでいいやというわけにも行かなくなる。製作機器をHDにしてしまえばサイマルのSD放送に対しては局側が勝手にダウンコンバートしてくれるからSDテープ納品は必要なくなる。ということは制作全てをHDでやっても問題ないのだ。そうなるとHDで共用できる製作機器以外は無用の長物となってしまう。

完全に使わなくなるもの、SDモニター、ベーカムデッキ、DVデッキ、クロマキーヤー、ビデオカメラ、VHSデッキ、ビデオボード…購入総額百数十万。中古で買ったものも多いので定価ベースだと 400万近い。パソコンも2台あるがHD対応となると表示解像度の問題、処理速度、ディスクやメモリーを考えるとそれ相応の物が必要となってくる。

前にも書いているが局納品がHDCAM以外受け付けないとすればいくらPCがらみをHD化しても納品できない。コンバートを依頼するのもままならない。
やるなら自社完結である。ということでHD納品できる製作機器はカメラ、ノンリニア、モニター、VTRなど一式揃えると1000万はかかってしまう。5年リースで月額約20万くらい。うぅ..微妙だ。
HD製作による製作費アップはほぼ希望薄だからだ。先行導入で仕事量が増えたとしても作業時間はむしろ倍くらいはかかってしまうのでよけいに薄利多売になってしまう。このデフレスパイラルから脱却するまではやはり様子見なのか…
何度考えても踏み切るだけの動機が見当たらない。ちなみにHDV納品なら200万でも可能か?試行錯誤はまだまだつづく。。

2005年12月25日

キャプチャーカードが不要になる

キャプチャーカードが不要になるノンリニア編集といえば撮影してきたビデオ素材をHDDに取り込んでデータレベルで加工して出来上がりを再びテープに戻すという作業である。以前はベーカムから取り込むためコンポーネント対応のキャプチャーカードを使っていた。これがけっこういい価格していた。草創期はコンピュータの性能がNTSC映像でもリアルタイム取り込みが出来ないため駒撮りをしていた。駒撮りコントローラーだけで100万以上していた。

その後レイドディスクを使ったビデオディスクレコーダーが出現しリアルタイムの取り込みが出来るようになったが、これも300万以上していた。今ではPCに高速ディスクを内蔵させてキャプチャーカードを入れれば非圧縮でもリアルタイム取り込みが出来るようになったがそれでもキャプチャーカードは60万くらいはしていた。

DVの出現で大きく変わりPCに iLinkが標準的に装備され特にキャプチャーカードを用意しなくでもビデオの取り込みが出来るようになった。しかしDVより高画質に取り込もうとするとそれなりのキャプチャーカードが必要になる。ところがビデオ収録はビデオテープにという考え方が崩れるようになり直接HDDに録画したりメモリーカードに録画できるカメラが出現してきた。こうなるとNTSCとかフォーマットに関係なく撮影時点で圧縮フォーマットを選べるようになる。

合成など後処理で加工が必要であれば高解像度、低圧縮のモードで収録すればいい。ドキュメンタリーなど長時間記録であれば高圧縮で収録すればいい。PCへも取り込みではなく直接メモリーなりHDDを接続するだけですぐ編集が可能になる。

コピーもテープの比ではなく超高速に出来る。ところが出来上がった作品をどこかに引き渡す場合、HDDやメモリーは媒体価格が高いため回収が容易なところならいいのだが納品しっぱなしのところになるとやはりコストの安いテープとなる。だが、高画質で記録しようとすると録画するデッキがとんでもなく高価である。

HDDはかなり安くなってきたから標準的な搬入用HDDパックを作り、通い用に使いまわすというのも手である。グラフィック業界ではMOでそのような使い方をしている。CD-Rが安くなった今ではあまり意味もなくなったが。ビデオではハイビジョンで放送クォリティを60分記録しようとするとブルーレイディスクでも到底無理で100GB単位のHDDが必要になってくる。

数百万もするテープデッキを購入するより数万円の100GBのHDDをやり取りしている方が現実的だと思うのだが。CMなら15秒HDD非圧縮で3GB程度だ。放送用の mpeg2に圧縮すると実は50MB程度になってしまう。放送業界も変わらなくっちゃですよ。
そのうちネットでの放送が当たり前になってくるのでしょうけど。ネットではHDでも1~2Mbpsで充分という考え方が定着してますからね。

2005年12月26日

来年はうるう秒

来年はうるう秒2006年1月1日は1秒長い!って言われても…だいたい人間が勝手に時刻を刻んでいるだけで宇宙はそれとは関係なしに回っているんです。いろんな爆発が起こったりするから完全に周期的には動いておらずそれに合わせる為にうるう秒やうるう年があるらしい。うるう年も4年サイクルではなく百年単位で補正されているという。

ビデオだって秒間60フィールドといいながら放送ではうるうフレームみたいなドロップフレームが存在する。なかなかややこしいこと考えますなぁ。

2006年01月01日

生放送のハプニング

生放送のハプニング紅白を見ながらレコード大賞を見ていた。ハイビジョンの大画面(170inch)で見ていたためいろいろ細かなハプニングが見えた。なかでも倖田來未はドキドキものだった(笑) NHKのクレーンワークはどうやっているんだろうと思うような動きをしていたがやはりマイクスタンドをぶっ飛ばすトラブルを起こしていた。気になったのはカメラごとによる画質の変化。スタジオ放送に比べると画質が悪いのはなぜなんだろう。フォーカスずれもハイビジョンならではの問題だ。

制作する方々も大変だろう。カメラマンもファインダーだけでは細かな部分のチェックもできないし副調のモニターでも生では全部のカメラをチェックするのは難しい。音もサラウンドはいいのだがホールの残響が強すぎて全体的にはモコモコした音質になっていた。今回はなぜか裏方の視点で見てしまった。

2006年01月04日

正月番組は眼が疲れる

正月番組は眼が疲れる長時間番組が多いし画面自体が派手な色が多いせいなのか。それと最近カメラワークがむちゃくちゃでゆらゆら揺れる画をフツーに放送している。制作側はせいぜい20インチ程度のマスモニでチェックしているから大丈夫なんだろうけど50インチクラスで見ると揺れは相当拡大される。普通のテレビ番組をプロジェクターで見る人もあまりいないだろうが170inchで見ると確実に酔ってしまう。SDならボケボケだから目もそれ相応な体制で見ているがHDだとけっこう凝視してしまうのだ。ゆったりとした旅行番組でも望遠レンズで狙ったものなどはそれなりに揺れている。

そんなわけで年末からずっとテレビを見ていたが正月 2日目くらいにはすでにテレビを凝視できないくらいになってしまった。目薬さしたりブルーベリーのサプリメント飲んだりしたがやはりテレビを見ないのが一番よさそうだ。とりあえずHDDレコーダーに撮り貯めているが完全に正月気分が醒めてから見てもなんだかなぁ。

2006年01月05日

HD DVDかBlu-rayか

HD DVDかBlu-rayかハイビジョン映画タイトルの発表が出てきた。レンタルが始まるにはまだ時間がかかりそうだが値段がそこそこなら買ってもいいかなと思う。1本\5000以上だとちょっと考えてしまう。それとハイブリッドプレーヤーが発売されないと2台も購入することになる。配給会社も両方のフォーマットで出すとは限らない。プレーヤーが安くなってもAVアンプのHDMIの入力数を考えると何台も揃えるのは無駄が多い。今後著作権の関係でアナログ接続が出来なくなるような話もあるのでHDMIでの接続は必須だ。

地上デジタル放送が始まれば地デジ対応のHDDレコーダーが欲しくなる。現在出ているAVアンプはHDMI入力が2つ程度だから理想は地デジ/BS/CS/HD DVD/Blu-rayが一体化したレコーダーだろう。地デジもダブルチューナーが出てきたがwowowの録画も考えるとBS2ch、地デジ3chくらいは同時録画してくれるとほぼダブルことがないのだが欲張りすぎか。

アナログ放送のレコーダーでsonyから8ch同時録画できるXビデオステーションというのが発売されている。視聴したいコンテンツはそれほど多くはないのだがやはりゴールデンタイムやPM11時くらいに集中してしまうのだ。ニュースなど帯の番組を設定するとかなりダブル可能性が高い。ハイビジョン対応のレコーダーも安くなったので2台置いとくか。ただリモコン2台持ち変えるのも面倒なものだ。悩ましい。
ちなみに現在はアナログ放送用のHDDレコーダーとBS/CS/地デジチューナー+HDDを切り替えながら使っている。学習リモコンをメインに使っているがチューナー関係は操作がややこしいものも多いので結局3台のリモコンを常時並べている。

2006年01月06日

放送機器のライフサイクル

ハイビジョンベーカムが登場してから25年。デジタルVTR全盛の時代にもまだ生き続けている。それほどまでに普及して撮影された膨大なアーカイブがあるからこれからも存在するのだろう。しかし今までに登場して消えて行ったフォーマットはかなりある。MⅡ、Uマチック、2インチ、1インチ…20年前に出てきたD-1、 D-2、D-3などもほぼ姿を消しつつある。
それでも10年以上は使えた。しかし今のデジタルフォーマットははたして生き延びられるのだろうか。

DV DVCAM DVCPRO DVCPRO50 DVCPROHD HDV XDCAM BECAMSX MPEGIMX HDCAM HDCAMSX D-5 UNIHI … ここ10年くらいの間に出てきたフォーマットだ。局仕様になると安いものでも数百万、一千万を超えるものもある。こういった機材が償却を終える前に世代交代して行ったらどんなにもったいないことか。やはりVTRという形態に問題があるのだろう。

ノンリニアが普及してくると映像はデータとして扱われメディアが安くなってDVDやHDD、ネットで搬送することが出来るようになった。そうなるとVTRそのものにこんな多様なテープフォーマットを作る必要があるのかと疑問が出てくる。
パナソニックはP2というソリューションを展開しテープではsonyに大きく水を開けられているためフリーフォーマットにしようという考えのようだ。
P2は汎用PCカードを強化したもので互換性がある。記録フォーマットのみDV DVCPRO DVCPRO50 DVCPROHDが選べるようになっている。もちろんテープに記録せずそのままコンピュータに取り込める。収録時間もロケ現場にバッテリー駆動のHDDを持って行き吸い取れるようにしている。

この考え方は実に先進的だし時代の流れだと思う。メディアに拘るsonyがどう対応していくのか今後が楽しみだが攻めのパナソニックに対して守るべき古いフォーマットの多いsonyは苦戦するだろう。ただ、静観している訳にも行かない。プロダクションとして次期メディアを選択する時期が来ているからだ。

2006年01月10日

TVコンテンツに24Pは必要か

TVコンテンツに24Pは必要か最近のテレビ受像機はほとんどプログレッシブ対応になってきており30pも24pもプログレッシブ再生できるようになっている。実際には放送されている信号はSDでもHDでもインターレースなのだが受像機側で自動認識してフィールドをミックスし60pで再生する。
24pであれば(2、3、3)×3で表示している。だから映画上映と異なり各フレームは同じ表示時間にはなっていない。フィルム映画をテレシネしてテレビ放送する場合24駒を60iに変換するわけだが割り切れないのでこのようになっている。

プログレッシブテレビでない場合若干解像度の悪い状態で表示されるのだ。しかしこの差は極微妙でマニアックに比較視聴しないとわからないレベルだ。まぁ綺麗に越したことはないからテレビのプログレッシブ対応は歓迎するが、テレビ上映しかしないコンテンツ制作を 24pでする必要があるのか、映画館でもデジタル上映が普及し始めているのに24p制作はまだ残っていくのか。このあたりがちょっと疑問なのだ。
最近のデジタルビデオカメラはシネライクがウリである。確かに一時期、ビデオはフィルムを越えられない論争がありビデオカメラメーカーはなんとかフィルムに近い映像をビデオカメラで撮影できないかと必死だった。しかし今となってはいろんな意味でフィルムのメリットは多くない。
環境にも良くない。であれば制作は 24pではなく30pでいいのではないか。

フレームレートが落ちると動きがぎこちなくなりその効果が物語の表現にも影響するという部分はあるがデジタル時代にベースを24pにする必要はない。60pをベースにして表現によってフレームレートを選べばいい。現在HDには1080/60i 30p 24p 720/60p30p 24pなど多くの種類が存在している。撮影時にどれを選ぶかでノンリニア編集機によっては扱えないものも存在する。しかしハードが進化していくにつれ上位フォーマットに移行している。720pはだんだん忘れつつあるのだ。現状1080/60pは存在しないが規格にはある。

今後更に進化していくと全ては 1080/60pに収束されてしまうかもしれない。そうすると現状の機器は全て使えなくなるのだ。10年、20年のロングスパンを考えた機器選定の場合このあたりも視野に入れておかないとちょっと怖い。24pの存在はフィルム上映しか出来ない劇場映画をビデオカメラで制作するためのモードとはっきり言うべきではないだろうか。民生ハンディビデオカメラにも24pが導入されているが、これで撮影すれば映画っぽくなるといったムードはやめて欲しいものだ。

2006年01月22日

デジタルズームモニター

デジタルズームモニターありそうでない機能。業務用のモニターは結構高いのにこういった機能の付いたものが見当たらない。ハイビジョンビデオカメラではさすがにフォーカスがシビアになってくるのでファインダーにデジタルズームでフォーカスアシストできるものも出てきた。
特にロケの場合大きなモニターを持ち込むことは少ない。6インチとか10インチ程度のモニターを持ち込むのだがいくら解像度の高い業務用モニターでもハイビジョンのフォーカスをこのサイズで決めても50インチやまして映画なんかの巨大スクリーンで見るとピントのわずかなずれが気になってしまう。であれば10インチ程度のモニターに2倍、3倍、4倍など整数倍のデジタルズームを内蔵し、トラックボールなどでスクロールできるようにすれば便利だと思うのだが。

整数倍にするのはやはり補間で拡大するとぼけてしまうからだ。処理も軽くなる。現場で操作するものだからズームやスクロールのユーザーインターフェースは良く考えていただきたい。パソコンで編集しているとすぐにデジタルズームして細部を加工する癖があるからライブカメラのモニターを見ているとついつい部分を拡大してみたくなるのだ。

2006年01月23日

AfterEffects7.0新機能

AfterEffects7.0新機能なかなか目新しい機能が出てこなかったアフターイフェクトだが今回の新機能はちょっと注目のものがあった。グラフエディター、これは今まで加速グラフなどわけのわからないグラフでしか操作できなかったものが3DCGライクなグラフに変更されるようだ。なぜ今までならなかったのかが不思議だ。HDVのネイティブ対応、HDを導入するのにPC、IOボードごと一気に変える予定だったがとりあえずカメラだけの導入でも編集が出来そうだ。しかし取り込みにプレミアプロがいるような…。

タイムワープ、従来のものは単純に前後のフレームをオーバーラップしたものだったがワーピングに近いスムースなタイムワープが出来るらしい。しかしこの機能はアルゴリズムと素材によってかなり画質に影響を及ぼすので万能ではないとは思うが。

OpenGLエンジンを使ったレンダリング、これはかなり高速計算が期待できそうだ。最近のOpenGLボードは低価格でもかなり高速だからCPUだけでレンダリングすることを思えば数倍も可能か??
プリセット、使ってみないとどの程度のものかわからないがかなりのプリセットが入っているらしい。

新AEでちょっと迷ってしまった。HDVでローコストに構成するのがいいか、DVCPROHDでエンコードデコードの短縮とクロマキーに有効なフォーマットを選ぶか。

Adobe After Effects 7.0の新機能

2006年01月24日

解像度が低すぎるHVX200

解像度が低すぎるHVX200雑誌でHVX200のレポートが出ていた。解像度チャートを撮影したときの解像度が500本程度しかない。これではSDカメラと変わらない。XL H1が800本、肩乗せタイプだと1000本以上ということを考えるとやはりハンディムービーの延長なのか。カメラは解像度だけではないとはいえその雑誌のテストではあまりいいスペックは出ていなかった。機能的な面はかなりいいのだがやはりカメラ部分が貧弱ではどうにも。

一方、民生機でsonyがHDD録画ハンディカメラを初めて出した。業務用では放送用にHDCAM、民生&業務にHDV、その中間にXDCAMのブルーディスクを揃えているが HDDやメモリーの媒体はまだ存在していない。やはりカメラはsonyと行きたいところだが記録メディアが牛歩状態である。


HVX200関連その他

ビデオカメラを買うぞー | クロマキー撮影 | 1080/30pからSD | 1920×1080 | P2でシステム構成 | 解像度が低すぎるHVX200 | ハイビジョン制作機器導入カウントダウン | デジタル放送対応高画質制作システムの段階的導入計画 | HVX-200の解像度 |

2006年01月26日

足踏みを続けるパソコン性能

足踏みを続けるパソコン性能1980年代、90年代のコンピューター性能進化は驚くべきものだった。CPUやメモリ容量は年間2倍ペースであがっていた時期もあった。2年も経つと使い物にならないくらいの差が出ていた。ところが近年は牛歩である。ワークステーションはメインメモリ1GB程度、CPUは3GHzで4~5年止まっているのではないだろうか。

逆に言えばライフサイクルが長くなり新しいものに買い換えようと思わないのでありがたいともいえるのだが。確かにこのくらいのスピードになってくると一般ユーザーはこれ以上の性能は不要だろう。しかし性能が高くなれば出来ることも多くなりパソコンでテレビの録画したりネットでハイビジョンを見るという時代にもなってきた。

一方仕事で使うワークステーションとしてはハイビジョン編集に対応してほしい。それにはまだまだCPUパワーも足りないしディスクもTB(テラバイト)単位でしかも高速転送がリーズナブルな価格で出てこないと今のSD並みで制作ができない。さすがのインテルも物理的限界が見えてきたのだろうか。また光コンピュータなどが復活してくるのか?

2006年01月27日

SONYの夢廃止

SONYの夢廃止業績が上がったという報道とともにロボットのアイポ、キュリオの廃止、最高級ブランドのクォリアの廃止など。収益の伸びない分野は廃止というSONYらしからぬ発想はやはり経営陣が変わったせいなのか。

夢分野のなくなったSONYに面白いものが作れるのか?と思うのは考えすぎか。確かにこれらの商品は面白いが買おうとは思わない。でもそんな商品があるというだけで楽しいわけでそんな余裕もなくなって落ち込んだ分を取り戻せという現実なのかもしれない。

SONYには株価重視の経営ではなく本物のモノづくりを目指していただきたいものだ。

2006年01月28日

フィルム写真がなくなる

フィルム写真がなくなるニコン、コニカミノルタがフィルムカメラから撤退し、フィルムも値上げするようだ。完全になくなってもおかしくないのだが愛好者や特殊業務向けに多少残るようで、徐々に消えていくのだろう。CMや映画の世界でもまだフィルムが使われることが多いがHDTVが登場してからはかなりデジタル化が進みだした。懐古主義というか保守的というか長い歴史のあるものが消えていく時は必ず反対する人がいるがぼくはデジタルの方が好きである。

フィルムはお金がかかるし環境にも悪い。現像するまで結果が見えない、現像で失敗すれば撮影したものがぱぁになる。とにかく不自由すぎる代物である。画質も今となってはLPレコードのノイズみたいなもので銀塩の粒子に味があるなどと言い出す始末だ。そのためデジタル処理でノイズを足したりパーフォレーションのずれをわざと発生させてフィルムのように見せたりしている。

デジタル撮像素子が完全にフィルムの性能を包括するのも時間の問題だろう。ひょっとすると既に超えているのかもしれない。フィルムに拘っている人は早くデジタルに切り替えた方が得策だと思う。

2006年02月05日

VHSはいつまで残る?

VHSはいつまで残る?VHSビデオデッキの単品を新製品として売り出すメーカーはほぼないが最近DVDレコーダーにVHSを組み込んで新製品を出しているようだ。レンタルビデオでもVHSはほぼなくなりつつある。テレビ録画はHDDに入れて見ればいいし保存したけれゃDVD-Rにコピーすればいい。そんな時代にVHSとは。それほど撮り貯めたり買っておいてあるVHSが家庭にあるということなのだろうか。

日本のメーカーは売れないものは作らない。VHSのメカが安いからといってオマケで付けているとも思えない、DVDとHDDだけでは本体に隙間が出来すぎて高い値段で売りにくいとか? たしかにVHSの代わりがDVDに出来るかというと互換性や操作性の面でイマイチであることは確かだ。しかしS-VHSではなくVHSが残っている現実が不思議でならない。DVもカメラには普及したがデッキとしてまったく普及しなかった。もっと数が出ていればVHSくらいの価格帯で出せたはずなのだが。

ハイビジョン時代にVHSの画質で納得している人種の感性を疑ってしまう…いや、失礼。やはりメーカーの互換性に対する意識の低さがこのような状況を生み出しているのかもしれない。しかし、VHSだけはどこに持って行ってもほぼ見ることが出来る。ウチでさえ。

2006年02月06日

デジタル一眼のCCDクリーニング

デジタル一眼のCCDクリーニング一眼レフというのはレンズ交換を前提に設計されているため交換時にはCCDが外界にさらされる。このとき空気中のほこりが混入しCCDに付着する。撮影したものに影となって写り込んでしまう。一部CCDを超音波振動させるものとか保護フィルターを付けた製品もあったが結局最近の製品は対処されているものがない。

以前、富士フィルムでは持っていくと無料でクリーニングしてくれていた。これは人手でやっている。まだデジタル一眼が出始めた頃だったしそれほど気にする人がいなかったのかもしれない。しかし実際には外気に触れなくとも内部のメカ、シャッターやミラーの稼動部分の磨耗で出たゴミさえ付着するようで構造的な欠陥でもある。フィルム時代では一コマずつ新しいフィルムになるから同じ場所にゴミが映るなどという現象は起こりえないのだ。

最近では写真はデジタル処理して使うものというイメージが強いせいかゴミなどはフォトショップで消すのは当たり前のようになっている。しかしCCDにゴミが付いたままというのは非常に気持ち悪いものである。そこで考えたのだがレンズマウントに取り付けて自動でクリーニングできるロボットを売り出してはどうだろうか。

メーカーや機種によってCCDのサイズや取り付け位置も異なってくるだろうからカメラ屋さんにサービスマシンとして置いてユーザーが自由に使えるようにしておけばいちいちメーカーのサービスセンターに持ち込むこともなくなる。カメラ本体に対処が出来ないのならそのくらいのことをメーカーはやってくれてもいいと思うのだが。

2006年02月08日

4:2:0

4:2:0ビデオの記録方式なのだがよくこんなことを考えたものだと感心する。今やデジタルビデオは圧縮していない記録方式は存在しない。その圧縮をする前に色情報を間引いてデータ量を減らすのだ。最も高画質なのはRGB4:4:4なのだが人間の目が色に対して鈍感なので輝度と色信号に分離し、色信号だけ間引くのが色差方式Y:YR:YB 4:2:2である。

現行VTRの最高画質はこの4:2:2である。色情報が水平方向に半分にされている。DVCAM、DVCPROは4:1:1で水平方向は輝度に対して1/4、たったの180ドット分しかない。
で、この4:2:0だが水平方向は360ドットなのだが垂直方向を半分にしている。詳しくは確認していないが奇数フィールドと偶数フィールドが同じ色情報として記録されているようだ。つまり色解像度が720*480にと対して360*240ということになる。

プログレッシブ記録でなければ一般のカメラは垂直解像度は240ドット分しか持っていない。ということは実質4:2:0=4:2:2と言っていいのではないか。などと考えるのだがこのあたり、解説図などを見てもいまいち理解できない。クロマキー処理はテレビ番組でも多く使われているテクニックだ。ハードディスク時代なのだからなんとか4:4:4低圧縮のモードを持った記録方式を作って欲しい。現在は1000万もするHDCAMSRしかない。

最近の業務用デジタルビデオカメラのデジタルプロセスにはクロマキー機能が内蔵されているものがある。スキンディティールである。これは肌色を検出しその部分だけディティールをかけず人物の肌の荒れを目立たなくさせる機能である。これを応用した機能がSONYのカメラで特定色の色を変化させるというのがある。あまり実用的ではない機能だがこれこそクロマキーだ。デジタルプロセスではVTRに記録する前のCCDデータを14ビットクラスで処理をしているからこういった機能は収録してからの処理より断然クォリティが高い。これを利用してマスクチャンネルを同時記録できればかなりきれいに合成が出来るはずだ。しかし実用化には問題も多い。

クロマキー撮影自体が非常に繊細で一般的な簡易撮影では完璧なマスクを作ることが出来ない。影の部分や反射などが綺麗に抜けなかったり不要なものが映りこんでいたら合成時に手動でマスクを作成必要がある。こういった処理は一般の編集ではほとんど行われていないのだ。せっかくの機能だがこのカメラのデジタルプロセスからマスクを出せるカメラは出ることはないのかもしれない。考えすぎた、ガクッ。

2006年02月10日

iPodどうなの

iPodどうなの確かにデザインもすっきりしているし小型軽量、低価格、普及もしている。しかしこの手のものはiPod以外にも多くある。しかしappleがやっているというだけで買う気にならない。windowsで使っているとどっかでわざと不便なところを作ってるんじゃないかと疑ってしまう。appleを食わず嫌いというわけではない。

その昔apple製品が単体で100万以上していた時代に使っていたことがある。グラフィックデザイン分野ではappleしかなかったのだ。そのためか周辺機器も高くかなり不便だった。そのうちwinでも同様のことが出来るようになるとすぐに乗り換えた。するとそれまで持っていたmacがことごとく天邪鬼だということが判明した。

考えてみればGUIなどはappleの方が先に作っていたわけだからwinがひねくれた形で真似をしたといえるのだが結局win の方がシェアを奪うとネットワークを含めwinが優位になっていった。appleはわが道を行くでwinに全く同調しなかったためネットワークに繋ぐためにもわざわざ数万のソフトが必要だったしケーブルなんかも互換性はなかった。もちろんソフトもwin、mac同じものを使おうとすると2本買う必要があった。ベータとVHSを持っているようなものである。

そんな不便さを1年ほど我慢したがmacは結局フェードアウトしていった。そんな犬猿の仲なのでwin 派にとってapple製品にはトラウマがあるのだ。

2006年02月23日

Mac Mac Mac

Mac Mac Macもう10年くらいは触ってないだろうか。長年マニュアルミッションに乗っていてオートマに乗ってみるみたいな違和感がある。FCPを使いたいがためだけに Macというのが拒絶感の原因か。MacとWinのLAN通信についてネットで調べてみた。驚きであるネイティブで通信できるようになったのは最近のOS からではないか。なんと冷戦時代の長かったことか。

アップルもやっと世界が見えてきたのかインテルのCPUさえも使うことになるとは。これからウインドウズに溶け込んでいくのだろうか。すでにiPodはOSに依存していないし、いろんな周辺機器もWinと共有できるものがフツーになってきた。ただMac ローカルゆえのメリットもあるわけでMacで動くシステムはほぼターンキーのような安心感がある。しかしそう思っているのはウインドウズユーザーだからかもしれない。

Macはまだまだ不安定らしく、わけもなくフリーズすることは日常茶飯事とか…購入してから後悔する可能性もあるのでMac miniで恐る恐るがいいかと。ワンボタンマウスで指がつりそう。信者にはならないぞ!

追記:少し状況が見えてきた
P2の対応機器リストが出ていた。カノープス、アビッド、ファイナルカットが主なターゲットになる。カノープスはメーカーに聞くとターンキーを薦めてくる。
P2オプションと EDIUSでも動作するように思えるのだがはっきりと使えるとは言ってくれないのだ。しかしこのセットでもソフトだけでEDIUS¥69,800と P2Option¥150,000で約22万となってしまう。
Avid Xpress Pro HDはソフトだけで約29万、今はキャンペーンで15万で売っているのだが720p系の読み込みが現在出来ていない。やはり実績の多いファイナルカットが残ってしまう。Macminiにして変換だけなら23万、どうせならG5にしてMacで完結させるのもありだ。キャンペーン価格に惑わされずじっくりと実績を調べてから決めよう。

2006年02月25日

映画関係者は24Pが好み?

映画関係者は24Pが好み?劇場映画を作るのならともかく映画の雰囲気を出すために24フレームで撮影して24フレームで編集。最終的にはプルダウンしてぎこちない動きでビデオ再生してしまう。
もっとも最近のデジタルテレビは自動認識して24P表示してくれるものもあるがどうして24Pに拘るのか。30Pの方が編集には扱い安い。 60iでVTRに記録しても戻せる。
ただ30Pでもテレビで表示する場合24Pと同じくプログレッシブテレビでないとプログレッシブにはならない。けどかくかくした動きにはならない。

スピード感が違うといってしまえばそれまでだがその20%のコマ数の違いがどれだけ作品のイメージに影響しているのか。ただ単に24フレームで制作していると映画を撮っているように錯覚している人も多いのではないかと思える。まぁ芸術であり趣味の世界でもあるから否定はしないが非効率な作業だと思う今日この頃。ただインターレースよりプログレッシブ方式が画質がいいのは確かだ。

sonyがビデオカメラで24Pを提唱したときデジタル編集でデータ量が2割減りますと広告に出していた。なんじゃそりゃ(笑)

2006年03月02日

スローモーション

スローモーションテープ記録しか出来なかったビデオカメラではハイスピード撮影をしようと思えば規格をはずして高速で記録するしかないので普及価格帯で作ることなど考えられなかった。
しかしメモリーで記録できるようになりやっと業務用、民生用にもスロー撮影できるカメラが登場してきた。このスローモーションだが再生している時はスローモーションなのだが記録している時カメラは高速で動作している。そのためフィルムカメラではハイスピード撮影という。実にややこしい表現である。

パナソニックでは最大60駒だがそれ以下の駒数をかなり細かく設定できるのでバリアブルフレームレート、略してバリカムと呼んでいる。だが、ソニーではこのネーミング使えないので最近発表されたXDCAMでは「スロー&クイックモーション機能」と呼んでいる。
これでも一般の人にはわかりにくいので民生機では「滑らかスロー録画」などと余計わかりにくい表現になっている。

たしかに秒間何百駒撮影するとスローになりますって言われても一瞬ピンと来ないかもしれない。あくまでも再生するときにスローにするのであって記録する時はリアルタイムなのだ。スローにしたとき通常の記録フォーマットではカクカク見えてしまうのでより沢山のフレームを記録しようというのがこのような表現になっていっている。つまり秒間30フレーム、60フィールドでビデオが構成されているなんてことをたいがいの一般の人は理解していないわけだからいくら説明しても難しいことなのだ。

とにかく結果としてスローな動きが出来ますよってことなのだがVTRの再生ボタンにもスロー再生があるからソニーは「スロー録画」にしたのかもしれない。ああややこしい

2006年03月28日

対応しているのか?

ハイビジョンAvid XpressでなんとかHivision映像の取り込みに成功したものの不安と疑問の塊であった。もともとHVX200が使いたいためにDVCPROHDの読み込めるアプリケーションが必要だったという経緯がある。

出たばかりだからどのメーカーも情報が少なかったのだがアップルのFCPは使っているというWEBの書き込みなどを目にしていた。
ソフトは安いのだがMacごと購入しなければならずWindowsで動くAvidに決定したのだ。AvidのサイトにもPanasonicのサイトにもP2カードの対応は表記してあった。
しかしその組み合わせで使っているという情報はWEBで見たことがなくなんとなく不安ではあった。
たまたま Avid Xpressがキャンペーンで半額近い価格になっていたので決定。
P2カード、Xpressなどものがすべて揃った時点で読み取りテストをしたのだが予想通りといったらおかしいが読み取りが出来なかった。

メーカーのサポートに問い合わせたりしたがはっきりした答えがすぐ出てこずメーカーのホームページ上で出来ると表記している限り何らかの形で出来るはずだと主張。いろいろと調べてもらった結果できる方法が見つかった。

どちらのメーカーも最初はキャプチャー出来ない事を告げると「サポートされてません。」と返答してきた。どういう根拠でそのような解答を返したのか理解に苦しむがそれを聞いてあきらめた人がいたとすればどうなんだろう。

そういう自分も諦めて返品してFCPに切り替えようというところまで考えた。
新しいシステムだけにサポート体制にも混乱があるかもしれないが安い買い物ではないだけになんとかメーカーさんにはしっかりして頂きたいものだと思うのだった。

ハイビジョン映像のキャプチャー

2006年03月29日

地デジ以前のインフラ

地デジ以前のインフラ今年10月までは現状の4:3 SD方式だが10月以降放送局ではハイビジョンの受付が出来るようになる。しかし放送開始当初視聴者がどれだけ地デジハイビジョンテレビで見るのかを考えるとすぐにHDのCMをオンエアーしても効果が薄い。

というのもHD納品してしまうと従来のアナログ受信機ではレターボックスで表示されてしまう。ただでさえ解像度の低いNTSCのテレビで上下に黒帯が入った状態で放送されるわけだから情報量はかなり少なくなってしまう。これではスポンサーが納得しないだろう。

2011年にはアナログ放送は停止してしまうのでその段階では全て地デジチューナーで受信しているわけだがディスプレイは従来のNTSCテレビでも可能なのでわずかだろうが4:3のテレビで見る人はいるだろう。どのくらいの段階で16:9のHDディスプレイが普及していくのか予測も出来ないが少なくともスポンサーがそのようなテレビを自宅で持って見ない限りは発注はないだろうと予測できる。

現状のワークフローでもハイビジョン仕上げの制作はできるが CPUやディスク速度、テープデッキなど本格的にHDを快適に制作できる環境は受注状況を見ながらということになっていくだろう。

ワークフロー図
ワークフロー図

2006年04月07日

クイックタイムの仕業か?

ハイビジョンネットにあるQTムービーを再生しようと思ったらサポートされないとメッセージが出たので最新版をダウンロードした。

いらないのにiTuneまで付いてくる。
で、そのムービーは再生できたのだがそのあとアフターイフェクトで作業をしていると今まで使えていたオーディオファイルの再生が出来なくなった。
QT のせいかどうかわからないがその間にやったといえばQTのインストールくらいなのだ。けっこうQTはWINの中で悪さをするような気がする。

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2006年04月25日

Blue-berry

ブルーベリーブルーレイ ディスクの次は関係ないけどブルーベリーです。
目が悪くなると今まで普通のことをしていても眼が疲れてくる。
最近はテレビを見る時間も減らしているのだがパソコンを見る時間は仕事量に比例してくるわけで減らすわけにも行かない。
あまり薬やサプリメントなどに頼る性格ではないのだがまずは薬に行く前にサプリメントからということで目にいいブルーベリーを買ってみた。
どのくらいの即効性があるのかわからないがいいような気がする。
既に一週間ほど飲んでいるが徐々に目が疲れにくくなっている。
眼が疲れる原因にパソコンの文字を読むという行為がある。CGや画像処理、編集作業というのはあまり細かい部分を読んだりしないので意外と眼は疲れないものだ。
ところが web関係で情報検索して文章を読むというのがかなり疲れる。
しかもスクロールしながら読むと余計に疲れるのだ。
最近はほとんどの情報をネットから収集するので印刷物を読むことはかなり少なくなってきた。
やはり反射原稿より発光体の方がコントラストが強く眼が疲れるのは当たり前だ。文章読むだけなら反射液晶がいいのだがそんな商品はまだない。

2006年05月10日

ご利用は計画的に

ご利用は計画的に円は国内でどこでも使えるがプリペイドカードや商品券というのは現金の代わりのようでそうではない。最近はやりのおさいふケータイだが使える場所が少ないのは発展途上ということで仕方がないと思う。
しかしそのケータイを機種交換するときそこに入っている金額を換金できないと言う妙なシステムになっている。お財布なのに現金に出来ない。
一旦チャージしてしまうとedy対応のお店で使い切るまでなくならないのだ。
このおさいふケータイ、商品券やプリペイドのような特典はない。
ただ小銭を持たなくてもいいというだけなのだ。
しかもキャッシュレスだからとパソコンバンキングで入金すると手数料がかかる。
もちろんチャージした後に利息など付くものでもない。
手数料がかかるからと限度額いっぱい5万を入金したものだから使い切るのに時間がかかる。ほとんどたまに行くコンビニで使う程度なのでまだ4万も残っている。
edy対応の店は近隣でコンビニと家電量販店、レンタルビデオくらいだ。
使えるとすれば家電くらいか。
携帯の機種変更にこのedyが使えないかauショップに聞いてみたが対応していないと言われた。
使い道の限られたお金は計画的に利用しないと無駄に使わされる恐れがある。

2006年05月26日

効果音素材集

効果音素材集音の一覧性がないのは仕方がないがSE(サウンドエフェクト)は素材自体が短く膨大な数があるため聞いて探すというのは現実的ではない。
素材集を数えたことはないが「ピコッ」とか「ゴンッ」とか短い音を数えればたぶん数千種くらいはあるだろうか。
素材集はCD-ROMのものもあれば音楽CDになっているものもあったり、一音ずつファイルになっているものもあれば何種類かが一つのクリップになっているものもある。
CDからのリッピングする際ライブラリーから曲名をダウンロードできるものもある。
これは便利である。ところが外国製が大半なので英語である。
一覧は出来るものの英語を一覧でぱっと探し出せるほど英語力がないのでちょっと使いづらい。
素材は全てパソコンのハードディスクに取り込んで使っているのだがいちいち素材集のリストを見て何曲目か探していくのも面倒なものだ。
そこで暇なときに音を聴いてファイル名をその音の特徴にしようとちまちま作業を始めている。
「電気ドリルの音」「自動車の走行音」「ブタの鳴き声」などである。
しかし楽器の音や擬音は難しい。「ガチョッ」「グォッチョン」「ガッコーーン」「ドカッ」など微妙な違いをカタカナだけで表現していくのだがけっこう頭を使うのか疲れる。
数百種類ほど翻訳したがまだまだ続く。
しかしこれをやっておくと必要なときファイルの検索機能で集められる。
「爆発」とか「自動車」などで引っかかってくるのだ。
インパクトのある音なら「ガッ」とか「ッ」で検索する。
BGMもそんなキーワードが付けられるといいのだがその分野のボキャブラリーが乏しいのでさらに疲れそうだ(笑)

2006年05月30日

コネクター

コネクターHVX200はハンディーカメラとしてはかなり大きい方に部類されるようだがスタジオカメラとして使うにはいろいろと不便な部分も出てくる。
それはコネクターである。
持ち出して撮影する場合バッテリーを装着して内蔵マイクで撮影する限り何もオプションは装着しない。
しかしスタジオ撮影の場合出演者モニター用のコンポジット出力、マスモニでフォーカス・ディティール確認用にS出力、ハイビジョン撮影の場合はD端子出力、外部マイク(ラベリアマイク/ガンマイク)収録にキャノンコネクター、リモコン用に3mmと2.5mmのミニプラグ(ズーム・フォーカス・アイリス)、ACアダプター、データ転送用 USB2/iLink、ヘッドホンモニターにステレオミニプラグ。
なんと最大これだけ接続できてしまう。

毎回すべて接続するわけではないが半分くらいは使っている。
全部繋げるとタコ足配線のようでカメラに触るところがなくなるくらいになる。(笑)
そんなわけはないが移動する時はケーブルの長さにかなり気を使う。
ケーブルに引っかかってカメラを倒したりコネクターを損傷しないようにケーブルを三脚に縛ったり近くにポールを立てそこから引き込んだりと工夫はしている。

肩乗せタイプの業務用カメラならスペースに余裕があるからBNCや標準プラグなどが付いているのだがHVX200は業務用ながら民生機で使うコネクターが多用されている。
で、ヘッドホンにSONY MSR-CD900STというスタジオモニターヘッドホンを使っているのだがこのヘッドホン、コネクターが標準サイズなのでミニプラグに変換する必要がある。
標準をミニに変換するのだから変換プラグも大きなものになりわずか3mmのコネクターに10cmほどのぶっといプラグが差し込まれることになる。
これはちょっと手が当たっただけでひん曲がってしまう危険があるので使うときにしか差し込まないようにしている。そこでいろいろ探していたら、
MDR-CD900SLSONYからインナーイヤーレシーバーが発売された。
単なるイヤホンではないスタジオモニタークォリティだという。
ステレオミニプラグだしHVX200のモニターにはちょうど良さそうなので早速注文した。

2006年06月08日

殺人エレベーター

殺人エレベーターここでニュースネタを書くのは珍しいがあまりにも身近で衝撃的だったので書いてみた。
田舎暮らしをするようになってエレベーターに乗ることはほとんどなくなったのだが都会暮らしの時は毎日、しかも一日に多い時は数十回乗り降りする。

20年近く都会暮らししていてエレベーターのトラブルには一度もあったことはなかった。
製版屋さんのエレベーターで広さは棺桶二つ分(笑)、閉所恐怖症になりそうな狭さに加え今にも止まりそうな動きと振動、音。さすがに帰りは階段を使った。
エレベーターの恐怖と言えばそれくらいだ。
むしろドラマなど見ていて停電でエレベーターに閉じ込められて美女と二人っきりなんてことに…そんな期待さえしてしまう。
なのにまさか殺人エレベーターが世の中に存在していたなんて驚きである。
建設現場の仮設エレベーターなどは確かに危険だが使う人がそれなりに注意する。
しかし一般のエレベーターではどうすりゃいいんだ。

メーカーにも大きな責任はあるだろうがやはりお役所の入札制度に欠陥があるに違いない。
安いだけで業者を選定するというのはそもそもおかしい。モノは質と価格が比例するのだ。安くていいものなど世の中にそんなに多くはない。

2006年06月20日

機能美

機能美デザイン機能美マイクもそうだが業務用機器というのは機能優先に作られているからデザイン優先の民生機より見た目に惹かれる。
デザイン優先の製品は最低限の機能をコンパクトにまとめて中に押し込み、外側だけを自由な形状に作り上げている。
これではオブジェに機能をくっつけたみたいで面白くない。
自動車でも同じシャーシで全く違うデザインの車が存在する。
車のボディラインは機能美ではないのだ。
F-1や建設機械の方がよっぽど魅力的に見える。
だから仕事に使う道具もあまり装飾的なデザインは好まない。
スイッチがたくさん並んでいるだけの機器にも使いやすさを考えた配置、大きさ、色使いをデザインする。これが優れたデザインだと思う。
かと言ってありふれたパーツを寄せ集めただけの機器にはデザインを感じない。
ウチにはそんな観点で購入した機器類が多い。

