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映像工作室 アーカイブ

2005年05月19日

撮影スタジオ設計(ブルーバックを作る)

ブルーバックHDVカメラは非常に魅力的だがハイビジョンニーズがすぐにあるわけではないので中期計画としておいておくことに。お金をかけずに新しい表現ということでスタジオ撮影を考えてみる。

実はロケ撮影だとワンマンオペレーションが難しく出来たとしても運搬用車両、2/3インチクラスのドッカブルカメラ、三脚、クレーン、照明機材、録音機材など一人でセッティングするにはかなりの体力と忍耐力がいる。やはり私には向いていないように思うのだ。

だがスタジオ撮影は自前のスタジオであれば撮影機材はセッティングしたまま片付ける必要がない。壁にブルーバック、背景用のフラット照明、被写体用の各種照明を部屋の隅に置いておけばたいしたセッティングに時間をかけなくてすむ。カメラにしても露出やホワイトバランスなどは一度設定しておけばほぼ変わることもない。20インチのマスモニを見ながらフォーカス合わせもできる。テスト撮影してすぐに合成テストさえ出来てしまうので失敗がない。時間の制約がないから納得いくまでテイクが撮れる・・・などロケよりはけっこう気楽に出来るのである。

とはいえ通常スタジオと機材だけでも結構なレンタル料がかかるものだから安い機材ではない。今ある機材でいけるのか検証。


●ブルーバック
最大人物2ショットFFが撮影できる背景を考えると高さ8尺、幅9尺ほどは欲しいところだが部屋が20畳なので引きのことも考えて6尺×6尺で被写体はウエストサイズをギリと考える。アルチマットブルーの幕などは㎡1万以上もするので厚手のウッドラックに水性ネオカラーの群青色を塗装する。
このバックは蛍光灯と波長の相性が良いようで波形モニターを見ると非常に素性の良いブルーが得られた。もちろんローコストで自作できるのが大きなメリット。つなぎ目さえ目立たなく出来れば壁一面をブルーにすることさえ容易だ。なにもパネルに塗装しなくても壁に直接塗るのもいい。もともと部屋を暗くするために壁一面に黒カーテンをしているからその下をブルーにすればいいのだ。

2005年05月20日

撮影スタジオ設計(照明機材)

ハイビジョン●照明機材

これは自作照明器具なのだが、ランプはパルック三波長の電球型を7発で1灯にしている。一つで100W電球の明るさがあるので 700Wと考えていいようだ。これに反射板を付けた灯具を作っている。トレペを張ってスカイライトなどに使用。別に4発400Wのスクープライト形状のものが2灯。

蛍光灯はスポットになりにくい。商品撮影などはどうしてもタングステンに色温度補正フィルターをかけて使ったりもするが今回は人物撮影が目的としたいので基本はフラット。なので不足分は直管の20Wや40Wで作る必要がある。

ブルー背景用に 40W×2灯を左右に縦置き。CCDは感度が高いし、撮影エリアが狭いためこれらの照明でほぼ足りるだろう。アイキャッチ用の電球型蛍光灯などはクリップソケットで間に合う。ブームアームつきの照明スタンドが3セット。突っ張りポールが4本。その他28mm径の足場用鉄パイプが50cm~2mまで各種あるので常設のライトバーなどはこれで組むことも出来る。

照明が足りなければホームセンターで買えるメリットが蛍光灯にはある。もちろん厳密な色温度管理は難しいが問題のない範囲である。いずれにしても同等の照明をタングステンでやろうとすると5KW以上の電力が必要になり部屋の温度は上がるしブレーカーの容量増設工事も必要になってくるので現実的ではない。実は既製品を考えると蛍光灯よりタングステンの方が安いし照明コントロールもやりやすいのだが。

2005年05月21日

撮影スタジオ設計(カメラ&VTR)

ハイビジョン●撮影カメラ

一般の肩乗せカメラと違い産業用カメラとも言われる小型カメラを使うことにする。1/2inch3CCDでRGBタイプのカメラである。本体価格は50万位するから肩乗せカメラなら100万位するカメラと同等の品質と考えられる。ビューファインダーやデッキ部分がなく本体もそれほど頑丈に作ってあるわけではないのでその分画質に注ぎ込まれていると考えられる。

レンズはフジノン12倍ズーム。シートズームではないし高倍率でもないので価格の割には無理のない設計になっている。色収差は少ない方だ。映像出力はRGBとS、コンポジットがあるが今回はSコンポーネントを使用。RGBと画質の差をモニターで確認してみたが差がほぼないのでこれを利用。RGBを色差コンポーネントに変換するにはトランスコーダーが必要になるのだが最近ではそのような機器は発売されていないようだ。もちろんRGB入力できるビデオボードも存在しない。三脚はムービー用、スチル用と何本かあるが今回はカメラを振り回さないので重量級のジッツォの三脚を使用。

●収録VTR

ベーカムにSで録画できるが現状は取り込みボードがDV仕様の為4:1:1になりクロマキーがちょっと不利である。このあたりはカノープスはDV編集のノウハウがかなりあり、専用の編集ソフトでクロマキーを行うとかなり綺麗に抜けてくれるようだ。ただ、技術的なスペックはやはり4:1:1なので若干エッジが甘くなる。できればカノープスの一ランク上の非圧縮取り込みが出来るボードにアップグレードしたいと考えている。この場合は4:2:2になりクロマ解像度は倍になる。ただ、このボードはHDV対応のボードなのでこれを入れる時はPCも含めてHDV対応システムにしたいと考えている。もちろんカメラも。

2005年05月25日

続スタジオ設計

ハイビジョン照明機材やカメラは三脚に乗せているがけっこう邪魔なものである。いろいろレフ版やディフィーザー、ライトカッターなど使い出したら無数にスタンドが必要になってくる。なので天井にパイプを這わせて半分は吊るしにしようと構想中。撮影以外はリビングルームでもあるのである程度見た目も大事。

ステンレスの 18mm位のパイプを綺麗な留め金で天井に固定し、器具をSカンとクサリで吊るすというのが今の構想。撤去もしやすいし微調整も簡単。なにより見た目がいい。問題なのがクロマキーバック。グリーンスクリーンの見本を送ってもらったら格安のパンチカーペットでもかなりクリアなグリーンを発色していた。なんと価格が5倍くらい違うのだ。

で、壁に直付けも難しい。釘で固定すれば釘頭が映る。直接両面テープで貼るとはずすときに壁がめくれてしまう。2.5m× 2.5mくらいのサイズを考えているのだが一枚もののシートにしてもらえば端を固定するだけで引っ張れるのだがパンチの場合つなぐことが出来ないしそこそこ重いのだ。なのでまず下地に5mmくらいのベニヤを壁に釘付け、その上に両面テープでパンチを固定と考えている。シアターモードに戻す時は手前に黒カーテンを吊るすしかなさそうだ。まだまだ計画は続く。

続スタジオ設計

ハイビジョン照明機材やカメラは三脚に乗せているがけっこう邪魔なものである。いろいろレフ版やディフィーザー、ライトカッターなど使い出したら無数にスタンドが必要になってくる。なので天井にパイプを這わせて半分は吊るしにしようと構想中。撮影以外はリビングルームでもあるのである程度見た目も大事。

ステンレスの 18mm位のパイプを綺麗な留め金で天井に固定し、器具をSカンとクサリで吊るすというのが今の構想。撤去もしやすいし微調整も簡単。なにより見た目がいい。問題なのがクロマキーバック。グリーンスクリーンの見本を送ってもらったら格安のパンチカーペットでもかなりクリアなグリーンを発色していた。なんと価格が5倍くらい違うのだ。

で、壁に直付けも難しい。釘で固定すれば釘頭が映る。直接両面テープで貼るとはずすときに壁がめくれてしまう。2.5m× 2.5mくらいのサイズを考えているのだが一枚もののシートにしてもらえば端を固定するだけで引っ張れるのだがパンチの場合つなぐことが出来ないしそこそこ重いのだ。なのでまず下地に5mmくらいのベニヤを壁に釘付け、その上に両面テープでパンチを固定と考えている。シアターモードに戻す時は手前に黒カーテンを吊るすしかなさそうだ。まだまだ計画は続く。

2005年05月30日

照明機材

ハイビジョンいまのところ手持ち照明器具はフラット系3灯のみである。人物をFF(フルフィギュア)で撮影し、クロマキー背景もフラットに照明しようとするとまだまだ多くの器具が必要になる。常設スタジオといえども照明をセッティングしたままにできるほど馬鹿でかくもないので片付けやすい構造にしたいものだ。

3灯のフラット系スポットはすべて三脚に取り付けるタイプの軽量型である。まずは背景グリーンの照明だが40WFLを2本縦に並オートポールに固定、左右二本でだいたいフラットな照明が得られる。バックスクリーンサイズは縦2.5m、幅2.5m~3.6mの予定。人物の立ち位置は背景の反射色をなるべく拾わないよう1.5mほど手前に置く。

天井にスカイライトを吊るすスペースがないので反射素材を天井に貼りつけバウンスで照明する。左右に大き目のディフューズライトを作りたい。サイズは縦1800幅900くらいだがけっこう大掛かりになってしまう。キャスター付きの各パイプでBOXを作って中に蛍光灯を仕込めば収納も多少は楽になるか?

ホームセンターで組立てパイプを買ってきて組めば数万円で作れてしまう。奥行きはせいぜい300くらいにしたい。6面のうち被写体側をトレペにし、他の面は反射素材にするとかなり効率のいい照明BOXになる。全体をフラットに仕上げておけば陰影をつけるためのスポットで調整するだけである。まだまだ設計中。

クロマキースタジオ仕様

クロマキースタジオ今まで、3DCG、フリー映像素材、提供してもらう写真や映像素材でCMを構成していたのですが、このたび狭いながらもクロマキー撮影が出来る自作スタジオを作りました。

人物と背景の合成が出来るので背景にロケ映像、写真、イメージ映像、CGなど、いろいろと表現が広がります。ハワイロケをしたつもりで予算を浮かせます(笑)
手作りスタジオなので日々グレードアップしていきます。

●スタジオスペース
 約20畳 天井高さ2500 簡易防音 冷暖房完備 駐車スペース若干あり
 デジタルグリーンバック常設 W3600 H2400

●カメラ
 DXC-930 1/2inch3CCD 業務用カメラ

●同録
 ガンマイク収録 ナレーション別録り可能 ※まれに大型トラックなどの騒音を拾う可能性あり。その場合はリテイク。

●照明
 蛍光灯60Hz 色温度5200K 40WFL×8、22W電球型FL×15 トータルでタングステン電球3KW相当の明るさ

●その他機材
 モニター 13inch液晶テレビ、20inch液晶業務モニタ、50inchプラズマ業務モニタ、170インチスクリーン&プロジェクタ
 収録機 ベーカムデッキ、DVデッキ、Canopusビデオボード
 合成プレビュー EDIUS AfterEffects

2005年05月31日

ホリゾントライト

ホリゾントライトホリゾントライトはオートポールを両サイドに立て40WFL2本を縦に直列にして設置していた。今回もその方法を取ろうと思ったが片付けるのにいちいちポールをはずさないといけないのでめんどうだ。いろいろ考えていたら基本に戻ってスタジオのホリゾントライト方式が良いのではないか。

今回は人物中心だから足元が移るのはFF(フルフィギュア)のときだけだ。FFの場合は床にもグリーンを敷くのでホリゾントをかぶせて設置すればいい。ホリゾントライトは床置きで移動が簡単だ。天井は吊りなので設置したままでいける。

工事現場用の傘付き40WFL器具。とにかく安いのでこれの裏側をマットの黒で塗ればプロ機材に見える(笑) 約4000円で10万円の照明装置と雰囲気は同じ?

2005年07月04日

カメラロボット

カメラロボットムービーの撮影ではカメラ操作はほとんど人間がやっている。映画の場合、カメラの周りにはスタッフが多くピント合わせまで別スタッフが行っている。カメラが固定で被写体も動きがあまりない場合はカメラマンは操作する作業はないがクレーンを使って動くものを撮影するとなると操作項目は一気に増えてくる。

フォーカス・ズーム・アイリス・パン・チルト・ロール・クレーン上下・クレーン回転・クレーンドリー・・・そしてこれらを同時にスタートさせて同時にゆっくり止めるなどという操作は複数のオペレーターが係っていてはとても出来る技ではない。何度もリハーサルして、アシスタントがカウントを読み上げ数人の息が合ったとしても役者の演技までうまく同期するというのは奇跡に近いのだ。

こういった作業を自動化するのがモーションコントロールカメラなのだが、現状のマシンはセッティングに手動のクレーンより人手がかかりすぎ、コストも桁違いに高い。オペレーションも特殊な知識がある程度必要とするため機器だけレンタルしてきて使える代物でもない。しかしクレーンなしならどうなのかというマシンも存在する。

パンチルトとカメラ操作を手動でオペレーションしてそれを記録して再現するマシンだ。ただのマシンは手動をトレースするだけなのでスムースな機械動きは出来ない。合成などするときにカメラの動きを伴う同ボジの画を撮る為のマシンだ。ショットトランジションという機能がSONYのカメラにある。ズームフォーカス、アイリスなどカメラだけの操作を2ポジション間で時間指定してスムースに変化してくれる。
これに電動雲台を連動させるとちょっとしたカメラロボットが出来る。

「クレーンも」と欲は広がるがクレーンのリアルタイム動作というのは非常に問題が多い。カメラオペレーターがクレーンに乗らないにしてもカメラ部分は数十キロの重量になる。これを2m程度のアームに取り付けた場合、ある程度のスピードで動かして滑らかに止めるとなると相当な剛性がないとあちこちがぶれてしまうのだ。実際、手動クレーンでもこのぶれはなくなるものではないが人手で抑えたりしてなんとかごまかしている。
しかしモーター駆動となるとそのあたりの制御がかなり難しいのだ。現状は筺体の剛性を上げ、がちがちに固めた本体にとてつもなくトルクの強いモーターで動かしているのだ。

だから手動クレーンに比べるとはるかに大掛かりな装備になってしまう。しかもニーズが少ないためコントロールソフト自体が進化しておらず、かなりローテクなプログラムで動きをコントロールしているのが現状のようだ。
こうした進化途中のカメラロボットだがもっと簡易型でいろいろな撮影に応用できる物が作れないかと思案中なのである。

2005年08月03日

デジタルクロマキーヤー

デジタルクロマキーヤーだんだんスタジオ仕様が本格的になってきた。あくまでも簡易スタジオではあるがテレビ画面から周辺は見えないわけだからそれなりのクォリティが確保できれば使い勝手は多少目をつぶろう。ということでいろいろとモデルさんにも来て貰ってカラフルな浴衣姿などもテスト撮影できた。
気になっていたクロマキーのヌケだがYC→DV→EDIUSでもそこそこいけるレベルなのだがイマイチ納得できていなかった。
それとナレーション録音にはスタジオマイクでよかったのだがクロマキー撮影となるとできれば仕込みマイクがあったほうがいい。で、ネットで見つけたクロマキーヤー。以前から欲しかったのだが中古品があまり出回っていなかった。

DCK-500という機種がけっこう安い価格で出たので予約した。これでカメラからのRGB出力をダイレクトにデジタルクロマキーヤーにインプットできリアルタイムに合成も出来るし、キー信号を別収録して後での合成も出来るようになる。
DV圧縮ノイズの影響もないしなんといってもRGB→4:2:2 8bitデジタル処理なのでハイクォリティのクロマキーが実現できるはずである。

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2005年08月05日

続1 クロマキー

クロマキー早速ブツが届いたので試してみた。かなり本格的な放送機器仕様だ。入出力関係もかなり充実しており過不足がない。接続して絵を出してみる。カメラ入力がRGB、PCからのバックグランドがY/Yr/Ybなのだが入力が4種対応なのでどっかで切り替えが必要だと思ったがなんとフロントパネルを外して中の基盤のスイッチを切り替えるという方式になっていた。最近の機種だとコントロールパネルでメニュー切り替えなどが多いのだが。クロマキー調整のコントロールはメニュー方式になっている。

入力モードを切り替え、スイッチを入れるとちゃんと絵が出た。照明を当て、クロマキーのAUTO設定で抜いてみる。AUTO一発ではちょっとエッヂが残るようだ。しかしYC-DVで取り込んだ画像に比べるとエッヂはかなり綺麗。グリーンの照明むらに関してはかなりキャパが広いようでクリアに抜ける。
エッヂの調整項目がいくつかあるので調整するとかなり目立たなくなったが背景によってはいくぶん目立つところもある。
このあたりCMなどの短尺ものであれば中画とマスクを別のVTRに収録しアフターイフェクトでカラーキャンセル、マットスピルなどの微調整で高い画像が得られそうだ。マスク自体はかなりクォリティが高いので本体のリアルタイム合成処理ではある程度限界があるということかもしれない。

アルチマットに比べればかなりローコストなマシンだからこの程度抜ければ充分かもしれない。早速テスト用の3DCGバーチャルセットでも作ってみることにしよう。

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2005年08月06日

続2 クロマキー

クロマキーいきなり本番である。リアルタイム合成で背景の写真を用意しておきそれをPCから送り出し、合成したものをDVデッキで収録するつもりだったが段取りが合わずグリーンバックのみの収録をし後処理で合成することにした。
このクロマキーヤーにはキー出力があるのでカラーキャンセルの画とキーを別のVTRに記録して後で合成と考えていたらこのマシンのキー出力、VTRに繋いでも絵が出ない?マニュアルを見てみるとシンクなしと書いてある。

メーカーに問い合わせると専用のスイッチゃーに送るための信号で単独でVTRに収録することは出来ないとのことだった。がっかり。しかし考えてみれば同時収録することはない。
一旦ベーカムにグリーンのまま収録しておけば4:2:2だからベーカムの再生画をクロマキーヤーに入れ込み、キー画像とカラーキャンセル画像を2回再生して DVに収録すればクォリティは落ちない。

実際にそのようにして合成してみた。取り込んだ画像をアフターイフェクトに入れ込み、音声、中画、マスクのタイミングを合わせる。ある程度予測していたがやはりそのままではマスク位置が若干ずれているので2ピクセルほど移動。マットチョークでエッヂを少しぼかし内側に食い込ませると綺麗に合成できた。
本番で2台のVTRを操作しながら収録するのは面倒なのでいい発見が出来た。

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2005年09月21日

ステッピングモーター

ステッピングモーター以前、モーションコントロールカメラを作ったときの残骸としてモーターとアクチュエーターが分解された状態で残っている。
今更組みなおす気はないがモーターがもったいない。
モーターといえども超高精度のモーターとギアの組み合ったものでミクロン単位の位置決めの出来る製品だ。

これが大小12軸分ある。当時はカメラのパン、チルト、ズーム、フォーカス、アイリス、シャッター、上下左右移動、そして被写体用に前後移動、X軸、Y軸回転が出来る仕様だった。これらをコンピュータグラフィックスのモーションから作り出したフレーム単位の移動量で1フレームずつ動かしコマドリを行うのである。

小型の商品撮影などいくつかの仕事には使ったが常設スタジオということで採算的に厳しく撤退したのだ。しかしそのパーツは現在のクロマキースタジオでカメラや照明として活用されているものも多い。ところがアクチュエーターだけはあまりに大掛かりなので手をつけずに埃をかぶっていたのだ。このままスクラップにするにはあまりにもったいないのでなんとか動かしたかったのだが簡易コントローラーでもけっこうな金額になるしプログラムもめんどうだ。以前使っていたコントローラーは一時代前のものでWindows95で動いていたものだ。

今となってはあれだけの配線を復活させるのは気が遠くなる。そんな感じで長くほったらかしていたがたまたまホームページを見ていたら簡単に動かすだけのコントローラーが1万円という価格で出ていた。
動かすだけにしては高いのだが実はステッピングモーターは電源を入れれば動くという代物ではないのだ。ステップというだけあって5Vの電圧を1ステップ送り込んでやるとモーターは0.72°回転する。 500パルスで1回転することになる。

こういったパルスを速度、方向をプログラムして送り込んでやらないと動かない。なので自ずと高価になってくるのだ。実際には一定パルスではなく加減速等のコントロールも行っている。
そんな複雑なコントローラーだから一軸用でも5万以上したりする。で、一万円のコントローラーに何が出来るかというと速度の指定をして回す、止めるのみが出来るワイヤードリモコンみたいなものだ。まじでこんな機能しかないのに1万は高いと思う。でもこれより安い物が見当たらない。とりあえずこの簡易コントローラーでカメラのパンチルトのリモコン雲台を作ろうと思う。買えば10万くらいはするから2万で作れるなら安いのか?雲台部分はモーションコントロールの時のがそのまま使える。
ズームフォーカスもやりたいがとりあえず実験ということで2 軸分かな。

2005年09月23日

ターンテーブル制作

ターンテーブル制作ステッピングモーターのコントローラーを注文した。一軸用だが切り替えスイッチを使って複数の軸を逐次動かすことはできるようだ。あくまでもポジション設定用のリモコンだからそれでも問題ない。しかし考えてみればそれほどリモートの必要性もなく逆にカメラをアクチュエーターに固定してしまうと自由な設定が出来なくなる不便さもあるので今回はターンテーブル制作に変更。
仕様書をよく見てみると単に動かすだけでなく加速減速の速度・時間設定移動量の設定、繰り返し動作など多少のプログラム動作が出来るようなのでターンテーブルには最適だ。

どの程度のものを乗せるかで構造が決まってくる。モーター自体は60Wタイプのハーモニックドライブギヤだからトルクもありダイレクトドライブでも振動はほとんどない。12φの軸なのでそんなに大きなテーブルは載せられないのでせいぜい直径30cmくらいで10kgまでだろうか。貴金属や料理、小物の物産品などなら余裕で乗せられそうだ。

モーションコントロールターンテーブルの利点として繰り返し同じ動きが出来るということがある。背景を合成する場合クロマキーという方法があるが商品撮影の場合バックスクリーンの色を拾いやすく商品の質感、シズル感をスポイルしてしまう。その点繰り返し動作が出来るということは中絵用のライティングとマスク用反転素材又はクロマキー素材を撮っておく事できれいな合成素材ができあがる。また、動き途中に商品が変化していくような撮影も可能なのだ。

大きなターンテーブルを駆動する場合ベルトドライブということになるがスムースに動くベアリングや正確な円形加工等難易度は高い。ベルト動作では繰り返し精度も低くなる。なので今回は小物商品撮影用ターンテーブルを作ることにした。

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2005年09月27日

ターンテーブルその2

ターンテーブル今ターンテーブルに使えるモーターとそれを支える構造物がある。2軸構造でX軸にY軸が乗っかっているといった構造だ。60mmタイプのハーモニックドライブ。1/100のギヤだからステッピングモーターの1ステップを動かしても0.0072°しか回転しない。
今回のコントローラーは最大スピードが秒間 8000パルスだから1秒間に57.6°回転する。ターンテーブルには充分過ぎるスピードだ。もちろんそれよりゆっくり回せるし加速減速の時間指定もできるので乗っている被写体が振り飛ばされることはない。
X軸は不要だが切り替えで動かせるようにしておけば何か役に立つこともあるかもしれないので二軸仕様にすることにした。

ホームセンターで何でも揃う時代になった。台座と回転テーブルの板を購入。回転軸とテーブルをしっかり垂直に取り付ける必要があるのでけっこう難しい。たまたまテーブルに足を取り付けるための金具がありM8らしきネジが溶接してあったので購入してみたらモーターのシャフトネジにぴったり合っていたラッキー。
撮影時にテーブルの端をどう入れ込むのか、テーブルの材質、色など被写体によって変えられるような設計にもしておく必要がある。
背景はどうするか、マスクを取るのか、何を合成するのか。出来るだけ応用範囲の広いツールにしておかないと撮影時に不便なのだ。

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2005年12月02日

クロマキー撮影

クロマキー撮影本日は朝からPM3ごろまでマイスタジオでクロマキー撮影。シリーズ3本分の撮影でカット数が沢山あるのでカメラマンはプロダクションにお願いした。カメラはクロマキー合成をするためベーカム一体型BVW-400A。ちょっと型が古くアナログプロセスなのでディティールなど画質調整が簡単に出来ずデフォルトで撮影することに。やはりノーマルではクロマキー素材としてディティールがきつすぎる。

最近のデジタルプロセスカメラだとメニューで簡単に変更できる。さらに最新のものはブラックストレッチやニーポイント、ガンマの微調整が容易に出来るようだ。クロマキーのような素材撮影の場合はENGと違って撮影時点で完成された画を取るのではなく、後処理で加工しやすい状態にしておくのがベストだ。

そういう意味でもやはりクロマキー撮影用のカメラは自前で持っておくべきだ。今設置してあるカメラはデジタルプロセスでいろいろな設定の出来るものだが初期モデルなのでダイナミックレンジや解像度の点でちょっと不満が残る。パナソニックのAG0HVX200をダウンコンバートしたSD素材がどの程度の画質なのか興味がある。


HVX200関連その他

ビデオカメラを買うぞー | クロマキー撮影 | 1080/30pからSD | 1920×1080 | P2でシステム構成 | 解像度が低すぎるHVX200 | ハイビジョン制作機器導入カウントダウン | デジタル放送対応高画質制作システムの段階的導入計画 | HVX-200の解像度 |

2006年02月01日

スタジオ稼働中

スタジオ稼働中自作スタジオでの撮影が順調である。しかしセッティング、照明、撮影、録画、録音をワンマンオペレーションでやるというのはけっこう疲れるものだ。ちょっとずつ楽をするための改造を施していっている。照明は常設で天井いっぱいに固定し、あとキーライト、タッチライト用のスタンドライトの配置だけで出来るようにしている。

グリーンバックも壁は固定で貼り付けたまま。床はその延長でロールを転がして広げるだけといった感じた。小道具がない場合はセッティングは10分もあればできる。カメラも三脚に据え付けたまま配線状態で常設している。このカメラ、ファインダーなどないカメラなのでロケなど持ち出しには使えない。

出演者用のモニター、スタンドマイク…要するにテレビ局並みに電源立ち上げればほぼすぐに撮影開始できる環境にしている。しかしスタジオ仕様でない時はあくまでスタジオっぽくなくホームシアターなのだ。

本番撮影時もう少し手間を省きたいと思えるのがカメラセッティング。カメラポジションを決るため三脚の高さを調整し被写体に向け、フォーカスを合わせ露出を決める。これがリモートで出来るとどんなに楽か。実はこのカメラ購入した時はパンチルトのリモート雲台とズームフォーカス、アイリスのリモコンが付いていたのだ。しかしモーションコントロールカメラに組み込むため改造してしまい、それらのパーツは捨ててしまった。惜しいことをしたものだ。新規で買おうとすると50万くらいかかってしまう。

カメラポジションはさすがにリモートというわけには行かないからペデスタルかミニジブということになるのだがこれがやはり40万以上する。楽をするためには金がかかり償却するために仕事を沢山こなして返済に充てる…意味ないジャン!ということで却下。

2006年02月27日

電動リモート雲台

電動リモート雲台私の場合、人物を三脚でフォローしなから撮影するといった場面はほとんどない。優れた油圧雲台はヘッドだけで100万以上もするのだ。それでも人が操作するわけだから風景などのパンニングを大画面で見ると微妙に動きのむらが出てしまう。特に今回のSONY HVR-Z1Jような軽量カメラの場合重量慣性も見込めないため滑らかな動きは更に難しくなる。Shakeでは不安定なカメラの動きをスムースににするSmoothcamという機能がある。そう考えると電動雲台が撮影に使われないことのほうが不思議である。

モーションコントロールカメラのような大掛かりなツールではなくこのようなポータブル型の電動雲台が欲しかった。欲を言えばズームフォーカスと連動して最初のターゲットと決めのターゲットを登録しておいて動き時間を設定、スムースに動いてくれるとすばらしい。

SONY HVR-Z1Jではフォーカス、ズーム、アイリスなどをそのような動きで出来るショットトランジションという機能がある。つまりこれに電動雲台が連動すれば強力なモーションコントロールカメラになるということだ。

サンプルイメージ

2006年04月13日

タイムワープは使えるか?

タイムワープは使えるか?アフターイフェクトv7のProfessionalに出来た新しい機能である。
この機能自体はそれほど目新しいものではないがアフターイフェクトの純正機能として付いたのは実にありがたい。
一般的にノーマル撮影した素材の時間を延ばす場合最も簡易な方法は足らないフレームを前後からコピーするという方法だがどうしてもカクカクした動きに見えてしまう。
そこで前後のフレームをオーバーラップして見せるのがフレームミックスだが、もともと間のフレームなど存在しないわけだからダブらせてもぼやけるだけでそれほどスムースになるわけではない。

今回のタイムワープはこの間のフレームをいわゆるモーフィングで補完してやろうということだ。
モーフィングも20年ほど前、一世を風靡したが最近では動画補正に応用されることの方が多く特殊効果で目立った使い方をしている場面を見る事はほとんどなくなった。
映画マトリクスで使われたマシンガンショットとでも言われていたような気がするがスチールカメラをたくさん並べて同時あるいは少しだけ時間をずらして短い瞬間にカメラ移動をしたかのような撮影方法が一時期流行った。
これもカメラの台数を節約するため間のフレームをモーフィングで繋いでいたのだ。
その後こういった複数の駒を連続的にモーフィングするソフトも開発されたようだがあまり普及することはなかった。モーフィングは素材の条件がかなり厳しいからだ。

クロマキーにしろモーフィングにしろそのアルゴリズムをある程度理解してそれに適した素材の撮影をしないと最適な結果が得られない。
簡易ソフトに組み込んで発売しても知らないユーザーからソフトが悪いとクレーム付けられる可能性が高いのだ。
モーフィングの場合2枚の画像に相似する部分が必ず必要になってくる。服のしわなど早く変化する部分などは誤認識する場合も多くクロマ成分で認識するソフトもあった。
こういった場合撮影するフレームより早いサイクルで動く被写体はエラーが起こるので避けるべきだ。また被写体同士が交差して動く場合複雑な動きに関してはほぼエラーが起こる。たとえば手の指が体にくっついているフレームと次のフレームは離れているとすると中間のフレームをどう作るかソフトは迷ってしまう。細かいパラメーター設定によってある程度いい方向を見出すこともできるが万能な設定はない。

そういう意味ではHVX200などのオーバークランク機能は200%スローで撮影するとフレーム間の変化も少なくなりタイムワープに適した素材になり易いと言える。
とはいえ、あまり早すぎる動きは過信すると妙な結果になるのでテスト撮影は必ず必要だろう。それと、やはりスローに適した動きというものがある。
200%くらいではあまり変化を感じないものが多いがバリアブルフレーム200%とタイムワープ200%を合わせて400%の世界というのはかなり不思議な世界に映る。
が何に使うか、何を撮るかが問題だ。

2006年05月26日

無響室

無響室無響室というほど大げさなものではないが残響をもっと減らしたいと思っている。
ナレーション録音の場合は30~40cmの距離で単一指向性マイクを使っているので声の大きさに対して残響音はほとんど問題にならない。
ところが撮影しながらの同録になるとこのようなオンマイクで収録することが出来ないのでラベリアマイク(タイピン型)を襟元に付けて録音したりする。
この場合でも直接マイクの前でしゃべるより距離があるので少し不明瞭になる。衣装や演技によってはラベリアマイクが使いづらい場合もある。
この場合はガンマイクをカメラのフレーム外から狙うのだがどうしても40~60cmくらいは離れてしまう。
静かで残響のない場所ならそれなりにクリアに収録できる超指向性マイクでも狭い部屋である程度残響があるとそれなりに目立ってしまうのだ。

吸音材前にも書いたがノイズの発生源対策も必要である。
そこでまずは手っ取り早い吸音材を壁に貼り付けてみたらどうかと思いいろいろ探していたらありました。
研究室によくある無響室の壁にある吸音材に似せてあるウレタン吸音材です。
無響室はもっと高価な材料で出来ているらしいがウレタンもこのように表面積が大きいことで吸音効率は高まるようだ。
見た目も面白い(笑)思ったより高いものではないので100mm厚のものを6㎡ほど貼ってみてはどうかと。
一枚あたり61cm×122cmが8枚である。壁に直接貼ると後で場所の変更や仕様変更するときに厄介なのでベニヤ板などに貼り付け天井から吊るすのがいいかも。
これだと反響音を聞きながら場所の調整変更が出来るし増設する場合も並びを簡単に変えることが出来る。
やりようによってはナレーション録音時に狭い範囲で囲ってしまって無響室を作ることもできる。
などといろいろ思案中。

吸音効率がよくなればノイズの反射音も減るためこちらにも効果がありそうだ。

2006年06月01日

壁面完成

サンプルイメージ壁面完成高さ1.2m、幅4.8mにわたって取り付けた。
実際に取り付けてみるとさすがに面積が大きいだけあって効果はかなりある。
こうなるともっと欲が出るわけで天井面も埋め尽くしたくなってきた。
計算してみると床以外の面積が90㎡にもなる。
今回6平方メートルで約3万かかっていて全面やると45万にもなってしまう計算になるのだ。
そんなことはやってられないので部分吸音でがまんしよう。
実際、ソファやカーペット、カーテン、家具によって吸音、乱反射は起こっているため全面処理をしなくても問題はない。
音のコントロールには遮音、防音、吸音、調音など目的によって材料や施工方法が異なる。

当初の設計ではホームシアターが目的だったのである程度の遮音、すぐ横に道路があるので車の走行音はある程度防ぎたかった。
防音に関しては隣近所が離れているため遮音の効果だけで問題ないとした。
で、内装の方だがダイケンの「オトテン」などという専用の天井材があるが結構高いので壁と天井はプラスターボードにビニールクロスを貼っただけ、床はフローリングという構成だから非常にライブなわけである。
響きまくりなのだ。
20畳の正方形に近い部屋の形状と階下にガレージという構造上床の2/3が太鼓のようになって低音がうなるように共鳴していた。
最初はこのような最悪のコンディションだったのだがフロントスピーカーの下に御影石を敷いたり壁や天井にタイルカーペットを張ったり、たいして使いもしないけど低音吸収用にソファを2セットも入れた。
迷光防止と吸音を兼ねて2面の壁いっぱいに黒いカーテンを張り巡らした。
これでホームシアターレベルにはちょうどいい響きになったのだ。
強烈なフラッターエコーもほぼ消え去り心地よい響きで鳴っていた。
ところがスタジオとして使うようになってこの心地よい響きさえもまだノイズとして収録されてしまうのだ。
そんなこんなで泥沼の改造物語が始まっていくのだが続きは天井吸音と天井照明のインバーター化である。

構想だけはまだまだある。
外壁が20mm程度のサイディングなのだがこれを90mmクラスの発泡コンクリートに取り替えるとか、床の裏つまりガレージの天井に圧縮グラスウールとコンパネでもっと強化して下からの音の回り込みを防ぐ、天井裏にさらにグラスウールを充填する。
などなどテーマは尽きない。
そんなことを考えているといっそのことRCで専用棟を建てようかと思ってしまうのである。いずれにしても懐具合以上のことは考えても実行できない…

無響室

2006年06月06日

第二次スタジオ改造計画完了

防音壁スタジオ第二次スタジオ改造計画完了改造前に比べるとかなり吸音効果は上がった。
手を叩いたり大きな声を出したりしてチェックしてみると2khzくらいだろうか、キューンという共鳴がほんの僅かだが残っている。
特定の場所だけだからまだ何も貼っていない壁や床の反射かもしれない。
録音には全く影響のない音量だ。
ガンマイクを立てて録音チェックしてみた。
40cm位の距離ではかなりクリアに聞こえる。
60cm離れてかなり大きな声を出してみると僅かながら残響を感じることができる。
あくまでも無響室でないということがこのあたりでわかる。

ライブな部屋は響きが適度にあった方が音にいいと勝手に思っていたのだがそうではなさそうだ。
むしろ5.1chなどのマルチオーディオは残響や空間定位を最初から作り込まれてあるので部屋は出来るだけデッドな方がいい。
スタジオ録音用にデッドな部屋にしたのだがこれでピュアオーディオを聴くと素晴らしく定位がはっきりして聞こえたのに驚いた。
センタースピーカーから音が出ているのではないかと思うほどセンターの定位がいいと言う事だ。
そのくらいマルチチャンネルのソースも各スピーカーからの音がはっきり方向性がわかり以前とは比べ物にならないくらい明瞭になった。
もし無響室で聴いたらどんな風に聞こえるのだろう。

壁面完成

2006年06月12日

バーチャルスタジオでデジタルズーム

バーチャルスタジオバーチャルスタジオでデジタルズームバーチャルスタジオとはカメラワークの物理移動データをCGシステムにリアルタイムに送り込みブルーバックの人物と背景CGの動きを連動させて合成させるシステムである。
ハイエンドのものはズーム、フォーカス、パン、チルト、クレーンなど全ての動きに連動し背景のCGも三次元で動きを伴った高品質なレンダリングで表現される。
これはシステムとして数千万から億単位である。
一方、一千万以下のシステムもある。二次元の大きなサイズの背景をCGとし、カメラのパン、チルト、ズームに連動するものである。
これらはあくまでもリアルタイムのカメラワークを前提にしている。

