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どうする?HiVision アーカイブ

2004年11月17日

ハイビジョン制作

ハイビジョン 25Mとかなり圧縮はしているが SDに比べるとかなり高解像度である。

HDVの民生用カメラもリーズナブルな価格で発売されている。
画素数が100万画素だが現状のHDディスプレイの大半はこの解像度だからけっこう充分だ。
レンズの問題は残るが2011年にはアナログ放送は完全になくなってしまう。
かといってすべてがHDになるわけではないがHD対応テレビは急速に普及しSDはアナログレコードやカセットテープのような存在になっていくのだろう。

どのメディアがスタンダードになるかなど課題も残っているがHDDで記録するようになるとあまりVHSのような問題は起こってこなくなるだろう。
ただ、パッケージメディアは別だ。今のところ 12cmディスクという線は固定されているから数種類出たとしてもすべて読み取れるプレーヤーが出るのは間違いないだろう。

2004年11月19日

タイムコード

ハイビジョンどのメディアがスタンダードになるかなど課題も残っているがHDDで記録するようになるとあまりVHSのような問題は起こってこなくなるだろう。
ただ、パッケージメディアは別だ。今のところ 12cmディスクという線は固定されているから数種類出たとしてもすべて読み取れるプレーヤーが出るのは間違いないだろう。

業務用のビデオはタイムコードが付いている。ビデオテープをフレーム単位で管理するためだ。見た目は時計だが編集するときは意味が出てくる。
一方、CGやノンリニア編集では画像はフレーム単位で保存するためあまり時間軸を気にしない。
CGなどは30枚で一秒という換算で作っていく。そうすると最初のフレームはだいたい1と付けたくなる。

ビデオ編集は最初のフレームが0である。
このあたりでややこしくなってくる。
編集の際のインポイントアウトポイントの決め事も昔のテープ編集時代を引きずっているためデジタルから入った人間にとって若干とまどう。

要は慣れなのだがNTSCなどかなり複雑な理論で作り上げられているので理屈で理解しようとするとけっこうな文献を引っ張り出さないと理解できない。
その点デジタルは比較的理解しやすいのがいい。

2004年11月20日

テストトーン

ハイビジョンアフターイフェクトのフィルターにオーディオの波形を作る機能がある。
これを使ってシアターシステムのオーディオチェックしてみた。

AVアンプのテストトーンはピンクノイズだけだしオーディオチェック用のDVDはスィープトーンだから特定周波数の音を出しっぱなしというのが出来ない。
もちろんそんな発信機やシンセサイザーを買う気もない。
ということでアフターイフェクト→USBオーディオアダプター光出力→MDレコーダー→ビデオセレクター→Aアンプと経由して音を出してみた。
PCからのプレビューサウンドだしいろいろ経由しているので多少音はゆがんでいるがチェックには使えそうな音がしていた。
まずシステムがどのくらいの周波数レンジまで出ているのかと同時に自分の耳がどのくらいのレンジまで聞こえるかの複合チェックだ。
スピーカーから音が出ていても自分の耳が認識できなければ出ていないも同然だからだ。
もちろん耳には聞こえない100khzの音を出すことに意味があるという理論もあるがとりあえずそういうマニアックな部分には触れずに置こう。

結果だが低音は25Hzまで音として認識できた。20Hzになるともはや空気の振動でしかない。
音量を上げれば音のように聞こえるかもしれないがスピーカーが壊れると怖いのでやめておく。
高音だがやはり15kHzの壁があるようだ。14kHzは余裕で聞こえた。
こうしてみるとなかなか性能のいい耳をしているなと自分で感心した。
驚いたのはやはりというか純音だと部屋の場所によって周波数ごとに分布が大きく異なることだ。

AVアンプがピンクノイズしか出さない理由がわかったような気もする。
こんな正弦波で調整していても埒があかないほどばらつきがあるのだ。
例えば 100Hzの音などは部屋の形状のせいか右後方の隅に大きく偏って聞こえていた。
センタースピーカーの1mほど手前は位相の関係か音がすっぽ抜ける現象がいろんな周波数で起こった。
要するに視聴位置を決めてそのポイントでフラットになるよう設定しないと部屋のどこにいてもなんてとうてい無理のようだ。
想像してはいたが想像以上だった。

2004年11月24日

CMオンエアー

ハイビジョン最近のCMオンエアーはHDDにCMバンクとして保存しておき放送プログラムに準じて送り出しているらしい。
地方局もすべてそうなっているのかは知らないが放送されている映像素材はデジタルである。

一方、CMの完成品を放送局へ持ち込むのは昔は1インチ、今はD-2かデジベorベーカムSPということになっている。
NTSCの放送方式がコンポジットなので1インチやD-2が親和性が高いのは理解できる。
しかし今ではデジタル放送を視野に入れているため SDといえどもコンポーネントで処理されている。
しかもHDD送り出しなのだからデータでの受け取りもあっていいのではないかと思うのはこちらの勝手なのだが、作り手としてはすべてデジタル処理しているのだからなんとかデジタル納品したいと考えるわけである。

アナログベーカムではちと寂しい。
そうかといっていまやハイビジョンのVTRと同じ価格になってしまったデジタルベーカムをいまさら導入するのは時代錯誤である。

DVCAMやDVCPRO、 50Mbpsやディスクフォーマットなど新しいものもいろいろあるが放送用にスタンダードにするにはものたらない。
もっと基本に戻って非圧縮データをCD -RかDVD-Rに収録して納品するのがコスト的にも画質的にもベストだと思うのだが。

2004年12月07日

地上デジタル放送開始

ハイビジョンいよいよ鳥取でも地上デジタル放送が始まる動きが出てきた。
スケジュールは2006年10月だからまだまだだが、とりあえずスケジュールだけは決まった。
とはいっても100%カバーするわけでもないようだ。

山間部の多い土地柄だけにアンテナだけでカバーするのはかなり無理があるかもしれない。
しかもUHF 電波を使うため直進性も強い。
デジタルということで弱い電波でもけっこう受けられるしゴーストも皆無ということでかなり期待もできるのだがはたして我が家で見られるのはいつのことになるのか。
放送が始まるまでには現状の機材もかなり更新されていることになるかもしれない。

地方局でのHD製作は期待薄にしてもキー局制作のHD番組をちゃんとHDのまま放送してくれるのか?
しなけりゃデジタル化の意味はないはずだが・・・
CATVのデジタル化もまだはっきり発表がない。
専用チューナーや有料化だけは避けて頂きたいものだ。

2004年12月16日

VHS

ハイビジョンまったく時代遅れなものになってしまったのだろうか。
今持っているS-VHSのデッキはそこそこ高級機種だが古くなって巻き戻しをしてテープが頭まで来ると電源が切れてしまう。
それで再生画像もモニターでカタカタ揺れるのでそろそろ買い替えかと新しいD-VHSを購入した。

早速録画して見てみると同じようにカタカタ動いている。
なんと!どうもVHSそのものが同期が安定していないのでデジタルテレビに送り込むと安定した再生が出来ないようだ。
液晶テレビとプラズマテレビで見たが同じ現象だ。

そこで、一度DVデッキをスルーして見てみたら安定していた。
要するにVHSのデッキ自体では安定した画像を送り出していないようだ。
DVデッキを通すことでTBC効果が得られるため安定するようだ。
VHSがこんなにもいい加減なものだとはアナログテレビで使っていた時代には気が付かなかった。

アナログテレビは許容量が広いのだ。
うちのエリアでは地上波NHKの電波状態があまり良くないのだがデジタルテレビで見るとその悪い画像が強調されているようだ。

2004年12月18日

テレビCM

テレビCMと使われるテープCMの素材はテレビ局毎にテープで一本ずつ納品する。
テレビ局では昔は放送する本数だけコピーなりしていたようだが近年はCMバンクなどというサーバーに一回コピーをしておくだけで後はコンピュータの指示通り送出するようだ。
なので納品したテープはコピーされた後不要になる。

ビデオテープは実際何度も使えるのだが何度か録画再生を繰り返していると画質も劣化していく。

CMのように秒単価の高い素材にそのようなけちなことを言ってトラブルを起こすわけにはいかないのでそのたびに新テープを出すことになる。
わずか15秒の素材だが最短のテープで5分である。VHSなんかよりはるかに値段が高い。

しかし今の時代、15秒くらいならネットでやり取りしてもよさそうな気もする。
光ファイバーなら1分程度で送れるかも。
実際にはもっとかかるのだがデータの場合アナログテープのようなトラブルがほとんどないし低コストでエコロジーだ。

そんな時代ももうすぐ、そこに来ているに違いない。

2004年12月19日

HDカメラ

地上波デジタルにHDカメラ山陰の放送局も地上波デジタル放送に対応するためHDカメラを導入し始めている。
HDのオンエアーを考えると編集システム、CGや送出、CMバンクなどかなりの機材を更新しなければならない。

放送方式もキー局が先駆けて放送しているためトラブルは少ないだろうが、未だSD放送しかしていないのにレターボックスで放送するのはどうかと思う。

CMはフリップ制作だとHDカメラで撮影すれば出来るがムービーとなるとCMプロダクションがHDのテープデッキを導入するわけにもいかず、局側でDVDデータで入稿できるよう対応してもらいたいと希望する。

もっとも全国的に見てもHDのCM制作は少なく、ローカルCMが HD化されるのはまだまだ先のことになるだろう。
とはいえ、2011年にはSD放送は廃止されるわけだから4:3のテレビもほぼなくなりほとんどの家庭では16:9のワイド画面を見ることになるだろう。
どの段階でHDになるのか見極めが難しい。

2004年12月20日

ハイビジョン制作

地上波デジタルにHDカメラハイビジョンのCM制作をするとなると現在のシステムに対して何を追加しなくてはならないかと考えてみる。
ハイビジョンの解像度は1920×1080ピクセルだが現在一般的に売られているハイビジョンテレビは1280×720ピクセルのものだ。
だからCGというどもまじめに1920×1080で作る必要はない。
レンダリング時間やハードディスクの容量が6倍にも増えてしまうのだ。

その点、1280だと2.6倍で済んでしまう。
収録時にスケール変換すればオンエアーされた画像に違いはほぼ見られないはずだ。
しかも1280だとPCのSXGAモニターで表示できる解像度なのだ。
最近ではハイビジョン信号を出力できるビデオボードがかなり安く手に入るようになったのでプレビューもできる。
もちろんハイビジョン信号になればPDPもプロジェクターもHD対応になっているので問題ない。

問題は局納品である。
現在のSD放送の場合基本的にテープ納品しか出来ないが地上デジタル放送のハイビジョンになった場合局でもHD ノンリニアを導入するだろうし、データでの納品が出来るのではないかと想像する。
非圧縮のHDデジタルデータとなると約4GBなもなる。SDは650MB だからCD-Rにぎりぎり入るがHDになるとやはりDVD-Rということになる。
DVD-Rは4.7GBだから音声データを入れてもなんとかおつりが来る。
というわけでもしDVD-R納品が出来るなら新たな設備投資なしで出来るというわけだ。
もしテープでないと受け付けないとなるとHD対応のポストプロダクションに出すことになるがけっこう高く付く。

もちろん自前で収録しようとすると軽く1000万は超えてしまう。
民生機のHDVに対応してくれると設備は一桁安くなるのだが。

2004年12月22日

トーンカーブ

トーンカーブ実写映像をプリントやモニターに出すとき素材のままで綺麗に出ればいいのだが、たいがいは調整してやることになる。
黒が真っ黒でなかったり白が真っ白でなかったり。
また、撮影時点でうまくバランスが取れなかったものを補正することもある。

このようなカラーバランスの調整はフォトショップのような画像処理ソフトではずいぶん昔からあった。
映像系ではアフターイフェクトなどにも備わっている。
ところがリアルタイム系のビデオ編集機には処理が重過ぎるのか開発陣にそのような意識がないのか最近までそのような機能は存在しなかった。
せいぜいRGBのレベル調整、高級機でハイ、ミッド、ローを別々に調整できるものがあった。
しかしそれでさえトーンカーブで調整できるような微妙な調整は不可能なのだ。

映像業界はこのあたりアバウトであったとしか思えない。
ここにきて、ハイビジョンカメラとフィルムカメラが性能的に近いということでビデオカメラの延長にあるHDカメラで撮影された映像をいかにフィルムのように見せるか、メーカーも本気で考えるようになってきた。

最初はガンマカーブの調整とプログレッシブ記録、フレームレートを24にすることでなんとか近づけようとしていた。
かなり近づいたのだが何かが違う。
やはりガンマカーブだけでは微妙なトーンを作り出すことは出来るわけもなくトーンカーブを自由にコントロールする方向にあるようだ。
さらにCCDの能力を最大限発揮できるようヘッド部分のアナログ信号を14bit処理しその時点で作り出すカーブで処理をするという方向になってきた。
これは現状のVTRが10bitでリニア記録になっているため後処理ではダイナミックレンジに限界があるためである。

そのほかにもビデオカメラでは解像度を擬似的に上げるためエンハンスをかけている。
NTSCではカメラでけっこうエンハンスを掛け、テレビ側で再度エンハンスを掛けないとしゃきっと見えないという原理的な理由があったのだが、HDになってもその癖が消えてなかった。

一方、フィルムというのはまったくエンハンスはかからないのてビデオに比べるとぼやっと見えるのだが微妙なレンズによるボケも表現されるので遠近感が自然に見える。
つまりエンハンスを掛けるとわずかにフォーカスの外れた部分までシャープにフォーカスが来ているように見えてしまうのだ。
しかもHDのCCDはフィルムより小さく、感度も高いため被写界深度がかなり深いため望遠にしない限りパンフォーカスのような絵が撮れてしまうという弊害もある。

映画のように被写体を浮き出すため背景をぼかそうとするとHDカメラでは望遠にしなくてはならないのだ。
こういった背景もあり最近ではハイビジョンカメラが積極的にフィルムトーンを再現できるような仕掛けをメーカーが開発し始めた。

2004年12月29日

高画質化計画

圧縮方法SD編集といえども非圧縮となると設備にそこそこ費用がかかる。
DVであれば民生機レベルで揃えられる。ところがじっさいに微妙なレベルで比較するとDV も画質が違うのだ。

一般的なPCで使われているマイクロソフトのコーデックはけっこう画質的に問題がある。
比較するものがなければこんなものかとすんでしまうがとりあえず非圧縮と比較すると圧縮比1/5では済まない劣化が目立ってしまう。
というわけでカノープスの独自コーデックを導入した。
やはりというかかなり画質に差があったのは簡単に判明できた。
とはいえ、非圧縮に対し1/5であり、4:1:1であるという物理的な条件は変えることは出来ない。
ただ、一般家庭のテレビで見る限りその差はプロでないと判別できないレベルではある。

それを考えるとRGBや4:2:2 10bitなどに高額な設備を投入するのはどうかと考えてしまう。
これから設備投資するならHDだろう。
ただ、HDにしても数億も掛けるようなものかと疑問も残るのだが・・・
先行者利益が出るようなフォーマットではなくなったような?

2005年01月06日

デジタルテレビ

ハイビジョン大型家電販売店に行くとプラズマや液晶の大型フラットパネルディスプレイがずらっと並んでいる。
それらにはBSデジタルのハイビジョン放送が映し出され画質を競っている。
各社の画面を見ていてどうも気になることがある。白飛びである。
どのディスプレイも白飛びをしているのだ。


メーカーによってつぶれ方は微妙に違うがスタジオ映像はすべてつぶれている。
映画やドラマなどは100%を越える部分はほとんどないからつぶれることはないのだが。

何が原因かまだ良くはわからないが一つの原因としてビデオカメラ自体が明暗をリニアーに表現しようとするためハイライト部分を犠牲にしているという見方がある。
しかし最近のカメラはデジタル処理によってハイライトを圧縮してダイナミックレンジ600%以上とっているものがほとんどだ。
だとすると撮影時点では波形モニターとブラウン管モニターでチェックしているのが原因かもしれない。

ブラウン管モニターはどうも民生のデジタルフラットテレビよりダイナミックレンジが広いのではないかと想像する。
要するに制作時点で白飛びは起こしていないのではないかと考えられる。
オンエアーされるときにクリップされる可能性もある。
BSデジタル放送はmpeg2圧縮しているのでその際にクリップしているかもしれない。
CS放送では初期かなりの頻度で90%以上くらいの明るさがクリップされていたのだ。
あるいは民生用デジタルテレビかチューナー側が原因なのかもしれない。

このような状況がまだ改善されていないというのはデジタルテレビ製作者があまり自分たちの作った放送をエアーチェックしていないためではないたろうか。
案外業界人というのは自宅では安いテレビしか置いなかったりする。

早く気がついてもらわないとせっかくの高画質フォーマットがもったいない。
と思うのは私だけだろうか?

2005年02月10日

ピュアHD

ハイビジョンいよいよフルHDの表示ディバイスが普及し始めるかという兆しが出てきた。
現状PDPは1280×720ピクセルクラスが最高解像度、LCDやプロジェクターでやっと一部に1920×1080ピクセルのフルHDが出ている。
しかしこれらすべてをあわせても1920をサポートしている機種は10種にも満たないのではないだろうか。
しかも100万円以上なのだ。

これがやっと1280クラスの延長線にある価格帯で出てきそうな気配がある。
これはSDの商品が頭打ちで斬新な商品を出したいというメーカーの苦渋の選択という側面も見えなくもない。
実はコンテンツそのものの解像度自体は1920と1280の違いが明確に差別化できるほどのクォリティを持ったものが非常に少ない。
ということはスペックだけ見て買う人も少ないわけだし並べてみても相当注意深く見ないと差は出ない。

売れるのだろうかというのはメーカーも思っていることだろう。
それでも1920のディスプレイを欲しい人はいる。
ここにもいるのだ。だからといって高くてもいいというものではないだろう。

2005年05月16日

ゲームマシン

ハイビジョン自分ではゲームぜんぜんやらないのでゲーム機はここ何年も購入していない。以前はCGの研究用にと買った程度なのだが。ゲームの画像といえばQVGAクラスの低解像度が定番だったが最近のものはVGAフルで表示されリアルタイムでもかなりのクォリティでレンダリングされているようだ。

こんど発売される次世代ゲーム機「Xbox 360」では標準でハイビジョン画像が出力されるらしい。BSデジタル放送以外にHD画質を見ることはほとんどないから試したくなってきた。ほんとうにゲーム画像をHDで表示できるのか?