2006年06月24日

テレビのデジタル接続

テレビのデジタル接続デジタル全盛なのだがテレビチューナーやHDDレコーダーとテレビとはアナログ接続だった。
D4端子などと書くといかにもデジタルのようだが中身はアナログである。
ただコンポーネントになったのはありがたいことだ。
数年前からHDMIというデジタル映像伝送規格の製品が出始めてきた。
ところがまだいろいろ決まっていないこともあるようで早まってデジタルテレビ関連製品を購入してしまうと後で後悔しそうなのである。

非圧縮デジタル伝送ゆえにコピー問題が浮上している。
つまり単に表示ディスプレイに出力するだけではなくダビング用端子として使われることを恐れているのだ。
また、アナログのD端子やコンポーネントからの出力を廃止しようという動きもある。
そうなると最新の地デジチューナーを買うと今手持ちのプラズマやプロジェクターに出力できなくなるということなのだ。
またHDMIをもっと進化したものにと、まだ普及もしていないのに新しい規格をどんどん出してきている。
つまりこういった規格が落ち着いてどの機種同士でも繋げるようになってからでないととても手を出せそうにないのだ。

待ちきれずパナソニックなどは独自フォーマットのデジタルリンクを提唱し始めた。これは全くパナソニックの特定機種同士しか繋ぐことができない。
たしかにTV、AVアンプ、HDDレコーダーなど別々のリモコンを使うのは不便だ。
しかし昔のただテレビをつけてチャンネル変えてボリュームいじるだけの時代とは出来ることの数が全く違うのだ。
むしろパソコンの方がマウスだけで操作できるだけシンプルかもしれない。
家電ということで一つの機能に一つのボタンを割り当てるというリモコンの概念がとんでもないボタンの数になってしまっているのだ。
これを全てリンクして一つのリモコンでやろうとするとどうしても画面を使ってメニュー形式にしなくてはならない。
これがけっこう厄介なのだ。チャンネルを変えるのにいちいちメニューを出してから選ぶということになってしまう。

これからデジタルテレビはどうなっていくのか。
もう少し様子を見てから購入することにしよう。

2006年07月03日

カメラモニター

カメラモニターカメラで撮影する場合カメラについているファインダーでフレーミングやフォーカス、露出などを確認するわけだがENGになれていない私にはあの小さなビューファインダーだけで撮影するのが不安でしょうがない。
最近の小型カメラには液晶モニターが付いているがこれでもまだ小さいと感じる。
そこで専用の液晶モニターが欲しいと思うのだがこれがけっこう高いのだ。
今のカメラには3.5インチの液晶モニターが付いている。
これより大きくなければ意味がない。
マルチフォーマットタイプだと8.4インチが40万もするのでこれは却下。
SD専用だと5インチで4万くらいからあるが細かな部分までは確認しづらい。

パナソニックの17インチモニター BT-LH1700Wというのがある。
価格はちょっと高いが大きさ的には充分である。
HDのチェックもできるしウェーブフォームモニターを持っているというのはかなり便利だ。
SDI入力など機能面を考えるとむしろ安いと思えるかもしれない。
DC入力を持っているがバッテリー駆動させるようなものではない。
ロケではAC使用が前提になりそうだ。
このような多機能モニターは他社から出ていない。
このサイズだと現場でクライアントチェックにも使える。

2006年07月06日

ロボット新時代

ロボット新時代20年ほど前、まだコンピュータグラフィックスが研究所の中でワイヤーフレームでしかなかった頃私はビデオアートに憧れ、手で描くグラフィックデザインに将来はないと考えていた。
そんな頃ロボットブームが起こった。
今のような人間型ロボットなどではない、産業ロボットである。
グラフィックデザイン→映像制作という流れで来ている自分ではあるがもう一つの側面として理工学系の指向を持っている。
このときロボット工学へ進もうと少しだけ思ったことがあった。
結局コンピュータ+映像系+グラフィックデザイン=コンピュータグラフィックスにたどり着いたわけだがその途中にも工学熱は発症し5年ほど前にロボット撮影カメラ(モーションコントロールカメラ)を自分で設計しモーターを購入し部材から全て自分で加工して作り上げたことがある。
3DCGのカメラの動きを忠実に実物のビデオカメラで再現し駒撮りで撮影するというかなり大掛かりなものだ。
実際に商品撮影などに使っていたがニーズは多くなく自己満足で終わってしまった。
その後もロボット業界には注目してはいたがアイボなどおもちゃロボットの域を出なかったため静観していた。

しかし今回ちょっと驚いた。
タカラトミーからおもちゃロボットだがかなり画期的なものが発売されるようだ。
「マイクロマシン」である。
何がすごいかというとこれだけの機能で高さ15cmという驚異の小型化。
そして3万円という驚きの価格設定。
SONYには15万もするアイボではなくこんな商品を出して欲しかった。
ただこのロボット、あくまでもプログラムや命令を与えてやらなけれはそれなりの動きはしなくAIのようなロボットはまだまだ夢の先にある。

ある程度センサーによる簡単な自己判断を人工知能だと言ってるロボットもあるがチンパンジー以下である。
つまりロボットに何を求めるかだが今のところおもちゃとしてしか出ていないのは決められた動きしか出来ないためそれを見て少し驚いてみるというだけにとどまっているせいだ。
私の目的はそのようなエンターテイメントロボットではない。
あくまでも実用ロボットなのだ。
モーションコントロールカメラを作ったとき、なんとアクチュエーターに使うモーターは一個10万円以上もしたのである。
コントローラーは100万以上もしたのでこれも自作した。
こういったパーツがおもちゃロボットのおかげで安く調達できる可能性が出てきたのだ。

しかし現状のおもちゃロボットはサーボの精度がかなり低く設定されている。
このあたり実用ロボットにどう応用できるかがキーポイントである。

2006年07月09日

ハードディスクレコーダーのスロー再生

ハードディスクレコーダーのスロー再生SD画質のmpeg2再生は最近ではフレーム単位で滑らかにスローが出来るようになっている。
昔のDVDプレーヤーなどはカクカクしか動いていなかった。
LDと違ってDVDのmpeg2はGOP単位で圧縮されていてフレーム単位で独立していない。
そのためフレーム精度の静止やスロー、編集などには多くのフレームメモリーと高速処理が必要だったのだ。
最近ではその類のLSIが安く出回りほとんどのmpeg2を扱うレコーダーやプレーヤーでも滑らかに動いてくれる。
で、問題はハイビジョンレコーダーだ。
まだ出始めということでこのあたりのLSIが出てきていないようなのだ。
カタログではスローが出来るようなことが書いてあるのだが実際の動きはGOP単位、つまり15Fを一単位としてスロー再生するので時間軸は1/2でも表示画像はぱたぱたとしか見えていない。
せっかくのスローなのに14/15のフレームは見ることが出来ないのだ。
もちろん静止画やコマ送りもそのように動くのだろう。
これで全く購買意欲をなくしてしまった。
現状の地デジレコーダーはたぶん二世代目くらいだろうがあと二世代くらいは待たないと出てこないかもしれない。

2006年07月10日

人の声にビリビリ

雑言車の騒音で部屋が振動するというのは想像できたが人の声に反応するモノがあった。
スタジオ内部から発する音は人の声しかない。
ナレーターがナレーションを読むのに片手で原稿を持ちながらマイクに近づいて読んでいる姿があまりスマートに見えないと思い譜面台を用意してみた。
コンパクトでマイクスタンドに取り付けるタイプのものが音響機器専門の通販ショップにあったので注文した。
先日ナレーション録音していると何か僅かに「ビィィィーン」という金属音が聞こえてくる。
なんだろうとマイク前で声を出してみると譜面台が共鳴しているではないか。
この譜面台は鉄板で出来ているのだ。
音楽用の譜面台がこんな構造でいいのか?と大きな疑問。
早速取り外したが楽器演奏などはもっと大きな音を出すわけで、こんな共鳴しやすい譜面台はそのままではちょっと使えない。
共鳴防止に表面にウレタンシートでも貼り付けようかと思っている。

似たような構造に蛍光灯照明の反射板がある。
これも僅かであるが声に反応して共鳴する。
まあこの照明器具に近づいてしゃべることはないのであまり弊害はないが、思わぬところで音が反射したり共鳴する。
魔物である。

追記
後にウレタンシート5mm厚糊付きのものを買ってきて表面にべったり貼り付けた。
前ほど響きはしないがまだ残っている。
音響製品としては全く使い物にならない。
¥2,000という価格にも問題があるのか…
昔あったスプリングエコーマシンのような響きなのだ。
がっかり。

2006年07月14日

インターネット納品の実用価値

インターネット納品の実用価値インターネットでCMが納品できたらどれだけ効率が上がり設備投資が減るか。
NTTは光ネットを全国的に急速に普及させるようだ。
ウチのような田舎はもう少し先になりそうだが山陰でも都市部ではほぼ開通している。
そこでこれを利用してCM流通をした場合のシミュレーションをしてみよう。

現状CMの局納品はビデオテープである。
これがネットで、データで送れたらテープ代が不要になる。
プロダクションから放送局に発送する費用、時間的ロスがなくなる。
プロダクション、放送局共にVTRが不要になり新規購入・メンテナンス費用が浮く。
まずテープだがCMなので短い5分テープが1500円~3000円程度。
1本のテープに1本のCMしか入れてはいけない決まりになっているから放送局の数とCMのタイプ数だけテープのコピーが必要となる。
多いときには一回に数十本納品することもある。
放送局でCMバンクにコピーされた後そのテープは代理店に戻される。
同じ素材を何度か使う場合はいいが期間ものなど二度と使わないものは倉庫行きだ。
消して何度か使うところもあるようだが所詮磁性体のテープなので何度か使っているとドロップアウトが頻発してくる。

次に納品だが仕上がった完パケテープは広告代理店に渡され放送局に送られる。
宅配発送費は1000円以下だが放送局の数だけ発送する。
放送局が近ければ当日納品も出来るが遠隔地の場合宅配便で翌日到着となり時間ロスが発生する。
納期ぎりぎりになった場合などこの時間ロスはばかにならない。

そしてVTRだがデジタル化で放送局は送出用にHDCAM SRのデッキを導入している。
これは約1000万円する。
データ納品になると全てコンピュータ処理で行うことが出来、VTRは不要だ。
今ではCM送出も全てデータで直接放送している。
むしろ中間にテープメディアが入るほうがトラブルが発生しやすいし画質も劣化する。
プロダクション側も完全なテープレスプロセスが構築出来、設備投資を大幅に減らすことが出来る。
撮影でも最近ではテープレスになってきておりテープフォーマットに制限されない最高画質での収録も可能になりつつある。
ポストプロダクション設備もレンダリング時間さえ気にしなければ汎用のワークステーションでハイビジョン編集が出来るようになってきている。

素材管理、セキュリティ、安全性は大丈夫か。
いろいろ異論はあるだろうがむしろテープでの運用よりはるかに効率がいいと思える。
テープであればドロップアウトしていればデッキの補償回路任せであり限度を超えるともう一度収録しなおしである。
一方ネットの場合プロトコルにもよるがデータのドロップアウトをほぼ完全になくすことは出来、素材管理にしても現状のようなプリントした10桁コードを目視で管理するよりずっと確実だ。
セキュリティも最近はかなり高度なものが出てきている。
モノがないと不安だというお年寄りもいるが現状放送局の送出自体がコンピュータデータ化されているわけでテープを人が運搬している方がずっと危険が多い。
こう考えてみるとネット納品が導入されるのは時間の問題で、要は放送局がいつ対応を始めるかだけだ。

確定申告や役所の申告、銀行のやりとりまでネット化されている時代にちょっと取り残されている感じの放送局である。
ちなみに現在最高画質のHDCAM SRで440Mbpsであり100Mbpsの光ファイバーで転送すると単純計算で4.4倍の時間、15秒CMなら1分ちょいで送ることが出来る。
実際にはそんなに速くはないだろうが10倍もかかるわけではない。

2006年07月20日

ロボットプログラム

ロボットプログラム京商からヒト型ロボットが発売される。
今まで高価で難易度の高いキットが多かったが完成度が高く安いものが出てくるようになって来た。といっても欲しいというわけではない。
この手のロボット、どのようにプログラミングするんだろう。
ある程度のプリセットアクションの組み合わせを並べるといったことなのだろうか。
このロボットだけでも17自由度という。
もし全てのモーターを一つずつ角度を決めながらポーズを作るとすると気の遠くなるような作業だろう。
もちろん最初にロボットを作った人はそのようにやっていたのだろうが。
センサー内臓である程度自分で動くロボットとは違ってこの手のおもちゃロボットは設定した動きしかしないはずだ。
下半身と上半身のポーズによるバランスが少しでもおかしいと立っていられないはずだ。

3DCGで人間のようなキャラクターを動かす場合でもアシストプログラムがない場合各関節を一つずつ動かすしかない。
CGの場合はバランスがずれても倒れることはないがうまく歩かせないと滑っているように見えるし重量感を感じない動きになってしまう。
このあたり実際のロボットの場合、重力や慣性などは自然に起こる現象だ。
これをいかに予測し制御ポーズをとるか。
高速動作をすると慣性は相当大きくなる。
計算で予測しようとすればかなりのプログラムが必要になるだろう。

おもちゃロボットはそのあたりあくまでもカンでプログラムするのだろうか。
これからの展開が楽しみだ。

ロボット新時代

2006年07月28日

リミッター

リミッターデジタル録音になってレベルオーバーは即クリップ、場合によってはノイズも発生してしまう。
アナログの場合は多少のオーバーは丸めてくれたそうだがどのような構造になっているかはよくわからない。
デジタルの場合PCに取り込むと波形を見ることが出来る。
DATやMDしかなかった時代を考えると実に便利になったものだ。
非圧縮で16bit 24bit 32bit、32k 44k 48k 96k…とあらゆるサンプルレートで記録できるようになった。
bit数が高ければ記録レベルが低くてもノーマライズで伸ばしてやればほとんどど音質劣化はないが16bitで低めに録音したものは劣化が目立ってくるのでなるべく大きめに収録したい。

スタジオ録音の場合はPCに直録音なのですぐ波形を確認できオーバーだったり低すぎたりすると録り直しができる。
ところがカメラでの同録ではレベルメーターしか頼るものがない。
そのため過大入力にも余裕を見て低めに設定することになる。
ここでリミッターの登場なのだがリミッターも組み込まれている機器によって動きが異なるようだ。
しかしその機能は詳細に解説されておらず、はたして能動的にリミッターを活用するべきなのかリミッターを外して低めに収録するべきか迷っている。
低めに設定すると前記の様にビットの粗さが出てくるしマシンノイズの影響も出てくる。

リミッターの機能は大きな入力が入ってくると全体のレベルを瞬間的に落とす。
大きな入力が終わった後もとのレベルに戻すのだがPCで既に録音したものを処理をする場合予測してその飛び出した波形だけを抑えることができる。
抑えられた大きな音と共に他の音も下げられ一定に鳴っていた音などは一瞬ふわっと音量が下がり違和感が出てくる。
なのでいかにこのピーク音だけの処理に留めるかがリミッター機能の大きな性能差となる。
これをリアルタイムの録音に応用するとまずピーク検出を早めに行わないといけない。
ピークを超えたとわかった時点では既に遅いのだ。
ディレイをかける手もあるがビデオ収録では映像にもディレイをかける必要が生じはたしてそのようなことまで行っているのか。
むしろ業務用カメラの場合マルチカメラのシンクロ撮影もあるため難しいだろう。
となるとピーク検出は早めに行われるわけだからあまり強いピークでなくてもレベルがちょくちょく落ちる現象が発生する。
それと元に戻すタイミングも難しい。
急に戻すとすぐその後またピークが来た場合から変な音になる。
ゆっくり戻すとピーク後の音が吸い込まれたような違和感を覚える。
このようにリアルタイムにかけるリミッターは難しい。

そんな中こんな製品を見つけたPROTECHのハイパーリミッターだ。
しかしこれの取り説を見ても詳細な動作解説は書いていない。
基本的にどの音声処理ソフトもあまりロジックに対して詳しく解説されたものがない。
購入する基準としては使っているプロがこれは音質がいいとか悪いとか評価をしているものを判断材料にするしかないようだ。
ビデオの同録も24bitレコーダーなどで別録音するのがベストなのだが映像とのシンクロできるものを選ぶとなると高価な機材になる。
カチンコで合わせる手もあるがやはりワンマンオペレーションでカメラに録音させるのが一番簡単だ。

2006年08月03日

ランダムアクセスの優位性

ランダムアクセスの優位性テープ収録をするとつくづくメモリー記録の便利さが見にしみる。
ただメディアコストはテープの方が遥かに安いため長回しにはよいかもしれない。
しかしスタートの安定性が悪いので回してから数秒は使えないし、テープを止めてから再度撮影開始する場合デッキによってはかなり巻き戻されて撮影スタートするのでカット尻も長めに撮っておく必要がある。
途中でプレーバックして確認したい場合頭出しはサーチで見ながら探すしか方法はない。再び撮影開始する場合記録の最後を確実に出さないと上書きする危険がある。
と言うように、テープの場合こういったことが日常的に行われている。

ところがメモリー記録(HDD、固定メモリ、ブルーレイなど)の場合は録画スタートした瞬間から安定して記録できる。
しかもプリレックが可能なものもありレックボタンを押す数秒前からの記録も可能だ。
カット尻も上書きされることは全くないので無駄に長く記録する必要はない。
プレイバックは画像リストが出てきて選ぶだけなので巻き戻しやサーチは必要ない。
プレイバック中に急に撮影体制に入っても上書きすることはないのでテープ尻を捜すことなく新しいエリアに記録してくれる。
とにかく撮影現場でこのメモリー記録を体験してしまうとテープの煩わしさがなんて時代遅れなのだと思えてしまうのだ。

CM撮影のように同じカットを何テイクも撮影する場合、現場でOKカットを決めてしまえばキャプチャーの際、そのカットだけ取り込むことが出来るのでノンリニアの容量節約にもなるしキャプチャーの時間も短縮できる。
もっとも全て取り込んだとしてもテープのキャプチャーに比べれば何倍も早い。
もっとメリットを上げればテープのドロップアウトを気にせずほぼエラーフリーで記録ができ、使用回数においては、テープの場合数十回程度としても回数が増えるとドロップアウトの危険性も多くなるが固定メモリーの場合は数万回といった単位なのでほぼ無制限に使い回しができる。

HDDやブルーレイは固定メモリーより寿命は短いようだがテープの比ではない。
民生用でも AVC HDが今後主流になるようでHDVのようなテープフォーマットは消滅する可能性もなくはない。
業務用ではP2がXDCAM HDより優位にあるがSONYが今後どう動くか注目である。

2006年08月18日

シネガンマ

シネガンマ簡単に言うと暗部を持ち上げハイライトを押さえ込んで見た目のダイナミックレンジを広げる効果である。何もシネガンマなどといわずに一般の撮影にもこのようなモードを取り入れればいいのにと思う。遡ればビデオカメラはテレビ用に開発され当初は報道用に使われていた。今でもその名残りは強く肩乗せポータブルカメラをENG(electronic news gathering) と言っている。報道は事実を正確にわかり易く伝えるのが使命だからENGカメラのガンマはブラウン管上で実際の風景と同じような見え方で表現できるように作られている。しかも開発当初はカメラもテレビも解像度が低くかったので見た目の解像感を増すため輪郭強調がかなり強めに掛けられていた。デジタルテレビ時代になっても受像機のダイナミックレンジはそれほど広くなく映画フィルムには及ばなかった。そこで映画をテレビで上映するためダイナミックレンジを圧縮した。そのトーンに似させてビデオカメラで撮影時に設定したのがシネガンマだ。実はビデオカメラのCCDは受光時点ではかなりのダイナミックレンジを有していて旧来のENG用ガンマを通していたため暗部やハイライトが切り捨てられていたのだ。

白飛びせず黒潰れしない映像の方が好ましいと思うのになぜENGガンマが主流なのか。これはメーカーの開発者がENG出身だからではないかと勝手に想像する。もうそろそろENGから卒業してもいいのではないかと思うのだが。近年は家庭用でも業務用でも報道的リアル要求はほぼなくなったのでシネガンマというニーズが認識されてきたのだろう。むしろ「シネガンマ」といった特殊な表現よりスタンダードな表現として浸透して行っていいのではないかと私は思う。実際映画風な作品作りでなくとも白飛びや黒潰れを防ぐため積極的にこのダイナミックレンジ圧縮モードを使っている作品を見かける。実際はプロのカメラマンでもこのようなガンマやダイナミックレンジを意識的にコントロールして撮影しているカメラマンは少ない。

映画用デジタルムービーカメラでこのあたりを意識したガンマで14bit非圧縮、しかも撮像素子のダイナミックレンジを全て記録できるよう設定したものがある。記録したデータは編集前にカラコレなどで好みの画像に調整しないとそのままでは視聴できる映像にはならない。この作業をデジタル現像と呼んだりする。デジタルスチルカメラの分野では早くから行われていたがムービーではなかなか浸透しなかった。それはスチルでも現像のテクニックは難しいしコンピュータの負荷もそこそこかかるのだ。これをムービーの全てのカットに対してやろうと思えば相当の労力がいるだろうと想像はできる。

事象を記録するための撮影と全てを造り上げて撮影する分野では要求するカメラは自ずと違ってくる。ニュース、ドキュメンタリー、家庭の記録などはとにかく一発勝負だから綺麗により、まともに記録されることが優先される。一方映画やCMなど創造の世界を映像化する分野では露出やフォーカスなどは時間を掛けてじっくり決められる。さらに後処理でいろいろと加工していくので撮影時に全て決め込んで撮影するのでなく後処理も考慮しながら設定する。例えば最終的に暗いトーンの映像を作りたい場合でも撮影時にはノーマルで撮影しておいて後処理でトーンを調整した方が微調整がし易い。撮影時に暗すぎた場合後処理で持ち上げると汚くなってしまうのだ。

このようにカメラも利用目的ごとにいろいろな物が出てきた。
今使っているHVX200も従来のカメラからすると相当な多機能カメラである。
しかし要求はまだまだある。使いこなすための勉強も大変だがそれもまた楽しいのである。

2006年08月20日

カメラ・レコーダー分離型が主流に?

カメラ・レコーダー分離型が主流に?その昔、ビデオが出てきたときカメラとVTRは別筺体でそれぞれのオペレーターがいた。そのうちVTRが小型になりカメラマンが肩から担ぐようになり今では一体化されている。しかし一体化はENGの世界でワンマンオペレーションするには便利だが、映画、ドラマなどの制作ではむしろ不便なことが多い。なのでハイエンドの制作分野では分離型の製品が主流だ。

一方、小型のハンディカメラはもともとハンディということもあり分離型はない。ところが今のように記録フォーマットが乱立してくると、このレコーダーが使いたいのにカメラ性能が気に入らないといったことが出てくる。既にレコーダーはテープではなくハードディスクや半導体メモリに変わりつつありポケットに入るほど小型化されている。そうなればカメラとレコーダーを分離して接続の標準プロトコルを作ればそれぞれ別のメーカーで選ぶことができるのではないかと思った。携帯電話も番号ポータビリティが始まるわけだしビデオメーカーもそろそろ足並みをそろえてもいいのではないか。

ハンディタイプのハイビジョンカメラはsony、Panasonic、Victor、CanonがあるがパナソニックのP2以外はHDVである。しかし今後HDVもHDDで記録するようになってくるだろうしH.264が主流になってくると更に記録メディアが多様化してくる。キャノンがやっているようにカメラ出力をHD-SDIにするという方法がある。HD-SDIの入力を持ってH.264/AVC-INTRA記録できるP2カードのレコーダーが小さな弁当箱程度の大きさで発売されたら時代は変わってくるだろう。カメラはHD-SDIの出力さえ出来ればいいのだ。HD-SDIは同軸ケーブル一本で非圧縮映像、音声、タイムコードなどを伝送できる。まだコンバーターなど高価だが普及してくれば今のDVのような価格で出回るのではないだろうか。やはりカメラ出力は非圧縮でありたい。

2006年09月05日

なぜHDCAMだけ?

なぜHDCAMだけ?山陰のローカル3局ではHD素材の搬入をHDCAMとHDCAM SRに限定している。ところがこのCM搬入のための技術資料の付録にあるNAB技術基準ではその他にDVCPRO HDとHD-D5も入っているのだ。D5は今となっては新規に導入するところもないだろがDVCPRO HDはHDCAMより導入コストが低くCATV会社などは導入に積極的だ。クロマキーなどにも有利だったりと利用価値は高い。なぜDVCPRO HDが外されたのか疑問が残る。特にローカル局の場合低予算でCMを作らなくてはならず高価な機器の導入には慎重になる。

HDCAMは先日発表されたHDW-1800で3,465,000円が最低価格のものだ。DVCPRO HDはAJ-HD1400で2,835,000円で、これでも63万の差がある。AJ-HD1400はHD SDIのほかにIEEE1394が標準装備されておりDVCPRO HDの100Mbpsの素材を容易に入出力できる。HDCAMの場合はHD SDI入出力のビデオカードと非圧縮に対応したディスクアレイが必要になりノンリニア編集機もかなり高価になってしまう。放送局ではHDCAM SRにも対応させるため10,395,000円のVTRを導入している。このため他のデッキを購入するのをやめたのか…理由はわからない。

2006年09月12日

HDDフォトストレージ

ハイビジョンSONYからHDDフォトストレージ 「HDPS-L1」が35,000 円前後くらいで発売される。こんな商品を待っていた。デジカメで撮影した写真を何で見るか。まだまだプリントで見る人が多いようだが私の場合はデジカメになった時点から、いやフィルムスキャナーが出た当時から写真はパソコン画面で見ることにしている。20インチモニターだと同じ大きさのプリントをするとかなり高いものに付く。

保存もCD-ROMに入れられるしプリントに比べれば相当エコロジーだ。ところが20インチの大きさに満足できなくなってきた。なんとか50インチのプラズマや170インチプロジェクターで見たいと思いだしたのだ。
パソコンに取り込んだ画像をテレビに出力ということも考えたがNTSC では解像度が低い。PCのRGB出力しようとケーブルで繋いでみたが16:9の出力ができなかった。プロジェクターにメモリースティックスロットがあってこれにWXGAの画像を入れておくとスライドショーが楽しめた。しかしプロジェクターを階段の天井に取り付けたため入れ替えが出来なくなった。テレビやハイビジョンレコーダーにメモリースロットが付けられ写真が見られるものも出てきたが単独商品は珍しい。
HDDを内蔵しているのでちょっと価格が高いがメモリーから直接表示できてHDMI接続、デジタルズーム、スクロールがサクサクできるコントローラー付きだったら買うかも。

2006年09月18日

1035なのか?

ハイビジョン 1035なのか?今回地デジをチェックして大変なことに気づいてしまった。
今使っているプラズマは2002年製なのだが当時ハイビジョンといえばアナログMUSEかBSデジタルしかなかった。MUSEハイビジョンはNHKが提唱したもので走査線が1035本しかない。
そのため当時BSデジタルチューナーには1035本の MUSE専用ハイビジョンテレビ用の出力モードがついていた。今のデジタルハイビジョンはピクセルアスペクト1:1の1080本だから互換性がないのだ。で、何が変かと言うとこの手持ちのプラズマに最新のハイビジョンレコーダーから映像を出力すると上の部分が切れて見えるのだ。メーカーに問い合わせていないからはっきりした原因はわからないがPDPが1035と誤認識しているのではないか。1080を1035で表示すれば45ラインぶんはみ出してしまう計算になる。なんということだろう。

PDPの取り説には1035と1080をマニュアルで切り替えたり画像サイズを調整できたりする項目はない。ただマニュアルには1080にも対応すると書いてあるのだ。今までBSデジタルで縦長のハイビジョンを見ていたのか?それにしてもNHKはややこしいフォーマットを世に送り込んでしまったものだ。アナログハイビジョンは実用化試験放送放送のまま来年停波する…

その後、PDPのマニュアルとハイビジョンレコーダーのマニュアルを穴が開くほど見ていたが1035モードの切り替えは見つからなかった。ところがハイビジョンレコーダーに720pのモードがあるのに気がついた。1280×720 60pのモードである。1080iに比べると解像度が低くなるがPDPのパネルが720なのでPDPのデジタル回路でスケーリングするより最新のデジタル回路でスケーリングした方が画質がいい。しかもプログレッシブなのでちらつきがないというメリットも生まれる。というわけで720pにしたら上に伸びる現象がなくなった。しかし1080iでも正常に表示できるのが本来の機能なのでメーカーには問い合わせようと思っている。本日は祭日なので明日。。

2006年09月19日

続 1035?

ハイビジョン 続 1035?メーカーの答えが返ってきた。やはりディスプレイに問題があったのだ。
マニュアルには1035と1080に対応しているとはっきり書いてあるのにメーカーによると1035の固定になっているという。
「1080の信号を入れてもWIDEで映ると言う意味です。」とわけのわからない返答。
じゃ、上部がこれほどにも切れていても正常と考えるのかと聞くと「仕様ですから」と応える。
セイフティエリアに入っている時報の字幕が半分も切れるとなると放送局では放送事故扱いにもなりかねない。これを何も問題がないがごとく対応されたのだ。

で、1080に変更することはできるのかという問い合わせに修理扱いで有料で対応させてもらいますと。そのようにマニュアルに書いてあるのならまだしも1080に対応していると書いておきながらこの対応はちょっと信じられない。しかし切れたまま見ているのもどうかと思うので修理を頼んだ。納得いかん…
みなさんも古いハイビジョン機器をお持ちの方は気をつけてください。

2006年09月23日

デジタル一眼レフ

ハイビジョン デジタル一眼レフ前々から思っているのだがデジタルになっても一眼レフは光学ファインダーしかない。ローアングルやハイアングルで撮影しようとすればその位置まで自分の頭を持っていかなければならないのだ。

昨日CM素材撮影にデジカメを持ってあちこち移動しながら撮影して廻った。合成用背景なので地面を写し込みたかった。当然ワイド系でローアングルと言うことになる。あちこちでローアングル体勢をしたため今日は少し筋肉痛である。これが液晶モニターで撮影できれば地面を這い蹲ることはないのだ。こんなハイテク時代にデジタル一眼レフがこだわるのはどこにあるのだろうか。

2006年10月01日

地デジスタート!

ハイビジョン 地デジスタート!やっと始りました。ローカル局もHD制作の番組を流し出しました。やはりハイビジョンは綺麗です。SDのアップコンバートとは比較になりません。

ところで景気は良くなっているんでしょうか。バブル弾けてどん底まで行って、そこからじわじわ回復していったがあくまでも回復と言った程度で落ち込み加減が半端ではなかったようだ。この先もっと景気はよくなっていくのか…超零細プロダクションにとっても設備投資計画にも影響するだけに気になる。「がっちりマンデー」ではこれからどんどん景気が良くなるといっていた。早めの設備投資に走るか…

2006年10月07日

ローカル局完パケ納品

ハイビジョン ローカル局完パケ納品ローカル局といえば静止画のCMが流れるイメージがあるが従来このようなCMは紙媒体で作られた素材をTV局に持ち込みTV局ではそれをテレビカメラで撮影し局アナがコメントを読んで完パケとしていた。
デザインがほとんどパソコンで作られるようになったため昨年より紙媒体は廃止されMOでの搬入に限定された。動画でも15秒のうち一部を動画で渡し一部を静止画に差し替えるなど局側での加工もある程度対応してくれていたようだ。
ところがデジタル放送が始るということで2008年より局側での加工は受け付けないとの通達が来ているようだ。詳細はまだ把握していないが局アナにコメントを読んでもらうといったことも出来ないような…
これは代理店側の予算配分なのだが局アナに読んでもらうと外部のナレーターに依頼するよりその分は費用が浮くということなのだ。静止画 CMも映像プロダクションに撮影を依頼してCMを作るより格段に安くつく。

ローカルと言えども電波料はそれほど安いものではないのでCM制作費を安く抑えようということなのだが今まで静止画CMの制作費自体はスポンサーに対してサービスといった対応が多いようで電波料からの利益でまかなっている。こういった状況が長く続いたためCMプロダクションに制作を依頼するというのはスポンサーが要望した場合に限られるわけで代理店から動画CMの企画を持ち込むことはほとんど行われなかったようだ。
そんな中全てのCM素材は完パケでないと受け付けないということになれば我々製作側としては追い風なわけである。静止画であろうがどんなにローコストなCMでも外部のプロダクションを使って完パケにしないといけないということになる。
当方でも問題がないわけではない。今まで予算のないCMの場合、映像はこちらで作るのだがナレーションは局アナを使う場合があったのだ。テレビ局のアナウンサーに局のスタジオでお任せ録音してもらったMD素材を代理店経由で受け取りCMに組み込んでいた。これも出来なくなるとなると全てのCMは外部のナレーターに読んでもらわないといけなくなる(ぶっちゃけプロのナレーターに依頼すると低予算CMの場合ナレーション費用だけで全体の1/2にもなる場合があるのだ)。
局アナ感覚のおかかえナレーターを確保するべきか…検討中。特訓して自分で喋るか(笑)
そして2011年にはアナログベーカムなどの4:3SD素材も受け付けられなくなるのでHD化は避けて通れない。仕事量は増えるだろうが設備償却費とナレーター外注費をどのように制作費に乗せていくかが課題になりそうだ。

2006年10月20日

トーンカーブとコンプレッサー

ハイビジョン トーンカーブとコンプレッサーデジタル画像の色を調整するときトーンカーブをよく使う。横方向に入力、縦方向に出力を配して左下から右上に直線になると1:1の無変換になる。暗部と明部を変化させず中間調のトーンを変化させたりするのに使うのだが大雑把に調整するのがガンマカーブだったりする。
これとそっくりなのがオーディオで使うコンプ/リミッターである。
過大入力部分だけを押さえ込むのがリミッターで中間域を持ち上げて全体の音圧を上げるのがコンプレスだが回路がほぼ一緒なので明確な分類があるわけではないようだ。
こういった人工的な帯域圧縮などは日常茶飯事に行われているようで結果の画像や音を聴いただけではなかなかわからない部分でもある。
このようなデジタル処理をする場合入力が一般的な8bit(音の場合16bit)の分解能を持っていてもカーブの傾き加減によってはガタガタになってしまう場合が起こりうる。そのため後処理で大幅な処理が予想される素材は出来るだけビット数の高い収録をするわけだ。ビデオでは12bit、オーディオでは 24bitなどで記録できるレコーダーが存在するのはそのためである。24bitで録音して加工せず24bitで聞いてもそれを16bitと判別できる耳を持つ人は稀である。
トーンカーブ

2006年11月03日

手振れビデオで車酔い

ハイビジョン 手振れビデオで車酔いこんなニュースが出ていた。
大型スクリーンで学生の撮影した作品を見ていたらしいが気分が悪くなって病院に運び込まれたという。素人ビデオでなくとも手振れ映像はけっこう流れているから今後考査に基準が取り入れられるかもしれない。
CMなら短いから気分が悪くなるほどでもないだろうが家庭のテレビもどんどん大型化されてきているからこの問題は無視できない。
バラエティや旅番組のロケなどはほとんど手持ちだしバラエティの場合カメラワークがむちゃくちゃなものも多い。カメラマンはファインダーで見ているから気にならないだろうし現場のディレクターも小さなモニターで確認するだけだからそこまで気が回らない。編集オペレーターもせいぜい20インチ程度、こうなるとどこで大画面チェックしているのか気になるところではある。最近では編集室に大画面FDPが設置されているところもあるようだがその段階で撮り直しってことにはなかなかならない。
NHKの推奨するハイビジョンの視聴は50インチサイズで約2mの距離だという。この距離で見ると昔の映画や風景番組などは高精細な画質を堪能できる。しかしバラエティ、ニュースなどロケものの映像をこの距離で見ると確実に酔ってしまう。私の場合映画は2mくらい、それ以外は3m程度の距離で見ている。一般家庭のリビングではなかなかこういった使い分けは出来ないだろうから今後問題は広がるような気がする。

2006年11月10日

HDカメラのフォーカス合わせ

ハイビジョン HDカメラのフォーカス合わせHD小型カメラのフォーカス合わせは至難の業である。ビューファインダーはカラーで解像度不足、液晶モニターも解像度は低く見ながらマニュアルでフォーカス合わせするには不安が残る。ワンプッシュで拡大表示できるがなかなか面倒くさい。オートフォーカスのまま撮影するのはほぼ使い物にならないのでワンプッシュオートで一度合わせてマニュアルでと言った使い方もある。
いずれにしても撮影中にフル解像度でモニターできないわけだから常に不安が残るわけである。
スタジオ撮影の場合は大型モニターに映し出して確認すればいいのだがロケの場合大型モニターを持ち回るのは現実的でない。小型モニターでフォーカス専用モニターを傍に置き1:1ピクセルの表示が出来るとありがたい。フォーカスをあわせたいところにタッチセンサーで移動できる機能とか。
制作のための撮影は本来VEさんを同伴するべきなのだが低予算となるとなんでもワンマンでやらなくてはならない。最近のカメラは波形モニター機能も持っているしカメラマンはフレーミング以外にやることは多い。
映画のようにフォーカス、露出、音声が別の人だとどんなに楽だろうか。
おっと、ワンマンだと照明のことも…演出も?

2006年11月12日

ジウジアーロデザインのチェア

ジウジアーロデザインのチェアcontessaオカムラのコンテッサである。
体重の関係もあり座面の材質はしっかりしたものでないと長持ちしない。
今まで使っていた椅子はバブル絶頂期に調子こいて買ったUCHIDAのプレジデントチェアだ(当時定価¥500,000)。総革張りで座り心地は抜群なのだがいわゆる社長椅子なのでリフトしても座面があまり上がらずパソコン作業にはちょっと低い。
また十数年も使い続けてきたのでメカ部分が経ってきて5年ほど前にメーカーで修理してもらったのだがまた異音がするようになって来た。というわけで今回の買換えとなった。
このようなメカメカ多機能タイプの椅子は10年ほど前に外国製品で登場して20~30万で売られていた記憶がある。ただいろんなところが可動式になっているので耐久性はどうなのかと疑問があった。
実際に座ってみてもあちこちがガチガチと動き、遊びがあるのだ。そんなわけであまり興味も持っていなかったのだがいざ買うとなるとこのあたりが選択肢になってくるとは…
ただ当時は高いイメージがあったが最近バッタものなのか3~7万円で家具屋さんにそれもどきのデザインチェアが売られている。さすがにこれは数年で壊れそうなので却下。国産でしかもオフィスチェアでは有名なオカムラの製品なら安心だと言うことでこのコンテッサに落ち着いた。オカムラでジウジアーロデザインと言う割にはリーズナブルな価格帯だ。なんといってもデザインがいい。
これで仕事もはかどるというものだ(笑) 定価¥180,000

2006年11月14日

電源コンセントでLAN

ハイビジョン 電源コンセントでLANやっと日本でも許可が下り商品化が出来るようになった。
家庭内配線が省略できるだけだからPC同士というよりいろんな家電同士が通信しあうという目的に使うことになるだろう。しかしまたも互換性が確保されていない。
先行している海外でも3種類方式が出回っているらしい。ということはSONYのテレビと NECのパソコン、Panasonicのレコーダーが全く通信できないといった現象が起こりうるわけだ。
まったく日本の家電業界はプライドが高い。
ブルーレイ、HDDVDも結局物別れになり普及を妨げている。結局、総合家電メーカーが自社製品でまとめてもらおうと言うネットワークになりそうで業界が期待するほど普及しないと考えられる。
むしろこれから期待したいのは電力会社がインターネットに参入することである。既にどこの家庭でも引き込んである電力線がそのまま通信インフラになるとなればNTTより相当な競争力がある。
全く配線が必要ないわけだ。NTTの場合アナログ回線なら一般電話を引いている場合そのままADSLとして使えるがそこからの配線は新たに工事が必要だ。光にしようとすれば全てが新しい配線になり光のインフラのない地域には引きたくても無理なのだ。
電力線利用の場合これらが全て不用になる。パソコン買ってきて電源繋いで電力会社とインターネット契約するだけで配線も工事も全く必要なくなる。こんな便利なことはない。
どの部屋でも、外のコンセントでも使える訳だから。これで独占だったNTTも競争をせざるを得ないわけで安くなってくれることを願うばかりだ。

もう一つ、ADSLのインターネットを使うために固定電話を契約しているが、今は携帯電話が9割、IP電話1割程度の使用率で固定電話番号はFAXの受信のみに使っているだけだ。
はっきりいって固定電話は解約しても困らないしケーブルのインターネットに変えたほうが割安になる。
しかし今のところADSLの方がケーブルのインターネットより速いので使っているだけだ。電力線インターネットは最大200Mbps出るとも言われている。そんなサービスが出てきたら即契約なのだが。

2006年11月17日

InterBEE

ハイビジョン行った事はないが雑誌やネットで報告されるのを楽しみにしている。
大きな動きはなかったようだが細かな部分で目新しいものが出ているようだ。
そろそろ業務用モニターもフルHDパネルのものが出てきた。民生のテレビは各メーカー出揃ったのに業務用が遅れて出てくるのは不思議だ。カメラやVTRのフルHD化はまだまだ先のようだし…
パナソニックがP2がらみを本気で動き出したようだ。
しかしP2メモリーの価格はまだ据え置きで新しい圧縮効率の高いAVCHD Intraを出して繋ぐつもりなのか。メモリー価格が下がらないと普及は難しいように思うのだが…

SONYは相変わらずXDCAMを押し出しているようだが放送局が採用するとは思えない。35MbpsのMpegというのがかなりネックだ。この程度の画質ならHDVのままでいいのではと思えてしまう。とりあえずブルーレイディスクを使ったテープレスシステムを作ってみたかっただけかも?
ノンリニアは一向に新鮮なものが出てこない。これはやはり記録フォーマットに決定的なものが現れないからと言うのもあるかもしれない。編集ソフト自体ほぼ完成されているためベースとなるコーデックを何にするかで迷っているのだろう。そのうち非圧縮ベースのノンリニアが低価格で出てきて圧縮編集はどこへやらなんてことになるような気もする。
CineAltaの最上位機種は面白そうだ。
モーターショーに行ってコンセプトカーを見る感覚か(笑)
カメラ本体が1800万!ハイスピードにも対応しているらしいがバリカム同様60Pでの撮影が出来ると言うことのようだ。
HVX200にも同様の機能があるので試したことはあるがこのくらいのハイスピードでは使い道が少ない。
放送局はローカルもほぼHD化が終わりつつあり制作プロダクションも大手はすでに済んでいるようだ。
そろそろ来年はローコストHD機器に本腰入れて開発して欲しいと思う今日この頃である。

2006年11月19日

こんなものが出来たら

ハイビジョン家庭用AC100Vコンセントにインターネット情報を乗せることが出来るようになるんだったらついでにDCも流せるようになると便利だろう。

最近の小型電子機器はほとんどACアダプターで使うものが多くテーブルタップにACアダプターが収まらないのが現状だ。しかしDCも3V~24Vくらいまであらゆる種類があって電圧を相互変換するにはDC-DCコンバーターが必要になってくる。
このあたりもついでに標準化してAC/DC/ITコンセントを作ってはどうだろうか。

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2007年01月01日

2007年 元旦

ハイビジョン

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2007年 元旦

ハイビジョン

謹賀新年 今年もよろしくお願いします。
今年は当ブログやP100Projectをもっとにぎやかにしたいですね。

2007年01月06日

ブルー vs HD DVD

ハイビジョン ブルー vs HD DVD予想されたことではあるが全く普及しないし買う気も起こらない。
日本メーカーはわかっていても出来ないプライドがあるのだろうか。
ビジネスチャンスを逃してまでプライドを守ると言うのは歴史に残るのだろうか。
確かに生き残ったVHSは歴史に残った。しかし周りに与える影響は大きいわけでソフトを供給するメーカーやプレーヤーをライセンスで生産するメーカーは恐る恐るである。
そんな中、出るだろうと思っていた製品が出てきた。
BD/HD DVD両フォーマットに対応したプレーヤーが発表された。
同時にどちらのプレーヤーでも再生できるディスクも発表された。
どちらが先に普及するか微妙だが無駄な開発費用である。
どちらか一方が残っていればこんなものを作る必要はなかったわけだ。
もしかして中国あたりから第三のフォーマットが登場してくるのではないか…ま、最近はパッケージメディアを買うことがなくなったのでどうでもいいのだが。

2007年01月09日

ハイビジョンの次は3D?