そこで考えたのだが、CMや短い番組であれば後処理の合成が可能である。
しかしカメラワークに後処理で動きを連動させるのはけっこうややこしいものである。
ブルーバックに同色でメッシュを描いてトラッキングを行ったりするのだがあまりうまくいくものではない。
そこでハイビジョンで撮影してデジタルズームを利用したバーチャルスタジオはどうだろうか。
ハイビジョンカメラを縦位置にして人物をフルサイズでFIX撮影。
HDの長手サイズは1920ピクセルあるのでSDの縦480ピクセルだと4倍のズームまでいけるという事になる。
人物をフルサイズから4倍ズームするとバストショットくらいまでは寄ることが出来る。
これを利用するとオープニングでバストショットの女性が3DCGの背景で挨拶していて、どんどんトラックバックしていくと巨大なセットの中にたたずんでいる。といったロングショットが可能になる。
フルサイズなので宇宙の彼方まで飛ばすことも可能なのだ。
さらに背景のCGはカメラワークがFIXのため静止画扱いできる。
時間のかかるレイトレーシングやフォトショップなどの二次元ペイント処理を使ったリアルな背景を高解像度であらかじめ作っておくだけで4倍ズームでも10倍ズームでも問題なく使えてしまう。
また、3DCG で動く背景にしてもループ素材を作っておくだけでいいのでリアルタイムバーチャルシステムのレンダリングに比較して相当リアルなものを作ったとしても時間的に有利である。

このような技法を全編やると手間がかかるのであくまでもオープニングなど美術設定であっといわせるための技法と考えている。
とはいえデジタル全盛時代に業界人なら「よくこんな予算でこんな撮影できたな」ってことになるが一般視聴者には気がついてもらえないかもしれない。

その昔、カット編集だけなのに忍者が消えたのが不思議でたまらなかった。
そんな時代が懐かしい…

2006年06月26日

低周波ビリビリ

低周波ビリビリいくら建物をがっちり作ったとしても地面か揺れると家も揺れるのである。
地面というと不動のもののように思うがとんでもない。
近くの道で大型トラックが走っただけで家が揺れてしまうのだ。
自動車の騒音は広い周波数に渡って発生している。
500Hz以上はほとんど建物で遮断することができるが数百ヘルツ以下の低域は分厚いコンクリートの建物でないと完全に遮断することは出来ない。
しかしこのあたりの周波数は人間の声に含まれないのでローカットフィルターでほぼカットできる。
問題はそれ以下の振動レベルである。
要するに20Hz以下、音にならない振動なのだ。
音にならないからマイクには入らないと思いきや家を揺らし、壁を揺らしてそこにある全てを振動させてしまう。
ヤワに出来ているものはそこで再び違う周波数の音を発生させるのだ。
いわゆるビビリである。

車が走るたびにビリビリビリと音がするのだがどこから発生しているか突き止めるまでには車が通り過ぎてしまう。
床を踏みつけたり壁を叩いたりするが同じビビリが発生するとも限らない。
先般蛍光灯器具をグロースタータからインバーターに替えたがこのグロースタータの器具がかなり音を出していた。
薄い鉄板で構成されており接合部も遊びが多く、いかにもビリビリ来そうな構造だ。
インバーター式はそれなりに高価なのと構造的に逆富士というデザインで箱型ではないためほとんどビビリはなかった。

他にもスチール製の本棚、ケースに入れたDVテープ、棚に飾っている小さな装飾品…ほぼ対策を施したがまだ稀にびりびりと音がする。
ゴキブリ退治のようだ。

2006年07月15日

ワイドアダプター注文

ワイドアダプターHVX200のワイコン(ワイドアダプター)を注文した。
Centuryの0.6倍でHVX200 のフードを外してその溝にはめ込む方式のものだ。
HVX200は標準でもワイド寄りのレンズであり35mm換算で32.5mmである。
これにワイドアダプターを取り付けると18.7mmにもなり超広角が得られる。
40%も広いエリアが撮影できるのだがそれなりの歪も発生する。
水平画角は87.7°もあり肉眼で見る範囲よりはるかに広い。
このワイドアダプター、ワイドコンバーターと言わない理由がズーム全域で使えないという物理的制限があるためのようだ。
ワイドアダプターを付けた場合あまり望遠側で使うこともないだろうがこのレンズは望遠側にするとピントが合わなくなる。

報道関係の撮影ならレンズ交換の暇がない場合は、このようなレンズは使えない。
このレンズを使う場面だが基本的にロケである。
スタジオでは画角が広すぎて不要なものが映ってしまうのだ。

ロケの場合問題になるのがゴースト・フレアーである。
ただでさえレンズ構成の多いズームレンズの頭にレンズを足すわけだからこういった光の悪戯が発生しやすい。
そして超ワイドということはいろんな光源がレンズに入り込むわけだ。
室内であれば窓からの光、天井の照明。
屋外の場合は太陽はもちろん光沢のあるものの反射はかなり輝度が高くなる。
撮影画角にこれら輝度の高いものが直接映りこむ場合のゴースト・フレアーは避けることが出来ない。
出来るだけ映り込まない画角を探るしかない。
画角には入っていないがレンズに入ってくる光というものがある。
通常はフードでカットできるがズームレンズに連動しているフードというものはない。

そのためマットボックス(下写真)にフードを取り付けて使ったりする。
マットボックスは本来フィルターを取り付けるためのツールだったりするがレンズの純正フードが使えなくなるのでこのようにフードを取り付けている。
映画撮影などのライティングになると左右からも光源が入ってくるので三方向にフードが付く。
このマットボックス、あまり数が出ないせいなのかけっこう高く20万前後する。
フィルター、フードの他フォーカスコントロールノブを付けたりいろいろ利用できる。
今回のワイドアダプターなどを付けた場合にもいわゆる「ハレ切り」は必要になる。

映画やCM撮影のようにカメラを固定して撮影する場面が多い場合には「フラッグ」という黒い板をスタンドに取り付けカメラ前に設置してフード代わりにする場合もある。
ただロケの場合は機材も増えるし風で倒れるなど不便な場合が多い。
なのでこういったマットボックスは便利なのだが価格が…

ワイドアダプター
Panasonic AG-HVX200

2006年07月19日

特殊撮影

ハイビジョン 特殊撮影CGがこんなにも一般的になるまでは不思議な映像は特殊撮影でやっていた。
映画マトリックスのマシンガンショットを最後に新しい撮影方法は聞かなくなった。
予算のかかる特撮をするよりCGでもっとすごい映像を見せようという風潮なのだ。
これは映画の世界だからできるのだが低予算CMなどではいかにコストを落としてインパクトのある映像を作るかが見せ所である。
仕掛けを聞くと「なぁーんだ」といったものでも映像を見ると「おっすごい」と思わせる演出も可能だ。
最近気になっているのが前述のマシンガンショットもどきの映像でドラマのタイトルや低予算CMに使われているものだ。
本来のマシンガンショットはスチルカメラを空間にたくさん並べ同時あるいは短い時間の間にシャッターを切ってそのばらばらの駒を時間軸に並べ、場合によってはモーフィングで補完して不思議な映像に表現されている。
人物が空中で止まっていたりするのだがそれだけでは空間イメージがつかめないので花びらをばら撒いたり水しぶきを飛ばしたりといった映像であるが、そのうちニセ映像が出てきて人物はポーズを決めたままじっとしておきターンテーブルに乗せて回転、その動きに合わせて水しぶきや花びらを3DCGで合成といったものが出てきた。

そんなはやりも飽きられて大分経つが最近ちょくちょく見かけるようになったのだ。
止まった人物をターンテーブルで回転させるという映像はシンプルな方法なのだがけっこう目を引く。
この動きに合わせてCGで立体文字を同期させればドラマのキャスト紹介になる。
そこでターンテーブルが必要になってくるのだがまともな撮影用ターンテーブルはけっこう高い。
これはコンピュータコントロールで同じ動きを再現させるためだ。

しかし今回の撮影には正確さは必要ではない。
足元が映らなければ自分で回ってもらってもいいのだがやはりぐらつきが出てしまう。
そこでテレビ用の回転台があったので乗ってみた。
1000円ほどの安いもので表面はプラスチックだったので乗った瞬間ミシッし音がしてどこかにひびが入った。
やはり使うときには上に板を載せなくてはならないようだ。

回転機構はベアリングのような玉が並べてあるだけだが重量は面で受けているため100kg以上でも問題なさそうだ。
問題はどう回転させるかで、モーターで回したいところだが適当なモーターがない。
伝達機構も考えるとそこそこコストがかかってしまいそうだから手動にする。
ある程度滑らかに動けば手で動かしてもそれなりに見えるのではないだろうか。
90度程度の回転なら板に紐をつけて引っ張ってもいけそうだ。
180度以上の回転になれば紐をターンテーブル側に巻きつけなければならない。

板の裏に釘を円形に並べて打ち、紐を巻きつけてはどうだろう。
などといろいろシミュレーションをしている。
どういう映像に使えば効果的なのか、本当にそんな風に見えるのかテストしてたい。

クロマキー用背景ロールペーパー

クロマキー用背景ロールペーパー撮影用の背景ロール紙を注文した。
2700幅(9尺)で11m巻である。
色はロイヤルブルー、ブライトレッド、ブライトグリーンの三色。
つまりクロマキー用の背景である。
現在は足元まで撮影できるようデジタルグリーンのパンチカーペットを壁に直接貼りこんでいるが、グリーンだけでは撮影できない被写体もあるのでどうしても他の色が必要になってくる。
たとえば植物のアクセサリーや着物のデザインにグリーンが多い。
この場合ブルーバックで撮影するのがベストだ。
ブルーもグリーンも入っている場合はレッドで撮影する。

クロマキー用のスクリーンはいろいろな素材があるがいい素材のものは平米あたり2万円以上になり3m幅×長さ4mだと24万にもなる。
一方このロール紙は2700幅だが11mで1万円ほどだ。
足元まで出しても踏んでシワがいったその部分だけカットして使うことができる。非常にコストパフォーマンスがいいのだ。
一般的なカラーペーパーは発色が悪くクロマキーには向かなかったのだがこの色はクロマキー用にも使われているそうだ。
この価格ならパンチカーペットより安くクロマキー自体も今使っているアプリケーションで非常にヌケがいいのでうまくいくと思う。
ところで使ってない時はどこに収容しておこう…置く場所がない。

2006年10月27日

プロンプター

ハイビジョン プロンプターニュースのときなどに使う電子カンペである。CMのような短いコメントの場合はほとんど覚えて喋れるのだがちょっと長いコメントなるとNGが多くなる。
そこでカメラ目線のまま読めるカンニングペーパーがあると覚えなくて済むと言う事だ。

ビデオカメラの前に大きなハーフミラーを置きその下に液晶モニターを設置する。市販品はかなり高価だ。たまにしかそのような撮影がないのにこれは買えない。
ということでプロンプターモドキを作ってみた。ハーフミラーがあるといいのだがネットで探してみるとけっこう高いので諦めた。ニュースのようにずっと読み続けるわけではないので多少目線がずれてもいいだろうと言うことでカメラレンズの横に13インチ液晶モニターを設置。
これは出演者用のモニターと兼用である。では何を表示するかだがいちいちパソコンに文字を入力して表示させるのは手間がかかる。そこで以前使っていた超小型カメラがあったのでそれを使うことに。
このカメラは産業用カメラで4cm四方くらいの小さなものだ。モーションコントロールカメラを使っていたときデジタル一眼レフのモニタリング用としてファインダーに取り付けていた。このカメラは自動露出でレンズは固定焦点、フォーカスは手動だが1cm四方くらいのものまで寄れるので小さなものを撮る場合はカメラ位置で調整する。
このカメラで原稿用紙をそのまま撮影するのだ。長文の場合は手動で移動していく。目の悪い人には拡大して見せることも簡単だ。
目線移動だがモニターをレンズ下に設置しようかと思ったが人間の目の動きは縦に弱いらしい。上下に目線を移動するほうが表情に違和感が出る。左右の動きは日常的に行っており自然に目線を動かし戻すことができるというわけでモニターは横に設置した。
全て手持ちの機材で構成できたため追加設備費ゼロ。

プロンプター

2006年10月30日

恐るべし鉛パワー

ハイビジョン 恐るべし鉛パワーナレーション録音するとき大声で叫ぶ音を録音すると「キーーン」という残響が残るのが気になっていた。おそらく5kHzから10kHzあたりの周波数だろう。
照明用の反射傘にに共鳴しているのだ。一番大きな傘にウレタンシートを部分的に貼ったがほとんど効果がなかった。譜面台が共鳴したときもウレタンシートを、これは全面に貼ったのだが全く効果がなかった。ウレタンではダメなようだ。
そこで以前音響専門誌で鉛が効果があると書いてあるのを思い出した。東急ハンズでは見かけたが田舎のホームセンターに置いてあるのだろうか。で、見つけました。10cm×1m×0.3mmで\1,250である。
鉛は素材としてはそれほど高くないものだが毒性があるので扱いには注意が必要だ。照明傘などは頻繁に触る物でもないし舐めたりはしないので大丈夫。
傘から20cmくらいのところでちょっと甲高い声で「あ゛ぁぁぁ」と叫ぶと2秒ほど小さく「キーーーン」と響く。効果を試しながら貼っていく。写真にあるように小さく短冊状にはさみで切って貼り付けていく。4枚程度でほぼ響きがなくなった。驚きである。結局残しておくのも無駄なので多めに貼った。大小6個の傘に貼り付けたら全く響かなくなった。

スタジオの防音にも鉛は有効だと書いてあったが1mm程度の鉛シートで外の音が遮られるわけないと疑っていたが今回の共振防止で鉛はすごいと実感した。
鉛ではないが重量級の吸音材がある。これを部屋の壁、床天井全てに貼れば相当の防音効果がありそうだ。20畳の部屋に全面貼ると材料だけで40万する。効果さえあれば安いのだが自分で施工するのはかなり大変そうだ。
ちなみに原爆が落とされても鉛なら放射能を遮蔽できるのでシェルターとして作っておくのもいいかも…

鉛の吸音材鉛の吸音材

2006年12月04日

カメラクレーン

ハイビジョン カメラクレーン撮影用のクレーンには何種類かあってクレーンの先端にカメラマンが乗るタイプとカメラだけ乗せて手元でリモコン操作するものがある。
もう一つカメラを乗せてカメラマンは地上に立ち操作するというジブアームというのがある。
今回はこれとは違うメーカーのものであるがクレーンアームは2mほどでカメラマンが直接操作するので動ける範囲はかなり制限される。
振り回すというより通常カメラマンがしゃがんだ位置から立った位置まで移動するのに10kgくらいあるカメラを担いだままスムースに移動できないのでカメラを無重量状態にしてスムースに動かそうという発想のようだ。
構造はシンプルでカメラと反対側に重りを付けてカメラを乗せる台を平行に保つだけのものだ。
カメラマンはカメラを上下左右移動させながらパンチルトズームフォーカス操作を行う。
これがなかなかスムーズに動かない。単軸操作であればそれなりに滑らかなのだが上下動と水平移動の組み合わせ、しかもカメラヘッドのパンチルトを同時に動かす場合反発トルクが各軸によって異なるためうまく連動しないないのだ。
これはモーションコントロールにしても難しい問題で回転運動だからよけいに難しくなる。
これを見ているとやはりロケ現場でも簡易に持ち込めるモーションコントロールクレーンがあれば便利だろうなとつくづく感じた。
複雑な動きは必要なくポイントツーポイントの加減速のみである。汎用性を考えるとバッテリー駆動、カメラはリモート操作が可能な小型HDVカメラ、7インチくらいの液晶モニターでスタート位置とエンド位置を決める。
実はこれをそのまま加減速付きのカーブで補完しても思い通りの動きになる可能性はかなり低い。
例えばターゲットを狙ったまま左下から右上に移動しようとするとクレーンの回転、リフト、カメラ雲台のパン、チルト、フォーカスのコントロールが必要となる。実はこの複合した軸の動きで被写体のターゲット固定は至難の技なのである。

3DCGにターゲットを固定させてクレーン本体を動かすとパンチルトを勝手に動かしてくれるような機能がある。インバースキネマティックであるがこれを利用する手はある。しかし現場でノートパソコンを持ち込んだとしてターゲットとの距離、位置関係をどう計測するのか難しい。
クレーンとカメラのの位置情報をエンコーダーから抽出することが出来れば手動でターゲットを補足することで数ポイントのデータから三角測量の原理で割り出すことは出来そうだ。
しかしここまで行くと簡易クレーンとはいえなくなってしまう。
もう、大型ロボットである(笑)

開発費5千万円、カメラ込みの販売価格600万円で20台注文が来れば作ってもいいけど------(うそ)

2006年12月05日

自動化

ハイビジョン 自動化面倒臭い事はすぐに自動化出来ないものかと考えてしまう。
ある意味妄想のようにこれをこうしてこんなものを作れば楽になるとか考えてしまうのだ。
20年ほど前産業ロボットの存在を知ってから気になってしょうがなかった。
子供のときプラモデルに夢中になったような感覚でロボットに興味を持ちついに手に入れたのが十数年前、三菱のアームロボットだった。
小型カメラを乗せモーションコントロールカメラにしようと300万ほどで購入した。
5軸のアームロボットは腕を伸ばしても1mにもならないほど小型のものだ。
これを 1.2mの専用レールに乗せて小型3CCDカメラヘッドを乗せた。
プログラムはサブルーチンのコマンドをベーシックで組むと言うとても単純なもので円弧補間などもあったが産業ロボットと言うこともあり複合軸での補間動作はガクガク震えて撮影には向かなかった。
結局パン、チルトは単独で動かすしか意味がなかった。ただドリーとの連動はスムースだったので移動しながらどれかの軸を回転というシンプルな動作で使っていた。
親指カメラなる超小型カメラも導入しミニチュア模型を撮影して特撮などにも使っていた。
最初のロボット熱はここで冷めたのだが10年ほどして再び覚醒し今度は全部自作することにした。

パン、チルト、ズーム、フォーカス、アイリスも全てモーターコントロールした。さらに複雑な動きをさせるため被写体の方を動かすようにした。前後移動とXY2軸回転である。
理想はこれらがきれいに曲線補完しながらリアルタイムに動くことなのだが残念ながらそのようなコントローラは市販品では見つからなかった。溶接用ロボットが比較的動きには近かったが補完精度が低く前記のロボットのようにガクガク振動する。
そこで単純な2点間の補完移動が出来るプログラムを作ることにした。
ロボットの軸制御にはスピードと言う概念はあっても時間と言う概念があまりない。
つまり各軸を同時にスタートさせて同時に止めるということが簡単に出来ないのだ。
そのためプログラムを独自に開発して作ってもらった。しかし直線補完でリニア移動と回転軸を使っても被写体をカメラの中心に収め続けることは出来ない。
次なるチャレンジは3DCGで12軸ロボットをシミュレーションし撮影の動きをCG内で作ってから各軸のデータをコンバートしてロボットへ転送、ロボットは駒撮りで撮影というストップモーション撮影ロボットである。
これは大成功だった。今までハリウッドなどがやっていたモーションコントロールカメラより滑らかな動きが作れるようになった。ただロボット自体が小型なので被写体は大きなものでもノートパソコン程度でむしろ携帯電話などをマクロで撮影するのが得意であった。
このロボットは製作費 400万、カメラやディスクレコーダー、工作機械、スタジオ改造を入れると1000万近くはかかっている。

こんな子供の頃プラモデルを作りたいと思った衝動は大人になるにつれどんどんエスカレートして行ったのだがさすがにバブルが弾けてからはそうもいかない。

またそろそろ何か作りたいなと思い出したのだが今となっては木工作くらいがいいところか(笑) 先日作ったターンテーブルもテーブルは木製だった…

2007年01月08日

撮影用クレーン

ハイビジョン 撮影用クレーン一般的に撮影用クレーンと言うと下の写真のようなものが上げられる。
クレーンによる撮影は視点を立体的に扱えるため空間を客観的に捉えやすく単調になりがちな映像構成に変化を与える。
操作方法はいろいろなタイプがあるが全ての操作は人が行う。
これをコンピュータコントロールしたものがモーションコントロールシステムだが全ての軸、カメラ操作をコンピュータとサーボモーターでリアルタイム制御しなくてはいけないためとても大掛かりになり運搬も利用料も高価になってしまう。
ジブクレーン
簡易なものとして写真(左上)のものがある。
ジブクレーンといいカメラを天秤に乗せ無重量にするだけのものである。
動きは天秤の中心を軸にして上下回転と水平回転が同時に出来る。
小型のものは一人でも設置取り回しが出来るので簡易クレーンとして普及しているが実際使ってみると意外に滑らかに動かすのにはテクニックが必要だ。
フリー動作が基本なので滑らかなスタート、ストップは人任せなのだ。
しかもパン・チルト操作も入るので被写体をフォローしながらカメラ操作するのは職人技になってしまう。

そこで思いついたのだがこのような簡易クレーンをモーションコントロールにしてしまおうと。以前にも書いたが今回は更なる簡易型である。
どうしてもサーボモーターで駆動しようとすると制御コンピュータが必要になるし設定もややこしくなってしまう。
実際にクレーンを使ってみて思ったのだが複雑な動きは少々揺れても気にならない。
ところが滑らかなパノラマ撮影などで人が動かすと僅かな揺れや止めのタイミングずれが気になって何度もリテイクしてしまうのだ。
実際、高級な油圧雲台を使った滑らかなパンニングでさえハイビジョンの大画面で見ると人が動かしているのが気になってくる。
ここはやはりマシンの登場ではないかと。
で、まだ構想段階なのだが単純な加減速の制御であれば定速運動できるモーターにカムを連動させれば出来るのではないか。
カムによって加減速コントロールをさせようと言うことである。
一定速モーターであれば電動ドライバーなどの電池駆動できるモーターが容易に手に入る。
ある程度のスピード調整は電圧で可能だ。
カムの交換で動きパターンを変えることも出来る。
これを利用してクレーンの上下動をスムースにすることが出来る。
このままではカメラは平行移動だけである。
特定のターゲットをフォローしたい場合はすぐにフレームから外れてしまうのでカメラのチルトを連動したくなる。
実はこの動きが複雑なためモーションコントロールが出来ないと言ってもいいくらいである。
クレーンの上下動は回転運動なのでこれに加減速を加えた動きはかなり複雑なカーブになる。
これに特定の距離にあるターゲットをフォローしながらカメラをチルトするわけだから複雑この上ないカーブになってしまう。
3DCGの場合インバースキネマティックという機能でチルト角度を算出するのだが手動やリモコンチルトではカメラマンが画像を見ながら動かしていくわけで滑らかな動きはいくら職人技でも不可能に近い。
このチルト動作もカム制御してしまおうというわけだ。
クレーンの上下回転に連動してルチト角を変化させるわけだがターゲットの距離によって角度が変化するのでその距離ごとにカムを用意する必要がある。
3m、5m、10m、20mくらいがあればいけるのではないだろうか。微調整はカメラを動かすか被写体を動かすことで出来る。
水平回転に関しては複合動作が非常に難しい。
実際の現場でクレーンを使って水平移動ということはあまり必要性を感じなかった。
むしろドリーを使ったほうが効果的だ。
それとこのクレーンはあくまでも移動しない被写体と限られた動作を目的にした簡易クレーンなので多くは求めない。
市販のクレーンを改造してプラス10万円くらいで作れればニーズがあるかも?
なんてことをちょっと暇つぶしに考えてみた。

2007年02月01日

風景をハイビジョンで

ハイビジョン 風景をハイビジョンでパナソニックからAVCHDをSDメモリーに記録できる 3CCDの業務用ハイビジョンカメラが発売される。
これはかなり驚異的だ。
こんなにコンパクトだがかなり綺麗な画像が記録できるしメモリー録画ということで信頼性も高い。あちこち持ちまわって風景を撮影するのに面白そうだ。
データも軽いのでライブラリーとしてストックするのも便利だ。
4GBで40分だから500GBのHDDだと80時間もストックできることになる。

そこで考えたのだが滑らかなパンニングをするには大きな三脚が必要なのだが写真のリモコン雲台は小型で電池で動く。
いかに滑らかに動く三脚ヘッドをベテランが集中して動かしても電動の方が滑らかに決まっている。
風景といえばFIXで撮る事も多いのだがFIXならデジカメで撮影してデジタルズームにした方が綺麗なことも多い。
しかしパンニングはパノラマ映像として使え、いかに高画素のデジカメでも180度以上のパノラマに展開するのは厄介だ。もちろん動画で撮るのだから雲の動き、水の流れ、人や動物の動きはデジカメでは無理だ。

この電動雲台と小型ハイビジョンカメラであらゆる風景を撮りまくるというのはどうだろう。結構楽しいかもしれない。
この大きさならマイカーCopenにでも積める。山陰各地の風景を四季折々撮影旅行で巡るのだ。
暇つぶしにいいかもしれない。

雲台電動リモート雲台MVH-2D

2007年04月12日

タイムコード計算機

今まで電卓を使っていちいち換算していたのだがEXELを使って作ってみた。ローコストCMを作る場合コメントに合わせてスーパーや写真を出す編集をすることが多い。
編集はアフターイフェクトを使ってフレームベースで組む。15秒CMは450フレームで30fsにしている。
例えば15秒CMの前後に3秒ずつ止めを入れるといった場合450フレームと90フレームはすぐ出てくるのだが450+90*2がすぐに暗算できない(笑)
たまに30秒を組むとなると900+90*2=1080は出てくるのだが、これで合ってたっけ?とめったに見ない数字に結局電卓を取り出して計算してしまうのだ。
計算機やワープロにどっぷり使っていると自分の脳が信じられなくなってしまうようだ。
これをどうやって使うかというと、まずは絵コンテからコメントをブロックごとに自分で読んでストップウォッチで計測する。

ストップウォッチに30フレームカウントのものがあるとありがたいのだが探してみたがなかった。そこで1/100までの数字を3桁そのまま入力すると秒とフレームを表示してくれるようにした。これをカットごとに入力していくのだ。15のうち頭とお尻には15fの無音を入れないといけないのでそれも加算しておく。
コメントだけで14秒に満たない場合は内容によって適当に振り分けトータル15秒になるよう調整する。今まではコンテに数字を書き込んで電卓で計算しながらやっていたのだがやはりフレーム単位で割り振ると計算間違いが多くなってしまう。

オマケだがEXELの作表機能で各カットの長さをグラフで表示してみた。
電卓と違って数字が残るのでイメージが掴み易いのではないか。とはいえ実際に使ってみないと使い勝手がいいのか悪いのか…

実は自分で読むんだったらそれを録音してアフターイフェクトに組み込み、波形を見ながら編集すれば簡単なのだ。
が、しかし自分の声を聞きながら編集するのは実に不快なのだ(笑)
タイムコードチャート

2007年04月18日

なるほどすっきり

スタジオ照明のほとんどを天井に取り付けた
らフロアーがすごく広々使えるようになった。なるほどテレビ局のスタジオが全部天吊りになっているわけだ。
でもCMの撮影現場は違う。ほとんどがスタンド取り付けの照明なのだ。テレビスタジオの照明と映画やCMの照明は光の当て方が違う。
テレビではあらゆるところに光が回ればいいといった感じだが、映画やCMでは自然な陰影を人工的に作っているといった感じだ。
とはいえいろんな設定があるわけでその都度組み立てるので天吊りでは不便だという理由もあるだろう。
ウチのスタジオは基本的にクロマキー撮影なのでどちらかというとテレビスタジオの照明に近い。まず背景に均一に光が当たらないといけない。そうなると被写体の照明にもある程度制約が出てくるのだ。最近のキーヤーはかなり精度が高くなってきたので幅は持たすことが出来るがいい加減に照明するとやはりヌケが悪いのだ。

民放3局同時視聴

テレビCMの仕事をしていながら最近はHDDに録画して番組を見るためどうしてもCMを飛ばして見てしまう。さらに「ながら視聴」をすることがほとんどなくなった。
しかしどんなCMがどんな時間帯に流れているのか気にならないわけではない。
10年以上前、まだ衛星放送が始まったかどうかという時代に、やはりCMをチェックするため安い14インチのブラウン管テレビを5台並べて見ていたことがある。

そのときのメインディスプレイは100インチのプロジェクターだった。5台のテレビでCMを見つけると100インチのチャンネルを切り替えて画像チェックしていた。
大阪では民放が5ch(4/6/8/10/19)になる。山陰エリアでは民放は3局しかない。テレ朝系とテレビ東京が流れない。
そろそろ3台並べようかといろいろ探してはいたがけっこう値段が張る。アナログ対応だとあと4年ほどしか使えないので高いものはもったいない。
地デジ内臓だと最も安いものでも10万円くらいするのだ。ワンセグ対応の7インチワイドというのがあった。¥26,800でこれはいいと思ったのだがワンセグ放送自体のスペックを見てやめた。なんと放送自体が320×180ピクセルで15フレーム/秒というNTSCの1/4程度の画質しかないのだ。これではエアーチェックにならない。

このワンセグテレビ、アナログチューナーのみのタイプだと¥11,800と激安だ。
液晶のスペックは480×234とNTSCレベルとしてはまあまあだ。しかしなぜかワイド液晶になっている。実はエアーチェックの目的の一つにハイビジョンで作られるCMがどのくらいあるのかというのがある。アナログ放送だとHDのCMはレターボックスになるのである程度はわかるのだがSDのCMであっても意識的にレターボックスにしているものがあって紛らわしい。やはりここは地デジでチェックしたいものである。

で、探しました。単体地デジチューナーが¥19,800で出てました。先ほどのアナログ液晶と組み合わせて約3万円です。ワンセグテレビより少し高いけど内容的にはこちらの方が断然いい。7インチの液晶なら編集デスクの片隅に3台連ねて置いても邪魔にならないし仕事の邪魔にもならない。というわけで早速ネットで注文 …の前にもうちょっと研究。

2007年04月19日

続 民放3局同時視聴

こんなにモニター安いんだったら手持ちチューナーも使ってマルチチャンネル視聴をしようと思い立った。

単体地デジチューナーは地上波だけだから地上波民放3局分、BSデジタル、スカパー、CATVを時間帯によってチャンネルを選びあと3台のモニターに送り込んでやろうと。トータル6連モニターである。
そして仕事中にチラ見する場合、リクライニングで50インチPDPを見る場合と、どちらにも使えるようACとAVケーブルを10m引き回し部屋のどこからでも視聴できるようキャスタースタンドに取り付ける。
なんてアホな発想だろう。
こんなこと考えるやつはいないだろうなと思いつつもう少し考えてみる。

←完成予想図

続2 民放3局同時視聴 パーツ注文


地デジチューナー3台、7インチ液晶テレビ6台、その他ケーブル類をヨドバシドットコムで注文した。この7インチテレビ、かなり安いのだが画質的に大丈夫なのか?スペックを見ても今時の最新テレビはコントラスト4000:1なんて書いてあるのにこのテレビはなんと150:1と書いてある。間違いではないかと思える数値なので不安になり電気屋さんに行って似たような価格帯の液晶テレビの画質を見てみた。

確かにコントラストは低いがボヤッとした感じではない。このくらいなら鑑賞とまでいかないがチェックには使えそうだ。引き回し用映像ケーブルも一緒に注文。10mクラスになると店頭には置いてない。コンポーネントケーブルだと3本まとまっているので2セットで6本。ところが音声ケーブルの方が安い。半額以下だったのでステレオケーブルを3セットにした。それなりにセコイ(笑)
ACの延長用テーブルタップだが10mというのは存在しなかった。実質5mでも問題ないので6口のものを選択。ただこの液晶テレビ、ACアダプターなのでテーブルタップに6個もささらない。ACアダプター用の引き出しコンセントも一緒に購入。
あとは届いてから組み立てるだけだが実はこのテレビの裏側の構造がわからない。スタンドが付属しているとのことで車用とテーブルトップ用がある。

今回はスタンドは使わず金属製角パイプのようなものに並べて取り付けようかと思っている。果たして縦一列がいいのか?横3縦2あたりが見易い気もする。実際の大きさを見て並べてみて判断することにしよう。スタンドは照明用のものをそのまま使うので取り外しできるよう17mmダボを取り付ける予定。裸で並べるより箱を作ってACアダプターなんかもすっきり収める方が使い勝手がいいかも。

2007年04月21日

続3 民放3局同時視聴 マルチディスプレイ完成


ケーブル関連がまだ届いていないので裏側は大変なことになっているのだが実際に使う感じは写真のようなイメージ。
予想図の縦位置のものにした。これは工作が楽だったからで実際並べてみたら縦に長すぎて液晶の視野角の関係で上下は少し白っぽく見えたりする。
1.5mほど離れれば問題はないのだが。
接続は上から地デジNKT、BSS、TSK、次にBSデジタル、CATV、スカパーと並べてみた。上4台はハイビジョンをスクイーズワイドにしてある。
心配だった液晶テレビの画質だが外部入力に関しては予想外に画質がいい。
これは驚いた。最初地上アナログアンテナを繋いでテレビのチューナーで画面を確認したのだがすごく汚い映像だった。アナログということもあるし内臓チューナーが質の悪いものなのだろう。ところがハイビジョンチューナーのダウンコンバート画像をライン入力で見ると全く違った。プラズマと比べるとかわいそうだが1万円のテレビでこんな画質が得られるとは驚きだ。

今回は全く使わなかったがスタンドなんかもなかなか造りのいい物が付いていた。さすが日本製。ライン入力も2系統あるし画面の反転モードなんかもあり機能充実だ。
テレビ自体の消費電力は8Wだからたいしたことないがむしろデジタルチューナーの方が電気を喰う。とにかく画質が良かったので満足。

2007年04月22日

続4 民放3局同時視聴 マルチディスプレイ完成2


やはり縦は見づらいということで横3、縦2に変更することにした。
結局工作のし易い木の板に取り付けることに。テレビ幅210mm高さ125mmのピッチでφ5.5の穴を6個開ける。17mmダボを付ける為ステンレスアングルも取り付ける。
板とテレビは5mmの皿ネジだ。皿の方をテレビの溝に差し込んで裏でナット止めするという構造だ。
テレビ同士を密着して取り付けるため中の方のテレビのコネクターが閉じ込められるのであらかじめDCやAVコードを取り付けておく。
裏はまだ注文したケーブルが届いていないためまだ煩雑。
この配列は大正解だった。実に見易い。
この6画面を眺めながらラジオを聴いていたらこれがなんかうまくはまるのだ。テレビの音を流してしまうとその音の映像が気になってしまうからちょうどラジオがいい。
一点支持でも充分安定しているのでキャスター付きスタンドにも簡単に取り付けられそうだ。問題はACアダプターをどこに取り付けるかだ。

マルチディスプレイ完成3 いきなり故障


ついに完成!50インチプラズマと並べてますが1mほど手前に置いてあるのでこんなにでかくはありません。プラズマは120cm、液晶7インチ横3台で64cmですからほぼ半分くらいです。
裏の配線は多少すっきりしてますがあまりお見せするようなものではないです(笑)
引き出しのケーブルは見た目をすっきりさせるためまとめて見ました。
早速視聴していたら数時間経った頃「プッスン」と音がして左上のディスプレイが消えてしまった。音が音だけにテレビから発火したのではないかと焦った。よく見ても燃えた後もなければ臭いもしない。発熱もたいしたことないのでさらにみてみるとAVアダプターのLEDが消えている。
もしかしたらLEDが付いているということはACアダプターにヒューズでも付いていたのか。しかし外して振ってみるとカラカラと小さな部品が中で転がっている。やはり壊れているようだ。安物とはこういうところに手を抜くのだろう。まぁ本体でなかってよかった。とはいうものの交換のため送り返さねばならない。通販は面倒だ。

2007年04月25日

立体視

ある情報番組を見ていたらデジカメで撮った写真を立体視できるツールを紹介していた。非常に簡単なシステムだが、まず撮影時に視差を考慮して左右にずらした写真を二枚撮る。それをソフトウェアで上下反転させ、さらに上下に並べる。見る時はコンピューター画面に対してミラーをずらしたものに反射させて見るのだがテレビで紹介している限りではかなり見づらそうだった。ソフトとミラーで¥4540なのはお手軽なのか?