確かに最近の3Dエンジンは高速かつ低価格になってきているから出来なくはないだろうがワークステーションでさえ SXGAの解像度が主流だ。HDといえば1920*1080だからSXGAより高解像度なのだ。ということは店頭デモはハイビジョンテレビでやらないと意味がない・・・

販売店はそんな対応するのだろうか。

2005年05月18日

ハイビジョンCM制作への道のり

ハイビジョンいよいよ地上デジタル放送の本格導入が動き出した感じで、制作機器も低価格なものが現実のものになってきた。
SDとの混在放送がいつまで続くかまだ予想もつかないがローカルでもHDでのCMが増えてくるのは時間の問題だ。

SONYのHVR-Z1Jなどは低価格映像制作にはぴったりである。
このカメラのシネガンマは非常に面白い。
いろいろと楽しい効果も出来るようになっている。
しかもノンリニア編集システムも充実してきておりカノープスのターンキーシステムと組み合わせても200万程度ですべてそろってしまう驚異の低価格戦略だ。

アナログベーカムでヘタに放送機器をそろえると1000万はかかってしまうわけだから現状でもHDVで編集してSDにダウンコンバートする方がずっと低価格で高画質だと言えるのだ。

HDVがクロマキーに使えるか。これはかなり疑問が残る。色解像度はDVの4:1:1に対しHDVは4:2:0だからダウコンバートすると4:4:4に匹敵する。

しかしmpeg2の圧縮によるブロックノイズは見た目以上に色成分には影響を与えているようだ。
一方、カノープスのHDVボードは非圧縮SDの取り込みが出来る。
どちらかというとこっちの方が現実的かもしれない。
HVR-Z1Jでは色差コンポーネントの出力をダウンコンバートで取り出すことが出来るらしい。

2005年05月20日

クロマキーカラー

ハイビジョンクロマキーといえばテレビ業界ではブルーが一般的に使われるが、映画やCMの現場ではグリーンもよく使われている。場合によっては赤を使ったりもする。フィルムで撮影しても今はデジタル処理でクロマキー処理をするのでRGBのクリアーな成分により近いバックを使うときれいに抜けやすいのだ。

最近のソフトではどんな色でもそこそこきれいに抜けるが被写体に背景と同色があると一緒に抜けてしまう。外国映画でグリーンバックを使うのはブルーアイの俳優がいるからという説がある。実際外人モデルをブルーで撮影したとき目が抜けていた。ただ、瞳くらいだとガーベージマットを追っかけても背景に溶け込むことはほぼありえないから実際には問題にならない。むしろVTRの記録フォーマットを考えるとグリーンが有利ではないかと考える。

現行出回っているVTRはD-1をベースにしたものが多い。D-1は4:2:2で色成分の解像度を水平方向に半分にしている。DVの場合4:1:1だから更に半分になっているわけだ。ところがこの色差コンポーネントというのは単純に色と輝度ではなくRGBのマトリックスで輝度はグリーンをベースにしている。そのため推測だがグリーンをクロマキーに使えばキーの解像度は高く取れるのではないかと考える。

ということで試してみた。フォトショップでグリーンバック、ブルーバックを作って白、黒の円形、人物の切り抜きを配置し、DVエンコード。この素材をカノープスのEDIUSでクロマキーしてみる。解像度的には明確な差は出ておらずエンコードされた画像をフォトショップに取り込んでみたが若干グリーンの方が輝度の影響を受けエッジにグラデーションを感じる。ただ、EDIUSのアルゴリズムの影響かグリーンの方がきれいに抜けている。4種類の抜き方と微調整があるのだがブルーはカラーキャンセルで若干不利なのとキーがずれるのか左に2ピクセルくらい黒いラインが残りやすい。グリーンはほぼ完全なのだがやはり人物の肌は日本人の場合グリーン成分を多く含むので指などはそれなりにきびしい。このあたり、撮影のやり方を注意深くすればなんとかなるだろう。

クロマキー撮影

ハイビジョンなぜクロマキー撮影かというと、ロケ撮影での同録というのは雑音との戦いになる。
しかも一発撮りというか失敗するとまた現地集合となってしまう。
一方クロマキー撮影の場合背景が建物だったりする場合高画質なデジタルスチルカメラでの撮影の方が良かったりする。
解像度が高いので後処理でズーム、パンが自由に出来る。
露出を変えて撮影しておけばダイナミックレンジを自由にコントロールすることが出来る。
静止画なのでレタッチが自由。
デジカメだとかなりワイドな撮影でも高画質・・・つまり人物の背景は静止画で充分ということだ。

人物はスタジオでブルーバックで撮影。
ここの事務所ならクロマキースタジオとしてなんとか使えそうだ。
一応簡易防音もしてあるので同録もできる。
もちろん常設スタジオだから照明さん、カメラクルーも必要ない。
照明は西日本のため60Hzがフリッカーレスで使える。
3色蛍光管を使えばそこそこ発色も悪くない。
既製品は一灯20万からと高いが自作の照明器具がMCC用に作ったものがある。

と、まぁ低価格制作を考えた場合クロマキーは合理的なのだ。
もちろん背景をCGにしたり何人も合成したり好きなことが出来るのは言うまでもない。
とはいえ、クロマキー用の素材はブルーが命。
DVの4:1:1では綺麗に合成できないのだ。
ベストはRGB4:4:4なのだが今となってはそのようなボードがない。
せめて4:2:2でないと、というわけでカノープスの非圧縮SDボードということになるのである。
放送業界標準ともいえるアルチマットでさえ今はSDI入力なのだし。

2005年05月27日

ピュアハイビジョン

ハイビジョンローカルでも地上デジタル放送が動き出す所が出てきた。民生機ではテレビがほぼハイビジョン対応のものになっているようだがチューナーやレコーダーはまだまだこれからのようだ。次世代HDの光ディスクはまだ規格統一がされておらず現行のDVDのような普及が望めるのか微妙である。

しかし放送ではけっこうピュアHD番組は作られているようでNHKなどはほぼ100%とという。そうなると高画質マニアの私としてはピュアHDをフルスペックで見てみたくなるのである。1920×1080ピクセルの画像はやはり1280×720とは一皮剥けたようなクリアな画像なのだ。このクォリティになってくると撮影するカメラの性能までくっきりわかってしまうから怖い。映画のテレシネでもスキャンしたフィルムがオリジナルネガなのかプリントしたポジなのかくらいは見分けがついてしまう。

ビデオカメラもスタジオカメラはそうとう性能のいいズームレンズを使っているがENGの場合、特に報道用は事故で壊れても被害を最小限にということなのかあまり高性能なレンズを使っていないものが多い。まだまだピュアHDの表示ディバイスは高いので今すぐというわけにも行かないが自宅で地上デジタルが見られるころには導入したいと夢見ている。

2005年06月21日

HDV編集

HDV編集コスト的には一昔前の非圧縮SD編集システム並みになってきた。むしろそれより安い。しかしHDVは1080で、圧縮率も高い。特殊効果を中心とする我々の業界でどれだけ通用するのか難しい。画素数も相当多いためCPU、ディスク容量、アクセス速度などもそれなりに高速のものが要求される。

結局実用レベルのシステムにしようとすれば数百万はかかってしまうようだ。ただ、CMの場合短い尺なので最低限のシステムでやれなくもないがCMに限定するとHDニーズはまだ5年以上先のことになりそうだ。つまり現状のシステムはそのとき陳腐化しているのである。それでは一方のSD非圧縮システムは一昔前より相当安くなっていると思いきや、HDVより高い有様。

つまりSD非圧縮は取り残されてしまったのだ。進化できず、ニーズもないまま。D-1VTRはどこへやら。デジタルベーカムも単独機能としては成り立たずマルチVTRの一機能と化してしまった。それほどに今は中途半端な時期である。であればやはりコストパフォーマンスのいいDVで凌ぐのが賢いやり方なのか?高画質追求とのジレンマである。

2005年07月13日

ハイスピードカメラ

ハイビジョンフィルムのムービーカメラはモーターを速く回すとハイスピードカメラになる。フィルムのコマ送りとシャッターが機械的に連動しているからである。いくらでも速くできるわけでもないがハイスピード専用カメラだと一秒に500コマも撮影できるものもある。

しかしフィルムの場合現像してみないと結果がわからないため非常にリスクが大きい。ビデオカメラのハイスピードカメラも存在するがほとんどが技術解析用で映画やCMに使えるものはほとんどない。パナソニックからバリカムという720Pのハイスピードカメラがある。
このカメラは常に60PでCCDを駆動しており、それをテープに記録する際24Pにしたり30Pにしたりするだけなのだ。

60Pを24Pに変換すると2.5倍のスロー再生となる。このようにビデオカメラのCCDで読み込みタイミングをバリアブルに変えると言う製品は存在していないみたいだ。CMや映画でのスロー再生というのはちょっとしたブームみたいなところもあって一時期多く使われたが最近あまり見ない。

しかし有効な表現手段だ。最近ではデジタルでの後処理で自動モーフィングテクニックで滑らかなスローを実現させているものもある。これも万能ということではなくあまり速い動きには対応できない。
ニーズは少ないとはいえ、手軽にハイスピード撮影できるデジタルビデオカメラがあると楽しいのだが。

2005年07月14日

サラウンドの主流は7.1chに

サラウンドサラウンドは記録レート、圧縮、チャンネル数が少しずつ増えてきて現在の主流はディスクリート5.1chである。拡張で7.1chがあるがDVDでは発売されている数が少ない。AVアンプはほとんど7.1ch対応になっているがやはりソースが少ない。しかしこれから普及するであろうハイビジョンDVDには始めから7.1chということも考えられる。

もちろん映画オリジナルに7.1chなければしょうがないが。ただはたして8台ものスピーカーをリビングに置こうと思うのだろうか。6台でさえけっこうかさばる。しかも7.1chクラスになると部屋の形が変則的だとほとんど設置の意味を成さなくなるのだ。シンメトリーでスクェアに近い部屋のレイアウト。やはり専用に設計しないと無理があると思う。
むしろソースには7.1ch入れておいて再生時になんちゃってサラウンドなるフロントだけでサラウンドをシミュレーションするシステムの方が普及する可能性はある。

映画に没頭しているとそれほど真横と斜めうしろの違いは気がつかない。でも世の中のユーザーはチャンネルが増えるとそちらの方が高性能だと思う心理からメーカーはこぞって7.1chに流れ込むことだろう。

2005年07月20日

プログレッシブスキャン

ハイビジョンNTSCテレビは60フィールドインターレースである。これは電波を効率よく使うためと人間がちらつきを感じないフレーム数とのバランスで決定されたといわれる。今の高速大容量データ通信時代においても映像伝送というのは大量の電波を消費してしまうようだ。昔は撮影したビデオ信号は多少のカット編集などをして放送するといった程度だったのでVTRフォーマットは放送フォーマットと同じでよかった。

しかし今の時代、スケーリング、ストレッチ、回転、合成、カラーコレクション・・・など撮影素材はデジタル化されあらゆる加工をされてから放送フォーマットに仕上げられる。なのに未だに撮影VTRはNTSCが多いのは不思議である。
CMだけに注目すると35mmフィルムカメラで撮影するとといった方法がある。

しかし撮像フォーマットとしての有効性はあるがテレシネ時30P、NTSCフォーマットに変換されてしまうから後加工に関して有利とはいえない。HDにテレシネしたりHDカメラで撮影したりということも徐々に増えてきているがまだまだ少数らしい。しかしHDといえども1080/60iという放送フォーマットであって、HD放送と同等のフォーマットVTRである。ということはHD放送に対してのアドバンテージはないのである。

世の中はハードディスクレコーダー全盛なのに放送用収録メディアはまだまだテープが多い。メーカーとのからみでいきなりテープをなくすわけに行かないという事情もあるかもしれないが、HDDでの収録であれば後処理のレベルを考慮して記録フォーマットを選べるカメラ&レコーダーがそろそろ登場してもいいのではないかと思う。そもそもインターレースでVTRに記録するのは無加工を前提にしているとしか考えられない。
見るためのフォーマットと収録するフォーマットをそろそろ違うものにする時代が来たのではないですかメーカーさん。

2005年07月22日

どうなるハイビジョン

ハイビジョンBSデジタル、地上デジタル、ブルーレイディスクなどハイビジョンに関する情報は多いが周辺でハイビジョンを見ているという人を聞いたことがない。買いたいという人もいない。ほんとうに普及するのか?マニアと金余りの人たちだけの技術になってしまうのではと思ってしまうくらい進み具合がゆっくりのような気がする。
ただ地上波は完全にデジタルに切り替わってしまうわけだから最初は現行のテレビ+デジタルチューナーで見ていた人もテレビの買換え時にはハイビジョンテレビを買うことだろう。

ただパーソナルテレビとでも言える10~20インチの小型テレビはハイビジョン解像度を持つかどうかは疑問だ。ブルーディスクとHDDVDの規格問題はまたもベータvsVHSと一緒かと思わせる結果となったようだ。二種類のソフトと二種類のプレーヤー。どれも見たければ2台のプレーヤーを所有しなければならない。レンタルに出てくるのはまた、10年くらい先になってしまいそうだ。たぶんソフトの数もDVDの一割にも満たないだろう。

1991年アナログMUSEハイビジョンテレビを買ってNHKの実験放送を見てからすでに15年も経過した。すでにうちのハイビジョンはデジタル対応出来ている。しかし実際に見ているのはWOWOWの映画だけだ。

2005年07月28日

地デジのCS再送信

ハイビジョンやはりこういうことになってきた。全国の地上波送信アンテナをデジタル化するというのは大変な費用がかかるしすごく無駄な作業だと思っていた。BSでさえ視聴者が少ないのにこれ以上110CSなんかで番組増やすより地デジをCSで送るべきだと以前から思っていた。

B-CAS使って視聴エリアを区分すれば CMやニュースエリアも分けることが出来る。ある程度の圧縮をすれば日本ををかなり細分化することも出来る。逆に他の地域のテレビも見ようと思えば見られるというのも楽しい。通信コストが下がればCMの掲載料も下がってくるだろう。
もうすでに始まっている地デジ作業だが大都市圏はしょうがないにしても地方は早めにCSに切り替えて欲しいものだ。
政治的にいろいろありそうだが。

2005年07月29日

ハイビジョン撮影

ハイビジョンどのように取り組んでいくかいろいろ考えてしまう。早すぎると高い機材を手にし、すぐに陳腐化してしまう。しかしある程度商売を眼中に入れると多少早い方が有利な場合もある。早すぎてイマイチのところもいろいろ見てきた。すでにかなり低コストの機材は出てきた。業務用単板カメラだが27万、ハードを必要としないHDV編集ソフトが3万。カメラの画質を見たがHDとしてはたしかにローレンジだがSDにダウンコンバートすればかなりのクォリティがあるのではないかと感じた。HD自体は最終出力でオンエアーされる機会はローカルではまだまだ先のことになる。

しかし今SDの高価なカメラを買うほど撮影をやるわけではない。あくまでもミニスタジオのクロマキー撮影用カメラなのだ。SDの非圧縮取り込みボードが40万。しかもCPUが2.8Ghzデュアル以上が必要ということで現行のシングルCPUでは性能が満足しない。なので4:2:2出力カメラ+非圧縮ボードとなると200万はかかってしまう。
ところがこのHDV カメラ+ソフトだと30万そこそこ。現行のPCで間に合う。

HDVをソフト的にSDにダウンコンすればひょっとしてSDのそこそこのカメラと同等の画質が得られるのではないかと期待してしまう。もちろんレンズ性能やCCDのダイナミックレンジは及ばないだろうがスタジオ撮影のような好条件ならそれほど差も出ない。
むしろ4:2:0のHDVをダウンコンして4:4:4SD30Pが取り出せればクロマキーには最高なのだ。問題はHDVの圧縮によるブロックノイズやクロマに対する影響がどの程度出てくるのかが不安なのだ。まぁ、その実験として30万は高すぎることはないかもしれない。もし良好な結果が出たら非常にコストパフォーマンスが高い。
かといって衝動買いするほど気に入ってるわけでもない。。

2005年08月23日

これからはハイビジョン?

ハイビジョン映像情報誌を読んでみると、ここ一年ほどはハイビジョン一色だ。そうかといって導入が進んでいるわけでもないが今更SDの新製品を購入しようと考えるプロダクションもないのかもしれない。
2006年には全国の地方都市でも地上デジタルハイビジョン放送が始まるので一気に普及すると考えているのだろう。確かに地上デジタルの番組は現状でもHD率はかなり高くなっているようだ。CM業界はどうなるのだろうか。
35mmフィルムで撮影している予算が潤沢にあるCMでさえまだHD編集していないと聞く。しかしこれも動き出すと一気にHD化される可能性は高い。

地方CMはどうなるのだろうか?フリップなどの静止画CMはむしろHD化しやすい。問題は局納品のVTRである。地方の制作プロダクションにHD対応のVTRを導入するだけの余裕があるのか・・・
せめて局はHDVにも対応して欲しいものだが。当、いちローカルプロダクションとしては先行投資するほど余裕はないが業界の動向は気になる。

2005年09月14日

HDが待ち遠しい

ハイビジョンHDが待ち遠しいとはいってもすでに何年もハイビジョン映像を見ているのだが実はこれ、720Pクラスの解像度しかなくピュアHDではないのだ。
1080と720がどれくらい違うかというと情報量にして2倍なのだがこの違いがけっこう大きいのだ。確かに最初は720でも感動した。しかしここ数年、すんごい高いのだがピュア HDの液晶テレビを見たり、クォリアのプロジェクター画像を見るとものすごく欲しくなったのだ。

しかし200万以上とあまりに高すぎたので手頃な価格になるのをずっと待っている。ここにきてやっとピュアHD製品がどんどん出てきそうな気配になってきた。
プラズマ、液晶、リアプロ、フロントプロジェクターではD-ILA、LCOS、DLPがこぞって1080を出してきた。競走になれば自ずと低価格製品も出てくる。sonyが135万で出してきた。

他社も 100~130万くらいが中心になるのだろう。しかし松下あたりから60万くらいのが出ればとか、sonyがもう一ランク下げて50万で・・などと想像するのも楽しいものだ。来年には各社出揃うだろう。いつ買うかな?

2005年09月26日

解像度と画質

ハイビジョン解像度と画質圧縮画質というのはビットレートだけでは語れないほど複雑だ。NTSCをデジタルにすると720*486、ハイビジョンになると1920*1080になり 5倍以上のデータ量になる。デジタルビデオといえばDVが身近だがこれが25Mbpsでベースバンドに比べれば1/10くらいの圧縮になり細かく比較すると劣化が見える。

今後業務用にも使われるだろうハイビジョンのHDVは1440*1080だがDVテープにntscと同じ25Mbpsで記録している。画素数が4倍以上にもなっているのにビットレートは同じなのである。
ということは明らかに画質は劣化しているわけで、人間が気がつかないところで情報を削るという技術が進化しているためあまり見た目では劣化を感じない。

BSデジタルや地上デジタルもだいたい25Mbpsだ。インターネットでは25Mbpsを連続で送ろうとすると光ファイバーでもかなり厳しいようだ。オンデマンドのようにアクセスが増える映像システムではサーバー側の負荷も相当なものになる。そこでさらに圧縮されているのがWMV9のHDである。
なんと6Mbpsにも落とされている。なのに5.1chサラウンドまで入れ込むというのだから相当画質が犠牲になることは想像出来る。

ネットの場合パソコンの小さな画面でさらに小さなウインドウで見るにはそのような画質でも我慢できるかもしれないがネットワークメディアプレーヤーのようにパソコンに入れた映像データをハイビジョンテレビに映し出す機器が出てくるとこの画質はかなりひどく感じてくるだろう。

テレビというのはPCモニターよりコントラスト、輝度、エンハンスなどすべてに強調されしかも画面サイズがでかい物が多い。その段階になって画質の悪さが目立ったくるのだ。
現在のデジタルハイビジョン放送25Mbpsでさえ50インチ以上で見るといろいろと粗が目立ってくるのだ。マニアは映画を見るのにデジタル放送ではなくパッケージのHDDVDを期待しているのはそのあたりのビットレートの高い映像を見たいという側面もあるようだ。
私はそれほどマニアではないのでTPOに合わせた画質で満足はしているが・・・

2005年11月15日

HDV or HDCAM

HDV or HDCAM1440*1080/60i 25Mこのフォーマットが今後どうなるのか慎重に検討中。HDVに対応した機器はHDCAM系に比べると桁違いにローコストである。カメラだとHDVは 10万円台からハイエンドでも100万、HDCAMでは200万から1000万と一桁開きがある。編集機もHDVなら100万以下でも揃うが非圧縮だと 400万以上になる。
SD系だとカメラは100万以上なら画質的に劇的な違いをあまり感じないしデジタルベーカムとDV圧縮では合成利用でなければあまり差を感じない。しかしHDVとHDCAMではまだ大分開きがあるようだ。しかも今後表示ディバイスはフルHD1920*1080になっていく。実に悩ましい。ただ、使用目的をはっきりさせればHDVも活きてくるのではないかと。

フィルムの滑らかなトーンを狙うのであればHDVのハイエンドカメラで画質調整をすればそこそこ狙い通りの画が撮れるのではないかと。(あくまでも雑誌やネットでの情報から想像しているだけなのだが・・・)しかしクロマキー素材をどうするかが問題である。
やはりローコスト制作CMとしては合成手段は外せない。背景を別撮りしたりスチール写真を加工したりCGにするといったことは多いのだ。そのためにはHDVではどうにもならない。
そこで考えのは価格の開きが少ない編集機を非圧縮系又は1/5程度の低圧縮編集機にし取り込みをHD- SDIにすれば例えばCanonのXL H1だとVTRはHDVだがカメラ出力をHD-SDIの非圧縮で取り出すことが出来る。

これを編集機のHD-SDIに直接取り込むのである。こうすれば VTRなしでクロマ情報の多い映像を取り込むことが出来る。もちろんスタジオ撮影だから出来る仕様である。ロケなどのライブ映像はこのカメラでHDV撮影すればいい。
では局納品はどうするか。HDCAMのポータブルを使うというのもあるが400万以上する。ポータブル買うくらいならHDCAM内臓カメラだと450万。しかしHD-SDIの出力はあるが入力が出来ない。編集した映像をテープに入れられないのだ。HDW-250¥4,725,000が生産完了にになっているからひょっとすると低価格版が出るのか?などといろいろ考えているのも楽しいものだ。
いずれにしても導入するとして2007年以降になりそうだ。

2005年11月17日

新フォーマット

ハイビジョン新フォーマットHDはどうなるんだろうか。sonyはブルーレイディスクにHD記録できる新フォーマットを発売する。メディア自体の互換性は他メーカーとはまったくない。記録フォーマットも新たなものだ。sonyにはローカルフォーマットが多くある。普及しなければ消していくというわけにも行かないだろうに。個人で使う分には問題は少ないかもしれない。業務用の場合組織内だけで完結している場合はいいが外注している場合メディアの互換性はかなり大きい。

ポストプロダクションなどは各フォーマットのデッキをズラッと並べることになるだろう。しかし取り込む場合に非圧縮ならともかく圧縮フォーマットが異なると画質劣化が生じる。1920*1080というフォーマットに対してまだ業界人の意識はオーバースペックと捕らえているのかもしれない。少々の画質劣化は想定範囲内だと考えているのか。しばらくはSDからのアップコンバートが多いとも聞くがそのうち目が肥えてくると「HDVは使い物にならん」などと言い出すのかもしれない・・・
まだまだ様子見しかない。

2005年11月22日

映像もデータファイル

ハイビジョン映像もデータファイルパナソニックが展開するP2システムはメモリーレコーダーでありパソコンでは当たり前の映像ファイルとして記録するシステムである。記録部分がファイルになるとどんなメリットがあるか。D-1フォーマット、DVCPRO…こんな不自由なフォーマットに振り回されなくて済むのだ。しかしカメラに搭載するコーデック、メモリの記録速度などの制限でP2ではまだRawデータで記録することは出来ない。