ハイビジョン ハイビジョンの次は3D?海外では飽きもせず立体映像を再び展開しようとする動きがあるらしい。
劇場用のイメージがあるようだが映画がデジタル撮影、デジタル上映できるようになって3D化が容易になったことが要因のようだ。
フィルム時代では撮影は2カメラか特殊カメラでフィルムに分割記録。上映時にも2システム必要だったものがデジタルシステムだとレンズは二本必要なものの収録から上映まではシンプルな構成で出来ると言う。
しかし立体視の問題は解決しておらずステレオスコープによる立体視は見る人に疲労感を与える。
遊園地のアトラクションなどで上映する短編ものであれば問題ないがストーリーのある1時間以上のものは耐えられない。
はたして普及するのか疑問は残る。

立体映像を初めて見た時はワクワクしたものだ。自分でもやってみようと写真を使ったりビデオカメラ2台使ってやったこともある。
しかしあくまでも珍しいものを見るワクワク感でありハイビジョンが普及した今ではあまり感激が少ない。
要するにリアリティなのだ。
手に取るようにそこにある感じが不思議なのだ。
どんな不思議なテクニックも慣れてくると刺激ではなくなる。
2Dの先には3Dがあるというのはうなづけるがテクニックが古すぎてどうにもアメリカ人の考えが理解できない…

2007年01月11日

共通コーデック

ハイビジョン圧縮技術は日進月歩でDVDやデジタル放送で使われているmpeg2は最終形かと思われたが、最近ではH264 mpeg4がもてはやされているようだ。
しかし高画質にこしたことはないが、コーデックがころころ変わるというのはユーザーにとって実に不便なものだ。
昔、映像記録はテープでしかなかった。
このとき記録フォーマットというのはテープフォーマットごとに決められ簡単に記録フォーマットを変えることが出来なかった。
互換性を重視したためだ。実際にはベータフォーマットのテープ形状でも現在では多くのの記録方式がある。
ベータマックス、EDベータは消えたがベーカムオキサイド、ベーカムSP、デジタルベーカム、ベーカムSX、HDCAM、HDCAMSRなどである。
放送局ではまだアナログのベーカムが現役で稼動している。
ところがテープを使わずハードディスクやメモリに直接映像を記録したり、インターネットでも映像が配信できるようにもなり多くの映像フォーマットが登場してきてしまった。
インターネットで映像を送っても見る側が同じデコードソフトを持っていないと見ることが出来ない。
インターネットで手軽に無料のデコードソフトを手に入れられるようになったがこれは結構くせものでインストールすると特定のアプリケーションに不具合を起こすものも少なくない。
パソコンではウィンドウズが市場の大半を占めているため標準で付属してくるウィンドウズメディアプレーヤーが便利である。
ところがMACでは標準でないためややこしいことが起こる。
ここしばらくはウィンドウズメディアプレーヤーもバージョンが固定されているが新しいOSになったりバージョンが変わると古いマシンで再生できないといったことも出てくる。
このあたりは業界標準でも設定してもらって5年ごとにバージョンを変えていくとか決めて欲しいものである。
業務用コーデックはもっと難解でメーカーごとに全て違うし機種によっても画質や用途によって様々なコーデックが存在するのだ。

そのため異なる編集機に映像を持っていく場合はテープに落とすか非圧縮のデータにしなければならないという不便さがある。
このあたりは編集機メーカーが自社製品で全て揃えて欲しいという願望の表れなのだが統一されればユーザーにとっては非常にありがたい。
BSデジタル放送や地上デジタル放送の圧縮方式が統一されているようにこのような部分もぜひどこかが牽引して統一して欲しいものだ。

2007年01月30日

高画質のための余計なおせっかい

ハイビジョン 高画質のための余計なおせっかいパナソニックの新しいテレビはなんと120コマの映像表示が出来るという。
ビデオカメラでは60コマが最大だがそのコマの間を中割りして生成するという。

しかしシャッタースピードが1/60で撮影した素材の場合どうなるのか?
妙にブラーが長く付きまとうことになってしまうのではないか。
24コマのプログレッシブ映画まで120コマにしてしまうのだろうか。
ほとんどモーフィングみたいになってしまう。
もともと映画の24コマは経済的な理由と動きを最低限スムースに見せる妥協点だった。
コマ数をあげるに越したことはないと思えるのだが、最近の見方としてはコマ数が少ないことで見る人に創造させるという効果を狙っているようである。
確かに60コマ以上はリアルに見えすぎてニュースや生放送のように見えるが30コマや24コマだと何かの作品を見ているという感覚になる。

さすがに8mm時代の18コマは耐えられないが24コマが未だもてはやされるのはフィルムの経済性ではなく演出的な意図なのだ。
このテレビで24コマの作品が120コマになってしまったらどう見えるのだろう。
ある意味興味もあるが全く違う作品に見えてくるのは想像できる。

2007年02月03日

ビデオテープと光ディスク

ハイビジョン ビデオテープと光ディスク書き込みできるブルーレイディスクやHD DVDが¥1,500~¥3,000位で出回っているようだ。
考えてみれば光ディスクは容量が固定なので映像を15秒入れるのも60分入れるのも同じディスクを使うことになる。
ところがテープの場合例えばHDCAMで6分ものは¥1,800、120分が¥10,000と長さによって価格が違う。
ただ映像もデータにしてしまえば短いものであればCD-RやDVD-Rに収まるわけで容量によって使い分けるということが出来る。

映像納品はこれからどんな形態になっていくのか。
AVCHDはメディアを選ばないが配布だけを考えればやはりDVDか。
業務用の高画質になると長尺では光ディスクで間に合わなくなる。
HDDだとクラッシュのリスクがあるしメディア単価が高いため返してもらうことが前提になる。
それを考えるとまだテープが生き残る道はあるといえる。
HDCAM SR 124分テープ¥24,000、同容量のHDDだと372GBになり400GBのHDDは安いもので¥22,800…あれ?HDDの方が安いじゃん(笑)
しかしCMはそろそろDVD-Rにしてもいいんじゃないのかな?
HDCAM SR(400Mbps)の画質でも30秒で1.5GBにしかならない。
一枚¥100切ってるのでバックアップ兼ねて2枚組みで送れば安心だ。
こんな場所からでも叫び続けていればいつかは何かが変わる?かも。

2007年02月08日

家庭用ビデオカメラの行方

ハイビジョンNTSCがあまりに画質が悪かったので家庭用ビデオカメラがハイビジョンになっていきなり高画質になったというのが実感だ。
全てはデジタル処理になり、SD時代の技術も流用しながら価格はDVカメラとあまり変わらないというすごいことになっている。

記録メディアは乱立状態だが家庭用としてはあまり問題視されない。
しかし何十年かして古い映像を見ようと思ったとき再生できる環境がないという状況はありうる。現在8mmビデオがそうであるように。
これは仕方がないことかもしれない。ただ救われるのはmpeg4などのファイルで記録できるタイプはビデオデッキなど特有の機材を使わなくても汎用パソコンに記録でき、コピーによる劣化もないのでほぼ永久保存が出来る。
コーデックもどんどん新しいものが出てくるが古いコーデックに汎用性がなくなれば新しいコーデックに書き換えて保存すればいい。
多少の画質劣化は生じるが後発のコーデックのほうが数倍高画質のはずなので気にするほどのことではない。
まだコンシューマの世界でユーザーはそこまで要求していないだろうが、今後プロフェッショナル映像のアーカイブはこういった方向になっていくだろう。

2007年02月22日

シネアルタRGB4:4:4

ハイビジョン シネアルタRGB4:4:4やっとSONYが本気を出してきたかといった意気込みの新製品だ。
バリアブルフレームレート、1080/60Pハイスピード、RGB4:4:4記録、ENGスタイルからやっと脱却したシネスタイルボディ。

シネアルタ
でも何かが足らない。なんとまたテープ記録なのだ。
HDCAM SR。このテープは今はなきベータマックスの規格を未だ踏襲しているものだ。ベータを捨てきれないSONYの苦悩…なのか。

パナソニックがこれを超えるためにはAVC-IntraにRGB4:4:4を搭載し1080/60Pを超える1080/120Pと行きたいところだ。

2007年02月23日

RGBレコーダー

ハイビジョン RGBレコーダーコンピュータは全てRGBなのにビデオ信号は輝度と色を分離させて色情報を半分以下に減らしている。
これはテレビ放送の電波に乗せたりテープレコーダーへの記録をするため情報量を減らすしかなかったからだ。
今ではデジタル圧縮できるのであえて色信号を減らす必要もないのだが人間の視覚は輝度解像度に対して色は認識が甘いらしい。
そんなわけで家でテレビを見ている分には色解像度が低いな、などと感じることはない。

近年デジタル編集時代に入り合成をしたりカラーコレクションをしたりして撮影素材を大幅に加工することが容易に出来るようになった。
こうなるとENGのように撮ってきたものを切って繋いで放送するだけの素材とちがって充分な情報量を持ったままカメラの情報を記録したくなる。
映画やCMの分野では35mmフィルムで撮影して一コマずつスキャンしてRGBデータにするものもある。
しかしこれはかなり特殊な機械なのでコストがかってしまうのだ。
ハイビジョンカメラは撮像素子の段階では1920×1080ピクセルでRGBアナログ信号を持っている。
今までレコーダーがそれに対応したものがなかったため1440にしたり4:2:2に情報を削減して記録していただけなのだ。
しかし削減したといえども1.5Gbpsもの情報量になり、RGBだと2Gbpsを超える。
この情報を非圧縮で扱うには現状膨大なHDDをレイドにする必要があり現実的でない。
そこでデジタル圧縮が出てくるのだがアルゴリズムによっては色情報を犠牲にするものも少なくない。
なるべくRGBの情報を損なわない形の圧縮でメディアに記録できれば理想である。

ただこういったニーズはかなり特殊分野でしかないので低価格なパーツで構成した機材が出来たとしても販売価格は相当高いものになってしまうだろう。
意外に民生機でHDMI/RGB/AVCHDレコーダーなんてものが出てくるかもしれない。

2007年02月26日

CMの音

オンエアーのCMを見ていると自分の作ったものがおとなしく聞こえるものがある。音量が低いのか音質に問題があるのかいろいろ悩んでいた。
そこでナショナルスポンサーのCMは素材時点でどのくらい違うのか調べてみた。
ACCの情報で0(ゼロ)VUを超えた素材が多いと書いてあったのでどの程度のものかと思っていたが実際の素材を測定してみてびっくりした。
先日精度の高いVUメーターユニットを購入したのだがメーターには+3dBまでしかメモリはない。
1khzを0VUに合わせて流してみると+3dBを振り切れる場面が多いのだ。
このときベーカムのVUメーターは見た目2倍くらいの振れ方をしている。
ベーカムのメーターではレベルを監視することは出来ないようだ。

そこで波形を見てみた。放送機器のヘッドマージンは20dBということだが最大のピークレベルはなんと-3dBになっていた。
しかし驚いている場合ではないのだ。放送時に同じように聞こえるためには同じレベルで録音しないとだめなわけで、ある意味ナショナルスポンサーの音量が基準になるわけだ。

ACCでは0VU厳守となっているらしいが全く守られていないのが現状らしい。
ただあまり上げすぎると放送時にリミッターに引っかかってしまう。極端なリミッターがかかると音量がフワフワした、つまった音に聞こえ不快感を覚える。
それを聞いていたからあまり上げるのが怖かったのだが基準がわかれば少なくともそれに合わせれば問題はないはずだ。

VUレベルとピークのバランスが難しい。ピーク成分が多いとリミッターにひっかかる。コンプリミッターをかけるとピークを抑えて音圧を上げることができるが音の広がりがなくなる感じがする。
このあたりのせめぎあいなのか…難しいテーマである。

2007年03月12日

地デジ、データ放送は何処へ


つい最近までメーカーのお偉いさんは地デジの売りは高画質とデータ放送だと言い張っていた。実は消費者が高画質にあまり飛びつかないと考えているらしい。しかしデータ放送の方がもっとつまらないわけでニュースや天気予報だけのために割高なチューナーを買うのかという疑問もわいてくる。
というのも最近のベンチャーメーカーでは地デジチューナーからデータ放送機能を外しているのだ。当初大手国内メーカーは話し合って地デジテレビには全てデータ放送機能を付けるといったことをやっていたような記憶がある。

地デジの双方向通信やデータ放送はインターネットに比べて情報量も少ないしレスポンスも非常に悪い。最近では専用のサイトを用意してテレビでインターネットを検索できるモデルも増えてきた。もうデータ放送は過去のものになってしまったようだ。
むしろデータ放送のエリアは別のものに有効利用したほうがいいのではないかと思うが早々とそんなことをするとまた文句が出るだろう。むしろEPGの機能をもっと強化して欲しい。

そんなわけで自分もデータ放送はほとんど見ていない。というか今使っているパナソニックの地デジHDDレコーダーはデータ放送のボタンがいちいち蓋を開けなければ押せないのだ。WOWOWを見ているときに番組の詳細を見たいときたまに見ていたがこのレコーダーになって使わなくなってしまった。しかもこのレコーダー、録画容量を増やすためデータ放送領域は録画されないのだ。
SONYのレコーダーはデータ放送ごと録画していたので再生中でもその映画の解説などのデータを見ることが出来たのだが。
データ放送を見ている人はいるのか?
開始当初からこうなることは予想していたが、インターネットの進化はメーカーの思惑を遥かに超えたスピードで展開したようである。

2007年03月13日

新しいデジカメ

久々のコンパクトデジカメである。
一つ前のデジカメが200万画素だからいかに間が開いていたかがわかる。
最近はもっぱら600万画素のデジタル一眼で撮影していた。
なぜ今更コンパクトカメラかというと手振れ補正が欲しかったからだ。スタジオでスナップを撮ると半分くらいブレてしまうのだ。ストロボをたくとべたっとした写真になるのでいやなのだ。かといってスナップなのにスタジオライトを全開という訳にも行かない。

そこで手振れ補正、高感度低ノイズ、フェイスキャッチで人物の露出、ピントがぴったりと最先端コンパクトデジカメが欲しくなったのだ。
一眼デジカメだと撮影される側も構えてしまうがコンパクトだと自然な表情が撮れる。
Canon IXY900ISを購入した。Panasonicにしようと思っていたのだが店頭では在庫切れだった。
早速テスト撮影したが手振れ補正効果は絶大だった。こんなに暗いのにと思わせるシーンでもしっかりホールドして撮影すればぴたっと止まって写っている。
顔の追っかけ機能もすごい。テレビ画面を狙って見いてるとカットが変わっても素早く認識して追いかける。肌色でも顔でなければ無視する。やはりデジタル機器は新しいほど性能がいい。かといって毎年買い換えるのもなんだかなぁ。
ということで今回のコンパクトデジカメは5年ぶりくらいでしょうか。

2007年03月15日

デジタルテレビ対応?

母屋のリビングには32インチブラウン管ワイドテレビがある。5年位前になるだろうか、テレビの映りが悪くなり買い換えることにしたのだがどうせ買うなら将来のデジタル放送対応にしておこうと考えた。しかし当時デジタルチューナー内蔵のものは売っていなかった。後で外付けチューナーを付ければ内臓と同じ操作性になりますとの説明で購入したが今となってはそんな専用チューナー売ってるのか?って感じだ。あっても当時の値段で高いものになっている可能性もある。

地デジチューナーは発売当初10万以上していた。今は2万程度だ。
そんな風に「将来こういった放送やシステムに変わるから今ならこれを」と言われて買ったものにその通り使ったためしがない。
その昔、テレビがステレオ放送になると言われて対応テレビを買った。しかしステレオ放送はその後10年くらいかかった。ローカルだから余計遅いのだ。
そんなこともあってハイビジョンではないワイドテレビというのは買ったことがない。
しかしデジタルテレビ対応テレビは失敗だった(笑)
買うときの状況に合わせたセットがいいようだ。次期システムを望むならそのシステムが始まって価格が安定したころに買うのがいい。
ただ、アタラシ物好きは待っていられないという大きな問題も…(笑)

2007年03月16日

絞りと解像度

スタジオライトを増設していったらHVX200でF8程度の明るさになった。昔、35mmフィルムカメラの撮影本で読んだのは開放絞りは収差の関係で画質が悪くなるので出来るだけ絞った方がシャープに写るということだった。
ところが最近の撮影事情は違うようだ。CCDは1/3で35mmに比べると相当小さい。
それに比例して絞りの直径も小さくなっているわけでこのことにより小絞りによる光の回折効果が強まり画像が劣化するというのだ。
では開放絞りの方がいいのかというとそうでもないらしい。ただ35mm用レンズに比べれば同じ明るさのレンズは小口径で済むため収差などは少なくなる。

HVX200の開放はF1.6だが最適な絞りはF4あたりがいいらしい。
ではスタジオでのF8の明るさをどうするか。
普通のスタジオなら照明でコントロールも出来るだろうが当方のスタジオはFLなので調光が出来ない、スペースが限られているので距離も離せない、ディフィーズとかNDもあるがFLは発行面が大きいためコントロールが難しい。

簡単に出来るのはカメラのコントロールだがシャッター速度を上げると動きが不自然になるのでNDフィルターを入れることにした。カメラ内臓のNDは1/8と1/16なのでF8がいきなりF2.8までいってしまう。仕方がないのでレンズに取り付けるフィルターND2とND4をネットで注文した。このDN4でF4になる。
しかし明るすぎるため画質が落ちるというのもなんだかなぁって感じだ。

2007年03月27日

モニタリングも音場補正

ローランドから こんな製品が出ていた。
デジタルミキサーでありながら低価格でコンパクトな設計だ。
なによりも斬新なのが音場自動補正機能があることだ。ミキシングに使うモニタースピーカーといえば周波数特性がフラットなものを使うのだが実際のモニタリング環境によっては耳に到達するまでにかなり周波数が乱れてくる。

これはスタジオ環境によるものでプロ用のスタジオでもアナライザーを使いながら反射吸音特性などを調整するのはかなり高度な技術である。しかし一般のホームスタジオではそのような測定器を用意することも難しいし音響調整部材を調達したり改装することはほぼ不可能に近い。
それをアクティブにグラフィックイコライザーで調整しようというものだ。残響特性など全ての補正が出来るものではないが周波数バランスがある程度フラットに聞こえるというのはモニタリングにとって必要不可欠のことである。

しかもデジタル処理でオーディオインターフェースとしても使える。コンプレッサーなどのイフェクトも内蔵しておりクォリティ次第ではかなり使えそうな機材である。

2007年03月29日

映画を120フレームに?

大型画面は液晶全盛になってきたが映画をしっとりと鑑賞するにはプラズマの方がいい。
液晶は暗いところで見るとバックライトがきついため暗部が浮いてしまうのだ。
そしてなによりも残像が気になる。ところが最近液晶テレビを120フレームで駆動させようという動きが各メーカーで出てきた。
パソコンのモニターでもリフレッシュレートを120Hzにするものは以前からあったので特に問題はないのだが、問題なのはフレーム補完をするという部分なのだ。
SD画質をアップコンバートしてHDにリサイズする場合にもピクセル補完は行われている。しかしこれはそれほどオリジナルと変わることはない。
時間軸補完となると全く新たなフレームを生成することになるのだ。スポーツ番組なんかに適応するのならまぁ許せるが映画にも使うというのは著作権的に問題なのではないか。
ただでさえ60コマで撮影すると動きが滑らか過ぎてナマっぽく見えてしまうのだ。
映画は24コマのカタカタ感があの味を出しているのだ。

この24コマ、テレビで見る場合妙な見え方をしているのを知らずに見ている場合が多い。テレビは30フレーム60フィールドなので24コマを表示する場合2-3プルダウンという操作を行う。すると一コマずつの表示時間に二種類が混在しカタカタではなくカクカクした動きに見えてしまうのだ。特に横パンなどの動きに対しては引っかかりを感じる場合がある。これを解消するために最近のデジタルテレビはプログレッシブ対応になってきた。

プログレッシブ表示とは60フィールドに変換してカクカク表示するのではなく一旦2-3プルダウンされた画像から1/24のフレームを取り出しテレビの表示方式とは異なる24pで表示しなおすという優れもので映画館で見るカタカタ感と同じになるというわけだ。

テレビメーカーもそこまでやっておきながら24コマを強制的に120コマに作り直して滑らかな映像をお楽しみくださいというのはどうなんだろう。
この補完技術、ベースは昔懐かしいモーフィングである。これを応用し動画を自動認識させフレーム間の中割をさせるものである。最近ではアフターイフェクトのタイムワープにも採用され擬似スローモーションを作るのに役立っている。

しかしこの機能、万能ではない。AフレームとBフレームを比較した場合何かに隠れだ部分がある場合異常なボケを発生させてしまうのだ。ビデオ素材のような60コマであれば元が細かいのでいいが24コマの映画ではフレーム間の変化が激しい。アニメなどはもってのほかだ。マジでこのような機能を映画用にと勧めるメーカーに疑問を感じる。

2007年04月11日

MAC食わず嫌い?

ハンバーガーではない。
90年代、まだMACが相当高かった頃数台使っていた。その当時グラフィック分野ではWINより強かったのだ。
3DCGはUNIXを使っていたのでそのサブシステムとして2D処理に使っていた。UNIXに2Dのソフトや周辺機器を入れるととんでもなく高くついた。
そのうち3DCGがWINに乗るようになって2DもWINでやるようになった。そうなるとMACとWINはネットワークに繋がらないため使わなくなった。
その後もMAC vs WINの戦いは激しくなるばかりで相容れない体質は変わらなかったため新たに導入することはなかった。しかし業界では生き残っていたわけでDTP分野とノンリニア編集に食い込んでいる。
DTPではほぼ100%といっていいほどの浸透で今後も崩れることはなさそうだ。

ノンリニアに関しては一時期AVIDのメディアコンポーザーがMACをプラットホームにしていたのとビデオ編集オペレーターがコンピューターに疎かったということでMACのユーザーインターフェースが好意的に受け入れられ広まっていった。
最近のAppleといえばiPodだったりするがプロ向け映像編集にも力を入れているようだ。ただちょっと中途半端なポジションではあるが…

そんなわけでいつまでも食わず嫌いというのもなんなんでハイビジョンCMもまだ浸透しそうにないし価格も下がってきたMACをリハビリで導入してみてもいいかなと悪魔が囁いた。とはいえ問題はアプリケーションなわけでAllpeは独自路線を突っ走っている。そのためもともとAppleベースだったAdobeまでがWINに鞍替えしてMAC用はバージョンが遅れるといった現象が起こっている。
MACを使うのならFCPとSHAKEとなるのか。ビデオカードをどうするか…軽く触るのならノートもいいかも…ちょっと考えてみよう。

2007年04月23日

CM観察

やっと完成したマルチディスプレイでメイン画面7:マルチ画面3くらいの割合でチラ見しておりました。意外に大画面を凝視しているより目の疲労は少ないような気が…気のせいかもしれないが。
ハイビジョンCMが僅かに増えているようで、今までは大手家電メーカー、セキスイくらいだったのが資生堂、100万ボルトなどもHDで流していた。
そしてローカルCMもHDが既に見られる。4月ということもあるがローカルCMが少なくなったということで番宣や公共広告がかなり目立ってる。
気になったのはハイビジョンCMはなんとなく間延びした感じがするということだ。面積が広く密度が高いのに従来と同じようなレイアウトにしているせいなのだろう。

ハイビジョンだと単純に情報量は6倍になるわけで大画面で見れば雑誌1ページ分くらいの情報も認識できる。読む時間を考えると15秒では伝わらないが。
そう考えるとハイビジョンCMは30秒以上はいるかもしれない。完全にハイビジョンに移行した頃にはCMの形態も変わっているかもしれない。

2007年05月07日

違いがわかる男

カッコつけて言ってる訳ではないが昔わからなかった違いもその分野で長年やっていると微妙な違いがわかるようになるということだ。
レンズの違い。若かりし頃カメラ小僧のように一眼レフを持ちまわっていろんなものを写していた。画角が変わるのが面白く交換レンズもいろいろ持っていた。しかし高価なレンズと安いレンズの画質差がわからなかった。雑誌なんかには評論家がいろいろ書き連ねていたが本当に違うのか?と。
しかし最近ではその違いが顕著にわかるようになって来た。ハイビジョンになるとどんなビデオカメラでどの程度のレンズで撮っているのかなどなんとなくわかる。

音に関してもつい近年まで違いには気がつかなかった。違いがわかるといってもハイファイオーディオのような繊細な違いは全く区別が付かない。あくまでも周波数バランスとか歪がどうのという程度なのだが。それなりに気にして詳しく観察するとどんな分野でも微妙な違いがわかってくるもののようだ。コーヒーやビールの味が違うように。気にしない人にはみんな同じなのだ。

2007年05月09日

気になっていた椅子ゲット

家具屋さんで見つけたのだが一度は買うのを諦めた。というのもこういう家具は買ってしまってから邪魔だと思ってもなかなか処分できないからだ。
で、半年位してからまた気になって覗いてみた。するとなくなっていた。ないと欲しくなるのが人情。かといって注文する気もないので惜しいことしたなぁとすぐに諦める。
たまたま別件でまたおなじ家具屋に行ったらなんとまた置いてあるじゃないですか。
これは買うしかないでしょうということでお持ち帰りしようと思ったが我愛車COPENには乗るはずもない。一度帰って別の車に乗り換え持ち帰ったわけです。
写真ではわかりにくいですが白い合成皮革で出来ていて座り心地は硬いのですがなかなかフィットします。なによりもデザインがいい。などと大げさに書き連ねてますが¥10,000の椅子です。中国製です。細部の造りはそれほどいいものじゃないです(笑)

VIPではないお客さん用です…

2007年05月11日

安物は壊れ安いのか

まだ買って間もない7インチテレビ群なのだが届いたその日に1台のACアダプターがクラッシュ、そして今日一台の本体が映像表示できなくなった。
こんな短期間に壊れたのは初めてだ。初期不良ならともかく一ヶ月以内にACアダプターと本体まで壊れるなんて。
やはり安すぎるとは思った。この先まだ壊れる可能性はあるのだろうか。6台まとめて買っておいてよかった。実際使いたいのは民放3局分だけだからね。

2007年05月14日

業界人ネットワーク

大阪ではCM関係の人材は沢山いた。CG担当者としてオールスタッフやPPMに参加するとプロデューサー、アシスタントプロデューサー、監督、アシスタントディレクター、カメラマン、VE、照明技師、エディター、音声技術、作曲者、特機、美術、キャスティングディレクター、スタイリスト…PD、AD以外はフリーか専門プロダクションのスタッフだ。
地元ではフリースタッフはほとんどいない。もちろんCMを専門としているスタッフも少ないわけでチームを構成するのがなかなか難しい。

今までちょっと演出の入った実写CMは大阪に発注していたようで人材が育っていないのだ。それよりも大きな問題は予算なのだが。低予算でやるにはまず少人数のスタッフでやるしかない。機材も高価な機材は使えない。ということになると一人当たりの担当業務が増えるわけでマルチな人材が求められる。ハリウッド映画界のように私は照明のスタンドしか運びませんといった人材は使えない。

プロプロダクション、プロダクション、ポストプロダクションを通しても数人でやらないと採算が取れないというわけだ。多才な人であれば営業、企画、撮影、演出、編集を一人でやってしまう人もいる。しかも機材は自分で所有して。さすがに私はそんなに多才ではないしそこまで頑張る気力がない。せいぜいワンルームで完結できる撮影と編集くらいなものである。ロケをするとなると機材運搬だけでもうんざりしてしまう(笑)さらに撮り直しができないプレッシャーに弱い。
そんなこんなで外部スタッフを探したりはするものの経験者が少ないのとフリーでやるには仕事量が少なすぎるためなかなか見つからないのが現状である。

2007年05月17日

デジカメ写真をテレビ観賞

昔はデジカメで撮った写真はプリントするかパソコンの画面で鑑賞するくらいだった。ビデオ出力も持っていたがデジカメのクォリティから言うと鑑賞というレベルではない。
パソコンで鑑賞の場合1280×1024ピクセルで20インチくらいだ。画素にして130万画素。A4にプリントして見るよりは安上がりだが20インチ130万画素ではちょっと物足りなかった。
最近の機種ではテレビはフルHDになりHDMI接続でデジカメの画像をダイレクトにデジタル表示できるようになった。フルHDの場合1920×1080ピクセルで200万画素、テレビも液晶やプラズマだと40インチや50インチが当たり前になってきた。こうなると充分鑑賞に耐えられるというものだ。ところがデジカメは縦位置でも撮影できる。横長のハイビジョンテレビに縦位置の写真を表示すると面積は1/3程度になってしまうのだ。
再生機器にズームやパンニング機能があれば何とかなるのだが今のところそのような民生機は見当たらない。

今やコンパクトデジカメでも600万〜1000万画素くらいは当たり前になってしまった。200万画素しかないフルHDテレビに表示するならぜひともズーム、パン機能は欲しいところである。さらにスライドショーなる機能も付いているのだがこれがまた中途半端。確かにスライドの場合次の写真に切り替わるとき黒に落ちるのだがデジタル処理をしているのだからオーバーラップくらいはして欲しいものだ。本格的なデジカメ写真のビューアーが発売されるのを期待したい。
アフターイフェクトで編集してブルーレイディスクに焼き付けてHDMIで鑑賞…そんな面倒臭い事は趣味じゃないです。

と思って商品検索していたらありました。SONYから。
HDMI接続じゃないけどなかなか良さそう。

2007年05月18日

脳トレ

今ばやりのゲーム式脳トレは苦手である。おもちゃ屋さんの店頭でちょこっとやったら脳年齢60才だった。年金を貰うにはまだ5年足りない…
まぁ確かにああいう反射神経を使うようなトレーニングをやっていれば脳は活発に動くだろうが疲れるだけで本当に脳にいいのかちょっと疑問は残る。
私の脳トレは毎日書くこのコラムだ。ある程度続いてしまうとサボるのが罪悪に感じてしまうから不思議だ。結局ネタ探しのためにいろいろ妄想したり資料を紐解いたりする。
日頃ああしたいこうしたいと思っている時はすぐにすらすら文章になるのだが刺激もなくダラーと過ごしている時は全く何も浮かばない。

ちょっと前だが思いつくときにネタ集でもとテーマだけメモって置いたことがあったが一日でも置いてしまうと古いネタで話題をを広げる気がしなくなる変な癖がある。なので思いつかないときでもとりあえずエディターを広げてしばらく瞑想している。
するともやっとなんかが出てくるものだ。それについていろいろ広げているとそのネタがつまらなくなり消すこともよくある。まぁ誰に文句言われるわけでもないので放置する場合もあるが(笑)
考えながら書くので何度も読み返すこともしばしば。何十年もパソコンやっているが未だにブラインドタッチが出来ない。しかもカナ入力なのだ。

2007年05月23日

本日スタジオ撮影

久しぶりのスタジオ撮影になる。
ローカルCMの場合出演者が少ないため実写素材というと店の様子とか外観といったロケ撮影がほとんどになる。今回は東京からタレントさんを呼んでの撮影なので非常に緊張する。出演者、クライアント、代理店、制作、メイク、スチルカメラマン…総勢12名がスタジオに入ることになる。撮影自体はクロマキーベースでそれほどややこしい設定はない。照明もほとんど移動することもないので短時間で終わりそうだが一応10:00〜15:00までとってある。食事は近所のレストランが定休日だったので弁当である。スタジオ内で12人食事できるスペースもないので母屋のリビングを開放。
駐車場もいつもは数台なので周辺に置いてもらっているが今回はあちこちから来られるようなので近場の駐車場を一日だけ数台分借りることに。田舎とはいえ路上にあちこち止めると近所迷惑になる。
こんな撮影が月に数回でもあれば駐車場付きのスタジオを建設するのだが… たぶんありえない(笑)

2007年05月25日

高齢化社会

「55年には全人口の40%が高齢者である前例のない高齢社会となる見込み」らしい。
サラリーマンは定年まで会社にしがみついて退職金貰って年金貰って定年後は悠々自適…こんなことが当たり前と思われていた。
年功序列が崩壊して年金が怪しくなって退職金は減り熟年離婚で予定していた年金や退職金が半分になり財産もごそっと持っていかれる…
こんな悲劇も聞かれるようになって来た。

安定した人生などあるはずはない。
死ぬまで頑張らねばならないのだ。
特に自由気ままに歩んでいるフリークリエイターはいつ仕事が切れるかわからないという危機感を常に感じながら日々を過ごしているわけだ。
歳をとっても仕事が出来る環境を自ら作っていく必要がある。行政や企業が助けてくれるものではない。
歳をとっていくといろいろ衰える部分も多いが経験がものを言う分野も多々ある。
そういった老後の生き方も考えながら今の市場と照らし合わせて仕事の方向性を探っていく。時代の動きは激しく、特に映像や通信など先端分野では最新情報から目が離せない。

なんとなく生きるのもいいが死ぬまで突っ走るのもありかなと。生活の中に刺激がなくなると精神的に死んでしまいそうだから…
フリーランスに老後はない

2007年06月02日

ケータイ・PDA・通信端末

要するに携帯端末なのだが光ファイバー並みの通信速度で固定通信費用、PDAと携帯電話を融合させたビジネス向け携帯端末がauからも出てくるという。
これは田舎モンとしては非常にありがたい。都会では無線LANやPHS、光なんかは当たり前なのだがインフラのコスト回収が難しいローカルエリアはほとんど普及することがない。
しかし既にエリア拡大した携帯電話網を使って高速通信が出来るということはNTTの光ファイバーを待つまでもなくスタジオのPCに繋いで高速通信ができるということになる。

光ファイバー並みの速度とは発表されているがアップロード速度はどうなんだろう。あくまでもダウンロードだけという懸念もある。電波状態によって実行速度がどうなのかという疑問も残る。スタジオは平均するとアンテナ二本くらいしか立たないのだ。
また、全国一斉サービスなのかエリア限定なのか… 期待も膨らむが不安要素も多い。 通信料金は高くてもいい。速ければ。むしろ高い方が一般ユーザーが無駄な通信に使わないので混雑しなくていいのだが… わがまま。

2007年06月11日

照明でお遊び

ブルーの蛍光灯を取り付けてみた。
プラズマの後に電球型のブルー蛍光灯を付けていたのだがそれに加えて天井に20Wのブルー蛍光灯を2本、間接照明として付けた。夏モードというか南極のような涼しさを感じるので冷房温度を1度くらいは上げられるか?エコである。
このブルーの照明を長時間見てからパソコンの画面を見ると白が黄色っぽく見えてしまう。人間のホワイトバランスがずれているのだ。
ホワイトバランスがずれることで精神状態にも影響を与えているのかもしれない。
この照明で環境音楽なんかを聴いていると完全に現実逃避できてしまう(笑)

2007年06月14日

年金問題

あまり社会派ネタを取り上げないのだが、なんともニュースを見ていると不安を煽られる。
こう見えてもサラリーマン時代はそこそこあり厚生年金支払い時にはかなりの金額を支払っていた。
こんなことなら年金なんて払わずに貯金して置けばよかったなんて後の祭りだ。
とはいえ年金もらえるのは65才、そのころには70才に引き伸ばされているかもしれない。
そこまで生きているのか。とりあえず重大な病気もせず生き残っていたら仕事を続けていかなくてはならない。その点、サラリーマンと違ってずっと自力で生きてきたので何とかなるのではないかと多少の自信もあったり。
とはいえ今のままの継続で行っているとは思えない。要するに飽き性なのだ。

歳を取ってからの事後とのやり方というのも考えておく必要がある。目が見えなくなる、感覚が古くなる、発注者との年齢差が大きくなる…など。
欲もなくなってくるから稼ぎは少なくて済むのだがボランティアというわけには行かない。お金を貰えるだけの価値のある仕事をしなければ生きていけないのだ。
貯金や長期ローン、株なんてのもあてにはならない。世の中の変化が早すぎるのだ。
そんなことも考えながら10年、20年と長期計画を立てていく。

2007年06月15日

タイムシェアリング

人間の思考は基本的にはシングルプロセッサだ。大脳以外の処理はマルチで動いているようだが一つのことしか考えられない。
仕事をする時は更にシンプルで目で情報を収集ながら手足を動かしそれをまた目で見て制御していく。同時に異なる作業を右手と左手にさせることは不可能ではないが意味の異なることを自立的にさせることは不可能だ。ということで仕事を始めると一つのことに集中するのだが終わるまで一つのことしかしないというのではたくさん仕事が重なった場合なかなか終わらない。そこでまず大脳の思考をマルチタスクさせるわけだがシングルプロセッサなので同時処理が出来ない。コンピュータでは古いやり方だがタイムシェアリングを試みる。

脳内のメモリーは常駐しているので早いスイッチングで別々のメモリーを取り出し切り替えながら進行処理していく。ただ頻繁にこれを行うと入出力部分の目が先に疲労してくる。あまり速いスイッチングでは疲労が大きいので分単位とする。わかり易く説明すると一つの仕事に集中しているようでも時々他の仕事のスケジュール、段取りを取り出し優先順位を確認しているのだ。このとき脳のキャッシュメモリーで処理しきれない場合パソコンのスケジュールやデータに頼る。タスクの途中に修正や変更の連絡が入ると即座に優先順位の並べ替えが行われ急ぎや仕事のボリュームの大きい仕事に切り替える。
一つの仕事がタイムシェアリングによってブツ切れになってしまうのだがこのコントロールが難しい。そこで完成レベルを段階的に設定しておく。クリエイティブな仕事に完成はないといっていい。なので物理的に完成といえる段階を設定するのだ。そこを超えてクォリティを追求する場合は時間と予算を考慮する。

思考のタイムシェアリングタイマーは分単位だが体を動かすタスクの場合は時間単位がブロックとなる。およそのプロジェクトは2〜3時間で7〜8割完成させてしまうので作業内容を3種類くらいに分けておけばそのブロックで切り替えることが出来るわけだ。
素材の作成準備・本編集・微調整といった感じだ。仕事内容によって分類は変わる。
こんなことを書いていると論理的に仕事をしているようだがこれはあくまでも妄想である(笑)実際の仕事を分析するとこんなことをやっているかもしれないと…

私の性格上、締め切りのスケジュールが決められても締め切りまで分割したり締め切りから逆計算などといったスケジュールは立てない。入ってきた時点から前倒しでやってしまう。そのプロジェクトが終わるまでに次の仕事が入ってきたら先に書いたようなタイムシェアリングタスクがはじまるのだ。10本以上同時進行している時はイラストレーターに進行グラフを並列して書いてシェアリングのタイミングを書き入れている。
めったにないが20本を越える時は一日を時間単位のグラフにして時間切り替えのシェアリングをすることもある。こうすることで締め切りに追われる残業がほとんどない。もちろん徹夜などこの何十年もやっていない。
鳥取にUターンしてからは年末以外スカスカのスケジュールなのだが…(笑)

2007年06月16日

マイク購入

マイクの場合音質を比較して購入という環境がないのでネットで調べて実績などで判断するしかない。
自分の場合、趣味半分ということもあり見た目も大事で同じような性能ならデザインで選んでしまう。
ただ現状のラインナップは機能別といった意味合いが強い。
今回のラベリアマイクロホンはショップでセールスしていたので飛びついたのだが3.5mmというマイクカプセルが気になっていて前から購入を迷っていたものだ。今まで使っていたのは5.6mmとちょっと目立つのだ。インタビューなどならいいがCMには使いづらい。もっともスタジオで収録する場合はほとんどガンマイクでやっているのでピンマイクの出番は少ないのだが。

もう一つは「ガイコツマイク」と異名を持つシュアーのダイナミック型「55SH SERIESⅡである。
ナレーション録音用に絶叫系喋りがあったのするのでコンデンサーよりダイナミックが向いているかなと。ダイナミック型は同じくシュアーのインタビューマイクがあるのだがナレーション用にはちょっと使いづらい。というわけでちょっと音に癖はあるものの絶叫系にはナレーターもノリやすいこのマイクがいいかと(笑)実際コンデンサーマイクと録り比べてみたらガイコツマイクは中高域にピークがありけっこう癖のある音がする。なるほど。

2007年06月20日

ダウンロード

インターネットといえばいろんなサイトを閲覧するといったイメージで最近では映像を見たり音楽をダウンロードしたりと下り方向のデータ量が圧倒的に多い。
アップロードといえばクリックしたときにコマンドが行くくらいだ。
ところがデジカメが全盛になりメールで写真を送るようになって来た。すると今までのようにダウンロード何十メガビット、アップロード数百キロビットといった形式が不便になってきた。
光ファイバーになって上下方向が同速度になってきたが普及率はまだ低い。
特にウチのようにローカルで映像制作しているものにとってはネットでやり取りできるのは非常にありがたいのだが、逆にローカルゆえ光ファイバーのインフラが遅れているというのもある。
ニーズが少ないというのはそんなものだ。都会が便利だから人間は都会に集中する。田舎はどんどん過疎化して取り残されていく。自然淘汰だ。
田舎だからといって決して生活費が安いわけではない。賃貸住宅などはけっこう高い。物価は全く変わらない。
のんびり仕事をしていても生活費はかかってくるわけで都会で同じペースの仕事をした方が単価は高い。
田舎のメリットは静かなことだ。通勤ラッシュ、渋滞、人ごみはまずない。
ある程度歳を取るとこの静けさが心地よい。なので100MBのアップロードに30分かかってもイライラしないのだ(笑)
通信はほとんどメールで行うため電話がかかってくるのは一日に数本程度…。
静かが一番。

2007年06月23日

チョー、あせった!