昔、立体映像が流行っていて仕事で立体映像を作る機会があった。最終上映はプロジェクターで映写、偏光メガネをかけて鑑賞するというものだ。
特撮部分とCG部分があったのだが特撮はモーションコントロールカメラを使って同じ動きをカメラで視差分ずらして二度撮影した。CGはバーチャルカメラだから簡単だ。
問題は立体感の確認だ。実は僕自身特殊能力というほどでもないが交差視が子供の頃からできていた。小学校くらいのときに立体視に目覚め自分で写真を撮ってプリントを並べて交差視で楽しんでいたのだ。そんな関係で立体視のチェックはビデオ画像を編集で左右に並べ裸眼で交差視していた。ところが他の人には全く見ることが出来なかった。そこで誰にでも見られるよう平行視できるツールを考えた。

平行視は裸眼で見る場合目の幅に画像を並べなくてはならず写真幅6cmという小さいものしか見ることが出来ない。これではあまりに小さいので目の幅を広げるべく鏡を2枚使って反射させ幅15cmくらいに広げた。20インチのモニター内に左右の画像を並べてそのスコープで見るとばっちり立体に見える。見るのに何のテクニックもいらないしスコープは箱で囲われているので視野には余計なものは見えないというメリットもあった。
その時これは売れるんじゃないか?と思ったがそんな商売に興味はなかったので、それは仕事用で終わった。今回このテレビを見ていて僕の考えたスコープの方が見易いし安く作れるぞ!!と思った次第で…

2007年05月16日

ストレッチ・ワープ

映像、音声の時間伸縮だが最近の技術は実用に耐えられるだけのクォリティを持つ。音声の伸縮だが単純に時間を延ばしたりすると音程も変わってしまう。これは音声が連続の波形になっているからでアナログのレコードプレーヤーでスピード調整すると音程が変わるので理解できる。
ではデジタル処理のストレッチはどうかというと音程を変えずにスピードを変える事が出来る。最近では頻繁に使われるようになったが初めて見た時は不思議でしょうがなかった。内部ではかなり複雑な処理が行われているようだが簡単に言うと音を細切れにして、伸ばす場合は足らなくなった隙間に同じものを並べクロスフェードで繋ぐといったことのようだ。短くする場合は重なった部分をうまくクロスフェードで繋ぐ…といったことではないだろうか。

10%くらいの伸縮では全く劣化を感じない。CMなどで数フレーム単位の尺調整する場合とても重宝する。アナログ時代では考えられなかったテクニックだ。ナレーションの場合は音声だけの時間調整でいいのだが出演者のセリフの場合どうするかという問題があった。
音と映像は別で処理しなければならない。
音は前述のストレッチで行う。映像も同様にワープやストレッチというテクニックで時間伸縮が出来るのだがこちらは音声と違って連続ではないので秒30フレームをどう割り振るかが問題になる。例えば10%伸ばす場合一秒に27フレーム表示すればいい。映写機のような単独の機器であればモータースピードを変えるとそんなことも出来るのだがテレビ放送は30フレーム(60フィールド)で固定されている。であればもっとも単純な方法は10フレームに1コマ同じコマを差し込むという方法だ。しかしこれでは動きが不連続になる。

現在一般的に使われているストレッチはフレー間をオーバーラップで繋げるという方法だ。音声のストレッチに似た方式なのだがこの方法だと中間フレームがダブった画像になり鮮明に見えないのがデメリットである。動きの激しいカットや極端な伸縮には使えない。近年出てきたテクニックでモーフィングを利用したタイムワープというものがある。これはフレーム間をモーフィング変形して繋いでいく方法なのでオーバーラップのようなダブりは発生しない。ワープポイントをどう求めるかがアルゴリズムによって異なるようだが輝度やクロマを分析するといった方法で変化ポイントを自動検出しているようだ。
やはり自動検出ということで不向きな画像があったりもする。人が走るシーンなど奥の隠れている手が次のフレームで胴から飛び出すとそのフレーム間のモーフィングは手と胴の変形となり胴が飛び出すといった映像が瞬間現れたりする。

つまりこのタイムワープも激しく動くものには不向きなわけでまったりした映像をさらに滑らかに伸ばすといった利用に限られる。ただハイスピードカメラとタイムワープの組み合わせという強力なタッグがある。最近のハイビジョンカメラは60Pでの撮影が可能なシステムが登場してきており30P表示として使う場合は2倍のスロー映像が得られる。これにタイムワープで2倍をかければ4倍のハイスピード映像がかなりクリアに出来上がるわけでローコストに特殊映像が得られる面白い方法である。

2007年06月02日

リングライト

面白い製品発見。一眼レフや小型ビデオカメラ用リングライトなどはあったのだがこれだけ大型になるとけっこう本格的で高いものしかなかった。
プロ機材ドットコムで見つけました。早速注文しました。
人物のアイキャッチにもいいしシャドー部分の押さえにも有効だ。特に近接撮影時には影がでないので便利。とはいえ近接撮影時には調光が出来ないので背景との明るさ調整が難しいのだが。28Wと40Wを購入。5400K°で他の蛍光灯とほぼ同じ色温度。かなり明るい。意外に軽く自由度が高い。

2007年09月10日

モーションコントロール

中長期計画にモーションコントロールシステムとあるが解説しておこう。
1990年代に初めてモーションコントロールカメラをやってみようとロボットを購入した。スターウォーズのメイキング本に書いてあったクレーン型のモーションコントロールカメラがやってみたかったのだ。
このときのシステムは6軸の三菱小型アームロボットに1.2mのレールを付けたものだ。自由度は多いものの工業用ロボットのため複合軸の同時作動では動きがかくかくし、カメラの動きのパン、チルト、ロールといった軸のプライオリティを設定できずかなり不自由なものだった。
2000年代になり再び挑戦。このときは動きを優先したため駒撮り撮影専用となった。3DCGで動きを完全にシミュレーションし、そのデータをロボットに 1フレームずつ送り込んでディスクレコーダーに駒撮りしていた。制御できる軸はパン、チルト、リフト、トラック、ズーム、フォーカス、アイリス、REC、被写体のコントロール用に2軸回転と1.5mのレールという12軸構成だった。モーターとコントローラーをネットで購入し機構部分とプログラム(一部外注)は自作だった。

最大でノートパソコン程度の被写体しか撮影できなかったが完全なオスメスマスクの撮影も出来たためCGのような動きと完全な合成が出来た。
で、現在構想しているのがロケ用モーションコントロールシステムである。
ロケ現場では従来の大掛かりなモーションコントロールシステムを持ち込んでも人件費と調整時間がかかってコスト的に合わない。そこで三脚のオイルヘッドをちょっと大型化したような可搬型のリアルタイムシステムを考えている。動作はパン、チルト、ズーム、フォーカスでレールを持ち込んでトラックまたはリフトが出来れば面白い。
ポジション、フレーミングをリモコンでティーチングし、動作時間を決める。
補完動作はパソコンでカーブ編集が出来、パソコンのモニターでカメラの画像を確認しながら微調整が出来るというものだ。

基本的にワンマンオペレーションが出来るというのが大きなテーマである。
このシステムで難しいのが補完カーブの編集だ。CGでも2ポイントのキーフレームをイージーイーズで補完しても複合軸の場合は思った通りの動きは得られない。
パンニングしながらのズームなどがそうである。加減速を付けると更に気持ちの悪い動きになってしまうのだ。もちろん人間がパン棒を持って同時にズームレバーを操作しても滑らかな動きになるはずはない。
ハイビジョンにになっても相変わらずSD時代のカメラワークが多く、大画面で鑑賞すると辛いものがあるが、安定した滑らかなカメラワークが簡単に出来ないものかと考えているところである。

2007年09月28日

暫くはSD納品だが

未だHDのオーダーは皆無なわけでこちらも無理に押し売りするつもりもないのでHDの撮影、編集をまだやったことがない。
そろそろテスト制作でもやってみようかと思っている。ただHDで制作するだけだと画面が大きくなりレンダリングが重いというだけであまり意味がない。
せっかくのHD機器、納品用VTRがないだけでHD制作体制は全てあるわけだ。SD納品でも何か利用できないかと考えてみる。撮影時にHDで撮っておくと後処理でズーム、パン、トリミング、スタビライズなど画像を二次元的に動かしても画質劣化が少ない。
理屈で言えば横で3倍、縦で2倍ということになる。結構自由に動かせることがわかる。
グライドカムで撮影した映像でもHDにしておけば必要な部分を画面の中心にするといった補正も可能だし水平が気持ち悪く傾いた場合でも補正することが出来る。

HVX200は720P60フレームで撮影することが出来る。これもグライドカムで撮影時に設定しておけば2倍のスローで再生できるわけでより滑らかな動きとして表現できる。
アンダークランク+スローシャッターも面白い機能だ。スターウォーズではスピーダーバイクの撮影に背景の森を猛スピードで突っ走る映像を合成している。
カメラマンはステディカムを持って森を走り、アンダークランク+スローシャッターで撮影したという。これによって早回し再生をしてもカタカタせず綺麗なブレと滑らかなカメラワークを得られたわけだ。メイキングを見るまではどうやって撮影したのかなど想像もつかなかった。
しかし現在のデジタル技術ではアンダークランクはあまりメリットがない。ノーマルに撮影しておいて後処理で早回しにするとフレーム合成によって長時間露光と同様のブラーを作り出すことができる。フィルム撮影ではコマ落とし撮影にすればフィルムを節約できるがメモリーレコーダーの場合は消費するものがないので幾ら回してもコスト的な無駄はない。しかもノーマル撮影にしておけばスピードの可変が画像を見ながら調整できるので高速移動した後、なめらかにノーマル速度に戻したりスローにしたりといったバリアブルスピードが自在にできる。
などなど今まで使ってなかった機能もグライドカムとHVX200の特撮機能でいろいろと展開できそうだ。

2007年10月01日

きたぁグライドカム!

お昼に届いたので早速使ってみることに。まずは取り説を見ながら組立て。梱包がアメリカらしいというかパーツが紙で包んであった。説明書は日本語のものも同梱してあったので一安心。写真付きでけっこう親切なつくりだ。
ジンバルの部分は3軸がベアリングで構成されているがこれは日本製ではないかと思わせるくらいの精度。それ以外のパーツはアメリカらしい大雑把なつくりだ。特にウェイトは工業用の大型ワッシャーをそのまま使ったものだろう。中心の穴が異常に大きく、止めネジの間にさらに小さなワッシャーを挟むという素人発想がちょっとヤバイ(笑)解説DVDでは軸との遊びがあるので重心移動の調整が出来るようなことをやっていたが…

マンフロットのクイックシューを取り付けグライドカムと三脚をスピーディーに替えられるようにした。ところがロック用のネジがベースとカメラの間に入って60度くらいしか回らない。ま、なんとか締まっているようだったが。バランスを調整するのに手で持ちながらというのはきついので照明用センチュリースタンドに乗せて調整。ジンバルの中心に重心を置くよう調整するのだが意外にわずかなバランスで崩れるのに驚いた。ワイドアダプターを取り付け液晶モニターを開いた状態でバランスを取る。で、レンズキャップを外しただけでちょっと頭が上がった。わずかに1gもあるだろうかと思うかなり簡易型のキャップなのに。ということでベースを前後左右にずらしながらセンターポールが垂直のまま止まるよう調整していく

ほんのコンマ数ミリ程度のシフトでも1〜2°傾くようだ。微調整用のねじ切りでもしてあればいいのだがそこはアメリカ製(笑)コンコンと軽いハンマーで叩きながらずらしていった。全くの中心に重心があるとカメラが立たないのでわずかに下のウェイトの方に重心をずらす。このバランスが90°傾けて手を離し、垂直に戻るまでの時間が2〜3秒がいいと取り説に書いてある。DVDでは1.5秒とスーパーに書いてあった。どっちやねん!
なんとかバランスが取れ持ってみると、なんと重い!想像以上に重いのだ。6kgのダンベルを縦にしてトレーニングしていたのだがこれだと1分くらいは持てそうだったのに。
理由はグリップが中心からオフセットしているからだった。そのためグリップに対して手首で起こしてやる力が必要になったのだ。まっすぐ下から支える方がぜんぜん楽だったのだ。はかりで計測したらカメラが3kg、グライドカムが2.5kg、トータルで5.5kgだからダンベルより少し軽いのだが10秒も持っていると手首がブルブルと震えてくるのだ。

こりゃダメだ。ってことでサポートシステムの追加購入を検討。
サポートアームとベストの組み合わせが本格的ステディカムのようでいいのだが\36万もするのでこれは最終手段。ボディポッドというのが43000円である。手頃で重量が全く手にかからない。しかし歩くと振動がもろに伝わらないか?ということで簡易的に小型三脚を腰に当ててグライドカムを乗せて歩いてみた。やっぱり想像通り、いくらすり足で移動しても腰の動きまで伝わって使えるもんじゃない。却下。
もう一つファーアームブレスというツールがある。腕に筒を被せてグリップを固定する簡単なものだが手首の負担が軽減される。

このあたりの写真はこちらを見ていただきたい。まぁこの価格ならだめもとか…どれだけ効果があるかは使ってみないとわからない。とはいえ、とにかくどんな画が撮れるのか見てみたいので頑張ってスタジオの中や外をウロウロっと歩いて撮影してみた。
これはちゃんとトレーニングすればかなり面白い映像が撮れそうな感じだ。
うまくいけば非常にコストパフォーマンスの高い特機であることは確かだ。

2007年10月02日

グライドカム_2

そう簡単に使いこなせるものではないと聞かされていたが、なかなかやっぱりそのようだ(笑)なんと、追加でファーアームブレスを注文したら翌日届いた。構造はほぼ想像していたようなものだが素材からするとやはり割高。1万くらいでもいいのではと思う内容。間に代理店が入るとこうなってしまう。直で買うともっと安いらしいが英語わからないのでしょうがない(笑)早速取り付けて再チャレンジ!おお、直接持つよりぜんぜん楽だ。これは標準仕様にするべきでは?と思ってしまった。手首は楽になったがその分肘にはこれまで以上に負荷がかかっているような感じがする。ただこのくらいならトレーニング次第で何とかなると思える。ダンベルのウェイトを6kgから10kgに増やした(笑)天気がいいのでスタジオの外を撮影。庭先の花などをナメで撮ったりしたがなかなかうまく行かない。横の狭い村中の道を小走りで撮ってみた。う、これが一番ステディカムっぽい(笑)
なるほどスタビライザーを使ったプロモーション映像を見るとほとんどが真直ぐ突き進む感じでそれが小型飛行機に乗っているかのような浮遊感がある。これが最も撮影し易いし効果的な映像が出来上がるということか。と、今更ながら納得したわけです。

取り込みはHVX200をUSBでPCに繋ぎP2ビューアーでHDDにコピー。EDIUSでこのファイルをキャプチャーしDVCPROHDのAVIで書き出す。これでやっとアフターイフェクトに読み込むことが出来る。キャプチャーとはいえすべてファイル操作だから意外に早い。HVX200はシネモードで撮影しているのでプラズマディスプレイに表示された映像はちょっと眠たい感じだ。PCのディスプレイだともう少ししゃきっとするのだが。SDサイズに縮小してシャープネスをかけてみたらビデオっぽい映像になった。ま、このあたりは好みだから加工し易いシネモードがいいでしょう。
まだまだ思った方向にカメラが向いてくれない。これは慣れるしかない。筋肉痛と戦いながら…右腕だけが異様に太くなるかも(笑)

2007年10月03日

グライドカム_3

本日もトレーニングを兼ねて近所の撮影。
720/30NP 60fの2倍スローと30Pのノーマル撮影でどう違って見えるか。
720/30Pと1080/30Pの違い。ワイドアダプターのあるなしなど。
とはいえ2〜3分持ち続けると筋肉内に乳酸が溜まってきて限界が見えてくる。10分休憩したらちょっと戻るが今度は半分くらいの時間しか持続しない。
寿命のきたニッカドバッテリーみたいだ(笑)
720/30NP 60fの2倍スローだがシャッター速度は1/60になるので光量が減る。屋外の場合は問題ないが室内は厳しい。1/60で撮影して30Pで再生するのだからブレの効果は30Pで撮影したものと同等だと思ったのだがなぜか60fで撮影したものの方がカクカク感が若干感じられた。まったく同じ条件で比較しているわけではないのでなんともいえないが。
もともとふわっとした浮遊感なのでスローによる効果というのはあまりないようだ。むしろ滑らかな動きなのでアンダークランクにして高速で走り抜けるような映像の方が迫力がある。30Pのノーマルでは歩いて撮っているより走るほうが断然迫力がある。

HVX200のワイドは32.5mm(35mm換算)でこの手のレンズとしてはまあまあワイドの方だ。これにセンチュリーのワイドアダプターを付けると 18.7mmと超広角、どちらかというとセミフィッシュアイといった感じだ。とはいえディストーションはかなり抑えられており違和感のないワイド感だ。ところがこれだけワイドになると被写界深度が極端に広くなりほぼパンフォーカスになる。ピント合わせが不要という面ではありがたいのだがレンズのホコリや汚れがモロに画面に出てくる。しかも画角が非常に広いので屋外の場合太陽が入らないまでもかなり輝度の高い被写体からレンズに光が入りゴーストが出てくる。

このサイズのワイドレンズ用フードはなく、マットボックスにサンシェードを付けるしか方法がない。マットボックスがまた高価で20〜30万はする。というわけでワイドアダプターのないものとあるものと撮ってみたがステディカム効果はワイドアダプターがないとほとんど意味がないことが判明。確かに 40%も画角が違うと写りかたは全く違う。ワイドだと少々揺れてもそれが気持ちのいい浮遊感に見えるのだ。ノーマルワイド側だとその揺れが不快に見える。
というわけで右腕に限界が来たので本日のテストシュートは終わり。

2007年10月04日

モーションブラー

カメラワークを伴う撮影になると被写体の動きによるブレ以外にカメラの動きによるブレが画面全体に発生する。
スチル写真の場合はシャッター速度を上げれば止まるが動画の場合は止めてしまうとパタパタと動くアニメのようになってしまう。映画やCMのように24P、30Pになると60iのビデオよりシャッター速度は長くなり顕著に出てくるのだ。
フィルム撮影では24Pであっても1/24のシャッタースピードは使えない。これは物理的にフィルムのコマを送る時間だけシャッターを閉じている必要があるためだ。このため1/48以上のシャッターを使う。そうするとどうしてもパンニングのときパタパタして見える。

一方、ビデオカメラで30Pの撮影をする場合シャッターは1/30にすることが出来る。このことでカメラの動きのブレは完全につながりパタパタ感はかなり軽減されることになる。
そこで720/60Pで撮影したものを後処理でスピード変換をするとカット中にフィルムスピードを変えることが出来る。1/2スローから5倍速まで連続的に変化させたり最近流行りのMVのようにスローで動きながら時々クイックな早送りにするといったテクニックが使える。最近のノンリニアではこういったスピード変化をグラフで制御できるのもが増えてきたが安易に使うとストロボ効果が出てしまう。
これを解消するためにフレーム合成という機能がある。先に書いたようにビデオカメラではフレーム間のブレは連続している。例えば4倍の早送りをした場合シャッター速度は1/240で撮影したのと同等になり短いブレとなる。ところがフレーム合成を使うと前後のフレームを平均化して合成してくれるので60P 素材であれば8フレーム分をミックスして1フレームを生成する。連続したブレの合成なので1/30のシャッターで撮影したものと同等のブレが出来るというわけだ。

フィルムで撮影したものだとミックスしたときにシャッターが閉まっている期間だけブレがなくなるので縞々のブレが発生することになる。
ビデオ撮影であれば長回ししても経済的な損失は少ない。そういう意味では光量さえ問題なければ60Pで全て撮影しておくというのもありなのだ。ただパナソニックでは60Pは720にしかないので1080全盛の地デジでどう見えるか、そのあたりは微妙である。

撮影に目覚めた?

本日も暇だったので(笑)テスト撮影。
近所にお城があるのでちょっと足を伸ばして撮影してみた。
山の上なので日差しも強いだろうとモニターのフードを自作してみた。実は市販品を注文しているのだが納期が1ヶ月。¥9,000もする。自分で作ったものもかなりの完成度だが取り付けがテープということで実用にはちょっと無理がある(笑)
お城は駐車場から石の階段を上って門があり、その奥に小ぶりなお城がある。その階段をグライドカムを持って撮影してみた。

昨日の撮影でまだ多少腕に疲労は残るがとりあえず80%復活。門をくぐるまで一気にワンカットで約50秒。なかなかいい感じだ。階段を上る上下のショックはほとんど映像には出ていない。昨日、レンズのゴミが気なっていたのも綺麗に拭き取ったら出ていなかった。ゴーストも最小限でなかなか性能のいいワイドアダプターだ。
しかし、ワンショットで力尽きてしまった(笑)階段の下りも撮影したが途中でふらつくありさま。数分の休憩で筋肉チャージ!山のスロープを下りで撮ってみた。うーむ、これはいける。50インチのモニターで見てもそん色ない。車で移動して撮影しているみたいだ。ちょっと言いすぎ(笑)

自家用車をぐるっと回り込んで撮影してみた。またも途中で力尽きたがクルマのCMみたいだ(笑)んーー、これは腕を鍛えるよりスムースシューターを買ったほうがいいのか…34万は悩むところだがここまでテスト撮影してみてかなりの効果に期待以上だった。
腕で支えるとそちらの方に気をとられてカメラのバランス調整がどうしてもおろそかになってしまう。スムースシューターなら重量支持は全く気にしなくて済むのでカメラバランスに集中できるわけだ。
なんとなく撮影に目覚めてきた。しかもハイビジョンの画像は綺麗だ。
HDCAMデッキは2009年として2008年は撮影機材充実投資にするか。スムースシューター、ジブクレーン、P2の32GBメモリー(HDで32分記録)などなど…

2007年10月06日

グライドカムテスト撮影映像

ハイビジョン画質でお見せ出来ないのが残念ですが・・・

グライドカムテスト撮影映像


2007年10月08日

グライドカムスムースシューター

ファーアームブレスで多少楽になったというもののやはり撮影中にカメラのバランスより支持している腕の方に気が行ってしまう。
かなりいい感じで撮影できるようになってきたのでここはやはりスムースシューターに進むべきかと。本体の3倍以上の価格という設定にちょっと納得いかないが本家ステディカムは最高1200万といった価格になっていることを思うとかなりリーズナブルだといえる。どうしても金額のことばかり気になるが得られる映像はやはり他では代用できない特殊なものだ。考えてみれば同じような価格でジブクレーンが買えてしまう。かなり迷う選択だがどちらかというものでもない。どちらも全く異なる動きなのだ。

クレーンの特徴としては垂直の動きだ。グライドカムでこの動きを出そうと思うとスロープを作って登るなどするしかない。ただジブクレーンの場合カメラマンが地上に立ったままの操作範囲しか動けないのでせいぜい地上20cm〜2mくらいなものだろうか。グライドカムにスムースシューターを着けても1m± 20cmくらいしか動かせない。
グライドカムはなんといっても自由な水平移動が特徴だ。歩ける範囲ならどこでもカメラが移動できる。クレーンもドリーに乗せれば移動も出来るが軽快な動きは難しいし、不整地の地面ではレールの設置など大掛かりになってしまう。
なんといっても大きな違いはグライドカムは基本的にカメラが揺れているということだ。クレーンも空中浮遊ということでは同じようだが、どう動かしても垂直軸がずれないという特徴がある。グライドカムは簡単に全軸方向に動いてしまう。これは回転運動もあり、移動方向も同様だ。これをカメラオペレーターが滑らかに動くよう制御しているわけだ。
そういう意味では酔い易い映像でもある。CMなどの短尺であれば問題ないが長回しの映像では気をつけないといけない。

2007年10月10日

スムースシューターちょっと待て

ちょうど注文をしようとしていたところに新型の情報が入ってきた。
Gridecam X-10だ。サポートアームがデュアルになり動きの自由度が上がっているようなのだ。
まだ日本で発売されるのか情報がないがInterBEEあたりで発表される可能性もあるのでもうちょっと待ってみよう。現行の後継機種で値段が安くなったりしたら後悔するからね。

話は変わるがロケ撮影用にと折り畳めるレフ板を購入してみた。コンパクトで組立ても簡単だ。四隅を太いワイヤーで外側にテンションを掛けて平面にしているのだが面自体は布で出来たシートである。リバーシブルで銀と白。届いてから広げてみた。むむ、ビデオに使えるのか…ちょっとした振動や風でシート面がゆらゆら動くではないか。
しまった!スチール写真ではこの手のシートを広げるレフ板が主流だがビデオには使えそうもないのだ。白レフならあまり問題はないかもしれないが銀レフにするとプールサイドで波の反射を受けているみたいにキラキラ光が動くではないか。
スチール限定と書いておいて欲しかった…

フィルムモードは180°

フィルムカメラは構造的に撮影時に輪郭強調は起こらない。テレシネをする場合に輪郭を付加する場合があるがフィルムライクでは輪郭を強調しない映像が多い。
輪郭を強調しすぎると全体がシャープになった錯覚をし、せっかくの空気間が伝わらないためだ。ただ表現する内容によっては効果として輪郭を入れる場合もある。

HVX200ではこういったフィルムライクを目的に作られているためフィルムモードにすると輪郭は小さめに付けられる。しかしゼロにはなっていない。これは撮像素子の画素数が低いためと思われる。1080で撮影しても525Pの高解像度コンテンツとあまり差がない。
そして気になるのがシャッター速度だ。フィルムモードにするとメニューはシャッター開角度表示になる。デフォルトは180°になっている。 1080/30Pで撮影すると1/60のシャッターということになりブレは半分になってしまう。10/4に書いたモーションブラーに書いているようにこれではタイムストレッチを掛けた場合ブレが連続にならない。
そのためシャッターをONにし、1/30に設定する。ビデオモードにするとフレームレート=シャッタースピードだからちょっと戸惑ってしまう。
フィルムモードといってもこのクラスのカメラを使う大半の人は私も含めフィルムのムービーカメラを使った事はないと思うのだが。

2007年10月12日

マットボックス

待望のマットボックスが展示限定品で安く手に入った。ワイドアダプター装着では非対応といわれたが取り付けてみるとなんとか収まった。
4×4フィルターが2枚取り付けられそのうち一枚は回転できる構造になっている。グレーのフードの内側に更に小さなフラッグがあり遮光に便利だ。
なんでこんなものが高いんだろうと思ったが実物を見ると納得するほどの造りである。
ワイド撮影だと特にゴーストが気になるのでこれがあると安心だ。1.2kg増えてカメラ部が4.2kg。グライドカムの最大積載量が4.5kgだからぎりぎりといえる。
全てのウエイトを乗せセンターポールも15cmほど伸ばしたところでバランスが取れた。
全重量は前回5.5kgだったのが7.5kgにもなってしまった。
これではますますスムースシューターがないと持てない。

2007年10月18日

よく見りゃこんなに違う

グライドカムにかなり入れ込んでいるのだがスムースシューターがないと次のステップに踏み込めない。右腕トレーニングは諦めた(笑)
現行のスムースシューター、新型のX-10、よく見ると現地価格で1.6倍もの差があるではないか。それだけの機能差があるのか…
確かに本家ステディカムに比べれば安いのだが撮影機材としてはかなり高価な機材の部類に入る。新型はサスペンションアームがダブルになっている。ベストの方にも多少の工夫があるがコストアップとしてはダブルサスペンションだろう。これによって多少撮影範囲が広がる。とはいえあくまでも振動吸収のためのアームなのでクレーンのような使い方はありえない。ダブルアームによってより振動吸収範囲が大きくなったと言われるがかなりハードな使い方の場合を想定しているのだろうか。あるいは通常の歩く、走るでも振動の伝わり方が緩やかになるのか。理屈から考えるとダブルになったからと言って極端にスムースになるとは考えにくい。要するに限界範囲が広くなったと捉えるべきだろう。
というわけで新型発表を待つまでもなく従来型で問題なさそうである。というより高いので安い方にする(笑)とにかく早く使ってみたいのだ…

2007年10月19日

特撮工房

1980年代、特撮工房「ILM」 (インダストリアル・ライト&マジック)の特撮メイキング本を見てSFX(スペシャルイフェクト)に憧れた。ミニチュア、特殊メイク、マットペイント、多重合成、モーションコントロール撮影、ステディカム撮影、コンピュータグラフィックス…その本には写真付きで詳しく解説がしてあった。
バブリーな時代、ほぼ全て自分でやってみた。フィルム撮影とステディカム以外は。
結局仕事として生き残ったのはCGだった。特撮業界もCGとデジタルカメラの登場によってミニチュア、特殊メイク、マットペイント、フィルム多重合成はなくなっていった。
モーションコントロール撮影は健在だがコストが高すぎて出番が少ない。自作で撮影システムも作ったが維持費が高くついて解体した。
今ではクロマキー撮影、多重合成、CGを自前スタジオでやっているが、今まで手をつけていなかったステディカム撮影をやっと手がけることが出来そうだ。

実写と言えばカメラ撮影だが最近ではデジタル合成を考慮してデジタルカメラで撮影することが多いようだ。フィルムよりプロセスが少なくて済み現在ではクォリティもフィルムを超えるくらいになってきた。劇場上映までデジタルになってきたのでフィルムに戻れなくなってきている。とはいえ、いずれにしてもローカルCMごときでフィルムの登場はありえないのだがカメラワークにもいろいろバリエーションがある。
ドリーやクレーン、ステディカム、ジャイロシステム、空撮、車載カメラ…特殊なレンズもある、光軸をシフトできるあおりレンズ、撮像面を大きくして被写界深度を浅くするレンズ、シュノーケルレンズ、ファイバースコープ…。
デジタル全盛の時代になってもカメラを使って撮影するというのは置き換えることが出来ないようだ。

2007年10月21日

グライドカムスムースシューター注文!

高額商品をネットで注文すると言うのはいつも緊張する。ちゃんと届くんだろうか、間違った商品を注文してないだろうかなどと…
ところでこのグライドカムという名前、アメリカのメーカー名であり商品名である。辞書ではすべる, すべるように動く;〈川・水が〉音もなく流れる;〈船が〉滑走する;〈航空機・鳥などが〉滑空するとある。実際使ってみると垂直軸を完全に固定することは不可能であり動き回ると僅かにロールするあたりが飛行機で飛んでいるような感覚になる。
これらスタビライザー、防振装置のオリジナルとも言えるステディカムといえば固定された, 安定した, ぐらつかない といった意味を持つ。つまり手持ちより安定していると言う意味で付けたのだろう。このあたりはグライドカムの方がイメージが近い。
しかしながらステディカムは歴史が古く1973年にも遡る。映画にも多く使われオリンピックのフィールド競技の撮影などでもよく見かける。今では他のメーカーでも似たような構造の製品が出回るようになってきたが「ステディカム」の名称が広く知れ渡ったため「ステディショット」などと業界的には使われることもある。
いずれにしても届くのが楽しみだ。いろいろ実験してみたい。

2007年10月24日

スムースシューター装着

本日届いたので早速装着テストをしてみた。
さすが価格だけのことはある精密な構造である。
ベストの装着はちょっととまどった。ウエストのロックが背中側にあり調整しながら留めることができない。ショルダー部分を外しぐるっと前に回し留めてから戻した。女性が下着を装着するのは大変だなと、ふとよぎった(笑)何事も最初はぎこちないもので風邪の病み上がりと言うこともあり装着して部屋の中をうろうろしただけでけっこう疲れた。暫くしてこの撮影のためにと再度装着。二度目になるとかなりすんなり装着できた。腕だけで支えて撮影していたときより別の動きが加わるため感覚が違う。腕に対してはまったく負荷がないのだがカメラが揺れているのか止まっているのかが感覚的につかめない。腕で持っていた時は腕のセンサーでなんとなく位置が把握できていたと言うわけだ。
とにかくこれは慣れが必要のようだ。カメラ2.4kg、グライドカムとマットボックス4.9kg、ベスト2.4kg、スプリングアーム2.5kg、トータル12.2kgとそこそこの重量になる。体全体で支えるので部分的な疲労はないがじっとしていて楽なわけでもない。元気のいい状態であれば30分くらいなら問題なさそうだ。

2007年10月29日

スムースシューターテスト撮影

天気が良かったのでまたまた近所でグライドカム+スムースシューターのテスト撮影をすることに。スムースシューターの屋外撮影は初である。
前回はグライドカムを手持ちでやったので2〜3分が限度だったがさすがにスムースシューターを装着すると楽である。どのくらいの時間撮影したかわかるように取り始めてから外すまでずっと録画してみた。近場のお城山「河原城」に行った。Copenに乗せたのだがやはり狭い。助手席にカメラ、足元にアームとグライドカム、ダッシュボードとシートの間にベストという形でとても遠距離に出かける状態ではない。お城山はスタジオから200mほどのところにあるからなんとか…

めったに観光客は見かけないのだがめずらしく天気がいいためか数組歩いていた。駐車場で装着。そこから撮りっ放しで歩いてみた。駐車場からお城までは50 段ほどの石段がある。コンクリートの階段と違って非常に歩きにくい。途中でつまずきかけた。スケボー用の膝パットを付けて歩いたが膝をつくほどではなくバランスを取り戻したが膝パットの必要性は感じた。一辺30mくらいのお城の周りを一周して記念碑の周りなどを写して回った。回したまま駐車場に下り、すぐ横の山の斜面にも上ってみた。かなり足元は悪い場所だがなんとか歩けた。車まで戻ってカメラを止めた。あとで収録時間を見たら10分回っていた。気温は22°くらいだろうか。快晴なのでその10分ほどで汗だくだ。疲労度といえばベストに全ての重量がかかるせいで前に傾こうとする力を腰で戻そうとするため腰に若干疲労が出る。しかし10分程度ではほとんど痛いと言う感じまではいかなかった。

スタジオに戻って試写してみた。720/30NP、1/30で撮影した。やはり快晴だと綺麗である。回しっぱなしなので時々ガクッと言った動きもあるが手持ちとは比べ物にならない安定感がある。ただまだ慣れていないので右手で握るグリップに力が入り、歩きのショックが若干カメラに出たりする。水平の安定感は大分うまくなってきた。カメラのパンニングも違和感が少なくなってきた。しかし何を撮るかという目的意識がないためフレーミングが中途半端だ。あまり長回しで使うものではないなと思った。どんな場面にどんなフレーミングで撮影するか、今後の課題だ。お城をあおりで撮ってみたがあおりのまま移動するのは難しい。ウエイトのバランスを完全に軸中心にしないと安定しそうにない。水平に戻ろうとするためだ。

30Pで撮影するとさすがにワイドでもパンニングが少しでも早いとパラパラ感が目立つ。ターゲットが2m以内の場合はかなりゆっくり動いても移動感が得られるので大画面で見ることを前提に滑らかにゆっくりとがテーマだ。。狭い街並みなどもゆっくり歩く程度で移動感は充分得られる。早い動きはアクション映画などの表現くらいでどうしても揺れが増幅するので多用するのは見るほうが辛いかもしれない。最近はCMや映画でステディカムで撮影されたものを見るとどのくらい安定しているのか気になってしまう(笑)

2007年10月31日

マットボックス_2

結構高価なマットボックスだが遮光フードとしてしか使ってない。もともとマットボックスとはフィルムカメラのレンズ前で多重露光用のマスクを置く為に使われたと聞く。かなり特殊用途だ。
その後フィルターをを差し込むホルダーをつけて今の形になっているようだ。しかし今のビデオカメラではあまりフィルターを使う場面は少なく、色調整はポストプロダクションで行うことの方が多い。もちろん撮影時にフィルターを入れるのと同じと言うわけには行かないがクォリティよりリスク回避と言ったところか。グラデーションNDなどは便利そうだがこれとて思ったラインで露出が収まればいいが単なる直線グラデーションなわけで単純な風景にしか使えない。ミストやソフトフォーカスなども後処理でそこそこのことができるのでとにかく撮影時には黒つぶれ、白とびのない、ディティールを強調しないといった素の状態で撮影するのが便利である。カメラマンには面白みがないのだが…編集マンはいろいろいじれて楽しい(笑)

話はそれたが遮光フードとしてのマットボックス。早速、先のグライドカム撮影で試したわけだがこの効果はすごかった。前回同じようにグライドカムでほぼ同条件の被写体を写したわけだが逆光時のゴーストフレアーにはちょっと悩んだ。しかも超広角なのでレンズに付着した僅かな埃まで画として定着してしまうのだ。いくらクロスで拭いてダスターで飛ばしても撮影しているうちどこからか付着するものだ。
しかしこれはあくまでもレンズ面に強い直射日光が当たっているせいで、日陰に入れば解消することなのだ。その日陰を作ってくれるのがマットボックスと言うことである。
レンズの前玉は直径70mmくらいはあるので一般のフード程度ではどうしてもある角度になると光が混入してくる。画像として光源が映っていなくてもレンズに光が当たっているだけでフレアーは起こる。マットボックスの場合前玉から20cmくらいせり出してフラッグがあるのでかなりの斜光でも防いでくれるのだ。
もっと安いフレキシブルフードを作ってもいいのではないかと思うのだが意外に製品としては少ない。

車載

小規模ではあるがロケに持ち出した。2Fのスタジオからこれら全部の機材を運び出すのに6往復はしただろうか。一回の重量が10kg程度。現場で使ったのは半分くらいだったが一連の搬入搬出設営撤収を一人でやるとかなりキツイ。
日頃デスクワーク中心の軟弱体質にはこれだけの労働は応えた。やはりスタジオ機材を持ち出すのは無理があると思った次第で…数日後の筋肉痛が怖い(笑)
スタジオに固定で常設してあれば撮影のたびに動かす必要はないわけだ。スイッチオンで即、撮影開始。こっちの方が絶対楽である。

2007年11月06日

ポータブルモニター

CRTしかなかった時代にはポータブルモニターといってもかなり大掛かりなものしかなかった。画面に対して奥行きは2倍くらいあるし真空管を駆動するためバッテリーも大きなものが必要だった。
ここにきて液晶のポータブルモニターがいろいろ出てはいるがこれぞと言う万能機種がない。どんな利用目的があるのか。ポータブルだからACの使えない屋外などで使うのが本来である。ロケ撮影には必須だが業務用モニターとなるとかなり高価になる。ハイビジョン仕様ともなると30〜40万にもなるがサイズは8インチ前後。これはVEが映像レベルやフォーカスチェックを行うためのものでピクチャーモニターとはちょっと違う。
現場でディレクターや照明さんがチェックする場合もう一回り大きなモニターが欲しいところだがバッテリー駆動となると液晶と言えども10インチを超えるものは難しいようだ。
このあたり、有機ELの登場が待ち遠しい。また屋外使用のため外光の影響が強いので大型にしても大勢で見るようにすると光が入り込んで見づらいといったこともある。結局はローコストのパーソナルモニターを数台用意するといったことになるのかもしれない。ワイヤレスだとさらに便利なのだが。ヘッドマウントディスプレイなども便利なのだがこれも液晶を使っているため解像度が上がらない。ELになると変わるのか…