海外の映画用デジタル記録システムではRawデータで記録できるHDDシステムがあるがとんでもなく高い。今後日本のメーカーに期待したいのはCCDのハイスピード化、Rawデータ記録、レンズ交換といったところだろうか。ファイルシステムになったことによってカメラの収録VTRで悩むことはなくな.る。レンズ交換式になればレンズも自由。あとはCCDのサイズ、解像度、スキャンスピードが選択の基準になっていくだろう。
CCDのサイズはレンズの種類、感度、被写界深度に影響する。

解像度は最終出力と加工内容によって選択。スキャンスピードは上映システムとハイスピード撮影やスローシャッターなどの特殊効果で選択といったところである。収録メディアはRawであれば高速メモリ、HDD、長時間収録の場合はコーデックを使ってテープに記録することも出来る。これは夢物語ではない、すでに進行中の技術だ。

2005年11月29日

地デジフルパワー

地デジフルパワー12/1より東京タワーの地デジ送信がフルパワーになり関東エリア90%網羅するという。地方はまだまだだがメディアの中心は東京なのだから地デジ完了という感じだろうか。これでCMもハイビジョンで作られるのか?なぜハイビジョンCMが少ないのか不思議だ。とはいえSD制作よりは高くつくのだが全国放送クラスのCMであれば製作費も潤沢にあるはずだ。

ローカルではCMにおける製作費というのは電波料に含めて売り込むことが多く、安い電波料の何割といった製作費ではなかなかまともなものは作ることが出来ない。
そんな中で映像機器をHDに更新するのもかなり負担になる。今のところCMをHDでという流れはまだまだなのだがいずれにしても数年後には地デジ普及率は100%になり視聴HD率も相当な数になるものと思われる。
となればCMスポンサーもHDでと思うのは必至であり、いかにローカルでも無視することは出来ないのである。そんな超低価格製作CMにも使えるHD機器が出現するのだろうか。メーカーさんに期待するしかない。

2005年12月01日

ビデオカメラを買うぞー

ハイビジョンビデオカメラを買うぞービデオカメラを買うぞーという気になってきた。パナソニックのAG0HVX200である。今持っいてるSONYのVX1000という業務用にも使われていた3CCDカメラがあるのだが今となってはかなり画質的にきびしい。その後に出たVX2000も少しは良くなっていたがやはり肩乗せタイプにはとうてい及ばない。ところが最近のハンディ系はかなりいいようだ。

レンズも良くなりとにかく感度が高い。色乗りがいい。といってこのパナソニックの画質をまだ見たわけではないので確認してからなのだが。
このカメラのいいところはP2というメモリーレコーダーであるというところだ。記録フォーマットがDVCPRO HD、DVCPRO 100が使える。しかもバリアブルフレームで60P記録が可能、30Pのプログレッシブ記録。テープを使わずPCに取り込みが出来る・・・とにかく先進的でありながら価格が60万円台と驚くほどの低価格なのだ。

駒撮りやスローシャーターが使えるしクロマキーにも有利な4:2:2記録が出来る。シネガンマ搭載。デザインはちょっと気に入らないがコンパクトなのでワンマンオペレーションでもお気軽である。レンズはワイド寄りの構成。この映像データがアフターイフェクトで編集できたら今のシステムでもすぐ使えるのだがどうなんだろう。

欲が出るというのは怖いものでこれだけ理想に近いカメラが出ると他のメーカーからもこれを越える物が出るのではないかとすぐに浮気心が出てしまう。しかしパリカムはパナソニックのお家芸だし、シネガンマなどフィルム志向もかなり早かった。720pやHDVが今後どうなっていくか微妙ではあるが現時点では買いである。でもすぐには注文しない。もっと研究してからだ(笑)


HVX200関連その他

ビデオカメラを買うぞー | クロマキー撮影 | 1080/30pからSD | 1920×1080 | P2でシステム構成 | 解像度が低すぎるHVX200 | ハイビジョン制作機器導入カウントダウン | デジタル放送対応高画質制作システムの段階的導入計画 | HVX-200の解像度 |

2005年12月05日

1080/30pからSD

ハイビジョンパナソニックのHVX-200でクロマキー素材を撮影する場合どのようなプロセスが一番綺麗にいくのか。DVCPRO50というフォーマットがある。 DVCPROは4:1:1だが50は4:2:2になる。
デジタルベーカムよりレートは低いがかなり高画質でクロマキー処理が出来る。しかしもっと面白いのは1080/30pで撮影してクロマキー処理をしてからダウンコンバートする方法である。

HVX-200はカメラ部分で1080/60pになっている。このようなカメラは他にあまりない。
私の場合CM処理はほとんど30pにしているのでプログレッシブCCDは垂直解像度的にありがたい。
60iのカメラを 30pで撮影しても垂直解像度は半分にしかならない物が多いのだ。HDなので4:3を切り出す場合水平解像度は1920→1440が有効ピクセルになる。

DVCPROHDは4:2:2記録だから1440に対しクロマは720になる。要するにHDの段階でクロマキー処理をした場合水平方向のマスク解像度が半分になってしまうのだがダウンコンバートすることによって720×486ピクセルフル解像度のマスクが得られることになるのだ。
私の知る限りでは現時点、最高級の SDカメラや収録システムを持ってきても実現不可能である。

※後の情報で解像度の間違いに気づく



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2005年12月13日

1920×1080

ハイビジョン1920×1080ついついこのフルスペック解像度に拘ってしまうのはやはりマニア的発想なんだろうな。プロジェクターや液晶、プラズマがやっとこのフルスペックHDで表示される物が登場してきたと喜んでいた。ところが1280*720のサイズ720pといわれる表示サイズで現在は鑑賞しているのだがこの解像度でさえハイビジョン放送といわれている映画などでもフィルムグレインが目立ったりしている。ではHDACMで撮影したドラマなんかはフルスペックHDTVで見たらさぞかし高解像度の画像が見られるのだろうと思っていた。ところがここに落とし穴があった。

一般的に使われているHDACMやDVCPROHDはフルスペックに到達していなかったのだ。HDCAMが輝度画素1440/色差画素480の3:1:1 140Mbps、DVCPROHDが輝度画素1280/色差画素640の4:2:2 100Mbpsなのだ。HDVが1440だから水平解像度は同等かそれ以下ということになる。フルスペックにしようとするとD5かHDCAM-SRしかないのだ。

映画のテレシネなどはD-5などに収録したものも多いそうだがドラマなどはたぶんHDCAMで制作しているのだと思う。やはり今の時点で高価なフルスペックHD表示装置を買うのは時期尚早だと思う今日この頃。もちろんCM製作機器においてもこれらの選択は大きくコストダウンのためのクロマキーも色情報を大きく取るためには高価なVTRを購入しないといけないという矛盾が生じる。

こうしてみるとDVCPROHDを採用したパナソニックの AG0HVX200は非常にコストパフォーマンスがいい。1280 4:2:2ならクロマキーに使ってもPC内で合成するのにまあまあである。もちろん取り込みにVTRは不要だ。CM用素材だから収録時間はあまり気にならない。カメラ68万、ノンリニア編集機98万。局入れ用HDCAM VTR 379万。HDV→HD-SDIコンバータ52万。とりあえずこれでHDCMの製作ができる。


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2005年12月19日

ハイビジョンモニター

ハイビジョンモニターハイビジョン編集をするのにフルHD解像度のモニターが欲しくなる。今あるモニターはTV系で1280*720、PCモニターで1280*1024である。最近はUXGAのものが多いがそれでもフルHDには及ばない。ハイビジョンテレビでは最近やっとフルHDのパネルが出てきたがまだまだ高い。編集モニターにもちょっと大きすぎる37インチで50万くらいだ。PC用のモニターでは23インチで15万と手頃なものが出てきている。

しかしD4やHDMI入力を持ったものがない。PCで未だデュアルモニターを使ったことがないのだがそれぞれ違う解像度のモニターを繋ぐことができるのだろうか。
それにしてもPC からのリアルタイム再生はビデオ再生とは違ってリフレッシュがうまく行ってないように思う。

なのでやはり最終確認はHDMI入力を持ったフルHDパネルで行いたい。とりあえずまだ一年あるのでそのうち新製品が出てくるだろう。

2005年12月27日

スーパーハイビジョン

スーパーハイビジョン走査線4000本というHDTVの4倍のテレビ方式で作られる映像がある。まだ実験段階だが臨場感ではなく没入感だそうだ。HDTVは100インチスクリーンで3mも離れるとほぼ走査線を認識することが出来ない。これの4倍ということは3mの距離で400インチを見ても走査線を感じさせないということになる。
400インチを3mから見ると視野の7割くらいは映像で埋め尽くされるだろうか。

アイマックスのように球面で視野を覆い尽くすような投影方法もあるが撮影方法が制約されるため現実的ではない。まだスーパーハイビジョンは実験機ということでカメラもレコーダーも巨大だが5年以内には実用機が出てくることだろう。

テープレスネットワークソリューション

ハイビジョンテープレスネットワークソリューションアナログからデジタル、SDからHDへと変わってきてそろそろテープからネットワークへと変わろうとしている。テープメディアは互換性が重視されるため規格が厳しくコストアップも避けられなかった。アナログテープは繰り返し利用もままならずいろいろと不便も多い。テープレスとはいえメディアは多岐に渡る。ハードディスク、半導体メモリカード、光ディスクが主なメディアだ。ネットワークのみでしかデータ流通できないPC内臓HDDの場合基本的に互換性は考えなくていい。もちろん画像サイズやコーデックは合わせる必要があるが簡単にソフトウェアで変換することが出来る。

メモリーカードや光ディスクはメディアを取り出して素材やりとりも考えられるのでその場合はハード的な互換性がないと読み込めない。しかしどちらもPCでデータ用としても採用しているメカを応用しているので比較的容易にやり取りが出来る。編集機同士のデータやり取りは汎用のネットワークが使える。インターネットの利用も光ファイバーが普及してきたので圧縮画像などはかなり実用的に送れるようになって来た。

しかし編集素材レベルは半端なデータの量ではないので光もギガビットにならないと難しいようだ。もうテープデッキ選びに苦労する必要はなくなるのだがテレビ局はどのように対応していくのだろうか。乗り遅れると完全に動画配信に置き換わってしまうかもしれない。

2006年01月19日

P2でシステム構成

P2でシステム構成パナソニックの提唱するテープレスソリューションP2だがまだ周辺環境が整っていないため今システムアップしてしまうと中途半端になりそうだ。まずエンコード。カノープスがP2対応のノンリニアを発表したのだがDVCPROHDネイティブではない。取り込む際、再エンコードを必要とする。このあたりの画質劣化が気になる。また、HDCAMへの対応も難しい。

やはりパナソニックだけにHDCAMなどは眼中になくDVCPROHD⇔HDCAMの相互コピーが安価に出来ない。ノンリニアをDVCPROHDにした場合P2以外の素材の取り込みに再エンコードが必要になるのだがHDV、HDCAM素材の取り込みは必須になるだろう。このあたりのハードソフトがまだ揃っていない。
HVX200は基本的にP2カードというメモリに録画するのだが8GBで168000円もする。HDで8分しか録画できない。iLinkケーブルを使って100MbpsのHD映像を外部HDDに録画できるようだがこのHDDがまだ発売されていない。
むしろこれが出ればP2カードは不要なのだ。といったわけでHVX200というカメラは非常に興味深いスペックを持っているのだがハイビジョンということでノンリニアシステムから外部とのやり取り用テープドライブを含めてシステムを総換えする必要がある。
まだまだまともなシステムが揃ってないのが現状である。


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2006年01月20日

SONYもバリカム

SONYもバリカムバリカムは松下の登録商標だからソニーではスロー&クイックモーションと呼んでいる。スローといっても60pを引き伸ばすだけだから24pでも2.5倍のスローにしかならない。ある意味オマケ感覚ではある。ただ映像表現に於いてスローはかなり印象が変わってくるから不思議だ。重厚感、ソフト感、躍動感など微妙な雰囲気を醸し出すのに効果的だ。今まででも60iを引き伸ばせばそこそこの画質でスローは出来ていた。

今回のバリカムを始めとするスローはさらに中間のスピードが選べ後処理なしで通常のVTRに記録できるのがメリットになっている。ただ2倍程度のスローでは特撮というほどでもなく5倍、10倍くらいのスローカメラが出てくると面白いのだが。一方クイックモーションはあまり使い道がない。長時間露光で暗がりを高感度カメラっぽく写すくらいか。

2006年02月10日

非圧縮の選択肢も

ハイビジョン 非圧縮の選択肢もHDV、HDCAM、DVCPROHD、XDCAMHDどれもけっこう圧縮率が高い。互換性もない。今後何がデファクトスタンダードになるか予測がつかない。いろいろ考えてみると非圧縮という路線も見えてくるのだ。圧縮した素材を解凍して非圧縮で編集して再圧縮しテープに戻す。画質的にも時間的にもロスがある。メリットはディスク容量が少なくて済むということだけだ。

しかし考えてみればCMであれば実写素材はかなり少なくて済む。ラッシュサイズで仮編集してからOKカットだけ素材を取り込めばいくら多重合成でも数分程度で済む。非圧縮のインターフェースは意外にローコストだ。

ノンリニアのディスクに関しても圧縮形でやる場合も中間ファイルは非圧縮で置いときたいわけだから作業エリアは同じように必要になる。基本的にクロマキー撮影は同スタジオだからPCに直接録画すれば非圧縮収録が出来る。

今までの撮影で長いもので20分くらいは回していたからハイビジョンの場合HDDにして200GBくらいになるだろうか。ということは250GB×4のレイド0で1TBあれば何とかなるかも。外部から撮影した素材を持ち込まれる場合どうすればいいか。おそらくHDVか HDCAMになるだろう。

HDVはアフターイフェクトがデフォルトで対応しているので問題ない。HDCAMはそのうち納品用に購入しなければならないかもしれないがとりあえずはカメラごと持ってきてもらってHD-SDIで取り込むのが安く付く。スタジオカメラは非圧縮出力のあるカメラでいいのだ。と、いろいろ考えてみるもののアーカイブの方法や局納品テープなどやっかいな問題が残っている。

2006年02月13日

ハイビジョン制作機器導入カウントダウン

ハイビジョン制作機器導入カウントダウンハイビジョン制作機器の具体的な導入に対して現時点で手に入るもの、近い将来発売されるだろう機器などを予測しながら最も効率の良い、採算の取れるシステムを計画してみた。 まだ放送が始まっていないためCMスポンサーがハイビジョンに対してどのくらいの意識を持つか予想もつかないが確実にデジタルテレビは売れているし5年後には全てデジタルテレビに切り替わるのだ。

都心で始まったときCMはほとんど4:3のまま放送されていた。しかし普及率が高くなるにつれ16:9でのCMも徐々に増えてきた。ローカル局もこの1~2年でデジタル化が一気に進む。ただHD化には多大な設備投資が必要なわけでHDCAMでの局納品などかなり高いハードルが待ち受けている。HDVなど低価格なHD製作機器が発売される一方で導入にブレーキをかける要因も多々残っているわけである。じっくり状況を見極め慎重に検討してからの導入でないとHDCAM VTRを500万円で導入した途端放送局の納品形態がフレキシブルになったりしたら目も当てられない。

一零細プロダクションの意見など取り入れてももらえないだろうがローカルCMをHD化するためにはぜひともHDCAM以外の汎用メディア受付を検討して頂きたいものである。

デジタル放送に対応した高画質制作システムの段階的導入計画


HVX200関連その他

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2006年02月14日

デジタル放送対応高画質制作システムの段階的導入計画

デジタル放送対応高画質制作システムの段階的導入計画●Avid Xpress Pro が有力に
Panasonic AG-HVX200 (実売)¥529,200 + P2メモリ4MB(HDで4分記録) ¥78,750
・Avid Xpress Pro ¥291,900 キャンペーン特価¥155,400(税込)
 P2カードからの各種HD規格の取込ができる。
・Avid mojo \291,900 キャンペーン特価\210,000(税込)
 Component-cable¥13,650+RS422-cable¥21,000
・After Effects 7 Pro ¥155,400 高精度クロマキーとスーパースローが出来る。

●リスク回避、トレーニング期間を考えた段階的導入
・Panasonic AG-HVX200 ¥529,200 + P2メモリ4MB(HDで4分記録) ¥78,750
・DVCPROHDの読み込み変換のためファイナルカットプロの導入 Mac mini  1.45GHz/1MB/100GB ¥105,290 + Final Cut Studio ¥128,000
※アドビではDVCPROHDの対応は希望薄のようなのでアップル路線に変更。
・この段階で84万。P2カードにHDで収録、MacminiにIEEEで転送、FCPでSD/RGB非圧縮に変換、winでクロマキー合成
○この環境でしばらく制作してみてMac環境が快適であれば作業の中心をMacに移していく。そうでなければwinで再構築。
・PowerMac G5 2GHzDualCore SDRAM2GB SATA500GB×2RAID0 ¥424,140
・Cinema HD Display 23インチ ¥149,800 ・Shake4 ¥330,000 ・DeckLink SP ¥78,750
AEの代わりにShake4を採用、直接DVCPROHDが扱え高機能、DeckLinkでベーカムコントロール(SATA RAID0でSD非圧縮は可能か?)
○winで構築する場合
・PCは現在あるものを使用P4/3GHz、メモリ2GB、HDD80GB+500GB モニターは720P編集であれば現在のものでも問題ない。
・ビデオモニターはP2カメラに素材を戻してカメラから720Pコンポーネント→50インチプラズマで確認。
・Avid Xpress Pro 291,900 DVCPROHDが扱える統合編集ソフト
(対応ハードの条件がかなりシビア)

■ソフトウェアの強化
・現状のシステムでも1920×1080の映像を編集することは出来る。デジカメの写真素材は600万画素で3000×2000ピクセル、イラストレーターでタイトル制作、3DCGを組み合わせればハイビジョンの動画CMを作ることが出来る。
Adobe Production Studio Premiumの導入計画。この新バージョンはHDVをネイティブに扱うことが可能。滑らかなタイムワープやリアルなデフォーカスなど画期的な新機能も入り効率的な制作ができる。
・HDV映像をファイルでもらうかカメラごと持ち込んで取り込み、最終出力をHDCAMを持ったポスプロにファイルで送ってテープ仕上げしてもらうことが出来る。

P2カメラ ■ ハイビジョンカメラの導入
Panasonic AG-HVX200
・ハイビジョン画質の撮影
・4:2:2クォリティ高画質クロマキー素材の撮影
色差解像度
DVCPROHD---640 / DVCPRO50---360 / DVCAM---180

・プログレッシブ30p シネライクガンマでフィルムカメラで撮影したようなトーンで撮影
・バリアブルフレームレート撮影で1/2スロー
・駒撮りアニメーション、インターバル撮影、スローシャッターなどの特殊撮影
・ハードディスクレコーダー HVX200はP2カードでの記録であるが媒体価格が8分録画で17万円と高価なため長時間記録の出来るFOCUS FireStone FS100の導入
・現時点(06.2.13)ではDVCPROHD/50をアフターイフェクト単独で取り込めるプラグインが発売されていない。カノープスのターンキーシステムが対応しているがソフトだけで扱えるものは今のところFCPだけなのでMACの導入を検討中
・720Pでのバリカム撮影ではフレームレートコンバーターを使わず出力することが出来るのでSD非圧縮にダウンコンバートしてベーカムに取り込みという方法が考えられる

カノープス ■DVCPPRO HD編集対応+ノンリニア編集コンピュータの強化
・ハイビジョン映像はNTSCの約5倍にもなるのでHDD容量、CPUも高速に対応しないと効率が悪くなってしまう。
Canopus REXCEED-P3100
HVX200のP2カード、DVCPROHD/50に対応したNLSでSD非圧縮も扱うことが出来る。


DeckLink ■非圧縮HD−SDI入出力対応
DeckLink HD Pro
非圧縮HD-SDIを入出力でき、デッキコントロールが出来るのでHDCAM VTRへの収録、取り込みが可能
・HD-SDI出力を持ったHDカメラをスタジオに持ち込めばクロマキー撮影が非圧縮HD-SDIで収録することが出来る。

 

S2000■HDCAM VTR導入
SONY HDW-S2000
・現在放送局でCMを受け付けているのはHDCAMとHDCAMSRのみである。
・現行ローカルCM制作費を考えるとほぼ採算は考えられない。制作費のコストアップがどこまで進むかスポンサーの意識次第でもある。

MA■MAの充実
・撮影から納品形態までフルデジタルになってくると音声もさらにハイクォリティでと欲が出てくる。
・ハイエンド機器は追求するときりがないので現状のアップグレード。

 

 

■特機の導入
・デジタル特殊効果だけでは表現に限界が出てくるので撮影にも特機を導入
・ドリー、クレーン、モーションコントロールカメラ、シュノーケルカメラ
・HVX-200はズーム、フォーカス、アイリス、RECのリモートが出来るのでリモコン雲台と手持ちのリニアレール1.5mを垂直に使ってカメラの完全リモート操作が出来る。