 CD-Rに700MBほど焼いていたら焼き終わった画面でフリーズしていた。 やばっ!!。
電源ボタン長押しで強制OFF。
10秒ほどして電源を入れたがファンの音がするだけで画面が出てこない。
本体の中でビービービーと小さなエラー音が鳴っている。
今進行中のデータが5件分くらいバックアップのHDDに入れずに残っている。
アセアセ。
5分位して又電源入れたが反応なし。
マニュアル取り出してサポートに電話しようとしたが土曜日は休みだった。
ちょっと落ち着いてどうしようかと。 もしかして原因としてはCDを焼いているうちにレーザー光で温度が上がってきて安全装置が作動したのではないかと。 しょうがないのでもう少し温度が冷えるまで待ってみる。 20分ほどして電源入れたら、出ました!!画面が。
ほっほっほっとしました。
画面が出てすぐにホルダーを開こうとするとウインドウが出るが中身が表示されない… またあせる。
いや、立ち上がり暫らくはHDDが正常に動いていないからだ。と思いちょっと待ってから再チャレンジ。 こんなときは5〜10秒でも長く感じるものだ。 で、なんとか正常に動いたとさ。
たぶん予想通りCDを焼いた熱だと思う。
大量のデータを焼いた後のCDって暑いモンね。

それにしても700MBフルに焼くとフリーズするというのはちょっと恐いね。
あーーーあ、心臓に悪いわっ! 今晩はヤケ酒でワイン飲みます。いや、祝い酒で(笑)
そのまえにしこしことバックアップやっとかなきゃ。

そんなこんなでワイン一本飲み干してしまいましたが編集システム、ちょっと前倒しで導入しようかと本気で考えた一瞬でした。

2007年06月24日

続チョー、あせった!今回の教訓

 再びフリーズして立ち上がらなくなった。結局日曜日ということもあり、どこにも問い合わせできず動かないままである。
なんとか別のマシンで同様のことが出来るようになったがもう一台のマシンも完全ではないさらにもう一台とミックスで使い分けているといった状況だ。。データはRAID5のネットワークディスクにバックアップしておいたので別マシンからも容易にアクセスできた。
なんとも皮肉なことに最も非力なPCがまともにレンダリングできるという結果になってしまった。
ともあれ、修理に出さなくてはならない。面倒くさいものだ。やはり2台体制は必須のようだ。

実は前回ウィルスにやられたときも同じことを思いもう一台最低限のPCを購入していたのだがそのマシンがAEと相性が悪く、そのまま放って置いたのが良くなかった。そのマシンは音声処理とP2からの変換だけに使っていたのだ。というわけで予定していたカノープスのREXCEED-M5000導入に踏み切ることにした。
P2 Option、AE6.5又は7、WUXGA24インチクラス、2TBネットストレージといったところがラインナップである。できればもう一台並列作業用のマシンを入れておきたい。カノープスはターンキーなのであまり関係ないソフトを入れておきたくないのだ。

漢字フォント、フォトショップ、イラストレーター、メール処理、エクセルを使った経理処理、プリンター、スキャナー、タブレット、オーディオ処理、DVD作成…こういったごちゃごちゃした作業用にあまり高性能ではないが信頼性の高いマシンを置いておきたい。今あるAEと相性の悪いPCを修理に出すのも手であるがたぶん原因はわからないような気がする。
それにしてもこういったマシンの世話が面倒くさくてしょうがない。昔からそうだ。人からはPCに詳しいオタクのように見られるが決してPCは好きではない。むしろ故障が多いので嫌いなのだ。カメラやVTRなんかの方がわかり易くていい。もっと壊れにくいPCは出来ないものか。

2007年06月25日

続チョー、あせった!簡単に治った…

 メーカーに連絡したがなんと、登録した名前とマシンコードが一致しないといわれ販売店や関連の名前を連ねたがどれも合わず。
販売店に連絡、メーカーに問い合わせてもらうことに。
どうせメーカーに送るのならとPCを取り出して中を掃除してみた。意外とホコリも溜まっていない。そうこうしているうちに販売店の担当者から連絡があり、メモリーを抜き差ししたら治るかも知れないとメーカーから返答があったらしい。ついでだから抜き差しとまでは行かないがぐぐっと差し込んで再度PCを立ち上げてみた。
なんと!立ち上がったではないか。
HDDのクラッシュでなかって良かった。
いずれにしてももう一台まともなマシンを入れないとビクビクしながら仕事をするのはもう嫌だ。

2007年07月13日

デジタル放送のコピー制限

HDDに録画した放送を9枚までDVDにコピーできるようにするらしい。なんで9枚? 3人家族で一人3回録画できるということらしい。アンケートでも取ったのだろうか。
ただ孫コピーは出来ないらしい。なんで今更DVDなのか。ブルーレイやHD-DVDもDVDの仲間なのか?
私の場合番組などはHDDに記録して一度見てしまえばすぐに消去するのでなんの問題もないのだが仕事でCMを資料にしたい場合面倒なのだ。
HDDレコーダーはPCとの親和性がないため録画した映像はアナログ信号として取り出しPCでキャプチャーしなおさなければならない。DVDRAMを直接読み込むドライブはあるのだがデータ変換がまたややこしい。
PCでテレビ録画できるものもあるがそれのために買う気もしない。といったわけでCMの取り出しはやっていないのだがそのうち資料としてストックしておきたいと考えている。
便利な方法はないものか…

2007年07月31日

簡易アナブース

 編集中心のレイアウトにしたため床のカーペットを1/4ほどフローリングに戻した。すると物理現象というのは正直なもので残響が以前より少し強くなったようだ。
ナレーション録音の際にもこの残響が僅かに気になってきた。
そこで簡易防音室を作ろうと思案した。
本格的な吸音パネルを購入しようとも思ったが手持ちの材料で何とかならないかとあたりを見渡すと、ありました。
壁面に取り付けた吸音材、ベニヤ板に貼り付け、壁には引っ掛ける形で取り付けていたわけです。
なので簡単に取外し可能。
これを照明スタンドに取り付けマイクの周囲に立ててみました。
背後は壁でもちろん吸音材が貼り付けてあります。天井も。
マイクの前で大声を出してみたらかなり感覚が違います。確実に吸音しているようです。
録音時意外は簡単にばらせるのでこれは便利です。

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2007年08月03日

白熱電球一掃作戦

 地球温暖化対策である。電球型蛍光灯は消費電力が1/5程度であり発熱も少ない。
電機メーカーがキャンペーンをしている。しかし電球の値段は蛍光灯の方がかなり高いのでメーカーが儲けるためにやっているとも見えなくない。
寿命も意外と延びていないし価格がぜんぜん下がらない。せめて¥500程度にならないと普及しないのではと思ってしまう。蛍光灯は調光できないのもデメリットだ。調光型の特殊蛍光灯もあるが値段は高いし暗い部分の調光ができない。いきなり40%くらいの明るさになってしまうのだ。CO2の排出問題という意味では電球の販売をやめてしまうのが早いとも思えるがどうなんだろう。

ハロゲン電球並みのLEDが安価で出てくれば一気に変わるのだろうが。
最近ではテレビスタジオでも蛍光灯が使われるようになってきた。カメラの感度が高くなってきたので昔のように強力な明かりは必要なくなった。
ただ蛍光灯は面光源ベースで輝度も高くないのでスポット光が得られない。CMや映画のように光の演出にも凝る撮影には向かない。
うちの場合はクロマキーベースなのでフラットな照明がありがたく蛍光灯を使っている。発熱が少ないとはいえ冬場でも長時間点灯しているとエアコンかけないと暑くなってくる。

2007年08月09日

ドロップアウト

磁気テープへのアナログ記録というのは100%ドロップアウトが起きていると考えても間違いないようだ。今ではあまり見なくなった8mmビデオやVHSを見るとかなり頻繁に発生している。業務用VTRの場合タイムベースコレクターを通して僅かなドロップアウトはデジタル処理でごまかすことが出来る。前後の画像を比較して極端な変化がある部分に対して前後のデータで補完してやるという方法だ。しかし動きの激しい画像だったりチラチラするスーパーなどの場合はノイズなのか元の画像なのか認識できず完全除去できない場合も多い。デジタルVTRの場合、磁性体への記録自体はアナログなのだが映像をデジタル化して0と1のはっきりした信号に変えてから記録しているのでドロップアウトが発生しても影響されにくい。それでもテープに傷がいったり比較的大きなダメージにも対処するためかなり高度なエラー補正をかけているVTRも存在する。
いずれにしても磁性体とテープという記録方式では必ずドロップアウトが発生するという前提があるのだ。一方、エラーが殆んどないかのように見えるコンピュータの記録媒体だがやはり記録自体はアナログである。

HDDもアルミやガラスの円盤に磁性体を塗布して磁気ヘッドで読み取っている。コンピュータの場合一度記録してからすぐに読み取りちゃんと記録されていることを確認しながら次を記録していくという手間なことをやってくれている。つまり記録したものが直後に読み取りエラーした場合そのブロックを飛び越して再度記録しているのだ。コンピューターはエライ!それでもそのときにエラーが出なくても後日読み取りしたときに物理的変化が起こり読み取りにくくなる場合は起こりうる。その場合もやはり特殊なエラー補正が行われ少々の欠落なら元のデータに戻してくれる。エラー補正も完全を目指そうとすると大変なことになるわけでミラーリング記録で数台並べるなんてこともありうるわけだ。
このようにコンピュータのデータは一文字違っても大変なトラブルを起こす可能性があるのでエラー発生確率は映像の比ではない。映像でエラーが起こっても映っている映像が誤解されることはない。最近は映像もコンピュータの記録メディアに録画することが増えてきた。ところが実はこれが曲者でリアルタイム記録できる映像メディアの場合エラー補正が甘く設定されているものも多い。

家庭用のHDD、DVDレコーダーなどはけっこう甘いようだ。これは記録レートと補正処理の重さに関係している。コンピュータデータの記録は非同期で先に言ったように書き込みをいちいち確認しながらやっているのでいつ終わるかはコンピュータの性能次第である。
しかし映像記録はエラーチェックが間に合わなければコマ落ちが起こってしまう。なので低価格の記録メディアは軽いエラー補正しかかけていないというわけだ。業務用デジタルVTRが高価なのはこのあたりのエラー補正回路にお金がかかっているともいえるようだ。
テープ録画の場合、磁気記録エラー以外にも駆動系のトラブルが付きまとう。テープ駆動メカのいらない半導体メモリーへの動画記録は接触不良以外に機械的故障は考えられない。もちろん半導体といえども記録は電子がアナログ的に動いているだけなので電磁波や磁気の影響で絶対消えないとは言い切れない。ただ現時点で最も信頼性が高い記録メディアといわれている。今まで記録速度、容量の問題でコスト的に実用化が阻まれてきたがやっと日の目を見そうになって来た。リアルタイム同期記録は半導体で、映像のやりとりは非同期のデータ扱いというのがこれからのやり方のようだ。これでドロップアウトから開放される。

2007年08月10日

嬉しいデュアルモニター

10年くらい前MACでデュアルモニターを体験して以来なのだ。
しかも今回は1920×1200のデュアルだから3840×1200にもなる。
サイズは25.5インチだから24インチよりかなり見やすい。
ワイド画面が2面並ぶとパソコン画面とは思えないくらいだ。なんと並べた横幅は50インチプラズマと同じ120cmだ。なんともワクワクする。
これからAE7やP2Optionのインストールがあるし新しいEDIUS4をマスターせねばならない。AE7も本格的には使っていなかったのでこれからだ。

2007年08月11日

大画面スゴイ

いったんこのサイズに慣れてくると20インチがものすごく狭く感じてしまう。CPUもかなり速そうなのでこれもそのうち古いマシンが遅くてたまらなくなるのだろう(笑)音処理、3DCG、平面デザイン、経理、WEBは従来のマシンで継続である。カノープスのマシンにはウィルスバスターなど常駐ソフトは入れないほうがいいと言われているのだがメールやweb閲覧、ダウンロードなどは行うつもりはないがウィルスに対してどうなんだろう。何が起こるかわからないのがウィルスだから考えてもしょうがないのかもしれないが…

今回のEDIUSでは圧縮にCanopusHQやロスレス圧縮があり今まで使っていたCanopusDVより高画質で処理できる。CanopusHQとCanopusDVを同じ素材でレンダリングして切り替えてビデオモニターみた。よく見ると圧縮ノイズの出方が違う。あきらかにHQの方が高画質なのだ。エッヂなどの違いはほとんど見られないが色付きのベタ面などに大きな差が見られた。HQとDVだが圧縮レートはDVが25MbpsでHQは変動型だが50以上あるらしい。しかもDVは4:1:1とHQは4:2:2だ。
これからはアフターイフェクトのレンダリングもCanopusHQで行うことにする。
VTRへの録画もずいぶん楽になった。もっとも、以前が面倒なやり方しか出来なかったからなのだが…

2007年08月12日

速いマシンはイイ

最近のCPUはクロック周波数で単純に比較できない。今まで使っていたマシンに比べると体感的にも倍以上速い感じだ。同じプロジェクトをレンダリングさせて比較すればわかるのだろうがそんなマニアではないので別にいい(笑)
画面が広いのもありがたい。アフターイフェクトの各ウインドウを広々使えるのだ。今までは広げては畳んでといった繰り返しだったが広げたままでも邪魔にならない。3840×1200ピクセルのウィンドウだとカーソル移動するだけでもけっこう大変なのだ(笑)
ハイビジョン編集1920×1080の配置を試してみた。AEのウィンドウには縁があり左右のウィンドウいっぱいにコンポジションウィンドウを配置したが右画面の左端が数ピクセル欠けてしまう。上下は1200あるのでまだ余裕がある。まぁ端の数ピクセルまでレイアウトすることはないのでスクロールしてチェックすれば問題ない。

2007年08月15日

レンダリング速度

HPのワークステーションはデュアルコアXeon2GHzメモリは2GBである。同ワークステーションでは3GHzのものやクワッドコア2.66GHzのものもあるがなぜかこのミドルクラスのCPUがセットになっていた。一方今まで使っていたDELLのワークステーションはPentium4 2.8GHzメモリーは1GB。
このスペックだけではどのくらいの速度差があるのかまったく想像つかない。
とりあえず同じプロジェクトがそれぞれのマシンにあったのでレンダリングしてみた。
比較的レイヤーの多い複雑なプロジェクトだ。DELLでは5分3秒、HPでは1分32秒だった。約3.3倍である。4倍くらいの期待はあったのでちょっと残念。やはり3GHzくらいのものを積んで欲しかった。体感速度は充分に速い。しかしハイビジョンの編集ともなると6倍の処理が必要になるためこのくらいあっても決して速くは感じなくなる。
もう一台のDELLでバッチレンダーするのも手だが最終レンダリングが10分くらいなら待てる。ちなみにHPの同ワークステーションをクワッドコア2.66GHz、メモリ4GB、HDD1TB RAID0で組んでみたら80万になった。AEのHD編集専用に導入ってのもありかも。

2007年08月21日

フルHD記録

民生用のハイビジョンビデオカメラの宣伝文句にフルHD記録と出てくるが気になる。確かに最近の大型テレビはフルHDが多いのでビデオカメラで撮影した映像もフルHDで見たいという気持ちはわかる。しかしこの表現は誇大広告になってしまうのでは?ともとれる。
放送レベルのカメラやVTRでもフルHDの機器は少ないというのにあんなに小さなカメラでそんな解像度で撮影できるわけはなくレンズ、撮像素子レベルで従来のSD画質レベルであることは想像できる。単板の撮像素子などは200万画素を超えるものもあるが放送用カメラの200万画素×3CCDとは意味が違う。
圧縮レベルも桁が違いすぎる。1920×1080ピクセルで記録する意味があるのだろうか。
放送用は100〜400Mbpsの記録レートだがAVCHDのフルHDだと13Mbpsしかない。
この記録レートはSDのDV、25Mbpsの半分程度である。
要するにデジカメのメガピクセル競争と同じなのだ。
一般のユーザーは1440×1080より1920×1080で記録できる方が高画質だと思ってしまうのは仕方がない。ある意味数字のトリックだ。

2007年08月22日

最近の興味の対象

趣味は少ない方ではないがなぜかどこかで仕事に結びついている部分があり純粋に遊んでいる感覚がない。ホームシアターも10年毎くらいに熱が上がるのだが今のシステムもまだ5年くらいだろうか。とはいっても更新時期はばらばらだ。SONYからSXRDパネルを使ったフルHDプロジェクターが44万という価格で発売された。
今使っているプロジェクターは720Pの液晶で当時定価35万のものだった。
SXRDのフルHDプロジェクターといえばQULIAシリーズで250万という価格で発売されていた。そう考えるとかなり安いといえる。画質も解像度、コントラストともに格段に良くなっている。しかし最近ではプロジェクターより65インチのプラズマが気になっている。シアタールームがどんどん仕事部屋に侵食されてきているからだ。
65インチのフルHDプラズマならハイビジョン編集のモニターにも使えると言うわけだ。

今使っている50インチのPDPはプロジェクターと同じ720Pだし最近ドット欠けが発生して赤い発光点が1時間ほど見ていると光ってくる。バラエティなど明るい画面だとそれほど気にならないが映画なんかの暗い画面だと赤い星が点滅しているって感じになる。
じゃあ65インチプラズマが欲しくてしょうがないかというとそれほどでもなくなった。
安値の店でも70万もするのだ。先日やっとメインの編集システムを更新したばかりなのでおいそれと次の設備投資というわけには行かない。
まだこの先にHDCAMがらみで500万くらいの設備投資も控えている。しばらくは仕事に直結しない趣味の道具は控えねばならない。

2007年08月23日

音場自動補正モニター

AVアンプの世界では一般的になった音場補正機能だがオーディオモニターではまだ浸透していない。デジタルミキサーにマイクを内蔵させ音場補正する製品があったが本来アンプ付きモニターに補正機能を付けるべきではないだろうか。どんなにうまくセッティングしたつもりでも周波数特性はフラットにならない。
本格的なスタジオでは測定器などを持ち込み残響特性も含めて部屋の環境を調整している。しかし我々のような簡易スタジオでは室内環境を大幅に改造するのは容易なことではないし知識もない。ある程度の基本セッティングの上で後はイコライザーで補正してくれればと思うのだ。
AVアンプの音場補正といえども測定器でグラフ化できるわけではないのでどれだけうまく調整されているか知る由もないのだが心理的にこれがフラットなのだと思うと何か信じたくなる(笑)厳密に言えば残響の問題、歪、位相などがありイコライザーで補正というのはかなり強制的ではある。しかし何もわからずドンシャリの音でモニターしているより大分ましだと思うわけで

2007年09月02日

民生機恐るべし

カシオのデジタルカメラ試作機である。
かなり業界的にも話題になっているようだ。
まずは単板600万画素の60fs撮影だ。このクラスの静止画だとHVX200の1080/30Pより解像度は高い可能性がある。となれば1080/60Pのカメラとして使えるのか?
12倍ズーム、1/1.8インチのCMOSということで光学性能に若干の不安があるもののスタイルとしては20万円以下のカメラと思われるため驚異的な性能といえる。
そして目玉は300fsのハイスピード撮影だ。画像はVGAサイズとなるがこのスピードはあまりにもインパクトが強い。

CMに使う場合再生は30fsだから10倍のスローということになる。カシオのサイトにサンプルムービーが出ているがこの手の映像はnacなどの特殊カメラをレンタルするしかなかった。業務用だと10000fsなどというとんでもない高速撮影モデルもあるが高速になるとフレームあたりのシャッタースピードがどんどん早くなり露光不足になる。つまり素人でそれだけの照明をするのが難しくなってくるわけだ。それを考えると300fsは絶妙な選択だ。単純に考えればシャッタースピードは1/300sだから屋外の明るい状況であれば普通に撮影できる。曇りだとちょっと光量が足らない。
室内だと500Wクラスの撮影用電球を1mくらいから当てれば大丈夫か?

ハイスピードの場合、蛍光灯や水銀灯はフリッカーが出てしまい使えない。
このハイスピードカメラ、一般ユーザー向けに作られたようだが一般のデジカメユーザーは何回か使えば飽きてしまう機能だ。むしろ話題性である程度売っておいて開発費を償却し、次に業務用モデルを低価格で出そうという魂胆があるかもしれない。
業務用の場合何百台も売れるようなものではない。かといって一千万も出して所有する余裕のあるプロダクションも少ない。
もしこれだけの機能でレンズ交換が出来たら50万でもかなり売れるだろう。
はたして今後、どんな展開になるのか楽しみだ。

2007年09月07日

今後の課題

ローカルCM制作をやり始めてからほぼ丸3年になろうとしている。
なんとか生き残っているのでまだしばらくは続けていけるものと思えるようになって来た。
企業と違って右肩上がりの成長などは考えていない。テーマははどこまで継続できるかだ。世の中の変化に対応しながらこちらも変わっていくわけだが地方というのは変化が少ないためこちらが思うほど周りは変わっていない。ハイビジョンへの対応はすでにカウントダウンが始っているのでいつやっても遅くはない。
とはいうものの導入時期が遅いほど新機能、低価格の機材を選べる可能性はある。
先にも書いたが不得意分野、効率の悪い分野は自分でやらないと宣言した。
しかし待っているだけでは周りが変わってくれない。これをどうして行くのかがこれからの課題だ。
現在課題と考えているのは「企画」と「撮影」である。
企画に関してはどこかの大手代理店がやっていたようなパッケージ企画でも考えてみるか。スポンサー名と少しのコメントを変えるとその企業のCMになる。みたいな。
というのも、スポンサー毎に企画提案していると企画費用が捻出できない。全体予算が少ないため絵コンテを描く費用さえ微妙なのだ。
世の中に埋もれている没企画でも集めてくるか(笑)

2007年09月08日

続 今後の課題

それなりに現状にも満足しているわけだが夢がないわけでもない。
やはり自分はクリエイターというよりエンジニアであり職人であったりするほうがしっくりくる。
つまり道具にこだわるという部分では夢は多い。かといって金に糸目を付けずに設備を考えろと言われても楽しいわけでもない。あくまでも商売人、採算の取れる最大限の設備を考えるというのが楽しいのだ。そういう意味では仕事単価が高く仕事量の多かったバブル時代などは好きなものが買えた。しかし若くない今では仕事量を増やしてまで売り上げを伸ばし、設備投資と税金につぎ込むというのはやりたくない。そこそこまったり仕事をしながら適当に新しい道具を手にして効率のいい仕事が出来るのが幸せである。

都会で先端の仕事をしていると常に追われる立場にあり新しいテクニックを貪欲に探しまくっていたわけだが、田舎ではほぼ追われることはなく競争もほとんどない。このあたりも心地いい理由になっている。進化しなくていいのではなく、ゆっくりでいいのだ。
というわけで暫定的中期計画、長期予想。
2008年 HDCAM納品対応。
2009年 ロケ用撮影システム拡充、HDカメラ、音声、照明、移動車など。
2010年 市街地中心部にサテライトオフィス設置 編集とミーティング、試写室
2011年 スタジオを改装、天井を延長し照明を充実、アルチマットブルーを常設、防音を強化
2012年 モーションコントロール熱再発症(90年代、00年代と10年おきに発症するようだ笑) ロケ用モーションコントロールシステム開発

2025年 やっと年金を貰えるようになるがまだまだ仕事は続く。
2040年 ボケ始め画面もよく見えなくなり、やっとコンピューターから遠ざかる…

2007年09月11日

タイミングが悪すぎる!

「Adobe Premiere Pro CS3 がPanasonic P2をサポート」ですよ。
いつか対応するとは思ってたけどこのタイミングは悪すぎる!先月カノープスのシステムを入れたばかりじゃないですか。
P2を読み込むため1年前AVID XPRESSを導入して、あまりの操作性の悪さに今回REXCEED M5000にP2Optionを付けて約200万…
P2Optionだけで15万もするというのにプレミアは\98,000ですよ。ああ、もったいない。
まぁ、200万が98000円で済むということではないのだが。
プレミアを導入したとしてもベーカムへのコンポーネント収録をやろうと思うとカノープスのビデオカードを導入しないといけない。
ばらばらで購入すると百数十万くらいになるだろうか。
ターンキーシステムの方がサポート安心だし、しょうがないか。と諦めるしかない。
こんなこともあるのでHDCAMの導入は慎重にならざるを得ない。
HDCAMシステムを400万も出して導入した途端、「CM搬入はデータでもよくなりました」なんてことになったら目も当たられませんからね。

2007年09月13日

レコーダーフォーマット

そもそもこんなに悩まされているのはP2のMXFフォーマットが原因だ。
汎用フォーマットだと言いながら直接読み込めるアプリケーションが少ないまま展開していったパナソニックに問題が多い。
どうせならaviやQTに記録できるモードも作っておけばもっと普及したのではないか。
あくまでもP2は放送フォーマットだという考えから大規模システムでの展開しか考えていなかったようだ。
しかしプレミアのような最も普及しているソフトでP2が扱えるようになったとはいえMXFフォーマットが一般でも使われるかというと疑問もある。要するに一般ユーザーには不要な機能が多いのだ。P2カードからの取り込みにしてもPCにドライバーをインストール必要がある。MXFファイルは専用のビューアーがないと内容を見ることも出来ないし音声と映像は別々のホルダーに収容される。しかもファイル名は理解不能なランダムなアルファベットが付き、勝手に書き換えると映像と音声ファイルが連結しなくなる。つまりMXF管理ソフトを使って絵を見ながら操作するしか個別のファイルのコントロールが出来ないという不便な代物なのだ。結局プレミアやEDIUSがP2を直接読み込めるといってもアフターイフェクトで素材として扱う場合にはaviやQTなどに変換した上で扱うしか方法がない。
しかし今後アフターイフェクトがP2に対応するとは考えにくい。それほどMXFフォーマットというのは厄介なのだ。
SONYのXDCAMも同じような形式を取っているがもちろん互換性などない。

2007年09月17日

音声収録と生録マニア

CM撮影において同録をすることがちょくちょくあるのだがナレーション録音と違い、マイクのセッティングの難しさに苦労している。
ガンマイクを使ったりワイヤレスマイクを使ったりするのだが、カメラに映りこまないようにする為どうしても収録条件が悪かったりするのだ。
スタジオ収録ならある程度防音仕様になっているのでガンマイクでほぼ網羅できる。とはいってもあまりオフにし過ぎると残響音が混入してしまう。
ロケの場合雑音が避けられない場合が多くガンマイクでは厳しい場面も多い。そんな時はピンマイクを仕込むのだがこれも難しい。アナウンサー的なものであればピンマイクが映りこんでも違和感がないが演技物だとなるべくマイクが見えないようにと隠すのだがどうしても音質的に悪影響が出てくる。そんなこんなで専門分野でなかった音声収録もある程度自前でやらないといけないようになってしまった。とはいえ、全く知らない分野でもないのだ。実は高校生の頃「生録」が流行り、パラボラ集音器やステレオマイクを持ってカセットレコーダーでいろんな音を録音していたことがる。その当時、SONYでいう「デンスケ」である。3kgくらいのカセットレコーダーを担いで運動会や山や海に行っていろんなものを録音していた。今で言えばハンディカムのようなものだ。

映像や写真がまだ高価な時代なだけに比較的お金のかからない「生録」は意外に人気があった。今となれば特に録音機を持ち出すこともなくカメラに音声を入れ込めばデジタル録音は簡単にできる。しかしその当時はカセットテープが標準で、オープンリールなどは憧れだったりした。その後DATが出現し録音もデジタルに変わっていった。
映像制作で本格的にやろうと思うとワイヤレスマイク数セット、ガンマイク、ポータブルミキサー、ブームアームにウィンドジャマー、ヘッドホン…本格仕様になると一揃えで軽く100万は超えてしまう。
定番ではガンマイク、ゼンハイザー製で20万〜、ワイヤレスシステムはRAMSAやSONYで50万以上、ポータブルミキサーなども20〜30万はあたりまえといったところだ。
それほど音声収録は映像と同様に重要なのだがこれらはどちらかというと報道系を意識して構成されている。要するに信頼性と耐久性が最も重要なのだ。
しかし制作系であればある程度、収録後のモニター次第で撮り直しという事はありうることである。ということはコスト削減のためある程度クォリティが確保できれば低価格のものでも問題ないとも言える。
そこで録音マニア当時の血が騒ぐわけである(笑)ロケの同録にも使えてSEの素材収録にも使えるようデジタルレコーダーをベースに考える。ミキサーベースだと録音機が別筺体になりワンマンオペレーションが出来ないためである。

マイクはパラボラ集音器はありえない。というのもかさばるし、音質的に低音域の収録が不得意なのだ。割高ではあるが性能のいいガンマイクがいい。スタジオ用にはオーディオテクニカをキャスタースタンドとプームアームに取り付け常設している。生録専用に一つ欲しい。ミキサーはレコーダー内臓のものを使用。というか、できればマルチチャンネルがいい。これならミキシングも不要でレベル調整だけで済むからだ。
HDDレコーダーは安価で大容量だが動作音、立ち上がり、衝撃に弱いなどの弱点もあるため半導体記録がいい。
ヘッドホンは業界スタンダードのSONY製があるのでそれを使えばいい。
後はブームアームとウィンドジャマー。ワイヤレスシステムは今回の趣旨ではないので外す。となればマルチレコーダーもステレオであれば問題ないということだ。
レコーダーも数万から100万以上といろいろなのだが…
と、まぁいろいろ機材カタログを眺めているのも趣味のうちということで(笑) しばらくはネットで調査。

2007年09月19日

ブームアーム

いろいろと模索中。
少し現実的なセレクションをしてみる。
ガンマイクはaudio-technica AT815b ¥30,450、ファントム電源の超指向性マイクである。これにサスペンション+付属のウィンドスクリーン。
軽量3段マイクブームポール。DAIWA MB263B 最大伸張2600mm、最小縮長940mm、590g ¥11,200と軽量低価格。
レコーダーFR-2LEは迷ったがミキサーとしての機能が業務用としてちょっと物足らないのでPROTECHのハイパーリミッターをチョイスしてみた。ミキサーだとなぜか数十万もしてしまう。しかし収録は多くて2ch。基本は1chが多いのだ。
ファントム電源、1k基準信号、バランス出力、ヘッドホンモニター、ピークメーター、リミッター、バッテリ駆動。などが条件になる。このハイパーリミッターはミキサーではないがミキサーとしても使える。ただビデオカメラは2ch入力を持っているのでミックスする必要はないのだ。高機能なリミッターと視認性のいいピークメーターが使いやすそうだ。単三電池でも駆動できるのがいい。PROTECH FS-205B ¥104,580
ヘッドホンは定番のSONY MDR-7506 ¥18,900である。
音声スタッフが確保できない場合は写真のキャスター付きライトスタンドにブームを固定する。ブームポールとハイパーリミッター以外は既に所有しているものである。
ここで気になるのはやはりハイパーリミッターである。価格的なバランスがイマイチ。マイクをカメラに直結すればなくても問題ないわけだし…

2007年09月20日

ワイヤレスマイク

この世界は非常に深い。便利なのだが安直に使うと痛い目にあいそうだ。
写真のセットは2つの送信機がセットになったRAMSAのものだが価格は¥1,620,000にもなる。安いセットだと3万円台から送信機+受信機+ピンマイクが手に入る。一般的なピンマイクだけでも4〜5万はするからこのクラスのワイヤレスセットだと簡易型といわざるを得ない。しかしマイク別で送受信機だけとしても価格の幅が大きすぎてどう選んでいいものか迷ってしまう。音質なのか、混信に対する信頼性なのか、耐久性なのか…

こういった音声関連の業務用機器というのは基本ベースが報道用に置かれている。つまり失敗は許されないという前提に作られているので非常に高くなるのはわからなくもない。
アマチュア映画だったり低予算CMなどでは高価な機材ばかりを揃えるわけにはいかない。しかしある程度クォリティは欲しい訳だ。信頼性は二の次でも…
このあたりの商品選択が微妙に難しい。安いものを試験的に購入して使ってみる。性能、機能的に多少の不満が出ればワンランク上の機種を選ぶ。こういった方法しかないのかもしれない。他人の評価もどこまで信用できるのか、というか目的や価値観が違うと評価もそれぞれだし。

ワイヤレスの便利さはやはりロケ現場で発揮する。スタジオでも動きのある全身ショットなどはワイヤレスも有効だがほとんどの場合有線のピンマイクで問題ないしガンマイクの方が自然な集音が出来たりする。ロケの場合周囲のノイズが多いわけで出来ればピンマイクを仕込みたいわけだ。しかしCMや映画では襟元からマイクヘッドが出ているというのは不自然なわけで衣装に隠し込んでセットする。ところが演者が動くと衣ずれでザクザクというノイズが混入する。衣装の裏に仕込むため高音域が吸収されこもった音になる。後処理で戻そうとしても限界はある。いろいろと難しい。
そういった理由もあってCM、映画ではブームに付けたガンマイクが多用されている。それでもロングの画ではマイクが遠くなるし動きの激しいカットではガンマイクが追いきれない。そんな場合は音声のみ別録りが便利だ。このようなカットではあまり口元がはっきり映っていないので多少のずれは気がつかない。こういった手法は報道ではありえない。
そんなわけであまり高価なワイヤレスマイクを導入する気にはなれないのだが別の使い方をすると意外に便利なのだ。

VEとしてブームとガンマイクを担ぎ、ミキサーとヘッドホンで調整する。この場合有線であればミキサーとカメラをケーブルで繋がないといけない。ここをワイヤレスにすればVEとカメラマンは別々に自由に動くことが出来るというわけだ。更にカメラのモニター映像をワイヤレスでVEに送ればガンマイクの見切れやプレイバックチェックにも利用できる。
次はこのあたりのワイヤレスシステムを検討。

2007年09月21日

ロケスタイル -1

カメラマンとVEがワイヤレスになったらどれだけ便利か。
収録するマイクの音声をカメラに送る。撮影している映像をVEも確認する。カメラマンとVEのコミュニケーションをインカムで行う。
実は単独ではそのような機器は存在しているのだがどこまで実用化されているのか、あまりこれといった適材適所のツールが見つからなかった。ビデオトランスミッターなどはロケ現場でのディレクター、クライアントチェック用に便利だと思うのだが。
そもそも撮影現場でどこまで映像チェックが必要かという問題はある。

フィルムカメラのその昔は今のようなビジコンがなくカメラマンがポジションを決めて監督がファインターを覗いて確認し本番はカメラマン任せという時代が長く続いた。
ところがビデオカメラやビジコンが登場するとカメラマン以外の人間がリアルタイムにチェックが出来るようになり、さらには撮影したものまでその場でプレイバックチェックできるようになってしまった。こうなるとスタジオカメラマンと同じでカメラマンはディレクターの指示で「○○を狙って」「もうちょっとタイトなサイズで」「ゆっくりパンして」などと単なるオペレーターになってきつつあるのだ。さらにハイビジョンになるとカメラマンはファインダーだけの画像チェックでは細かなフォーカスや不要なものが映っていないか、ガンマイクが見切れてないかなどチェックしきれなくなってきている。
そうなるとVEさんの存在はかなり重要になってくる。音声のチェック、露出、フォーカス、フレーミングをモニターで確認する必要が出てくる。

そこそこ高くなるがバッテリー駆動のモニターでハイビジョン対応のものがある。
BT-LH80W 7.9inch。カメラのビューファインターの情報が全て見られ、しかもウェーブフォームモニターが表示できたり、ハイビジョン画像をピクセルtoピクセルまで拡大できたり、フォーカスアシストのためのエッジを赤く見せる機能、水平垂直を確認するためのグリッド表示と実に多機能なモニターだ。
こかしこれとてカメラとワイヤー接続なわけでどこに行くにもカメラマンのお尻にくっついていかなければならない。たとえば2人のスタッフでCM制作ロケに行くとする。カメラマンはこのモニターをカメラに取り付けフォーカスや露出も確実に行う。モニターサイズがそれなりに大きいので周りのスタッフも確認できるわけだ。
もう一人はガンマイクをスタンドにセット、レベル調整をして、照明セッティングも行う。そして本番はディレクターとして。音声、映像の細部チェックはプレイバックで行う。NGが出れば撮り直し。こういったスタイルではどうだろう。
次はこの最小スタッフ構成での照明を考えてみる。報道ENGと違いバッテリーライトだけというわけにもいかない。

2007年09月22日

ロケスタイル-2

更に具体的な構想。
照明機材は5300K℃の蛍光灯。電力消費量が少ないので電源確保が容易。ハロゲンやタングステンに比べ光源が面光源寄りなので特にディフィーズしなくてもある程度柔らかい影が出る。デイライトに近い色温度なので屋外の補助光としても色温度変換フィルターなしで行える。発熱がほとんどないので安全でセッティングも楽。など、メリットが多い。
HMIなどは気の遠くなる価格だがこの蛍光灯器具は比較的リーズナブルである。
57W単灯×4台、57W×4灯が1台。タングステンと単純に比較するとW数が6倍と言われているので57W×8灯で約2.7kWの電球相当と考えられる。
写真にある小型発電機は600Wタイプなので総電力456Wの蛍光灯であればまだ余裕がある。もちろん近くの家庭から電力が引ける場合でもブレーカーの心配はない。

キャスタースタンドに取り付けることで少人数でもセッティングが容易になる。逆光のタッチを付けるため被写体背後から照射できるようブームアームにも取り付けられる。
実はこれらの照明セット、現在スタジオで使っているものである。スタンド、器具、全てを運搬するのは多少の肉体労働ではあるがこの程度の規模であれば翌日の筋肉痛を気にするほどでもない。これに加えてレフ板を用意する。強い太陽光があればレフ板をうまく使うだけで充分な照明をすることが出来る。しかし人数が限られるためこれらも照明スタンドにセットすることになる。風で飛ばされないためステンレスの粒の入ったウェイトを用意している。とはいえ強風の日のロケは避けたい。音声にも悪影響があるためだ。

音声に関しては、基本ガンマイク+ブームアーム+キャスタースタンドということになる。被写体が動く場合はフォローが必要だがそれ以外は固定にしておく。ガンマイクは一旦ハイパーリミッターに送られ、レベル調整されてからライン出力をトランスミッターに送り込み、カメラ側のチューナーで受け、録音される。ENGと違い不意な大音量になることはないのでリアルタイムにレベル調整する必要もない。ピンマイクが必要な場合は集音部が3.5φという極小ユニットの有線マイクがあるのでこれをワイヤレスユニットつなぎワイヤレスマイクとして利用する。

ディレクター&クライアント&VE用にモニターをスタンドに取り付けカメラマンの近くに設置する。これは出演者モニターとしても兼用でき、あちこち移動できるので便利だ。ACの引き込みがある場合は13インチの液晶テレビ、ACが確保できない場合は8インチのバッテリー駆動モニターということになる。この程度の機材一式であればコンパクトワゴンに充分積載できるし人員も2名程度で問題ない。ロケ移動1時間以内で撮影ポイント4〜5箇所、出演者数名であれば日の高いうちにセッティングから撤去まで済ませることが出来そうだ。

この写真の中で今のところ所有していないもの。マットボックス・ワイヤレスセット・ハイパーリミッター・発電機・バッテリーモニター・着物の女性。

2007年09月23日

特機

ここまでリストアップしてくると特機まで欲が出てくる。
ドリー、ミニジブ、クレーン、ステディカム…
最近は小型DVカメラの普及で簡易型特機も登場して見ているだけでも楽しい。
これらの特機は基本的にカメラポジションを自由に変えることができる機器なのだが動く範囲、安定度で価格は数万から1000万超えとさまざまだ。
小型カメラ用のスタビライザーなどは手軽に面白い表現が出来そうだが安定した映像が撮れるまでにはそこそこトレーニングを積まないと出来ないと聞く。
ステディカムはハリウッド映画にも使われるくらい安定度は抜群のようだが価格は何百万もする。
クレーンとジブは似ているがジブはカメラマンが直接カメラ本体をオペレーションするので動く範囲は限られる。天秤にカメラを乗せて無重量で動かすといったイメージだ。
クレーンはカメラマンが乗るタイプとリモコンを使うタイプがある。
カメラマンが乗るタイプは本体がかなり大型なので運搬や操作するスタッフ等かなり人材も必要になる。
最近はやりなのがリモコンタイプのクレーンだ。小型DVカメラ用のもので数十万くらいあらある。パン、チルト、ズーム、フォーカス、モニターが手元で出来てワンマンオペレーションでクレーン作業も可能というものだ。長いアームを使うと地面すれすれから数メートルの高さまで一気に上がることもできる。ただ構造が簡易型のものが多く単純な動きでもブレが目立つものがある。もっとも、大型のクレーンでもモーションコントロールのような安定した動きが出来るわけではないのでやはり究極は可搬型モーションコントロールクレーンということになる。
手っ取り早いところで軽量スタビライザーのトレーニングでも始めるか…?