グライドカムにもモニターが必要だ。カメラのビューファインダーを覗くことはできない。HVX200のようにカメラにLCDモニターが付いたものが出てきてそれを使うことが出来るのだがこのモニター、カメラの左側に付いている。後方とか上部に付いていればいいのだがカメラを体の中心より右に振るとモニターが見えなくなる。そのためカメラを左横に向けたままの移動撮影はなんとか出来るのだが反対向きはモニター確認ができないという現象が起こるのだ。そこで大型カメラのシステムのようにバランスウエイト部分にモニターを設置して撮影する方法を考えてみた。ところがなかなかこれといったモニターがないのだ。出来れば7インチくらいは欲しい。あと、クライアント先でのチェック用のモニターがあればと思う。クライアント先にハイビジョンテレビがありなんらかの再生装置があればいいのだが一般のテレビさえ置いていないところも多いのが現実だ。なのでこちらから再生装置、表示装置ともに持ち込む必要が出てくる。NTSCサイズの時はメールで送ってパソコンで見てもらうといったことでなんとかごまかしていたがハイビジョンになるとそれなりの画質で見てもらうにはデータも大きくなりパソコンの能力も要求されるためどこでも見られるというわけには行かない。

持込の場合ACを借りることができるが13〜15インチのフルハイビジョンといったサイズが適当か。ちょうど大型のノートパソコンのモニターサイズだがノートパソコンでは再生が付いてこない場合がある。画面の明るさ、残像面でも問題は多い。あくまでもハイビジョンテレビである。プレーヤーも問題になってくる。wmvでもある程度はチェックできるがブルーレイディスクあたりで行いたいところである。HDD内臓で15インチフルHDモニターのポータブルテレビ?そんなもん作ってくれるわけないか(笑)

2007年11月07日

RECスタート

グライドカムはやじろべえのように一点で支持されているため中心部から離れたところを少しでも触るとぐらっと揺れて収まるまで軸を抑えてやらないといけないほどシビアなものだ。
そのためカメラの撮影スタートのためRECボタンを押すだけで揺れてしまう。
数秒間は揺れが収まらないのでせっかくのメモリーカメラなのにスタートが使えないと言う状況である。ズーム・フォーカス・アイリス・RECのできるリモコンを持っているのだがいまいちここぞと言う取り付け位置が見つからない。コネクターやケーブルもけっこう邪魔になる。では赤外線リモコンが使えないかと考えるが撮影前は両手がふさがる。
どこかに固定しておいてもボタンを押すには手を離さないといけないのでどうしても多少のバランスは狂ってしまう。本来は右手の親指あたりにRECボタンがあると便利なのだが。監督にリモコンでRECスタートしてもらう…(笑)

その後…
マジックテープでベストの胸元にリモコンを付けてみました。マジックテープなのでちょっとぐらつくが場所的にはなかなかいい感じ。よりSFチックになりました(笑)

2007年11月08日

金のかからない研究も

基本、趣味が機械いじり的な部分があったりするのでどうしても何かをやろうとすると道具や材料が必要だったりする。コレクションは趣味ではないので使わないものは買わないが一度使っただけで二度と使わなかったといったものはけっこうあったりする。なるべく使ってやらないとかわいそうだと倉庫には置いておくのだが二度目の出番の確率は数パーセント程度だ。さすがに10年くらいほこりを被っていると機械モノは動きが悪くなったり接触が悪くなったりするので廃棄処分するが工具類などはいつまでも置いてある。
そういった古いものを使いまわして新しいものを創り上げるのも楽しいのだがどうしてもやっている仕事が先端技術を利用しているものだったりするから新しいものを購入してしまう。何かお金のかからない趣味兼仕事になるものはないかと模索中。

2007年11月11日

単眼における空間表現

人間は両目でものを見ると視差によって脳内で眼球の交差角度をもとに測距し前後関係を知ることが出来る。
さらに水晶体を動かしピントを合わせることで目の筋肉状態から距離を知ることが出来る。それ以外にも空気層による乱反射で霞んで見えたりする効果により遠方にあるものだと記憶認知することが出来る。これら一連の情報を元に網膜に届く光を分析して周りに広がる空間を想定することが出来る。これらは現状のハイテク機器によって脳に誤認識させることは比較的容易であり立体視などは単純な理屈である。とはいっても全ての効果をバーチャルで網膜に焼き付けることは実現されていない。
そのような情報量の多いテクニックの前にもっとローテクに立体表現できる方法がある。
人間の眼球は常に微動している。片目でものを見て立体的に見えるのは僅かではあるが視点移動しているのが理由と考えられる。

現在のテレビ放送は単眼である。ハイビジョン化のときに立体テレビという案もあったが前述の通り完全なシミュレーションにならなかったため頓挫している。
では単眼で立体表現するにはどうするか。これはダイナミックな視点移動がもっとも効果的である。他にも方法はないでもないが地味なのだ。カメラの視点移動するにはどうすればいいか。もっとも簡単なのはカメラを持って移動することなのだが人間とは多関節でできておりサーボ機能で動くロボットほど機械的な曲線を描いてくれない。
そのため非常に見づらい映像となってしまうのは誰もが経験済みだと思う。

究極はモーションコントロールカメラだがコスト的に多用できるものではない。ある程度簡易特機としてドリーやクレーンが存在する。映画やドラマではお馴染みだ。
もっと簡易なものとして近年登場したのがここでも何度も出てきているステディカムである。手持ちとほぼ同じなのだが重量慣性やヤジロベエの機構を利用して人間の振動をなるべく伝えない構造にし滑らかな動きを実現したものだ。
このように単眼でも充分空間表現は出来るわけでズームやパンチルトだけでなく積極的に視点移動を映像表現に使って行きたいものである。

ヘッドマウントディスプレイ

またまたグライドカムネタなのだが、撮影中のモニターをどうするか?これがけっこう難しいのだ。一般的な撮影ではビューファインダーなのだがカメラに接眼することが出来ないグライドカムでは外部モニターということになる。
最近のコンパクトカメラは折り畳みの3インチ前後のLCDモニターが付属している。これを使うのが最も簡単なのだが大きさが中途半端に小さいのと付いている場所の関係でカメラの右側に回り込むと見えなくなるという問題がある。
そこでグライドカム、ステディカムなどはバランスウエイト側にウエイト代わりとして7インチクラスのモニターを付けることがある。ただこれは視点がけっこう下になるため歩いたり走ったりするときには足元も見えて便利だがモニター面が上を向いているためフードを付けても外光が入り易く画面が見にくいという問題がある。さらに足元ばかり見るため前方、つまり被写体方向の肉眼による確認がやりにくいという問題もある。
さらにモニターがカメラの動きに同期するため、揺れ補正に対しての正確なモニタリングが出来ない。カメラの比較的安定した動作に比べ人間の頭の方が動きが大きいためだ。
そのためモニターを見ている限り安定して映っているのかどうか確認できないという問題が出てくる。

そこで肉眼に対して固定した位置にモニターを置けないか。あまり大きなモニターを目の前に置くと現実の視野が遮られる為不便である。そこで出てきたのがヘッドマウントディスプレイである。ジェット戦闘機などでパイロットが肉眼にオーバーラップさせてCGのターゲットやデータを表示させるアレである。おもちゃのようなめがね型の表示装置もあるがビデオ撮影用には使いづらい。このヘッドマウントディスプレイ、いろんな方式がある。両眼式と片目式がある。両眼式の場合は実際の肉眼も利用する場合ハーフミラーを利用する。ただその場合映像のコントラストは低下し色や露出の確認はできなくなる。
片目式は一般のビューファインターを取り外したような感じなので比較的違和感はないのだが肉眼で外界の立体感を認識することが難しくなり移動ショットの場合障害物にぶつかるなどリスクがないともいえない。
理想を言えば完全スルー・ハーフミラー・全闇モニタリング・デジタルズームなどを瞬時に切り替えられる両眼式のディスプレイがあるとベストだ。軍事用のような何百万もするものでなく携帯のELやLCDを利用した低コストのものが出てくるとありがたい。自分で作れるようなものではないのでぜひメーカーで作って欲しいものだ。

2007年11月12日

専用ケース作っちゃいました。

出来上がりは写真の通り。ネットでこういった精密機器を収納するセミオーダーのショップを見つけたのだけれどカメラケースとグライドカムの2つを注文すると10万くらいになってしまう。
使用頻度を考えるとちょっともったいない。
そこで手持ちのハードケースをもう一度見直してみた。まずはカメラ。sonyのVX1000専用のケースをHVX200用に改造していたのだがさらにマットボックスをいっしょに入れようということであれやこれやと場所を入れ替えながら検討。
マットボックスのベースを取り付けたままケースに入れるため上からの押さえクッションを削ったり中でガタガタ動かないように隙間にクッションなどを取り付けた。
これは硬質ウレタンをカッターで形成し、ホットボンドで箱の内側に取り付けるという方法だ。これだと全体にウレタンを敷き詰めるより材料が少なくて済む。
マットボックスのフード部分は取り付けたままではサイズ的に入らないので取外し、右の空いたスペースにちょうど収まった。とはいえ多少の隙間が出来るのでぐらつき防止用のウレタンを接着した。使用する場合はフードをマットボックスベースのレールに差し込み、トップフラッグを取り付けるだけで完成する。

次はグライドカムである。黄色いケースに入れようとしたらグライドカム本体のの長さが数センチ長い。そこでヘッドアッセンブリとベースプラットホームをばらすことでなんとか収納できそうだ。とりあえずばらした状態でどの配置が収まりがいいのかいろいろ検討。一発で収まらなかったので二段にすることに。
ケースに並べ、がたつきを抑えるための硬質ウレタンを接着していく。蓋の方からも押さえのウレタンを貼り付け蓋をすると完全に固定される。収まった状態でカメラ、グライドカムのケースを手で持って揺らしてみる。ガタガタとかゴロッとか音がすれば固定の方法を再検討である。こうしてカットアンドトライでやっと完成した。
全てありものの材料で済んだため費用はゼロ。どちらも10年以上前に購入したケースである。やはりある程度しっかりしたものを買っておくといつまでも使えるので結局は得だとつくづく思った次第である。

2007年11月15日

グライドカム初出動

というかロケ撮影自体初出動なのである。今まではスタジオ撮影だけだった。
先日の照明音声サポート時より荷物は少ないもののカメラケース8.5kg、グライドカムケース10kg、三脚7kg、これにグライドカム用ベストと小物バッグ…車に積み込むのに3往復は必要となる。
ロケ地が数箇所にわたるのでいちいちケースに収納しながら移動すると時間がかかってしまうので一度セットアップしたらほぼ装着したままで移動しようと思っている。
今回の撮影では三脚を使用する予定はないのだが何が起こるかわからないのが現場なので一応用意しておく。
グライドカムもワイコン付けたままでセットアップしているがワイコンを外さなければならないときの事も想定してバランスセットアップ用のスタンド類も用意。
なので実際の撮影時にはカメラとグライドカム総重量12kgの移動で済む。車移動の際はベストは装着したままアーム、スレッド、カメラをシートに置いて運転はやってもらう。なので2人分のスペースを必要とする。ベストにアームを付けたまま、カメラもスレッドに付けたまま車に乗れればすぐに撮影できる。
今回の撮影は同録がなく照明もないドキュメンタリータッチなので比較的楽なはずだが…。

2007年11月16日

グライドカム初出動2

予定が変更になり1シーンのみの撮影となった。結果的にはこのくらいが疲れなくていいかもといった感じだが残りのシーンを撮影するためあと二日も潰れるのはちょっと痛い。
今まで無機質な風景だけのテスト撮影だったがさすがに人物、特に今回は子供だったのでいろいろ難しい局面も。小学生低学年なのでポジションが低い。グライドカムは基本的に水平アングルで撮るように作られている。しかもサポートアームもアームが水平でバランス取れるようセッティングされるのでカメラポジションを下げようとすると下向きの力が加わり浮遊感が得られなくなる。
グライドカムの重心を支持ポイントに近づけバランスを僅かにレンズ側が下がるように微調整。これで子供をフレームに収めることが出来た。近づいて撮る時は若干中腰になりながらなどやはり動く被写体は難しい。
バリアブルフレームレートを使って2倍のハイスピードで撮影した。
スタジオに戻って大型モニターで試写したらなかなかいい感じで写っていた。
やはり被写体が面白いと映像も面白い。
今回、ワイドばかりでなく標準画角くらいでも撮影したのだが画面の揺らぎなどはあまり気にならなかった。むしろワイコンのままズームにしたので色収差が部分的に気になってしまった。景色以外ではワイコンなしの方がいいのか?今後の課題である。

2007年11月17日

グライドカム2日目

本日は大学生を使っての歩きシーン。晴れているがイメージとしてはどんよりのほうがいいので建物の日陰で撮影。4人で話をしながら歩くという設定だがしゃべりは後でスタジオ収録。後からの追っかけ撮影、横に回り込んだり、正面から後歩きで撮影などいろいろチャレンジしてみた。
市街地の歩道での撮影だが、さすが鳥取(笑)ほとんど邪魔になる通行人も通らずスムースに進んだ。最低限の機材搬入なのでモニターはカメラの液晶だが、やはり腰をすえてもう少し大きなモニターでチェックしたいところだ。
そういう意味でヘッドマウントディスプレイはコンパクトだし大きく見える。撮影時にもプレイバックチェックにも使えて便利そうだ。ますますロボコップのようになってしまうが…

で、明日も撮影。天気悪そうだが明日はオフィス内のシーン。

2007年12月10日

グライドカム改造

カメラバランスを簡単に調整できるようXYフォーカシングレールを標準品と取り替えてみた。標準品は大きな鉄板をかみ合わせたような形で構造的には原始的で調整もネジを緩めて手でスライドすると言うものだ。バランスは0.1mmずらしても僅かに傾くほどシビアなのでこの標準品で調整する場合軽いハンマーでコンコンと叩いてずらすといったことをやっていた。
インターネットで知ったこのXYフォーカシングレール、ちょっと華奢ではないかと思ったがなかなかしっかりしている。
最初標準品のテーブルの上に設置してみたが軸から距離が離れるのと本体が280gほどあるのとで標準ウエイトだけではどうしてもバランスが取れなくなった。
そこで標準品のテーブルを外し頭のないボルトでシャフトとフォーカシングレールを固定した。たまたまネジ径が一致していたのだ。

それでも標準ウエイトでは足らずダンベルに使っている1kgのウエイトを2枚取り付け、これでちょうどバランスが取れた。
ただワイドアダプターを付けた状態でジャストだったのでワイドを外すとまた別のバランスを考えないといけないかもしれない。
いずれにしてもこの状態では完全なバランスをとることができ、しかもXYフォーカシングレールは前後左右をツマミを回すだけでバランスが取れる。なぜ最初からこういった構造のものを付けていないのかが不思議なくらいだ。ステディカムはこういった構造になっているようだがそれだけ高価なのだ。

XYフォーカシングレールはわずか\7,560.これでこんなに画期的に便利になるのならグライドカムメーカーも考えたほうがいいかもしれない。
標準品のテーブルが大きかったためうXYフォーカシングレールが非常にコンパクトに見える。おかげで操作性も可動範囲も向上したように思える。

2007年12月14日

ブツ撮り

ボーリング場のCMである。
左はボールをつかむシーンを撮るためのセット。
右はボールを合成で転がすためにターンテーブルに乗せているもの。
グラフィカルな展開なので白バックである。
あまりコテコテ影やハイライトが付くとうるさいのでキーライト一灯である。
クロマキーの人物撮影の場合ほとんど固定の照明で撮影準備が完了するのだがこういったテカリモノの撮影はセッティングが面倒だ。
モニターを見ながらハイライトの位置や不要なものが移りこんでいないか、影の形は綺麗か…などなど気を使う部分は多い。
このあと化粧品のパッケージ撮影もある。こちらはターンテーブルで回すだけなのでフォトキューブに入れて撮影しようと思っている。

2007年12月26日

テレビ観賞のライティング

ニュースやバラエティなど一般的なテレビ番組を見ていると画面の反射というのは比較的気にならないものだが映画を見ていると暗いシーンがけっこうあり、闇のシーンなんかになるとまともに部屋の後ろ側が映り込んで見えてしまい映画も台無しである。
ホームシアターファンは映画を見る場合、部屋を真っ暗にするのだが画面だけ明るいと言うのは非常に眼が疲れる。かといってダウンライトをうっすらつけてもやはり映り込みが気になる。そこで便利なのがディスプレイ裏からの間接照明である。
画面が真っ暗になっても部屋の状況はほとんど映らない。そして固定された間接照明の輝度によって瞳孔はある程度絞られたままになり輝度変化の大きい場面でも目の疲れは少なくて済むというわけである。

フルハイビジョンと言うことで1.7mの距離で見ているからよけい眼のことには気を使う。
一般的な明るい番組を鑑賞する時は左の明るい状態で見ている。映画やドラマで暗いシーンの多いものは右の青い照明で見ている。この照明は右の写真のようにテレビの裏にクリップ付き電球ソケットを取り付け電球型蛍光灯を点灯させている。
2系統の電源リモコンを使って見る番組に合わせて切り替えている。

2007年12月28日

現在のスタジオ

ときどき思い立ってはスタジオの部分模様替えをしている。写真を見てもどこが問う違ってるの?という感じだが同ポジションの写真を並べれば間違い探しができる(笑)
最近の小変更ではプラズマテレビがPioneerからPanasonicVIERAに変わった。
サイズは一緒なので見た目わからない。編集エリアの環境照明を変更している。
照明の変更は僅かな作業で劇的に変化する場合があるので楽しい。

2008年01月23日

スタジオイメージチェンジ計画

ロケスタイルの充実ということで暫くスタジオ設備はほったらかしにしていたがなんとなくビジュアル的に飽きてきた感がある。
とはいえ設備的に増設するようなものもなくむしろ物を整理したいくらいでもある。要するに見た目のレイアウトや色目が変わればイメージはかなり変わってくる。
設備的な部分であるがクロマキーバックをグリーンからブルーに変えたいと思ったりしている。現在のグリーンバックは初期のもので非常に低コストで作っている。クロマキー用ではあるが素材がパンチカーペットなのだ。1800幅のロールだが3600の壁に2枚並べているためつなぎ目が画面のちょうど中央に来ている。ミドルサイズ以上に引くと目立たないがアップにするとつなぎ目がクロマキーに影響する。アップの場合は撮影位置をずらして使っているがハイビジョンになると引きでも影響は出てくる。
というわけで本格的なアルチマットブルーを使った布を貼りたいと思っている。
とはいえ3.6m四方となると16万もする。

基本的にスタジオを編集モードで使っている時は手元意外はかなり暗い。これはモニターに不要な映り込みを避けるためなのだがこれが妙に落ち着く。来客があっても来客用テーブルの上の照明しか点灯しないので全体は暗いままだ。初めての来客者の第一声は「思ったより広いですね。」だ。何に対してかは聞かないがたぶんホームページの写真を見ての感想だろう。「落ち着くね」とか「眠くなる」などの感想もあったりして。
照明はちょくちょく変更しているのだがやはり落ち着くのはブルーの照明だ。電球色はどちらかというと眠くなる色かもしれない。白は覚醒。緑もやってみたがなんか熱帯魚屋さんみたいな。赤は写真の暗室か風俗店か…?
そんなこんなで手を入れる余地も少なくなってきているのだが長く変化がないと飽きるのはしょうがない。

2008年02月02日

ブルーバック

ベースにはグリーンが貼り付けてあり足元3mくらいまで広げられるようにしている。広く使う場合はこのグリーンが有効だ。
しかしハイビジョンになり高精細な合成をする場合にこの簡易グリーンの抜け具合が若干気になってくる。僅かだが色の斑があったりアップにすると繋ぎ目が見えてきたりする。
そこでブルーの専用布を購入した。3300×3300である。はと目処理がしてありそれなりの仕上げである。壁に釘を打って取り外しが出来るようにしておく。
足元まで必要な場合はグリーンに切り替えなければならないからだ。
以前は2700幅のブルーのロール紙を用意していたがバック紙は発色が鈍く反射も多少あったり反ったりとあまり使い勝手が良くなかった。
これで気持ちよくスカッと抜けてくれればいいのだが。

2008年02月24日

ユニキット購入

ロケーション用ライティングキットである。500W×3灯でケース付き。中古で手頃な価格で出ていたのでゲット。
正価で購入すると¥237,000もするがスタンドなしで¥52,500とお買得。ライトスタンドは大小いろいろ持っているのでむしろ別でありがたかった。
ロケに出ることも少ないがライトを本格的にセッティングすることも更に少ないのでこういった中古品はありがたい。ケースもカッコいい。今はなきRDS(龍電舎)のロゴが貼ってある。今は東芝ライテックが扱っている。けっこう使い込んであって多少塗装など剥がれているところはあるが実際に使う時はけっこう荒くなるのでこれくらいのほうが気を使わなくていい。ケースに入れて置いとくのももったいないので天井のバーに吊るしてみた。よりスタジオっぽくなった(笑)B5あたりのフィルターを付ければ蛍光灯と色温度も合うので使えなくはないが500×3=1.5KWは家庭用電源でかなり厳しいし熱が半端ではない。あくまでも飾りである。しかもハロゲンと蛍光灯では色温度を合わせてもスペクトル分布がけっこう違うので妙な色合いになる危険性もある。
どうしてめったに使わないライトキットを購入したかというと、ちょっと前にLPLのクールライト(蛍光灯)を持ち出してロケ撮影をしたことがあった。クールライトは反射傘がけっこう大きく持ち運びに不便だと思ったわけだ。もちろんケースもないので3灯も車に積むとフロアの1/3くらいを占めてしまった。5000K℃、拡散光でライティングすることを考えるとクールライトの方が明るかったりする。しかし運搬に数往復必要だがユニキットだと一回で済むのだ。とはいえ、ケースだけでもけっこう重い…

2008年03月08日

ロケ撮影いろいろ

久々のロケ撮影だった。店内撮影である。
やはりロケは大変だなぁと思う点いろいろ。
移動撮影にはグライドカムを使うのだがワイコンを装着するかどうか迷う。軽装撮影ということでグライドカムのみでやろうと考えるとズームで寄りの画も欲しくなる。ところが今持っているワイコンはワイドエリア専用で望遠側にするとフォーカスが合わなくなる。これはかなり不便でピントを合わせるのにズームアップしてあわせてから画角を決めるという操作も出来ないということだ。かなりワイドだからほとんどパンフォーカスなのだがカメラの液晶モニターだけではフォーカスが合っているかどうかはシビアに確認できないし難しい問題だ。かといってクローズアップ撮影の場合にワイコンを外そうと思うとグライドカムのバランスをやり直さなければならないわけだ。結局三脚を持って行きクローズアップは三脚撮影ということになってしまう。

グライドカム撮影の際、動きを滑らかにするためハイスピードで撮った。ところが店内はシャンデリアの照明しかなく1/60のシャッターでは少し暗かった。それはそれで見た目に近いイメージではあったがやはり1/30で撮影した方が良かったかなと。グライドカム撮影の場合照明が難しい。移動が大きいのでライトキットなど持ち込んでもほぼ使えない。
強いライトを炊いてしまうと自分の影が出てしまう。
ということで今回のロケでフルレンジのワイコンが必要だなと感じたわけである。ワイドで撮影すればハイスピードにしなくてもまったり感が出せるしクローズアップもグライドカムにつけたままバランスを崩さず撮影できる。

CMテンプレート

ご存知電通の CMGOGOである。
やはりCMのコストダウンにはこのようなセミオーダー方式の制作が有効である。
このCM集、企画はシンプルだが映像はさすがに凝ったものだ。映像のクォリティで訴求しようという戦略である。ローカルCMに対しても放送エリアごとに料金表も明示されておりなかなか面白い企画である。ご当地山陰でも流れているのかもしれない。我々としてはここまでの映像クォリティ、作り置きをするだけのパワーを持ち合わせていないしニーズもない。

そこでコストダウン戦略を考えてみた。
◆企画コンテのテンプレート化。
スポンサーの意向を聞いてから企画提案をしていくと企画費用もバカにならない。いろいろな業種に対応できるCMGOGO的な絵コンテを沢山用意して選んでもらう。
◆制作方法のコストダウン。
・スタジオのクロマキー撮影。全ての機材を常設しているため設営時間を必要とせずワンマンオペレーションも可能なので非常に低コストで制作可能。ロケの場合カメラ、音声、照明、移動など多くのスタッフが長時間拘束されコストアップが避けられない。
・背景はイラスト、CG、写真などを利用できる。フリー素材集なども豊富にありコストダウンできる。
・建物内部、店舗など立体表現が必要な移動撮影の場合はグライドカム撮影が便利。完全なワンマンオペレーションで迅速な撮影が可能。クレーン、ドリーを使用する場合は別スタッフが必要になる。
・出演者はスポンサー関係者などから。演技が必要な場合はプロに依頼。
制作方法に関してはすぐに実行できる体制にあるのでこの制作方法に対応したテンプレート企画を用意する必要がある。

最も低予算の場合、写真やイラストなどを用意してもらい編集上でフリー素材の動画などとミックスする手法を取っているが、これは告知など短期物には適している。しかし企業イメージやレギュラー的に店舗の紹介などをするにはあまりイメージがいいとは言えません。人物や動画映像を交えてイメージアップをするべきでしょう。お金を掛けずに効果的なCMを作る。永遠のテーマです。

2008年03月11日

おもしろCM

テンプレートになりそうな企画を考えるためテレビを見たりWEBに置いてあるCMを見たりしている。
やはり僕の場合おもしろCMが好きだ。作っていても楽しいし流れているのを見るのも楽しい。
作ってみようとラフコンテをさらさらっと書いてみる。思いついた時はけっこう面白いかも、と思うのだがコンテにしていくといまいち他人を説得できるのか?という疑問が湧いてきてボツにする。といったわけで企画自体いままで本業としてやってなかったのでどう進めるべきなのかイマイチつかめない。とはいえ流れているCMを見てもこんなんでいいのか?と思えるようなオチもあるわけで爆笑を狙うものではない。なんとなくニヤっとできればいいんじゃない?

タレントなどを使えばまじめなタレントに意外なコメントを言わせるギャップで笑わせるなどもある。ローカルではギャラ的に無理である。一番ストレートなのは言葉のギャグなのだが実はこれが一番難しい。誰もが考えられるものだから批評も厳しいというわけだ。
デジタル技術を駆使してありえない合成をするという手もある。手法としては得意分野である。最近ではCG、CGとなんでも不思議な映像は作り物だと見られてしまうがむしろチープな合成にして笑わせる方が得策だったりする。
いずれにしてもこのような面白CM企画、鳥取の県民性を考えるとスポンサーを説得するのはなかなか難しそうだ。

2008年03月26日

スタジオ撮影

久々のスタジオ撮影である。
今回は足元まで撮影するのでグリーンでホリゾントを作る。編集用のサブデスクを90度回転して端に寄せる。キーライトになる大型のLPLクールライト2280も以前はキャスタースタンドに付けて移動させていたのだが今回天井吊りにした。これによって足元が更にすっきり。音声収録はガンマイクをブームスタンドに設置。セッティングは30分程度でできるが久々のスタジオなのでちょっと早めにセットしてチェックしてみた。
ライトを天井に吊るしているとセッティングに時間がかからず便利だ。コンセントの引き回しもなくスイッチ一発で全部点灯する。
物が増えたので広いスタジオが欲しいなぁなんて思うが、実際の仕事としてはこのようにたまーにしかないので充分なのだろう。ただ人間というのは変化がなくなると刺激を求めたくなるもので…

2008年04月14日

スタジオ撮影

ここのところスタジオ撮影が続いている。といっても月に数回程度の頻度なのだが。使うたびにここが不便だったなと思う部分を改良してきた。ガンマイクのブームスタンドをキャスターにしたり、トップライトのリフレクターがフレーム内に写り込むのでアルミ板を使ってスリムなリフレクターを作ったり…

最近気になっているのは撮影直後のプレビュー。編集用のモニターにもカメラの映像を送っているのだが音声も出したいわけだ。カメラを再生モードにすればそのままスピーカーから音は出る。しかし直後に撮影モードにするとガンマイクで拾った音がライブでスピーカーから流れることになるのだ。ハウリングを起こすほどのレベルではないが収録された音はエコーがかかったような感じになる。撮影中は生音が大きいため音声を切り忘れて収録してしまうと変な音になるので非常に気を使う。カメラの近くに切り替えスイッチを置けばいいのだろうがそれでも切り忘れる危険性は大いにある。カメラ側には再生中しかオーディオ出力できないようにする設定などない。

どうすれば切り忘れを防げるのか。モニタースピーカーをカメラマンに向けておくのはどうだろうか。スピーカーからの音が大きければ必ず気がつくし手元でボリュームの調整が出来る。ということで膳は急げ!これを書いている途中やり始めてしまった(笑)
倉庫に眠っていたBOSEのアンプとスピーカー、これをカメラ横に設置。
入力切替でON OFFできる。テストしてみたがプレビューというより自分で音声チェックするのにすごく便利である。いちいちヘッドホンつけなくていい。フィードバックもこれなら気がつくだろう…

2008年04月18日

ワイコン

今回は住宅展示場の撮影である。
住宅の場合、対象が静物のためムービーで撮る意味があまりない。スチルカメラできちんと撮った素材を編集時にズーム、パンすればたいがい綺麗な映像は出来上がる。
なのでせっかくムービーカメラで撮るのならということで人物を入れて撮影する。スチルの場合は単焦点レンズを使えばかなりのワイドでも歪曲はほとんどないのだがムービーカメラのレンズはズームが基本になるので超ワイドにすると歪曲が避けられない。今回の撮影はHVX200をグライドカムに乗せて移動ショットを基本に考えている。三脚に乗せてパン、ズームだけなら写真を編集してもさほど変わらないからだ。一般の住宅なのでそれほど広くない。HVXの標準レンズはワイドが35mm換算で32.5mmである。これではドン引きにしても壁一面が写らない。

先日購入したzunowのワイコンは0.75倍でワイドは24.4mm相当になり35mmスチルカメラでは超広角に部類する。もう一つCenturyの 0.6倍がある。こちらは18.7mm相当にもなり画角は87.7度、ここまで来るとセミフィッシュアイに近くなり歪曲もかなり目立ってくるが広さを表現するには抜群だ。今回の住宅は間接照明を多く取り入れた明るい木造住宅なので特に照明を持ち込まなくてもなんとか撮影できそうだ。HVX200は暗部にノイズが乗りやすいので暗い場面は苦手なのだ。
しかもワイドで移動ショットとなれば照明も設置する場所が限られてくるので難しい。
カメラは720/30PNにしてシャッターは1/30にする。1/15にしてオーバークランク撮影する手もあるが動きが倍速になり揺れも倍増してしまうので難しい。クレーンやドリーならこの手もある。
光が潤沢にあればハイスピードにして撮影したいところではある。
人物撮影にしてもスロー表現の方がまったりした感じが出ていい。
とはいえ今回は人物が素人さんなので大きなアクションも難しくスローの出番もない。

2008年05月13日

カラフルクロマキー

いわゆるゴレンジャーのような戦隊ものヒーローなのだがクロマキーで撮影することになった。想像はしていたが衣装を見てやっぱり…
レッド、ブルー、グリーン、イエロー、ピンクの5体なのだ。
どう考えても同時演技は考えられない。背景を変えてばらばらに撮影するしかない。
どっちにしても5人横並びには入りきらないのだが。まずはブルーバックでグリーンとイエローの撮影をしグリーバックに変えてからレッド、ブルー、ピンクということになる。
そんなこともあろうかとちょっと前にブルーのスクリーンを購入して置いてよかった。
一つの衣装にブルーとグリーンが入ってないだけ良かった…

2008年06月04日

クロマキーのメリット

なぜクロマキーにこだわるかというと低価格CMを作るのに必須アイテムだからだ。
例えば人物をロケ撮影するとしよう。出演者はもとよりカメラマン、ディレクター、音声、照明など車一台に納まらないほどの人間と機材が動くことになる。半日のロケでもかかる費用はバカにならない。
ではスタジオの場合どうか。ただの壁バックで撮影するわけにもいかず、ある程度のセットを組むことになる。内容によってセットは変わるためその都度照明や音声のセッティングも変えることになる。
ところがクロマキーの場合よほど特殊な設定でない限りカメラポジションも限られるし照明もほぼ同じ設定でOKである。音声もガンマイクでほとんどカバーできる。
そのためセッティングを固定しておけばスタッフ要らずのワンマンオペレーションが出来るというわけだ。しかもスタジオサイズは人物が動く範囲だけでよく、合成されれば広大なスペースに立っているかのように見せることが出来るのだ。
製作コストはロケやスタジオセットの何分の一といった程度になる。
しかもライブ撮影にはないCM演出としての独特の効果も出せるためメリットは多いのだ。

2008年08月12日

やってみましたHDクロマキー

ほぼ予想通りでした。SDにダウンサイズしてクロマキーすると、感じとしてSDの4:2:2とほぼ同等。画像がHDからの縮小なので解像感がある分エッジのあやふやな感じはSDの合成よりちょっと頼りない感じ。
ということはHDサイズで見るとけっこう厳しいというのが実感。髪の毛ふわふわな部分などはそこだけデフォーカスかけたって感じになる。
やはりHDの場合はむしろエッジはシャープであって欲しいと思うのは僕だけだろうか。欲を言えば4:4:4がベストだ。

2008年09月02日

スチル撮影

スタジオで商品撮影。背景を合成にしたいからとクロマキー撮影にしたがなんともカラフルな被写体のため後のマスク処理が大変そうだ。
ズームも微妙なスピードを要求されているがHVX200ではそんなスムーズな動きも出来るはずはなくHDで撮影してデジタルズームにしてみることに。
しかしHDの場合クロマキーの色解像度が低いためどこまで使えるか。
そこで動きなしということならデジタル一眼でスチル撮影して切り抜き、デジタルズームした方が有利ということで急遽スチル撮影に切り替え。
とはいえデジカメでマニュアル撮影するのは久々。なんとか絞りとシャッタースピードの設定は出来た。画質と画像サイズの確認。ファインダーはビデオカメラと違い直視型だからカメラポジションが低いため中腰でセッティングが辛い。ガラス面がありカメラマンが写りこむのでセルフシャッター…と思うが設定がわからん。
デジタル一眼といえどもとりあえずということで普及型のセットでズームも安物で600万画素と今時…といった感じも否めない。不安なので撮影してすぐPCで画像確認。
それなりに写っているが拡大していくとやはりちょっとノイズが気になる。
かといって最新のプロ用デジカメを購入しても使う場面があるのか?となってしまう。
実際にはCMだからといってなんでもビデオカメラで撮りにいくというのはロスが多い場合がある。建物とか商品などは三脚持って行って露出を変えたりライティングを変えて何ショットも撮ったものをフォトショップでいいとこ取りをするという方法がある。空などは切り取ってありものの空を合成すれば動画になる。
もちろん素材が高解像度なのでズームやパンは自由になる。超広角のワイドレンズなどを持っていけばビデオカメラのワイドより歪はなく高画質ということになる。
静止画ということで電線や看板、人物を消し込んだりと自由がきくのだ。
でも、スチル撮影なら僕が行かなくても…と思ってしまうのでデジタル一眼は買いません(笑)

2008年09月05日

バンクライト

ロケの照明ではライトキットを持ち込むことが多いがこれは大型のアルミケースに500W程度の灯体3セット、バーンドア、ライトスタンド、延長ケーブルなどがセットになったものだ。
ケース込みで20kgくらいはあるだろうか。家庭用の電源を拝借して使うことが多いので500W×3の15Aというのが限度ということでこのクラスを使うことが多い。1KWのものもある。CMの場合このまま直接当てると硬い影が出てしまうのでディフィーズすることになるのだが簡易的にはバーンドアにトレーシングペーパーをピンチで取り付けるという形だ。バーンドアのサイズにもよるがだいたい30cm四方のバンクが出来上がる。しかし距離がある場合このサイズだと点光源になってしまいあまりディフィーズ効果が得られない。
そこで大型のディフィーザーやカポックなどにバウンスさせて拡散させるのだがこうなるとけっこう大掛かりになってくる。トレペを600×900のフレームに取り付けライト前にディフィーザーとして置く場合ライト用とディフィーザー用にスタンドが必要になるしバーンドアを使っても光漏れが出る場合もありロケ照明としては使いづらい。
カポックなどでバウンスするのが比較的便利だ。900×900のカポックをブームに取り付け当てたい角度に設置、そこにライトキットのスポットを当てればいい。
光漏れがあってもだいたい被写体の反対側になるのであまり影響が出ないのだ。ただこうしたライティングはけっこう持ち込み機材が多くなりセッティングにも時間がかかる。

こんな便利なものがある。500Wのハロゲンを使った800×800のライトバンクだ。
RIFA-Tという機種は重量2kgで折り畳むと88cm、底辺直径24cmの円錐状になるという。
500Wのハロゲンといえばかなり高温になるがこれに耐えられる設計にしてあるだけのことはありセットで11万円もする。
これを2灯ほど持ち込めば大概のものは撮れてしまうのではないだろうか。ま、安易な発想ではあるが同様の照明効果をバウンスやディフィーズで作ろうとすればセッティングに30分、機材は30kgを超えるかもしれない。
ディフィーズした分、照度は下がるが近年のビデオカメラは感度が高いため問題ない。むしろこういった撮影の場合絞りは開放気味で撮るためあまり明るくない方がいい。
とはいえ、あまりロケには行きたくないので使う場面が少ないのにこの価格はちょっと躊躇しているところだ。

2008年09月19日

ライトバンク購入

LPLのクールライト用ライトバンクである。
見た目シンプルな構造なのに意外と高い。
以前書いたようにロケで柔らかい光を出そうと思うとけっこう大変な作業になる。ライトバンクだとこの傘を取り付けるだけで大きな面光源が得られるわけだ。
しかも光漏れはないし内部にシルバー反射を使っているので効率もいい。スタンド一本で済む…などいろいろメリットが多い。
ハロゲンタイプのものも考えたが消費電力、撮影後の熱処理がやっかいだし自然光の補助に使おうと思うと大きなフィルターが必要だったり意外とデメリットが多い。
クールライトの場合は蛍光灯なのでデーライトだし消費電力、熱問題はクリアできる。
少し重いのと価格が高いと言うのが難点か。

ハロゲンと蛍光灯、明るさを比較するのは難しい。電球のワット数だけでは推測さえ難しい。蛍光灯は同じ明るさを得るのに1/6の消費電力と言われているが家庭用の電球型蛍光灯では100Wタイプが現在22Wである。単純に4.5倍の効率と言える。
スポットライトになると点光源のハロゲンが有利になる。蛍光灯は灯体そのものがある程度の面積を持っているため指向性の高い光を作るには向いていないのだ。
ENGなどでダイレクトに当てる場合はハロゲンやLEDが効率いい。しかしCMや映画などではフラットな面光源を使うことが多いので点光源のメリットは半減してしまう。とはいえ蛍光灯で5KWスポットのような強力な光を作ることは不可能なので万能光源ともいえない。

今回のライトバンク購入は目的がはっきりしている。ワンマンオペレーション撮影にフラット照明が欲しいのだがセッティングが簡単なものがいいというのが大きな理由だ。
蛍光灯は安定器が必要になるのでハロゲンの灯体より重くなる。この部分ではロケに向かないが面光源を作るとなるとトータルで有利になるのだ。
今回は57W×4灯のタイプに取り付けるLB-4\80,000と57W×1灯のタイプに取り付けるLB-1\30,000を各1セット。大きい方は照射面が780×970mmとかなりでかい。もう一つは410×560mmとコンパクトである。
小規模な人物1〜2名の撮影ならこの2灯だけでそこそこいけそうな気がする。というかそれ以上の機材を持ち込むのであればそれなりのスタッフを用意しないときつい。
スタンドも入れて総重量10kgくらいなものだろうか。3灯のライトキット+アルミケースよりかなり軽そうだ。
今時のビデオカメラは感度が高いので明るさを得るだけの照明は必要ない。
あくまでも立体表現、質感表現をするための効果としての照明が要求される。
欲を言えばデーライトのスポットがもう一灯欲しい。
HMIなのだが高すぎる…でもいつかは。

2008年09月22日

ライトバンク到着

航空便で到着したので早速組み立ててみた。
写真で見ていたので予想はしていたのだが値段の割りに造りがきっちりしていない。
日本製のプロ機材としてはイマイチである。
組み立てもサクサクとは行かずそれなりにコツも入るようなのでロケには向きそうもない。 やはりスタジオ常設用だ。

しかしこの程度のものなら自分で作ってもよさそうな…

2008年09月23日

物欲の秋?