HVX200関連その他

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撮影はHDだが仕上げはSD

撮影はHDだが仕上げはSDハイビジョン放送は10月からなのでそれまではHDの需要はない。しかも10月からすぐにHDでの発注は来ないだろう。ということでカメラは導入したいのでHD撮影SD仕上げのシステムを構築することに。HDカメラはレコーダー一体のENG型とスタジオ制作カメラに分けられる。制作カメラは記録部分がないため比較的安くスタジオで使うには好都合だ。しかし今回はまだ外部プロダクションでもHDカメラを導入していないこともありENG形式を選ぶことにする。

ENGタイプでは肩乗せの大型カメラと民生機から派生した小型カメラが存在する。大型はレンズ交換式で価格は200万以上、レンズも高画質のものは200 万以上する。今回は小型カメラから選ぶ。というより選択肢はそこにしかない。採算が合わないからだ。sony、canon、victor、 panasonicからそれぞれ個性的なカメラが発売されている。記録方式、画質、価格、機能を細かく分析した結果テープレスのpanasonic AG-HV200が最終候補に挙がっている。

canonのHDSDI出力も捨てがたい、画質もかなりいいようだ。sonyも素性はいいのだがプログレッシブ対応でないのが惜しい。など迷うが今後も新製品が出てくる可能性はあるわけで導入タイミングまで目が離せない。将来はHDCAM VTRを導入することになるかもしれないのでHDVよりHDSDIに親和性の高いフォーマットの方がいいかなと考えている。とりあえず現時点では panasonic AG-HV200が特殊撮影も出来て価格もリーズナブルということでシステムを展開していく。

ENGとはいえ、うちのウリとしてはクロマキー撮影だから現在よりも高画質にクロマキー合成できることが選択の条件である。DVCPROHD1080/30pで撮影した場合クロマ解像度は水平640ピクセルある。これはHDCAMより色情報が多いのだ。これを取り込みSDサイズでRGBにダウンコンバートすれば色解像度は480ピクセルとなりデジベ4:2:2の 360ピクセルより情報量は多い。

あくまでも計算上なので実際はどうなのかやってみないとわからないが今までの経験上だいたいそのようになるようだ。現在はPCに取り込む際DVカードを経由しているためどうしても4:1:1になってしまう。そのためクロマキー処理はハードウェアのクロマキーヤー(4:2: 2)を使ってベーカムに収録したものを中画とマスクを分けて取り込んでいる。これはそれなりに面倒なものであるが4:1:1でソフトクロマキーするより断然高画質である。

2006年02月15日

HVX-200の解像度

HVX-200の解像度webを見ているとサンプル画像などが一般ユーザーによって掲載されている。それを見るとかなり綺麗な映像だ。しかしなぜかCCDのスペックが公開されていない。3CCDなのだがどうも100万画素以下だから公開していないのではないかと勝手に思ってしまう。
雑誌の解像度チャートを写していたものでは 600本程度しかなかった。感度を稼ぐため無理に画素数を上げないということでもあるらしい。しかし画素数が少なければイメージダウンになるから表記していないのか。

確かにフィルムライクな映像を作るときあまりシャープさを求めずしっとりとした映像作りをする。そう考えると万能カメラとして使うには厳しいのか。未だSDのワイドをアップコンして放送しているコンテンツがあることを考えるとつなぎとしてHVX-200をとらえるべきなのか。悩むところだ。


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2006年02月17日

HDCAMよりDVCPROHD

HDCAMよりDVCPROHDDVCPROHDをネイティブに扱えるソフトが増えてきているようだ。P2のようにテープデッキなしでのキャプチャーも出来るためポストプロダクションとしては非常に扱い易い。HDCAMに比べると圧縮率は高いが色情報はHDCAMより多くクロマキーにも向いている。一方HDCAMはHDSDIからしかキャプチャーが出来ないなどノンリニア編集には不向きかもしれない。

HDCAMSRであれば高画質編集も出来るがHDCAMはD-2のように最終放送素材納品フォーマットとしてしか生き残らないかもしれない。もちろん圧縮率を考えるとDVCPROHDも完成形ではない。ただP2フォーマットだと今後非圧縮に近い高画質フォーマットが追加される可能性は高い。テープではないので受け入れるソフトさえ対応できればどんなフォーマットを作っても問題はないわけだ。

ということで制作フォーマットはP2をベースとしたテープレスにほぼ決定。現在悩んでいるのは編集ソフトとプラットホーム。
macのFCPが捨てがたい性能を持っている。Shake4はモーフィングもできる。winではAvidXpressProHDがDVCRPOHDに対応している。これもリーズナブルに構成できそうだ。
カノープスは今のところターンキーシステムしか対応しておらずコストパフォーマンスが悪い。ただこの流れで行くとプレミア+アフターイフェクトもDVCRPOHDに対応するのも時間の問題に見えてきた。

そうなればかなりローコストに組むことが出来る。mac+FCPシステムにもちょっと揺らいだがやはりプラットホームから全て入れ替えはリスクが大きい。iPodで勢いのあるアップルだがいつまた躓くかわからないしね。

2006年02月18日

HVX-200の周辺は?

HVX-200の周辺あたらし物好きとしてはすぐに欲しくなるのだがここはじっと我慢して様子を見るしかない。HVX-200だがなかなか良く出来てはいるものの周辺が整っていない。まずズーム・RECがリモコンできるのはいいのだがフォーカス・アイリスもリモート操作できるようにしてくれている。ところがコントローラーがない。メーカーに問い合わせたところpanasonicからは発売予定はないらしい。しかも他社製品でも対応するものがないらしい。なんのこっちゃ。リモート雲台を使ってスタジオ撮影しようと思っていたがこれも他社製品の発売を待つしかない。で、やはりP2の読み込み問題だ。

単純にDVCPROHDを非圧縮 AVIにコンバートでも出来るソフトをパナソニックが出せば済む問題なのに全くそのようなソフトを出すつもりはないという。要するに編集ソフト側で対応するのを待つだけなのだ。AvidとAppleが対応しているのになぜAdobeが対応しないのか不思議だ。やはりメーカー間の取り決めなどがあるのだろうか。

アフターイフェクトを使い慣れているためにP2を導入したいがためだけに他のソフトに乗り換えるのもどうかと考えてしまう。というわけでまだまだ待つしかないのだ。そんなこといってると他のメーカーもテープレスで扱い易いシステムを出してくるかもしれない。
ソニーはもう、いろんなものを出しすぎているからまずないだろうが。


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2006年02月19日

HDコンバート

ハイビジョンHDコンバートDVCPROHDを扱えるソフトを調べてみた。アビッドならwinで使えてソフトが29万、カノープスの場合ボードも必要で48万ターンキーなら98万、アップルの場合ファイナルカットプロが13万だがMacが必要。最低限スペックのMac miniが10万合わせて23万、編集までMacですればG5で組んで53万。とにかくローコストでということを考えるとMac miniにFCPを乗せるのが安いがこのマシンでは編集するには厳しいのでDVCPROHDをwin/AEで扱える形式にコンバートする程度になる。ただ非圧縮に変換して転送するだけでもそこそこ時間はかかりそうだ。MacにするのならG5にして完結させる手もある。

HDDを1TBにしAEのかわりに Shake4 33万を入れるとかなり強力なHD編集システムになる。HDモニタ、DeckLink(ベーカム用)で一式98万。ただ全て新しいソフトになるので覚えるのがちょっと大変。アフターイフェクトに慣れているので直接AEでDVCPROHDを扱うためにはカノープスのターンキーになるが上記Mac98万のシステムと同等なスペックで揃えると200万になってしまう。

こうして比較してみるとMacの方がHD編集に向いていることがわかる。
winはソフト、ボード、PCがそれぞれ別メーカーのためターンキー以外では相性の問題が気になる。その点Macはハードが限られているため比較的相性の問題は気にしなくて済むのもいい。などとMacが気になりだした。

2006年02月22日

HD編集なかなか大変

ハイビジョンHD編集なかなか大変パソコンで編集する限りでは現在最高速でもXeon3.8GHzデュアルである。メモリーを2GB積んでも60万くらいなものである。CPUパワーは非圧縮よりmpeg2などの高圧縮データを扱う方が必要になってくる。単純に非圧縮の計算をさせるだけであればSDに比べて5倍ほどあれば同等の時間で計算できるのだ。最近の編集ソフトはHDVをネイティブで扱えるようになったと出ているがこれはある程度のCPUがあればリアルタイム再生が出来るという意味のようである。

最終出力する場合は全てレンダリングしなおす必要がありリアルタイム時間の数倍かかっているようだ。CMの場合尺も短く合成処理の方が重いためコーディングの再レンダリングはあまり問題になるほどではないがむしろ圧縮による画質劣化が気になる。DV系以外はほぼmpeg圧縮を採用しているので合成などの特殊効果素材には向いていない。ということで今話題にしているDVCPROHDという方向が見えてくるのだ。

ところがDVCPROHDはパナソニックしか採用していないためHDVほど扱えるソフトが少ない。しかもP2カメラは今のところHVX200この機種しか発売されておらず発売間もないため対応を表明しているメーカーでも完全に検証が完了しているわけでもないようだ。HVX200は記録フォーマットがいろいろあり全てに対して対応するのも難しい状況があるようだ。

ウチで使いたいのは1080/30Pこれはクロマキーに対して有効。720/30Pこれはバリアブルフレームレートに利用。この2 種類が扱えればいいのだが実際は60iで取り込むといったことで紛らわしくなっている。メーカーもこのあたり問い合わせても確実な答えが帰ってこない場合もありまだまだ結論を出すには早いようだ。

2006年02月24日

テレビ局は何フォーマット?

テレビ局のフォーマットその昔CMはCFと呼ばれ16mmフィルムで納品されていた。コマーシャルフィルムである。時代は磁気テープに変わり1インチになった。テープ幅が 25mmあるということである。そしてデジタル時代になりD-2に変わった。しかしD-2はコンポジット記録のため編集などに向かずポスプロではD-1やベーカムが主流になって今やハードディスクのノンリニアが主流である。そのためCM素材もベーカムでも受け入れられるようになりそのデジタル版といえるデジタルベーカムというのがNTSCのCM素材フォーマット変遷である。

ハイビジョンはどうなっていくのだろうか。とりあえずHDCAM、HDCAMSRがスタートである。D-5HDやDVCPROHDなどは今のところ発表されていない。もちろん各放送局が全てのフォーマットに対応させるというのは不可能なことである。しかしSONYしか採用していないHDCAMだけでいいのか?むしろ汎用的なデータ形式での納品形態もあっていいのではないか。

ビデオ制作自体が低価格カメラやノンリニア編集機が発売されるようになって放送機器、業務用機器、民生機の差が顕著でなくなってきた。むしろ放送番組もチャンネル増加によって予算が削減され低価格な業務用機器で制作されることが多くなってきた。映画の世界でさえDVカメラで撮影してフィルムにするといったことが行われている。

放送局も時代の流れには逆らえないだろう。数千万の編集室でCMを作っていた時代では1千万のVTRもバランス取れるが100万のPCでも同等のクォリティで出来る時代に500万のVTRはあまりに不自然である。SONYにも考え直してもらわないといけないのかもしれない。毎度愚痴ってまうがせめて200万のHDCAMを出して頂きたい。

2006年02月26日

SONY HVR-Z1Jで作った番組

ハイビジョン SONY HVR-Z1Jで作った番組カーグラフィックTVがSONY HVR-Z1Jで作られているとある雑誌に書いてあったのでBSデジタルをハイビジョン録画して170インチに投影して見てみた。さすがにスタジオカメラに比べるべくもないが解像度的にはなかなか健闘している。

解像度はSDカメラのアップコンとスタジオHDカメラとの比較でスタジオカメラの80%くらいの線はいってるのではないかと思える。SDのアップコンよりははるかに高解像度なのだ。しかし色の再現性、感度の面で民生機からの派生機種なんだなと感じさせる。
特に走行シーンは周りが山ということもありいかにもハンディカメラですっていう画質になっていた。

三脚でクルマを撮影しているところはかなり綺麗に映っている。一部肩乗せENGカメラで撮ったと思わせる高画質なシーンも見受けられたがさすがに綺麗だ。しかしこのENGカメラとZ1Jは価格は一桁違うわけでここまで表現できてしまえば低価格番組はこのレベルのカメラで充分なのだと納得してしまった。

2006年02月28日

液晶テレビはフルHDパネルになってくる

液晶テレビはフルHDパネルになんとフルHDパネル1920×1080ドットの液晶テレビがインチ5000円台で発売されだした。40インチ以下のプラズマはフルHDパネルが非常に作りにくいという。そこで液晶陣営は差別化を図るため一気にフルHDで勝負に出るのではないかと考えられる。
だから今は少々安くなったからといって液晶テレビを買うのは待った方がいいかもしれない。

30インチくらいまでなら1280×720のパネルでも充分高解像度なのだがそれを超えてくるとやはりフルHD パネルは違いが顕著に現れてくる。今、国産のフルHDパネル液晶は高嶺の花だが来年には当たり前になっているのではないかと。しかしフルHDパネルを満足させられるコンテンツがどれだけあるのか。
それも問題なのだが…

2006年03月02日

AVID

ハイビジョン AVIDCM編集は30Pで行っているのでもちろん30Pで取り込みたいところなのだがなぜか30NPが出来なくて24NPだけが出来ると書いてある。しかしネイティブなのだから再生モードがないだけということなのかもしれない。 24NPで取り込んで非圧縮で書き出し、アフターイフェクトに読み込んで30Pで編集する。これで問題は解決できそうだ。あくまでも変換のために使うソフトなのだから。もったいない話である。

もちろん時間が経てば何らかの形で解決する問題なのだろうが今欲しいとなると何かが犠牲になってしまうのだ。キャンペーン期間中に購入するべきか。ついでにキャンペーン中にMojoを購入することも検討中。
現在カノープスでのビデオテープ収録システムを構築しているがやはりバックアップは欲しい。しかもMojoの場合コンポーネントケーブル出力が出来、直接デッキコントロールが出来るメリットがある。
考えてみればファイナルカットよりアビッドのほうが歴史が長いわけで信頼性は高いはずなのだ。安い買い物ではないので悩む悩む…

2006年03月06日

機能別のパソコン

ハイビジョン 機能別のパソコンパソコンがこれほど低価格で入手できるようになると機能によってパソコンの構成を変えたほうが効率よくなる。とはいえ最初から数台購入するのはもったいないわけで最新のモデルを最も負荷の大きい作業に割り当てることになる。軽いのはweb関連、事務関連である。次に二次元処理、フォトショップ、イラストレーター。この手の作業は別マシンにしておくとレンダリングなどをやっている時間に作業が出来る。

次に3次元処理、これにはOpenGLの高速ボードが必要なので他の機能と兼用するのはもったいない。レンダリング自体は分散作業も出来るのでどのマシンでも出来る。最後に編集作業。できればこれも音声関係と SD編集、HD編集と2セットに分けたいところである。SDはDVベースなのでかなり軽くて済む。音編集もそうだ。しかしHD編集となると3D並みにレンダリング時間がかかってしまう。ディスク容量も桁違いに多いし高速ディスクを必要とするので全くの専用機にしておきたい。といった風に作業とマシンを対応させることが出来る。

マシンも何年かすると陳腐化して高速なマシンが欲しくなる。新しく入れるとシフトさせていけばいいのだ。とはいっても多少その機能に合わせたカスタマイズをしているので簡単に入れ替えれるものでもないが。現在は3台。次回、HD非圧縮用に一台予定をしている

2006年03月07日

いよいよ発注(HVX-200+Avid Xpress Pro HD+Adobe Production Studio Premum)

いよいよ発注(HVX-200+Avid Xpress Pro HD+Adobe Production Studio Premum)HVX-200+Avid Xpress Pro HD+Adobe Production Studio Premum

撮影がらみの仕事も増えてきたしバックアップ用のPCを遊ばせておくのももったいないのでそろそろ決心。採算が取れるのどうのってのはあまり考えないことにしよう(笑) 設備投資を躊躇していつまでもローテクでやってると仕事も減るし…なんていろいろ理由を付けてみる。購入してしまうと買うまでのワクワク感は一気になくなりうまく動くかなぁ、なんて不安の方が大きくなるものだ。

最近ではあまり相性みたいなことで不具合が出ることは少ないのでいいが、昔は賭けだった。なのでターンキーにしたりシステムベンダーから薦められるセットで購入していたものだ。納入されてからも一ヶ月くらいはまともに動かないといったことがあった。今回は3箇所からの購入。やはり別々で購入すると不具合が出た場合たらいまわしにされるわけでリスクがないわけではない。いくらメーカーに問い合わせて問題ないと思いますなんて言われても実際動かしてみるまでは不安なのだ。

後は届くのを待つばかり。ネット上にカメラの取り扱い説明書を発見。来るまでに使い方を熟知しておこう。ソフトも一気に新バージョンが何本も来るので一度に覚えられない。とりあえずAvid Xpressが優先される。タイムライン編集ソフトなのでそれほど難しいことはないだろうと思う。アドビ関係はかなりユーザーインターフェースも変わっているので新しいソフトくらいの気合がいるかもしれない。これらは全てサブシステムにインストールされるためいきなり仕事に使うわけではない。ゆっくり覚えていくことにしよう

2006年03月08日

続・いよいよ発注

ハイビジョン新しく出来ること

・HD撮影、HDCG、HD編集、HDCAM納品ができます(HDCAM収録は外部)
・SD画質が4:2:2入出力対応で高画質になります(DVCPRO50)
・SD仕上げにおいてHD撮影素材を使うことでズーム、パンニングが画質劣化なくできます
・クロマキー合成が高画質になります(HD処理4:2:2)
・ハイスピード撮影、インターバル撮影、駒撮り撮影などの特殊効果撮影ができます
・AEのタイムワープとカメラのバリアブルフレームを組み合わせると超スローモーションが高画質で実現します
・プログレッシブ、シネライクガンマでフィルム撮影のような効果が出せます
・画像のぼかし効果が従来よりリアルになりレンズによるデフォーカスに近くなります
・今までスタジオ固定カメラでしたが持ち出しができるようになります
・ノンリニア2システムになりディスク容量もアップ、マルチカメラ編集、長尺物にも対応できます

2006年03月10日

HDCAMの採算性

ハイビジョン HDCAMの採算性昨年のCM制作本数実績から割り出すと年間百数十本のベーカムをプリントしていることになる。現在はフリップCMからの移行期間ということもあり格安でやっているがHDCAMとなれば少しはコストアップが出来る。たとえば1本1万+テープ1800円とすれば年間120本あるとして120万。HDCAM デッキが450万+収録マシン200万とすれば5年半で償却と単純計算できる。もちろんCMフォーマット仕上げ以外にも使えるわけだし同業者にも HDCAMが完全に普及するまではHDCAMだけの利用も考えられる。

しかしこの計算は全てHDCAMで納品した場合の計算である。アナログでいいから安くしてくれと言われると計算が崩れてくる…

Avid到着

ハイビジョン Avid到着早速取扱説明書を読み始めるがAvidのマニュアルは英語版の直訳的表現が多いのと、やはりハイエンドのシステムから入門用に価格を下げただけあって難解な表現が多い。ある程度わかっている部分はこういうことを言いたいのだなと想像出来るが、その文章だけでは何を言っているのか全く理解できない表現もかなりあり初心者にはマニュアルから入ることはお勧めできない。

という私もタイムライン系編集ソフトは突っ込んで使ってきていないので理解に苦しんでいる。あれができない、これが出来ない、これをするにはここを参照など一般的に丁寧といわれるマニュアルに比べると1/3くらいの情報しか書いてないのではと思わせる。
確かにハイエンドとも言わせる要素も多くビデオとの接続方法などもかなり専門的な表現で書いてある。入門ソフトでは「まず繋いで使ってみよう!」みたいなところから入っていくのだが、いきなりインストールする前に…みたいな脅しが入ってくる。結局使ってみるとどうってことはなかったりするのだが初インストールというのはどうにも気を使ってしまう。

Mojoもシンプルな構成なのにそれなりの説明書が入っている。これは逆に音声の赤をそれぞれにみたいな図を見ればすぐわかるようなことを文書表現していたりするから変である。あまり読みすぎていると本当にこのマシンで動くのか?なんて疑問さえ出てくるのだ。で、読んでいてわかったのだがMojoではDVCPRO50のキャプチャーは出来ないとあった。

しかしこの表現ではMojo本体のiLink から出来ないという意味なのかアナログ入力に対してもDVCPRO50コーデックが出来ないのかあるいはPC本体のIEEE1394でないと出来ないという意味なのか…ちゃんとした説明がない。

2006年03月11日

カメラ到着

ハイビジョン カメラ到着一日遅れてカメラ到着。しかし、メモリーカードは今月下旬になるらしい。やはりソフトを覚えるよりカメラ機能を覚える方がいい。来る前にネットの操作マニュアルをある程度読んでいたが放送用カメラでもこんなに複雑なものは他にないだろうというくらい多機能だ。このコンパクトなボディにそんなに機能を詰め込んだらさぞかし使いにくいだろうと思っていたが実機が着て触ってみるとなんと扱い易いボタン類。さすがバリカムの実績からダウンサイズしただけのことはある。質感もいいしこれはいい買い物をした。