2007年09月24日

実物を見てきた

久々に大阪まで行ってビデオ機器の実物を見て触ってきました。
まずは電動リモコン雲台。滑らかなパン、チルトをするのに便利かと思っていたのですが実際のものを動かしてみると意外に速度が遅く、動き始めと止まる瞬間にショックがありモーションコントロールのような加速減速がないので動き途中しか使えないようです。良ければ買おうかと思ったのですがやはり実物を見るべきです。

次に小型カメラスタビライザー。10万ちょっとする機種が1.5kgクラスの小型カメラを乗せた状態で置いてありました。このスタビライザー、操作してみるのは初めてでした。いきなり持つとぐらっとバランスを崩すくらい繊細な動きだ。最近力仕事してないので重いものを持つのは苦手だったのだが意外に軽快に持つことが出来て使えそうだなという印象。早いパンニングは苦手だが浮遊しているように移動するとかなり気持ちのいい映像になる。これはちょっと欲しくなった。
マイクの風防用ウィンドジャマーも初めて実物を見た。写真ほどフワフワしているものではなかった。ガンマイク用のロングバージョンがなかったのでこれは諦めた。

ジブアームクレーンもあったのでちょっと操作させてもらった。総重量10kg程度の割にかなりがっちりした感じだ。価格もリーズナブルで使い道はいろいろありそうだ。
たまにこうして実物を見るのは必要である。こうして詳細に見ておくと写真を見ただけでもある程度実物の予想が出来るようになる。全ての機器を見て触って比べてから買える環境にはないわけで、ある程度リスクを承知でネットで購入してしまうわけだ。気に入らないからと返品することはまずない。

防音型インバーター発電機

YAMAHA EF9HiS。ホームセンターで¥98,000で売っている。
結構軽くて12.7kgだ。やはりロケともなると機材がどんどん増えてきて一つずつの重さが重要になってくる。
インバーターなので綺麗な正弦波のAVが得られるという。MAX900Wだから蛍光灯照明であれば余裕だ。防音型ということで騒音レベル 47〜57dBA/7m。数値で言われてもピント来ないが47dBAは "静かなレストラン" や "静かな公園" と同等レベルらしい。
録音ポジションから20mも離せば気にならないレベルになるのではないかと思うのだが…実際どうだろうか。

ACがあるととにかく便利だ。もちろん家庭用100Vが延長してでも引ければ言うことはない。むしろ電源の引けない屋外で蛍光灯照明がどれだけ有効か、そちらの方が問題かもしれない。ただ補助照明にはなるし大掛かりにHMIもないし、ノーライトでの映像もどうかといろいろ想定してしまうのだ。しかし照明ばかりでもない。音響機器やビデオ電源に使えるクォリティかどうかはやってみないとわからないがACが手元にあればバッテリーの充電が追っかけで出きる。とにかく現場でのバッテリー切れは致命的だ。

モニターも10インチ以上になるとバッテリーでは厳しくなる。高価なバッテリー駆動の専用モニターを持ち込むより安価な地デジテレビをモニター代わりに使ったほうが視認性が高い。モニターはとにかく大きい方がいい。このくらいのコンパクトでリーズナブルな価格であれば使う場面があまりないとしても車に積んでおくと安心かもしれない。

2007年09月25日

グライドカム4000PRO注文

ロケシステムをいろいろ妄想してきたが何も全部揃えようということではない。自分でやれる範囲の限界もあるのであまり道具ばかり揃えても使いきれるものではないしレンタル屋さんをするつもりもない。
前々から欲しいと思っていたがいまいち踏み切れなかったのがカメラスタビライザー。
ネットでいろいろ見いてるとかなり難しいと書いてある。しかも片手で持ってなるべく揺れないように移動するわけだから体力勝負なのだ。
HVX200本体が2.5kg、バッテリーが0.27kg、グライドカム1.35kg、これにグライドカムのウェイトとセンチュリーのワイドアダプターが付くので総重量は5kgくらいになるだろうか。とても長時間片手で支えることは不可能だ。

しかしなぜ買おうかと思ったか。まずは先日専門店の店頭で実際に触ってみたから。機種は違うしカメラもかなり軽量のものが取り付けてあったが持っていて全く重いと思わなかった。たぶん総重量3kgくらいのものだろうか。しかも初心者なのにかなりうまい(笑)これくらいなら使えそうだと思ってしまったのだ。物理学には精通しているつもりなのでこういったバランスものは理屈で使えてしまうのだ。
そして大きな理由は「長時間撮影がない」からだ。CM素材の撮影用なので長くても10秒程度だ。VPのようにのり代を撮っておく必要もない。5秒必要だったら5秒間の動きをすればいい。これなら持久力のない私でも可能だと。短時間ならアドレナリンが出続けるのだ(笑) ダンベルを6kgのウエイトに変えてトレーニング…?

ローバジェットCMの場合実写素材には制約が多い。
今まで書いてきたようにロケで人物の喋りの入った撮影をしようと思うと音声、照明などの機材がやたらと多くなってしまいそのための人材も確保しなくてはならず、かなり費用がかさんでしまうということなのだ。
なので人物喋りのあるものはスタジオでクロマキー撮影し、背景はデジタルカメラで撮って来たものを合成というのが安上がりになる。
スタジオの場合、音声の収録でノイズに悩まされることはない。屋外の場合、天気と出演者のスケジュール調整、室内の場合人物と背景の明るさ調整のため大掛かりな照明機材が必要だったりする。
デジカメの写真ならレタッチで露出も微調整が出来るしアングル、サイズ、不要な物を消したり加えたり…ある意味自由に加工できる。もちろん合成なりの不自然さはあるがコストのことを考えると断然有利なのだ。

しかし実際には人物が出演しないCMの方が多い。ローカルにタレントが少ないのと素人さんは出たがらない。都市部からタレントを呼ぶと交通費も含めてかなりコストアップになってしまうのだ。結局、デジカメの写真を動かしスライドショーのようなCMが最も安く付くということになってしまう。
では人物以外の撮影をビデオでやれば多少の動きが出るのではないかとロケスタッフを出してもパンやズームだけで画に変化が少ない。つまり被写体に動きがなければ三脚に据えたカメラでは二次元的な動きしか表現できないということなのだ。これなら高画素デジカメの素材をパンしたりズームしても同じではないかといったものもある。むしろそれの方が高画質だったりする。では動いていない被写体をいかに魅力的に見せるかというと視点移動しかない。

視点移動をするにはドリーやクレーンが必要になるのだがこれらはワンマンオペレーションではセッティング、オペレーションがかなり大変。肩乗せで手持ち撮影もあるが相当なベテランでも安定した画はなかなか撮影できるものではない。そこでカメラスタビライザーが登場ということになるのである。じつに前置きが長かった(笑)
肩乗せクラスの大型カメラだとモニターやバッテリー含めると10kg以上になりオリンピックのトラックなどで走り回っているステディカムオペレーターのスタイルになってくる。
しかしハンディカメラが高画質になったおかけでこのような片手で支えるスタビライザーが普及してきたわけだ。
というわけで比較的お手軽に動かない被写体を立体的に見せるツールが手に入る。お手軽とはいえそれなりにテクニックがいるらしい。

2007年09月26日

リニアウォーク

人間の構造というのはビデオカメラの手持ち撮影には向いていない。
例えばハンディカメラを右手で保持したとしよう。地面に着いた足から手のひらまでいくつの関節があるか。足首、膝、腰、背骨、肩、肘、手首。ざっと見てもこれだけの関節で支えているのだ。
安定させるため両足を開き脇を締めてファインダーを目に当てる。これでも腰から背骨、手首はぐらつくわけだ。これだけ自由な関節を持った人間がなぜ立っていられるのか。筋肉と筋を緊張させてバランスを取っているだけではない。常に揺らぎ、平行センサーを使ってサーボをかけている。全ての関節において行き過ぎたら戻し、反対に行き過ぎたら戻すという動きを繰り返しているのだ。このサーボが効き過ぎると震える動作をしてしまう。手持ちをするとどんな揺れが生じるのだろうか。関節だけのブレであれば回転運動なのだがこれだけ関節が多いと振動という形でストロークが加わる。

ロール、ピッチ、スイング、上下、左右、前後。全てが発生するわけだ。座標系で表すとX・Y・Z rol、X・Y・Z tranということになる。カメラの手振れ補正はこのうちピッチとスイングを内臓センサーで検知しレンズや画像シフトで打ち消してくれるという優れものだ。しかし意識的にカメラをパン、チルトすると手振れと勘違いしてカクカクした動きになってしまう。あくまでも手で持って固定撮影するときのみ有効なのだ。
こんなに不安定な人間がカメラを持って歩こうというのだから揺れないわけがない。
まずコンパスのような二本の長い足、まっすぐ歩くには実に不便な形状だ。骨盤、膝、足首、つま先の全ての関節を絶妙に組み合わせて前に進んでいる。重心は歩行中真ん中より進行方向にずらし倒れそうになりながら歩く。体重のかかっている足が地面に垂直になったとき頭の位置が最も高い位置にある。股を開いて次の一歩を接地したときが低くなる。実際には膝や足首など複雑に動かしているので人によって様々だ。このように歩くことによって多少の上下動が発生する。

さらに足は左右に平行についているため一本線の上を歩くことが難しい。普通に歩くと左右に体重移動していることがわかる。そして重心をうまく制御するため腰や背骨を前後に動かしバランスを取っている。結局歩いているだけでリニアな動きに対して上下左右前後の揺れが加わることになる。ではグライドカムのようなスタビライザーは何を補正できるのか。実はこの上下左右前後の揺れを吸収することは出来ない。このスタビライザーの最大の特徴はロール、ピッチ、スイングを吸収するものだ。ただ立っているだけでもこの回転運動は起こっているのだが歩いたり走ったりするとその動きは拡大される。これをグライドカムの重心部分にベアリング軸を置いて持ち手がいくら回転しても本体に回転の動きが伝わらないようにしたものである。つまり常に同じ方向、垂直に立っているということになる。実際には上下を認識させるため下のほうが重く、全く回転しないというものではない。では移動中に起こる上下左右前後運動はどうするかという問題が残る。実はこれに関しては人間がなんとかしなくてはならない。

グライドカムは肘をほぼ直角にして持つ。これによって上下の振動は肘の動きで吸収することが出来る。前後左右は肩で…微振動に関しては本体の重量慣性によってある程度吸収できる。この腕の振動吸収を機械に任せたものがステディカムのようなベスト着用型のスタビライザーである。このクラスになると走っても振動が伝わらないし腕の負担も軽減される。ただ全体の重量が20kgを超えるので長時間の着用はかなりきついらしい。
サポートなしのグライドカムでは普通の歩き方をしているとけっこうブレてしまい腕の制御だけでは収まらない。出来るだけ上下左右前後の振動がない歩き方をしなくてはならない。いわゆるすり足である。一本線の上を歩くように上体が平行に、幽霊が移動するように歩くわけです。これらの努力とスタビライザーの補助によって空中を浮遊しているような滑らかな映像が得られるわけです。

実際撮影する場合、カメラはワイドアダプターを付け最広角で撮ることが多いようです。これは移動中に細かなフレーミング補正が出来ないのとフォーカス調整が出来ないという理由以外に少々の画面の揺れは気にならなくなるといったメリットもあるからです。
もちろん望遠にしていくら直進しても移動感が得られません。移動ショットの醍醐味は近景と遠景のずれによる立体感なのです。
映画などの長回しでは本格的なサポートがないと肉体的に持ちそうもありませんがCMのちょっとしたカットに使うのであれば訓練次第で数百万のステディカムと同様の映像効果が得られるようです。
サンプル映像
ステディカム

2007年09月27日

被写体

まだ実際に自分がカメラを持って撮影に出かけるというイメージが湧かない。いろいろとシミュレーションをしてみるものの何かピンと来ない。
とりあえず注文したが到着するのは10月1日になるという。三脚とグライドカムを使い分け、スムーズにチェンジできるようクイックリリースアダプターも注文した。屋外撮影も想定して液晶モニターの遮光フードも。マットボックスも欲しかったが20万以上するのはあまりに高い。フィルターを使うことはほとんどないので使いたいのはフードである。センチュリーの0.6×ワイドアダプターがあるのでフィルターネジ形式のフードは使えない。これは自作するしかなさそうだ。

で、何を撮影するか。
人物撮影には向いているのか検証。喋りがある場合、音声をカメラに入れ込まないといけない。グライドカムにカメラを取り付けるとカメラは浮遊状態になる。これにケーブルを取り付けると僅かな力でカメラが引っ張られてしまうので何も繋ぐことができない。出来るとすればワイヤレスの受信機を本体に取り付けるくらい。
ワイヤレスの場合ピンマイクを仕込むといったイメージだがCMではあまり好ましくない。ガンマイクで集音しトランスミッターでカメラに飛ばす手はある。しかしカメラが動くのでマイクがどこで見切れるか難しい。VEにモニター映像を送るのも難しい。しかもワイドレンズで狙うことになるのでマイクとの距離も離れてしまう。というわけで同録には向いてないようだ。

では喋りなしの演技なら大丈夫か。ワンマンオペレーションの場合自分が出演者にキューを出さなくてはならない。撮影が始るとすぐにカメラは動き始めるのでキューを出すとブレてしまうのでまずい。演技者のNG、カメラワークのNG、両者のタイミングのずれなどリテイクの可能性は高くなる。これでは体力的に難しそうだ。
というわけで被写体は静物と言う事になりそうだ。室内、店舗、インテリア、庭、外観、景色といった被写体だ。NGはカメラワークと不要なものがフレームに入り込んだときくらい。ワイドで撮る為被写界深度は深くフォーカスがずれる心配は少ないものの現場である程度大きなモニターでプレイバックチェックはしたいものだ。やはりハイビジョンになると僅かなボケや余計なものが映ったりしているだけでけっこう気になるものだ。動き途中のショックもカメラ付属モニターでは確認しづらい。となれば20インチくらいのモニター、発電機といったものが必要になってくる…

室内の場合光量が問題になるがワイドでしかも移動ショットとなると照明は非常に難しい。カメラマンの影が出る場合もあるし隅々まで光を届かせようとするとロケでは不可能でセットを組むしかない。HVX200はあまり感度が高くないので自然光だけでどれだけクリアに撮れるか問題も多い。などなど現場経験も少ないため不安要素は多い。ただ全てのショットをグライドカムで撮ろうというものではなく一般的な撮影方法、三脚+ガンマイク+照明セットという方法の一部として移動ショットがあると考えれば最終的な判断は現場ですればいいということになる。

2007年10月02日

アナログハイビジョン終了

ハイビジョンが登場したとき、とにかく早く見たかった。1989年NHKのmuseハイビジョンの実験放送が始まり家電メーカーからハイビジョンの見られるテレビが売られていた。最初に登場したのは400万円くらいしていた。とても庶民の買えるものではない。その後、200万、100万と下がっていったがまだまだ。
実験放送から試験放送に変わったが放送自体はNHKの作った番組がほとんどでその後民放の作った番組を時々流していた。その中にはストリップショーなどもあった。
さすがにNKHとて普及させるためには必要と思ったのだろう。そしてなんとか32インチで40万くらいになったので待ちきれず買ってしまった。ハイビジョンといえば1920×1080ピクセルなのだが当時のmuseハイビジョンは1920×1035だった。ピクセルアスペクトが正方形ではなかったのだ。
BSデジタルが始り50インチプラズマを購入するまでこの32インチブラウン管はあった。その後姉に譲ったが一年も経たないうちに画像が変になったといい処分された。この50インチプラズマを買った時点ではまだデジタル放送は始っておらず1920×1035のみの対応だった。なのでデジタルハイビジョン全盛の今では過去の遺物になってしまっている。とりあえずまだ見ているが…

そんなこんなでmuseハイビジョンは10年くらいは見ただろうか。museハイビジョン機器もトータル百何十万円か投資した。結局1chのみの放送しかなかった。しかも試験放送のままで本放送というのは存在しないまま終わってしまって、デジタル放送との互換性はない。こんなNHKの実験につきあって百万以上投資した私に何か還元してくれないものだろうかね?そんなmuse時代に売られていた業務用のハイビジョンカメラ、当時は数百万で売られていたものだろうに中古で15万ほどで売られていた。BSデジタル放送も今ではテレビショッピングばかりだ。そのうち終了するのではないだろうか。地デジも始ったばかりだが将来は電波ではなく光ファイバーで全ての情報を得ることになるだろう。電波は移動体と緊急用だけになる。

こうして民間人は行政に振り回されて景気の起爆剤になるべく新しいものを買わされるのだ。いいものであれば買ってあげますよ。景気も良くなるんだったら…

2007年10月16日

テープレスのアーカイブ

テープでの撮影では撮ったテープをそのまま残しておけば少なくともオリジナルは残る。これとて、報道現場などでは使いまわしているため何を残すかは難しい判断である。
テープレスになってくるとこの保存がますます難しくなってくる。撮影はメモリーに記録するのだがそのまま残すにはコストが高すぎる。そのためPCなどのHDDにコピーした後は消される。HDDにも容量の限界はあるわけで全て残しておくわけにもいかない。
では保存のためにまたテープを持ち出すのか。ところがメモリー記録のカメラではテープでは扱っていないフォーマットで記録できたりする。そのためオリジナルのままテープに保存というのは難しくなった。そもそもテープレスの意味がない。

今のところ有力なのは光ディスクだがブルーレイかHDDVDか、こちらもフォーマット戦争真っ只中で今どちらかを選んでしまうと一昔前のレーザーディスクやベータマックスのように将来見ることさえ出来なくなる危険性がある。
ただアーカイブといってもどのくらい保存期間がいるのか、容量はどのくらいいるかでメディアは変わってくる。
幸い15秒CMの撮影素材は長くても30分程度だ。DVフォーマットだと6GB、DVCPROHDでも30GBくらいだ。RAID対応のLANDISK 2TBで15万だからハイビジョン30分が\2,250ということになる。単価でいくとブルーレイディスクとほぼ同じだ。アクセスタイム、信頼性からいくとRAIDのディスクに軍配が上がる気がする。

CMの撮影素材が平均20分として2TBに100本分を保存できる。実際には当方ローカルCMの場合、撮影モノのプロジェクトは非常に少なく今後増えるとしても年間50本もあるかどうか。とすれば2TBあれば2年分は保存できるということになる。4TBもあれば古くなった順に消していっても問題はなさそうだ。基本的に撮影素材の使い回しはないわけで改訂の場合でも2年以上前のものを引っ張り出すことはめったにない。完パケなどの永久保存版は光ディスク数枚に分散させて保存しておくのが安全かもしれない。
どんな方法も絶対はありえないわけだし。

サラウンド

地デジになり5.1chサラウンドの放送が出来るようになったが実際には5.1chを作り出すのは大変な作業のため2chステレオがほとんどである。
その昔、ステレオに2つのスピーカーを加えて4chステレオが流行したことがある。まだレコード盤の時代だ。4chを別々に記録する方式もあったが多くはマトリクス4chと言われる方式で2chに逆位相の音を巧妙にミックスして再生時に後のスピーカーから音を出すというものだ。ハイテク小僧の私は当時このマトリクスに違和感を感じディスクリートしか信じなかった。その後、レーザーディスクでマルチチャンネルが登場するがこれにもディスクリートとマトリクスの両方式が存在した。現在7.1chまで拡張されているがバックの2chはまだマトリクスだったりする。

さらに遡りステレオが出始めた時代に片チャンネルのスピーカーの結線を逆に繋ぎモノラルのレコードをステレオ風に聞くと言うのが流行ったことがあった。
これがまさにマトリクスの原型だ。たとえばLchだけに入っている音声はステレオで並べられた2つのスピーカーより外に定位することはありえない。ところがLchの音を逆位相にしてRch に少し混入してやると人間はLchのスピーカーよりさらに左側に音が広がったように錯覚するのである。ディレイを掛けてやると更に遠くから聞こえてくるように思ってしまう。こういったまやかしテクニックが横行している。音楽というくらいだから楽しけりゃ何でもいいのだがエンジニア気質の自分としては長らく納得行かなかったわけだ。
オーディオ編集ソフトにステレオサウンドの拡張イフェクトとしてExpandというものがある。まさにこの逆位相を利用したステレオ拡張イフェクトだ。

最近のソフトでは位相グラフがリアルタイムで表示できる。音楽素材を再生してこのグラフで見てみる。そのままではフロントのLRch間しか広がりはない。Expandを最大に掛けると、なんと後ろから音が聞こえてくるではないか。オンエアーしているCMの音を聴いているとどうも、このExpandがほとんど掛けてあるようだ。
最近のデジタルテレビでは内臓スピーカーでもサラウンド機能を持ったものがある。Expand処理した素材をサラウンドで再生するとさらに広がって聴こえると言う仕掛けだ。
常に疑ってかかって聞いている自分にはマトリクス似非サラウンドとディスクリートサラウンドは聞き分けできるが一般の視聴者には広がりだけ感じてその違いはわからないと思う。というわけで積極的にExpandを使ってみようと思ったわけだ。
心地良ければいいわけでしょ(笑)

2007年10月24日

採算は合うのか?

スタジオ撮影、ノンリニア編集、録音、MA、2D/3DCGとワンマンオペレーションでやっているのだが何れもスタジオ内作業である。
撮影や録音など人が来てやる作業はその時間は拘束されるが移動時間はない。それ以外の作業は複数のプロジェクトを同時進行することが出来る。実際、重なる時は5〜10件くらいは進行中だったりする。しかしロケとなると機材の準備、積み込み、移動、待ち合わせ、現場打合せ、セッティング、撮影、プレビューチェック、撤収、移動、片付け。撮影自体が1時間程度であっても前後を入れると4時間くらいは潰れてしまうのではないだろうか。日頃の作業内容に比べるとロケはかなり疲労する。結局1日潰れたと思ったほうがいい。そう考えると時間計算でロケ費用を算出すると決してローコストと言えない数字が出てくる。スタジオ作業の方がずっと効率的なのだ。

そこで考えたのがグライドカムのみの撮影。照明、音声収録なしの状況説明映像である。デジカメで撮影した静止画より立体感、空気感が伝わる。
グライドカムであれば三脚の設営もないので専用ベストにカメラを装着したまま移動して撮影を続けることが出来る。視点移動のある映像は静止画をズーム、パンするより長い時間見せることが出来るのでカット数も少なくて済む(こんな手抜きの考えでいいのか。まぁ、そのくらい制作費が限られているということなのだが。)
出発して帰ってくるまでで2時間以内であればそれなりのローコストでも採算取れるかもしれない。こればかりはやってみないと現場で何が起こるかわからない。

2007年10月27日

カメラマン、機材と体どっちが大事?

テレビ番組を見ているとカメラマンはカメラ肩に担いで山に登ったり危険な場所でも撮影している。
視界は片目ファインダーに集中しているわけで少しでもバランスを崩せば転倒、滑落など危険がいっぱいだ。こんなとき1000万もするカメラを守るべきか自分を守るべきか一瞬の判断が難しい。高価なカメラになると保険が掛けてあるので命と引き換えに守ると言うことはないにしても段差に足をとられ転倒するときカメラを抱え込み打撲あるいは骨折するかもしれないのに胴体で倒れこむか…カメラを放り出して手が出るか…難しい判断だ。カメラを放り出してクラッシュ、本人は擦り傷程度で終わったとしてその後のロケは中断…カメラマンは非難されそうです。

グライドカムの取扱説明書には「恥ずかしがらず膝パッドを付けて撮影してください」とあった。肩乗せハンディ撮影の場合接眼方式のファインダーなので視野が限られるがグライドカムの場合は液晶モニターを見ながらなので比較的視野は広い。とはいえ階段を上ったり動き回る撮影を目的とする機材なので立ったまま撮影するよりかなり危険は多い。前に転倒しかけた場合、手を出してコケることは難しい。やはり膝をついて崩れこむように地面に転がるしかないのだろう。

鍛えているわけではないので足腰が強いとは言えないがコケやすい体質ではない。少々動き回ってもコケたことはないので大丈夫かと思ったりするがやはり何が起こるかわからないのがこの世界。そりなりに準備としておいて損はないだろう。ごついパッド入りのベスト、メカメカしいスプリングアームに兵器のようなカメラ、膝パッド…SWATみたい(笑) 後はファインダー付きのヘルメットと安全靴のようなブーツ…

2007年10月28日

ロケ準備

近々ロケのサポートがあるので持ち出せる機材を並べてみた。そこそこの量になる。これをfitに乗せるとなるとかなり窮屈になる。最もかさばるのは照明器具の傘だ。ケースはないので伏せてベタ置きしか方法がない。重いのはスタンド類。
積み込む際問題になるのは移動中に荷崩れによるクラッシュである。壊れ易い機材は衝撃吸収入りハードケースに入れないと厳しい。今回はカメラなどは運ばないので大掛かりではないが13インチの液晶モニターをどうするか。かなり以前に一眼レフ用にと購入したハードケースがあった。これがモニターにぴったり。ちょっと余ったスペースにACアダプターやケーブル、延長コードを収納して収まった。
細かなケーブルやパーツ類はホームセンターで大型のツールケースを購入。ロケで何が大変かって、この荷物の積み下ろし、運搬が大変なのだ。プロの現場では運送屋さんが使うような枠付きの台車に機材を乗せ大型のアルミバンにリフトで乗せている。運び手も多いのだが、とうていそんな対応は出来ない。一般の車に積み込むのは天井も低いため非常に辛いのだ。スペースも狭いので積む順番、配置も悩む。

照明、音声は専門分野ではないので本格的に展開しようとは思わないがグライドカム撮影はそうも言ってられない。こちらは機材の量が少ないのだがどれも精密機器。梱包が難しい。カメラ本体はこれも昔買ったVX1000のアルミハードケースを改造して作った。ただあまり大きくないのでマットボックスを外さないと入らない。いちいち取り外しするのも面倒だなぁと思い始めた。さらにコストを下げるためワイドアダプターはワイド側のみフォーカスが合うタイプのものを購入してしまった。グライドカム撮影の場合にはぴったりなのだが普通に三脚で撮影する場合は不要になる。いちいち外すのにマットボックスをばらさないといけないのだ。

グライドカムの本体には専用ケースがない。もちろんオプション設定もないので自作するか特注するしかない。このときにマットボックスとワイドアダプターを入れるスペースを作っておくか。問題はベストだ。これは折り畳むことができず胴体と同じ大きさで存在している。ハードケースなど作ったらちょっとした箪笥のようになってしまう。かといってバッグのようなものに入れてもあまり意味がない。車の助手席一人分をとり、シートベルトで固定するのがベターかと。いろいろ課題は残る。

2007年11月09日

半導体メモリー

ビデオ録画をしようとすると半導体メモリーと言えど高速であり大容量でないと使えない。メモリーはある意味高密度にしていけばどんどん容量は増えていくわけで量産すれば価格は安くなる。そういった製品だけに今後どんな展開になるのか非常に楽しみだ。
パナソニックのP2も登場した時は4GBメモリーカードしかなかった。ハイビジョン録画するのに4分しか記録できないしかなり高価だった。しかしここ数年で大容量化は進み今では32GBが20万円ほどで手に入る。20万というと高いイメージがあるが半永久的に使い回しが出来るとなれば考え方が変わってくる。

家庭用のハードディスクレコーダーは価格面で今はHDDを使っているがそのうち半導体になっていくのは間違いないだろう。今のSDカードサイズで1TBくらい入るようになったら全ての記憶媒体は半導体に取って代わるだろう。しかも安くなる。
約20年前にワークステーションを購入したときわずか8MBのメインメモリーが100万円もしていた。今や1GBが数千円である。なんと20年で1万倍もの進化である。
もちろんコンパクトになっているしスピードも速い。
今から20年後にはSDカード1TBが30円といった計算になる。

2007年11月25日

ハイビジョンとシャープネス


フルハイビジョンになってもカメラのデフォルト設定にはディティールがONになっている。NTSC時代には解像度が低かったためしかたないがフルハイビジョンではたして必要なのか。
肉眼にも輪郭強調機能はある。網膜の残像現象と眼球の微動が原因だと思われるが白地にグレーの矩形をじっと見ているとエッヂにありえない輪郭が現れるのが確認できる。
そんな高度な人間の目を更にごまかすために電気的にディティールを強調しているわけだがそろそろデフォルトをOFFにしてもいいのではないかと思う。
実はテレビではそろそろ始っており映画モードなどはシャープネスが完全に外してある機種もある。映画のテレシネでもシャープネスはかけていない。

最近ではテレビドラマやCMでもビデオカメラで映画風に撮ろうという動きが出てきてビデオカメラに映画モードが付いたものが現れてきた。
30Pや24Pのプログレッシブにし、ガンマカーブでトーンの圧縮を行うとほぼ映画チックなトーンになる。細かい設定としてはクロマやハイライト、ペデスタルなどを調整してネガフィルムやポジフィルムの質感に近づけたりする。この場合ディティールはOFFである。
現在のハイビジョンシステムでは記録媒体のダイナミックレンジが狭いためこのように撮影時にトーンを決め込んで撮影することが多いのだが撮像素子のダイナミックレンジをダイレクトに記録できるシステムが登場すれば後処理で全ては可能になる。そのような映画用システムも開発はされているがまだ高価で一般に普及していない。
しかし半導体記録がここまで進化してくると意外に早い時期にこういったベースバンドLAWデータ録画システムが低価格で出てくるのではないかと期待している。

2007年11月26日

Inter BEE

国際放送機器展である。この時期に向けてメーカーは新製品を発表する。かなり早めに発表するものもあれば会場で初めて公開するものもあったり。
とはいってもこの業界に長くいるのに一度も行ったことがない。CGの展示会には何度か行ったことはあるのだが見に行くと欲しくなるのが難点なのだ。
そして行かなくても雑誌やインターネットで手に取るように詳しくレポートしてくれるので行くよりわかり易い。確かに実機を触って確認と言うのは必要なことだが買うかもわからないものを触って欲しくなったら…と思うと先にやめておこうと思うわけだ(笑)もっとも並ぶのが嫌だと言う面もあるのだが。
今回もいろいろ興味深い新製品が発表された。しかしよけいに混乱を招くような展開だ。選択肢を広げすぎて今後主流がどっちへ行くのか予測付かなくなってきた。
こうなるとまた次期導入が先送りされていくわけだ。低コストで繕ってやっていくのか多少無理をしても長期的に使えるシステムにするのか…
とにかく新しいものが出てくると旧機種は一気に陳腐化してしまう。
そう考えるとあまり先端で高価な機材はリスクが多い。
とりあえず目先に必要な機材はHDCAM収録系だ。
来年には次の新製品で驚かせて欲しいものだ。

2007年12月01日

12月1日よりBSデジタルに新チャンネル

WOWOWくらいしか見ないBSデジタルなのにまた2チャンネルも無料放送が増える。結局またテレビショッピングのオンパレードなのか。
NHKのアナログハイビジョンが終了したので周波数が空いたらしい。
地デジもまだ普及していないと言うのになんでまたBSデジタルなのか。お金を持て余している企業がいるのかもしれない。全てハイビジョンで製作されるというからすごい。

110CSのe2もいまいち存在理由がわからない。
アナログCSを廃止して移行しようとしているのか?
データ放送も予想通り使い物にならないしこれから放送はどうなっていくんだろう。
光ファイバーが普及してしまえば不安定な電波はなくなってしまうかもしれない。
私の周りにはテレビを見ないという人がけっこういる。
しかも映像関係に携わっている人でもまだブラウン管のテレビが置いてあるとか。

2007年12月07日

iPod

アップルはマッキントッシュで嫌な記憶があるためどうも手を出す気にならない。なのでポータブルオーディオはSONYである。しかし店頭やインターネット新製品情報を見るとiPod関連商品のなんと多いことか。
ああいうものを見ると欲しいなぁと思ったりしなくもないが買うまでには至らない。
iPodもイヤホンだけで聞くのならあまり周辺機器も使わないのだろうが大容量のものだと相当な楽曲が入っているわけで部屋でもオーディオに繋いで聞きたいと言うニーズにいろいろな製品がいろいろなメーカーから出でいる。
iPod自体がそれほど高いものでもないし圧縮しているので音質も大したことない。なのに周辺にこだわる人にとって見ればそんなの関係ーネェ!ってことなのかiPod用高級オーディオが発売されている。圧縮によって失われた成分をプログラムによって復活させる?そんなまやかしっぽい機能まで搭載して何十万もするアンプが存在したりする。それだけ音にこだわるならSACDなんかを聞けばいいのにと思うのだが…

2007年12月21日

VIERA重箱の隅

まだ取扱説明書も開いてないくらい忙しいのだが気になるのでちょこちょこと試している。
■まずフルHD表示
地デジ自体は1080iだが水平画素は1440ピクセルを1920にスケーリングで拡大しているのでピクセルバイピクセルとはいかない。
実は昨日DIGAのアナログコンポーネントとVIERAの内臓チューナーがどの程度画質差があるかという比較でほとんど差がなかったのだが、後で気がついたらDIGAはD4つまり720P出力のモードになっていた。ということは720Pでも1080iでも放送を見る限りではほとんど違いがないということなのか…
メニューをいろいろ触っていると画面表示モードに標準とフルというモードがあった。これは似非ワイドモードのゆがみワイドのことではなくフルHDにおいてオーバースキャンかアンダースキャンかの選択なのだ。NTSC時代には考えられなかった。フルモードがピクセルバイピクセルなのかは定かではないが。そこでフルモードにしハイビジョン編集機のアナログコンポーネントを表示してみた。1920×1080の30Pである。周囲1ピクセルの白い枠線を作り表示してみた。確かに端に白い線が表示された。ところが左側だけが表示されていない。2ピクセルにしたら表示された。1ピクセル食い込んでいる。これはアナログのせいなのか編集機のせいなのか理由はわからない。
アフターイフェクトで矩形の図形、45°斜め線などを表示してみた。あくまでもアナログ接続でのチェックだが水平ラインはほぼピクセルバイピクセルイメージでくっきり表示されているが垂直線は2ピクセル分くらいスムージングがかかったようなボケがみられる。長いコンポーネントケーブルが原因しているかもしれない。

■プラズマの表面処理
プラズマは液晶と違い表面はガラスだ。そのため部屋が明るいとまともに映ってしまう。もともとプラズマは明るい場所で見ると黒浮きしてあまり綺麗には見えないのだが一般のお客さんには明るいリビングで見る人もいるわけだ。そこで最近のVIERAは表面を光沢ガラスではなく、すりガラスのようなマット状に加工している。これで映りこみはすこしぼやける。ところがこのマット処理、ガラスの表面を細かいランダムな凸凹にしているのだがあまり鋭角にするとすりガラスのように白っぽくなり画像はクリアに見えなくなる。そこで少し粗めの凸凹を滑らかに研磨している。実はこの凸部分がレンズ効果となりその下にあるRGBいずれかの画素が強調されることになるのだ。通常の視聴位置では全く気にはならないが40〜50cmくらいまで近づくとRGBのランダムなノイズが確認できる。しかも表面の凸凹とプラズマ発光部分までにガラスの厚みがあるため視点を移動するだけでギラギラとノイズは動く。
■DIGA の番組表などの生成画像
720Pと1080iの画質差がほとんどないと書いたがDIGAからの画像とVIERAダイレクトの画像で大きな違いがあった。番組表や文字情報などDIGIやVIERA本体が生成している画像だ。これは電波で送られているのではなく放送画面に個々の機器でスーパーインポーズされるものだ。これがVIERAでは1920×1080pで生成しているようだ。ほとんどコンピュータの画像をデジタル接続した液晶モニターのようなくっきりした表示がされる。これぞフルHDの解像度だと感じさせる。ところがDIGAも同じようなデザインの番組表を表示するのだが明らかにスケーリングで拡大している画像なのだ。しかもあまり綺麗に拡大処理がされておらずジャギーが目立つ。ベースの映像に違いがないだけにこれはアナログ接続のせいではなく DIGAそのもののスーパーインポーズの問題なのだと思う。
■不要チャンネルの表示
DIGAもVIERAも同様なのだが地デジをオートスキャンすると受信できるチャンネルが自動で割り振られ放送局の名前まで付いてくる。ところがGガイドのデータ放送までもがスキャンされ映像のないチャンネルが組み込まれる。リモコンの順送りでチャンネル選択するとそのチャンネルになるとまっ黒の画が表示されるわけだ。じゃダイレクトチャンネルでテンキーに組み込まれた番号で選曲すればということになるがDIGAのリモコンは蓋を開けなければダイレクトチャンネルが使えないという不便さだ。では不要チャンネルはマニュアルでスキップしてしまえと設定項目を見るとスキップする項目がない。結局パナソニックに聞いて見るとスキップはできずこの画面は消すことが出来ないとの回答。
ありえない。販売店の店頭でSONYで試したらあっさりスキップできた。

2007年12月24日

知らぬ間に1Gbps

近所の電柱に作業車で工事しているのをちょくちょく見かけるようになったのでもしや地元にも光ファイバーかと思いNTTのホームページを覗いてみた。
まだ対象エリアには入ってなかったがサービスが変わっているのに驚いた。
フレッツ・光プレミアム エンタープライズタイプというビジネス向けサービスだ。
月額2万ほどということでファミリータイプの4倍もするのだがスピードを見て驚いた。1Gbpsなのだ。ついこの前までMAX100Mbpsだったのに…
ベストエフォートだからアクセスが多いと落ちるのだが田舎は個人で映像を見るといった利用以外で大容量データ通信をやるところは少ない。ゆえにもしつながれば専用線のように使える?かも。
もし1Gbpsの看板どおり使えたとしてシミュレーションしてみよう。
HDCAMで140Mbpsである。余裕でリアルタイム伝送できる。もちろん事故を考えるとリアルタイムで送るのは現実的ではない。非同期で送ればなんと7倍速で送れる計算になる。CMなど問題ではない。30分番組でさえ5分もあれば送れる計算なのだ。
携帯電話の世界も高速通信が認可された。ADSL並みの速度が携帯電話で出来るそうだ。ADSLの場合アップロードは遅いのだがダウンロードはかなり速い。ハイビジョン画像のプレビューなんかに使えるかもしれない。
ローカルエリアこそ早期の高速通信をと叫びたい。ガソリン代も高くなったことだし…

2007年12月25日

地域別価格差

都心では一般消費財は価格が高くなってもしょうがないということらしい。言い換えれば田舎では安いと言う事だ。
大手企業は都心に集中するため地方では平均年収が極端に低い。
それに合わせて物価も低ければいいのだが実際にはほとんどの物の値段は全国的に同じに設定しているわけだ。
企業のサラリーだけでなく我々のようなフリーでやっている仕事の単価も地方の方がずっと低い。そのためお金儲け、メジャーな仕事を夢見る若者は都会へ行く。
そんな図式が常識とされている。
ハンバーガーが都心で買うより安くなったからって地方の人間が潤うかと言えばそんな影響はあるはずもない。儲かっている企業が地方に還元してあげようと言うお情けだ。
人口密度の低い地方で物を売ってもたいした量ははかせない。

私がやっている仕事も大阪と鳥取では単価が一桁違う。しかしそれは一件あたりの単価であって要求される密度が高かったせいだ。作業時間、仕事にかかる機材や地代などの経費を換算していくとそれほど大きな差は出てこない。ただそれは時間単価であって一日のうちに仕事をしている時間の占有率は低い。大阪でも稼働率としては50〜70%程度だと思っていたからこちらでは50%以下ということである。このあたりは人それぞれ時間当たりにできる作業量が違うのであくまでも自分的主観である。
合理主義なのでだらだら一日中作業をしているのが嫌いだ。
他人が丸一日かけてやる作業でも自分は数時間で済ませてしまう。
ガソリンも高くなったことだしウチでもそろそろ値上げしようかと思ったり…って別に標準価格があるわけじゃないから何パーセント値上げなんてことはないんですが(笑)

2007年12月27日

今年を振り返る

過去にこだわらない性格なので今年何が起こったなどどうでもいいのだが設備投資に関しては既に購入したものの延長線上に将来の機材があるので無視できない。
今年の大きな設備投資としては母屋リビングのリフォームがあった。スタジオ撮影時に控室として使うために中身だけ新築のようにした。
そして前倒しとなったハイビジョン編集機がある。最初のシステムが汎用パソコンに寄せ集めパーツによる最小限システムなのである意味今回がはじめての本格的編集システムと言える。その後、グライドカム、50インチプラズマということになる。
昨年はハイビジョンカメラ、その前はスタジオ設備といったように徐々に充実はしてきているがあくまでもワンマンオペレーション規模である。

2008年は何をしようかと。
その日暮らしということでもないがあまり長期的に仕事が入る保証もないのでリースやローンを組むのは怖い。基本的に現金購入である。なので一気にシステムを組むのではなく毎年部分的にリニューアルしていくと言った地味な進化になっていく。その分、いつもある程度最新の機器を使えるといったメリットもある。システム更新のコンセプトは「新しいことが出来る」「クォリティが上がる」「製作効率が上がる」といったことがキーワードとなる。決して見栄などで買うものはない…わけでもないが(笑)

残る大きな設備はHDCAMである。今の編集機をHD-SDI仕様にするのに約100万、ちょっと手間はかかるがP2経由だと30万、HDCAMが300万。
ただ需要があるのかという問題に突き当たる。今年は2件4タイプの15秒CMをハイビジョンで製作したが現行のローコストCMをハイビジョンに切り替えるメリットはあまり感じてもらえないのが現状だ。クライアント、広告代理店共に地デジ自体を鑑賞する環境を整えているところがまだ少ない。
とりあえずHDCAMテープ仕上げに関しては外注でまかなえるのでVTR所有はもっとニーズが増えてからで問題ないと考えている。
むしろXDCAM EX1のような高画質カメラが欲しくなってきた。実売70万でグライドカム4000も対応できる。画質的にはHDCAMのショルダー型に拮抗しているという。
と、まぁ趣味的要素も大いにあるのだが来年も物欲のために仕事をするのだ!