11月で丸4年、5周年目に突入する。
機材も当初VTRもなくパソコンだけだったものがスタジオに所狭しと増え続けている。
ここらへんでちょっと整理してみる。
まずはパソコンとVTRの推移だ。
初代DELL P4/3Ghz/1GB/C:35GB/D:120GB でアフターイフェクトプロのv5がメイン、DVベースでベーカム出力は外注。
このマシンにDVRexのボード→DVデッキ→ベーカムデッキPVW-2800という形でやと自前で完パケまで作れるようになった。
二世代目はバックアップ用ということでほぼ同スペックのDELL、adobeのプロダクションスイートを導入。
三世代目でCanopus REXCEED-M5000を導入。P2対応とベーカムへのダイレクト接続。これによりDVからワンステップ高画質化。ハイビジョン編集対応
次にスタジオ設備。
開業してから1年ほどだろうか?撮影もやってみようと思い立ち昔モーションコントロールカメラを作ったときのカメラと照明器具があったので再利用。
DXC-930というカメラヘッドで出力がYCとRGBなのでクロマキーヤーを中古で購入。一度ベーカムに収録してから後処理で中画とマスクをDVに収録し編集といった面倒なことをやっていた。照明器具は一般の器具を改造し三波長型のパルックを使用。

二世代目はHVX-200。DVCPRO50で4:2:2撮影できるのでAEのKeyLightを使って高精度なクロマキーが可能となる。ハイビジョンにも対応。
照明器具はLPLのクールライトをメインにしている。
音響機器は最初メモリーレコーダーに録音しPCに取り込んでいた。プレイバックや音量調整が面倒なのでオーディオインターフェースを導入。
マイクは中古のSONY ECM-56Pという名機を使っていた。二世代目のマイクはRODE NT2-Aである。これは感度が高くナレーション録音には重宝している。
その他ピンマイク、ワイヤレスセット、ガンマイク、ダイナミックマイクなど使用目的に合わせていろいろ揃えている。
編集用のモニタースピーカーにミニコンポのアンプとYAMAHAの10Mを使っていたが音質に不満を感じ現在はYAMAHA HS-80Mのスタジオモニターを使っている。

ロケシステムではHVX-200とマンフロットの三脚。特にロケ用照明器具はなくクールライトなどを持ち出し。自作レフ板など。
映画風撮影をイメージしマットボックスの導入、ワイコン、グライドカム、RDSのライトキット、ガンマイク用ブームポール。4chメモリーレコーダーEDIROL R-44。
等々、書き出すときりがないのでざっくりしたところではある。
今年導入したのは4chレコーダー、ライトバンク、RODEガンマイクくらいだろうか。
あまり大掛かりなものは購入していない。
今後使用頻度が高いもの、付加価値の高いもの、現行機種に不満のあるものなどグレードアップネタはまだまだある。
とはいえ現状で大きな不満のある部分はないのであくまでもグレードアップや新分野開拓、あるいは物欲を満たすといったセレクションになるのではないかと思う。

今後5年くらいで導入したいと考えている機材を挙げてみた。
●編集機 AEがもっと快適に動作するPC、HDCAMとの連動 200万 2009年
●スタジオ兼EFPカメラ SONY PMW-EX3 100万 Vinten三脚 30万 2010年
●HDCAM VTR HDW-1800 320万 2011年
●ハイビジョンモニター ロケ用25万、スタジオ用20万、編集用50万 2011年
●音響機器グレードアップ ZENNHEISER MKH416 set 30万 / NEUMANN U87Ai 30万 / デジタルワイヤレスセット2ch SONY 100万 / Sigma 4chポータブルミキサー 50万 2012年
●照明 MHIマイティールポ200キット 60万 2012年
●ロケ車両 HUMMER2 600万 2013年
●スタジオ 鉄筋コンクリート20坪 2000万 2013年
・・・・物欲の秋である。妄想は止まる所を知らない・・・・ 夢というのは言い続けないとたどり着くことはないのだ。
まんざら実現不可能な範囲ではないのだが・・・
そこまで一生懸命働くのか?というところに疑問が残る(笑)

2008年09月25日

立体映像再燃?

3Dディスプレイなどがにわかに動き始めている。
しかし一般の人にどれだけ浸透しているかというと大いに疑問である。
3D映像、立体映像というと3DCGと勘違いする人も多い。また立体的に見えるというとホログラフィーを思い浮かべる人もある。
ここで言う立体映像とは左右の視差を利用した錯覚映像のことである。赤青のフィルターメガネをかける方式や偏光フィルターメガネ、液晶シャッターメガネなどの方式がある。またメガネをかけず裸眼で視差を実現するディスプレイもある。レンチキュラーレンズを使ったものやホログラフィーまで行かないもののかなり特殊な投影方式を使ったディスプレイも発表されている。

撮影方法も様々で単純には右目用と左目用の二つの画像があればいいので2台のカメラを使うもの、レンズ前に鏡を置き二つの映像を一台のカメラに収録するものなどもある。
更に裸眼用ともなると複数台のカメラを横に並べたり昆虫の複眼のように縦横に何十台も並べるといった実験的なものも存在する。
いずれにしても光のトリックであり、実際にそこに物体があってその反射光を目のレンズで集光して網膜に結像させるという人間がものを見る行為とは根本的に違うわけだ。
最も大きな違いは距離である。人間は視差があると両眼の角度を脳に伝え距離感を感じる。しかしもう一つ水晶体の筋肉情報がある。ピントを合わせるため水晶体の厚みを変えているのだ。ところがこのトリック映像は視差情報の変化しかなく水晶体は固定したままなのだ。この感覚で長時間鑑賞していると脳に疲労感が起こってしまう。イベント映像など短時間の上映ならいいが劇場映画やまして一般のテレビ番組が3Dになるなんていうのはちょっと考えにくいのだ。
この違和感が脳にどのような影響を与えるか研究発表を見たことはないがもう少しちゃんと発表するべきではないかと思うのだが。

2008年10月19日

ライトバンクリベンジ

ついこの間この手のライトバンクを調べたときRIFAにはハロゲン500Wタイプしかなかったしセットで11万円もしていた。
そのためクールライトのバンク部分だけを購入したのだが組立て、総重量を考えるとロケに持っていけるようなものではなかった。
久々にホームページを見てみると…なんと価格が下がっている。Newと書いてあるではないか。
組立てムービーを見るとソケットがE26?電球がつけられるのか?ということで調べると電球型蛍光灯タイプのものが発売されているではないか!
ということでそれがこの写真。100Wタイプの蛍光灯が6灯つけられるようになっている。価格もハロゲンタイプと似たようなものだ。
ハロゲンだとデーライトとのミックス光になる場合補正フィルターを使うことになり光量が下がるが蛍光灯の場合はそのままデーライトで使えるので効率がいい。
なんといっても熱を持たないというのは大きなメリットだ。消費電力が少ないので家庭用コンセントで10セットくらいまで点灯できるのはありがたい。
スタンドやレフ一式入れるケースが付いて3Kg弱。2セットでも6Kgだからユニキットの22Kgに比べると相当軽い。これに超軽量の折り畳みスーパーレフを組み合わせればけっこう広範囲の撮影に使えるのではないか。

2008年10月22日

RIFA-F

LPLクールライトのバンクはある意味失敗したので(スタジオに使っているので無駄にはなっていないが)慎重を期すため今回は800*800を1セット注文した。 本日届いたので早速組み立ててみる。
クールライトのバンクに比べるとかなり造りも良く、なんと傘を広げるように一発で広げられる。800*800とかなり大きいが安定しているしディフィーザーの取り付けも見た目がすっきりしていてこのあたりもLPLとはかなり設計が違う。大満足である。
しいていえばスタンドがバッグに入らないことくらいか。灯体が大きいためセットのスタンドも大きなものを組み合わせているのだろう。
スタンドは沢山あるのでセットでなくても良かったかと思ったが金額をよく見るとセット価格はスタンド分くらいの価格が安くなっているようだった。詳しく見てないが…
なのでもう1セット注文したのだがやはりスタンドとバッグのセットにした。
早速点灯テストしてみた。クールライトと若干色温度が異なる。
RIFA-Fは三波長だが東芝ネオボールZ昼白色なのでパルック的と同等とすれば5000Kとなる。しかし見た目はクールライトより青白い感じだ。クールライトが少し古くなってきたのかディフィーザーに色が付いているのか…

気になったのは明るさだ。価格から見てもクールライトの方が明るいと考えていたのだがRIFAの方が見た目1.5倍くらい明るいのだ。
ここで一通りのスペックを並べてみよう。
■クールライトバンクタイプCLB-2280 \179,000
57W×4灯(228W)、6000K、バンク面750×950(0.71㎡)内部シルバー、総重量4.75kg。
■RIFA-F 80*80 6灯 \96,600
21W×6灯(126W)、500K、バンク面800×800(0.64㎡)内部白、総重量2.7kg。
単純には比較しにくいがロケにはRIFAを多灯で持ち込むのがかなり有利なようだ。
小規模な1~2名程度の人物入り撮影なら2灯もあれば事足りそうな感じだ。
なんといっても軽くて設営が楽というのがいい。ただ蛍光灯のランプだけは付けたまま畳めないので6個別々に外さないといけない。
撮影後は電球ほどでないにしろけっこう熱くなっているし少しこのあたりが面倒である。
蛍光灯を熱いまま入れられるハードケースを自作するというのもありかも。
熱いといっても紙が焼けるほどの温度ではないので軍手で外せる。
スタンド2.3kg、ケース1.2kg、灯体2.7kgだから2セットで総重量11.2kgとなる。
まあまあ許容範囲か。

2008年10月23日

バンクを使って撮影

早速撮影に使ってみた。
うーむ、これはいい。
スモールサイズのバンクをフットライトに使ってみた。
今回は美人のモデルさんだったのでこのフットライトが実に有効だ。
女性撮影には特にいいようだ。

2008年10月27日

編集室増築?

5年目ともなると機材がどんどん増えてきて収納しきれなくなってきた。
現実は厳しいので妄想レベルだがもっと大きなスタジオを建てたいなとか考えたりしている。
もう少しスケールダウンした発想として増築がある。
CGの図のように茶色の床部分が現状である。約20畳。
右のグレーゾーンは現在何もない。
スタジオは2階なので横に2階を増築することになる。
1階部分は現在青空駐車場になっているので柱だけ立てて2階だけの建物にしようかと。
母屋との隙間3.4m、スタジオの幅5.7m。
面積にすると約11畳になる。
そこで編集関連を丸々移動したらどんな感じになるかCGでシミュレーションしてみた。

メリットとしては撮影スタジオが広くなり、編集室を撮影時の控室として使える。
編集機の音が大きいが、同録撮影時でも編集マシンを稼動させておくことが出来る。
CGの図のような何もない状況、実はこれは仕事を始める前ここが単なるプライベートホームシアターだった頃そのものなのだ。
まぁ広くなったらまたいろんなものが欲しくなるのでいたちごっこではある。
バブル経験者としては崩壊後の悲惨さを横目で見てきたため今回の大不況、他人事のように見えないのだ。
意外と日本人は冷静のようだが…
というわけで単なる妄想だけで終わりそうな今日この頃(笑)

2009年01月23日

立体映像本格始動!

メーカーはかなり本気だ。
まずはメディアとしてBD+専用プラズマディスプレイ。
一般的なテレビでも60Hzで切り替えれば出来るはずだが質の悪い液晶パネルだと残像が強いためクロストークが残る。
放送でも3Dという考え方は残っているが3Dの場合サラウンド以上に視聴環境を強制してしまうので放送というメディアは合わない。コンテンツは映画が主で既にどんどん作られている。フルCGの場合はカメラ撮影のものに比べて作り易い。
民生機としてのハードが普及してくればそれを応用して我々でもコンテンツが作れるのではないかと次の展開を狙っている。

3D撮影、上映に関しては多少のノウハウがある。今までに3Dの展示映像などを手がけてきたからだ。モーションコントロールカメラを使っての3D撮影などもやった。
フルHDの3Dカメラもそのうち業務用でリーズナブルなものが出てくるだろう。ただ単純な構造だとレンズ前に光学プリズムを置いて固定視差で撮影するものとか考えられる。しかしこれでは家庭用ビデオカメラの域から出ない。本格的な3Dコンテンツを作ろうと思えば視差のコントロールは重要だ。被写界深度の問題もある。
今までの撮影テクニックとは全く違うノウハウが必要になるため安易な気持ちで取り組めるものではない。それだけハードルが高いからオンリーワンになれるという可能性が高いわけだ。面白くなってきた!

2009年01月26日

立体視だ!


これは視差を10cmほどにして撮影したものだが交差視用に並べている。
交差視とは右目で左の画像を見、左目で右の画像を見る方式である。
目を寄せながら画像が一致した時点でピントを合わせると見ることが出来る。
平行視という方法があるがこちらは右目で右の画像、左目で左の画像を見るのだが人間の目は交差の方は練習すればかなりの角度まで交差することが出来るが外側には全くといっていいほど広げることが出来ない。そのため平行視の場合画像を目の幅と同じ6cmに並べることになる。つまり写真のサイズも幅6cmを越えることができず小さなものしか見られないと言う弊害がある。
先日立体視の話題を取り上げたが以前立体映像を作ったとき立体感の確認はこの方法で行った。当時の確認は左右の映像の入ったVTRを同期走行させて二つの同じ大きさのモニターで見るという方法を取ったがこれはポストプロダクションのような設備がないと出来なかった。自分の場合1mくらいモニターが離れていても交差視できていたのでほぼ真横に同じサイズのテレビが並んでいれば確認できた。

もう少しモニター環境を選ばない方法として編集で一画面に並べてしまうというのがある。この場合画面サイズが小さくなり解像度も低くなるのであくまでも簡易チェックではある。3DCGでも立体視映像を作ったわけだがワイヤーフレーム段階でも立体確認できるようにとピュアーを作った。
3DCGのアプリで各カメラ用ウインドウを同じサイズで横に並べる。画像間隔は約15cm。
交差視には全く問題ないのだが誰にでも見られるようにと平行視できるよう考えた。
双眼鏡のようなものを厚紙で作り、中に小さな鏡を配置し人間の目の間隔6cmを15cmに広げようということだ。このとき厚紙の箱によって反対側の画像がクロストークしないようにできるため初めての人でもそのピュアーを覗けば簡単に平行視が出来るというわけだ。制作費は数百円である。
理屈上ではカメラを何センチずらして何度傾ければどのような視差が得られるかはわかるのだが実際ちゃんとなっているかを上映スタイルまで持っていかないと確認できないと言うのは不安なものである。こうしたいろいろな工夫をして簡易チェックすればミスも減るというわけである。
立体映像に興味ある方はぜひこの交差視を練習しておくことを勧めます。

2009年04月14日

ロケスタイル 照明篇

まずは最もかさばる照明から。
屋内でベースライトが生かせない場合UNIKITという選択がある。ハロゲンなので単独使用になり、いろいろと制約が多いので使いにくいが広い場所で強力な光源が欲しいときには便利である。家庭用コンセントから取り出せるぎりぎりの容量だ。基本的にはCOOL-LightをキーにしてLIFA-Fをフィルに使う。どちらもインバーター蛍光灯で約6000Kのデーライトである。
COOL-Lightは反射傘がシルバーで50度という狭角で照射するのでかなり強力である(1m/7400Lx)しかも450φという面光源のため影が柔らかい。
LIFA-Fは完全なバンクライトになっており照射面は800×800という大面積だ。2灯合わせて消費電力は352Wである。
効率はタングステンの6倍とも言われているので2KW相当と言うことになる。
つまりタングステンでは家庭用コンセントの容量を軽くオーバーしてしまうのだ。

スタンドはキャスター付きの1kタイプ。脚を広げたまま車に積んでおけばセッティングが楽だし微調整でも簡単に移動できる。重量は6.5kと少々重いがオープンロケなどで風で転倒する危険も少なく安心して使える。
晴れたオープンロケの場合は数KWのHIMでも持って来ないと太陽に太刀打ちできないのでやはりレフ板の出番である。ブームアームで固定して使う。
銀と白のリバーシブルで900×600サイズが2セット。
ここまでは現状手持ち機材なので追加投資はなくすぐにでも出かけられる。
これにランクルを電源車として使えないかと考えてみた。電源が取れないロケで蛍光灯の補助が有効といった場面はめったにあるわけではないがあると便利という発想だ。
現場では何が起こるかわからない。
ポータブル発電機という選択肢もあったがめったに使わないのにガソリンなど用意して車に積んでおくのは危険だし不経済なので却下。
ランクルを発電機に使ってインバーターでAC100Vを取り出す。このランクル、4700ccという巨大なエンジンだがV8なのでかなり静かなのだ。
そこでインバーターを探してみたら1KW出力で\26,000と安いではないか。ライトとモニターなど繋いでも500W程度なので1KWあれば余裕だ。
ところがよく調べてみると矩形波の交流なのでインバーターの蛍光灯や精密電子機器には使えないと書いてあった。がっくり…
更に探してみると正弦波インバーターなるものがあると。これは一般家庭の交流と同じ波形なので全ての家庭用機器が使えるというではないか。しかし価格はポータブル発電機と同じ程度の7万円ほどする。使用頻度からいうともったいないが車に家庭用コンセントが付いていると何かと便利なのでこれはありか。
というわけでまずは照明篇。投資予定金額は7万円なり。

ロケスタイル音声篇

次に音声。
有線系のマイクはあまり高くないのでいろいろ揃えている。
ガンマイクはゼンハイザーといきたいところだがここはやはりコストパフォーマンスを選びRODEのNT-G3。クォリティはゼンハイザーに肉薄すると言われている。
マイクブームはジッツォのカーボン製。大は小を兼ねると思い一番長いものを購入したが4mも伸ばすと支えるだけでも大変…伸縮メカはかなり優秀。
効果音などの収録用にステレオマイク。これもRODE製。インタビューマイクは露出もあるのでスタンダードなSHUREのダイナミック型。報道ではおなじみ。
ピンマイクはスタジオで使えるようにと有線系が2本あるがロケには使い辛いのでやはりワイヤレスセットが必要。4本使う場面はめったにないので2本はエントリーモデルをセレクトしてみた。どうしてレシーバーは多チャンネルのものが少ないのだろう。
トランスミッターは1人1台だがレシーバーは4ch1台のものがあるとセッティングが楽なのにと思う。

レコーダーは4トラックマルチレコーダー。4ch別々に同時録音できるのでミキサーが不要だ。もちろんレベル調整は必要だがリミッターも内蔵しているのである程度低めに設定しておき後処理で4chのバランスを再調整できる。カメラとのシンクロは電気的に出来ないのでカチンコでやることになる。2chまでならカメラに直接放り込んでやる方が後処理も楽である。音声機器も出番は少ないのであまり大きな投資をしたくない。
このシステムで言うとワイヤレスマイクのみが新規になる。
UWP-V1\55,000×2、WRT-822+WRR-861\157,100×2トータル\534,200で4本分である。RAMSAだと1chセットで80万overだからいかに価格差があるか…
ただこの差は音質差というより通信の安定度の差が大きいようなので報道のように失敗の許されない現場用とも言える。

2009年04月15日

ロケスタイル特機篇

こんな零細規模で特機なんてと言われるかもしれない。そもそも特機なんてレンタルすればいいのだがいかんせんローカルなので近場にレンタル屋さんもない。
まず特機の必要性だ。ローカルゆえの特殊性ともいえるかもしれない。被写体に動きがないのだ。人物を絡めた撮影となれば一般的なCMでは当たり前のメイク・スタイリスト、照明、音声などスタッフ数だけでも弁当代が大変だ(笑)…つまりコストがかかるということになる。
そのためローカルCMの場合、建物だったり自然風景の描写が非常に多い。クライアントの店舗に出向きファサードや店内を写すのだが店員スタッフなどが出演することもほとんどない。そうなるとカメラを三脚に据えパン、ズームで画面に動きを付けるのがやっとということになる。しかしこの表現、高精細デジタルカメラの画像をアフターイフェクトで加工してもあまり違いがない。むしろ写真の場合修正が容易なのでバレ消しや露出の調整などまで出来てビデオカメラで撮るより綺麗な画像になる場合もある。
そんなわけで写真を素材にして擬似動画CMを作る比率は非常に多い。海や山、空などはフリーの動画素材を使う。そうすることでロケ費用を浮かせているわけだ。
だから人物撮影以外でロケにいく場合よほどビデオカメラで撮るメリットがなければデジタル一眼レフで事が済んでしまう。

これでやっと特機が必要という意味がわかっていただけただろうか。
ここで使う特機は視点移動のための機材ということになる。しかしあくまでもワンマンオペレーションをベースとしているため大掛かりな機材はセッティングできない。
まずはグライドカム。これは数年前に購入したもので何度か使っている。しかしまだまだマスターできていないのが実情だ。見た目の通り業界スタンダードのステディカムと全く構造的には同じものである。値段が安いということと小型のカメラ用という違いである。ショルダーカメラを手持ちで撮影しても実にスムーズに撮影されるカメラマンも稀に存在するがやはりこのようなカメラスタビライザーには及ばない。とにかくこの浮遊している映像感覚は何物にも変えがたい。自由な空間移動が出来るため立体表現には有効だ。しかし多用すると酔うので効果的な使い方が難しい。

次にクレーン。大小様々あり建設用クレーンのようなものまである。一般的によく使われるのがミニジブだがこれはカメラマンが直接カメラをオペレートできるため誰もがすぐ使えるというメリットはあるものの稼動範囲が小さいのと大型カメラ用なのでクレーン自体が意外と重くセッティングも楽ではないと言う難点がある。写真に載せているクレーンは一般的にDVクレーンと言われハンディカメラを乗せて簡易リモコンで操作するタイプである。軽量カメラしか乗せられないがクレーン本体も軽量でアームが長いので稼動範囲はけっこう大きい。精度の高いリモコンヘッドを取り付けると値段も高くなり全体に大型になってくるが動きに制限を付ければコンパクトに仕上がる。構造的にも剛性は期待できないのであくまでも簡単なリフトアップやハイアングルからのパンチルト程度だ。CMなどの短いカットにちょっと使うのであればこういった簡易機種がいい。

ドリーも用意したいところだがセッティングにけっこう手間取る。値段も意外に高い。フラットな床に設置する場合は簡単だがそれならタイヤドリーにしてレールは敷かなくていい。CM利用と言うことであくまでも短いショットの連続だ。そのためドリーのストロークは1m程度でも事足りる。であればリニアレールを利用すると便利だ。モーションコントロールシステムで使っていたリニアガイドがある。これを軽量化して三脚に乗せハイハットをベアリングベースに固定して雲台をつければ空中ドリーが出来る。これだと不整地でもセッティングが出来る。いろいろと考えるがドリー効果とセッティングを考えるとどうもメリットを感じないのは僕だけだろうか…視点移動ならやはりクレーンで全て代用してもいいかなと…
ちなみにこの写真のクレーン、三脚、リモコンヘッド別で¥66,000というリーズナブルなものだ。

2009年04月16日

ロケスタイル カメラ篇

最も悩ましい部分である。
まずはパナソニックHPX305。特徴としてはAVC-Intra記録でフルHDであり低価格といったところだろうか。このタイプのカメラとしては比較的コンパクトになっているようだがやはりこのサイズは周辺機器も含めて大型になってしまう。ENG向けである。むしろこれはAVC-Intra100が使えるということでクロマキースタジオで使いたいカメラである。¥1,129,800レンズ込み。

次にEX3だがこれが発売された当初はかなり衝撃的だった。このサイズ、価格で大型のカメラに匹敵する画質が得られると…1/2撮像素子も被写界深度、感度の面で有効だ。ただ記録がMPEG2-Long GOP 35Mbpsということろがひっかかる。クロマキー用には使えない。価格もこなれてきてかなり有望な機種である。¥774,000レンズ込み。
最後に5D MarkⅡ。こんなのCM撮影に使えるの?って感じだが色濃度、感度、浅い被写界深度など2/3インチビデオカメラとは全く世界が違う。しかも一眼レフの様々なレンズがそのまま使えるので表現の幅も広がる。しかしまだ問題が多い。スチルカメラベースの設計なのでムービーに対する設定がほとんどないのだ。ズーム、露出などはほとんど使い物にならないしモニター環境、音声など課題は山積み。ある程度限定的に使うととんでもなく美しい画が撮れ、サンプルムービーをあちこちで見ることが出来る。
しかし仕事の現場にこのまま持ち込む気にはなれない。

デジタルスチルカメラも販売が頭打ちと言うことでハイビジョン動画を付属機能として取り入れるようになったがまだオマケ程度から脱却できないしメーカーも本格的に業務用に耐えられるものをつくろうとは考えてないようだ。とすればこの大型撮像素子のカメラ…どうなっていくのだろう。RED-ONEという映画用のカメラがあるが発想は近いものがある。近い将来国内ビデオメーカーからこのようなカメラが出てくることを望みたい。
ということで今すぐ選べと言うことになるとEX3なのだがこれとて編集機の対応を追加する必要がある。来年の新機種を待つしかない…

2009年04月17日

ロケスタイル ワークフロー

まぁ基本的に技術やさんなので機材のことばかりなんだけどもそれなりにクリエイティブなことも考えてないわけではない。あくまでもいい作品を作るためのツールを用意すると言うスタンスなのだ。
編集と違って撮影はどういうシチュエーションになるか企画が決まってみないとわからない。自分で企画するんなら出来ることしか企画しないだろうが基本的に企画ありきで制作なのである程度フレキシブルに対応できるよう考えておきたいというわけだ。ENG的にカメラだけ持って行って何カットか撮ってハイOKではつまらない。撮影された素材は編集にまわすのだが編集のパターンと言うのはほぼワンパターンだ。
というのも今のようなノンリニアが出来る前は編集内容によって編集室を選んでいた。
カラコレやクロマキーなどはその都度機材を持ち込んでやったり…タイトルやスーパー、CGは外注して編集室に素材を全て揃えて…画ができたら MAに持ち込んで。

フィルム素材の場合はテレシネが最初に入ったりする。
今でも大掛かりなポスプロ作業は似たようなプロセスだったりするが今やパソコン一台あればVTRさえなくてもそれらの作業がほぼ全てこなせてしまうのだ。
撮影した映像素材はメモリーカードに記録されパソコンのカードリーダーで読み取る。
マルチトラックレコーダーの録音もSDカードだ。タイトルやテロップはイラストレーターやフォトショップで造り上げる。アニメーションはCGソフトやアフターイフェクトで。
CMなど短いものは編集自体もアフターイフェクトでやってしまう。MAもノンリニアソフトで出来てしまうし波形レベルの音調整はAudotionなどの編集ソフトを使う。このように小規模プロダクションでは一台のマシンに各ソフトを入れ込んで1人で全てをこなすことが出来る。効率を上げるため複数台のマシンにそれぞれのソフトを入れたり部分的に別の人がやることもできる。出来る内容は大手ポスプロとなんらクォリティに差はない。
マシンスピード、信頼性、作業環境の違いと言えるだろう。

このようにポストプロダクション作業はノウハウさえあればワンマンオペレーションが可能だが撮影はワンマンで出来る範囲は限られてくる。しかも編集はスタジオ内にこもっていれば何本でも同時進行(タイムシェアリング)が出来るが撮影は一旦外に出るとその仕事しか出来ないし移動時間も仕事のうちになる。それほど時間の無駄が多いロケ撮影に何人ものプロスタッフが関ると人件費だけでも凄い事になってしまうのだ。
人数が多いとまとめるのも厄介で調整するためだけの人が増えたりする。
照明のセッティング中何も出来ないスタッフもいるし撮影中はまた休憩の人もいる。
ロケ撮影はどれだけ効率良くやるかがコストの分かれ道になる。
ENGカメラと三脚、カメラマンだけであれば最もシンプルな撮影スタイルと言える。
しかしここに照明や音声の収録、特機を使っての移動ショットなどが加わるとたいがいは複数人数でやるのだがこれを1人でどこまで出来るか…というか1人で出来る範囲はどこまでなのか。そうしたワークフローから選ばれた機材群である。

ロケスタイル ロケ車両篇

早速来週ロケがあるのでテストがてら機材を積んでみた。
予想はしていたがランクルは荷物室が意外と狭い。以前乗っていたランクル80の方が広かった。どんどんラグジュアリーになってきて内装が分厚くなってきているのだろう。
そのためか荷物を積んで走ってみたがほとんど荷物のガチャガチャ音がでなかった。これはありがたい。
今回は照明関連が中心で撮影機材は乗せていない。全てを乗せようと思うと棚が必要かなと思った次第である。しかし今まで書いた機材を全て乗せるのは無理そうだ…
インバーター電源も取り付けようと思えばバッテリーとインバーターの設置場所も確保しなくてはならない。レフ板のカポックが90×90あるので立てて入らなかった。そのため天井に置ける様ナイロンバンドを張って乗せてみた。
なかなかいいアイデア!
ほぼ積みっ放しにしようと思っているのであまり上まで積み上げてしまうとルームミラーが見えなくなって危険だ。棚を作っても背もたれの高さまでにしようと思っている。

2009年04月20日

システム更新

ここ暫くは大きなシステムの更新はなかった。HDの進展状況、景気の動向などの影響であまり触手が動かなかったと言うのが理由だろうか。
まあそういう意味ではロケ車両としてのランクル導入は大きな動きなのかもしれない。
そんなきっかけもあり次期システムをいろいろ考えたりもするのだがやはり大きなネックはHDの大幅な遅れだ。今最先端のカメラや編集システムを導入しても現実的に動き出す頃には古くなっていると言う可能性が充分あるからだ。実際早々と導入したプロダクションの機器は既に2世代ほど古い…
御多聞に洩れず当方で導入したHVX200も4年目に入り既に世代交代しており後継のHVX205Aさえも新品が定価の45%で売られている始末である。
しかしそうかといって新世代の機器がそれほど魅力的かというとそれほどでもないし今更SD機器を導入するのもありえない。というわけでちょっと牛歩的発想だがこの価格低下したHVX205Aをロケ専用カメラとして増設するのはどうかと思いついた。

ランクルと一緒で何も最新の高いものを買う必要はないのだと。よほど革新的なもので先行者利益が見込めるものであれば高くても導入する価値はあるのだろうが現時点でそれに当たる製品が見当たらないし近々出そうもない。先に書いたようにデジタル一眼のムービーは非常に興味をそそる。しかしまだ完成度も低いし 1〜2年以内にそれなりの商品か出てくるとは考えられない。
205であれば200用に購入している周辺機器がそのまま使えるというメリットがある。ワイコン、バッテリー、データインターフェース、グライドカム…諸々。200より若干スペックアップもしている。暗部ノイズが減少、レンズのワイド化など200で不満な部分が多少解消されているのだ。何よりも安い。なぜ、ほぼ同じ性能のカメラを2台も導入するか?単にスタジオ用とロケ用と別に設定しておきたいと言うだけである。実際に使うとき細かい設定が違うのだ。使用頻度が少ないためそのあたりの詳細設定を変更し忘れることがあったりする。それを避けるためカメラ毎にスタジオ設定、ロケ設定にしておけば安心と言う非常にずぼら発想ではある。

ではどちらをロケ用にするかだが205Aをロケ用にしようと思っている。スタジオの場合充分な光量があるので暗部ノイズはあまり気にならないがロケの場合は照明不足はよくあることだ。またワイド化もロケの場合ありがたい。もともと狭いスタジオはワイド化は必要ない。ということでHVX205Aの増設を検討中である。三脚もロケ用のものを用意したいと考えている。スタジオではクロマキー撮影がほとんどなのでカメラを振ることはめったにないがロケではパンチルトは必須である。となればVintenくらいは必要かと考えたり…収録用大容量P2メモリーもいるし。。けっこうかかるな(笑)

2009年04月24日

春の新製品

NABに向けて業務用映像機器の新製品が続々発表されている。
ProRes422収録できるレコーダーが登場した。今のところ録画フォーマットに業界標準がないため編集機に合わせたりカメラに合わせたりとばらばらである。
クォリティ的には4:2:2 100Mbps以上欲しいところだが肝心のSONYはこのランクの製品を発表していない。パナソニックはAVC-Intra100、CanopusがCanopusHQ、アップルがProRes422と言った感じだ。
当方では撮影にDVCPRO100で編集がネイティブかCanopusHQでやっている。AVC-Intra100はデータが軽くていいのだがカメラも編集システムも更新しなくてはならないしレンダリングが重いという難点がある。そう考えるとHD-SDI→CanopusHQのポータブルレコーダーがあると便利だ。カノープスが開発してくれるといいのだが。
AVCHDのラインナップも増えてきたがこれは画質的には制作用と言うより機動性を生かした報道系のカメラという位置づけだろう。
新製品は見ているだけでワクワクする。

2009年04月25日

デジタル一眼スタイル

動画対応デジタル一眼が面白い。
キャノンの5DMarkⅡはフルサイズ素子ということでかなり注目されているが露出制御に問題がある。使えなくはないが使い辛いということだ。
今回発売されたパナソニックのGH1はマニュアル設定もありムービーに対応したレンズも一緒に出た。とはいえ電動ズームが付いているとかではないようだが。
なんと言ってもこのカメラは液晶モニターがフリーで動くのがいい。5Dは背面固定なのでアイポイント以外のアングルでは撮影者が無理な格好で覗かないといけない。
このサイズのカメラになるとどうやって撮っていいのか迷うがグライドカムとの組み合わせが面白いのではないか。もちろん被写界深度の浅い映像などは三脚を据えてじっくり撮るのだが小型ゆえスムースシューターなしで片手でホールドしてもけっこう長時間撮影に耐えられそうだ。
ワイド短も28mmあるしオートフォーカスも実用的?な気がする。コスト的にも安いしロケ用カメラとして試してみるか?