ハンディカム感覚で手持ち撮影するには重いがそんな撮影はほぼないので問題ない。むしろいい三脚が欲しくなってきた。うーむ、カメラを触りたいがとにかくAvidをちゃんとインストールする方が先だ。オペレーションマニュアルは英語版だけだ。日本語メニューにも切り替えられるらしいがいろいろ不具合があると書いてある。昔はどんなソフトも英語メニューだったのでメニューは英語のままでもいいがオンラインヘルプの日本語版が英語メニューに対応していなければ意味がない。

どうも、最初に読んだのが READ MEだったのが悪かったらしい。不都合なことばかりが羅列されているのだ。10年前のwave frontを思い出す。英語マニュアルで使っているとあちこち不都合が出てくる。いやな記憶だ。AvidのREAD MEを見ているとそれにちょっと似ている。そう考えるとアドビ製品は完成度が高い気がする。アドビとアビッドだがかなり違う(笑) 比較するなよ。

2006年03月12日

配線計画

ハイビジョン 配線計画バックアップという意味も含めて二系統を同時に使えるように配線を考える。従来はDV系の流れだったが今回はベーカムコンポーネントで直接つなげることが出来る。またカメラからの入力もあるのでかなり複雑になってきた。ハイビジョンに関してはカメラの再生画を直接モニターで見る方法しかとっていない。
しばらくはSD仕上げしかないのでいったんPCに入れてしまうとプレビューはSDでしかできない。レンダリング結果をHD解像度にすることも出来るがカメラに戻すことが出来ないのでハイビジョンで見ることは出来ない。HDでの制作が入ってくるようになればこのあたりもどのようにするか考えなくてはならない。

配線図配線整備

配線関係を整備することにした。
HVX200もまだP2カードが届かないので収録テストは出来ないがカメラのスルー画像を50インチのプラズマに接続してその辺にあるものを写して見た。
期待以上のクォリティだ。
カメラの操作性も良くできている。質感も悪くない。VX-1000用に使っていた三脚に乗せてテストしたがやはり安い三脚は安定しないのでいい三脚が欲しくなった。
配線は現状の流れをキープしながらAvidのテストが出来るようにした。いちいち配線しなおさなくて済むようにとの配慮だが新システムが軌道に乗れば配線はもっとシンプルになる。

2006年03月16日

アドビプロダクションスタジオプレミアム

アドビプロダクションスタジオプレミアムいきなりインストールするのもトラブルの元なので解説ビデオを先に見てみた。ホームページではセットになっているから安いのだろうと思っていたらそうでもないようだ。
それぞれのソフト(6本も入っている)が有機的に動作するよう作られているのだ。
だからソフトもそれぞれが独立したものというより一体化したもののようなイメージに見える。
マニュアルだけは一冊ずつあるがCDは5枚しかなくDISC1~5としか表示していない。
違法コピーに対しても以前のような簡単にコピーできるようなものではないようだ。
ビデオに関しては簡単な操作を画面を見ながら日本語で解説してくれているのだが初めて見るのに親切に作ってある。できれば完全なマニュアルビデオも付属してくれるとありがたいのだが。とにかくこれだけの種類のソフトのGUIを統一し、データのやり取りを有機的に出来たアドビに感心するばかりだ。
これがあればほぼ他にソフトはいらないと思わせるくらいの出来ようだ。

2006年03月17日

画質比較

ハイビジョン早速スタジオ撮影があるためセッティング。まだP2カードが来ないため今回はHVX200からコンポーネント出力を直接ベーカムに収録することに。ところがHVX200の出力はあくまでもモニター出力用途なのでSやコンポジットと同時出力できない仕様になっている。

ベーカムに入力するとシンクが取れないのでクロマキーヤーをフレームシンクロナイザー代わりに使いベーカムに入力。キーの抜け具合も確認できるのでこれはこれで便利。今まで使っていたカメラとスイッチングで比較してみた。
DXC-930はディテールはマイナスいっぱい以外はデフォルト。HVX200はシネライク480/30Pにしてある。
ぱっと見た感じは930がコントラスト高くてしゃきっとした感じである。しかしハイライトは飛び気味だしシャドー部分もあまり陰影が付いていない。HVX200 はそのあたりさすがにうまくまとめてあるといった感じだ。

HDの画像を見を見てからSDの画像を見るとなんとほけボケなんだろうかと思ってしまうのは仕方ない。そうかといって撮影時にディティールを上げてしまうのは禁物だ。
今回はウエディングドレスでの撮影なので特に白飛びは気になっていたので HVX200が間に合ってよかった。

2006年03月22日

ハイスピード効果

ハイビジョン ハイスピード効果HVX200では60fsから細かくハイスピードの設定が出来るようになっている。
一方一般の60iカメラでもフィールドを分割して30Pで再生すれば 1/2のスローになる。
フィールドを使うので垂直解像度は半分になってしまうがそれなりのスロー効果は出せる。

ところでハイスピード撮影の効果なのだが、なんでもスローにすればドラマチックに見えるかというとそうでもないようだ。自動車の走行シーンなどはまったく効果がない。
もともとゆっくり歩いている人物などもあまり効果が見えない。どうも分析するに見慣れた物理現象がゆっくり動くと不思議な感覚が出るようだ。物が落ちる、壊れるなど。女性の長い髪を振り回すなども物理現象だ。

人間の表情や動きは意識的にゆっくり出来るから重力など物理現象が伴わないと不思議に見えない。笑っている表情も頬の肉が揺れているとか筋肉で動く部分以外のところで表現しないと効果が出ない。

2006年03月24日

VHSの代わりになるHDは?

VHSの代わりになるHDCMの仕事をしていて不可解なのは未だにチェックがVHSだったりする。
CMといえば映画より時間単価の制作費が高いというようなもの。画質を優先して 35mmフィルムで撮影したり放送用でも最も高画質なVTRで編集したりする。
なのにチェックはVHSでいいのか?
「せめてDVかDVDに!」と云い続け、とうとうハイビジョンの時代に突入してしまった。
今やSDのチェックはメールを使ってウィンドウズメディアプレーヤーである。

この流れで行くとハイビジョン映像のチェックもWMVになってしまうのか。ブルーレイもHDDVDも規格が乱立状態では普及は望めない。今更テープの時代でもないのでHDVはほぼありえない。WMVは現状HDでもせいぜい5Mbps程度だ。地デジやBS、HDDVDで25Mbps前後だからかなり画質が落ちる。いずれにしてもハイビジョンテレビ自体がどれだけ先方においてあるのかという問題もある。現状でもまともなテレビが置いてある確立はけっこう低いのだ。そうなればやはりパソコンの方が普及率高いといえる。

NTSCはテレビ受像機の見え方が独特でパソコンの見え方と大幅に違うものだったがハイビジョンは比較的パソコンモニターに近い表現になっている。そう考えるとWMVがもっとも使い勝手が良いのかもしれない。せめて15Mbpsくらいの圧縮で見せたいものだ。

2006年03月25日

P2カードが来た

P2カードが来た早速カードを入れてテスト撮影。720/24NPと1080/30Pモードを試してみた。
カメラからコンポーネントでプラズマディスプレイにつなぎ映像だけを確認してみる。
録画モードを切り替えると表示モードも切り替えなくてはならずちょっと面倒だ。
撮影の設定モードはフィルムルックでディティールは最小にしているので多少眠い画像だが充分ハイビジョンの画質だ。
さすがに24P表示だと比較的ゆっくり目のパンニングでもぱたぱた見えてしまう。

パソコンに取り込むためカードリーダーをを取り付けた。それからP2カード読み込みのためのドライバーをインストールするのだが妙なメッセージが出てきた。
メーカーに問い合わせるとマニュアルとは違うようだ。
結局市販の汎用カードリーダーは使えないとのこと。
ノートパソコンのカードリーダーしか使えない?
デスクトップでカードリーダーを使う場合は20万以上もする純正のカードリーダーしか使えないという。
20万のカードリーダー買うくらいならノートパソコン買った方が安いではないか。

仕方がないのでHVX200とPCをUSB2で直接繋いでソフトをインストール。なぜかP2のビューアーソフトはネットからのダウンロードになっている。頻繁にバージョンアップでもしようというのか。P2カードからPCにコピーする場合もこのビューアーからでないとうまく行かないようだ。特殊な構成になっている。一応パソコンのHDDにコピーできるところまではうまくいった。ではAvidXpressProHDで読み取れるのか。Xpressは日本語リファレンスがないので先日注文したトレーニングDVDで操作をチェック。2万もするDVDだが英語マニュアルよりましなので購入した。確かに映像で見ると本を読むより理解は早い。しかし入門用だけのことはあって全ての設定項目に対して解説しているわけではない。
結局P2カードからの読み込みは説明がなかった。簡易設定で P2から読み取ったコンテンツをXpressにインポートしようとするがうまく行かない。この時点でタイムアウトというかメーカーサポートの受付時間を越えてしまった。この次は来週である。

DVDを見てアナログキャプチャーのやり方があったのでこれを試してみることに。
ベーカムをRS-422で接続、Xpressでキャプチャーパネルを表示させDVDで見たように設定すると一発でベーカムを認識してくれた。最初画像がPC側に表示されずおかしいと思ったが一度ソフトを立ち上げなおしたらうまく行った。
Mojoはかなり繊細に出来ているようだ。
ある意味気まぐれだ。接続はアナログだが取り込みはまずDV4:1:1で取り込んでみた。ちゃんとbinホルダーに取り込め再生も出来た。
感激!クロマキー用に4:2:2も試すためDVCPRO50 4:2:2に切り替え取り込んでみたが何も問題なく出来た。

取り込んだものを非圧縮AVIで書き出しし、アフターイフェクトに読み込んでみた。
キーヤーで合成したら綺麗に抜けた。これで一つはクリアである。
4:1:1と4:2:2の両方で抜けを比較してみたがアナログ接続がSだったせいかあまり違いは顕著ではなかった。4:1:1の方が若干被写体に背景色が回り込んでいるかなという感じである。
ここまでくるのにいろいろトラブルはあったがあと一歩だ。 Avidのトレーニングビデオを見たがアフターイフェクトに比べれば長手方向の編集ソフトはシンプルなもである。
ちゃんとした日本語マニュアル作って欲しいものだ。
つづく

2006年03月27日

ハイビジョン映像のキャプチャー(Avid Xpressで取り込み)

ハイビジョン映像のキャプチャーAvid Xpressは日本語のリファレンスマニュアルがないので悪戦苦闘。
メーカーサポートセンターとやり取りしながらやっと取り込めるようになった。
サポート対応に思う
1080、720、480DV50など色々なパターンでテスト撮影して取り込んでみた。
XpressからAVIの非圧縮ファイルに書き出し AfterEffectsに読み込んでチェックしてみた。初キャプチャー初プレビューに感動である。\(^O^)/

バリアブルスピード撮影に関してXpressは720/24PNしかサポートしていないので書き出しの際に30Pを指定して書き出したらおかしな映像になった。今度は24Pで書き出しAEに読み込んでみた。AEは最新バージョンでこのあたり自動認識できるようになっておりコンポジションにクリップを乗せると勝手に720/24Pになっていた。

コンポジション設定を30Pに変えると自動的にプルダウンされている。実に賢い。で、クリップを24Pから30Pに変更してやっと60P撮影素材を2倍スローの30P再生することが出来た。マニュアルにはない使い方というのはなかなか疲れるものだ。

2006年03月28日

ワークフロー

ハイビジョン ワークフローCM制作が主体となるため、どうしても合成、特殊効果に強いAfterEffectがメインアプリとなる。
したがってHVX200からAvid Xpress、そしてAfterEffects7、再びAvidXpressでベーカム落しという流れがSD制作のワークフローになる。

一般的にAfterEffectsで長手方向の編集はできないと思われているが長手方向の編集ソフトと縦方向の編集ソフトを行ったり来たりする手間を思えばAEで全て編集してしまうほうが効率はいい。
なのであくまでもAvid Xpressはビデオ操作専用のソフトということになる。
Mojoと連動させているのでコンポーネントでベーカムと繋げられRS-422を使ってフレーム精度でコントロールすることが出来る。

まずはHVX200から XpressだかHVX200ではP2カードにDVCPRO50/30PもしくはDVCPROHD/30Pでの撮影収録となる。
ハイスピード撮影の時のみ 720/24PNでの収録になる。この3種類の素材Xpressで読み取りAEで読み込めるフォーマットに変換するのだ。
AEではクロマキー、カラーコレクション、スケールなどの加工を行う。
クロマキーに有利な4:2:2が扱えるためのDVCPRO50&HDなのである。さらにHD素材であれば拡大に耐えられるしエッジのクォリティが4:4:4に近くなる。

AEで合成加工編集された素材を書き出してXpressでベーカムに落とすわけだがこれら一連の画像フォーマットを何にするかが問題である。
新システムはHDDをレイドにしていないので低圧縮のフォーマットはリアルタイム再生できない。
しかしDVCPRO50を再生してみたら駒落ちなしに再生しているようだ。
これが問題なければクロマキーにも具合がいいしもちろん収録フォーマットとしても高画質である。将来的にHDをどうするかという問題はあるが当面SDの作業においてはDVCPRO50/30Pをデフォルトのフォーマットにしようと考えている。

2006年04月01日

P2初本番

ハイビジョン P2初本番まだいろいろテストしている段階ではあるが本番に使ってみた。
撮影したものがPCに取り込めないなどのトラブルがあると大変なので撮影後すぐに取り込んでチェックするまで出演者にも待ってもらった。
撮影時間はDVCPRO50の場合カード一枚で8分しかないが今回は部分カットのバリエーションなのでこの時間でも充分だった。
撮影後、取り込んだ映像は短時間で転送できるし、すぐにPCで確認できるのでカードのデーターを消し、新たな撮影もできるのである。

完全なNGカットはその場で消してしまえば容量の節約になるし後で選ぶのも楽だ。撮影したカットは一つずつのクリップになっているのでVTRからキャプチャーするときのような面倒くささも全くない。なによりも全てデジタルで動いているという安心感がいい。

音声も非圧縮なので直接マイクを繋いで録音しても音質面で安心だ。
今回は同録でマイクスタンドを立てて録音したがマイクが少しオフ気味になりちょっと明瞭感が悪くなってしまった。やはり同録はピンマイクのほうがよさそうだ。

初チャレンジとしてはまずまずの成功だったが今後もっと効率よくクォリティをあげていくための方法を探っていこうと思う。

2006年04月05日

コンポーネント接続したものの

ハイビジョン非圧縮AVIをDVCPRO50に変換Xpressにインポートして表示してみるとなんだかすごく解像度が低い。
インポートの設定がおかしいのかとサポートセンターに聞いたが問題ないようだった。
しょうがないのでDV25に切り替えて同じことをやってみると綺麗に出力された。
どうもMojo がDVCPRO50に対応していないのかもしれない。
とはいえ、取り込みはDVCPRO50で出来ている。
なんとも不可解である。気を取り直してDV25 でタイムコード指定して落としてみる。
シンクを引いてから落とそうとしたらノンドロップでは落とせないことがわかった。
しょうがないのでドロップフレームでシンクを引きなおし落としてみる。
しかしドロップフレームはどのようにタイムコード指定していいものかよくわからない。

01:00:00:00から1分前がスタートなのだが00:59::00:00が存在しない。00:59:00:02からなのだ。しかしクリップは45"、12"、21"などきっちりした秒数で作っている。計算がややこしすぎる。ノンドロップフレームでは単純計算でいけたのだが。スタート位置を00:59:00:02に指定して落としてみるとなぜか5フレーム以上ずれたところから収録されている。何度か違う場所の指定を収録してみると旨く合うところやずれるところ、なぜか頭に黒い画像が入る場合など理解が不可能だ。

クリップ自体がノンドロップで作られているからなのだろうか。
これでは指定どおりに収録することが出来ないのでとりあえず諦めた。もう少しドロップフレームのことを勉強しなくてはなるまい。
CMのような短いコンテンツの場合ノンドロップが管理しやすいのは言うまでも無い。

Xpressをノンドロップベースで動かせる方法も探さねばなるまい。なかなか一筋縄ではいかない。とはいえこちらに知識がないからというのが本音だが。試行錯誤を繰り返していると少しずつ見えないところも見えてくるのが不思議だ。

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2006年04月07日

HD映像のプレビューをどうするか

ハイビジョン HD映像のプレビューをどうするかHD映像が撮れるとちゃんとしたHDテレビで見たくなる。
現状ではHVX200にD端子を繋いでAVアンプに繋げばプラズマやプロジェクターで見ることは出来る。しかしこれは撮影したままの映像でしかない。
PCに取り込みアフターイフェクトなどで加工したものは今のところSDに落とさなければモニターで見ることが出来ない。

本来HVX200のP2カードに書き戻しでもできればいいのだがAvidXpressProではそれができない。

P2のビューアーというものが存在しないのでアフターイフェクトで編集したハイビジョンデータはどのようにしてお客さんに見てもらうのか。
最終納品は外部プロダクションに依頼してaviデータからHDCAMに落としてもらうラインにしてあるが、制作サイドでハイビジョン画質をプレビューできない。
簡単で低価格にプレビューする方法は無いものか?
PCの速度を速くしてPCモニターをHD解像度にするというのはちょっと金額が高い。
HDDVDやブルーレイにオーサリングするのも手だが今のところ商品が出ていない。

低価格HDVカメラを購入してHDVで書き出しする。
これが比較的現実的かもしれない
Avid もプレミアもHDVに対応しているし、これなら持ち出しもできるから先方にハイビジョンテレビがあれば見ることも出来る。それでも今は15万はするわけで暫定的な処置としてはちょっともったいない気がする。

2006年04月08日

新システム導入のメリットは?

ハイビジョン・ハイビジョンでの撮影、編集、納品ができるようになった。(HDCAM収録は外部
・HVX200導入で高画質、プログレッシブ、シネライクガンマでフィルム撮影のような効果が出せるようになり、さらにAEのタイムワープとカメラのバリアブルフレームを組み合わせて超スローモーション映像を実現した。
合わせてインターバル撮影、駒撮り撮影でStopmotionアニメなどの特殊効果撮影が可能。
・クロマキー処理の流れがシンプルになりしかも高画質になった。(HD処理4:2:2)
・オーディオインターフェースUA-25とAdobeAuditionの導入でナレーション録音、MAが効率よく多機能で出来るようになった。

・SD仕上げにおいてもHD撮影素材を使うことでさらに高画質を実現した。
画素数比較

●クロマキーに有利なDVCPROHD
HVX200にはいろいろな記録モードがありどれがクロマキーに最適なのか迷ってしまう。1080/30Pは収録時に水平を1280に圧縮してしまうので SDで使うのであれば720/30Pと同等と考えられる。ただ100Mbpsのレートを更にサイドカットするので情報量としては75Mbpsに相当するだろう。
720/30PをSD編集に持ち込む場合1.5倍までのデジタルズームは画質劣化がないし左右のパンニングにも余裕が出来るというメリットが出てくる。

DVCPRO50というモードがあるがこれの場合50Mbpsで4:2:2 720×486色差360×486となり720/30Pより若干クォリティが落ちる計算になる。

2006年04月09日

新システム導入の想定外

ハイビジョン新システム導入の想定外▼テストの中で問題になった箇所(Mode:Hivision)
・Xpressでは720/30PNの読み取りが出来ないためバリアブルフレームレート素材の取り込みは720/24PNで行うことになるが書き出しを 30Pにするとプルダウンになってしまった。結局24Pで書き出し、アフターイフェクトで24→30変換することで解決した。
・XpressのP2取り込みがインポートではなく特定のホルダーを作成してメディアツールからの取り込みであることが後でわかった。
・P2カードからパソコンの取り込みにカードリーダーを使う予定でUSB接続カードリーダーを購入したが使えないことが判明した。純正カードリーダーかノートパソコンのカードリーダーしか使えないとのことであった。
・P2に記録されるデータ形式は汎用フォーマットということだが対応しているアプリケーションがまだ少なくCanopus、Avid、AppleFCPなど数種類に限られる。

▼テストの中で問題になった箇所(Mode:SD)
・Xpress+Mojoでコンポーネントベーカム収録を計画していたが現時点ではタイムコード制御がうまく行かず調整中。
・Xpress+MojoでDVCPRO50 4:2:2の入出力が出来ると思ったがMojoが対応していないことがわかり断念。
・DVコーデックはカノープスのオリジナルがいちばん高画質と判断。

そして次のステップへ

とりあえず今回のデジタル放送ハイビジョン対応としては目的を果たしている。
あくまでもコストを抑え、いつHDの受注が来ても手間暇はかかるが作ることが出来るという体制を作りたかったのである。
これで転送時間、レンダリング時間などいろいろな部分のノウハウを蓄積し数年後、CMのほとんどがHDになるときどのようなシステムが効率がいいのか検討する材料にしようというものである。
現時点ではVTRの価格がネックであり採算ベースのシステムを組むのが困難な状況である。しかもHD対応ノンリニアシステムも出たばかりだしPCも現状のハイエンドマシンでもかなり厳しいように思う。現行のSD編集並みとはいかないまでも2倍程度のコストでSDと同じくらいの軽さで作業できるシステムが組めないと採算が取れないだろう。次の世代の新製品に期待するしかない。

2006年04月23日

ブルーレイ ディスク

ハイビジョン ブルーレイ ディスクHD映像を簡単にプレビュー出来ないかと色々思案しているのであるが、HD DVDが先行してプレーヤーを発売し、Blu-ray Disc(ブルーレイ ディスク)陣営はPCドライブが先行した。
パナソニックがドライブを開発し、アイオーデータもこれを使った製品を発売する。
しかしよく見るとハイビジョンテレビで鑑賞できない。あくまでもパソコンモニターで見るしか出来ないようだ。
HDテレビ出力対応のパソコンなら繋げるかもしれないがあくまでもデータストレージとしての使い方が目的なのか?ハイビジョン映像をBlu-ray Discに書き込むことが出来るとある。
このあたりもあまり詳しく書いてないのだがIEEE1394を接続して取り込むとしか書いてない。HDVのことなのだろうが一旦取り込んだHDVファイルや非圧縮ファイルの対応は出来るのだろうか。

BD-Rのディスクが2100円RB-REが2900円位とのことなのでHDプレビュー用にはREが便利そうである。
いずれにしても出たばかりなのでもう少し様子をみないとどうにも判断付かない。

2006年05月12日

新規格「AVCHD」でHDVはなくなる?