2007年12月29日

今後の業界

2008年は少し変化がある。
一つはテレビCMが完パケ納品のみになるということだ。完パケ以外って何?ってことだが、静止画CMの場合MOに画像データを入れて局に搬入し、ナレーション原稿を局アナが読みBGMをつけてテレビ局が完パケにしていたのだ。
これが10月より受け付けなくなる。そのためCMを作る場合は我々のような外部プロダクションに依頼して完パケにしなくてはならなくなるわけで局制作より多少価格は上がってしまう。これによってCM自体が減ってくるのかこちらが忙しくなってくるのか…

もう一つはワンセグの独自放送が解禁という情報だ。まだ詳細はわからないがCMの形態も変わってくるのではないか。最新のケータイはほとんどワンセグ内臓である。現在は地デジ放送と同じ内容なのだがケータイでテレビを見る場合長時間の番組を見ることはまずないだろう。せいぜい数分とかチラチラ見ながらという感覚ではないだろうか。10分も凝視していたら眼が疲れてしまう。どんな番組が好まれるのかこれからの研究だろうがここに入れるCMも現行のハイビジョンライクなCM作りとは異なってくるのではないだろうか。
また当方は長尺物のビデオ製作は基本断っているがワンセグ向けに1分とか3分みたいなショートプログラムならやってみてもいいかなと考えて見たり。変化に対して消極的な鳥取人気質のようではあるがなんとか活性化させていきたいものである。

2008年01月01日

あけましておめでとうございます

やっと雪が積もりました。スタジオの窓からの眺めです。
のどかな田舎でしょ(笑)
こんな田舎から最新鋭の映像をお届けします。
今年もよろしくお願いします。

2008年01月06日

趣味と聞かれて

子供の頃は親が看板屋をやっていたせいもあって絵を描いたり工作したりといったことをやっていたように思う。しかし高校生くらいになると絵を描くというのはあまり好きでないことに気がつく。写真とか電子工作に夢中になっていた。大阪に出てからはデザインをやっていたがやはり手でモノを描くという作業は面倒でしょうがなかった。
そこで同じ平面に出力するのならということでビデオやコンピュータグラフィックスという機械任せでクリエイティブできる手法を選ぶようになってしまった。基本的にずぼらなのである。
仕事をするようになって結局3DCGを選択するのだが、たまたまバブル期も追い風になって一世を風靡した。しかしやり始めた頃から思っていたのだが機器が低価格化し一般デザイナーにもCGが普及するようになったら競争が激しくなり今のような独占は無理だろうなと。予想に反して10年くらいはいい位置にいることができた。競争が激しくなる前に世の中の景気が悪くなってしまったのだ。

と、まぁ趣味が仕事になったようないきさつだがよく考えてみると画作りが好きというより機械を使ってモノを作るのが好きという事に気がついた。そこでバブル期にはモーションコントロールカメラを自分で作ったりもした。ロボットに熱中したがここでも仕事に使えるロボットという発想である。
鳥取に帰ってからもやはりモノづくりは続き、撮影スタジオの多くを手作りでやっている。さすがにコンピュータやビデオカメラを手作りというわけにはいかないのだが。
かといってラジコンやプラモデルを買ってきて作ろうと思わないのも不思議だ。そこで分析してみると「商売」も趣味のうちということではないかと。
つまり商売に結びつかないクリエイティブには興味がないということだ。
結論。趣味は?
儲かるモノづくり。ということになりそうだ。

2008年01月07日

黒の表現

ディスプレイの世界ではまっ黒を表現することが出来なかった。液晶はバックライトを液晶で光を遮るわけだが完全な遮光ができず光漏れが多い。プロジェクターではレンズ前にアクティブな絞りを置いて暗いシーンには絞り込んで明るいシーンとのコントラストを稼ぐといった妙な技術が流行っている。プロジェクターにおいてはDLPのような可動反射ミラーを使った投射装置もありそこそこの黒が表現されている。映画館のプロジェクターなどはほとんどこの方式だ。
プラズマディスプレイは一つずつのセルが蛍光灯と同様の構造になっておりまっ黒のシーンでも予備放電をしているらしくまっ黒になりきれなかった。ところがパナソニックなどはコントラスト10000:1というプラズマを作り出した。パイオニアのKUROでも20000:1だった。ところが今回のパイオニアは予備放電のないプラズマを開発した。現状の測定器では限界を超えているという。
ただこの測定方法には問題がないでもない。100%の白を最高輝度としてまっ黒の全画面の明るさを測定して比較しているのだ。測定ルームはもちろん真っ暗にしている。では画面の半分に白を持ってきたとき残りの半分はまっ黒なのかといったことは測定されていない。黒以外の部分に明るい光があるとディスプレイ内で光が回る可能性もあるし部屋に明かりがないとしても反射素材の部屋であれば回りこんで黒い部分にも当たる。
こういったことを考えると実際の部屋でこのディスプレイで普通の映像を見ても黒の部分がまっ黒でない事は容易に想像できる。しかし人間の目も自動露出なので明るい部分があると虹彩は絞られ黒はより黒く見える。つまり暗いシーンを真っ暗な部屋で見る映画ファンのためのスペックだということだ。薄明かりでもリビングで普通の明るい番組を見ている限り黒の恩恵を受けることはない

2008年01月08日

カメラの違いはレンズ?

最近の業務用小型カメラの性能は大型のものと差は縮まった。
撮像素子はフィルムの質感を超えるレベルまで高性能化してきてその後のデジタル処理もLSIの高密度化で高価な機種と安価な機種という価格で差別化するのが難しくなってきた。
ではどうして1000万以上するカメラが存在するのか。これは光学系の物理的制約によるものと考えられる。撮像素子は大きいほど感度は高くなり画質的にも有利だ。ところが撮像素子を大きくするとレンズも大きくなる。レンズは大きい方が画質的には有利のようだ。表現的にも明るく綺麗なボケの表現なども出来る。
つまり撮像素子が大きく大型のレンズを取り付けられるのが高価な大型カメラという位置づけなのだ。言い換えれば小型の撮像素子に対する高性能レンズが作れればこの差は更に縮まるということなのだ。

一昔前のレンズに比べれは今のレンズはかなり高性能になっている。しかしガラスを研磨した単レンズを何枚も重ねたレンズシステムという構成は写真が始った時代から基本的な構造は変わっておらずレンズの色収差、歪み、ガラス表面の反射、ガラス内損失など物理的な不具合との戦いの歴史でもある。素材や表面コーティング、コンピュータによる設計など高度化して高画質化は図られているが高倍率ズーム、サーボズーム、ワイド化、軽量化など要求されるスペックも高度化され、えられる画質もSDからハイビジョンへととどまるところがない。ガラスレンズ以外の方式というのは考えられないものなのだろうか。とはいえ人間の目もレンズなのだが…
究極は人間の目のような単レンズということなのか?ただズームが出来ない。撮像素子を限りなく高密度にしていけばデジタルズームで済む。ケータイのデジカメはそんな構成に近い。業務用カメラにもそんな機構が取り入れられる日は近いのだろう。

2008年01月09日

ノイズキャンセリングヘッドホン

システムファイブで買ってあった福袋が届いた。さすがに業務機器販売店なりのマニアックな商品ばかりだ。とりあえず粗大ゴミ行きのアイテムはなかったので一安心。
内容はというとたぶんメインはこのノイズキャンセリングヘッドホン。他にもハイハット、テストトーンジェネレーター、何に使えるのかハードな底が付いた円形布ケース、DVテープである。
ハイハットは欲しいと思っていたアイテムなのでこれはラッキー。
で、ノイズキャンセリングヘッドホンだがこれが微妙。非常に興味はあったのだが使う場面がない。田舎に住んでいるとノイズのある環境にいることがないのだ(笑)
スタジオ内はもちろん防音仕様。音も出し放題なのでヘッドホンでコソコソ音楽を聞くこともない。電車や飛行機に乗ることもない。飲みに出かけるときバスに乗るが20分ほどなので我慢は出来る。というかほとんど乗客はおらず貸し切り状態なのだ。
うーむ、どっかで使うこと考えないとちょっともったいないな。

2008年01月10日

民生機のビデオカメラからテープが消えた?

民生用のハイビジョンビデオカメラはざっと25機種ほど出ている。メディアとしてはBlue-ray、HDD、DVD、HDV、SD、メモリースティックがある。記録方式はBDMV、MPEG-4 AVC H264、Motion JPEG、MPEG-2とこちらも様々だ。
次世代光ディスクはHD DVDが破れブルーレイ一色になろうというのにビデオカメラは多彩だ。これはほとんど個人で楽しむ以外にあまり持ち出さないためこんなことになっているとも考えられる。
この25機種のうちテープを使っているのは3機種だけだ。cannonとsony。DVテープを使っていたユーザー向けにつなぎで出しているに過ぎないと思われなくもない。
保存に優れていると言われてきたテープだが光ディスクが普及してきて存続が危うい。
業務用では容量的に光ディスクには納まりきれないが民生機レベルであれば充分だ。
テープの場合フォーマットが変わると新しいデッキで古いテープがかからないことが多く問題がある。12cm光ディスクはその点上位互換があるしパソコン上ではソフト次第でどんなフォーマットでも再生できたりする。どう考えてももテープの生き残る道はない…

2008年01月25日

デジタルワイヤレスシステム

業務用ワイヤレスシステムといえば数社しか作っていないが基本的にアナログ通信だった。それでも送信機、受信機ともに何十万円という高価格で混信などにかなりの技術が投入されているようだ。
業務用でも少しランクの下がった手頃なシステムも存在する。
送受信機+マイクセットで数万円というものからある。
で、どれだけ違うのかあまり現場の経験もないのでカタログスペックだけ見ていたのだがSONYに デジタルワイヤレスシステム
が4月発売とあった。技術仕様を見てみると、なんで今までなかったの?という疑問さえ湧いてくる。今やハイビジョンのベースバンド1.5Ghzの信号でさえ無線で飛ばそうという時代に音声をアナログでやっていたのか??

VTRやノンリニア、ポータブルレコーダーまで音声は全てデジタル化されている。なのにミキサーとワイヤレスは未だアナログが主流とはちょっと驚いた。このSONYのデジタルワイヤレスシステム、送信機×2、受信機1台で120万円ほどになる。もう少し手頃なものが出てきそうな気はする。アナログよりデジタルにすることで安く作れることのほうが多いからだ。実はサンヨーから25,000円という破格のデジタルワイヤレスシステムが販売されている。あくまでも民生機だが送られている音声信号は非圧縮だというから驚きである。これからのワイヤレスシステムは全てデジタルになるものと思える。
そうなるとまだまだアナログの分野が残っているのだがマイクプリアンプ。
マイクにプリアンプが内蔵されてマイクのケーブルがデジタルになるというのも時間の問題ではないか。ミキサーは既にデジタルのものもあるので低価格化を望むだけだ。
パソコンで録音する場合はVUメータやピークメーターより波形を見ながらチェックしている。この方がピークの出方、ボリューム感、エネルギーバランスが掴み易い。
それを考えるとポータブルレコーダーなどでもこういった波形モニターを付けるというのもあって良さそうなのだが…音の現場ではVUメーターが主流なのも不思議だ。

2008年01月29日

リニアPCMレコーダー

ソニーの録音機である。かなり物欲をそそられるデザインだ。しかし衝動買いする前によく考えてみる。
遊びで生録するか?これは映像時代になってほぼ興味はなくなった。
音楽録音も機会がない。仕事に使えるか?内蔵マイクがなかなか高性能なのである程度使えそうだ。しかしステレオマイクなのであくまでも環境音を収録するためである。雑音だらけのこの世の中でクリアーな環境音など録れる場所があるのか?どんな山の奥に行っても耳を澄ますといろんな雑音が含まれているものだ。となれば出来るだけ対象音を絞り込んで収録したくなる。ガンマイクの登場だ。万能というわけではない。レンズのように見える範囲だけしか収録しないというものではない。高音域になるほど指向性は強いが低音になると横からの音も普通に入ってくる。

仕事で生録といえば効果音の収録ということになりガンマイク必須である。となるとこの機種ではマイク入力が対応できない。キャノン入力のアダプターもあるが携帯性が損なわれる。そうなれば業務用のレコーダーの方が使い勝手がいいということになる。
というわけで物欲は消滅したのだが業務用レコーダーは一つ欲しいとは思っている。イマイチこれといったものがないので様子見である。

2008年01月30日

波形モニター

パソコンにオーディオインターフェースを繋いで録音すると図のような波形を表示しながら録音が始る。ピーク成分もわかり易いし録音レベル設定が楽である。
ポータブルレコーダーにこの波形表示機能が付けば非常に便利だと思うのだがそのような製品を見たことがない。
ノートパソコンでも持ち出せば出来るかもしれないが耐久性が問題だ。
最近のポータブル製品には大型のディスプレイが付いているのだからこういった機能はそれほど難しいことではないと思うのだが。
欲を言えばスペクトラムアナライザーもあればベストである。
一眼デジカメにもこの波形モニター(映像レベル)は付くようになった。ビデオカメラにも表示できるものも出てきている。
オーディオ分野ももうちょっと進化してもいいのでは?

2008年02月03日

使用権フリー音楽素材集

e-media MusicBaseである。CD-ROMで10枚、1000曲も入っている。いつもネットで購入しているシステムファイブに注文。正月企画で福袋に付いてきたポイントとポイント抽選会で一等が当たったおかげでポイントが約10万円分になったのでそれを使うことにした。
今でもフリー音楽素材、効果音素材集は数十枚分あるのだが使えそうな曲はほとんど使ってしまい「あ、これいいな」と思ってCMに入れてみるとそういえば昔 ○○のCMに使ったっけ…みたいな。スポンサーや視聴者は気がついていないかもしれないが作っている方としてはなんとなく後ろめたくなってしまうものだ。
音楽素材は全てHDDに取り込んで使っている。いちいちCDやCD-ROMを読み込まなくていいし効果音などはファイル名に音のイメージを書いておけばファイル検索で探せるメリットがある。今までの素材集は全て音楽CDだったのでデータベースで曲名が呼び出せるものはいいが登録されていないCDは番号しか付かないので手作業で打ち込んでいた。
今回の素材集はCD-ROMなのでそのあたりの心配は要らない。
そのままHDDにコピーすればいい。どんな曲名になっているのかわからないがイメージ毎にホルダー分けしてあれば便利だ。
それと効果音集でスポーツ場面と生活音。最近ボーリングとスキーの音探しで苦労したしキーボードを打つ音なんかも自分で叩いて録音してみたがDELLのキーボードは音が軽かった。腕時計をはめる音も自分でやってみたが持っている時計のバンドがどれもチタンなのでこれも軽い音になってしまった。ロレックスでも持っていればいい音がしたのかもしれないが。効果音の自作はやってみると楽しいがいろいろと材料もいるし時間がかかる。
作り置きしても出番がある可能性はゼロに近い。最近では映像素材集の出番が少なくなってきた。実写映像、写真、イラストなどが増えたためだ。
使うとすれば光の効果や動く空の映像くらいなので新たに映像素材集は購入してない。

2008年02月04日

タイムコード

雑貨屋さんでこんなものを買って来た。実際の撮影に使えるものではなくインテリアとしての時計である。秒が1/10まで表示できるのでストップウォッチとして使えると便利だったのだがそれほど多機能のものではなかった。
以前から苦労しているのがタイムコードの計算だ。一時は計算し易いように15秒CMは全てフレームで計算していた。15秒で450フレームだ。4秒だと120フレーム。
ところが最近30秒、60秒、90秒などと長いCMが登場してきたのでフレームでは計算しづらくなったのだ。ナレーション録音の際もストップウォッチは秒表示なので105フレームで読んでくださいとは言えない。ところがタイムコードは30フレーム。例えば1'14"12fから1'18"21fの間に5.34秒のナレーションを入れる場合何パーセントのストレッチをかければいいか?電卓で叩くにも簡単にはいかない。フレーム単位を10進数に変えて計算する手もあるが分をまたがるとまたややこしくなってくる。

まずはフレームでカウントできるストップウォッチが欲しい。
どうせならそれに時分秒フレーム入力できる電卓が付いているとベストだ。
パソコンでも出来るが手元にちょこちょこっと簡単にすぐ使えるツールが欲しいのだ。
セイコーのサウンドプロデューサーというストップウォッチを持っているがこれは最低単位が秒までなのでCMには使えない。
せっかく時分秒計算できる機能まで付いているのに…惜しい。

2008年02月07日

いまさらアナログ派?デジタル派?

いまさらアナログ派?デジタル派?
表示系のことである。仕事で使う場面の時計はほぼデジタル表示にしている。寝室の時計はアナログ、ところが腕時計はアナログだ。本当はデジタルにしたいのだがデジタル表示で電波式の時計はなぜか安っぽいデザインのものしかない。そろそろいいデザインの物を出して欲しいと思うのだが。
音声のレベルメーターはデジタルの方が安心感がある。針式は機器によって全く振れ方が違うのだ。ベーカムのレベルメーターはあてにならないと有名らしい。業務用のポータブルミキサーなどもほとんど針式だ。そのためかSONYのマニア向けレコーダーにも針式メーターが付けられたがそのローコスト版には省かれた。どうも音響関係のエンジニアは保守的らしい。前にも書いたがオーディオレベルの監視には波形表示とスペクトラムアナライザーが欲しい。
映像分野でアナログといえば波形モニターがあるがデジタル回路になっても表示は同じである。音声のように一次元でないので針式メーターでは監視できない。
波形モニターも簡易的にデジタルで出来るようになってポータブルビデオモニターに内蔵されたりビデオカメラに内蔵されたりと別途に用意しなくてもチェックできるようになりつつある。音と同様ダイナミックレンジの大きい被写体の場合ピクチャーモニターだけでは正確な露出を把握するのは難しい。ただ白飛びを抑えればいいというものでもない。最近のカメラでは撮像素子のダイナミックレンジをフルに使ってレンジ圧縮したものを記録する機能が豊富になってきた。ニュース映像のようにリアルに表現する場合はリニアに収録するのだがドラマや映画、CMなどは白飛び黒潰れするよりまったりと多くの階調を圧縮してでも見せるといった表現が多用されるようになって来た。しかも最近のディスプレイは一昔前のディスプレイよりコントラスト表現が広く闇や眩しさまでも表現できるようになって来た。とすれば従来のダイナミックレンジの考え方は通用しないのではないか。
と、ここまでデジタルとアナログを書いてきたがちょっと矛盾に気がついた。時計のデジタル表示は数字なのだ。音声レベルの表示に数字が変化するものなんてありえない(笑)レベルを棒グラフで表示するのはアナログかデジタルか?そんなことはどうでもいい…

2008年02月08日

ステレオマイク

RODE NT4というX-Yステレオマイクを注文した。ネットではかなり評価が高いようだ。何のためにステレオマイク?という感じだがこれでナレーション録音をしてみようと思っている。どうも一本のマイクでモノラルをステレオに振り分けるのとステレオマイクで収録するのでは聞こえ方が違うらしい。
今回はあくまでもナレーション録音である。しかしこの手のステレオマイクを見るとどうしても生録をやってみたくなるのが元生録マニアである(笑)
とはいえせっかくのこれだけのクォリティマイクなのでキャノン→ステレオミニ変換してローランドのポータブルレコーダーR-1というのはなんとなくバランスが悪い。

かといって10万もするようなレコーダーを購入したとしても出番がないのが容易に想像できる。一眼デジカメさえ新しく買ってから外で写したのは一ヶ月くらいだったのだ。ただ飾っておくだけの録音機はちょっと無駄だなぁと思うわけで。しかも躊躇する理由はもう一つあって最近気になっている波形モニターである。ポータブル録音機のメーターに波形表示ディスプレイが付いたらすぐに飛びつくかも…

2008年02月18日

次世代DVD決着

やっと東芝が撤退した。規格が出た時点から主導権は握らないだろうと思ってはいたが完全撤退するとは潔い。しかしこれまで販売してきたプレーヤーやソフトはどうするんだろう?北米ではゲーム機を含めHD DVD機は100万台を超えるらしい。日本では数万台と消費者は少し賢かったようだ。とはいえ今後HD DVDのソフトは出ないからプレーヤーだけの機器は在庫のソフトを擦り切れるまで見るしか使い道はないということだ。レコーダーの場合はある程度使い回しが出来るのでそれほどもんくは出ないだろうが。
しかしこうなったからといってBDが一気に売れるかというと疑問は多い。
DVDレコーダーはHDDの大容量化によってコレクター以外はディスクに保存するというメリットを感じない。ビデオカメラにしても既にメモリー録画に移行している。
衛星放送での映画配信もHD化されてきてBDのパッケージソフトはDVD、VHSほど販売量は増えてこないと思われる。BDのマーケット戦略はどこに行くんだろう?
録画メディアはHDDとメモリーになってしまった今、光ディスクいる?

2008年02月19日

Blu-rayネーミングの勝利?

新聞で毎日のように東芝のHD DVDの記事が目につくようになり、「次世代DVDの事だったの?」とやっと理解してもらえたのではないだろうか?
感心のないコンシュマーは案外こんなものではないかと思う。
今思うに、この「HD DVD」のネーミングはいささか解り辛かったんではないだろうか。
我々業界の人間でさえも「SD」作品ですか?「HD」作品ですか?などの話の中で比較のため「エッチディー」という言い方をするがほとんどの場合「ハイビジョン」を使う。
ましてや「ハイディフニッション」など未だに舌を噛みそうで言えない。
それに勘違いしやすい「HD」という略文字は「HDD」を「HD」という事が多々あるし、レコーダーは「HDD」を搭載しているのが普通になってきているからややこしい。
間違う事はないと思うが、オートバイ野郎は「ハーレーダビッドソン」経済界では「ホールディングズ」を「HD」と好んで使ったりする。一文字違うが「HP」は「ホームページ」と「ヒューレットパッカード」で一般的に使われ、コンピューターを扱うものにはややこしい。このように勘違いが起こる可能性のあるアルファベットを商品のネーミングに使うのはやはり間違いではないだろうか?ただ、「HD DVD」が覇者になった後の話として言うならばはこれ以上シンプルな商品名はなかっただろう。

一方の「Blu-ray Disk」は何かよくわからないけど新しい技術、未来感がある名前に聞こえる。LEDのブルーを連想して好印象も与えたようだ。商品のマーケティングにおいてこの差は大きかったように思う。デファクトスタンダードにならないと意味がないのかもしれないが、東芝の撤退はなかなか厳しい現実をあらわしている。
しかし、「Blu-ray Disk」は覇者になったのだろうか?
フジのんさんも何度も書かれているが、「Blu-ray Disk」の真の敵はインターネットのインフラに乗っかった膨大なストレージサーバー内のコンテンツである。何も大容量ディスクに録画して家に置いておかなくてもよい時代が来ている。私個人の話であるけど何百本ものVHS、Hi8、DVDディスクは録画後何度も見たことがあるのは1%もない。この現実に消費者はそろそろ違う形での映像の楽しみ方を見いだしてきている。
Appleの音楽配信からまさにその様子が一変してきている。そのAppleが映像にも本格参入するというし、オンデマンドやストリーミングが一般化となるとコンテンツのあり方を根本から考えなおさなければならない。ソニーは「PS3」で「Blu-ray Disk」のゲームコンテンツは間違いなく売れるだろうが、問題は圧倒的な量の映像コンテンツがどうなって行くか?に本当の覇者に成り得るかどうかがかかっているように思う。

センサーライト

人感センサーライトというらしい。人間が近づくと体温の変化を受けてスイッチが入るというやつである。防犯用に玄関に付けているが猫や自動車にも反応する。明るさセンサーも持っていて暗くならないと作動しないように作ってある。省エネに抜群の効果があるが頻繁に点滅する場所に設置すると電球の寿命が短くなる。
また、機種によっては電球型蛍光灯に対応していないものもあるし最近の電球型蛍光灯は点灯してもすぐに明るくならないものが多いので省エネとはいえタングステンの電球が適しているようだ。そこでトイレにもつけて見た。トイレのドアを開けるとパッと点灯する。終わって出ると1分ほどで勝手に消灯する。実に便利だ。
ところが…
トイレに座っていると突然消えてしまう。人感センサーは熱源の動きに反応するためじっとしていると、いないものと思うようだ。気張りながらも真っ暗になってしまうのでゴソゴソと動くと再び点灯する。しかも!この機種、安い物を購入したため消灯までのタイマーが1分の固定なのだ。トイレは長い方ではないが3 分や5分はいる。この間何度もゴソゴソ動かねばならないのだ。
さらに!
新築した当初はスタジオではなかったので来客はなかったのだがスタジオ運営すると来客者がけっこうある。来客者はセンサーライトなど知らないからスイッチを操作するのだ。もともとスイッチは点灯にしたままになっているから一度操作すると消すことになる。ドアを開けて点灯してないことに気づくと再びスイッチを操作する。
出て行くときにはスイッチで消すわけである。次に入る自分はセンサーが働いているものと思い中に入るが点灯しない…ということになる。
といったわけでトイレには不向きだということがわかった。家族だけで使うトイレなら消灯タイマーの長いものを選ぶべきだろう。ただ、一般的なもので3分、長いものでも5分が限度のようだ。長トイレの方は中で消えるたびモゾモゾしなければならない。
下の商品は器具そのものではなく電球ソケットに取り付けるタイプである。玄関の中につけてみようと思っている。

2008年02月22日

BDは勝ったが…

HD vs BDは意外とあっさり片が付いてしまったがVHS vs BETAは泥沼だった。
それにしてもフォーマット戦争はあちこちで起こっているわけで業務用ビデオでもまだ決着は付いてない。
力づくのSONYは技術的優位の他社技術が出てくるとそれを超えた新しいフォーマットをぶつけてくる。そのためSONYには無数のフォーマットが存在するし今まで消えていったフォーマットも多い。
業務用ハイビジョン規格、DVCPRO HD、AVC-Intra、HDCAM、HDCAM SR、HDV、XDCAM、XDCAM EX、AVCHD…まだまだある。このうちSONYだけでも6フォーマットの製品を出している。 いずれHD DVDと同じ運命のフォーマットも出てくるのだろう。
同一メーカーでこんなにも互換性のないフォーマットを出すなんて、どうなんでしょう?

2008年02月25日

マルチトラックレコーダー

ROLANDのR-44という新機種が3月中旬に発売される。非常にコンパクトで4トラック同時録音、24ビット/192kHz、SDメモリーカード記録で¥75,000というから驚きである。
マルチトラックというとオープンリール時代に遡る。1/2インチテープに4トラックなんてデッキがアマチュア用に何十万といった価格で出ていたように思う。
その当時は多重録音といえぱテープをダビングして行っていたためヒスノイズや周波数特性がどんどんひどくなりプロでも幅の広いテープを高速で回して使っていたものだ。
その後デジタル録音になり、テープからハードディスクに録音できるものが出てきてオーディオ録音の世界は一変してしまった。その当時AKAIの4rtackHDDレコーダーを持っていた。SMPTEタイムコードにシンクロするものでベーカムデッキと並走してBGMやSEを作っていたことがあった。その当時はまだノンリニア編集機が億単位の時代だった。

そして近年ではPCでノンリニアする際、マルチトラックオーディオは当たり前になり専用のマルチトラックレコーダーはめったにお目にかかることはなくなった。
一方、フィールドレコーディングにはPCを持ちまわるのはありえないためポータブルな録音機が必要になる。早くに登場したのはカセットテープを使った4trackレコーダーでアマチュアのバンド録音などに使われていたようだ。HDDのポータブルレコーダーも登場してきて信頼性がある程度確認されると映画やドラマ制作用に4tr、8trなどの高価なプロ機も発売されるようになってきた。ところがいくら信頼性が高いといってもHDDはメカなので意外と壊れ易い。プロの現場でクラッシュすれば信用問題である。ということで最近出てきてのがソリッドステートメモリーだ。ビデオカメラでもSxSやP2が業務用として使われるようになった。プロ用音声機器にもやっと入り込んできたといった感じだ。
R-44では映画に利用するには物足らないだろうがこれだけコンパクトで多機能なレコーダーがこの価格ならかなり普及するだろう。今後業務用音声機器は一気にデジタル化される可能性がある。信頼性や互換性を重視するあまり、かなり長期にわたって保守的な構成が続いたからだ。ほんの数年前まで6mmオープンテープが使われていたり、MDやMOもまだ流通している。今後デジタル化されるだろう機能はまず入り口から、マイクからミキサーまでの音声信号。これはアナログで引き回すとノイズが混入するからである。光ファイバーやデジタル信号にすればすっきりする。SONYでは近々デジタルワイヤレスシステムを発売する。また、ブルートゥースでのデジタル音声通信も出回ってきた。そして次にミキサーだがSONYから一機種だけ出ている。この分野も早いうちに全てデジタル化されるものと思われる。レコーダーは既にデジタル化されているわけだから時間の問題だ。
これからのオーディオ機器が楽しみである。

2008年03月06日

CMの制作費

期間限定のアイコンです。
つのは生えていませんが、鳥取のゆるキャラとしてデビュー?(笑)

スポンサーとしては安い方がいいのだが安ければ内容が薄くなるというジレンマもある。こちらとしてもローカルCMを生業としているのでローコスト制作に関してはいろいろと企業努力をしている。
スポンサーがテレビCMで広告をしようと思った場合放送料という大きな壁がある。ローカルCMの場合は制作費より放送料の方がウエイトが大きく、場合によって静止画CMの場合などはサービスでやっているところもあるくらいだ。
単純に告知だけのCMであれば静止画でもある程度の効果はあるだろうがせっかく予算を用意してテレビCMを打つのなら放送料を少し割いてでも制作費にあててインパクトのある効果的なCM内容にと思うのだがこれは制作会社側の考えだからと言えなくもない。
お金をかければいいものが作れるというのは方程式通りにはいかない。企画次第ではせっかくお金をかけても効果のないものもあったりするし超低予算でもアイデア次第では爆発的に受けるものもあったりする。そうなるとますますスポンサーとしては安くていいものという要求が出てくるわけである。一方、放送料は料金と放送本数、時間帯など方程式通りなのである意味割り切りやすい。
ただ、制作側から言わしてもらうと予算がない仕事より多い仕事の方がやる気は起こるものである(笑)結果としての作品がいいか悪いかは別にして…

2008年03月07日

デジタル一眼レフカメラ

最近では若い女性にも人気が出てきてコンパクトデジカメが個性が出せない中デジイチとして売れているようだ。
しかし一眼レフにする意味があるのか?最近の機種ではミラーアップしたまま液晶モニターでリアルタイム映像が見られるライブビューが主流になりつつある。液晶モニターも可動式でフリーアングルで撮影できるものもある。とすればミラーとプリズムを使った光学ファインダーの存在価値はあるのか?もともとムービーフィルムカメラのファインダーは光学式だ。しかしビデオカメラになって接眼式のファインダーは電子式になった。
接眼式のメリットは明るい外でも外光に影響されずファインダーがクリアに見えるということである。コンパクトデジタルカメラにも申し訳程度の光学ファインダーが付いていたりする。つまり接眼方式でない液晶モニターが晴天の外光の中でもクリアに見えれば接眼ファインダーは不要になるわけだ。そうなればミラーとプリズム、接眼ファインダーが不要になりあの独特な一眼レフの形状でなくなる。

もう一つレンズ交換がある。非常にシビアな写真を撮り、大きく引き伸ばしたりするプロやマニアは高価な単焦点レンズを使い分ける。しかしアマチュアの多くは高倍率のズームレンズをつけたまま使っている。いくら性能が良くなったとはいえ800万画素クラスの一眼デジカメだと高倍率ズームと単焦点レンズの画質差は歴然である。
と、まあ今のデジイチブームはあのフォルムに女性がカッコいいと思い手頃な価格になってきたから持ち歩いていると考えられる。もっとスタイルにこだわる人は古いフィルムカメラを持ち歩いているようだ。趣味の世界だからなんでもいいが…

おそらく一眼レフというカテゴリーは近い将来なくなってしまうと思う。電子撮像素子を使っているのにメカニカルな光学機構が必要だと誰も考えないでしょ。
究極をいえばガラスを使っているレンズ。結像させるためには現状この方法しかないのだが光を屈折させる方法には他にもある。
未来のカメラにはあの重いレンズは付いてない。

2008年03月17日

ケーブルレス

なんと家庭用でハイビジョンのベースバンドデジタル信号まで無線で飛ばしてしまおうという時代になってきた。
ワイヤレスマイク、無線LAN、ワイヤレスキーボードにマウス、ブルートゥースのヘッドホン…とだいぶ増えてきたもののいまいち普及はしていないようです。
ちょっと前にワイヤレスの5.1chスピーカーシステムなどといったものも出ていました。どうして普及しないか。結論は簡単です。信号線はなくなったけど電源はどこから取るの?ということだ。小電力のマイク、キーボード、ヘッドホンなどは電池駆動できるのですっきりする。しかし電池が切れると全く使えなくなるので常に予備を用意するとか容易に充電しておける機構を作っておかなければならない。

映像系やスピーカーは電池駆動というわけにいかないので結局ACコンセントを探さないといけない。これからの家は「どこでもコンセント」の設計が必要かもしれない。
壁紙自体に電源が供給されており非接触で電源が取れる…みたいな。それと共にどんな信号も電源に混ぜて通信できる規格が欲しい。
そうなればわざわざ無線にする必要もないのだ。テーブルや壁、床に接していれば電源も信号もやり取りできる、そんな22世紀は近い!?と、夢の話だがとりあえず業務用デジタルワイヤレスマイクの低価格版を発売して欲しい。
SONYから4月に発売されるものはセットで100万もするのだ。
な、なんでワイヤレスマイクってこんなに高いの?

2008年03月21日

R-44が来た

発売予定日から4日ほど遅れたがやっと届いた。
とはいえ最近はこういった商品、手にするまでにネットで写真が公開されており細部までしっかり確認できるし取扱説明書まで公開されている。
今回も届くまでに取説をざくっと読んでいたので既に使ったことがあるかのように箱から出してすぐテスト録音してみた。
細部の機能はやはり操作しながらでないとわかりにくいので各種機能を確認しながらいろいろと試し録りしてみる。
レベルの前にセンスがあるのが便利でいい。マイクによって感度も違うのだがセンス段階で感度を揃えておきレベルでバランスの微調整をするといった感じだ。
ヘッドホン端子は最近の機器にしては珍しく標準ジャックを使っている。こういった生録にはノイズキャンセリングヘッドホンとの組み合わせが非常に具合がいい。小さな音も周囲の雑音に影響されずクリアにモニタリングできる。福袋でたまたま入手したノイズキャンセリングヘッドホンだがやっと使い道が見つかった。

内臓リミッターも自然な効き方だ。右に置いているのはプロテックのリミッター専用機だがこちらはプロ用ということで-20dbで完全にカットされてしまうのでちょっと使いづらかったのだがR-44があればこれで全てが済みそうだ。
メニュー操作はちょっとやりにくい。カーソルの上下左右操作キーが横一列に並んでいるからだ。やはり十字キーにして欲しかった。
R-44の納期が決まってから気がついたのだがSDメモリーは別売だった。そこで急遽ヨドバシドットコムに適合メモリーを確認して4GBを発注したがR- 44が届くタイミングには間に合わなかった。そこでデジカメに使っている1GBのSDを使ってみたのだが何の問題もなかった。まぁ音声記録だからそんなに高速でなくてもいいのだろうが。
それにしても最近の機器はほとんどSDメモリーになってきた。一時はスマートメディア、コンパクトフラッシュ、スティックメモリー…と無数にありカードリーダーなどは20数種類対応などと書いてあるものもある。SDにほぼ一本化されてありがたいと思いきや、マイクロSDやスピードによる違いなどこちらも賑やかになってきた。
安くなってきたからいいとは言え…

2008年04月08日

CG

長くCGの分野で商売をしてきたが今はあまり使っていない。
というのもテクニックはどんどん高度になっており一般的に「おお、CGだ!」と言われるようなものを作ろうとするととんでもなく手間がかかってしまうからだ。
手間 = 時間 → コストアップになるわけで少々の表現では大きな予算を用意してくれるクライアントは少ない。
しかもローカルCMがメインということでCGの絡む企画さえ出てこないのが現実だ。
とはいってもせっかく身に着けたテクニックなので使わない手はない。ちょっとしたフライングロゴやイフェクト、CGパースなどちょいちょいと作れるものだけやっている。フリー素材や二次元では表現できない部分ではそれなりに重宝している。その程度の表現なのでCGソフトのバージョンも数年前から止まっているが不便は感じない。
というよりバージョンを変えると使い方まで変わる場合があるので年を取ると使い慣れたソフトのほうがいい。

2008年04月10日

企画

ビジネスとしてのCM製作をどうやっていくかといった企画はするのだがCM自体の企画というのはやっていない。
なぜ企画をしないかというといろんな理由がある。
一つは手間の割りにギャラに換算できないということだ。クライアント、代理店との調整、コミュニケーションも必要だしCM効果、それぞれの好みなども考慮してOKが出る企画まで行き着くには相当の労力を必要とする。単に映像的なアイデアを出すのであれば幾らでも作るのだがやはりCM企画は奥が深すぎる。
もう一つはローカルCMゆえほとんどの部分をワンマンオペレーションしているため逃げ場がないということである。「CMを流したが反応がイマイチだったね」なんて言われると「全て私の力不足です」ってことになる。
でも他人の企画なら多少逃げ道がある?みたいな(笑)
要するに面倒なことは避けているだけなのだがいつまでもそうも言っていられない。

ローカルCMは出稿量がジリ貧なのだ。ローカルに限ったことでもなさそうだが指をくわえて待っている訳にもいかない。積極的におもしろい企画を提案してこれならCMやってみようと思わせることも必要かなと考えているのだ。
ただ問題なのは一つ目のコスト面だ。現状はCM製作もオペレーションに徹している部分が多いので非常に低価格で提供できている。しかし企画提案となればボツ企画も沢山出てくるわけでそれらのコストも最終的受注仕事に添加していくことになるわけだ。
企画そのものにも料金設定をしボツでも企画作業に対して請求できる環境…こういったことを理解してもらわないと単にCM制作費が高くなったと思われるのも問題だ。
ポストプロダクション業務と企画営業などの代理店業務を同時にするのはリスク調整的に無理があるかもしれない。やはり外部の企画会社と連動して動くのが効率良さそうだ。
どうやっていくかが問題なのだが…

2008年04月11日

ハイビジョン3D立体放送対応テレビ発売!