2009年04月27日

デジカメがCMを変える?

これだけ低価格でコンパクトなデジタル一眼が放送用ビデオカメラと大差ない画質で動画が撮れるとなるとどうなるのかシミュレーションしてみよう。
お手軽映像はYouTobeなどの普及でも周知の事実である。しかしこれらはネット配信と言うこともあり画質は二の次である。とはいえ最近はハイビジョン画質での配信も出て来たのだが。
一方の地上波はデジタル放送への転換期でありSD素材であってもとてもクリアーに放送されるようになった。ネット配信とは転送レートが一桁違う。それ以外にも地上波CMは放送料が非常に高いがネット配信は基本的に無料である。この差は大きい。
そんなわけで地上波CMは時間単価でいうと映画並みの制作費がつぎ込まれる。
しかしそれはナショナルスポンサーでの話である。

ローカルでは放送料は試聴エリアに比例して安くはなるが鳥取のような大手企業の少ない地方にとっては高い宣伝材料と見られているようだ。
なのでCMの制作費も極端に低く抑えられてしまう。なんとENGのビデオクルーを出す予算さえないと言うのが現実なのだ。もちろん無名でもギャラの発生する出演者など使えるはずもない…これは特に私がいる東部から中部にかけての特殊事情であるようだが…
そんな予算でどんなCMが流れているかと言うと大半は静止画フリップと局アナのコメント読みと言うパターンであった。この場合ビデオプロダクションは介在しないので制作費はフリップのデザイン料だけである。近年はこのフリップにする写真や文字情報を元に擬似動画に仕上げるローコストCMが増えてきた。
これにしても映像はデジカメの静止画写真である。

山陰の放送局がこの春から完パケ搬入となった。つまり先に書いたフリップデータ+局アナという形式が廃止され静止画CMであってもビデオプロダクションでナレーションを用意し静止画と一緒にビデオテープにして搬入しなければならなくなった。要するに制作費がかかるようになったと言うことである。
未曾有の不況もありローカルスポットCMはどんどん減少してきている。
そこでやっと本題に戻るのだがあくまでも鳥取東部の特殊事情という観点で書いているのでご了承いただきたい。今まで静止画フリップや擬似動画の写真は誰が撮って来たものだろう?出元ははっきり知らないが大半は写真素人のスポンサー担当者だったり広告代理店の営業さんだったりする。一部チラシなどのために撮ったプロのカメラマンの写真もあったりするがCMのためだけにプロのカメラマンに発注することは稀のようだ。
ましてやビデオカメラとなるとカメラマンや機材費ということで費用はアップする。
ではこういった素人カメラマンさんにこのムービーデジカメを貸し出して動画を撮ってもらうというのはどうだろうかと言うことである。非常に無謀な発想であることは承知である。しかし今までの流れを考えるとそれでも次の一歩であることは確かなのだ。人件費を上乗せできないのであれば今やっている人がもう一歩上の作業をすればいい。

と、そんなに簡単なことでもないのだが動画となるとカメラアングル以外にカメラの固定、あるいは動きと言うものが伴うのでスナップ写真のようにはいかない。それなりのトレーニングは必要だ。かといってプロのCMカメラマンのような映像を期待するわけにもいかない。せいぜい運動会で子供をビデオ撮影するより安定した映像を手がけると言った程度か(笑)このカメラは電動ズームを持ち合わせないので動きのあるカメラワークは手持ちかビデオ三脚を使ったパンチルト、浅い深度を使ったフォーカス送りといったカメラワークと被写体自体が動くものであるという選択である。つまり効果的な動画が撮れない場合は静止画にしておき後処理でデジタルズームやパンチルト処理をする方が滑らかだしトリミングも正確になる。画像のレタッチも容易なのでクォリティの高い素材になると言えるのだ。

特にカメラワークにこだわらなくても風が吹いていれば風景は動くし店内で人が働いていれば動きがある。こんな場合は動画モードで三脚に固定して撮影する。あるいは光学式手振れ補正を使って手持ち撮影というのもある。最近の撮影テクニックとして意識的に揺れるカメラワークでアクティブなイメージを醸し出すといったことも増えてきた。
大型のカメラと違ってこのようなカメラだと揺れ方が細かい。
それはそれで面白い効果になる。また720/60Pモードがあるので後処理で2倍スローを画質低下なしで変換できる。そうすると手持ちの揺れも心地良く見えたりする。
それなりに短時間講習とテスト撮影なども必要だろうが、ビデオカメラは使った事がなくともデジカメを使ったことのない人はほとんどないだろう。
ちょっとしたコツを覚えればそれなりの映像が撮れると思うのだがどうだろう?
ひょっとすると超低予算で意外に面白いCMが作れたりするかもしれない。
不況の時は頭と体を使うしかないのだ!まずは考えてみる。それから行動…

2009年04月30日

ライティングケース

KATAというメーカーのライティングケースを注文した。
今回久々のロケでライト一式をランクルに積み込んで行ったのだがライトスタンドの運搬がけっこう面倒だったためだ。ナイロンバンドで2本を縛って運んでいたのだが複数本だとガチャガチャ動いて緩んでしまうのだ。車に積んでいてもスタンド同士がこすれあってガチャガチャ音を立てたりする。
そこで前から目をつけていたこのケースを注文した。ケースと言えどもけっこうな値段である。¥47,000もする。ただこのケースは優れもので丈夫なだけではない。
最長110cmまでのスタンドがポケットに収納でき、丸めると一本の三脚ケースのようになる。上部の蓋を開けるだけで中の機材を取り出せるというものだ。
一度に6本運搬できるため実に便利だ。
ところがめったに出ない商品なのか納期が3ヶ月…今から作るのか?みたいな納期だ。ま、急いでいるものでもないので気長に待つとしよう。

2009年05月07日

LED照明

まだ価格は高いが今後このような照明器具が中心になっていくのは間違いないようだ。
見た目大きそうに見えるがサイズは350*350*90とコンパクトだ。重量は3.4kgあるから手持ちとはいかないが明るさは1KW相当の5600Kだしランプ寿命も5万時間と意外にお徳感がある。とはいえ16万円は微妙だ。
1KWといえども350mmのサイズはディフィーズと見るかスポットと見るか…扱いも微妙なサイズではある。LEDは意外と照射角度が狭いスポットなのだ。
消費電力は100Wだからスポットとして1KWのデーライトを使うとすればかなり有効だ。
テレビ局のスタジオなんかにいいかも。明かりと言ってもいろいろな光線が必要になる。
面光源はどのような灯体でもディフィーズしたり反射する事で作ることが出来る。
しかしピンスポットや平行光線は点光源にレンズを組合わせて作られる。
これはタングステンやHMIのような高温系の灯体しかない。
蛍光灯やLEDは消費電力、発熱量が低く長寿命といいことばかりのように見えるがまだ価格が高かったり光線の種類が少ないなど問題も多い。

2009年05月21日

実践ロケ

大阪ではかなりメジャーなCM制作にも関っていた訳だがCGや特殊効果なのでロケ撮影とは無縁だった。合成素材撮影のときはスタジオに立ち会ったりCGのチェックで監督に見てもらうという目的でスタジオ撮影現場に出向くこともよくあった。そんな関係でスタジオ撮影に関してはかなり詳しくなった。もちろんポスプロ作業にも立ち会うことも多く今に役立っている。しかし残念ながら録音やMAには無縁だった。
こちらに帰ってからはポスプロ作業だけで行くつもりだったが外注先が少ないのとコストがかかるため自前でなんでもやらなくてはならなくなってきた。まずは音声、ナレーション録音やMAである。参考になる書籍も少なく独学でやっていった。
そしてスタジオ撮影。まさかホームシアターとして作ったこの部屋をクロマキースタジオとして使おうとは自分でも思いもよらなかった。

最も自信のなかったのがロケ撮影だ。スチルカメラで撮影したり遊びでビデオ撮影もあるがCM撮影が出来るだろうかという不安があった。しかし結局ビデオ撮影できない予算となると営業さんが撮ってきたデジカメの写真を加工しているといった現実なのでまぁ自分でも何とかなるのではとやっと動き出したと言うわけだ。
シミュレーションだけしながらいろいろ機材を揃えてきたわけだが実際にロケに行くとあれも欲しいこれも欲しいといろいろ便利なものが欲しくなる。
今欲しいのはバッテリー駆動できる中型のLEDライトだ。ワンマンオペレーションではACを確保してバンクライトをセットするのはけっこう手間である。
そしてワイヤレスマイク。現在取り合えずという安いセットはあるがほぼオモチャみたいなものだ。上を見ればキリがないがある程度の性能のものが欲しい。ただロケで音声収録までやるとなるとはたしてワンマンオペレーションで可能なのかと言う疑問も出てくる。

2009年05月22日

バッテリーライト

一般的には大きな鉛電池とハンディーのハロゲンランプなのだがCMでは使いづらい。ある程度の光量と面光源であること、デーライトといった条件が付いてくる。
一般のものは150/250のハロゲンに反射傘が付いてくるが直径は10cmくらいなものなのでほぼ点光源といえる。
バーンドアにトレペをつけて色温度フィルターをつけるとかなり光量は減り250Wでも1/4以下になりそうだ。
写真はFLOLIGHT LED500 ¥96,390というLEDランプである。100Vと12Vで使え、消費電力は40W、明るさはなんと!タングステン500W相当というからすごい。
色温度は5600K。発光面は350×200と小ぶりながら面光源となる。
バーンドアーが付いているので更にディフィーズしたい場合はトレペが使える。

なんといっても便利なのはDC駆動である。蛍光灯照明も便利ではあるがかさばるのとACに頼らざるを得ないというのが不便だったりする。IDXのバッテリーで2時間は使えるのだ。しかも立ち上がりが早いのでHMIのように無駄な電力を使わない。
電圧が下がっても色温度の変化がないなどメリットが多い。
LEDの寿命も長いしだんだん価格も収まってきた。灯体、バッテリー、充電器、変換ケーブルなどフルセットで20万円である。
この上に1KWタイプもあるがワンマンロケであればこのサイズがぴったりではないか。重量も2.25kgとまあまあである。

2009年05月24日

電動ドリー自作計画

モーションコントロールカメラを作りたいなぁと思ったのが1980年スターウォーズのメイキングバイブルを見てのことだった。
1990年過ぎ、バブル絶頂期に工業用ロボットを使って撮影したりステッピングモーターを購入してアルミを削りだし全くの設計から造り上げたこともあった。
思えばもう30年。プラモデル感覚でそんなものを作りたいと思い続けているのだ。
最近頻繁にロケに出かけるようになりロケで使えるバッテリー駆動の簡易モーションコントロールが作れないかと妄想中。
ロケ用ということでPtoPのスロースタートストップのシンプルなものがいい。リモコン雲台などが売られてはいるがポジションメモリー程度はあってもモーションコントロール機能まで付いているものはなかなかない。
パンチルトの複合コントロールをする場合かなり複雑なコントロールを必要とする。さらにズームやフォーカスも絡んでくる場合もある。そうなってくると現場でのティーチングに時間がかかりすぎると言う問題もバカにならない。
というわけでまずはドリー、つまり直線レールを移動する簡易モーションコントロールが出来ないかと。
もちろんモーターはDCドライブである。スピード調整は欲しいがスロースタートエンドは必須でなかったりする。
これは市販しようとか考えてないので自分の使用目的のみに合っていればいいのだ。
パーツになりそうな部品を物色中である。

2009年05月25日

続ドリー計画

まずは安く付く方法を考えてみる。
失敗するかもしれないのであまり高いパーツを使うのはリスクが高くなる。と、いろいろ考えていて問題なのはモーターとスピードコントロール部分だ。電動雲台が安いもので6万円のものがある。しかしこれをばらしてパーツとして使うにはもったいない。
ふと思いついたのがラジコンである。最近ラジコンは安くなった。僕らが子供の頃は高価なオモチャで大人でも簡単に買える代物ではなかったように思う。
最近では1万円を切るようなものまである。レーシングカーだと早すぎる(笑)サスペンションもあるのでカメラが揺れてしまう。ここは戦車がいいのではないか。
もちろんキャタピラーなどは使わない。走行部分のみで駆動輪にアルミパイプに食いつきがいいようプーリー形式の車輪をつけてはどうだろう。つまり2本のアルミパイプを鉄道のレールのように平行に置きその上を走らせるのである。
2本のパイプは2m、38φのものがあるのでこれを幅30cmくらいで固定し写真用三脚2台の上に簡単に固定できるように作る。
そしてその上に戦車のシャーシー部分を乗せて走らせる。戦車の上部にリモコン雲台を乗せ、その上にカメラを乗せる。
移動とパンを同時に動作させることが出来る。カメラからはモニター出力を取り出し手元で画像確認できるようにする。
この移動速度とパンニングの速度、調整が難しい。パン速度は電動雲台にスピードコントロールがあるので固定できる。ラジコンはどうなんだろう?ジョイスティックで速度調整?いずれにしても一定速で固定というのが難しいかもしれない。安いラジコンの箱を見ていたらスピードはHi-Loとか書いてあったものがあった。しかしこれだと動き出しが急すぎてカメラが転倒してしまうかもしれない。
それよりもモニターを注視するあまり戦車がレールから落ちるという危険もあるのでその辺りの安全策も考えておかねばならない。

2009年05月28日

5D MarkIIがマニュアル動画対応に!

これは大きなニュースである。
今までその大きなポテンシャルゆえ、映画関係者などに注目されながらもなかなかプロの現場に導入されなかったのは露出がオートしかなかったからだ。
マニュアルしかないプロの世界にオートしかない?って… AEロックを使ったりいろいろと面倒でも工夫して使っている人もいたようだがありえない。
ただでさえデジタル一眼という形態。ファインダーやレンズ操作の不自由さもあり決定的な露出問題。やっとこの大きな露出問題が解決されたわけだ。
しかし操作性は決していいものではない。
ここ数ヶ月ロケ撮影をちょくちょくやるようになって、やはり電動ズームは欲しいと思ったわけで5Dをウチのメインカメラにするのは難しそうだ。ただズームが欲しいだけなら5Dはもともとスチルカメラ。ブツ撮りなら高画素の静止画を撮っておいて後でデジタルズームをするというのもあるにはある。
しかしファームウェアでの対応とはいえキャノンがそのようなニーズに対応して改良してきたと言うことは大きな動きなのだ。つまり需要があると踏んだわけだ。
そうなると他メーカーも含めフルサイズあるいはAPSサイズのムービーカメラを新たに開発しようと言う動きは必ず出てくるのではと期待するわけだ。

2009年05月29日

アクチュエーター

CMを見ていたら今やろうと思っている簡易ドリーで出来そうな移動ショットオンパレードの作品が流れてきた。ワンカットは数秒、住宅メーカーのものである。
この動きならストローク50cm位で充分じゃない?と思ったわけだ。たぶん実際の撮影はその都度レールを敷いて撮影しているのだろう。
設営の手間を考えてみた。先の5DMarkⅡで撮影するとすればかなり軽量である。例えば写真用三脚のセンターポールがエレベーター形式になっているようにシャフトの先端にカメラが固定でき伸縮できるアクチュエーターを考えてみる。そのアクチュエーターをビデオ用三脚に固定すると左右のドリーだけでなく前後のドリーが簡単にできる。シャフトそのものが伸びる形になるため自分のレールが見切れることはないし狭いところにも入り込むことが出来る。更に上下や斜めでのストロークが可能なためクレーンのような効果も得られる。
バッテリー駆動でストローク500mm、構造次第では長いシャフトもできそうだ。これは画期的かも…
構造デザインをCGでやってみるかな。どっかのメーカーと共同開発でもやってみますか…

2009年06月01日

電動ドリー

デジタル制御も考えたがロケ用でバッテリー駆動を考えるとセッティングも含めてけっこう大掛かりになるしコストも馬鹿にならないので今回はやめることにした。そのうちリベンジも考えてはいるが…
まずは電動リモコン雲台。パンチルトはこれを三脚に取り付けてそのまま電動雲台として使える。ジョイスティックによる加減速が出来るのか実機を見ないとスペックだけでは良くわからない。スピードコントロールがあるところをみると定速動作が基本なのだろう。とはいえ、立ち上がりに大きなショックがあるとも考えられないし…
この雲台はDAIWA MVH-20 ¥55,800(フジヤエービックプロショップ)である。ACと電池駆動ができ、リモコンは付属だ。パン300°ティルト±30°最大荷重5Kg。
一般的には小型でも数十万からする電動雲台。
この価格は非常にリーズナブルだ。電池駆動と言うのもありがたい。

もう一つのこの小さなドリーはDV CADDIE DVCA-D1 \32,800である。これはレールも雲台も別と言う要するに車輪とカメラポールだけの機材である。
自作してもいいようなものだがここまですっきり作れる自信もないのでこれは買いである。ただ足の踏ん張りが小さいため安定感に欠けるが二本のレールに吊るす形で使えばけっこう安定しそうな気もする。
この二つでどうやって電動ドリーを構築するか…最初はモーターをばらして自走式も考えたがちょっともったいない。そこでかなりローテクな方法を考えてみた。牽引である。
しかもタコ糸による巻き取り…ほとんど小学生の工作か!ってノリである(笑)
しかし小学生とちょっと違うアイデアも盛り込んである。

基本的な構造としては電動雲台のカメラを乗せるところに糸の巻取りができるプーリーを乗せてパン300°の回転を使って糸を巻き取ると言ういたってシンプルな発想だ。
先にも書いたようにこのリモコン雲台は定速ベースのようなので加減速を作るためプーリーを図のようにハート型にしてS字加減速を作りだそうと言うものだ。さすがにこの発想は小学生には出来まい(笑)
移動距離はカムプリーの直径に依存する。正確な計算はややこしいので省略するが直径30cmだとすると60cmくらいだろうか。
50cmで1m。ドリーは軽く動くのでトルク的には問題ないだろう。
もう一つローテクアイデア。カムプーリーを二重にし、牽引用より僅かに大きなプーリーを取り付ける。図の色違いの部分だ。この大きな方をパン棒に取り付けて一緒に引くとパンをしながら移動すると言うスーパーショットが可能になる。実際大型のレールドリーとカメラマンがパンをするショットでスムースに動こうと思うと相当な訓練を必要としそうなショットである。ドリー移動だけでさえ人が動かすと定速は期待できないわけだし。
これを一発で電動にしようと言う優れものである。パンの振れ角はタコ糸の取り付け位置で調整できる。つまり回転軸の近くに取り付ければ大きく振るし端っこに取り付ければ少ししか振らないということだ。

このプーリーは完全に独自制作なのだがアクリル板をミシン鋸で3枚切り取る。
上下のプレートだけ2mmほど大きく作る。切り取ったエッヂを面取りして3枚を接着すれば完成である。レールだが1.5mくらいの板の上にアルミパイプをホットボンドで固定する。この板の端に巻き取り用電動雲台を固定できるようにする。
撮影する時はこのレールを2台の三脚の上に固定する。
三脚とレール板はクイックリリースアダプターで簡単に取り付けられるようにする。

カメラポジションはこの三脚の高さで調整する。地べたに置けば超ローアングルのドリー撮影が出来る。今回は実験的な意味合いもあるので全てのパーツは失敗しても単体で使えるものを選んだ。
これでうまく行けば次回はデジタルコントロールにステップアップということになる。

2009年06月02日

ドリーのためのパーツ

かなり以前にロボット研究のためにと購入したオモチャロボットがあった。
組立て式で5軸動作できる。
乾電池でおもちゃ用のマブチモーターをON/OFFするだけのものだ。
各種ギヤーで減速したり角度を変えたりしていて興味深い。もう10年くらい前に購入したものだろうか…単一電池が4本入れっぱなしになっていたがさすがに動かなかった。しかし液漏れはなく最近の電池は良く出来ていると感心した。これを見つけたので電動雲台は購入をやめた。パンチルトだけならなんとか今の三脚で間に合いそうだから。とりあえずドリーだけ注文した。
話は変わるがLEDライトの小型のものが出ていた。
小型カメラのバッテリーで駆動できて100Wのハロゲンライトと同等の照度という。
LEDなので広がりはない。照射角40°である。
0〜100%と調光も出来るのでカメラトップに乗せて補助光にするにはかなり便利そうだ。

2009年06月03日

ドリーが届いた

取り説を見ると完全に輸入物だった。日本語が書いてない…まぁ特に複雑な機能もないので見ればわかるが。とはいえ、車輪の一つにダイヤルのようなものが付いている。なんかのアダプターが取り付けられるようになっているのかと思ったが使い道がわからない。
1割程度しか理解できない英語力で取り説を読んで見る…わからん(笑)
外す方向ではなくネジを締めて使うのではないか…締めていくと車輪が回らなくなる。ということは車輪に粘りを与えるためのダイヤルではないかと…
たぶんそうである(笑)テーブルの上で転がしてみる。
本体の重量もそこそこあるため非常にスムースに転がる。これはいい♪
雲台は付いていないのでとりあえず写真用のリンホフの自由雲台を取り付けてみた。
このリンホフの雲台、小型で一般的な雲台に見えるがかなり高性能。

通常写真用雲台はロックして使うため動きはぎこちないものが多いのだがこれはオイル雲台のようなパンニングが出来る。
単にグリスが塗ってあるだけなのだがさすがリンホフ、工作精度が高いのだろう。
早速クイックリリースアダプターを取り付けカメラを乗せて試してみた。
う〜む。電動にしなくてもCM用の数秒カットなら問題ないかな?というわけで来週早速ロケがあるのでこのままで使ってみようと思う。
あとはレールだ。ありモノで使えるものはないかと探したがもう一歩というところ。
ステンレスパイプや棚板はあるが重量や見た目を考えると…
そんなわけで本日ホームセンターでアルミパイプと集成材の板を買ってきて工作してみようと思う。とりあえずなのでありモノサイズ90cmで作ることに。
スタンドは照明スタンドでも以外にしっかりしていることがわかったので16mmダボで簡単に設営できるようにレールに金具を取り付けることに。
ということで完成したらまた写真を載せようと思う。

2009年06月04日

ドリーレール制作記

ホームセンターで材料を買って来た。集成材150*900*15、12φの塩ビパイプ1m*2本、ロングナット50mmM8*2で\1,500ほど。
ガレージでボール盤を取り出し穴あけ、そしてバンドソーで溝切り。組み立てて出来上がったのが写真のもの。
早速照明スタンドに取り付けてカメラを乗せ試し撮り…
なんとなくいい感じ…しかしかんとなく安定感が悪い。
そこで望遠にして転がしてみる。やはりけっこう揺れている。
原因は前後のねじれだった。横向きはスタンドが2台あるので比較的安定しているのだが板に付けたボルトあたりからねじれているようだ。

ドリーの踏ん張り幅が狭いため僅かなねじれがカメラの揺れになって出てくるのだ。
ワイドではあまり画面に影響ないものの大画面で見れば気になってくるかもしれない。
ためしにリフトできる600×900のテーブルに乗せて同じように望遠で撮ってみた。
(右の写真)こちらの方がはるかに安定している。
それならこのテーブルをロケに持ち込んだほうがいいかも。
くやしいので照明スタンドの替わりに頑丈なジッツォの三脚と板をクランプで固定してやってみた。多少安定するがやはり木製の板というのに問題がありそうだ。
ひょっとすると塩ビのレールを両端だけで固定しているというのも不安定要素になっているかもしれない。材料をケチったせいでもある。

いずれにしても2点だけで支持するとい方式には限界がありそうだ。
4本足で頑丈な構造で考え直すことにする。ただレールを持ち込むだけがこのドリーの使用方法ではない。現場で平坦な床やテーブルがあればそれを利用することは可能である。
もう一つ、リンホフの自由雲台だがやはりビデオ用に流用するには構造的に無理があるようだ。ネジでロックしないと僅かに遊びがあるためぐらつきが出てしまう。
そういう意味ではビデオ用三脚が高価なのが納得できる。
ネクストチャレンジ!

ドリーレール制作記2

ネクストチャレンジである。
前回の失敗は剛性が足りなかったことが原因なので今回はとにかく頑丈なパーツをしっかりした組付けでというのがテーマである。
まずレールだがマンフロットの42φ2mものがガレージにあるのでそれを使ってみようと考えていた。しかし2mというのは車に積みにくい。ふと、目をやるとオートポールがあった。専用レールではなく現場で簡単に組み上げられる中空レールにできないか!と考えたのだ。写真のオートポールは縮めると1.5mになりランクルに横向きに収納できるし単品であれば撮影時いろいろ便利に使える。伸縮のための金具があるのでレールとしてのストロークは1m。十分である。
中空型といったのはレールの下に板を置かず両サイドだけで支持するという構造からだ。問題はその両端の固定具をスタンドに取り付ける構造である。
照明スタンドは17φのダボ受けだがここに16φの軸を挿入して横からネジで締めるだけの構造。これではねじれに非常に弱い。そこで固定具に縦溝を作ってスタンドのシャフトをかませようと言う荒業である。これでほぼ前後のぐらつきは解消できる。スタンドももう少し重量級のものを使ってみようと思う。
ついでに自由雲台もグレードアップ。クイックリリース付きのマンフロット最小のオイル雲台を注文した。これで手動パンもスムーズに出来るはずだしぐらつきもなくなる。
というわけで出費は前回1500円だが今回は雲台分2万と固定具材料1000円ほどかかりそうだ。この雲台はハイハットにも使えるよう75mmアダプターポールも注文している。各種パーツが揃うのが今月末くらいになりそうなので完成はそのころに。つづく。

ドリーとりあえず完成

オートポール、寸法計ったら45φだった。照明スタンドに強固に取り付けるためのアダプターを自作。
左が揃えた材料。加工し易いため硬い角材を利用。ボルトや押さえ金具、太目のドリルなどをホームセンターで揃え最終設計図を調整。出来上がりが真ん中のもの。スタンドのポールを挟み込んでステンレスプレートを蝶ネジで押さえ込んで固定という方式。実際やってみたら実に強力。
ポールと一体化したかのよう。オートポールはそれなりの自重があるので溝に落とし込むだけで動かないだろうと言う予測が的中。一応固定するためのビニールバンドを通す穴はあけておいたのだが不要だった。
早速カメラを乗せて安定度を試した。望遠でのドリー…やはり望遠ともなると僅かな揺れが映像に出る。ふと気がついたのがこのドリーの構造。センターに約 100mmのポールが立っている。これは三脚ネジで取り付けられているだけで簡単に外せる。
このポールのせいで揺れが増幅していたのだ。

そこでベースに直接自由雲台を取り付けた。そうするとやはり揺れはかなり収まった。
カメラ部分を手でゆすってみるとどこが弱いのかよくわかる。
オートポールも真ん中辺りにいるとそれぞれのたわみによって前後の揺れとなる。
照明スタンドもやはりポール径が細いため僅かにしなる。
自由雲台のジョイント部も多少遊びがある。
あくまでも最望遠にしたときわずかな衝撃でも揺れてしまうと言うレベル。
そーっと押してやるとほぼわからない。
ということはワイドで使う限りではまったく問題ないレベルだと言える。
手動ではこの程度が限界かも。そう考えると数十万するドリーシステムで本当にスムーズに動いているのかだんだん疑問が湧いてきた。レールのポール自体それほど太いものでもないのに枕木のピッチはけっこう広めだ。あんなところに何キロものカメラと三脚が乗ってしならないんだろうか?レールの幅もそれほど広くないのに三脚の高さはけっこう高めで使ってるし…ん〜不思議。
とりあえず今回のドリー、来週のロケで使ってみようと思っている。

2009年09月24日

便利工作

ワイヤレスマイクを2セット購入したのだが収納するケースに迷っていた。
写真のものはホームセンターにある工具箱である。大きさ的には良かったのだが個々を収納すると収まりが悪く移動中に本体同士がぶつかったりする可能性があった。
そこで改造を企てた。まずは上段の送信機。
昔は東急ハンズに行けばいろんな厚みのウレタンが売ってあったのだが鳥取のホームセンターには硬質ウレタンが置いてない。なにか代替になるものはないかと探していたらお風呂マットがありました。なんと600×600で125円と格安!ハンズのウレタンより一桁違うのではないか?
ま、金額はともあれいろいろ使えそうなのでまとめて購入。それを使ったのが送信機のベースになっているブルーのもの。形状に合わせてカットするのはけっこう難しい。ミシン鋸が欲しくなってきた(笑)
中段は受信機。中段はもともとの仕切りが細かく入っているためこれを貫通させて置けるように部分的にカットした。塩ビで作られた1.5mm厚程度のものだがなかなか苦戦した。アンテナ部分も出せるよう溝を切った。
最底部はその他パーツとハイパーリミッター。ハイパーリミッターの周囲にも軟質のウレタンが貼ってある。2chのワイヤレスをミックスしてカメラに送り込み、残り1chをガンマイクといった使い方が出来る。
たまの工作は楽しいものだ。
次はポータブルモニターを購入してマルチトラックレコーダーとモニターを収納してそのまま操作できるVEラックを作ろうかと思っている。スケッチは出来ているのだがはたしてモニターを買うタイミングをいつにするか?このあたりは次期カメラ、編集機とのタイミングにあわせるべきかと考えてみたり…
話は変わるが今年の設備投資はここら辺にしておこうと決めた矢先にインバーターを注文してしまった。それほど高いものではないのだが…2万円ちょい。
何のためにインバーターを導入したかと言うと、こういったロケ用の機材はバッテリー駆動がほとんどである。
メインで使うとわかっている機材は充電もするし乾電池も用意しておくのだがめったに出番がなく、使っても短時間だけと言った場合にバッテリーは無駄が多い。
そのため車からACを引っ張りACアダプターで使えれば便利だと考えたのだ。
いろいろシミュレーションをしてみるが実は微妙だったりする。大出力のインバーターは直接車のバッテリーから引っ張らなくてはならないので今回は150W正弦波のタイプである。ランクルはバックドアの近くにもサービスコンセントがあるので便利だ。
しかしインバーターを使う場合は近くに車を置いておく必要があるしエンジンもかけておかなくてはならず同録時には使えない。延長コードを使って車を離せばいいとはいえ、そこまでやるのなら近くの民家から電源借りてもいいんじゃないか?なんて…
ま、とりあえず家庭用の液晶テレビをモニターに使えるしLIFA-Fなら一灯分はなんとか使えそうだ。
あくまでも緊急用と考えての設備である。

2009年09月25日

機材収納


2009-09-25 09:
だいぶん機能的な収納になってきた。
とはいえ、荷物室はほとんどが照明関係と三脚で埋め尽くされている。
カメラと音声関係は後部座席に追いやられるのでフル機材の場合助手席に一人乗せるのがやっとである。
カメラと音声機材は単価が高いのと熱に弱そうなので撮影のたびに積降する。撮影後のメンテナンスもあるからだ。
今回積み込みパターンを変えた部分は照明用スタンドバッグを上段に乗せ、10m延長ケーブル類を左のブルーのバッグに収納。
三脚は上段右に置いているのだがここのバーに振動防止用のクッションを取り付けた。
今回は常設工具類も積み込んだ。ガムテープ、両面テープ、軍手、ローブ、ドライバー、ニッパー、ラジオペンチ、ハンマー、カッター…など。
その他音声ケーブルなども工具箱に収納し下段の白いケースがそれである。
ハイハット用に専用の雲台も用意し超ローアングルも三脚を入れ替えなくても即座にセッティングできる。
積み込むだけならもっとたくさんの機材を乗せることが出来るのだろうが機能的に出し入れできるようにと考えるとなかなか積み込み量が限られてしまう。
これでも延長ドラムは奥の方に置いているので取り出すには手前の工具箱を全部出さないといけない。要するに使うプライオリティーを考えて積み込んでいるわけだ。
通常のロケでは10mの延長コードでほぼ足りている。これが2本あるので20mであるドラムは20mなので全部足せば40mだがそんな現場はまずない。
長尺物のオートポールなどを積むためルーフキャリアも考えたが積み下ろしが大変そうなのでやめた。とりあえずショートバージョンのオートポールはぎりぎり後部座席の足元に横置き出来る。
こんな状態なのでクレーンはムリである。
牽引トレーラーでも考えるか?いや、駐車場に入らねぇ…(笑)

2009年10月30日

カッコイイ、ギヤーヘッド

ハリウッド映画の撮影現場の写真でよく見かけるタイプだ。
小型カメラに対応したタイプが日本で発売されるらしい。
いやぁ、見た目もカッコイイが操作性はどうなんだろう?

お手頃価格だったら欲しいなぁ…

2009年11月03日

5D Mark2を使うなら

デジイチの動画撮影ではレンズ交換によるホコリ混入が致命的になる。なのでレンズ一本にボディ一台としてレンズ固定で使いたい。
ならばどのレンズを選択するか。
まずはどうしても使いたいのがTS-E24mm F3.5L II。
映画用のプライムレンズ並みの歪曲のないレンズでしかもシフト、ティルトができる。208,000円
建物を入れ込んだワイド撮影には威力を発揮するだろう。
もう一本はEF85mm F1.2L II USM 超明るいレンズでぼかしを生かした人物撮影にはぴったりである。179,800円
これにそれぞれボディEOS5DMKII 255,200円×2
単焦点では機動性がスポイルされるので汎用カメラにPMW-EX1R 714,000円
これと8インチクラスのHDMIモニター。
こんな構成はどうだろう。

2009年11月05日

機材選定のつづき

編集機、カメラは現状不確定要素が多いため2011年近くまで保留とした。
ところが編集機以外のパソコンがかなり古くなってきた。
3台あるのだが1台は既に遅すぎて最近は立ち上げてない。
1台はwebやメール、フォトショップ、イラストレーター、3DCG、経理、スケジュール…など編集以外の作業をこれでやっている。
もう一台はバックアップ用に購入したものでメインで使っているPCとほぼ似たようなスペックだがadobeのスタジオセットが入れてある。
OSはXPで機能的にはメインで使っているマシンより上なのだがなんとなく使い辛くてナレーションの録音にしか使っていない。

というわけでメインに使っているPCをリプレイスしようと思っているわけだ。
実はこのマシン、windows2000なのだ。しかもフォトショップはv6、イラレはv9と時代物。いろいろと不都合も出てきたというのが理由である。もう6年も使っている。
いろんなものが入っているので入替えがややこしいと思いついつい使い続けているのだ。
どうせ入れるなら64bitでSSDをメインディスクにして…などと思うとまたハードルが上がってしまう。
というのもやはりメインに使うマシンだとプリンターやスキャナなどの周辺機器を繋げないといけないのだが64bitとか特殊仕様にすると不具合が出たりするものだ。

こんな仕事をしているのでコンピュータにむちゃくちゃ詳しいと思われがちだがPCの創生期から触っているので不安定なコンピュータのイメージがトラウマとなり自分で内部までいじる気にならないのだ。
初期のワークステーションやパソコンは少し動かしただけでも不具合が出たり気温や天候によっても調子が変わったりなんてこともあったくらいだ。
電源を落としてしまうと翌日立ち上がらないなんてこともありワークステーションは3年間電源入れっぱなしだったこともある。

というわけで編集機はターンキーで購入することも多くなりパソコンも家電並みに買って来てすぐ使えるマシンになってくれないかなぁと思う今日このごろである。

2009年12月05日

3D映像ビジネス

3D映像を作るには一般のカメラや編集機では対応できない。
それだけに新ビジネスとして注目されている。
一方試聴側もそれなりの設備が必要なため普及が難しいという問題もある。
映画の世界では徐々に普及しつつあるが日本ではいまいちテンポが遅いと聞く。
で、自分で出来る3D映像ビジネスはないかと考えてみる。
映画の場合大きな組織と巨大な資本がないと3Dは現状難しい。
テレビ放送分野も受信機や放送時間などテレビ局を含めた動向に影響されるので時間的にはかなり先になりそうだ。
ブルーレイなどのパッケージもやはり表示装置の普及が問題になる。

展示映像だとその部分だけで完結するので比較的やりやすい。実際20年以上前から立体映像展示は存在する。しかし制作環境は整っているとは思えない。ポスプロで3D映像編集できますっていうのはほんのここ1~2年のことだと思う。
まだまだ情報が少なく大掛かりに3Dやってますと言うところは一握りしかないがそんな時期こそビジネスチャンスなのではと思ってみたり。

3Dはその特殊なカメラを持ち込めば普通のカメラ操作とそれほど大きな違いはない。しかしそれ以前にカメラポジションや視差の設定など特殊な知識が必要となる。フォーカス設定も単にピントがあっていればいいというわけにもいかない。ズームなんかしようものなら視差が大きく変わってしまい使い物にならなくなる。
そんな撮影現場も大きなビジネスチャンスではあるが自分にはちょっとと躊躇する部分がある。つまりロケーションである。撮影は基本的にそこに行ってオペレーションしなければならない。現場に行くのが面倒くさいのだ(笑)

では編集か…と言われると編集もあまり好きではない。監督が後ろに居てあーでもないこーでもないと言われながらオペレーションというのは非常にストレスがたまる。
そんなわがままばかり言ってるとやることがない…
それでもわがままを通すためには人がやらないことをやらなければならないのだ。
VFXという分野がある。ビジュアルイフェクツ、特撮、視覚効果といった技術である。
何を隠そう(笑)僕の辿った道はVFXそのものなのだ。
その昔、スターウォーズ全盛の時代はSFXと言われた。マットペイント、クリーチャー、ミニチュア、特殊メイク、クロマキー合成、モーションコントロール撮影などである。

今はそのほとんどが3DCGに置き換わってしまってその当時の大掛かりなSFXは出番を失ってしまった。そんなわけで僕自身も80年代はアナログSFXにはまったが90年代は3DCGオンリーになってしまった。しかし00以降は3DCGも一般的になりすぎビジネスとしてはハイエンドしか生き残れないほどの市場になってしまった。しかしハイエンドな世界へ行くにはもう気力がなかった…(笑)
現在はローカルで撮影から編集までワンマンオペレーションでコンパクトなCMを製作しているが基本にはVFXがある。

かなり遠回りになってしまった(笑)
つまり3D映像にもVFXは必要になるのだが現状3DCGは簡単に3D化できるのだが特撮やマルチレイヤー編集となるとかなりのノウハウが必要になってくる。
ここが狙い目かなと。
つづく...