AVCHD ロゴ新規格「AVCHD」でHDVはなくなる?HDVが出てそれほど経過していないというのに、SONYと松下がHDカメラ規格「AVCHD」という規格を発表した。
これは、テープではなくディスク規格であるのがおもしろい。
放送用には使いづらいHDV、業務用には松下がP2、SONYはXDCAM、コンシューマーに新たにこの規格が出たということはHDVを捨てたと考えていいのだろうか。
要するにテープメディアに依存する規格は将来性がないということなのかもしれない。
ビットレートをMAX 18Mbpsにしているあたり多少HDVの25Mbpsに遠慮している感はあるがあからさまにmpeg2より2倍以上圧縮効率がいいといっているあたりどうなることやら。mpeg2、mpeg4、H.264いずれにしてもネイティブで編集するには不便な圧縮であるため業務用編集ソフトは中間圧縮を勧めてくるのではないかと思われる。

民生機においてはどちらを選ぶか微妙ではある。
とにかくこの規格のポジションは民生機である。
HDVはどうするの?業務用、ハイアマチュアなんて市場でこれから大きく広がるとは考えにくい。ひょっとするとHDVはかなり寿命が短いかもしれない。
メーカーとしては単にDVテープに入れられるHDフォーマットを繋ぎに作ったに過ぎなかったのかもしれない。今後フィルムのスチールカメラが辿ったようにビデオテープも同じような道をゆくのかもしれない?

ディティールの好み

サンプルイメージハイビジョン ディティールの好み右の写真はサンプルイメージだが上がまったくディティール処理などを施していない画像、中は印刷レベルに使うディティール、下はSDビデオクラスでニュースなどの画像に使われるディティールと思ってください。
この画像はあくまでもシミュレーションですが実際の画像を拡大してみるとこのくらいの差があるのです。
実は人間の肉眼自体にもディティール回路はある。
残像による補色効果は知られているがこれと眼球の微振動の組み合わせでコントラストの強めな被写体のエッヂに電気処理で施されるディティールと同じ効果が現れるのだ。
人間のディティール回路も被写体の大きさによってどのように見えるか、個人差もある。
そこで思うにビデオ撮影にしろデジカメ撮影にしろ今のカメラはディティールがデフォルトである程度付けられている。
しかもテレビ受像機にもけっこう強めに付けられているので下の写真のようになってしまう。
20インチ程度のテレビで受信状態のちょっと不安定なところでもある程度ぼけた感じのない映像ということでこのようなディティールを付けているのかも知れない。
しかし今やハイビジョン、デジタル送信で30インチ以上の固定画素ディスプレイということになればあえてディティールを入れなくても人間の目のディティール回路ではっきり過ぎるくらい見える。
むしろディティールを付けすぎるとせっかく被写界深度を浅くして奥行き感のある映像を作っても少しくらいフォーカスのずれた場所でもあたかもピントが合っているかのような悪影響が出てしまう。
上の写真を見てもわかるようにモデルの目にフォーカスが来ているので耳とそのありの髪の毛はアウトフォーカスになっている。
ところが中の写真になるとそのあたりまでほぼピントが合っているように見えている。
下の写真になるとピントが合っているというより別物の画像に見えてしまう。
意外に気にしていない人が多いようでビデオ撮影時にディティールをOFFにして撮影してくださいなどというとモニターを見ながらこんなぼけた映像でいいんですか?と確認されてしまうことが多い。

ディティールのない画像とはぼけた画像ではなく加工されていないオリジナル画像なのである。
ハイビジョン番組ではぜひともオリジナル画像を見てみたいものである。

2006年05月20日

さらばNTSC

ハイビジョン さらばNTSC720×486ピクセルの中に画像を作りアナログのビデオテープに記録し放送局で送出システムに転写されNTSCコンポジット信号で電波になって放送されるNTSC。
あまりに古い規格のため最新のデジタルハイビジョンと比べると新聞と美術印刷くらいの違いがある。コンピューターで作った画像はRGBでPC モニターにはくっきり表示される。
これがテレビ放送に乗っかって一般のテレビに表示されるともとの情報の1/3以下に劣化してしまう。
せっかく手元で綺麗に仕上がったと思っていても放送された作品を見るとがっかりしてしまう。
その点デジタルハイビジョンはmpeg圧縮はあるものの作った時点から受信され光に変わる寸前までデジタルでキープされる。
鮮度が全く違うのだ。

アナログというのは機器を通すたびに劣化が起こる。
ケーブルが長いというだけでも記録したテープの保存状態によっても劣化が起こってしまう。
これは作り手にとってストレスなのだが、インフラがデジタルになる事で、作ったものがちゃんと視聴者の元に届く時代が、やっとこさ来たのである。

2006年05月22日

ハイビジョン編集をするなら

ハイビジョン編集をするなら現在流通しているシステムである程度ローコストで、ハイビジョンも扱えるシステムということで今のシステムを導入したものの、やはり非常に不便なシステムであることが使ってみてつくづく感じる。
Avidのシステムがそもそもまともに機能していないのと、非圧縮素材を扱うのは現状のシステムでは難しそうだ。
15秒のCM であれば何とか作れそうではあるが何本も量産するほど軽快に扱える流れとはいえない。

現状の問題点としてP2カード1枚に記録できる時間が4分である事。
NGの多い撮影だと一枚で撮り切れず、転送にUSBを使うため三脚からカメラを外してPCのそばに移動する。
Avidで変換するため映像と音声に分かれたファイルをAvid用のホルダーにコピーしないといけない。
MXFファイルは映像ファイルと音声ichごとのファイルが独立している。
Avidで読み込んで非圧縮AVIで書き出しをするのだが1GB(SDで約30秒)を超えるとなぜかアフターイフェクトでエラーが起きる。
物理的な問題か設定変更で解決できるのか未だ不明。
このあとアフターイフェクトに取り込んでCM編集作業を行う。
まだHDで仕上げたことはないのは仕上げても見る方法がないからだ。

そこで将来HDのみの編集になったときの流れを考えてみる。
P2カードはそのうち32GBクラスが出て10万以下になるだろう。
専用外付けカードリーダーも今は20万以上もするがもっと安いものが出てくるだろう。
これで転送は一気に楽になる。
PCはHD対応ということで数テラバイトのレイドディスクに4GBクラスのメインメモリ。デュアルCPUといったところか。
アドビは今年中にはP2に対応してくるのではないかと想像する。
そうなれば非圧縮ではなくDVCPRO HDで全て扱うことが出来、画質劣化も少なく容量も速度も確保できる。
ビデオ出力はやはりHDCAMが標準フォーマットなので外すわけには行かない。
現状編集機能が付いているデッキで一番安いものが\450万する。
数年すれば中古で、せいぜい\350万がいいところだろう。
DVCPROHDをリアルタイム再生してHD-SDI出力できるボードを装備すれば目標にた達するが、PC、ビデオボード、VTR、モニターで約 500万。5年リースで月額10万になる。

大都市圏では数年前から地上デジタル放送が始まっているにもかかわらずCMのほとんどが 4:3のSDをアップコンして放送していると聞く。
こちらローカルではやっと今年10月から開始なのだが早々とHDの問い合わせなどあるが、はたしてすぐに主流になるのか疑問も残る。
HDVやXDCAM、P2、DVCPROHD、HDCAMとまだまだどうなるか予測できない。

放送局もテープレスを全く無視することも出来ないだろう。
弱小プロダクションとしてはハードルが下がってから飛び越えないと設備倒れになってしまう。

2006年05月23日

テープレス納品のシミュレーション

ハイビジョン テープレス納品のシミュレーションCMといえば長くても60秒程度である。
テープはドロップアウトもあるし管理が厄介だ。
記録も再生も専用のデッキがないと出来ないし記録フォーマットは沢山あり一種類のVTRで一種類のフォーマットしか記録できないという不経済さがある。
しかもコンピュータのデータ記録ドライブより桁違いに高い。
そのわりにエラー訂正はコンピュータメディアより信頼性が低い。

こういったことを考えるとCMのような短尺素材の流通形態は光ディスクが適しているのではないかと考える。
映像ファイルにメタデータとプロキシファイルを一体化しどのコンピュータでもプロキシファイルでプレビューできるように再生ソフトも組み込んでおく。
そうすれば広告代理店に放送用のVTRがなくてもパソコンと光ディスクドライブがあればプレビューできる。
プロキシファイルはメールでのやり取りもできる軽いものにすればクライアントのチェックもこれで出来る。
メディアはカートリッジ入りの方が何かの衝撃にも強いということでBlu-ray。ファイルの汎用性をキープするためコーディングソフトも配布するべきだろう。
流通データは非圧縮がいいがRGBやYUV、8bit、10bit、音声の記録レートなどがばらばらの場合も多いので一度コーディングソフトを通して共通化したフォーマットに変換すれば間違えることはない。こうすればSDもハイビジョンも同一のメディアで扱うことが出来るし経済的だ。

放送局でもいろんな種類のビデオテープを巻き戻したり編集したり無駄な作業が減るし間違いを起こすことも減るしなにより高画質をキープできるのだ。
いずれそうなるのは間違いないだろうが早くやって欲しいと思うのは弱小プロダクションの焦りに過ぎないのかもしれない…

2006年06月14日

P2編集

ハイビジョンHVX200でクロマキー撮影する場合4:2:2にするためP2カードへ収録している。
残念ながらDVテープにはDVCPRO50が記録できないためだ。
P2カードは立ち上がりも早く、サムネイル表示で再生確認できたりと便利このうえないし、画質も非常に綺麗だ。
しかしP2対応のアプリケーションが少ないため非常に面倒くさい取り込みをしている。
・P2から専用のホルダーにコピー
・そこからAvid用のホルダーに画像と音声別々にコピー
・Avidを立ち上げ非圧縮AVIにエクスポート
・AfterEffectsに読み込みKeyLightでクロマキー
・アルファ付き QTのアニメーション圧縮最高画質に書き出し
こういった複雑なプロセスを毎回行っている。

アフターイフェクトがP2のファイルそのまま取り扱えたらこのプロセスは全く必要がないのだ。
いずれアドビが対応するか、サードパーティーのプラグインで対応することになるのだろうがそれまではこれでやるしかない。

2006年06月21日

アップルの波

ハイビジョンまたまたアップルがやってくれました。
インテルマックもインパクトあったけどなんとShake4.1を¥268,000 も値下げし¥62,000で販売するというのだ。
DVCRPO HD使っている私としてはちょっと無視できない動きである。

ShakeはAfterEffectsのプロバージョンと同等のソフトである。
とはいえ価格帯から言ってハイエンドクラスのソフトだったわけだ。
AEもプロバージョンとなると\148,000だが、これよりも大幅に下げた形になった。
アップルはかなり HD編集に本気のようだ。P2、DVCPROの編集対応は現在アップルが最も充実している。

AEをメインに編集している私としてはFCPとShakeを同時に覚えるというのにかなり抵抗はある。
しかしこのままwin陣営でまともな対応ソフトが出ないとなると考えざるを得ない。
と思わせる衝撃的な価格設定なのだ。
また松下はSDカードの高速版を出してきた。
こちらは民生用だが大量に販売されれば価格も下がってくる。
P2カードの低価格化も拍車がかかるといいのだが。

2006年07月11日

「地デジ」見ると作るでは大違い

ハイビジョン 「地デジ」見ると作るでは大違いやっと地方でも地デジが見られるようになる。
というより全てがデジタルになり現行のSDはなくなってしまうのだ。
NHKがMUSEアナログハイビジョンを試験放送した当時それを見られるテレビは400万円もした。
今では地デジテレビは10万円台から買うことが出来る。
CMなど作っている側からすると制作機器は大変な変化である。
SDであっても放送機器は大変高価なものである。
むしろハイビジョン化はメーカー努力によりSD製品の数割高に抑えられている。
ところがSD製品には放送機器のワンランク下にある業務用機器というものがあり放送素材に使うことが出来る。
しかも中古市場も大きく最低限のシステムを組もうとすれば数百万で揃えられる。
実際そのようなシステムで制作している。

ローカルでは設備投資にはシビアでないと採算が取れない。
今年10月からローカル局でもHDCAMの受付を開始する。
それに伴いMOデータでの静止画搬入や局側での編集作業は廃止するとのことだ。
2011年にはSD放送は停止し全てがハイビジョンになってしまう。
その頃までには放送局もCM素材としてSDを受け付けない体制に切り替えてくるだろう。

地デジといえば大都市圏では2003 年12月から既に放送開始されている。
にもかかわらずCMはほとんどSDなのは不思議である。
来年までにはほとんどの地域で地デジ放送が開始されるがはたして受信機はどの程度普及するのか、CMのHD化はどの程度進むのか。
こういった状況を観察しつつ次期機材に更新するタイミングを考えていかねばなるまい。

いずれにしても現時点でHDCAMのCM納品をしようとすると1000万円以上の設備が必要になってくる。
とても採算が取れる計算が出来ない。
もちろんまだ歴史も浅いため中古市場にも機材は出回ることが少ないし出てもまだ高価である。
HDCAMは放送機器ランクの機種しか出ておらず最低のものでも約 500万円している。
業務用機器はどうかというとP2やXDCAMがありカメラやレコーダーは二周りほど低価格でそろえられるものが出てきている。
ところがこれらのメディアのままでは局納品が出来ないため最終的にはHDCAMにコピーしないといけない。

というわけでどう転んでも500万のVTRはついてまわるのだ。。
カメラに関してはノンリニア編集機に取り込めればどんなフォーマットでもかまわないわけでこれに関してはカメラ、ノンリニア共にHD化は済ませている。
この編集された映像データをHDCAMにコピーするためのフレームバッファとHDCAMのVTRが必要なわけである。
SDに関しても開業当初は VTRを所有していなかったためテープに落とすのを外注していた。
HDに関してもニーズの少ない段階では外注体制で間に合うとは思う。
しかし全てがHD化される頃には自前で持ちたいと思うわけで…

2006年07月12日

フルHD

ハイビジョン フルHDシャープは37インチ以上の液晶は全てフルHDにすると発表した。
50インチクラスのパネルだと50cm程度の距離で見るとWXGAとフルHDのパネルの違いがはっきり見てわかる。
しかしよく見てみると放送されている素材の解像度がついてきていない。
テレビのエンハンスもかなり強調されておりあまり恩恵を受けていないと感じる。
試しにエンハンスを完全にはずし観察するとフルHDパネルのディスプレイでもぼやっと見える。

前にも書いたがフルHDの解像度 1920×1080ピクセルに完全対応している放送用VTRはHDCAM SRとD5 HDしかないのだが放送局に導入されているのは送出用の部分くらいで、つまり制作用にはHDCAMがメインで解像度は1440×1080であり色差解像度は480×1080でしかない。
開発当初はこんなに早くフルHDのテレビが出るとは思っていなかったようだ。
色差解像度が水平480しかないということはクロマキー合成する場合DVと同様4:1:1、つまり1/4で合成することになりいかにHDといえどもエッジのギザギザ感は目立ってしまう。

このように放送局側の体制が整っていない現状にはたして割高のフルHDパネルテレビを買うべきか迷ってしまう。
そんなことを言っているうちに全てのテレビはフル HDになって価格は落ち着いてくるだろうからその時買えばいい。
それよりも放送局のHDCAMがデファクトスタンダードになっている現状がいつ変わるのかが興味ある。
次の変革はテープレス、フルHD、低圧縮のようだ。

2006年07月23日

放送局にDVCPRO HD

ハイビジョン 放送局にDVCPRO HDPanasonicによるとNHKで約200台採用されたそうだ。
他にも民放ローカル局が導入しているというが、どのような使い方をされているのかは書かれていない。
たぶん報道利用が中心ではないかと思うのだが今後CMや送出などにDVCPRO HDが採用される可能性はあるのだろうか。
P2をプラットフォームに採用している局もあるらしい。
信頼性を重視する放送局だからテープレスにはなかなか移行できないだろうが地方局から実績が上がってくれば、ある時期一斉に変わる可能性はある。
ただSONYに独占されていたテープ業界だけにテープやめたから Panasonicというわけにはいかないだろう。

まだSONYには放送向けアンチテープメディアが出てきていない。
XDCAMはあくまでも業務用だし圧縮率が高すぎてハイエンドな世界では使えない。
とりあえずHDCAMがデファクトスタンダードになっている感はあるが制作側からクォリティ面での不満も出てきているという。
HDCAM SRに移行するのか、新しくテープではないメディアが登場するのか楽しみだ。

来年はいよいよ地上デジタル元年になりそうだがそのあたりの動きも活発になっていくのではないかと思われる。
とりあえず個人的にはDVCPRO HDがCM搬入に採用されると導入デッキが200万円ほど安くなるので助かるのだが…

DVCPROHD AJ-HD1400 ¥2,491,650 (system5)
HDCAM HDW-S2000 ¥4,488,750 (system5)

2006年07月24日

ハイビジョンハンディカム

ハイビジョン ハイビジョンハンディカムハイビジョンのハンディカムが各メーカーから出始めた。
それにしてもいきなり超小型なのには驚く。
ハンディカムの使い方といえば家庭で子供の運動会を撮影したり友達の結婚式で撮影したり旅行に行ったとき撮影といったプライベートな撮影だ。
撮影した映像はそのままテレビに繋いでカメラで再生、DVDなどにコピーといった方法、パソコンに取り込んで編集するなどいろいろだが撮影したメディアをそのまま誰かに渡すといったことはほぼ考えられない。
ということで記録メディアの汎用性が問われることはなくなった。
なので最近のハンディカムはDVテープやDVD-RW、SDメモリーカード、HDDとさまざまだ。

このいろいろなメディア、どれかに収束するのかと思えばそうでもない気がする。
それぞれ使い勝手、メリットが異なってくるからだ。
HDDは長時間記録ができるが保存性が悪いので最終的にはどこかにコピーが必要になる。
DVD-RWはランダムアクセスを生かした記録再生と保存性がいい、メモリーカードはカメラ本体を小型軽量化出来る。
こうしてみるとやはりテープだけは消滅していきそうだ。

一方業務用はどこへ向かうのだろうか。
撮影と編集を別のチームでやることは日常一般的である。
この場合撮影素材をどう渡すか大きな問題だ。
もちろん圧縮フォーマットの違いも問題になってくる。
今のところ最も汎用性の高い方法は撮影したカメラをNLE(ノンリニア編集機)にHD-SDIで接続してキャプチャーするという方法だ。
この方法のデメリットはキャプチャー時間が実時間より短縮できない、NLEが非圧縮なら問題ないがコーデックの解凍・圧縮が行われる。
最も効率がいいのは撮影時のコーデックと編集のコーデックが同じでメモリやHDDなどで手渡しできるタイプだ。
パナソニックは放送用、業務用ともに P2で行きそうだがコーデックの種類が多いのがいいやら悪いやら?

2006年07月26日

地デジ放送完全移行:地方局に公的支援 政府・与党検討

地デジ放送完全移行:地方局に公的支援 政府・与党検討
ハイビジョン 地デジ放送完全移行:地方局に公的支援 政府・与党検討こんなニュースが出ていた。 地方局もそうだろうがその番組やCMを制作している下請けプロダクションに対しての支援というのはないのだろうか。 財力のあるポストプロダクションなどは早くからHD対応して初期のHD機器は陳腐化してきているものさえあるがなかなか中古市場には出回ってきていない。 もともと放送機器はかなり高価なのだがDVが登場してからというもの画質的な差が少なかったこと、放送局でも報道で採用したことを受け一気に普及してきた。 それでも放送用流通テープはD-2、デジベ、ベーカムになるわけでVTRデッキはいきなり高くなる。 その後、業務用レベルに僅かに機能、性能を落とした低価格ベーカムVTRが登場してハードルは下がり今では新品でカメラ、編集機、VTRをシステムで揃えても500万もあれば導入できるようになった。

同じレベルでHD化しようとしてもVTRがネックになり1000万は軽く超えてしまう。
SONYが独占しているHDCAM路線をどうにかして欲しいと思うわけだ。
いつもHD化の話になるとココに行き着くのだがこの公的資金をHDCAMという高いハードルにつぎ込んではくれないだろうか。
HDCAM VTRの低価格版を開発し、HDCAM以外の低価格フォーマットも流通フォーマットに採用して地方局にも導入してもらう。
こういったことができれば零細プロダクションでも低価格の機器でHD化を進められるのだが。

2006年08月13日

HDフォーマット最終兵器?