ながーいタイトルだがここまで書かないとわかりにくい。
ビックカメラが発売するのだがフルHDパネルの液晶で46インチ約50万円。3Dメガね付である。民生用では世界初ということらしい。
ヒュンダイ製ということだが果たして売れるのか?今のところBS デジタル放送の「3D立体革命」という15分番組しかコンテンツがない。何度か録画してみたが同じ内容を再放送しているようだし番組というよりいろんな映像を繋いだプロモーションのようなものだ。一般のテレビで見ると左右に右目用左目用の映像が二つ並べられ横方向半分に圧縮された映像を見ることが出来るが立体ではないのはもちろんまともな映像として鑑賞することもできない。
3D映像の歴史を遡るとずいぶん古いものになる。そういう自分も展示映像向けに3Dの特撮やCGなどを手がけたこともある。裸眼の交差視などが出来るのも特技の一つだがはたして一般に受け入れられるのか。問題は専用テレビでないと見られないというところだ。
テレビ放送がカラーになったときやステレオ放送になったときのように無理のないクロスフェードが出来ればいいのだがデジタル放送への切り替え並みのインフラ整備が必要なシステムだけにかなり難航が予想される。というより普及はほぼ不可能だと思っている。

視聴方式の問題以外にコンテンツ制作の難しさがある。本格的に製作しようとするとカメラが2台必要だったりするが簡易型ではレンズの前にアダプターを付けるといったことも可能だ。ただレンズの画角制約、被写体の距離によって視差の調整など通常の撮影とは異なった撮影テクニックが必要となってくるし編集も難しい。おそらく機材の調達も含めコンテンツ制作は一般製作の倍以上かかってしまうのではないだろうか。
そういった技術的ハードルが高いわりに映像インパクトがどれだけあるのか。遊園地や博覧会などで見る映像は大画面で立体を売りにした映像作り、短時間上映ということで初めて見る人には感動があるが何度も見たいと思うほどの常習性はない。
これを家庭に持ち込んで野球やドラマを見たとして…たぶんダメだろうと思うのだ。

2008年04月15日

白熱電球の製造を中止

松下に次ぐシェア35%の東芝ライテックがE26口金の電球を全て製造中止するというニュースだ。どうして E26かというと電球型蛍光灯に置き換えることが出来るからだ。それ以外のミニクリプトンやハロゲンなどはそのソケットに合った蛍光灯やLEDが開発されていないため中止するわけに行かないということだ。とはいえ大手東芝ライテックが発表したということは他メーカーも追随することは間違いないわけでハロゲンなどの器具自体も製造されない可能性も出てくる。

家庭用の照明器具はそれほど高価なものは少ないのでいいが今後スタジオの照明なんかにもこの影響は及んでくるだろう。スタジオで使っているハロゲン灯具のほとんどは東芝ライテック製といってもいい。ロケ用は海外メーカーも多いがやはりハロゲン系が多い。
最近ではロケ用にLEDのものが出てきているがあくまでもENG用。
バッテリーを軽量化でき太陽光の補助としても使えるデイライト光源として普及しそうな勢いだ。スタジオ照明は蛍光灯に変わっていくだろう。蛍光灯ではスポット系の光線を得ることが出来ないのでこの分野に関してはHMIということになるだろうが現状はとんでもなく高価だ。しかしこれも時間の問題だろう。
とにかく発熱の多いタンクステン、ハロゲン電球がなくなるのは歓迎である。

2008年04月24日

世界最強の乾電池

パナソニックの「エボルタ」という乾電池である。
なんと世界No1長持ちという。今まで「オキシライド」が「アルカリ」を超えた高性能電池だったのだが世代交代は早い。
大中小の電流領域において高い性能を発揮し、なんといっても使用推奨期限が10年と世界一なのだ。
時計に入れて10年間動き続けるというのではない。10 年目に初めて使ってもある程度の容量が残っているということである。乾電池は自然放電があるため何年も放置しておくと使ってもいないのに残量は減っているし液漏れなどがある。
ウチのようにロケ用機材を年に数回しか使わないと、はて?この電池はいつ買ったやつだろう。まだ使えるのかな?みたいな事がよくあるのだ。しかもちょっとだけ使った場合に新品に交換するのはもったいないと何回か使うのだが現場で容量不足になる場合を想定して予備電池は用意しておく。
しかしその予備電池が未使用にもかかわらず自然放電で使い物にならないなんてことがあるわけだ。
しかし「エボルタ」ならそんな心配もまずない。10年はすごい。
プロの現場では一度ロケに行くとその日使った電池はもう使わないらしい。
もちろんその他の家電製品に流用するらしいが大量に消費するようだ。かといって充電電池も寿命がなかなか予測できず常にビクビクしているのも現実だ。
早く燃料電池が出来ないかと待っているのだがとりあえず「エボルタ」で買い置きが出来る。

2008年04月26日

VFX

Wikipediaでは…VFX(ブイエフエックス)とは、Visual Effects(ビジュアル・エフェクツ)の略で、映画や特撮ドラマで現実には見ることのできない画面効果を実現するための技術のことを指す。撮影現場での効果をSFX(Special Effects、特殊効果)と呼ぶのに対し、撮影後のポスプロ段階に付け加えられる効果をVFX(視覚効果)と呼ぶ。
とある。スターウォーズの特撮に憧れこの世界に入ったようなものだが当時の技術にVFXはなかった。ミニチュアや特殊メイク、モーションコントロール撮影などか主な技術で合成といえばオプチカルプリンターといわれるプロジェクターとカメラが合体した光学合成装置しかなかった。当時から3DCGの技術はあったがまだチープなものだった。
その後3DCGが発達すると映像編集もデジタルで行おうという方向が出てきた。しかしこの分野がなかなか進まなかった。ハードウェアの進化を待たなければならなかったからだ。映像の合成編集にはかなりの高速コンピュータが必要だった。今だと数十万円のパソコンでも映画の合成編集が出来てしまうという進化ぶりだ。
そんなわけで身近になったデジタル合成編集だがテレビ関連の編集ではあまりVFXと呼ぶことはない。2Dも3Dも含めて「CG」と呼ばれているようだ。とにかく普通ではない変わった映像を見るとCGだと決め付けられる。それほどCGという言葉は一般的になった。

2008年05月02日

新商品開発

マンネリが大嫌いで飽き性な自分なので完全ハイビジョン化を見送った今、次の戦略的商品を考えているところだ。
あまり最先端をやってしまっても市場に受け入れられなければ意味がない。現実的でありかつ、新鮮、斬新なアイテムはないものか。
しかも自分的には簡単に出来て、他人にはなかなか真似の出来ないもの…そんなうまい話があるかって?そう、簡単じゃないから真似ができない…って矛盾してる?
つまり自分の持っている技術、ノウハウを活用することで楽に導入できるということだ。全く別の分野だと一から勉強しないといけないからね。それだけに世の中のおいしそうな商売を取ってきて自分のものにするといった安易な手法が取れなくてオリジナルなアイテムを開発するという部分では難しいということだ。
とにかくやってて楽しくてお金になる商売。そんなことを日々考えているわけです。

2008年05月12日

透過式プロンプター

Life-onというメーカーのプロンプター
である。かなり機能制限して低価格にしてある。一般的にはパソコンディスプレイやビデオモニターなどを反射させて表示するためけっこう大掛かりになる。原稿の送り装置やノートパソコンの連動など周辺機器も大掛かりだ。そのため数十万円以上するのだがこの透過式は非常に簡単な構造だ。どうして今までなかったのかと思えるほどである。ロケなどには最適だ。原稿もその場で書いたものをすぐ乗せられるし。
うーむ、スタジオ用に一台欲しくなった。
一度はこのようなプロンプターを自作しようと考えたがパーツの入手がかなり難しい。材料を考えると自作しても5万位はかかりそうだ。買った方が正解だろう。

2008年05月15日

リアルタイム処理

音声のイコライザーやコンプレスなどの処理は一旦ストレートに収録しておいてから後処理で加工すればいいと思っていたからなんで単体機材があるのか不思議だった。
映像のクロマキーやカラーコレクションもそうだ。ポストプロダクション的立場だと収録時に加工されていると戻すのは不可能に近いのでできるだけ収録は加工のない状態でと思うわけだ。しかし素材が複雑に絡んだり長尺の場合はどうだろうかと。最近長尺ものの相談が来るのでふと思った。つまり何十分といった仕上げの編集でいちいち音や映像に対して全ての処理をレンダリングで調整することの大変さがなんとなく想像できる。
15秒や30秒ばかりやっているのでカット数にしても多くて10カット程度のものだ。重いレンダリング掛けても分単位で処理が完了する。
生番組でなくともクロマキーは後処理でなくリアルタイムに処理してVTRに収めた方が楽だということだ。なるほどと自分で納得した。

2008年05月16日

面白いペイントツール

テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」のトレタマで紹介されたソフトだ。まだ市販されてないようだがこれはアニメーションに革命を起こしそうだ。
絵を描くのがそれほどうまくなくても躍動的なアニメーションが出来上がる。CMに使えばけっこう目立ちそうだ。とはいえペイントのストロークをリピートアニメにしているだけなので最初はインパクトあるが見慣れてくるとどうかという問題もなくはない。こういったものは珍しいうちが旬である。きっとそのうちどっかのCMで使われるだろう。

2008年05月19日

昼光色は落ち着かない

玄関、トイレ、廊下、階段の照明を全部センサーライトに替えた。エコのためなのでランプは蛍光灯のものをセレクト。玄関のものは電球ソケット式のセンサー器具なので電球型蛍光灯を別で購入して取り付けた。
あとの三つはサークラインの蛍光灯で購入時にランプも付いていた。ところが一般的には昼光色の白色。とりあえず付けてみたが明るすぎるのと夜でも昼間みたいで落ち着かない。
しょうがないので新品だが蛍光ランプを交換することにした。
近くのホームセンターに行ったらなんと、電球色の蛍光ランプを置いてない。あまり普及してないのかなぁ。家電量販店に行った。すると30Wのサークラインが2本1セットでしか売ってない。店員さんに3本欲しいんですけどというとこれしかないと言う。
単品だと取り寄せになりしかもかなり割高になると。しょうがないので4本購入。エコなんだか無駄が多いような…
で、全部電球色に変えました。落ち着きます。ただトイレだけはまだ明るすぎるんで蛍光管に照明用のブラックホイルを1/3ほど巻きつけ暗くしました。
ここでもエコに反している…
ま、いずれにしてもセンサーライトは便利この上ない。歩けばバッバッと点灯してくれるのだ。執事がいて電気つけてくれてるみたい(笑)

2008年05月22日

センサーライト

常時いない場所の照明はセンサーライトに替えたのだが頻繁に1Fと2Fを行き来するのでついたり消えたりどうなのかなと思うようになって来た。
というのもセンサーライトは昼間は点灯しないよう設計してある。で、今回購入したものはあまり高機能のものでなく明るさセンサーは100ルクスに固定してあったのだ。
一般家庭で100ルクスというとかなり暗いイメージなのだろうがうちの場合窓が最小限なので昼間でも室内は薄暗い。そのため外はピーカンの快晴でもセンサーライトが働いて点灯してしまうのだ。これではエコ的にももったいないし蛍光管の持ちも悪くなる。ということで手間だが昼間は元のスイッチを切るようにした。とはいえ天気の悪い雲の厚い日はかなり暗くなるので昼間でも明かりはいるくらいなのだ。
静寂と防塵、保温、防眩のため窓の少ない分厚い壁の建物を作ったのだが副作用として昼間でも暗い、マシンの熱で冬でも冷房といったことがあるのは致し方ない。

2008年05月23日

高演色性蛍光灯

色を忠実に再現する 蛍光灯です。演色AAA昼白色は平均演色評価数Ra99、色温度5000Kで、印刷物などの色検査用、病院の診察室などに。
というわけでデジタルプリント作業部屋にこの蛍光灯を設置することに。パルックなど三波長型蛍光灯もかなり演色性は高いのだがやはりここは印刷のプロとしてこだわりたいところです。というより既につけてある天井ペンダントは買って来たときについていた昼白色だからこれではまともに色が再現できない。
シビアにやりだすとモニターやスキャナーなどもキャリブレーションしていかないといけないのだがまずは環境照明からといった感じ。
意外と知られていない高演色性蛍光灯だ。
価格は20Wグロータイプで\840、三波長だと\655、一般型だとなんと\210だからやはり高演色性は特殊用途ということになる。
とはいえ大きな工場を全てというわけでもなく20Wが4本だから問題ない。
ウチのスタジオは全て三波長タイプだ。
ビデオカメラ撮影用照明なのでこれで全く問題ない。
しかも西日本は60Hzでフリッカーレス。ありがたいことに照明が安上がりだ。

2008年05月29日

電源

家庭で使う電気容量が一昔に比べると急激に増えてきている。いくら省エネの機器が出てきたとはいえ反比例して機器が大型化しているわけだ。
冷蔵庫でも昔は200リットル程度だったものが今では400リットルオーバー、エアコンでも今では一部屋に一台。テレビは大型化し40〜50インチも珍しくない。
ドライヤー、IH炊飯器、IH調理器具、電子レンジ、オーブントースター…きりがない。
これに加えてパソコンや仕事の機器を入れるわけだから一般的な40A程度のブレーカーでは容量不足になってしまうわけだ。
ウチのスタジオではある程度機器が増えることを想定して75Aにしてある。しかし小口のブレーカーは20Aである。コンセントの配分を間違えるとブレーカーが落ちてしまう。
今回、 ※1「まちのシール屋さん」で導入する機器はプリンター、ラミネーターともに1000Wというけっこう電気喰いのマシンだ。ワークステーションも数百ワット、モニター…ということで増設することになった。
販売店の方からアースの設置を指摘されたらしい。日本の家電では洗濯機や台所など水周りの機器、エアコンにはアースを取り付ける習慣はあるがそれ以外のコンセントは2Pのものになっている。ところがパソコンやオーディオ機器などは3Pのプラグが付いているものが多い。どこまでアースの必要性があるのか、アースがなければどんな不具合があるのかあまり知られていない。乾燥エリアでの機器使用に対してもアースが必要であれば家庭のコンセントは全て3Pになっているだろうからなくてもかまわないということになる。
ただ業務用機器ということで僅かな不具合も、多少の費用がかかっても安全対策をしておくべきだという考え方はある。そこは費用対効果ということになるのだが…

※1「まちのシール屋さん」
広告関連事業として別に立ち上げた大型プリントサービス。
当ブログと関連のある事柄についてはご紹介させていただきます。

2008年06月05日

ストップウォッチ

なんで映像用ストップウォッチって商品化されないんだろう。
ついでに電卓も欲しい。
24フレーム、30フレーム、60フレーム、時分秒での計算。
足し算、割り算が面倒なので15秒CMの編集時、アフターイフェクトでは
フレーム表示にしていた。15秒で450フレーム、3秒は90フレーム。
ところが30秒、60秒、90秒CMなんてものもやりだすとフレームで計算す
る方がややこしくなってきた。そこで最近はタイムコード表示に切り替
えている。
7秒間を均等に3分割したい場合1カットが何秒何フレームになるのか?フレームだと7秒は210フレームだから70フレームだと暗算でも出来る。しかし秒表示の場合電卓ではじくと7÷3=2.333。小数点で出したとしてもフレームまで出すのはもう一度小数点以下を×30する必要がある。とにかく面倒なのだ。
同じようにストップウォッチは10進数。2.33秒…何フレーム?また電卓を出すはめになる。ナレーションの切り貼りをしていると実に不便なのだ。

2008年06月09日

ニュース

最近のニュースは大げさな表現が多いように思う。ニュースといえば事実を伝えるものというイメージなのだが最近の報道合戦の過熱化によりかなり脚色して報道しているように感じられる。そしてその脚色に一般視聴者が翻弄されているかのように街角インタビューがされる。数人のインタビューで国民は皆このように訴えていますと報じる。全てカメラのレンズを通した世界なのに見ている人は信じざるを得ない。実際にそこに行くこともなければその人に聞くこともないわけだから。
あまりテレビの言ってることを鵜呑みにしないようにと母に言ってみる…(笑) 刺激のない生活をしているとニュースが唯一の話のネタになるようだ。

2008年06月22日

驚異のタイムマシン

SPIDER zero。である。
サイトを見ても一見なんのこっちゃわからないマシンである。
8ch/1週間のまるごと録画が可能といういわゆるハードディスクレコーダーなのだが録画できるだけなら今までもあったし一般のレコーダーでも2chは同時録画できるので複数台使えば可能だ。このSPIDERの驚異的なところは検索機能なのだ。「最大の特徴である検索機能は、番組名だけでなく、出演タレント名などでも可能で、その人が出演しているCMまで検索でき、さらに検索結果はネット上のWikipediaと連動し、プロフィールや過去の作品情報などを素早く知ることができる。人名、企業名、番組名、商品名はあらかじめワードライブラリとして登録されており、リモコンから容易に選択できる。
指定した時間に放送されていた各局の番組チェックや、CMに使われている楽曲の確認なども可能。企業名や商品名を登録しておくと、その新着CMに「NEW」マークが自動的に付く。 気に入ったシーンにブックマークを付け、コメントと共にネット経由で投稿する機能も備えており、ユーザー同士がその情報を共有できる。」とある。
つまりこの会社が放送内容を分析し、データベースを提供しているわけだ。

年間\12,600のサービス料がかかるらしいが我々業務用に使うと思えば安いものだ。しかしこの情報提供エリアがローカルに対応していない…そりゃそうだわな。全国のローカル番組全てデータベース化するなんて無理なわけで。今後も対応するとは思えないわけで。もし対応すればどんなに高くても買おうかと思ったんですけどね。小倉智昭氏は開発段階から導入して使っていたらしいです。
こちらローカルは民放3局だけなんでHDDレコーダー2台もあれば全部録り出来るんだけども検索が出来ないんですよ。早送りで見るなんてとんでもないです。
たまに深夜帯の番組をべたっと録画してどんなCMが流れているかチェックしたりするんですが眼が疲れます。SPIDER欲しいなぁ…

2008年07月01日

値上げラッシュ

いろんなものが値上げしてきた。あまり材料を使わない業種といえども電気、ガソリン、食費など直接関る部分もある。
そして価格転嫁をして全ての価格が上がればバランスは戻るのか?そんな簡単なものでもないだろうが仕入れの多い業種は大変なのだろう。
我々の業種だって、もし5万円の仕事をするため5時間編集機を作動させて電気代4万円かかったとしたら…やってられません。
不景気になるとなくてもあまり困らないものから省かれます。
CMも広告宣伝ですから商売するためには必要ではあるけども出さないからといって全く商売にならないものでもないわけで運送屋さんにとってのガソリンとは立場が違うわけです。一つの業種がいつまでも続くとは限らないわけで、これまで消えた業種もいろいろ見てきた。理由は合理的な手法に置き換えられ古い手法を取っている業種が消えていくという流れだ。

テレビCMもいつまでもあるとは限らない。
衛星放送、CATV、インターネットTVが普及してくると現在のCM構造は崩れ去っていく。
今のローカルCMは地上波というローカルエリアにおいて存在しているわけだ。
衛星放送は全国エリアなのでローカルスポンサーは出る幕がない。
また地上波においてもHDDレコーダーの普及によって、ながら視聴ではなく見たい番組だけを見るといった視聴方法に変わりつつある。しかも簡単にCMがスキップできるため今までの視聴率計測ではどうにもならなくなる。
インターネットは全国エリアではあるがローカルエリアの情報提供でアクセスの多いサイトなどはテレビCMの置き換えになる可能性はある。
はたしてローカルCMは生き残れるのか… そろそろ別のことも考えておかなくては。。

2008年07月09日

HMDゲット


ヘッドマウントディスプレイを注文した。
だいぶ以前に数社から出ていたがあまり売れなかったのか近年では業務用以外に手に入れることは出来なかった。外国のわけのわからないサイトなどはあるにはあったがちょっと手を出す勇気がなかった。今回のものも外国製ではあるがちゃんと国内の販売代理店がある。何よりも価格が手頃で解像度が640×480あるというのが素晴らしい。業務用でこの解像度だととんでもない価格なのだ。.
このハイビジョン時代に何に使うかって、グライドカム撮影用である。
グライドカム撮影の場合、現在カメラの液晶モニターを見ながら撮影しているのだが向きによってはカメラのボディが邪魔になり見えなくなる。また3.5インチ程度なので細かいフレーミングなども確認しようがないのだ。
そこでモニタリング用にHMDが役立つというわけだ。とはいえ全てビューアーだけを見ながら撮影することは不可能だ。グライドカムの場合歩いて移動しながらの撮影だから足元や周囲も見えてないと撮影できない。
昔出ていたグラストロンは液晶面の透明度が調整でき、見る映像とその奥の景色をダブらすことが出来る。しかし画像はクリアでなくなる。
一般的なHMDは大きなサングラスのように視野を完全に覆ってしまうタイプが多い中、このディスプレイは薄型でおじいちゃんの老眼鏡的な使い方が出来そうなのだ。実際使ってみないとなんともいえないがスリムなデザインなので周囲に対しても圧迫感がない。
届くのが楽しみだ。

2008年07月10日

バックアップは必要?

突然ベーカムの再生画像が異常になった。クロマがシンクの取れない画像のように歪んでまともな再生画像になっていないのだ。
じわじわでなく突然なったため原因は不明。クリーニングテープやヘッドを直接拭いたりしたが改善ならず。
零細プロダクションなのでもちろんVTRは一台しかない。近場に修理できるところもなく遠隔地に送るしかない。数日で復旧して戻ってくるとも思えず急遽もう一台購入を検討。この際HDCAMを入れるべきか?もう少しつなぎで中古のベーカムにするべきか。
ゆっくり考えている暇もないのでとりあえず両方検討。いつもお世話になっているシステムファイブさんにはすでにベーカム中古の在庫はなくなっていた。6月決算でベーカムをセールしていたため売り切れていたのだ。そこでHDCAMシステムの見積りをお願いした。
最初にベーカムVTRを購入したビデオ近畿さんのホームページを見たらベーカムがありました。しかも4台。198000が一台と後は98000.なんと倍もの価格差。高い方はオーバーホールしてからあまり使ってない上物ということで即注文した。インターネットバンキングで振り込んで翌朝とどいた。は、早い。
オーバーホールは2002とシールが貼ってあったがそれからほとんど使っていなかったんだろう。すごく状態はいいものだった。

故障したベーカムも廃棄処分するにはもったいないので送ってきた箱を使ってメーカーに修理に出した。いくらかかるんだろう…ヘッド交換で15万位と聞いたが。
戻ってくればベーカム2台。リニア時代でもないのでVTR2台繋いでも何が出来るということはない。あくまでもバックアップということになる。
実はノンリニア編集機のほうも先代のものも健在でバックアップとして生き残っている。ただシステム構成が若干違うので長く使ってないとやり方を忘れてしまう。
まだうろ覚えのうちにマニュアルを作っておこうかな。たまにDVCAMのキャプチャーで使ったりするがメニューを探すのにウロウロする(笑)

最近システムが安定して動いていたためデータのバックアップはこまめにやっていなかった。こんなトラブルがないと初心に戻れないのもどんなもんかな…
データのバックアップはレイド5のネットワークディスクに保存しているのでHDDのトラブルに対しては安心だ。パソコンが故障してもネットワークディスクなのでもう一台のコンピュータから呼び出せる。ただ新旧のノンリニア、コーデックに互換性がない。編集データには最新コーデックの映像は入れ込まないようにしている。
機械も人間もいつかは壊れる。人間もバックアップ、いる?

2008年07月14日

HMDその後

注文していたHMDが届き、まずはテストしてみた。
なんと、顔のサイズに合わない…ガイジンさんは顔が小さいのか?自分がでかいのか?
値段の割りに作りが悪い…構造的な精度は我慢するにしても液晶を拡大するレンズがプラスチックなのだが曲面精度が悪い、しかも部分的に透明度も悪い。
アイポイントが狭くまともに見える範囲に固定するのが難しいのだ。
更に左右の液晶の見え方が違う…黒浮きしているのだ。

そんなこんなでがっかりしていたのだが、手持ち撮影で使う機会があり持ち出してみた。
着ぐるみがクラブで踊っている様子をノリノリで撮影というシチュエーションなのだが、カメラをローアングルにしたりハイアングル、ロールしたりと動き回るわけだ。
HVXの液晶モニターだけでは撮影ポジションに限界がある。そこでHMDの出番である。
なんとか装着方法を見つけ出し完全ではないがそこそこ見えるようになった。
で、本番で使ってみる。これは便利だ。カメラの液晶モニターでは絶対出来ないカメラワークが楽々安定してできる。
クレーンやステディカム、ハンディの手持ち撮影などカメラを自在に動かして撮影するときにはベストな組み合わせではないかと思った。
ファインダー部分が細いのである程度周囲の状況も把握できるのだ。
とはいえ、レンズの精度、液晶のばらつきはなんとも…
国産メーカーの業務用に耐えられる商品が出ないものかなぁ。

2008年07月23日

デジタルカメラ

最近では1000万画素を超えるデジタル一眼レフカメラが出てきているが、なぜか欲しいと思わなくなってきた。
初めて買ったデジカメは35万画素だった。その後140万画素、200万画素、350万画素…今使っている一眼は600万画素だ。
なぜそれほどにも高画素に魅力があるかというと一発で撮った写真をPCで鑑賞する際拡大して見てもそこにさらに情報があるという好奇心である。
観光地でも人物でも撮影時点で見ている肉眼の情報というのは大した情報量ではない。
写真に撮って後で細かく楽しもうということなのだ。
しかし600万画素を超えるくらいになってから高精細に限界を感じる。
物理的に1500万画素あってもレンズの性能がついてこない。
またそこまで高精細に写そうとすれば絞りの具合や三脚立ててシビアに撮らないと綺麗なものにはならない。僕の撮影はスナップだからいくら高性能なカメラでも無駄だということがわかってきたのだ。

一方でハイビジョンカメラが高性能になってきた。小型のものでも200万画素×3板で記録もフルHDである。標準がズームなので短焦点のデジカメに比べると画質は落ちるが情報量という意味では高精細に加えて臨場感が加わる。
年齢と共に細かいものが見え難くなって来ているので高精細より臨場感に移行しているのかもしれない。カメラが移動すればより立体的な表現が出来るし時間と共に変化するあらゆるものを見た目以上の精細感で記録する。
フルHDの小型カメラを見てしまうとスチルカメラにはもう戻れない…
あくまでも個人的な嗜好である。

2008年08月05日

スローライフ

隠居というわけでもないが40代になったら田舎に戻るのもありかなと20〜30代の頃から漠然と思っていた。
鳥取に生まれ高校卒業して大阪に出た。バブルの波に乗りコンピュータグラフィックスで一世を風靡?した。
バブル崩壊後も暫くは独占市場だったがさすがに時代も変わり競争が激しくなってきた。
人のやらないことをやって先頭に立とうという思いから始めたCGだから普及してしまうと面白くない。その後もデジタルイフェクトや特撮など分野を広げるものの世の中の景気がついてこない。
そこで田舎に戻ることにしたというわけである。なんと振り返ってみると25年間も大阪にいたわけで人生の半分以上である。
帰った当初は鳥取の市場がどうなっているかもわからずとりあえず生活していけるベースをと働いていたが、やはり本来の「人のやらないことをやって先頭に立とう」というチャレンジ精神がよみがえり、動くCMを作ってやろうと今日に至っているわけである。
もともとがむしゃらに一生懸命働くというたちではないので仕事は選んできた。
なので儲けようという強い欲はない。生活できるベースと少しだけ好きなものが買えるお金があればいいと。

仕事時間も基本、9:00から18:00であり実働時間は平均3〜4時間である。忙しくても残業はほとんどなく1日8時間も集中すれば徹夜並みの疲労が襲う(笑) 一人でやっているのでなんでもやらなければならないが基本的に営業は開業当初だけである。
コミュニケーションもほとんどはメールで行っており一日に二回も人と会うとそれだけですごく仕事をしたように疲れる(笑)
人と話すのは嫌いではないからついつい長話になってしまうし…なので仕事の連絡も極力電話ではなくメールにしているわけだ。
この手のSOHO的仕事をやっている方たちは昼間は外回り、夜中にデスクワークといった人が多いようだが私にはそんなハードなやり方は出来ない。
打ち合わせに出かける、企画をする、ロケに出かける…こういった仕事内容は自分的に効率が悪いので基本的に断っている。ロケや打ち合わせ中はほかの事を考えたり作業を間に入れることが出来ないからだ。企画は得意ではないというのが最も大きな理由だがお金がもらえないというのもある。
欲がないとは言えお金にならないボランティア仕事は基本的にやらない。
好きだから、面白そうだからと徹夜したり休日仕事をする人もいるが僕はあまり気が進まない。というわけでこんなのがスローライフなのかなとふと思っただけである。
単なる我侭な生活なのだろうがけっこう楽しめているのが不思議である。

2008年08月06日

ピクセルアスペクト

D-1という規格はピクセルアスペクトが0.9である。このことは非常に理解し辛く、とりわけグラフィック関係の人にはちんぷんかんぷんのようだ。
どうしてこのような正方形でないピクセルアスペクトが作られたか起源は知らないが、たぶんアナログ周波数から割り出されたピクセル数を4:3に割り当てたらこんな数字になったということだろう。
リニア編集機で処理していた時代には全く問題にもならなかったのだろうがノンリニアになり、パソコンで画像を扱うようになって非常に不便なことに気がついたようだ。

ハイビジョンもNHKが作った規格では正方形ではなかった。1920×1035でピクセルは16:9になってないのだ。しかしハイビジョンを世界規格にしようと動き始めた頃パソコンが急激に普及しており将来的にテレビとパソコンは融合するとアメリカが提唱して来た。
そこでパソコンでは当たり前の正方形ピクセル。これに合わせる事になったのだ。
ではSDも正方形にすればということで一般的にはデジタル処理する場合は640×480が使われるのだがD-1が720×486のため垂直ピクセルをそのまま使った648×486というサイズを使うこともある。さらに水平方向を拡大するのは画質劣化になるとのことで720×540といったサイズで静止画を処理する場合もあり混乱が絶えない。

もっとややこしくしているのがDV規格で720×480しかない。D-1にコピーすると上下3ピクセルずつ画がないという現象が起こっている。
このピクセルアスペクト0.9の映像をパソコンに表示すると、1:1のピクセルで横に110%伸びてしまう。人物は顔が広がり正円は縦につぶれて見えてしまう。そのためPCのノンリニアでは水平方向を10%縮めて表示させるのだが処理を軽くするため簡易スケーリングにしている。そのため斜め線等がギザギザに表示されテロップや図形なども正確に表示されず元が悪いのか編集時の処理能力なのか惑わされることも多い。

2008年08月07日

ロケ現場

ロケに限らず現場というのは少なからずトラブルというものは発生する。
アポロの打ち上げで搭載されたコンピュータは3台とか聞いたことがある。古い話であやふやなのだが…要するにバックアップなのだ。宇宙空間で真空管のコンピュータが故障したらどうしようもない。
そんなわけでロケ機材にもそのようなトラブル回避のための構造にお金がかかっている。
民生機のようにちょっと落としたりぶつけたくらいではへこんでも動作するといった堅牢な造りになっているわけだ。それでもいろんなトラブルはあるわけで全ての機材を2台ずつ持っていくわけにも行かない。
都会だとなんかトラブルがあっても代替機を持ってきてもらうといったこともある程度対応が出来る。が、ここは田舎だ(笑)
レンタル機材はもっと厄介だ。いつも使い慣れている機器ならいろんな状況に対して設定変更なども熟知しているものだが借りた機材の全てはわからない。現場でマニュアル開いてあーでもないこーでもないと時間ばかりかかって焦ってしまう。前もって借りてテストをしておけばいいのだがそれには費用もかかる。そう考えるとカメラはメイン機材に対して多少ランクダウンするにしてもサブ機を用意したい。

音声機器、照明機材などは比較的単価も安いしもともと複数台持ち込むものなので一台くらい故障しても何とかなる場合もある。
複数音声収録の場合のミキサーはそこそこ値が張るので2台持ち込むのは微妙だ。しかし故障の場合置き換える手法がない。ガンマイクで全てフォローするのは至難の業だ。これも安いものでもサブ機を用意したい。バッテリーに関しては特に気を使う。電池切れは故障と同等である。マイクに使う電池などは近くのコンビニで入手することも出来るだろうがカメラのバッテリーは充電するにも時間がかかる。
余分に用意したつもりでもバッテリーの寿命で使用時間が短かったりすることもある。
とにかくロケに行く時は多すぎるくらい機材や材料を持ち込むことになる。
そうなると運搬も大変なのである。

2008年08月11日

格差

東京、大阪、名古屋、そして地方。
映像製作費の格差は相当なものである。
大阪で何十年かCM関連の仕事をしてきたが東京、名古屋、広島などの仕事が入ってくることもあった。広告代理店受けの金額がどうかまで確認する術は持ってなかったがなんとなく聞いていた。
もちろん東京でもピンきりできりの方では大阪より安く受注して大阪にまで営業に来ているといった噂もあった。
これは格差というより市場原理なのである。
ニーズがあるから高く売れる。
シンプルな構造だ。高く売れるからできる人材はそこへ集まってくる。
これもごく当たり前のことに聞こえる。
というわけで地方ではニーズもなければ人材もいないと言うのを嘆いてみても仕方のないことである。そういう仕事をしたければ集中しているところへ行くしかないのだ。
ただ、集中しているだけあって競争も激しいし要求レベルも高い。
行けば仕事をくれるというものではない。
そんな現実を見つつ地方で頑張ってみようかと思ったのは歳のせいだけでもない。

自分の仕事に対するスタイルといったものが漠然とある。子供の頃から競争するのが好きではなかった。根性がない(笑)
なので人のやってないことをやって楽をしたいという妙な発想があった。
CGを始めたのもその当時大阪で本格的なCGプロダクションというものが存在してなかったといった理由があった。 鳥取ではどうなのか?
帰ってくる前からリサーチしていたわけではなかった。
というか映像制作で飯が食えるとは思っていなかった。
帰ってから別の仕事をしながらリサーチをしていくなか、やはりCMなど商売として成り立たないという周りの声が聞こえてきた。
というのも特に東部ではビデオカメラを回して動くCMというのが極端に少ないのだ。
いわゆる静止画CMがほとんどで動画で製作するプロダクションの存在もない事はないがおいしい仕事として捉えてはおらず頼まれればやらなくはないよ的な感じのようだった。

確かに静止画CMの場合はグラフィックだけ作れば後は放送局がやってくれるので制作費は数万円以下というオーダーである。
それに色をつけてもどうしたって動画にするのは難しい金額なのだ。
それがローカルである。
代理店もクライアントも長年CMとはそんなものだとやってきたものだから動画でのCMを他県のプロダクションに見積りを取っても数十万円から大阪などでは数百万円と、今までの数万円からして桁が違うというのが実感のようだった。もちろん景気のいい企業はそうしたCMを作っているのだが多くのスポンサーは静止画でいいということになる。

つづく。

2008年08月13日

格差(8/11のつづき)

CM製作が普及しなかったもう一つの理由に映像制作費という項目がCM出稿費用になかったのだ。CMを出すということは作ることがセットになっていて電波料の中に含まれているという認識があったようだ。
あまりそのあたりの状況は把握していないのではっきりしたことはいえないのだが… ローカルの場合は放送エリアやクライアント規模など全国版CMとは全く構造の違うものなので同じ15秒のCMといえども比較するべきものではない。というわけで価格格差を意識しながらローカルでも安いなりに効率のいいCMは作れないかといろいろ研究開発している最中である。
制作費の格差は前回も言ったように一桁から二桁くらいの差があるにもかかわらず人件費は二倍もの差はない。つまり生活費自体に大きな差がないためせいぜい1.5倍程度の差しかない。

機材は近年クォリティをあまり落とさず低価格で製作できるものが増えてきた。
フィルムで撮影しようとすると機材レンタルだけでも何十万円にもなってしまうが小型ビデオカメラを自前で持てばかなり経費が浮いてくる。
けっこう差が出てくるのは照明であったり特機を使った移動ショットだったりする。
このあたりもアイデア次第で低価格のもので代用することがある程度は出来る。
最も違いがあるのは出演者なのだがこれは諦めるしかない。
というわけで低価格路線の行き着くところにワンマンオペレーションのCM製作がある。
自前の最低限機材を駆使して作れば低価格であっても出費かないので数をこなせば都会並みの人件費を稼ぐことが出来るというわけである。
普通のCM撮影だと現場には10〜20人くらいスタッフがいる。これを一人でやるわけだから1/10以下の経費で済むわけだ。機材費用もその都度レンタル料が不要な分かなり浮く。
もちろん償却費はかかっているのだが…

編集も一人で行うのだが一般的なポストプロダクションと違い立会いを行わない。
これにより編集効率は数倍短縮できる。しかも同時に何本かの編集を進行することができるのでトータルでは5〜10倍のコストパフォーマンスになるのではないだろうか。
立会いでない分、機材もリアルタイム性の高い高価な機材は不要となる。
その浮いた費用で複数台のPCを置き、レンダリングさせている間に別のマシンでグラフィック処理をしたり音処理をしたりと人間のタイムシェアリングが出来るということである。ディレクターの指示待ちといった無駄な時間は全くなくなる。

クライアント試写はメールで済ませてしまう。
もちろんチェックの返事が来るまでは他の作業をやっているわけだが簡単な修正だと即座にそのプロジェクトに戻り修正作業して再びメールで返信する。
ポスプロだと時間で押さえているのでこのようなことは難しい。その都度部屋を押さえ、クライアントも立ち合わせて修正したものを確認しながら行うことになる。
というわけでワンマンオペレーションCMプロダクションをやっているわけだが何でもやるわけではない。自分自身でやっていて効率が悪いと思う作業は外部に依頼する。
企画がその最も大きな部分である。これをウチでやってしまうといきなり制作費は倍に上がってしまうだろう。これに関してはモチ屋に任す事にしている。

つづくかも。。

2008年08月14日

機材オタク?

昨日のつづきというわけでもないが当方で使っている機材の選び方について。 ハイテク機器や先端技術に関しては非常に興味を持っておりけっこう専門的な情報誌なども見たりすることがある。 CGを始めた頃はこの最先端技術のツールを利用して先行者利益を得たわけだが現在は市場も違うためそれほどハイエンドな機材を導入することは出来ない。 クォリティと経済性をどこでバランス取るかでいろいろ悩み、それを楽しんでいるわけだがルーチンワークとなるCM製作においても合理性を追求し低価格ながら利益を落とせるようにしている。そしてこの利益はほとんど機材投資に回される。バブリーな時代にはまず先行投資で機材を投入し償却しながら回していた。
その当時経済は右肩上がりだと信じられていたからだ。しかしバブルが弾けて以降、どんな企業でもいつ崩れるかという恐怖に駆られながら経済活動を続けている。調子こいて大型投資をし拡大させて大失敗したといったニュースは珍しくない。

我々のような零細はもっと深刻である。銀行がお金を貸してくれることも難しくなってきている。もちろん返せる保証がないからだ。そうなると設備産業ともいえる映像業界。
安くなったとはいえそれなりの装備をしようとするとポケットマネーでというわけにも行かない。しかも年々技術は進化しフォーマットも変わってくるので一度導入したからと安泰ともいえない。故障もあればメンテ、更新といったことが出てくる。
私の場合こちらに帰って最初の機材は100万程度のPCシステムをリースで組んだ。
月額2万ちょいである。さすがにこの2万の返済がきつくなるような商売では継続が難しいだろうと踏み切った。そんなスタートである。
ただそれまでバブル時代に個人的に購入していた機材もあり多少流用することが出来た。
少しずつ仕事が増えある程度経費に回せるようになるとシステムのバージョンアップが図られるといった形だ。

最初はPCで写真を加工して動画を作るだけであった。VTRは民生DVデッキしかなく放送用のテープにしてもらうため外部のプロダクションに依頼していた。
その後ベーカムデッキを中古で導入しさらにビデオカード、編集機など少しずつグレードアップさせていった。一方で写真加工だけでは芸がないということで実写にも取り組もうと計画。ただロケ撮影はあまりにもハードルが高いのでホームシアターに使っていた20畳の部屋をスタジオに改造することに。カメラも以前購入していたものがあったので中古のクロマキーヤーを購入しベーカムに取り込んで収録できるようにした。スタジオ改造も全て自作でホームセンターやインターネットで材料を買い集め自分で作り上げていった。こちらもちょこちょこ利用が増えるようになり現在はHVX200にグレードアップしている。
撮影、編集、録音、スタジオ、ロケシステム…最高級のシステムを揃えれば何十億円にもなってしまうが仕上がりグレードを2割3割落とすだけで(主観だが)機材は数百万円程度まで落とすことが出来る。そのくらい安い機材が出回るようになってきた。

例えばSONYのEX3というカメラ、100万円ほどの業務用カメラだが業界筋の評価によるとちょっと前のHDCAMのカメラ(レンズ込みで)800万クラスのカメラとあまり変わらないとも言われている。使い勝手とか耐久性など数字に現れないいろんなものがあるにしてもこの差額はなかなか埋まらない。編集機や音響機器にも同様のことが言えるわけでプロ機器として最前線で使われているものとハイエンドアマチュア機器やエントリー業務機器とでも価格差ほどのクォリティの差がないと言うのが現実なのだ。
多少の手間と壊れたときのリスク、クォリティの若干の違いさえ理解してもらえば1/10あるいは1/100の機材で仕事が出来るわけである。
それだけに安くていい物を探す目というのが肥えて来る。それを操る腕も上げなくてはならないのだが、どうしても機材に目が行くのは機材オタクのせいなのだろう(笑)

2008年08月25日

音声収録

ワンマンオペレーションをベースに制作していると音声収録で壁に当たることがある。スタジオ収録の場合は基本的にクロマキーなのでカメラワークはほとんどなく出演者も1〜2人程度だ。照明も抜けることを基本にするので固定の照明でほぼ足りてしまう。
ところがロケの場合は全く条件が違う。
照明は持込みではとても無理なのでそこにある人工照明や自然光をベースに補助光を当てる程度しか無理である。レフ板であったりライトキットになるわけだがセッティングや移動が大変である。
照明は撮影中移動がないのでスタンドにセットしておくだけでいいのだが音声は音量調整がある。出演者が二人以下の場合2chに振り分けておけば後でバランス調整は出来るのだが3人以上になるとミキサーを通すことになる。
そうなるとミキサーに一人張り付く必要がでてくる。最近のデジタルフォーマットでは4ch記録のものもあるが小型カメラでは2ch入力がほとんどである。
4chポータブルレコーダーもあるがRECスタートが連動しない、後で音合わせが必要といったことであまり使い勝手がいいとはいえない。
カメラにワイヤレスレシーバー4chを搭載し、4chセパレートで収録できればワンマンオペレーションが可能になる。
といったわけで音声収録の必要なロケはほとんど断っているのだが何かいい方法はないものだろうか。

2008年08月26日

本日スタジオ撮影

久々のスタジオ撮影になるだろうか。ここんとこロケが続いたため。
スタジオ撮影といえばほとんどがクロマキー撮影になる。それ以外だと何らかの背景を用意する必要があるからだ。
常備しているのは黒いカーテンとバック紙の白くらいなものなのでそのままでは演説くらいにしか使えない(笑)
リアルタイムクロマキーもあるのだが収録がベーカムかDVになりけっこう手間もかかる。背景を用意して動画の場合だとタイミングも合わせないといけない。よほどの長モノでなければクロマキー素材で撮影して後処理で合成したほうが自由がきく。
何よりもスタジオ撮影はワンマンオペレーションで出来るというのが大きなメリットだ。出演者、ディレクターなどは制作会社が全て段取りするのだがスタジオスケジュールは自分が空いていればOKなわけで他に技術スタッフを必要としない。
セッティングもほぼ常設スタジオになっているので30分もあれば完成する。日頃は編集スタジオとして使っているため一部テーブルを移動、グリーンバックは壁に貼り付けているので足元のロール部分を広げるだけ。カメラも三脚に据えたまま置いてある。
モニターも配線もそのままである。照明も天井吊りにしたため設置したままである。一部フィルライト設置場所が日常の業務に邪魔なため移動にしているくらいだ。
クロマキー撮影といえば4:2:2以上でないと綺麗に抜けない。となればデジタルベーカムかDVCPRO50ということになる。デジベのデッキは未だ中古でも200万円以上する。
今使っているのはHVX200のDVCPRO50のモードである。このカメラ、DV25やDVCPROHDも使え720/60P ではハイスピードカメラとして使うことが出来る。
CCDの画素は少なめだがなかなか重宝するカメラである。とはいえしゃきっとした画が欲しいこともあるのでEX3がチラチラ気になっているところである。

2008年09月24日

備えあれば憂いなし?