2009年12月06日

3Dローコスト制作構想

3D撮影には専用のカメラが必要と書いたがある方法を取ると一般のカメラ1台で撮影することが出来る。
一つはターンテーブルに乗せた被写体(静物)をカメラ固定で撮影するという方法。 非常に限定された手法である。
背景は立体にならない。
具体的には撮影された映像を時間をずらしてLRに振り分けることで視差を得ると言うものである。
小さな商品などをマクロで撮る場合二眼カメラだと視差が大きすぎて違和感が出るのだがこの方法だとかなり小さいものでも全く問題ないというメリットがある。
宝石、時計などの貴金属を店頭で拡大立体表示といった使い方は面白いかもしれない。

もう一つは移動撮影。自動車の中から進行方向に対して90度横方向にカメラを固定して撮影、先ほどと同様時間をずらしてLRに振り分ける。
風景などに利用できる。風景の場合一般的な視差6cmでは遠景に立体感が乏しい。しかしこの方法だと視差を自由に設定でき立体感の調整が出来る。しかも移動しているためよけいに立体感は強調される。
ただ被写体の中に動いているものがあると違和感が出てしまう…

もう一つ、これは実際18年ほど前に僕が考案して子供科学館の展示映像向けに撮影した方法である。
手法はモーションコントロールカメラを使ってLRの視差分カメラをずらして取付けなおし二度撮影すると言うものだ。 もちろん被写体は静物である必要がある。
視差の距離も自由に出来、親指カメラを使ってミニチュアなどの撮影が出来る。このときは3DCGも立体視で作り常設展示館で上映された。
モーションコントロールカメラといえばローコストと結びつかないがこのときに使ったロボットは汎用の小型工業用ロボットで1.2mのレール、6自由度のアームロボットで200万円ほどであった。

これら撮影した映像は2本の映像トラックになるわけだが上映時の機器に合わせてコーディングしなくてはならない。
方法は何種類かあるようで簡単なものでは1フレームの中にLRを半分の情報にして入れ込むわけだがアスペクトを1/2にして左右に並べたりフィールドに分割して入れ込んだりする。解像度は落ちるが汎用的な再生装置が使えるというメリットがある。
再生機は通常の映像再生するのだがディスプレイでこのミックスされた映像をLRに分離し上映する。
試聴方法もいろんな種類がある。 映画館で見られるのは偏光メガネをかけて観賞する方法。メガネが安価で大型スクリーンに投影するという手法に適している。

家庭用テレビに取り入れられているのは液晶シャッター方式。上映時にLRを交互に切り替えて表示、その切り替えに連動してメガネのシャッターもLRで切り換えられる。
メガネは電動で信号も受けないといけないので複雑になり高価になる。
テレビ側も高速シャッター対応の場合は専用のディスプレイになる。
フィールドを使った60Hzのものなら一般のテレビでも可能になるが最近のフラットテレビはプログレッシブだったり120Hzだったりするからあまり一般的とは言えない。
メガネをかけず立体視できる裸眼タイプのディスプレイも存在するが大型化が難しいのと試聴位置が狭いのであまり一般化されることはなさそうだ。

ここにあげた特殊撮影方法はそれなりに低コストで出来るがやはり限定的だ。通常被写体に対する3Dカメラもいろいろ開発されている。
カメラ自体を2台並べて撮影する方式は非常にコストがかかるが一台のカメラのレンズの前に取り付けるアダプタータイプのものも存在する。レンズの前にプリズムと特殊レンズを組み合わせて左右に圧縮された映像を一台のカメラに結像させるものである。画質的に問題もあるが簡易型として普及する可能性もある。

いろいろな可能性を探って実際のビジネスに展開していきたいものである。

つづく...

2009年12月07日

立体映像モニタリング

まだ立体視出来るテレビは一般的に出回っているわけではない。一部フライングで発売されているが方式がまだ固定化されてない現時点では難しい。その昔自分が手がけていた当時ももちろんまともなものはない。
展示映像なので現場で見るしかないのだがまだ建設中だったりする。
フィールドスイッチングの液晶シャッター眼鏡などは通信販売で買うことが出来たが当時はデジタル編集機もないためフィールドミックスする手法がなかった。

そこで裸眼交差視で見ることにした。
ポスプロに並べてある14インチくらいのモニターがあるが横に同サイズに並んでいるものを使う。左に右目用、右に左目用の画像を流すのだがVTR2台を同期させて再生する。
2台ない場合はDVEで横に並べてもらう。
これを正面で目を寄せて交差視するわけである。
これは少々訓練しないと出来ない。
その当時出来るのは僕だけだったのだが…
編集室で「おお!立体になってる!」と驚いても誰も共感してくれないのだ(笑)

平行視という手法もある。
印刷物でよく見かる物だがこの場合目の幅約6cmより広げることができない。
人間の目はなぜか外側に広がらないのだ。カメレオンがうらやましい(笑)
そのため写真のサイズも幅6cmのものを二枚並べることになる。今なら小さな液晶テレビを並べるという方法もあるかもしれないが画像が小さいのでスケール感がなくモニタリングには適さない。平行視も鏡を使ったりレンズを使うことで大きく見ることが出来る。
3DCGの立体視映像を作る時PCモニターに左右のカメラのウインドウを並べた。20インチなので一杯にすると一つのウインドウが幅17cmくらいになる。僕は交差視ができるのでいいが他の連中が確認できない。そのため厚紙と小さな鏡を東急ハンズでで買って来て視線を広げるビュアーを手作りした。
これで誰でも立体視できるようになった。

そんなこんなで3D映像は通常の映像制作とは大きく流れが違うためあらゆる道具や知識が必要となるわけである。

2010年01月02日

2010年計画 (なんかSFチック?)

いよいよ本格的ハイビジョン体制元年である。
数年前フライング気味に一部導入したが結局ほとんどHDとして使うことはなかった。SDとして使っているので無駄にはなってないが…
CMのファイルベース搬入を期に全面的に切り替える予定である。

年末年始のローカルCMにも一部ハイビジョンで制作されたものが流れている。
静止画ベースで動きを付けたものだがSDの場合と大きく違うのは情報量である。
大画面に対して写真や文字の動きだけでは物足らない。
解像度が高いため残った空間処理をいかに使いこなすかという問題のようだ。
SDをそのまま横長にしたようなレイアウトではあまりに間抜けに見えてしまう。
というわけで数年前から準備してきたロケ撮影、スタジオクロマキーの出番である。
とはいえ、製作体制が出来ても企画や被写体の問題が残る。そのあたりも含めた完全ハイビジョン制作体制を整えるべく準備に入ろうと思う。

■ファイルベース納品対応
懸案のHDCAM VTR導入が不要になるので浮いた予算を撮影、編集機材に回せる。
テープ費用も不要になるので制作費の見直しも含めたハイビジョン制作費の再構築。

■編集機リプレイス
現行の機材でもハイビジョン対応は出来るのだが現実的にはメモリー不足に陥ることが多々ありベースマシンの強化を図る。
メインマシンの64bit化、メモリー&ストレージ増強。
納品形態も変わり撮影機材も変わるので各種フォーマットに対応するべく最新版Creative Suite、EDIUSの導入。フォント、素材集の充実。

■フルハイビジョンカメラ
現行カメラの解像度がハイビジョンとしては甘いのでフルハイビジョン対応のカメラを追加導入。
汎用カメラとしてSONY XDCAM EXのPMW-EX1R。
浅い被写界深度と高感度を利用した撮影用にCanon EOS7D+EF-S17-55mm F2.8。
特機にグライドカム、簡易ドリー。

■スタジオハイビジョンクロマキー
HDMI経由でフルハイビジョン4:2:2 160Mbps I-frame収録、ROBUSKEY(クロマキーヤー)

■企画提案
実写ベースの提案。企画コンテ制作。
モデル、タレントのキャスティング、スタイリスト、ロケーションコーディネートなどネットワークを強化。

◆スケジュール
2010.3 サブマシンの導入 デジタル一眼での撮影など。
2010.4 CM搬入形態の正式発表に合わせマシン、ソフトの最終決定。
2010.5 メインマシンの導入
2010.7 撮影機材の導入
・・・
2011.7 CMのファイル搬入開始

と、まぁ大そうに書き上げてみたがあくまでもワンマンプロダクションであり大掛かりに制作費の引き上げなどを考えているわけではない。
ただ現状の制作費ベースでは実写を中心とした展開は難しいので新たに企画提案をし、改めて制作費というものを認知してもらおうと思っている。

2010年01月04日

マットボックス

デジタル一眼ムービーとEOS7Dの関連雑誌をしこたま仕入れて読み漁っている。
DSLR = Digital Single Lens Reflex デジタル一眼レフ
DSLRムービーと呼ぶらしい。 お、覚えにくい…
現行機種で最も進んでいるのがD7だということがわかった。しかし予想通り問題も多い。
フォーカス送りがオートフォーカス前提で作られているため回転ストロークが短く使いづらい。HDMIからモニター出力するとカメラのモニターが使えない。
ライブビューのHDMI出力はフル画面ではない。
音声入力がステレオミニプラグでレベル確認がしづらい。
などなどカタログではわからないことがいろいろありそうだ。
それでも画質が良く、浅い被写界深度と高感度、低価格のカメラというメリットは勝るわけだ。そこで本格的に導入に向けて詳細を徹底チェック中!
軽快に撮影するには本体だけでという選択肢もあるが僕の撮影スタイルに手持ち撮影というのは基本的にないためある程度の重装備は問題ない。

まずレンズ選択。
EF-S17-55mm F2.8 IS USM 標準価格 150,150円
35mm換算の焦点距離イメージで27-88mmの標準域をカバーする。
望遠側が物足らないがほぼこれで全てカバーできるのではないかと考えている。選択理由はF2.8という明るさである。このあたりのズームはほとんど3.5あたりから暗くなるものが多くせっかくの浅い被写界深度を発揮できない。
単焦点レンズを入替えながらというのはトラブルが多そうなので避けるため一本のレンズでカバーできるという意味でこれにした。
ワイド側もビデオカメラのワイド端より広く問題ない。ビデオの10倍以上のズームは歪や色収差などが大きいのでこれくらいの倍率のズームがちょうどいい。
HDビデオズームが50万以上するのにこの価格は安い!
手振れ補正も動画に対して有効らしい。

次にモニター。
5.6"HD LCDモニター HDMI デラックスキット「ソニーLシリーズバッテリーキット」¥86,100(税込)
現場では大きなモニターがあるに越したことは無いがデジタル一眼の場合本体が小型なだけにモニターもコンパクトにしたいという思いが出てくる。
カメラのモニターは背面に固定されているのでローアングルや特殊なアングルの撮影時には全く使えなくなる。そのため外部モニターは必須だと考えている。
被写界深度が浅いと言うことでフォーカス合わせもシビアである。出来るだけ大きく解像度の高いモニターにしたい。パナソニックのモニターも捨てがたいが、とにかく高い。せっかくデジタル一眼という低コスト戦略をとっているのにモニターだけ高いのはバランスが悪いと言うことでこのモニターを選んでみた。
1024×600という高解像度はこの価格で他にない。ソニーの民生バッテリーで駆動できるのは便利。視野角やコントラストなど多少不満もあるが価格を考えるとしかたがない。

保持器具。
基本は三脚である。とはいえ写真用三脚ではパンチルトがスムーズでないためビデオ用三脚を使う。手持ちのマンフロットで充分なのだがもう少し軽量のものが欲しいと思うくらいカメラが軽い…
移動撮影にはグライドカムが利用できる。カメラ、マットボックス、モニター、バッテリーなどを合わせると3kgを越えるのではないだろうか。手持ちではけっこう厳しい。

マットボックス。
なんと!HVX200用に購入したVocasのマットボックスがデジタル一眼にも使えそうだ。とりあえず手持ちのD50をクイックシューかませて取り付けてみたら微調整でぴったりではないか。新規で購入すれば数十万もするマットボックスが流用できるなんてありがたいの一言である。
これがあれば外部モニターやLEDライトの固定やフィルターワークがやりやすくなる。もちろんフードとしても最強である。

NDフィルター。
ビデオカメラはNDフィルターが内蔵されているがデジタル一眼にはない。
浅い被写界深度を活かすためには開放絞りあたりで撮影しなくてはならない。
室内などでは感度調整だけでもある程度いけるかもしれないが屋外になると明るすぎる。シャッター速度を上げるわけに行かないのでNDフィルターで落とすしすかないのだ。
レンズは固定のつもりなので77mmのNDフィルターを2、4、8と揃える手もあるが今後別のレンズを使うことが出てくるとまた揃えなければならない。
ということでせっかくマットボックスが使えるということで4×4のフィルターを揃えてみようと思う。
意外に高いので驚きですが…

2010年01月07日

ロケモニター

ふじのんの気まぐれコラム
カメラ本体にもモニターは付いているのだがたいがいは3インチ程度で見辛いものが多い。
そのため外部に5~9インチ程度のモニターを繋いで見るのだが選ぶのに迷う。
カメラとの接続方法だがハイビジョンになるとHD-SDIかHDMI、D4ということになる。ところが外部モニターは大きいと言えどもフルハイビジョンの解像度を持つモニターなど存在しない。安いものだと640×480以下のものさえある。
解像度の高いものでも1,024×768ドット(XGA)程度でありサイズも含めてシビアなフォーカスを拡大せずに確認することは難しい。

となればVGAクラスの安いモニターでもかまわないのでは?と思ったりする。
ただあまり安いものになると色再現、コントラスト、視野角などが極端に悪いものもあるので気をつけなければならない。
最近のモニターは単体で映像信号の波形モニターが出来たり音声レベルの監視が出来るものまで出てきている。欲を言い出すときりがない。
バッテリーの問題もある。ディスプレーが大型になると使う電力も大きいので大型のバッテリーを使うことになりより大きく重いものになってしまうのだ。

写真のikanはデジタル5.6インチTFT
解像度 : 1024×600
輝度 : 165cd/㎡
コントラスト比 : 200:1
視野角 : 80°(左右)、 55°(上下)
電源 : DC12~24V
外形寸法(幅×高さ×奥行) : 約14.6×11.7×2.1cm
質量 : 約0.3kg
販売価格: ¥86,100(税込)
と、内容からするとけっこうリーズナブルである。
聞いたこともないメーカーというのが一抹の不安を覚えるが…(笑)

2010年01月08日

とりあえず?

マットボックス用に4×4のNDフィルターを注文した。
見積りだけのつもりが「注文しても二ヵ月半ほどかかりますよ」なんて言われたものだから…
一枚約2万円!高っ。0.3、0.6、0.9の3枚を注文した。0.3で一絞り分、マットボックスには2枚スロットがあるので0.6と0.9の組み合わせで5絞り分となる。
F2.8のレンズでもF16の明るさの場面で開放絞りが使えるということになる。
シャッター速度は1/30でほぼ固定、感度はISO200。
最近スチル撮影する時もカメラ任せでEV値気にせず撮ってるからちょっと感覚を忘れてしまった。ピーカンの屋外だともっと明るいかもしれない。
1.2も買っといたほうが良かった?なんて使いもしないものを揃える癖があるので注意!

5D、7Dといろいろ調べているのだがどちらも一長一短。CMに使うなら7Dが機能的にも上なのだがレンズのことを考えるとフルサイズの5Dがいい。
そんなことを考えていると導入タイミングをどうする?ってことになる。
あくまでもDSLRはフルハイビジョンCM製作が目的。となれば編集マシンも64bit化してメモリー増設しないと現行マシンでは力不足。
なによりもCM搬入が現在ではHDCAMのみだから現状ではあまり旨みがないといえる。
とりあえずなんて買ってしまうとまた本番で動き出した時に新しい機材が出ていて買いなおしなんてこともよくある話で…

ということでNDフィルターは何れにしても必要なので注文しておいた。

注文変更

自分でブログ書きながら気がついた!
0.3、0.6、0.9の組み合わせ…
絞り値で5絞りと書いたのだが。

0.3、0.6、1.2だと6絞り分までの組み合わせが2枚で出来てしまうことを発見したのだ。

1絞り 0.3
2絞り 0.6
3絞り 0.3+0.6
4絞り 1.2
5絞り 1.2+0.3
6絞り 1.2+0.6

早速注文を変更した。
これでも足りない場合は1.2を追加になるがその場合は…
8絞り 1.2+1.2 この組み合わせしかない…あまり意味ない?

それだけ濃いNDが必要な場合はリング式のND8をレンズ側に付けるのがいいかも。ステップアップリングで各種レンズに対応させる。実は82mm径のND2とND4は持っていたのだ。
これで最大12絞りまで1絞りステップで組み替えることが出来る。
そこまでシビアに必要か?ってことになりそうだが(笑)

以前NHK技研の技術発表で面白いものを出していた。
液晶で可変NDフィルターを作ると言うものだ。これなら一枚だけ装着しておくだけで絞りのように自由に設定できる。
どっかのメーカーで出さないかなぁ。
偏光フィルターを二枚重ねて角度調整によって光量調整するって言う荒業もあるけど光学性能としてどうなんでしょう?試す価値はあるかも…

調査続行

更に調べてみました。

・EV16 快晴(海/山/雪)
・EV15 快晴
・EV14 晴
・EV13 明るい曇
・EV12 薄曇/日陰
・EV11 曇
・EV8 明るい室内
・EV6 暗い室内

CMは基本30Pで撮影するのでシャッターは1/30。フィルムムービーカメラではロータリーシャッターなので最大開角度は180°までしかなく必然的に 1/60になってしまいます。デジタルカメラは物理的シャッターがないのでシャッター開角度は360°つまり1/30のシャッター設定が出来るということになります。
実はこのフィルムの1/60、あるいは24コマ時の1/48がカクカクの原因だと思っているわけです。
滑らかな動きが欲しい場合は30Pの場合1/30を選択するべきでしょう。
ただモーションブラーが大きくなるので好みは分かれるところです。

というわけで浅い被写界深度で映画風映像をピーカンで撮るにはF1.4レンズで1/30という設定。目標EV値は5となります。
EV16をEV5で撮るとなると約11EV=11絞り分暗くする必要があるということなのです。
先の4×4フィルターで-7EV、レンズフィルターND2、4、8で-7EV。
全部足すと-14EVまで対応することが出来るので大丈夫ということになります。

EOSは感度が高くISO1600位まではそれほど画質劣化なしに使えるとのことです。であれば微調整は感度でということになりそうです。

2010年01月10日

特機 再び!

どうにも、もの作り熱と言うのは定期的にやってくるようだ。
HD撮影はデジタル一眼ムービーにとほぼ決めたのだが、せっかく小型になるんだったら特殊撮影をしたいと思ってきたわけで。
別の理由として手先を動かすと脳が活性化されるとテレビで見て何か手先を動かせる趣味でもないかと思ったのだ。
デジタル一眼カメラは本体だけでなんと820gである。手持ちで撮影するにはちょっとずっしりくらいかも知れないがビデオカメラのことを考えると軽すぎるくらいだ。

昨年、簡易ドリーを作ったもののイマイチの出来だった。レールの強度に対してカメラが重く、ねじれが出てしまうのだ。
それとやはり手押しというのは滑らかな動きにならない。予想はしていたが…
人間的な動きを求めるならグライドカムで撮影が出来る。
この浮遊感は肩乗せ手持ち撮影とは全く違う次元の動きが得られる。
ではドリー、クレーンをどうするか。
映画やドラマで特機の使われているシーンはどうしても制作側の目で見てしまう。
どんなに金がかかった映画でもドリー、クレーンは人力による操作である。非常に特殊な場面でないとモーションコントロール撮影は行われない。
これはカメラが大きいため特機そのものも大型になりオペレーションも複雑なのでどうしても費用が高くなりセッティングにも時間がかかるという問題がある。
しかし映像を見ていると人力で操作しているものとモーターで動かしているものでは全く違う。気にせず見ている人にはあまり気がつかないかもしれないが…
それでも私はこだわりたいのだ!

でもこのこだわりにお金を出す人は少ない。
なので手作りで簡易セッティングの出来るものというのが最優先される。
幸い、ウチの場合CMにしか使わないのでワンカットが短い。通常3~4秒、長くても10秒使うことはめったにない。このような使い方の場合、動き始めや動き終わりをスムーズにする必要もない。そんな尺がないからだ。
スムーズスタート、エンドがなければかなり作りやすい。しかもカメラが軽いので急激なスタートエンドでも重量慣性が小さいため各種影響が最小限になるからである。
それと30Pで撮影と言うこともあり、あまり激しい動きはブレゴマが長くなるのでゆったりした動きしかできない。もう一つ、こういった特機撮影ではほぼ同録することはない。ドラマなどでは役者が喋りながらカメラがフォローなんてシーンも見かけるがCMではあまりニーズはない。ということでモータードライブに静音を求めなくてもいい。
実はこれは大きなことである。
どんな静かなモーターを持ってきてもそれなりの音はするのだ。そうするとそのモーターを防音箱などで囲うしかなくどんどんかさばってしまう結果となる。

このような条件を元にどのようなパーツで構成できるか考えてみた。
バッテリー駆動にして電源の取れない屋外ロケにも対応。
コストダウンのため乾電池で動くマブチモーターなどのホビー用モーターを使う。
ゆっくり動かすためギヤーで減速させる。(減速させるため小さなモーターでも大きな駆動が得られる。)ということでタミヤのギヤボックスキットなどが使えそうだ。
なんとこの6速ギヤボックス、ネットで購入すると977円なのだ。安っ!(ちなみに10年ほど前作ったモーションコントロールカメラのモーターはギヤ付きでなんと10万円以上!)
ホームセンターでアルミ角パイプ、ネットでラジコン用のベアリングなどを組み合わせてドリーやクレーンを作ってみたいと思っている。ストローク50cmくらいの小型クレーンなら材料費1万円くらいで作れてしまうのではないかと…
これに千万クラスのカメラと同等画質のDSLR…ワクワクするではないか♪
ふじのんの気まぐれコラム
まずは設計図でも引いてみますか。
3月くらいまではこの業界、暇だからね。

特機 再び!(2)

早速いろいろ妄想シミュレーション。
コストダウン案でタミヤのギヤーボックスを考えてみたが全てを手作りと言うのはやはりハードルが高いなと、ちょっと断念気味(笑)
コストダウンはいいのだが作ってみてからトルクが足らないとか滑らかさがイマイチなどの問題が起きそうな気がしてきたのだ。
そこで数年前導入を計画していたツール群を再び復活させてみようと調べてみた。

モーションコントロールの最も要になる動力源を何にするかが大きな問題だ。
スピードコントロールが出来て持ち出し可能といった簡単なツールがなかなか思いつかないのだ。 で行き着いたのがリモコン雲台。
写真のリモコン雲台はDAIWAの製品で売価は\54,800とリーズナブル。一般のリモコン雲台は10~20万くらいはする。何故安いのかは微妙だが実物を見て触った感じだとまあまあ使えると言った感じ。動作音はそこそこあるので同録には向かないし望遠にして首を振ると低速でもカクカク感は若干ある。実際はワイド系で撮影するので問題ない。
これがあればまずパン、チルトに関しては非常に滑らかな撮影が出来る。
最大積載荷重は5kgなのでDSLRにマットボックスなど装着した状態でも余裕である。

これだけでもモーションコントロールと言えなくはないが物足らない。そこで以前作ったミニチュアドリーに応用。ドリーで問題になるのは牽引スピードである。人力で押したり引いたりするとどうしても一定のスピードは得られない。そこでこのリモコン雲台が登場する。ドリーの上に雲台を乗せるのではない。
離れた場所に三脚などに固定しておいて置く。
この雲台にプーリーを固定してワイヤーを巻き付ける。
ワイヤーの端をドリーに取りつけ引っ張らせるわけだ。つまり雲台の回転運動を直線運動に変換して牽引するという単純な発想である。
雲台の回転速度は可変式なので引っ張る速度も自由に設定できる。移動量はプーリーの直径によって変わる。雲台の回転限界は300°なので400φのプーリーだと100cmの移動が出来るという計算になる。

旋回速度6.5°~2.0°/秒連続可変式なので50cm移動に23秒~75秒となる。
ちとゆっくり過ぎるか?ある意味早い動きなら手で動かしてもごまかせるがゆっくりの場合は手だと揺らぎが目立つのでこのくらいがちょうどいいのかもしれない?
この牽引、クレーンにも応用できるかなと思ったりしている。
ワイヤーを垂直に引っ張れるよう方向を変換してやれば、クレーンはバランスの取れた状態で保持しているので僅かな力で動かすことが出来る。
うまく行けば最小限の機材でパン・チルト・ドリー・クレーンという単独動作だがモータードライブが出来るということになる。
試してみる価値はあるだろうか?
手で動かしてもあまり変わんないね?なんて言われたらガッカリだが…(笑)
いや、これが私のこだわりなのだ!

2010年01月12日

工作開始!

自走式のコンパクトドリーを作ってみようとまずはパーツを注文した。
タミヤのテクニクラフトシリーズ、4速ウォームギヤボックス。
これにナロータイヤを取り付けてミニドリーにセット。
ドリーの車輪にナロータイヤで接触伝達。

ギヤーボックスは最もゆっくり回るギヤー比で1分間に7回転、早いもので120回転まで4種類。
タイヤの直径は58mm、ドリーの車輪径は52mm。
リモコンボックスに電池を入れて前進後進が出来る。
50cm移動するのにゆっくりスピードだと約2.5秒となる。

これらのパーツ、全部でなんと! ¥3,000ほどなのだ。
可変速とは行かないがちょっとした移動ショットには便利なのではと。
一方通行の動きしか出来ないが問題ない。

【設計変更】
車輪での接触伝達と考えたが問題が…
タイヤとドリーの伝達がうまく行ったとしてドリーの車輪がちゃんとレールなりテーブル上をうまく接地駆動してくれるのかという問題にぶつかった。
ドリーは4輪なので一輪駆動ではスリップしかねない。
二輪駆動にすれば問題はないかもしれないが構造がややこしくなってくる。
そこでもっとシンプルな方法、ワイヤー牽引に変更。
ギヤーボックスの出力軸に糸巻きを取り付けてタコ糸のような伸縮の少ない糸を巻き取るのだ。
糸の先はどこかに固定すればいい。
直径の違う糸巻きを何種類か用意しておけばスピード調整も出来る。

2010年01月14日

工作完成!

パーツをネットで注文していたがなかなか来ないので新しく出来たデオデオに行ったらありました!
いろんなパーツを見た触って選べるのは便利です!

ついでにEOS 7Dも展示してあって、HDMIで32インチくらいのテレビに繋いであったので触り倒してきました(笑)
けっこう片手で持っていじっていると手首が疲れるものです。
やはり大型撮像素子はボケがいい。手振れ補正をON OFFで比べてみたがビデオカメラの手振れ補正とは違ってあまりスムーズなものではないようだ。手持ちであればスタビライザーは必須ではないかと思った次第で。

話は戻り工作です。
ギヤーボックス、電池ボックス、タイヤ、プーリーなど使えそうなものを購入。¥2,700なり。
ちょこちょこ仕事が動き出したので忙しくなるまでにやってしまおうと本日工作開始。
というほど大げさなものでもなく2時間ほどで完成した。半田ごてを探したりしている時間の方が長かった(笑)
タイヤが中空だったのでどうかという不安はあった。

とにかく組みこんで動かしてみた。カメラを乗せて写してみた。
動いている時はスムーズに見えるが写った映像は微妙だ。
アルミパイプレリール上で写したものはかなり揺らいで見える。
カメラが重いのでアルミパイプがたわんでしまうようだ。
そこで今度はテーブル上で走らせてみた。
広角端約24mm(35mm換算)で写すとあまり気にならないが3倍ほど狭い画角になるとけっこう目立ってくる。ドリー自体の剛性やテーブルの平面性、タイヤの伝達ロスなどいろんな要素が絡み合っているようだ。

結論。やはりドリー自体の足の踏ん張りが小さいためこれ以上手をかけても精度の高い動きは得られないような気がした。
ドリーはステッピングモーターの直動を使って次回に持ち越し。

パンチルトは電動雲台を注文したのでこちらは問題ないだろう。
とはいえ、価格が安いので多少不安は残る…

今回、2700円の出費で失敗に終わったが、久々の本格的工作。指先を使って脳が活性化したようだ。
また工作にチャレンジするぞ!

2010年01月15日

実験工作第二弾!

やはりタミヤホビーじゃどうしようもないかな…ということで。

モーションコントロールカメラで使っていた電動アクチュエーターを引っ張り出してきた。
ステッピングモーターをコントロールするのが一番いいのだがけっこうハードルが高い。
数年前1万円ほどで購入したコントローラーが最大秒8000パルスまでしか出せませず秒8cmしか移動できない。これはちと遅すぎる。
産業用コントローラーを購入するとなるとけっこうな値段がするのとさらにそれをプログラムするパソコンが必要だったりとまたまた大変。なので却下。

どうせ10年以上も放ったらかしのアクチュエーター群。ターンテーブルで何度か使ったもののほとんど使っていないのが実情。
ということでボールネジタイプの電動アクチュエーターを分解してモーターを外すことに。
このアクチュエーターはストロークが80cmあるのでドリー撮影にはまあまあのストローク。使ってあるLMガイドやボールネジは産業用ロボットの精度なので超精密。ブレはミクロン単位という…

ステッピングモーターはコントロールしにくい、タミヤのモーターではトルクが小さいしスピードコントロールも出来ない。
いろいろ悩んでいるときにふと思いついた。
バッテリー駆動できてスピードコントロールできるモーターが身近にあるではないか。そう!充電ドライバードリル。
ドライバーというだけにスピードは0rpmから1000rpmまで連続可変。しかもバッテリー駆動。繋ぐシャフトにも10φまでのチャックが付いている。
これは実験に最適と言うことでパーツをガレージから引っ張り出しちょこちょこと工作。

このアクチュエーター、精度を出すため半端なく重い。15kgくらいはあるだろうか。
レール上に雲台を取りつけカメラを乗せて軸駆動に電動ドライバー…
なんか変な構成だがとにかく実験!

ギュイ~ん…ドライバーが回る。
ぐぉんぐぉん~ なんと、電動ドライバーの軸が少し曲がっているようで持っているグリップが僅かに振り回される。その振動がアクチュエーターに伝わってわずかに撮影画像が揺れる。
失敗か…

そんなことで諦めません。
軸のずれを補正するのが軸同士を繋げるカップリング。アクチュエーターのシャフトが8φ、ドライバー側をつかみやすいように5φにした。
テーブルの上にアクチュエーターを乗せていたがどうにも設置感が悪いためミニ脚立を二台持ってきてそれに乗せてみた。

今度はうまく行った。
望遠にして動かしてみたがほとんど揺れは感じない。さすがアクチュエーター。
しかし電動ドライバーはスタートストップが急激過ぎてその際にすこしカメラが揺れてしまう。
それとドライバーの固定、トリガーの固定が難しそうだ。

なのでこれは実験止まり。スピードコントロールでき、スロースタートスローエンドできるモーターを探して再チャレンジしようと思った次第である。
電動ドライバーも分解して組み込んでしまおうか?…

つづく

ネクストチャレンジ!

モーター探しをいろいろ考えたが難しい…

ということで再度ステッピングモーターにチャレンジ!
簡単にできないかということでターンテーブルに使ったモーターを移植しようとギヤードモーターをばらしてみたら全く別物だった…

ステッピングモーターにはドライバーというアンプが必要なのだがモーターが違うとアンプのタイプも違う。
コントローラーからのコネクター形状も違っていたので大移植作業が必要となる。
写真にあるようにコネクターは0.2mmピッチくらいの高密度なものだ。
ピン数も50くらいありどれがどれだか探すだけでも大変なのだ。
使っている信号線は4本だけなのに…

そこで荒業に出てみようと。
どうせこのまま放置しても不燃物ゴミになるだけだから…
30ピンくらいのコネクターと50ピンくらいのコネクターなのだが使っている4本の配置が似ている…これを入替えればいけるのではないか?
かなりアバウトな発想だが、設計自体もそんなことではないのだろうか。
だいたい4本や多くて10本くらいしか使わないケーブルに50ピンのコネクターを使う意味があるのか?

信号線は至ってシンプルなのだ。
正回転と逆回転のパルスをそれぞれ別で送り込んでいる。そのアースとの組み合わせで合計4本なのだ。
モーターも5相のステッピングモーターなので5本で繋ぐ。
一般の直流モーターのようにプラスとマイナス2本みたいな簡単なものではない。

これでつなぎ変えて動けばバッチリなのだが…
作業は後日にしよう。本日は疲れた。

もしこれが成功すれば80cmストロークを最短10秒で移動することが出来る。
もう少し速い動きも欲しいがしょうがない。

2010年01月18日

モーションコントロール完成!

ドライバーの移植大成功!