ハイビジョン HDフォーマット最終兵器?SONYはHDCAM、HDCAMSR、XDCAMHD。
PanasonicはDVCPROHD。
メーカー依存していないHDV。
これらのフォーマットを吹き飛ばすほどインパクトのあるフォーマットが出てきた。

それはMPEG-4 H.264である。
コンシューマー用ではAVCHDというフォーマットで既に商品化されている。
編集ソフトメーカーもこれに準拠した製品を開発すると表明している。
これをさらに業務用化したのが H.264/AVC-INTRAフォーマットだ。
テープやディスクに依存しないという点でAVCHDと共通性はあるがAVC-INTRAというのは編集のしやすいイントラフレーム圧縮だ。

さらにH.264はmpeg2より倍近く圧縮効率がいいというか同じ圧縮率なら二倍高画質といえるのだ。
まだ細かな仕様は把握していないが1920×1080のフルHD解像度記録のモードもある。
PanasonicはP2の記録フォーマットとしてこのH.264/AVC- INTRAを採用するらしい。
ということは今後1920のフルHD記録は必須になってくるわけでSONYも採用してくると思われる。

近い将来HDCAM、 DVCPROHDは放送用として解像度不足ということで消える運命にあるといえる。
HDVもテープメディア限定のため消えていくだろう。
そのくらい H.264のインパクトは強烈だ。

2006年08月15日

業務用H.264

ハイビジョン 業務用H.264パナソニックがP2記録のレコーダーに採用することを表明したが今後が楽しみだ。
H.264は業界標準にされているためどこのメーカーでも採用できる。
つまりSONYだPanasonicだのメーカー間競争がないわけだ。
これはありがたい。
現在DVがメーカー間をまたがってかなり標準的に使えるのと同じようなイメージだ。
ただしローカル性があってDVCPRO、DVCAM、CanopusDVなど互換性のないものも多い。
H.264もいろんなモードを持つようになるだろうからどこでも使えるというわけには行かないだろう。
ただメーカー内だけのローカルフォーマットで終わらないのはユーザーとしてうれしい。

要するにノンリニア編集ソフトメーカーなども開発し易くなるわけだ。
手っ取り早いところで民生用のAVCHDが発売されたがパナソニックはP2用に2007/4月から採用するといっている。
気になるのは記録モードだ。
同じ記録レートならどの記録フォーマットより高画質といっているがコンパクトにまとまるということで高圧縮のモードしか持たなければハイエンドな業務用には使いづらい。
50MbpsでDVCPROHD クラスの画質になる。
出来れば4:2:2 1920*1080/60pや4:4:4 RGBのような高画質モードも記録できるとハイエンドにも使える。
P2で100Mbpsまで記録できるわけだから期待できそうだ。
1080/240pのようなハイスピード記録はカメラ内部のバッファメモリーに記録して変換する方式が出てきそうだ。
記録フォーマットに60pを持たせるバリカムのような考え方は今後廃れていくだろう。

いずれにしても今までテープフォーマットに縛られていたものが一気に自由になったわけだ。利用者側もそれなりの知識がないと使いこなせない。
単純に記録レートだけで画質の選択は出来なくなるし互換性やレート変換による画質劣化など意外な落とし穴も出てくる。

2006年08月24日

圧縮伸張とリスケーリング

ハイビジョン 圧縮伸張とリスケーリングハイビジョンの規格は1920×1080ピクセルなのだが実際の撮影、編集、放送、受信という流れで見た場合どれだけデジタル変換が通って劣化していくのか。

HDCAMでは水平解像度を1440に圧縮している。しかも画像自体もDCT圧縮をかけている。撮影カメラから出た非圧縮のアナログ信号はまずこのVTR のフィルターを通されることになる。スケーリングと圧縮だ。ノンリニア編集機に取り込む場合HDCAM圧縮がそのまま扱えるものがほとんどないためハイエンド非圧縮編集機以外では独自の方式に再圧縮される。そのデータを編集する際にも伸張、加工、圧縮というプロセスが加り、このときにスケーリングもされる編集ソフトもある。

仕上がったデータを放送局に持っていくために再度HDCAMに入れる必要があり、ここでも伸張、圧縮が行われる。テレビ局では素材をサーバーに入れなおさなければならない。再び伸張、圧縮。今度はmpeg2であるからダメージが大きい。ところがデジタル放送の最大のメリットは次にある。サーバーから送信、家庭のアンテナで受信、デジタルチューナーでアナログ映像信号に変換されるまではmpeg2は素材のままで加工されることはない。しかも最近のデジタルハードディスクレコーダーはこの送られてきたmpeg2を加工せず録画できるためDVDやVHSのように録画しただけで画質劣化するメディアとは一線を画す。そういった意味では家庭用機器のほうが画質劣化に対しては厳重である。しかもこのmpeg2は1920×1080なのだ。

mpeg2は圧縮率が大きくそれだけでかなり画質劣化があるとはいえ伸張するのは一度だけなのでここで精度良く戻してやればかなりの高画質が得られる。話を戻すが製作現場から放送局までの間でなんと画質劣化の要素が多いことか。もちろん非圧縮で全てが流通すれば画質劣化は起こらない。しかし今の時点ではコスト面で現実的ではない。かといってHDCAMを使ったこのようなプロセスで本当に高画質が得られるのか疑問が残る。

近い将来HDCAM SRより高画質のフォーマットが現れ撮影素材はより高画質になりノンリニア編集は全て非圧縮になり放送局への搬入は非圧縮か放送用のmpeg2になるのではないかと想像出来る。つまりHDCAMはもとよりテープメディアそのものがなくなってしまうのだ。そんな未来が見えるのに5年もかけて500万以上もするVTRを償却するのは合点がいかない…

2006年08月25日

ついに出た!SONYのHDCAM戦略

ハイビジョン ついに出た!SONYのHDCAM戦略HDCAMは最初の発売時点からSD機器の価格を意識して3割り増し程度の価格設定にしたと言う。それでももともと500万以上もするデッキではハイエンドのポスプロや放送局しか導入できない。アナログベーカムでは放送用のベーカムと完全互換の業務用機で100~200万という破格のシリーズを出してきた。HDCAMもそのうち低価格のものを出さないと本格的にテープメディアは消えてしまうのではないかと思っていた。しかしSONYはやはりやってくれました。予想以上に早いタイミングだと思う。HDCAMの据え置きVTRは既に5機種もラインナップされている。(4,725,000円~6,825,000円)

それに対し今回出たHDW-1800が、3,465,000円だ。機能的には省かれている部分もあるがLCDモニターが付いたりHDVのアダプターが付けられたりとむしろ使い勝手は良さそうだ。アナログVTRと違ってデジタルVTRは方式が同じであれば価格が安くても画質を落とすことはできない。そのため機能を増やしたり削ったりして価格の違いを出すしかないのだ。なのでいきなり200万なんて機種を出すと今までのものがほとんど売れなくなってしまう現象が起こる。

ノンリニア編集が主流になった今ではVTRに多機能を求めることはない。あくまでもテープストレージでありコンテンツ流通メディアでしかないからだ。放送局のデファクトスタンダードがHDCAMになってしまった今、他のフォーマットを探しても無駄だ。HDCAMが安くなるのを待つしかない。まずは第一歩である。

安くて高機能なものが後から出てくると古い機種を持っているところが手放すようになる。そうなれば中古市場も活性化してくるのだ。新品の最低価格のものより機能が落ちる古い機種はもちろんそれより安くなるわけで300万円を切るのも時間の問題だろう。アナログベーカムは定価220万の機種が10年落ちで40万以下で流通している。
勝手な想像だがSONYの戦略的にはHDCAMを低価格路線にシフトしてHDCAM SRを放送系スタンダードにしようということかもしれない…

2006年08月26日

究極フォーマット!

ハイビジョン 究極フォーマット!P2のカメラを買ったからパナソニックに肩入れしているというわけでもないがやはりメモリー録画は非常に便利だ。現状HVX200ではDVCPRO100 の記録になるのだがこれは輝度1280クロマ640サンプルになる。

HDCAMが輝度1440クロマ480サンプルだからクロマキーにはDVCPROHD の方が有利だった。それ以上となるとHDCAMSRの輝度1920クロマ960(4:4:4では1920)しかなかった。ところが次期P2のフォーマットにAVC-Intraが入り、これに100Mbpsモードが出来るという。これは輝度1920クロマ960サンプルなのでHDCAMSRと同等になる。 SRは440Mbpsだから画質的には及ばないがsonyにとってかなり脅威のフォーマットになることは確かだ。

AVC-Intra100Mbpsモードがパナソニックローカル規格でなければぜひとも他社でも取り上げてもらってノンリニアは全てAVC-Intra対応になると非常に便利になる。ディスク容量も助かるしメディアのやりとりもひょっとするとデータで行うといったことも可能になってくるかもしれない。目指せデファクトスタンダード!

2006年09月03日

地デジレポート(鳥取県鳥取市)

ハイビジョン 地デジレポート(鳥取県鳥取市)まず受信環境だがCATVのパススルーではまだ試験放送は流れておらず本来の送信所ではない毛無山からのUHF信号を受信している。しかしアンテナの方向は霊石山を向いているわけで入るはずはないと思っていたのだがなぜかTSKだけが受信できているのは奇跡のようだ。NHKはスキャンのとき局の名前だけは出るが映像は全く表示しない。TSKも昼間になるにつれて受信状態は悪化し2-4時ごろはほとんど絵にならなかった。しかしこれだけ受信状態が悪いにもかかわらず映る時はくっきり表示されるデジタル放送は感動だ。ゴーストは全くない。

そんなわけで夜だけ一部の番組を視聴したレポートを書いてみる。ハイビジョンの画質だがBSデジタルでいつも見ているので特に感動はない。映画をやっていた。画像のコントラストが強く黒潰れを起こしている。これはオリジナルと言うかテレシネ時点でこのような画像になっている可能性はある。特におかしいと言うほどではないが映画のオリジナルはもう少し暗部のディティールがあるのではないかと感じた。ところがこの映画の間に出てくるCMがなぜか黒浮きをしているのが気になった。もしかして映画の画質を補正するため再送信するときにでも全体に補正を掛けたのか?ハイビジョン映画といえば5.1chというイメージなのだが吹き替え2chの映画はいくらハイビジョンになっても迫力は半減である。地上波で5.1ch放送するのはいつなんだろう。

気になったのがTSKのハイビジョン放送が上50ピクセルくらいだろうか、切れているのだ。時報の数字の上1/4が切れている。同じ放送をアナログで見るとちゃんとフレームに入っているのだ。SDでレターボックスになっている画像をよく見ると上の黒帯が狭い。デジタル放送なのにこんなことがありえるのだろうか不思議である。とりあえず試験放送中だから調整中なのか。しかし1080ピクセルと固定画素ディスプレイ。どこにずれる要素があるのか不思議である。

そして肝心のCMだがハイビジョンで流れていない。原因はいくつか考えられる。ハイビジョンで作られたCMがローカルはもちろん、全国版もほとんどない。スポットはローカル局が管理しているからローカル局に送られてくるCM素材がまだハイビジョンのものでない。

ではキー局の提供CMはどうかと言うとやはり4:3なのだ。これもローカルで切り替えているのか?このあたりの事情はよく知らない。
で、レターボックスのCMがいくつかある。パナソニックや資生堂のCMである。これはたぶんハイビジョンで作られたCMだと思うのだが局入れ時点でレターボックスにしているのかキー局でレターボックスにしているのかローカル局に送られる時点でレターボックスにしているのか…テレビ局に聞いてみないとわからない。

というわけでCM関してはハイビジョンのものを未だ見ることはない。BSデジタルのCMでもハイビジョンで送られているのは一割もない。関西の知り合いでもハイビジョンでCMを作ったことがないという話を多く聞く。いったい、いつになったらハイビジョンCMが流れるようになるのか。ローカルでも10月からはHDCAM素材を受け付けると言う。まずはそこからのレポートなのかもしれない。ハイビジョン番組も民放はまだまだ少ない。

もう一つ疑問が残るがHDCAM納品された16:9のCM素材はアナログ放送では自動的にレターボックスになるのだろうか。この場合、ワイドSDテレビをノーマルで見たとき上下左右に黒帯が出ると言う現象が起こる。これはテレビ画面に対して約75%の大きさ、面積にして50%という小ささなのだ。まだ地デジをハイビジョンで視聴している人口が少ない今の時点にこのような放送をしても広告効果が低いと思われてもしょうがない。

2006年09月07日

HDは1440×1080?

ハイビジョン HDは1440×1080?フルHDパネルの液晶、PDP、プロジェクターなど次々発売されてきて地デジはてっきり1920×1080で送られてきているものだろうと思っていたが、どうも違うようだ。
BS放送や地デジに使われているMPEG2-TSには1920×1080のMP@HLと1440×1080のMP@H1440があるという。実際の放送ではBSは大半が1920に対して(BS-iとBSフジが1440)地デジは全て1440のようである。これにはちょっとがっかりである。 BSに比べて地デジは僅かに帯域が狭いためこうなっているようだが今後1920にシフトしていく可能性はあるのだろうか。

もっとも、番組制作の大半が HDCAMやDVCPRO HDで制作されているわけだから1920で送られてきても全てフル解像度になるわけではない…まぁ、あまり解像度などのスペックにとらわれるのはオタク症状の表れなのかもしれないが(笑)知らないで電気屋さんの勧めるフルHDパネルを買うのはちょっともったいない気がした。

電気屋さんいわくは「EPGの番組表を見てくださいよ、フルHDの番組表は細かい文字もくっきり見えるでしょ」…これは放送ではない。どうりでフルHDのパネルとWXGAのパネル並べて比較しても実写ではそれほど差がないと感じた理由がわかった。
とはいえWXGAパネルは垂直解像度も低いわけでもっと違いが出ても良さそうなものなのだ。スタジオ収録の番組はかなり解像度高く見えます。これはカメラ、レンズがいいのと収録もたぶんSRでやっているのでしょう。カメラアウトの解像度が高いのにエンハンスをけっこう強く掛ける傾向があります。
これはスタジオの場合前後の距離感が必要ないためピンボケをごまかす目的があるのではないかと勝手に歪んだ想像をしています(冗談)。
これに対してドラマはエンハンスを掛けずナチュラルな画像なんですがレンズ、収録系の影響も絡んで解像度はかなり低めに見えます。SDカメラをスクイーズで撮影したものより3割アップみたいな。ま、見ている側は勝手なことを言いますわ(笑)

2006年09月09日

ついに地デジ開通!

ハイビジョン ついに地デジ開通!いつ来るかとCATVに繋げて一日2回ほどスキャンしていました(笑)ついに本日信号が流れてきた。今日からハイビジョン三昧です。来月シーテックが開催されるが秋の新製品でハイビジョンレコーダーのいいものが発売されればいいのだが

と、喜んで見ていたが数時間後には信号が途切れてしまった。一時的な送信テストのようだった。夕方のニュース時間帯だったのでローカルニュースを見てみた。あれっ、山陰ローカルははまだハイビジョンでないの?まだ試験放送だからなんでしょうか。あれだけローカルニュースの中でもハイビジョンを宣伝していたんだから放送するはず。

SONYからHDVの新型カメラがが発売された。今更HDVかと言う感じだがこれは業務用を前提にしたカメラなのかと思わせる内容だ。ホームビデオの世界は撮影したメディアの流通は考えないでいいのでHDDやDVD、SDメモリなど様々だ。
しかし業務用となると撮影と編集が別のプロダクションだったりすることはよくあることだ。この場合撮影した素材を持ち込む編集スタジオは全てのフォーマットに対応しなければならなくなる。業務用レベル、放送報道レベル、ハイエンド制作レベル。この3種類くらいに絞って欲しいものだが現時点で出てきているフォーマットは…HDV HDCAM HDCAM-SR XDCAM-HD AVCHD AVC-INTRA DVCPRO-HD P2 D-5 などである。全部揃える訳に行かないでしょ。。

2006年09月20日

平面HDテレビはフルフレーム

ハイビジョン 平面HDテレビはフルフレーム4:3のテレビ制作といえばデジタルで720×486ピクセル、ピクセルアスペクト0.9というのが一般的だ。
フルフレームと言うのはこのピクセルを全て表示するのだがNTSCでは最初ブラウン管テレビだったため表示サイズが精度良く作れないということで外側10%あたりをテレビ枠でマスキングしていた。
ブラウン管は古くなると画面サイズが更に不安定になるため文字情報など伝えなくてはならない情報は80%以内に収めるよう決められた。近年の平面テレビは固定画素でありデジタル回路で制御されているため勝手にサイズが変わることはない。しかしNTSCで決められたテレビ安全フレームという規定があるため外側をマスキングする行為は残されている。しかし4:3の液晶テレビでも今や95%から97%の表示をしているようだ。それでもまだ古いブラウン管テレビを見ている家庭もあるわけで番組制作側としてはいきなり90%枠まで文字を移動するわけにいかないわけだ。

一方、デジタルハイビジョンテレビは始めからデジタル放送をターゲットにしているのとこれからはほぼ全てが平面テレビになるだろうとのことでフルフレーム表示が標準になっている。メーカーによってはオーバースキャンで97%あたりになっているものもあるようだが基本的に全て表示する方向にいくようだ。そうなるとハイビジョンでの番組制作というのはNTSC時代のように安全フレームやタイトル安全という概念は全くなくなり画面の端っこに文字を配置しても読めると言うことになる。
要するにパソコン画面のように端っこに文字があってもいいということだ。ところが2011年まではサイマル放送といってハイビジョンで製作された番組はそのままの形で従来のNTSC放送に流さなくてはならない。ダウンコンバートして放送するわけだが16:9の横長高精細で作られた画像をどうやって4:3に流していくのかが問題になる。両サイドをカットする方法と上下に黒帯を入れる、その中間と3つの方法がある。いずれにしてもNTSC のテレビで見るわけだから安全フレームなどを考慮しないといけないわけだ。しかも上下黒帯にした場合解像度は1/3程度になるわけで文字のサイズは相当大きくしないと見えないということになる。このようにサイマル放送時にはいろいろな混乱が起きている。2011年までの辛抱である。しかし2011年になっても全ての家庭がハイビジョンテレビに変わっているはずもなく旧来のNTSCブラウン管にデジタルチューナーをつなげて見る家庭も少なくないはずだ。そこでは小さな文字スーパーはほぼ見えなくなるだろう。

2006年09月22日

ソニーの業務用戦略

ハイビジョン ソニーの業務用戦略HDVの新製品が発表された。機能的にはライバル会社をかなり意識した造りになっていてHDVを使うと言うデメリット以外は最強ではないかと思えるほど完成度は高そうだ。
240フィールドのハイスピード撮影、プログレッシブ、HD-SDI出力、かなり高機能な編集デッキなどHDCAMのサブシステムとして使ってもらおうと言う意欲的な製品になっている。HDVがHD-SDIを付けてきたが逆にHDCAMのデッキにHDV接続用オプションボードを出したりしている。
こうなるとXDCAM HDはどこへ行くのか微妙な存在だ。HDVもHDCAMのサブシステムとして使うには便利な存在だ。HDCAMの場合編集システムはHD-SDIベースで行われるためHDVも一旦HD-SDIに変換されノンリニア内部では非圧縮か独自圧縮で扱われることになる。ところがHDVだけでノンリニアしようとするととんでもなくレンダリング時間がかかるのだ。しかも仕上がりがHDVテープの場合持って行く場所が限られる。放送局でも扱ってくれるか微妙だしもちろん CMでは扱えない。そう考えるとHDVに収録するメリットはほとんどなくなるのだ。25Mbpsという高圧縮、GOPを使った圧縮のためノンリニアには適さない。業務用として考えた場合このクラスに適したテープ以外の記録メディアを用意するべきなのだ。

SONYでは純正でHDDユニットを同時に発表した。しかし記録はやはりHDVのストリームしかないので単に長時間記録をするだけの目的のようだ。
一方、パナソニックはP2に力を入れているがメモリー価格が一向に下がらないため決定打にならない。信頼性の高い高速HDDユニットを開発すればいいのだがこれも他社任せのようで信頼性に欠ける。
そんなこんなで次期ハイビジョンのCM制作システム選定は難航しているのだが今年は民生用AV機器が豊作だ。地デジの全国展開ということでフラットテレビのフルHD化と低価格化、ハイビジョンレコーダー、フルHDプロジェクターの低価格版など賑やかである。

2006年09月24日

ハイビジョンシステム理想像

ハイビジョンシステム理想像HDカメラHVX200を所有しているのでアフターイフェクトでP2カードのダイレクト読み込みを可能にして欲しい。DVCPROHDはローカルフォーマットなので標準フォーマットとしてAVCHDイントラを希望する。もちろんできれば改造でもいいからHVX200でAVCHDイントラ記録が出来るとありがたい。