何事にも石橋叩きなこの性格。何かをやろうとする前にいろいろシミュレーションしてしまいます。いいのか悪いのか(笑)
今の仕事もデジタル編集では何十年、撮影分野でもそこそこ経験は積んできていますがやはりお仕事ですから失敗は許されません。
やったことのない分野でお話があると一度テストを行います。納得いかないと請けません。
そんな石橋叩きでもある程度のリスク範囲で仕事をやりますが、こと道具に関してはお金の許す限り万全を期したいと考えるわけです。
本番のときアレがあればよかったのにとか思うのが嫌なわけです。使わなくとも20%の可能性があれば持って行きます。
なので出番のない機材もけっこうあるわけです。最小限2台あればいい。
といった場合でも1台余分に取り寄せたり。
もちろんバックアップという側面もあるわけです。そうなってくると「もし遠隔地ロケでカメラが故障したら…」なんて考えるとゾッとする訳です。請けませんけど(笑)
スタジオ作業は比較的リスクは少ないのです。現場でのプレビューチェックも出来ますしバックアップを取る時間的余裕もあります。それでも遠方から来られるタレントさんの撮影などは簡単に撮り直しができないので緊張モノです。
編集に関してはプレビューして修正してというサイクルが数日にわたるのでかなりリスクは低いわけです。それでも膨大なデータで構成された編集などでマシンがクラッシュたりデータを消失といった危険は潜んでいるわけです。バックアップ用にもう一台、データの二重化、更には自分のバックアップとして他社で同データを継続して作業してもらえるところを探しておく等等… いらぬ心配をしすぎなのかもしれません。
B型のおおらかな性格が羨ましい… ちなみに僕はA型風几帳面なO型で小心者です(笑)

2008年10月02日

ネット環境

今まで何度も書いているが田舎ゆえ光ファイバーをなかなか引いてくれない。 世間では光がADSLを追い越したとの報道も。
最近では番組やVPモノの編集も増えてきておりWMVのチェックでも50MBを軽く越えている。
ADSLはダウンロードが速いもののアップロードは極端に遅い。
ADSL回線で上下同速度なら光にしなくても現状なんとかなるのだが今の状況で50MB以上のデータを送るのは亀というよりカタツムリに近い。
忘れた頃に届いていた…みたいな(笑)
光になればGB単位でもやりとりができるという。
そうなればハイビジョン画像でも素材のやり取りが出来たりする。
NTTさん早く引いてくれないかなぁ。

2008年10月05日

社会動向

ここんとこの経済恐慌を臭わせる報道はどうも無視できなくなってきた。
こんな片田舎にもじわっと影響の波が押し寄せてきそうな感じだ。
あくまでも個人的な評価ではあるが。
もう少し様子を見るため自社の設備投資も凍結である。
縮小するほどの規模はなくこれ以上小さくなりようがないので出費を抑えるくらいである。 とはいえ、現状維持が最適かというとそうもいえない。
より合理的な制作方法の追求と市場の変化に対応した新商品の開発は継続して行わねばならない。
どんな時代でも楽して生きて行きたい。そんなわがままを実践するためにも先行努力は必要なのだ。 時代に振り回されるのではなく先に行って待っているのだ。
不況には不況に向けた商法がある。

2008年10月08日

今更ながらSSD

SSDとはSolid State Driveの略、つまり半導体メモリーをHDDのように使う名称である。 オーディオの世界で今更ながら注目されている。
iPodやウォークマンでおなじみの携帯音楽プレーヤーは既にメモリーなしでは考えられなくなってしまっている。
何を今更なのか、ハイファイオーディオの分野だ。
この分野、いかにも保守的でターンテーブルを使ったレコードプレーヤー、真空管アンプなどが新製品として売られている世界である。
CDプレーヤーなんて数千円で買える時代に100万以上もするCDプレーヤーが存在する。
デジタルなのにどこか違うのか?  例えばパソコンのCD-Rドライブは数千円のものだ。
安いからってデータが間違うことはない。音楽CDの中身もデジタル符号しか入ってない。
なのにどうして100万円のCDプレーヤーがあるのか。 
一つはDAコンバーターの精度だ。 デジタルをいかにアナログっぽく変換するかというところに特殊な回路を開発したりするわけだ。

しかしこれとてスーパーオーディオではアンプの分野に引き渡すこともある。
ではデジタル出力を持つ数千円のCDプレーヤーに100万円のデジタルアンプを接続すればいい音がするのか? 実はここにもこだわりがありCDの円盤をどれだけ綺麗に回せるかで音に違いが出るというのだ。 そのため手造りのような精度で作られたターンテーブルにCDを乗せて再生するプレーヤーが存在する。これも100万くらいはするのだ。
しかしデジタルの場合メモリーに一旦入れてしまえば外部クロックの精度で再生することが出来る。 これを実現したのがSSD音楽プレーヤーということなのだ。
では非圧縮記録できる数万円の携帯メモリープレーヤー+100万円のデジタルアンプで超弩級の音質が得られるか?
さらにこだわるとクロックの精度がある。 一般的には水晶発振、クリスタルロックを使うのだがこれが物足らないと言うツワモノがいるのだ。
つまりオーディオのゲンロックを司る発信器が存在する。
さらにその発信器の電源を安定供給するための電源装置…もう、きりがない。

そんな違いが気になる耳になりたくない(笑)

2008年10月18日

機材選定

とあるプロダクションに頼まれて撮影機材一式を選定することに。
自分で買うのも趣味半分だが人の機材をいろいろ考えるのもけっこう楽しいものだ。
自分のお金でないだけにけっこういい機材を選べる(笑)実際には予算範囲はあるのだが。
しかしこれだけフォーマットが増えると基本のフォーマットを何にするがが大きな問題になる。
将来的にこのフォーマットは続いていくのか?他者とのデータ互換は大丈夫か?
現場での取り回しやランニングコスト、あらゆる観点で検討しなければならない。
その時点で使い易いカメラだからとか業界で現在最も普及しているからみたいな選択基準もあるが規模が大きくなればなるほどそんな主観ではあとで後悔してしまうのだ。
さらに音声機材、編集機材も一式ということだ。音声系はあまり流行り廃れがないのである意味少々高くてもスタンダードなものを選んでおくのが無難である。
編集機材は安定性、サポートなども考慮する必要がある。かといってけっこう進化が早いのであまり高価なものは採算が取れない。
などなどいろいろ考えているわけだ。
日頃から趣味半分でこのあたりの機材情報はチェックしているので大体流れはわかっているつもりだ。
それだけに迷う迷う(笑)

2008年10月20日

一人の可搬重量

若い頃はけっこう力仕事もやっていたので重いものを運ぶのは苦ではなかった。
しかし年をとりデスクワーク中心になると全く使い物にならない(笑)それでもまだ引越などでは家族に頼られるのだが…
というわけで今回ライトキットを持ちまわって照明サポートをした結果限界を超えて筋肉痛とプチぎっくり腰に見舞われた。
ではどのくらいの重量が適当なのか。
基本はノーライトと考えていた。三脚も面倒だとグライドカムを装着しスタビライザー撮影で全てこなせないかと考えたがそうもうまく事は進まない。
カメラはHVX200、ハンディカメラとしては重いほうで手持ち撮影は厳しい。そのため三脚かグライドカムを使うしかない。
見た目とフレアー防止のためマットボックスを取り付けているため総重量は約4kgカメラバッグが2.5kg三脚が5kg。小物も入れると約12kg。
グライドカムはベストとアームで9kg。
中古で購入したRDSのライトキット、ユニキットは650W×3とアルミケース、スタンドで22kg。
ストレートライティングならこれでいいのだがCM場合は面光源に変換するのでディフィーザーやレフ板、センチュリーなど15kgほど追加される。
ここまでくると一人で設営するのはほぼ限界を超えるのだ。
三脚とカメラで10kg、照明と音声で10kgくらいが適当ではないかと。
しかも1日ロケ場所は2箇所以内。
物理的限界を決めておかないと軽く請けた後で後悔するのは自分だからね…

2008年10月21日

ロケダメージ

なんとかロケを軽微なものにしようと考えたりしているがやはり撮影後はなんとも肉体的にも精神的にもダメージが大きい。
もともとインハウス指向で仕事をしてきた人間なので365日室内仕事でもフラストレーションがたまるということはあまりない。
ところがロケやスタジオ撮影だともちろん肉体疲労もあるが多くの人間と接し、喋りまくり、ある意味興奮状態にもなるわけだ。
もちろんそのこと自体は楽しく刺激にはなるのだが編集繁忙期にこれがインサートされるとロケ後のダメージが仕事サイクルに影響してくるのだ。
スタジオ撮影でさえその影響はある。しかも撮影中は全く他の仕事が出来ないわけで急ぎの場合は早朝や深夜作業になったりするのでますます生活サイクルが狂ってくる。更には食生活にまで影響は及びロケ弁当や時間のずれた食事、量、打ち上げの深酒…
とはいえ嫌いではない。このジレンマをどう解消していくか。

2008年11月14日

火曜26時6.4%

編集で関わっている番組、NKTの「おとなのびっくりクリニック」が今週ついに視聴率6.4%にもなったらしい。
収録にも立ち会っているのだが番組以上に現場は楽しい。そしてポストプロダクションの編集をやっているのだが何度プレビューしても笑える。
短いとはいえ毎週の番組というのはけっこう日々の仕事にいろいろ食い込んでくる。
CMだけやっていた頃より確実に仕事量は増えているような気がする。
立会いだけとはいえ二日間もロケに密着しているとけっこう疲れるものだ。
日頃ほぼデスクワークだけなので立っているだけで肉体労働なのだ(笑)
編集も実質7分だがテロップ、スーパー、イフェクト、ナレーション、効果音、BGM、整音…一通りやるとほぼ1日かかる。
さすがにCMと違って長いので集中力は続かず途中で何度も休憩が入るが…

こういう番組というのはいつまでも続くとは限らない。というよりもともとワンクールだけやるという話でそれまで長モノを拒んでいたが渋々受けるような感じだったのだ。
既に16本目。それなりに慣れてきたとはいえちゃちゃっと片付くほど簡単なものでもない。僕のちゃちゃっという集中力は2〜3時間なのだから。
そんなこんなで苦労も多いが今のところ楽しさが上回っているということかもしれない。しかも結果としての視聴率もじわじわ上がっているというかこんな深夜番組でこの数字は驚異的らしい。番組の世界はあまり知らないので。
金のためにやってる仕事でもないので飽きるまでは続けているのではないかと…番組打ち切りが早いか飽きるのが早いか。そんな問題ではないか(笑)

2008年11月20日

星乃泉水ちゃん

「おとなのびっくりクリニック」でおなじみのものまねクイーン「星乃泉水」ちゃんのステッカーが出来上がりました。
イラストは似顔キャラ工房さん作。
本人の希望も取り入れながら作成しました。
元がいいとキャラクターも映えるモンです。
全国的に売れるのも近いことでしょう。
ここに来た皆さんもぜひ応援してあげてください。

2008年11月22日

ワイヤレスビューファインダー

かなり理想に近いワイヤレスビューファインダーになりそうだ。
左のビデオトランスミッター「D-PORA」がプロ機材ドットコムで販売開始された。
この手のトランスミッターはいろいろ出ているが写真機材専門ショップから発売されたので注目だ。
機能的には一般製品と変わらないがデザインは渋め、映像機材と馴染みがいい。映像機材に取り付けるパーツが最初からセットになっている。
受信用のアンテナまでセットになっているなどかなり考えつくされている。
衝動的に注文してしまったのだが、はて?受信するモニターを何にする?
13インチの液晶テレビがスタジオの出演者用モニターとしてあるのでこれが使えそうだ。しかしAC電源。スタジオで使うのなら多少ケーブルが延びてもそれほど邪魔にしならないし、やはりここはロケに使いたい。この13インチもバッテリーで供給すれば外で使えなくもないがこのサイズだと消費電力が半端ではない。
しかも普通の家庭用テレビなのでロケで持ち回るには耐衝撃性面で不安である。

ということで電池駆動できるアナログチューナー付きのテレビがないかとネットで探したら…なんと、ポータブルテレビはほとんどワンセグになっているではないか。
手持ちで7インチのワイド液晶テレビがあるがバッテリー駆動ではない。同じ電圧のバッテリーを繋いでやれば使えなくもないがこのテレビ、かなり安物なので視野角が非常に狭くモニターには向かない。そんなこんなで注文したのにこれといった使い道がないのは問題だといろいろ探していたら、ありました。
以前、ヘッドマウントディスプレイをこれも衝動買いしたのだが両眼を塞ぐ&メガネの幅が顔に合わなかった&レンズ精度が低くしかも視野角がかなり狭い…など通販ならではがっかり商品だった。
今回のヘッドマウントディスプレイ。なんとメガネに吸盤で取り付けるというかなりアバウトな設定だが実際の装着感はどうなんだろう。
前回の失敗を考えるとメガネサイズの問題はクリアできる。
視野角の問題も取り付け位置の自由度があるのである程度回避できるか…片目なので歩きながらの撮影にも使える。画素も18万画素とそこそこである。何よりも薄型のアナログテレビチューナーユニットが付いていると言うのがチョイス理由である。
単4電池 3本で連続2時間だから撮影には問題ない。

これで超軽量のワイヤレスビューファインダーセットが構成できるということになる。
ワイヤレスとなればグライドカムに使えるのだ。前回のヘッドマウントディスプレイは映像ケーブルを繋ぐ必要があったのだが付属のケーブルがちょっと硬めだった。
グライドカムはベアリングで水平を保っている構造なので僅かなテンションがかかるだけで傾いてしまう。実際にこのディスプレイセットで使ってみたのだがかなり厳しかった。もちろん両目がふさがっているので隙間からある程度は見えるにしても歩き回ることは危険だったが、今回のセットだとケーブルはないし視界はかなり広いなどの点はかなり期待できそうだ。
実験としては安くない投資だが成功すればかなり画期的だ!

2008年12月01日

あっという間に5年目

気がつけば11月で5年目に入っていた。長いのか短いのか…
しかしもうライフスタイルはほぼ鳥取人に戻っているような。とはいえ喋っているのはけっこう大阪弁。鳥取19年→大阪25年→鳥取5年。まだ大阪の方が長いのだ。
おかげさまで本業は順調に推移しているが今後の景気状況ではどうなるか不透明だ。
若いときにバブル前後を見てきただけにこういった激変の時代はなんとなく先行して守りに入ってしまう。
厳しいときこそビジネスチャンスなどと元気のいい方もおられるが、リスクも倍増なのだ。攻撃的な人間は失敗したときのことなど考えない。死ぬのが怖くてレーサーになれるか!である。しかし僕は死ぬのが怖いのでレーサーにはなれない。
というわけでコツコツと地味にやっているが人と同じことをやりたくないと言う部分だけは多少人より強く思ったりするもので今まで意外といいポジションで仕事をさせてもらっている。
CM業界もかなり厳しい環境になりつつあるので次の一手、まだあまり誰も手がけていないような、しかもリスクが少なく、今までの自分の資産を活かせる…そんなことも視野に入れつつ日々妄想を繰り返している。

2008年12月02日

想像したとおりか…

100年に一回といわれる大不況。ということはバブル崩壊を超える未曾有の大恐慌ということ想像したとおりか…
ある評論家によると回復は2010年以降になるのではと。
とりあえず来年一年間だけはじっと我慢でいることにしよう。
いつまでも続くと思うと生きる張り合いもなくなるってものだ。
現実的には今やっている番組はもう少し続きそうで少なくとも4月いっぱいまで決定している。CMは年々減少している。ただ内容的に凝ったものが増えてきたので平均単価は上がってきた。完パケ搬入が今年中だったのが来年4月に引き延ばされた。なので4月から静止画で出稿していたものがこちらに流れてくる。
行政関係はますます厳しくなってくるので行政CMも減ってくるに違いない。
というわけで来年は売り上げ的に半分以下になる可能性も考えておかなければならない。
設備投資も贅沢も衝動買いも一時停止。固定費はもともとかなり少なめになっているので削減しても大した効果がない。新規分野を開拓しようにもこれだけの不況になると八方ふさがり…おとなしく氷河期をやり過ごすしかない。
サラリーマンだといきなりのリストラに怯えることになるがフリーはその点ある意味気楽。取引先もそれなりの数はあるのである日突然仕事がなくなるということはあまり考えられない。従業員がいると固定費に追われるがフリーはそれも少ない。
こんなこともあろうかと独りなのだ…
自分のことしか考えてないって? そりゃ、まず自分が生き残ることを考えるのが先でしょう!野性の本能として…

2008年12月03日

不景気だから注目される商売

とりあえず冬眠対策はこの辺にしておいて氷河期にも元気なマンモスは存在するわけでユニクロのように低価格路線はこんな時代にもてはやされる。
CM自体は電波料というネックがあるので簡単にディスカウントが出来ない。制作費は電波料に比べれば微々たる物だ。なのであまり低価格路線を前面に出してもメリットはない。
映像コンテンツを多メディア展開して行こうという考え方は以前からある。例えば今まで作ってきたTVCMを電波メディアではないものに展開するという方法がある。インターネットであったり店頭のモニターディスプレイであったり。
設備投資をしなくても新たなビジネス展開を考えていくいい時期なのかもしれない。
しょう!野性の本能として…

2008年12月09日

最低限の生活

こんなニュースが出ていた。
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首都圏で20代の男性が最低限の生活を維持するには時給1345円が必要ーー。
労働問題を研究するシンクタンク労働運動総合研究所などが8日、首都圏では初めての最低生計費の試算結果を公表した。
東京都の最低賃金は766円で大きな隔たりがあるとしている。
テレビやパソコン、洋服など500項目の持ち物調査や外食の割合、値段など生活実体を調査する方法で、東京、神奈川など首都圏4都県の2039人から回答を得た。
試算は20代男性単身世帯から50代夫婦子供2人、70代女性単身など9パターンで行った。
20代男性単身世帯では、食費3万9564円で家賃5万4167円、教養娯楽費1万8273円などで計23万3801円(月額)となった。これを最低賃金審議会で使った労働時間の173・8時間で割ると、最低賃金1345円(時給)が必要となる。
試算には税、社会保険料金(4万2395円)も含まれる。
30代母子家庭(35万512円)▽40代夫婦子供2人(56万3652円)▽70代単身女性(20万4815円)などだった。
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自分の場合はどうかと試算してみた。
近いのは20代男性単身?食費は似たようなものだろう。家賃は要らないが自動車、電気代、固定資産税などがかかる。その他娯楽費には電話料金、ガソリン代、衛星放送代、散髪、医療費など。最低限の生活という設定で税金も低収入になったときを想定して全てを算出してみると…約11万(月額)。おお!かなりエコな生活が出来そうです。
大不況でも貯金を切り崩していけば年金もらえるまで持ちこたえられるか?15年×12ヶ月×11万=約2000万円…ぜんぜん足りましぇん。ままだ働きます。

2008年12月19日

Flash Solid State Drive

なんと512GBのSSDが発売された。
まだHDDに比べ価格面や書き込み信頼性などに問題は残すものの時間の問題だろう。あらゆる記憶装置は半導体に変わっていく。
テープも光ディスクもハードディスクもなくなっていくのだ。
これは機械的駆動部分があるということで常にメンテナンス、故障との戦いという原始的な部分が残るためである。
とはいえ半導体といえども分子レベルにクローズアップしていけば物理現象を利用しているわけで絶対という部分は全くない。歴史も浅いので暫くはオールドメディアと共存することにはなるだろうが。
大きなメリットとしてはランダムアクセス速度が速い、低消費電力低発熱、耐衝撃性が高い、軽量薄型、エラーが少ない、静音。
これに光ファイバーネットワークが完備されれば21世紀のコンピュータ像は完成する?とまでは大げさだが大きな変革であることは確かだ。
このフラッシュメモリーは映像業界でもかなり浸透しており数年後にはテープ記録のカメラは発売されないのではと思う。
テープよさらば。ドロップアウト、上書き失敗、巻き戻し、実時間キャプチャー、高価なVTR、保存場所確保…もう不要になる。

2008年12月23日

SONY vs Panasonic

ファイルベースシステムが本格的に動き出したわけだが未だ基準になるフォーマットやメディアが決まっているわけではない。
テープベースに比べればハードは安いので両社のフォーマットが共存することは容易である。
パナソニックはP2メディアにAVC-Intra50/100を推してくるだろう。
ソニーはXDCAMだかブルーレイのHD、422、SxSのEXと三つの流れがあり微妙に互換性があるようなないような…全てのメリットを統合するとSxSに422/50Mを新たに設定というところだろうか。
一本化するのが利用者にとってメリットが多いのだが難しい面もある。利用形態によって圧縮率を変えたいという。現時点でハード面、価格面で制限があるということである。
報道では大量に記録するため高圧縮がいい。画質的にも多少犠牲にできる。CMや映画製作では最高画質が欲しい。非圧縮でもいいくらいだ。番組制作などはその中間でいい。
ソニーではこうした用途向けにいろんなフォーマットが存在するがパナソニックは今後AVC-Intraだけで行こうとしている。ただハイエンド利用に対してAVC-Intra100/4:2:2ではちょっと物足らないと言う向きもある。しかしこれ以上の場合圧縮する必要はなくRGB非圧縮12bitなど自由にやればいい。

そう考えるとパナソニックが合理的だ。
しかしWindows vs MACのように市場原理が働く。普及率は圧倒的にソニーの方が多いのだ。全ての制作から送出、ネットワークまでを統一させるとなるとソニーが有利になってくる。とはいえファイルベースの場合変換が容易なためテープのように縛られる部分が少ない。民生機家電分野では圧倒的にパナソニックが元気がいい。
元気のないソニーが踏ん張れるのか…

2008年12月26日

今が底?

忘年会の挨拶で100年に一度という大不況、これから99年は大丈夫?とかここまで落ちれば後は上向くだけ…などとまぁ来年に向けてなんとか気持ちを明るく持ちたいという意欲はわかるが。
不自然に拡大して行った企業がリセットされ正常に戻ろうとしているのかもしれない。
一部には痛みを伴う部分もあるだろうがこの大きな嵐が過ぎれば少しましな経済行動に戻るのではないかと期待している。
金だけを動かして商売にするという不自然な行為がなくなればもっと正常化されるのだと思うわけだ。
どう考えても世の中の経済を数字だけでコントロールしてしまえるというのはおかしいだろう?
石油価格なんて…ボードゲームじゃないんだから!ドバイの建設中のビル、どうなるんだろうね?

2008年12月28日

今年を振り返る

売り上げを分析してみた。5年目に突入だが奇跡のように毎年売り上げ数字は少しずつ上がって来ている。
今年はレギュラー番組編集が入ってきたのでそれまで90%以上だったCM比率がちょっと変わってきた。とはいえ、一社提供の短い番組なのでCMの延長とも言えなくはない。行政関連のCM制作も増えてきた。景気動向に比例して一般企業のCMは減ってきている。来年は相当冷え込みそうだが大手スポンサーが元気がいいおかげでなんとか助かっている。
行政関連は税収入が激減するだろうからCM発注も数割は減ってくるものと思われる。
一般企業は更に厳しく半減くらいを想定している。
それらを加味してシミュレーションをしてみた。なんとか今年の三割減くらいに止まりそうな感じ。やはり取引先はいろんな分野を持つべきだと改めて実感。
設備投資も昨年で一段落しており次期ハイビジョンVTR投資のための積み立てをしていたがファイルベース化の光明が見えてきたのでリセット。
なんとか来年の氷河期は無理をしなくても過ごせそうな楽観的予想…(笑)
この大恐慌もアメリカの煽りなわけだが元を手繰ると不動産バブルだと分析する評論家も。とすれば以外にけろっと早く元に戻るのではないかと思えてきた。
派遣解雇問題も企業の一時的調整の犠牲者であってすぐに雇い戻しがあるのではないかと思うのだ。
原油価格の乱高下を見るようにこの経済恐慌も一年後には何かあったような…的な(笑)そんな予感がしてきた。

2009年01月01日

あけましておめでとうございます

鳥取5年目の幕開けです。
大阪25年間、バブルもあり低迷期もあり、乗り越えてきました。
今年は100年に一度といわれる不況。バブル崩壊とは比較にならないとも言われています。
さぁ、どうなりますやら…
意外に天変地異や経済変化は良くも悪しくも楽しんでいる自分がいるのですが…
やはり人生には変化が必要です。
今年も時勢に合わせてやりますよ!
引っ張るほどのパワーはないですが流されるほど柔ではありません。

正月早々食べすぎです…ダイエット頑張るぞなんてベタなことは言いませんが、もうちょっと運動しなければ…

2009年01月06日

オンライン入稿になったら

昨年実績で言うとベーカム本数約600本。HDCAMで同本数を消化する場合の経費はテープ1本当たり\1,600×600本=96万円。ラベル作成、CMフォーマットダビング経費1本当たり\1,000×600本=60万円。HDCAM関連機器投資額500万として年間減価償却費100万円。テープを届けるための経費一件当たり約\1,000としてプロジェクト数年間200件=20万円。合計276万円となる。
一方オンライン入稿になった場合、インターネット設備は現状のものが使えるので新たな投資は見当たらない…。エンコーダーソフトなどが追加投資の可能性があるがおそらく10万円以下ではないかと。
CM制作費一本平均単価5万円とするとテープ納品にかかる経費が\13,800で27.6%もかかっていることになる。
つまりオンライン入稿になれば3割近くも安く出来るということである。
※これはあくまでも大雑把なウチでの経費である。

これらのテープは広告代理店に持ち込まれるわけでそこからテレビ局の営業さんが引き取りに行かれ支社の場合は本社にトラック便で輸送される。
その後CMバンクに登録されるのだが放送中は局に保管される。その後代理店に返却され再度放送の可能性があるものは保管され、不要なものは処分される。
これら全ての人件費、輸送費、保管費、処分費などがオンラインになれば不要になるわけで、そうして考えるとスポンサーの負担する費用のうちオンラインにすることによって軽減される部分はけっこう小さくないことがわかる。

2009年01月07日

ロボット

ロボットの研究は着々進んでいるようだが実用化されているロボットは意外に少ない。
おそらく目標値が人間と同様だったりするから妥協点を見つけ出すのに苦労をしているのだろう。
僕が欲しいロボットというのは人では出来ない動きを比較的簡単なティーチングでやってくれるロボットだ。
何かというと撮影ロボットである。
CMや映画では報道やドキュメンタリーと違って演出されたとおり演技し、決められた動きで撮影されることが多い。
ビジコンのなかった時代の映画製作ではカメラマンの責任は大きかったし職人でありながらクリエイターでもあったわけだ。
ところがビジコンやハイビジョン撮影になった今では監督が撮影監督であったりもする。カメラマンはオペレーターである。しかし監督は細かな動きまでカメラマンに指示しないから微妙なカメラワークはカメラマン任せとなる。
出演者の演技とカメラワークが一発OKならいいがリテイクの場合、できることならカメラワークのNGは避けたいところだ。
こういった場面で使えるカメラロボットが欲しいと考えている。
またパン・チルト・ズーム・フォーカスだけでなく空間の動き、クレーン、ドリー、トラックショットなどになるとカメラオペレーターも複数人数になり息を合わせるのがかなり難しくなる。こういったところこそロボットの出番なのだ。
効率のいいカメラロボットを死ぬまでに作ってみたい…などとまた妄想(笑)

2009年01月12日

今プロジェクターが面白い

プロジェクターといえばホームシアターでスクリーンに投影したりビジネスシーンでプレゼンテーションに使われたりといったものが一般的だ。
ところが最近変り種プロジェクターが賑やかだ。
冗談の様な手のひらプロジェクター。コンパクトデジカメ程度のサイズでLED光源を使ったDLPプロジェクターだ。電池駆動で携帯型メディアプレーヤーなどの映像を数十インチ程度のサイズで投影できるものだ。明るさに期待は出来ないがちょっとした遊びやプレゼンテーションには手軽に使えて面白い。
ただちょっと暗い環境というのがどの程度あるのか疑問はある。

ポケット・プロジェクター

もう一つ興味深いのがムービングプロジェクターである。プロジェクター自体をステージ用のムービングライトにしてしまっているのだ。
今までステージ照明というとカラーフィルターとかディスクマットを使った影絵のような投影、レーザー光線のミラースキャンといったものが主流だった。
最近では映像も多く使われるようになり大型プロジェクターでバックにスクリーンを設置したり近年では発光パネル(LEDなど)の巨大映像表示装置も使われるようになってきた。
映像を使うことで今まで造形物でやっていたダイナミックなステージ演出もあまりコストを掛けず出来るようになってきた。それでも大型プロジェクターや大型パネルディスプレイは設置も大変だしレンタル料もそれなりだ。そこで登場したのがムービングプロジェクターだ。固定スクリーンを意識せず所かまわずどこにでも投影してしまえという発想である。しかも中の映像が動きながらプロジェクター本体が自由に向きを変える事が出来る。ステージの床だったり観客側だったり。

コストダウンされていけば従来の固定照明は不要になってしまう。
つまりプロジェクターの光を照明として使うことも出来るからである。
色の変化、強さ、大きさ、形状、自由自在である。そして映像の場合黒バックに光る素材、花火とかネオン管のような文字、人物でも黒バックで撮影しておけばスクリーンフレームを気にせずどこへでも違和感なく投影できてしまうのだ。
ここまで複雑化してくると演出や操作系はかなり難しくなるが従来のステージ演出とはかなり違ったものになることは確かだろう。映像編集で言う多重合成のようなことをライブステージでやってしまうという感じだろうか。
素材作りなど面白そうだ。さすがに現場でのオペレーションは遠慮するが…

2009年01月14日

HDSDIキャプチャーカードが3万円台!

ブラックマジックからとんでもないものが発売された。
もともと安いボードを出していたんだけども…
カノープスでHDSDI入出力しようとすると300万円以上のターンキー、出力だけするために増設するボードが98万円!
そんな時代に入出力できて422デッキコントロールまで出来る。でプレミアで動いちゃう!どうなってるんでょう?
とはいえ、これに繋ぐVTRは300万円?バランスおかしくない?
ま、世の中ファイルベースに移行しようってタイミングだからテープデッキにローコストを求めてもしょうがないけどキャプチャーカードだけ安くてもしょうがないんだよね。

HD/SD-SDI対応キャプチャーボードDeckLink SDI 参考記事

2009年02月25日

企画提案

こんな未曾有の不況真っ只中で遊んでばかりいるわけにはいかない。
仕事面において私の守備範囲としては根底に技術開発、応用に職人的作業、これは撮影や編集になる。ちょっとややこしい表現になったがシステム構成や新しい道具の開発などは楽しくやっているが実際の撮影や編集はそれほど楽しんでいるわけではない。ただ職人的繰り返し作業は嫌ではないのでそれなりに素早い作業、オーダーに的確に応えるなどは追求してきた。その中にある程度のクリエイティブ要素は含まれるとはいえ純粋に企画をしているわけではない。与えられた素材をいかに良く見せるかという表現技術でしかない。CGだけやっていた90年代のことを考えればずいぶん守備範囲は広がった。
しかしそうも言っておられない状況である。不況もそうだがご鳥取ローカルの業態、人材において待っていてもやりたいような企画が出てこないのだ。
クリエイティブなことが嫌いというわけではない。しかしもともとが理科系の発想しかないので文科系的ボキャブラリーがない。感情表現などを文章にしたりすることが非常に苦手なのだ。ここのコラムを読んでいただければわかると思うが(笑)

以前もやろうとして発想だけで止まっているだけなのだが…
CM企画のテンプレートである。
基本はどこかで見たようなストーリーになるかもしれない。目的は表現したいことが技術的に可能なのか、費用はどれくらいかかるのかローカルをベースにした制作プロセスをシミュレーションしたものをあらかじめ作っておこうというものだ。
数年前まではほとんど静止画CMしかなかった鳥取のCM。そこに静止画素材を動かしフリー動画素材を加えて動くCMを広めてきた。そして最近ではスタジオでクロマキー撮影したりロケにも出かけたりして表現を広げてきている。しかしそれを理解して企画をしてくれるプランナーがなかなか存在しないのだ。なんの制約も考えず企画を持ってこられるとたいがい予算オーバーでNGになってしまう。予算に合わせた企画をするというのがローカルには難しい。経験値が少なく予算が極端に少ないからだ。
そこでテンプレートにして制約事項をあらかじめ設定して予算も提示しておけばそのシチュエーションの中でストーリーを広げてもらえことが出来る。
そのようなテンプレート企画書、絵コンテを自前で作ってみようと思ったりしている。

2009年03月04日

生中継

ロケーションポーターという製品が発売された。
今までもFOMAを使った中継システムはあったがとにかく画質や安定性が悪かった。
今回のものはかなりお手軽で高画質のようだ。
160万とちょっと高いようにも思えるがプロのカメラマンだけでなく自治体や公共の場所などにも設置しておいて誰もが緊急時、中継カメラマンになるといった使い方が出来ると面白いかもしれない。
現時点でも事件現場に人がいれば手持ちのケータイで写真を撮ったりムービーを撮ったりしてそれがニュースで流れたりする。ケータイ+ムービーとくれば生中継は出来るわけだ。
なぜかテレビ電話は普及しなかった。
これは自分を撮って人に見せるという行為に問題がありそうだ。
むしろ外に向けて生中継が流行ればけっこう面白そうだ。
友達に「今スキー場にいるよ!」なんて映像を生で届ける。
自分のブログでライブ中継をする。
遊びで使えるようになれば爆発的に普及するかもしれない

2009年03月21日

業務用機器が面白い

最近の業務用ビデオカメラは半導体記録が主流になりつつある。一度これを使い出すとテープでやっていることがどれだけローテクか思い知らされる。巻き戻しや上書きの危険、ドロップアウト、テープの保管、長いキャプチャー時間…かなり無駄な時間とお金がかかっている。
周辺機器にも革命の波は起こりつつある。
デジタルワイヤレス。現状アナログ通信のものが多いが安定通信するため大変高額な送受信機を必要とする。セットで100万円なんてクラスのものもある。デジタルになれば高品質な通信が安価にできるようになる。まだ普及するところまで行ってないが。
音声以外にも映像のデジタル通信が手軽にできるようになってきた。
照明器具。LEDがかなりの速度でいろんな機器に入り込んできている。
ハンディーカメラに取り付けるものからLED何百個も付けて面光源にするものもある。
消費電力が少ないのでバッテリー駆動も出来るデーライトベースなのでロケ照明はこれからLED主流になるだろう。

バッテリーも今は重いニッケル水素やリチウムだが近々燃料電池が主流になるだろう。
充電の必要がなく軽量でローコスト。これ以上のものはない。
特機は相変わらずのようにも見えるがそれなりにカーボン素材などを使って軽量化は進んでいるようだ。そろそろモーションコントロール製品が普及品に導入されてもいい頃だがまだその気配はない。自分で会社でも作るか?なんてね(笑)
カメラもレンズの関係で2/3インチ以上の撮像素子は存在しなかったがデジタル一眼や映画カメラの置き換えなど分野を超えて商品開発が進んだおかげでやっと変革が起きそうだ。REDなどはその代表だ。EOS5DMarkⅡは業界に衝撃を与えた。大きな撮像素子はレンズも大きくなるが単焦点レンズでじっくり撮影するような作品には適している。今までのビデオカメラは報道を目的に設計されてきたため作品作りには向いていなかったのだ。
映像機器メーカーも今は大不況の煽りで動きは鈍いがこの間に次の景気の波に向けてきっと面白いものを開発しているに違いない。楽しみである。

2009年03月30日

どうなる?景気

100年に一度などと大騒ぎして株価もバブル崩壊後の最安値とか…
失業者も増え給料もボーナスも減らされ…
景況感も下降の一途。
しかし影響を受けない業種もあったり、ここぞとばかりに儲けている企業もあったり一様に悪いとばかり悲観的に考えることもなさそうだ。
つまり受身だけで生きていくと平均的に何らかの影響は受けるが攻撃的に商売をしていけばマイナスを逃れることは可能なのだ。
というわけでいろいろと状況を見極めながら進むべき方向を模索中である。今の仕事をやめるということではない。今の仕事にプラスアルファ、あるいは今持っているノウハウを生かした別業種へのアプローチである。いずれにしても個人事業なので何をやるにもリスクは最小限だ。こういうとき身軽なのは大きなメリットである。

2009年03月31日

ハードとソフト

パナソニックでは低価格のAVC-Intraが撮影できるカメラが発売された。
ところがこのデータを編集しようとすると一部の編集機にオプションソフトなどを付加する必要がある。
MXFファイルが出たときもそうだったが編集ソフトの対応の方がかなり後から付いてくる。
メジャーなソフトが対応した頃にはまた次のフォーマットが現れるといった具合。
いつまでたってもスタンダードフォーマットが決まらない。
デジタル一眼もHDムービーの記録が出来るようになってきたが記録フォーマットが定まらない。まだまだ圧縮率が高すぎてどのフォーマットも一長一短だということだ。
メモリーやHDDが高速で低価格になってきたがさすがに非圧縮で扱えるレベルにはなってない。汎用的に業務で使えるフォーマットとしては200Mbps以上あってもいいんじゃないかと思う。

2009年04月09日

経済対策

今まで否定的だった国民も目の前にお金をちらつかされるとほいほい乗り安いようです(笑)
結局金融危機は大企業のものになり国民はお金を使うようになったようです。めでたしめでたし。
そういう自分はどうかというと、こういった割引サービスや減税にはちっとも興味がないのです。自分が欲しいものがはっきりしているため安いから買おうとか思わないんです。欲しいと思えば高くてもそれがいいんです(笑)
そんなこんなで世の中の景況感が良くなることは商売にとってもいいことで広告業界も盛り返してくれるといいんですが。
そもそも金融危機自体が金持ちの博打失敗に始っているわけで消費者はいい迷惑なのです。まじめに働けばちゃんとお金は付いて来ないといけないのです。

2009年04月28日

景気順応

どれだけ強烈な不況が襲ってくるのかと身構えていたがそれほど大波でもなくそろそろ回復の兆しさえ囁かれる様になってきた。ホッ!
とはいえ地上波CMは構造不況といわれテレビ離れ、他メディアの進出などこれから厳しい局面が出てくるとの専門家の予想である。そんな構造まで変える力はないので流れに任せ順応していくしかないのが超零細下請け会社である。
その一つとしてデジタルサイネージがある。テレビ電波だけが動画広告メディアではない。webや街頭ビジョンなどにも対応すべく映像の作り方を模索しようと言うものだ。また表示ディバイスそのものも提案しないとここ鳥取ローカルには街頭ビジョンさえ数えるほどしかない。
もう一つはCMの制作手法の拡張とローコスト化である。デジタル編集においては究極と言えるほど低コスト化を果たしてきたが撮影においてはまだ中途半端である。
これは機材面だけでなくキャスティングやロケーション、企画の部分にまで入り込まなくてはならない可能性がある。かといってここに人材を裂くとコストアップになるわけだ。
以前プランとして出てきたがいまだ進行していないテンプレート企画方式がいいのか?撮影に関しては自分だけのスケジュールでなくスポンサー、代理店、出演者、天候などあらゆるスケジュール調整が必要となる。1人でやるとなると調整連絡だけで時間を潰してしまうのでこれはまずい。

ひとつこんな方法がある。営業さんはスポンサーに出向くわけだから企画が決まればその場で撮影が出来るわけだ。これで出張撮影分は浮く。そしてスタジオ撮影。出演者にウチのクロマキースタジオに出向いてもらって合成素材を撮るのだ。ロケと違って喋りもクリアに録れる。天候も関係ない。そして営業さんの撮って来た映像と合成すると言う方法だ。撮影ベースのCMでありながらENGクルーの出番が全くないのでローコストに仕上がる。営業さんにはいろいろ手間を掛けてしまうがコストダウンできた分利益率が上がると言うものである。しかも内容が写真構成より凝っているためスポンサーにもウケがいいのではないだろうか。
つまりここまで合理化しないといけないほどにローカルCM業界は厳しいのだ…

2009年04月29日

メモリーは安くなるまで待つ!

今使っているカメラはP2メモリー記録のHVX200だが買った当時はメモリーが高く4GBで7万円くらいしていたような…あいまいだが。その後少し安くなった8GBを加えて12GB、HDだと12分、DVCPRO50でも24分しか記録できないのでロケではひやひやものだった。
容量はどんどん増えていったが価格はあまり下がらず64GBで30万円もする。しかもファームウェアをバージョンアップしないと読み込めないと言うことで躊躇していた。
ところがここにきて大幅なコストダウンが図られた。なんと64GBが10万円。1/3である。スピードもアップしたのになぜここまで?なのだが一応制限はある。書き込み回数が少ないというものだ。しかしウチのような使用頻度の少ない使い方だと全く問題がない。1日1回100%書き換えをしたとして5年間だそうだ。
64GBだとHDで1時間ほど記録できるが現状HDでの需要がないので32GBで充分だ。通常の記録フォーマットはDVCPRO50だからこれで1時間。 2スロット入るので8GBも入れておいてトータル80分となる。それで価格は\66,150だ。SDHCの32GBが\39,800だからかなり近づいてきた。ただしスピードは1.5Gbpsと160Mbpsだから一桁ほど違う…
こうなると次期P2フォーマットAVCウルトラがかなり身近になってくるのではと期待が膨らむ。RGB444/12bit、200Mbpsである。そのためには今しばらく現状維持で我慢…
いずれにしてもHD需要が少ないので今投資するのはもったいないのだ。

2009年05月13日

ハリウッドスタイル

ハリウッドと日本では撮影監督の仕事内容が異なる。日本ではカメラアングルはカメラマン、ライティングは照明技師、露出計測は撮影助手といった分担だそうだ。
ところがハリウッドでは監督とは別に撮影監督(DP)ががいてカメラや照明など映画のトーンに関する責任を負う監督が存在する。DPとはディレクターオブフォトグラファーと言う。この撮影監督はカメラや照明の操作を直接するわけではない。
現場にはそれぞれの責任者とオペレーターが着く。そこまで細分化しないまでもテクニカルディレクターという立場で監督のサポートをし、オペレーターの指示をすると言うシステムはありだと思う。撮影、照明、美術などは一体のものだと考えられるからだ。
それを監督だけで総括するのは難しくもある。
近年ではCGや合成などの知識も必要になってきている。今日本の監督で頑張っているのはそういった技術面にも精通したオタク系監督が多いように思う。
映画カメラもデジタルになりつつある現在、そういったポジションはますます必要になってくるのではないかと思ったりしたが…映画には縁もない(笑)もちろんローカルのCM制作で多くのスタッフを動かすなんて…

2009年05月14日

CM落ち込み

TBSが初の最終赤字CM収入落ち込み…だそうだ。大手の広告代理店もかなり苦戦しているようで。
もちろんローカルもご他聞にもれずということである。
広告分野だけでなくあらゆるところで不況は深刻さを増しているのだが一般市民は定額給付金や高速1000円、GWなどでちょっと一息をついていたという感じだろうか。
会社組織は固定費が大きいだけに大変だろう。その点フリーで自宅作業と言う身軽な自分はかなりのサバイバルまで生き残れる体制にはあるが…
しかし経済とはうまくできていると言うか不景気があればまた好景気がやってくる。
つまり企業と行政の努力で回復するようになっているのだが、落ち込み時にどれだけ耐えられるかが勝負である。大きな企業が何億もの資産があっても戦略を間違えると不景気の波で一気に赤字転換してしまう。景気がいいからといって右肩上がりで拡大すると言うのもどうかと思うが企業家は拡大こそビジネスと考えているのだろう…
欲なんて上を見ればキリがないのでちょっと上を目指す。