早速動かしてみた。
さすがにステッピングモーター、正確な動きだ。
しかしロングストロークをやろうと思うと加速制御は出来るが止める時はガクン!である。
秒速8cmはまあまあの速度だが思いカメラを乗せていきなりガクンと止まったら…

まだカメラを乗せて試してないが。
スプリングスライダーのようなクッションでも付けたいところだがどうなることら。
続きは明日。

というのも本日は終日スタジオ撮影だったのだ。
出かける前一時間ほどで配線テストをやってみた。

う〜ん、使い易いコントローラーが欲しい気もするが果たしてこんな重いモーションコントロールドリーを持ち込むほどの撮影があるのか…と思うとあまりお金を掛けたくないというのが本音である。
ドリーとパンチルトも同時コントロールできるのなら使ってもいいが。みたいな。結局やりだすとどんどん欲が出てくる。
なのでとりあえずここまでで充分ともいえる。

2010年01月24日

何事も形から HDSLR

何事も形からということで購入前に手持ちの機材を組み合わせて撮影時のスタイルを作ってみた。
モニターは7インチのフォトフレームを取り付けてみたがけっこうでかい。
ikanの5.6インチがちょうどいいくらいなのかもしれない。
カメラは50Dという一昔前のデジイチ。D7よりちょっとだけ小さいがほぼ似たようなものだ。やはりデジタル一眼はビデオカメラに比べると小さい。
LEDライトとかハレ切りのアームとか取り付けられるものをとりあえずつけてみた(笑)
三脚はジッツォのスチール用にリモコン電動雲台を取り付けている。

レンズはちょっと悩み中。
というのも純正キャノンの17~55の納期がちょっとかかるとの情報。
タムロンの17-50 F2.8がなんと32000円ほどなのだ。キャノンの1/3以下。
繋ぎで入れとくか…みたいな。
音声収録用のレコーダーを入れるケースを探していたら3Dカメラを購入した時懸賞で当ったアタッシュケースがぴったりサイズ。
で、モーションコントロールドリーも追加工作中。
デジタルギヤーベッドを取り付けたら端正な見た目。
ドライバーアンプとACアダプターを収納するケースを探し中。
そんなこんなでもうすぐHDSLRデビュー!特機と共に。

2010年02月04日

7Dインプレッション第4弾

今回は電動ドリーと電動雲台でのテスト撮影。
まずは電動ドリーでの近接撮影。
オリエンタルモーターのステッピングモーターで駆動するLMガイドである。
超精密組立工場などで使われるロボット用の直動アクチュエーター。
これを撮影用のドリーに使おうなんて誰が考えるでしょう(笑)
まぁリユースなので特にこれのために購入したわけではないですが。
移動ガイドにはデジタルギヤーヘッドを取りつけマンフロットのクイックリリースアダプターがも装着してあるためカメラはワンタッチで取り付けられる。
スタジオでのテストなのでモニターは50inchPDP。
JBLのスピーカーを30cmほどの距離で中望遠にして接写。
10cmスコーカーのドアップの移動ショットである。
接写なのでスピードはゆっくり目の設定。
実に滑らかに動く。スタートは0.5秒の加速だがストップはいきなりである。
しかしカメラが軽いのでショックはほとんどなかった。
映った映像は… 迫力満点である。
セッティングもそれほど手間がかからずまずまず実用に耐えそうだ。

次に電動雲台との組み合わせ。
移動しながらパンニングすることで回り込んで撮影しているような効果が得られるか…
何度かやってみたかパンニングの最もスロースピードでもドリーの高速より早くなってしまう。しかもどちらも操作しなくてはならずかなりストレスが… また、電動雲台自体に遊びが多くけっこう揺れるため動き始め2秒くらいはぐらついていて使えない。
ということでこの組み合わせは実用的でないと判断。

今回の収穫。
電動雲台は80cmしかストロークがないがワイドで室内を撮影してみるとゆっくりしたドリーでもかなり立体感を感じることを発見。パンニングではパノラマ的に広さを表現できるがドリーは空間を感じさせるのに抜群の効果を発揮する。
3D映画が流行りだがまだ一般の映像として使うには問題が多い。
手軽な立体表現としてドリー撮影はもっと多用してもいいかなと思った次第である。

2010年02月28日

モニターユニット

カメラが2台になったということで組み換えを迅速に出来る構造に変更。

マットボックスは良かったのだが実は標準ズームでは望遠にするとレンズが繰り出してしまう。
ワイド端でケラレないフード位置にするとテレ側でフードの枠に当って前に進まなくなる。
デジタル一眼撮影の場合頻繁にズームを変えることは少ないにしてもいちいちマットボツクスのフード位置をスライドしなおすのは手間である。
Vocsのマットボックスはロックがネジ式で頻繁に変更できるような構造になっていない。

そこでマットボックスはよほど凝りに凝った撮影の時だけにすることにした。
モニターはマットボックスのクイックリリースアダプターに取り付けていたのでこれを変更。写真のようにクイックリリースアダプターだけにアームを取り付けモニターを付けている。バッテリーもモニター裏に戻した。これによってグライドカムもバランスが大きく変わると思いきや、モニターが重心からかなり離れた位置にありバッテリーまで付いているので重心から上側の重心がかなり外側に移動したことになる。
結局下のウエイトも一枚取るだけでバランスが取れた。
グライドカムは風に弱いためマットボツクスのフードをどうしようかと考えていたがこれで一気に解決である。

三脚にモニターユニットを取り付けカメラを取り付ける。
カメラを変える場合も簡単だ。
三脚にモニターを付けることも考えたがそうすると電動雲台やグライドカムの場合にいちいちモニターを付け替えなければならない。
このようなモニターだけをユニットにしてしまえばどんな特機にもカメラとの間に挿入するだけでセットできるというわけである。

2010年03月17日

3D映像制作

田舎で3D映像制作は成り立つのか?
今はまだ制作機材も少なくノウハウを持った人材も少ない。
ハリウッド映画や展示映像、アトラクションなどには既に使われているがいずれも大きな製作費をかけている。
しかし3Dは映画を作るような規模でないと制作できないかと言うと実はそうでもない。
専用のカメラも数百万円台で発売されるようだしやり方によっては既存のシステムでも作れなくはない。
ただ上映システムとのリンクとなるとちょっとややこしい。
方式が何種類かあるがもっとも簡単なのは左右あるいは上下に圧縮して並べる方法である。これなら既存のシステムでも編集がやりやすい。
視差の調整などは専用の編集ソフトなども出てきているがコツさえつかめば既存の編集ソフトでもできなくはない。
問題は立体視の確認とブルーレイディスクなどへのコーディングだ。

最近やっと発売され始めた3D対応テレビだが3Dの放送やBDの映像を感知すると自動的に3D表示に切り替わるはずである。
この切り替えるためのコードをどうやって入れ込むのかみたいな。
まぁそれに関しては専用の焼き込みソフトが必要になってくるのだろうが最初はそれなりに高価な製品として出てくるのだろう。

しかし一般のテレビとして3Dテレビが発売されるようになるとおそらくメーカーはハンディカメラで3Dの撮れる商品を開発してくるのではないかと容易に想像できる。
3Dの場合編集と言ってもディゾルブやワイプなどはあまり効果的ではないのでほぼカットで繋ぐことになるのではないだろうか。
民生カメラの場合後処理で視差の調整というのは難しい。
となればカメラ側でフォーカスを合わせたポイントをスクリーン面にするといった処理になるのではないか。
あるいはいまどきのことだから画像認識して人物や動物など単独の被写体はスクリーンより少し前に飛び出し、風景など全体的なものは奥に存在するなどを勝手にやってくれるプログラムが組み込まれるかもしれない。
そうなればそれを使っていろいろ仕事の現場に使えるかもしれない。
しっかし!そこまで来るころには3Dが珍しくなくなっているのかもしれない…

ああ…ビジネスとしては悩ましいテーマである。

2010年04月10日

クレーン インプレッション

クレーンが届いた。
箱は結構重い。
中を開けると、そりゃそうだウエイトが入っている。
ウエイトはダンベルそのものだ。固定用の金具もダンベルのものが付いている。
アームの梱包を開けてみると、なんと軽いこと。
こりゃ運搬が楽だと思ったがウエイトも持っていかないといけないからあまり意味がないか…

早速組み立ててテスト撮影をしてみることに。
アーム部分のみの購入なので三脚は既にあるマンフロットのものを使うことにしている。
ところが説明書を見ると専用三脚に取り付けるような説明しか書いてない。
付属しているパーツもあまり種類がないのでどうやって三脚に取り付けるか?
ボールレベラーをはずして直接取り付けてみたが首振りの動きがスムーズにいかない。
そこで雲台に取り付けることにした。
ところが雲台のチルト固定が完全にロックできないため変な力が加わるとグニャっとお辞儀してしまった。力いっぱい固定してなんとか取り付けた。
カメラはEOSムービー、超広角ズームでスタジオ内をいろいろテスト撮影。

アームを動かしてみると意外になめらかな感じ。
モニターを付けてみようと思ったが金具はオプションだった。
カメラのモニターでもそこそこ見えるのでとりあえずこれでやってみることに。
アームの横振り、垂直振りを試してプレイバック。
単純な動きならなんとか問題なさそう。気を抜くとゆらゆら揺れてしまう。
今度は複合の動き、ヘッドに最も安いマンフロットの雲台を付けてジブアームのように動かしてみた。超ワイドレンズなのに…50インチで見るとなめらかさが全く感じない…
やはり大型のクレーンで慣性重量を使ったものとは規模が違うのだろう。
もちろん自分の操作が滑らかでないということもあるのだろうが…

毎回思うが人手で動かす特機の難しさ…
職人技が必要なのか高い機材ならもっとなめらかに動くのか…
いずれにしても映画で使うような機材は手に入れる事も触ってみる事も容易ではない。
やはり僕にはモーションコントロールが合っているようだ。

とはいえ、安いけどもせっかく購入した機材だから使わない手はない。
単純な垂直、水平移動、ハイアングルでの電動雲台など実用範囲で使おうと思っている。

クレーン インプレッション 第2段


諦めるのは早かった…
こう見えても気が短いもので(笑)
電動雲台とモニターを付けて再度テスト。

電動雲台とEOS7D+10-22mmをヘッド側に取り付けると付属のウエイトを全て付けて一番端でバランスが取れた。つまりこれ以上重いカメラは乗せられないということだ。
それだけ重くなったので多少安定度も増したような気がする。
モニターと電動雲台のリモコンはアームではなく軸側に固定する。
これはアームが傾いても安定して操作できるようにである。

早速テスト撮影。
クレーンを上下左右に動かし同時に電動雲台を動かす…
なんとジブアーム撮影とは比べ物にならない安定感ではないか!
本来の機能なのかもしれない。
実はこのクレーン、専用の電動雲台とセットでも売っている。
ところがこの電動雲台、品切れで入荷予定がないとのこと…
それで前回購入していた雲台を乗せてみたということである。

このセット、クレーンが¥66,000、雲台¥55,000という格安なものである。
プロが使うリモコンヘッド+クレーンと言えばカタログやインターネットでは価格が表示されていないしほとんどレンタルだ。
レンタル費用1回分ほどで買えるこの機材、うまく使えばすぐ元が取れそうだ。

2010年04月11日

ドリー再び

クレーンをテストしてみて意外なところに不便を感じた。
場所移動が非常にやりにくいのだ。
重さもそこそこあるが持てない重さではない。
動かすのにバランスが悪すぎるのだ。
ふと、これにキャスターが付いていればいくらでも移動ができる。
と思ったわけだ。

三脚用のキャスターと言えばドリーである。テレビスタジオでもハンディーカメラを乗せている三脚にはこの手のドリーがつけてある。
床がフラットであればこれだけでもレールドリーのように使えるかも?
と欲を出してみた。
このドリーが¥38,000なのだがレールドリーだと安いものでも¥130,000、一般的には20~30万、カメラマンが乗って押すタイプは50万以上したりする。
この違いはなんだろう?レールが高いのか?

とりあえず今回のクレーンでドリー替わりの動きはある程度できるようになった。
ドラマのような長いドリーを使うことがないので1m以内のストロークで充分なのだ。
ということでこのポータブルドリーを使ってみることにした。
はたしてレールドリーのような移動ショットに使えるのか??

2010年05月12日

DSLRによる初のクロマキー本番撮影

テスト撮影で好結果が得られたため今回初めてEOSムービーでフルハイビジョンクロマキー撮影を行った。

今回のカメラは標準ズームを使ったのでX4。
動画スタートボタンを押してもスタートするのに2秒ほどのタイムラグがある。
モニターはスタジオにある50インチにHDMIで繋いだ。
録音はセパレート方式でローランドのR-44にガンマイクを繋げて1ch収録。

やはり録画スタートで二台の機器を操作するのは面倒なものだ。
スタートして確実に回っているか確認するのも二台分になる。
もちろんストップする時も二台分、プレビューも二台…
現場で映像のプレビューは行ったがR-44に収録した音声のプレビューまではしていない。一応EOSの内蔵カメラで拾った音で喋りの確認はできる。

収録後PCに取り込んでキー抜きをしてみる。
さすがにEOSは色乗りがいいので背景はスパッと抜ける。
今回羽織り止めが山吹色のものだったためどうかなと思ったがやはりすこしキーがグレーになった。70%ほどハイを落とし込んで綺麗なマットができた。
エッヂもほぼそのままでいいくらいだがちょっと絞り込んだのできつめである。
1.5ピクセルほどぼかしを入れ1ピクセル分食い込ませた。
デフォルトのソフトエッヂでは色部分にノイズが新たに発生するのでハードエッヂに。
で、抜け範囲の色だがグリーン背景の場合水色からレモンイエローあたりまでは避けた方がいいようだ。

R-44の収録音を取り込んで整音をし波形を見ながらタイミングを合わせてAEで調整。
一旦QTのアニメーション圧縮最高画質アルファ付きで書き出しておく。
これは本編集時にレンダリングが重くならないための前処理である。
QTのアニメーション圧縮は最高画質以外は可逆圧縮にならないので注意が必要である。データが軽くなるからと言ってちょっとでも減らしてしまうと思わぬ場面でノイズが表に出てくる。

今回のクロマキー撮影は大成功であった。

2010年07月02日

カメラワーク

三脚で撮影するときは三脚の脚の長さを調整するのだが手持ちの場合どうするか…

ショルダー型は基本的に肩に乗せるか脇に抱えると言ったポーズしか見たことがない。使ったことがほとんどないので見たという表現である。

小型のカメラと言っても3kgもあるので民生機のようなハンディーカメラと言うわけにはいかないが昔は接眼ビューファインダーしかなかったのでアイレベルか腰辺りのミドルポジション、しゃがんでのローアングルと言った感じだろうか。今ではLCDが付いているのでもう少し自由度が出てきた。

自分の撮影スタイルにはほとんど手持ちはなかったのだが今回人物撮影で久々に手持ち撮影をしてみた。
手ぶれ補正が強力でオートフォーカスが高速なため非常に撮りやすかった。
ただ…どこを持つのだ?
小型カメラと言うことでそこらじゅうにスイッチやらコネクターが付いている。
サイドグリップは基本的にアイレベルで構えるための位置にある。
上部のハンドルは腰位置よりローアングルの時に持てるようズームや録画ボタンまで付いている。

その中間ポジションではどこを持つのだ?
特に胸あたりの高さから狙おうとすると微妙に迷ってしまうのだ。
やはりこれは経験がものを言うのかもしれないと思った。

最近はCMでも意識的に手持ちで撮っているカットを多く見かける。
なんでもない2~3秒のカットでもドリーを使って移動で撮っていたりする。
おそらくそのカットをフィックスにしたら面白くないだろうなと思って見る。

今回導入したクレーンはリモコンクレーンとして使っているので人物をフォローしたりはできないがジブクレーンとして使うのもありかなと。

移動ショットにはハンディー、スタビライザー(ステディカムなど)、ジブクレーン、ドリーなどがある。
それぞれ動きに個性があり意味がある。
ただハイディー以外はそれなりにセッティングに手間がかかるのが難点だ。

今度はレールドリーが欲しくなってきた…

2010年07月29日

クロマキースタジオ運用

あくまでも自分がCM制作するとき内容に合わせて利用するという目的で作ったクロマキースタジオだがネットで探してみるとレンタルスタジオとしてクロマキー専用スタジオと言うのが存在するようだ。

そこで利用料金や機材を見てみた。

ウチくらいの広さと照明設備で時間単価¥5,800
ウチより三割ほど広いスタジオで¥12,000
レンタルの撮影機材がHVX200というのが面白い。
XF305を入れる前の内と一緒である。
レンタル料金はメモリー込みで¥12,500

そう考えるとウチの料金設定をどうはじき出すか。

広さ的には¥5,800クラスだがここはクロマキーはペーパーペースなのであまり質が高いとは言えない。ウチはカメラがXF305なのでクロマキーのクォリティーはXDCAM422やHDCAMSRと同等と言える。
そしてオペレーター付きということだと…
CM一本撮影で準備も含めて4時間程度。
スタジオ使用料¥7,000/H×4、撮影録音機材使用料¥15,000、オペレーター4H ¥15,000
トータル¥58,000
みたいな感じ?

でも実際は半分以下になるだろうけどね。

2010年07月30日

クロマキー合成とロケ

最近のCMや映画ではクロマキー合成が多用されている。
しかし意外にも一般的には合成モノは不自然で違和感があると思われている。
確かに一昔前の合成はエッジに黒いふちが付きボケボケでライティングも背景と関係ないコントラストでいかにも合成しましたというものが多かったことは確かである。

機材が進化した現在でも撮り方や合成がマズければ綺麗な合成にはならない。
だからと言って合成は全てリアリティーがないと思い込んでしまうのは視野が狭い。
当方でも合成に関してはかなり気を使っている。
機材に関しては現在のレベルは映画での合成に近いくらいのクォリティーと言える。
ただ照明に関してはスペースと機材の関係で限界があり、ある程度妥協せざるを得ない場面もある。
例えば夕日をバックにした合成とかピーカンの海岸を背景に…と言った場合スタジオ照明もそれなりに合わせたいところだがスペース的に狭いので平行光線や逆光を作り出すのが困難、蛍光灯を使ったデーライトなので強いスポットを作ろうと思うとHMIかタングステンスポットにブルーフィルターを入れるなどしないといけないのだがそのような設備はまだない。

現在はある程度のコントラストを付けてライティングし、合成時のカラーコレクションで背景に馴染ませるという手法でごまかしている。
実際このカラーコレクションでかなりの馴染み度は変わってくる。
先日作ったCMで一般的な室内での合成ではハイビジョンで見ても誰も合成だと気が付かなかった。

しかしなぜ近場ロケのシーンで合成が必要なのか。
現地でロケをすれば一発撮りできるので簡単に済むと考えている方も多いが実際には現地ロケにはあらゆる制約や段取りが必要になりコストアップになるといった問題がある。

例えば室内を撮る場合人物と一緒に撮影する場合それなりの照明が必要となる。
しかし背景の室内をデジカメの静止画で撮っておき人物を合成する場合背景は最低限の照明で済み、静止画のためレタッチや切り貼りで大幅に変えることも簡単である。
そして人物をスタジオで撮れば照明は常設だし同録も現場のノイズに悩まされることなくクリアに収録できる。何よりも天候やロケ地のスケジュールに関係なく出演者の都合で撮影の日取りを決められる。

ただ合成物もコストダウンと言う意味ではメリットがあるが万能ではない。
合成がいかにうまくいってもやはりライブ感は突っ込んだものが演出できない。
カメラワークもほぼ固定カメラに限定されるし背景との絡み演技は基本的にできない。

このあたり、コストと演出のせめぎあいと言ったところである。

2010年08月10日

スタジオ設備拡充計画 撮影編

1Fのガレージを倉庫に改造するリフォームが決まって発注した。

床はコンクリートのままなのでパンチカーペットを敷いてもらおうと思ったら見積りで6万円…リビングに敷くカーペットじゃないんだから。。
ということでこんな場合は自分でやるに限る。
182幅でメーター当たり¥800(通販)ホームセンターだと切売してくれるので\1,000だとしても12mで¥12,000である。
特に接着するわけでもないので今あるラックを移動して敷くだけだ。
なんでそれが6万円もするのか理解できない…

作業内容は、スタジオから外に出ずに倉庫に出入りするための出入り口を作るため壁をぶちぬきドアを付けてもらう。
シャッター面にサイディングの壁を作ってもらいアルミドアを付けてもらう。
壁周りにコンセントを増やしてもらう。天井に40Wの蛍光灯を7本取り付けてもらう。30cm換気扇を取り付けてもらう。
と言った感じで総額¥277,000になった。

しかしこれで2Fのスタジオの道具ほとんどを収納できるようになるので2Fを拡張したと思えば安いものである。

■ガレージ倉庫化によってのメリット
・ロケ機材を1F倉庫に置けるので車を横付けして楽に積み込みできる。
・スタジオで使う機材も頻繁に使うもの以外は倉庫に収納しておけるので撮影スペースが倍増する。
・ガレージでの工作が出来るようになる。

ということでスペースを確保できたクロマキースタジオをバージョンアップするためクロマキーグリーンを本格的なデジタルグリーンに変えようと思う。現在は安いパンチカーペットタイプなので色ムラと繋ぎがハイビジョンだとちょっと気になって来たのだ。
現在幅3.6mだがこれを4mに拡張し下は軽くホリゾントアールになるよう天井高2.5mに対して30cm下げて垂らすことに。4m×2.4mで ¥76,000である。材質は軽いウレタンのような質感でしわになりにくく非常に反射率が高い高性能なクロマキーグリーンである。
足元まで入れて動きのある撮影の場合はこれにグリーンのパンチカーペットを被せる。

これにXF305で撮影すれば同録も可能になり東京なんかによくある小型のレンタルクロマキースタジオにも負けない設備になる。

2010年08月11日

レールドリー効果

ドラマや映画では頻繁に使われているレールドリーだが10mも敷いてまっすぐ移動できるためにはレール設置にかなりのノウハウが必要となり簡単にドリー撮影と言えないのが現実のようだ。

一方CMでもよく使われている。
CMをよく観察しているとわずか1~3秒程度の人物アップのカットでさえドリーで撮影している。
この場合移動量が1m程度で収まるのでレール設置は比較的楽と言える。
しかしこんな短いカットにドリーの意味があるのかと思われるだろう。
比較的簡単とはいえ三脚立てるだけより何ステップか手間はかかる。

実はCMをよく見てみるとドリーに限らず手持ち撮影も多用されている。
これは奥行き感、立体感を見せるためのテクニックと言える。

今注目の3D映像は両目の視差で立体を表現しているのだがあくまでも2Dの画像を脳の中で再構築して錯覚させているにすぎない。
これを応用して考えるとドリーはカメラを水平移動することで視差に近いずれを時間軸で表現していることになる。
かなり以前、水平に移動するだけの2D映像を流し片目に黄色いフィルターを付けたメガネで見ると言う立体映像を聞いたことがある。これは黄色い色は脳に達する時間が遅いという生体特性を応用したものらしい。
つまり片目分が遅れて見えることで視差を作り出しているのだ。

これに限らず人間は片目だけでも立体を認識することができる。
じっとしていても眼球が微動しているのはそのためだとも言われる。
じっとしているつもりでも人間はゆらゆら動いているわけでその移動によって前後にある物の距離感を脳で判断している。

説明が長くなったがカメラの視点移動は2Dという映像に奥行きを与える効果があるということが理解いただけただろうか。
それだったら手持ちばかりでいいと思えるが手持ち撮影は視軸に対するZ軸回転つまりロールが生じることに違和感を感じてしまう。平衡感覚を失い酔う現象である。
ロールを完全に固定して視点移動撮影できる装置がドリー、ジブ、クレーンなどである。ステディカムもロールを抑えた視点移動装置である。

先に言ったようにCMでは移動距離が少なくて済むのでレールドリーは簡単な立体表現に最適だと言えるのではないだろうか。

Ameba動画テスト


ちなみにYouTubeだとこうなります。
http://www.youtube.com/watch?v=rKj1kWpAo-g

なかなかレートの問題もあって高画質に提供するというのは難しいです。

光ファイバーになったとしてもトラフィックが混雑すればスピードは落ちるわけで。

2010年08月28日

クロマキースタジオ再起動!!


編集マシンが肥大化して占領してしまったクロマキースペースだが第一次スタジオ拡張計画によってクロマキースペースが完全復活した。

幅3600・高さ2500・奥行き1500がフルに使えるように戻った。

2010年09月01日

ナレーション録音とクロマキー撮影

本日はナレーション録音。
録音はマイク一本立てておけばいいのでスタンバイはあっという間だ。

今月はクロマキースタジオを使っての撮影がいくつかあるのでついでにセッティングシミュレーション。
スタジオ拡張してからまだ本格的にライティングセットしたことがなかったのでこの機会に。

狭い範囲でクロマキーを使っていたときには問題にならないが全域を使うとなると照明のムラがキーイングの時に問題になってくる。
背景は天井照明が7割くらい効いている。中央から下の部分は正面からのバンクライトになるが下の両サイドが比較的暗くなってしまう。そのため背景専用に小型のライトを用意している。


全部点灯すると36W×10、56W×7、24W×16となり1136Wの消費電力となる。
タングステンに換算すると約5~6倍の明るさと言われるから6KW程度の照明といえる。
2つ目の写真は被写体側から見た照明である。

広くなったおかげでセッティングは10分程度で行える。
どんどん使ってほしい。

2010年09月11日

ふりむ~かないで~♪

XF305クロマキーテスト

ある女性の協力を得てXF305による動く人物、長い髪のなびく映像抜けテストにこぎつけた。

撮影は50Mbps 60iをフィールドスロー1/2で合成している。

細かく見ると髪の毛が広がっているところなどはブレの影響とmpeg2の圧縮ノイズでわずかにざらざらとした感じにはなっているが動きで見ると全く問題にならない程度である。

HDW-750クラスのカメラでHDCAMのクロマキー素材を合成したことがあるが全くけた違いにXF305の方が綺麗に抜ける。物理的にHDCAMは水平輝度1440だし色解像度は480しかないないのでいくら圧縮率が低いからといってもかなり不利なのだ。

クロマキーバックをグレードアップしようかと考えていたがあまりにクリアに抜けたので今のままでいいか!と思った次第である…

2010年09月27日

トラッキングレール購入!

やっとである。
迷いに迷って…
倉庫も片付いて広くなったので余裕で収納。

とはいってもコンパクトなものなのだが。
今月も何本かロケが入って来たので納期を聞いたら即納。
ということですぐに使えるのなら多少元が取れるかということで即決。


紆余曲折でいろんなレールドリーを自作してきたがどうにも納得いくものができず既製品に手を出すことに。
どうにも構造を見ているとなんでこんなに高いの?と思えるツールなのだ。
かといってこれ以上自作と言えども試行錯誤を繰り返せば無駄な出費も増えてくるのでここいらで決断と言うことになったわけである。

システムではもっと安いものも販売されているが三脚と同メーカーである程度実績のあるものと言うことでLibecを選んだ。
多分クレーンより出番は多いだろうから元を取るのも早そうだ。

2010年10月01日

トラッキングレール インプレッション

組み立てテスト撮影してみた。 
φ25、80cmのアルミパイプを4本繋いで3.2mにする。 
2本並べてその間をストッパーで押さえる。 
かなり簡単な構造だ。
ストッパーは上から挟むだけなので簡単にずれてしまう。 
幅を固定しドリーが端まで来たときに落ちないよう止めるだけのものなのでこんなことでいいのか? 

枕木を置いて水平調整するような形式ではなく平坦地に直接置いて使う簡易型とも言える。 
ドリーの方はかなり作りがしっかりしていてマンフロットの三脚用フリードリーよりずっとよくできている。価格の大半はここにかかっているのかもしれない。 
早速撮影してみたがレールのつなぎがあるためどうしてもそこで僅かではあるが衝撃がある。繋ぎ部分にねじが埋め込んであるのだがここだけ5mm鉄製になっていてその精度が悪いようだ。  ワイド端で撮影しても僅かに画面に揺れが見られる。 

対象物を注視するような撮影ならあまり気にならないかもしれないが風景などを平行移動するだけの撮影だとちょっと厳しいかもしれない。 
トラッキングしながらパンニングフォロー撮影もしてみた。 
自分で全ての操作をするためかなかなかターゲットを画面の中心に止めておくのは難しい。 
カメラマンがドリーに乗ってトラッキングはオペレーターがやるタイプなら可能なのか? 
これも練習すればうまくなるのかもしれない。 

全体的にコンパクトにまとまっており移動、設営も楽である。 
しかしレールの段差は撮影する被写体によっては致命的に感じるかもしれない。 
ま、僕が神経質なのかもしれないがもともとモーションコントロールでトラッキングもやってしまおうと考えていたくらいなのでこういったファジーな動きは許せないのだ。 
そこでパイプをつなぎなしの一本物でやったらどうだろうと考えてみた。 
ランクルの車内に対角線で乗る最大の長さが約3m。 
撮影ストロークは約2mになる。15秒CMのワンカットに使う程度なら充分だろう。 

ホームセンターにも売っているが1m程度のものしかない。 
ネットで探したら専門店がありました。 
一度ここで問い合わせをしてみることにした。 
ちなみにLibecのパイプ延長キットが1.6m×2で¥38,000もする。 
はたして一本物のパイプ、いくらするだろうか…

2010年10月02日

続トラッキングレール

まぁ商品として流通しているのだからこのジョイントでのカクつきは許容範囲と多くの人が認めているのだろうから全く使わないのはもったいない。 
お手軽に短いストロークで使うには付属のもので使うことにする。 
部分アップを撮ってみた。 
見たくらいではずれはほとんどわからないくらいだが意外とこの程度でカメラの挙動に影響するのだから撮影用の特機と言うのはシビアな機材である。 

キャスターは一脚4輪も付いているので衝撃には強いはずなのだが… 
試しではあるが一本物のアルミパイプを探し注文した。 
付属ポールと同じ径のφ25、長いので分厚いものがいいということでそのサイズで最も厚い3mmのものを3mで発注した。 
1本のスパンは4mなのだがランクルにキャリアを付けて運べなくもないがロケ先で4mを振り回すのはなかり問題が出そうだ。 
3mでも民家の2階などでは搬入もままならない。 

3mの基準はランクル車内でなんとか助手席に1名座って収納できる配置から割り出した。この場合後部座席は畳まないと積み込めない。 

商品名:アルミパイプ 25φx3.0x3000 数量:2本 
単価:¥3,000 金額:¥6,000 運賃¥2,500 
合計 ¥8,925税込 
Libecのレールは延長レールから割り出すと3.2m2本セットで実売価格¥66,000だからほぼ一桁の価格差になる。 

運搬、設営に不便さはあるがはたして一本レール、実力はいかに… 
来週火曜日くらいには届きそうだ。結果はその後、つづく…

2010年10月03日

トラッキングレール インプレッション 第3段

フォローワークが意外にも難しいとに気が付いた。 

そこで電動雲台との組み合わせでどうだろうということで今度はスタジオでテストしてみた。 

さすがにセッティングは10分もかからない。 
雲台スピードを最もスローにしてXF305のLCD表示にグリッドを出しそれを見ながらターゲット(バンクライト)が画面中心になるようドリーを手動で移動すると言うスタイル。 

レールと被写体の位置関係によってパンニング速度が変わるのだが電動雲台は一定速。なのでドリースピードで調整することになる。 
端の方は速い移動になるが真ん中あたりはかなりゆっくり…モニターを見ながらの速度調整である。 
何度か練習しているとだんだん癖がつかめてくる。 

やはり手動でパンニングしながらドリーを動かすよりはるかになめらかな移動感が得られた。 
しかしなんともつなぎ目のショックは気持ちいいものではない。 

2010年10月05日

やっぱり 1本物がいい!

アルミポールが届いた。 
さすがにアルミだけあって厚み3mmでもかなり軽い。 

早速梱包をほどきスタジオに敷いて試してみた。 

完ぺきだ! 
むちゃくちゃスムーズに動く。 
当たり前っちゃあ当たり前のことなのだが… 
そう考えるとLibecの付属レールはどうなんだろう? 
3mのレールをそのまま運べる環境も全てとは言い難いけど価格差を考えるともっと繋ぎを工夫してほしいものだ。 

ウチの場合車で移動が100%なので運搬は問題ない。 
設営場所で3mが広げられない所だけ付属レールを使うことになりそうだ。 
そんな狭い場所でドリーを使うか微妙だが… 

とりあえずウチの狭いスタジオ入り口でもなんなく3mレールを入れることができたので搬入は問題ないだろう。 
設営も楽だし1本物のレール大成功!といったところだ。 

付属レール用に付いていたキャップが同じ径なのでそのまま使えた。 
素材用のアルミだけに切り口が鋭角でそのままではあちこちに傷を付けそうだったがこれも解決。
価格も1本\3,000と格安なのでもし曲がったり傷が入ってもすぐに変わりを購入すればいい。 
屋外設置だと傷が付きそうなのでパンチカーペットも購入した。

2010年10月08日

XF305にマットボックスを装着してみたが…

XF305専用のワイドアダプターをカメラ購入時に一緒に買ったのだが意外と歪曲が強いので使ってない。 
しかもワイコンと違ってワイド端から4倍ズーム域しかフォーカスが合わないため最望遠にしてフォーカスを合わせることができない。 
けっこう現場では使いにくい。 

そこでHVX200用に購入していたZUNOWの0.8倍のワイコンがフィルター系82mmで使えそうなので試してみた。歪曲はキャノン純正より強い感じだがズーム全域で使えるのでこちらの方が実用的だ。 
ただしどちらもワイコン使用時は高速オートフォーカスが使えなくなる。 

ワイドになるとフレアーゴーストが気になってくるのでフードが必須だがこれもHVX200で使っていたマットボックスが使えないかと試してみた。 
ZUNOWのワイコンを装着した状態で組んでみた。 
HVX200用に調整されているので合うかな?と思ったが意外にも僅かな調整だけで装着できた。 

しかし!なんとグリップの延長線上にあるマイクがちょうどマットボックスのフィルターケースに当たるのだ。ワイコンを付けてこれだからワイコンなしの場合はもっと内側になるので全くNGである。 
フードだけ使うのならこれでもいいがフィルターが使えないマットボックスはあまりにも寂しい…

というわけでXF305のマットボックスは諦めた。 
ワイコンに関してはグライドカム撮影時に純正のワイドアダプターを付ける程度で広い画が必要な場合はEOS7D + 10-22mmの超広角ズームの出番となる。

2010年10月29日

気になるLEDライト

FLOLIGHT LED1024/V ¥176,700(税込) 
12Vのバッテリーで点灯し、25,000時間の寿命で0~100%のディマーが付いたLEDライト(Vマウント仕様)です。 
消費電力は、96Wで1000Wのタングステンライトと同等の照度になります。 
照度(lux) 90cm : 8750Lux 
演色性(CRI) : CRI 93 
照射角度 : 30度 
色温度(K) : 5600K 
消費電力 : 97w 
灯体電源(XLR4端子) : 12V/DC+Vマウント 
ACアダプター電源 : 12VDC/100-240V 
外形寸法(幅×高さ×奥行) : 305×305×76mm 
重量 : 3.1Kg 
---------------------------------------------------------- 
とまぁこんな感じの製品だ。 
物欲休憩中とか書きながらいきなり気になるものが現れた(笑) 

Vマウント仕様ということでバッテリーライトとして使いたいなと。 
ところがVマウントのバッテリーを持っていない。揃えるとなると… 
IDX Enduraバッテリー E-7S (2本)+2連順次急速充電器 VL-2PLUS セット ¥90,300(税込) 
みたいなものが必要になりトータル27万くらいになってしまう。 

一般的な150Wハロゲンのバッテリーライトでも充電器まで揃えれば十数万にはなってしまう。 バッテリーライトは基本的にACが引けない場所なのだが屋外の場合もあるのでデーライトのLEDは便利だ。 
しかも調光があるので補助光として使う場合非常に便利である。 
気になっているのは照射角度 : 30度 というところだ。 
通常のハロゲンライトキットのスポットくらいの照射角だろうか… 
1KWの明るさとあるがディフィーズすれば相当暗くなる。 
実際の現場でどの程度使えるものなのかもう少し研究してみないとと思っている次第だ。

2010年11月02日

調光できる照明

その昔、タングステンランプのスタジオでは大きなスライダックが置いてあったものだがフィラメント照明器具は電圧を変えて調光すると色温度が変わってしまうためカラーになった今では使われている現場を見たことがない。 

近年は蛍光灯やHMIなどで調光できるタイプも出てきた。 

では調光できない照明器具の場合どうやって光量を調整するのか。 
まずは灯体自体の光量によって選択する。 
明るすぎる場合は距離を離したりフォーカスで光をばらしたりバーンドアで遮断、トレペで拡散…などで簡易的に減光する場合があるが基本的に光の質が変わるので理想はNDフィルターで減光するのがいい。 

テレビのロケなどは光があればいい的な照明が多くライティングキットやバッテリーライトをストレートに当てている現場は多いが映画やCMとなるとそうもいかない。 
ただ、コストの問題やNDフィルターで調光するのも手間のかかる作業である。 
手軽に調光できる照明器具は非常に便利だと言うことが分かる。 

特にロケの場合あまり照明セッティングに時間をかけたくない。 
ところがバッテリー駆動の調光できる照明器具というのがほとんどない。 
というかバッテリーライトと言えば定番のENGで使っているあの形がほとんどである。 

最近LEDの照明が実用レベルになってきたためいろんな製品が出てきた。 
当初は光量が少なく大光量のものを作ろうとすると非常に高価なものになってしまっていた。しかも演色性能が低く色補正フィルターを付けても正確な発色が出ないという問題もあった。 そのためカメラのアクセサリーシューに取り付けて補助光として使う簡易タイプが多かった。それでもハロゲンのものより省エネでバッテリーの持ちがいいしデーライトタイプなので補助光としても有効、しかも調光付きということでそこそこ普及している。 

そして今回目に止まったのがFLOLIGHT LED1024/Vである。 
なんとハロゲン1KW相当の明るさをバッテリー駆動できるというのは驚異的だ。 
光効率という意味では蛍光灯も低消費電力で発光できるのだがバッテリーで駆動する場合いろんな回路が必要となる。 
その点LEDはもともと5V程度の直流で駆動されるよう作られているのでバッテリー駆動にはもってこいの発行体だ。 
また蛍光灯は発光面が管全面になっており指向性がない。一方LEDは点発光でレンズが付けられかなり狭指向性となる。蛍光灯には出来なかったスポットである。 
ディフィーズ光源中心のCM撮影にはあまり向かないと言えなくもないがロケにはむしろ光量の強いバッテリーライトとして重宝しそうだ。 

当初LEDは撮影用の照明にまで使えると考えられていなかったため演色性は二の次でとにかく強い光、コストダウンを目標に開発されていたようだ。 
今回のFLOLIGHT LED1024/Vは新開発ではなく以前からあった製品のマイナーチェンジ版である。価格は同じなのだが光量が倍になったという。さらに演色性 CRI 93とかなり実用的になった。 

というわけでロケ用はもちろんスタジオでも便利な調光LEDライト。 
そのうちもっと効率のいい安いものが出てきそうな気もするし… 
購入悩み中。

2010年11月18日

湯気素材の撮影 第Ⅱスタジオ


ガレージを改装した倉庫がやっと片付いたのでけっこうスペースが確保できるようになった。 
先日のスタジオ撮影では倉庫を控室として使ってもらった。 
で、本日は湯気の素材撮影。 
クロマキースタジオは編集室も兼ねているので常に27℃前後をキープしている。 
そのため湯気の撮影などには向かない。 

そこで冷暖房のない倉庫をスタジオとして使うことに。 
こちらも窓がないので真っ暗になる。 
暗幕をスタンドにセットし電気ポットをセット、ハロゲンランプをバックから照らしカメラをセット。 
ポットのふたを外すと勢いよく湯気が出てくる。 
室温は14℃湿度60%である。 実はラーメンや鍋のシズルを出すため合成する素材をと考えているのだがこれでは多すぎる。 

そして問題が… 
暗幕を広げるときかなりのホコリが立ちあがったようだ。 
黒バックの逆光だと僅かなホコリでも映像に出てしまうのだ。 
しょうがないので空気清浄機を持ち込んで暫く放置することに。 
湯の温度が90℃なので冷水を入れて冷まし電気を入れて徐々に強くなっていくのを待つ… 
というわけで第Ⅱスタジオ大活躍である。
 

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