現状AVCHDイントラはパナソニックだけのフォーマットだが放送向け汎用フォーマットになりCM搬入もAVCHDイントラで出来るようになるべきだと考える。AVCHDイントラの場合最大100Mbpsなので 15秒CMで200MB程度、ネットでのやり取りも現実レベルだ。放送局へのネット納品が出来るようになれば代理店もどんなに楽になるか。何よりもテープを使わないためエコロジーである。さらにテープを運ぶための運送手段が必要ないため二酸化炭素排出が皆無である。CMのためのテープ消費諸々はかなりばかにならない。ネットの場合は無制限コピーが出来るし転送のためのコストは極小である。なぜ放送局が導入しないのか不思議なくらいだ。もちろん制作プロダクションもコストダウンが多岐にわたるわけでVTR導入費用が浮くだけでなく人件費や電気代、輸送費、保管スペースなどあらゆる点でメリットが出てくる。さらに管理、セキュリティも現状のテープよりずっと優れている。

これが2年後までに実用化されると我プロダクションも設備投資計画が大幅に縮小できる。というか現状の設備プラスAVCHDイントラのエンコーダーだけで済むのだ。たぶん数万円の投資だろう。デジタル技術はとんでもないスピードで進化し続けている。これらを理想などと言っているが数年後にはどうなっていることやら。

2006年09月29日

HD編集機

ハイビジョン HD編集機カノープスのHDWS3000というシステムがある。HDの編集といえばHDVベースで構築すると特に現状のSDノンリニアでも出来るわけだしP2+AvidXpressでも現状実現できている。
しかしディスク容量、レンダリングなどを考えると専用機を用意したいと考えてしまう。
このHDWS3000、510万とけっこうな価格なのだがかなりよく出来ている。
圧縮編集ではあるが独自圧縮のCanopus HQ Codecを採用している。今回この新製品でフルHD対応のコーデックが用意された。HDCAMやHDVは1440、DVCPROHDは1280に水平解像度を圧縮しているわけだが今後フルHD対応のフォーマットが主流になるだろうとの想定だろう。
合成も考慮されており独自コーデックにαチャンネルが追加された。このワークステーションのディスクはシステムもデータエリアもレイド0で組まれており信頼性が高い。こう考えるとこの価格も安く感じてくるから不思議だ。しかしこれをベースとした場合収録カメラもフル HDにしたいと思ってしまう。納品VTRはHDCAM SR?などハイエンドな連鎖になってしまうのでどこかの部分を高画質にと言うのは無駄な投資になってしまう。フルHDで撮影から納品までやるとすると 2000万overである。
現実に戻ってみよう。現在解像感にはすこし不満のあるもののシネモードの諧調のすばらしいHVX200がある。AvidはCM編集用としては使いづらいのでAEへのP2フォーマットコンバータとして使っているのだがとにかくこれが不便。
Macにするべきか?ファイナルカットプロならP2のデータを直接読み取ることが出来る。この場合合成編集はShakeということになるだろうか。
HDCAMへの出力はブラックマジックのボード経由で非圧縮やりとり。こんな構成も考えられる。CMのような短尺であれば非圧縮ディスクも少ない容量で構成できる。編集システム、ソフトを全部揃えても200万くらいだろうか。これにHDCAMデッキ340万と各種モニターで600万。リースにすれば月額12万程度…何かシステム的に物足らない感じではある。

2006年10月02日

ハイビジョンでのクロマキー再考察

ハイビジョン ハイビジョンでのクロマキー再考察これだけフルスペックハイビジョンのディスフレイやプロジェクターが出てくると制作側も気にしない訳にいかない。
HDCAMの色差画素数は水平480しかなくフルスペック1920に対してはDVの4:1:1:と同等で輝度4ピクセルに対し1つの色情報しか持っていないことになる(DVCPRO HDでも3ピクセルに1つ)。実際DVでクロマキーをするとかなりぎざぎざになりハイクォリティーとは言いがたい。究極を言えば4:4:4 RGBでクロマキーするのがベストなのだがコスト的に現実的ではない。もともとセットやロケ費用を浮かすためにクロマキー撮影しているわけだから本末転倒だ。
少なくともHDCAMやDVCPRO HDで撮影した素材ではあまり綺麗な合成は期待できない。AVCHD Inrtaなどの新しいフォーマットを待つかノンリニア編集機に直接カメラ出力を繋いで録画するしか方法はないようだ。ノンリニアでも扱う圧縮フォーマットによっては色解像度が低くなるので使える機種は限られる。悩みどころ満載である。

2006年10月08日

HD導入計画2007

ハイビジョン HD導入計画2007いつまでも先延ばししてるわけにもいかないので現時点で構成するとすればこんな感じというシステムを考えてみた。

現状HXV200というP2のハイビジョンカメラがあるのでそれを活用するシステムを考えてみる。
これに対応したソフトもAVID Xpressがあるのだがいまいち使い勝手が良くないので信頼性を考えてカノープスのターンキーをセレクトしてみた。
MAC+ファイナルカット+ Shake+BlackMagicのような流れも考えられるのだがバラで揃えることのリスクや全て新しいソフトを使うという負担を考えるとなかなか難しい選択だ。
ローコストシステムの問題点としては一度HDVボードを通すため画質劣化がある程度避けられないということだ。これはまだHD-SDI関係の周辺機器が高いためで、そのうちローコストな商品が出てくればNLEから直接HDCAMへHD-SDIで繋ぐことができるだろう。また、このシステムではHDCAMは落とし込みにしか使えないが将来的には取り込みにも使いたい。このあたりもまだHD-SDIインターフェースが高価と言う理由である。

フルHDで撮影から完パケまでを構成してみたがそこそこ高価なシステムになる。SONYのシネアルタで非圧縮編集とか考えると億単位になるかもしれないので想定外だが現時点でも2000万くらいで出来ることを思うとVTR以外はもっと安いものが出てきそうだ。おそらくHDCAM SRも500万くらいのものが出てくるものと思われる。ただマニアックに高画質を追求しても地デジ自体の画質を考えれば上記のローコストシステムでも充分な感じではある。

2006年10月10日

テープにこだわるSONY

ハイビジョン テープにこだわるSONYSONYはHDCAM、HDVともに消えていく様子はなくどんどん新製品を出してくる。一方XDCAMHDやAVCHDなどテープではないメディアも同時に発表している。とてもユーザーのことを考えているとは思えない。
業務用映像機器では独走状態に近いSONYだから他社が先進的な技術を出してくると一応対抗馬で抑えて置こうという戦略なのか。ユーザーの立場から言うと仕事のボリュームに合わせて機材予算をと考えたいところだが現状のラインナップではそのような選択は難しい。ある時点で予算の合うシステムにしてしまうと後で業界標準が変わってしまう可能性があるからだ。
要するにDVCPROを使っているところはDVCAMとことごとく互換性がないようなものである。誰が考えてもこれからテープはなくなっていくというのは明確だ。混乱期なので今購入するのは非常に危険だが先が見えないのも不安なものである。

理想形を想定してメーカーから発売されるのを待つのもいいが趣味の世界ではないのでどこかのタイミングで妥協しなくてはならない。
ちなみに戦略的価格設定と思われるSONYの業務用ハイビジョン機器の価格である。
記録再生される映像の違いは一般人では判別できないだろう。
HDV編集VTR 30~94万円
XDCAM HD編集VTR 180万円
HDCAM編集VTR 340~680万円
HDCAM SR編集VTR 1000万円

2006年10月23日

Blackmagicすごい

ハイビジョン BlackmagicすごいDeckLink HD Extremeというボードがある。
SD/HDのノンリニア用ボードで、MAC、WINに対応し価格は15万円ほどだ。
HD-SDI入出力、RS-422、オーディオ…全てが放送仕様だと言う。
DVCPRO HDのコーデックにも対応しているのでMACとファイナルスタジオとこのボードでP2カメラとの連動が完結できてしまう。ちゃんと動くのだろうかが本音だ。カノープスで同等の構成を組もうとすると500万以上するのだ。
MacProをほぼ最高のスペック、30インチのHDデュアルディスプレイ、2TBのRAID、これと最低限のソフトを加えると¥1,523,900 。。
まじっすか!!
こうなるとますますHDCAMの340万が高く思えてくる。

2006年10月24日

ほんとにフルHDなのか?

ハイビジョン ほんとにフルHDなのか?最近発表されている家庭用ハイビジョンカメラでフルHD対応と書いているものがある。3CCDの一枚あたりの画素数は100万画素以下だ。
フルHDのフルスペックと言えば200万画素。いくら画素ずらししてデータ的に200万画素を作り出してもこれをフルHDと呼べるのか…
記録ではAVCHDには1920 モードもあるが。
ディスプレイにフルHDが出てきたものだからカメラもフルHDに対応させたい気持ちもわかるがちょっと無理があるのではないかと思う。プロ用機器でも入力から出力まで1920のフルHDで通そうと思うととんでもない費用がかかるわけですから。

2006年11月09日

ハイビジョンCMの動向

ハイビジョンCMの動向地デジが始って一ヶ月、テレビ視聴はほぼ99%HDDに録画したものを見ているのでCM飛ばしをして見ることが多いのだがたまには飛ばさずCMを観察することもある。気にして見る場合はどのような作り方しているんだろうとじっくり観察する。やはりメジャーなスポンサーのCMはフィルムで撮影した感じのものが多い。最近はハイビジョンカメラでもフィルムとほぼ同等の質感が出せるようになったのでフィルムと断言できない。
それにしてもハイビジョンでオンエアーされるCMが少ないのが不思議だ。テレビ番組はほぼ90%以上HD化されているのになぜCMだけ4:3なのか。
番組の場合16:9で制作してもサイマルでSD放送されるときサイドカットされ4:3のテレビで全画面表示されるのに対しCMは局の仕様により16:9の HD素材をSDで流す場合レターボックスしか出来ないと決められている。
しかもSDかHDかどちらか一方だけの搬入となるため、まだハイビジョンテレビが行き渡っていない現状でハイビジョンCMを流すのは効果が薄れるとスポンサー、広告代理店は判断しているのではないだろうか。
現状普及率20%程度というのが多いのか少ないのか。しかし8割はSD放送で見ているという状況ではHDで作れてもSDを選択してしまうのは致し方ないのかもしれない。
2011年には一応地デジ100%にはなるからあと4年、どの段階でということだろう。何かをきっかけに一気に変わっていくことは確かだろう。ほとんどのプロダクションはHDの対応は完了しているのだから…

2006年12月23日

P2 AVC-intra

ハイビジョン P2 AVC-intraパナソニックがP2システムに力を入れてきた。
SONYはXDCAM、HDCAMとハードに左右されるフォーマットだがP2の場合はフリーである。
画質的にもかなり有利でAVC-intraの100Mでは1920/4:2:2のフルスペックで記録が出来、イントラフレームで編集できるためXDCAMより扱いが楽である。
AVC-intraは50Mのモードも選べHDCAMと同様の解像度になる。
たとえばウチのスタジオで採用する場合クロマキー撮影用では100Mにしてロケ撮影はDVCPROHD(HVX200)という使い分けが出来る。
しかもAVC-intra50であればネットで転送も現実的だ。
現状25MのDVで15秒CMをADSLでアップロードすると15分である。
50Mということはその倍でハイビジョンが送れるということになるのだ。
AVC-intraは汎用的なコーデックになりそうな気配もあるのでポストプロダクションにネットで送ってHDCAMテープに仕上げてもらうと言ったことが可能になる。
となればHDACMデッキを購入する必要はなくなり極端にコストダウンが出来る。

50Mで編集ということになればハードディスクの容量も少なくて済む。
カノープスのHQも画質はいいが容量が少し大きい。
コーデックもローカル的なものなのでポスプロでも導入されていないと難しい。
そんなわけで現在P2 AVC-intraに注目である。

2006年12月26日

HD放送機器の中古が出回ってきた

ハイビジョン HD放送機器の中古が出回ってきたハイビジョンといえばNHKのMUSE時代に遡るがこの時代のVTRは今では使えない。
カメラも垂直1035ラインなので上下に絵のないラインが残り扱いにくい。
デジタル対応になってから一新されたがまだあまり経過していないため中古機器は出回ることが少なかった。
放送機器といえばフォーマットが変わらない限り20年以上使い続けることは可能なくらい頑丈に作られている。
なので一度購入すれば会社が倒産でもしない限り手放すことはなくなる。
昔のアナログ機器と違って数年経つと古さを感じてくるのだ。
ビデオカメラでも最新の機種ではプログレッシブやハイスピード撮影が出来たりとデジタルならではの機能がどんどん増えてくる。
そうなると元気のいい会社では新型を導入し旧型は中古市場へと回されると言うわけだ。
VTRでさえすでに三世代くらい新機種に変わっている。
というわけで2008年目標の完全HD化予算はUSEDのVTRとカメラで構成する計画に変更。
新品で揃えると2000万近くなってしまう。
VTRは現状新品で340万だが2年後の中古では200万以下になっているだろう。
カメラは問題でロケ用ENGはHDVや今手持ちのHVX200でもかまわないのだがクロマキー撮影には色解像度の高いカメラが必要になってくる。
できれば200万画素3CCDのカメラがいいのだがそうなると2/3インチCCDになりレンズもそれなりに高価なものになってくる。
そこまで必要なのか?ということなのだがやはりここは妥協するしかない。
HDVなどの小型カメラはテープに記録すると1440になり更にクロマが省略されるのだがHDSDI出力を持つカメラは生信号で1920/4:2:2で出力される。
CCDの構成さえ良ければクロマキーに使える画像が取り出せるかもしれない。
では1920のHD画像を何に記録するかだがHDCAM-SRのVTRは1000万近くするので却下。
カノープスのノンリニアにHDSDIで直接録画すればCanopusHQだと1920/4:2:2のまま記録できる。
ただこれも簡単ではない。
カノープスの場合出力だけHDSDIの機種はそれなりの価格なのだがHDSDIの入力が出来る機種となるとどーんと高くなるのだ。
2年後HDSDIの入出力が出来る低価格ノンリニアの出現を待つばかりである。
ノンリニアだけは中古はあまりなく、出回る頃には完全に陳腐化しているしメンテの問題もあるので手を出す気になれない。

2007年01月02日

新年の抱負

ハイビジョン 新年の抱負設立3年目に入ったが当初の計画より早い展開で進んでいるようである。
かといってこのまま右肩上がりといったバブル時代の幻想を抱くわけもなく常に最低限ベースを設定し石橋を叩きながら突き進むわけです。
バブル時代に片足を突っ込んでいた自分としては、やはりいい時があれば必ず落ちる時は来ると信じているわけで規模が大きくなればなるほど落ちたときのダメージは取り返しが付かない。
といったわけで設備投資も儲かった分しか使わないというか利益はほとんど設備投資みたいな、趣味=仕事という特殊構造が生む事業形態である。
自分サイズの事業を進めるのが可もなく不可もなく…消極的?(笑)
金儲けが優先される事業の先行投資とは全く違うわけで、税金的には後者が有利になるよう作られているようだがこの際しかたがない。
ただ規模が小さければ税率も低いようだからひたすら静かに潜伏するだけである。
悪い政治家や公務員に使わせる税金はネェ!なんてね。
とにかく次期展開はハイビジョン化なわけでこれをしないとそのうち食いっぱぐれてしまうのだ。
要するに人力車でタクシー業をやり続けるような。違うな(笑)

2011年にテレビは全てデジタルになりCM素材もアナログは受け付けなくなる。
あと4年である。4年の猶予があるということではない。
デジタル放送が始まって何年か経っている都心部では既にハイビジョンCMが流れているがなぜかまだ非常に少ない。

昨年全ての県庁所在地でデジタル放送は開始されたがまだまだハイビジョンCMは少なく10%にも届かない。
なので急いで導入することもないのだ。
大都市圏の映像プロダクションではほぼ100%ハイビジョン機材は導入されているのだが導入が始まったのはデジタル放送が始まる数年前から。
BSデジタルが2000年だから初期のデジタルハイビジョン機器を導入した企業はは10年くらい前のことになる。
テレビ番組を請け負っているプロダクションはそれなりにハイビジョン制作はあるのだろうがCMを期待したプロダクションは予想外の進展の遅れに戸惑っているのではないだろうか。
10年も経過するとデジタル機器は陳腐化してしまうのですでにこの時代のVTRやカメラが中古に出回ってきている。
放送機器は10年、20年は耐久性があるというものの機能的に古さを感じるとせっかくの先端技術ハイビジョンも意味がなくなってしまう。

こういった事情もあるので導入のタイミングは慎重にせざるを得ない。
都心部では早く導入すると先行者利益と言う形で高い金額で受注でき、それだけノウハウが溜まると言われる。
しかしローカルの場合新しいものに飛びつく割合は非常に低くしかも割高にしてまでやろうと考えることはまずない。
そう考えると全国版CMが80%以上ハイビジョンで放送され山陰以外のローカルでも50%以上ハイビジョン化されたくらいでどうだろうかと考えるわけである。

地デジがはじまって4年になるわけだが今年はかなり地デジテレビも普及しそうなのでCMのハイビジョン化が急速に進んでいくものと予想できる。
とにかく地デジ視聴者が増えないとクライアントを説得できないのだ。
アナログテレビにハイビジョンCMを流すと小さくなってしまうからだ。
ではウチではいつ導入するかなのだが現時点ではリーズナブルな機材が見当たらない。しかし遅くとも来年には導入したいと考えている。
適当な新製品が出てくれば今年導入することも考えられるし段階的に導入することも考えられる。
既にカメラはハイビジョン対応なのだが万能に使えるカメラではない。
ハイビジョン納品するにはとにかくHDCAMのVTRが必要なので最低340万は必要になる。
これに付随してHD-SDI出力のツールが必要になってくるのだがここが今問題になっている部分である。

こんな機材がある。
アナログハイビジョンのコンバーターだがタイムコードも音声もHD-SDIに入れ込んでくれる。
価格は26万。手持ちHVX200からPCへの取り込みは現在出来るのだが書き戻しが出来ない。
なのでもっと効率の良いノンリニアということでカノープスのREXCEED-P310¥98万である。
これにはP2の書き戻し機能もあるのでHVX200にCMの完パケを書き戻しタイムコードごとHDCAMにコピーしてやれば最低限のCM編集システムが出来上がる。
これにしても約500万はかかってしまう。

また今年もこんなことをあーでもないこーでもないと考えるわけだがこれが結構楽しいのです。

2007年01月03日

民生機恐るべし

ハイビジョン 民生機恐るべし暇なので家電量販店でウロウロ。ハンディタイプの小型ハイビジョンカメラが展示してありミニセットが組まれそれを撮影した画像が30インチ程度のテレビに映し出されている。
NTSCの画像とは比べ物にならない綺麗な画像だ。
NTSCでは放送用のカメラと民生機の違いはかなりはっきりしていたがハイビジョンの場合その違いが小さい。
BSデジタル放送で50万クラスの業務用ハンディカメラと1000万近くする放送用のカメラを使って同じ情景を撮影し切り替えながら編集された番組があった。
50インチのディスプレイで映像を見ると違いははっきりわかる。
しかし単独で撮影したものでも充分鑑賞に耐えられるのだ。
最近のフラットディスプレイの売れ筋は32~42インチくらいなので一般の撮影では100万以下のカメラでも充分ではないかと思われる。

一方、マニアックに見た場合風景映像や暗い場面では小型カメラは物理的に厳しい。
このあたりはやはり35mm判フィルムと4×5の大判フィルムみたいな決定的な違いがある。
それは見る側のシステム、鑑賞の仕方においても違うわけで週刊誌を見るのと美術本を見る違いのようなものだ。
マニアックな視聴者は50インチ以上のフルスペックFDPやプロジェクターで部屋を暗くして真正面から鑑賞する。
こうなるといくら高性能な民生機やお手軽ハンディ業務用機も高画質に感じない。
最大公約数の画質を得ようとすると撮影から編集までで数億円必要になるがリビングでなにげに見かけるローカルCM素材としては民生機プラスアルファでいいのではないかと感じている。

2007年01月04日

段階的導入考察

ハイビジョン 段階的導入考察ハイビジョン設備一気に導入するとなると1000万以上になるので税金的にも無駄が多い。
昨年は導入部として実験的にハイビジョンカメラと周辺ソフトを導入しHDに対し約200万ほどの設備投資をした。
先にも書いたようにこのような機器は後から出るものの方が安くて性能がいいと決まっている。
3年かけて全て揃えたとしても最初に買った機器がすでに陳腐化している可能性は大きい。
なので先行導入する機器はそのようなリスクの少ない製品、そして現状のSD製作にも使える機器ということになる。
ソフトウェアの場合はバージョンアップも出来るしSD制作にも流用できるので問題ないがハードウェアに依存したソフトは危険である。
PCモニターはハイビジョン対応の大きなものを購入しても問題なさそうだ。
ここ数年は性能、価格ともに安定している。ところがハイビジョンの映像用モニターはここのところ動きが激しい。
民生用のフラットディスプレイがフルHD対応になってきたのに対して業務用モニターはずっとWXGAだったのだ。
そして昨年末にフルHD対応のモニターがぱらぱらと出始めた。
価格も高いし今後多機能なモニターとして波形モニター機能などが付いたものでリーズナブルなものが出てくるのではないかと考えられる。
しかも今主流は液晶だが実はプラズマやSEDの方がモニターチェックには向いているのではないかと思われる。
というわけでマスモニはもっと先の選択になりそうだ。

VTRは最終フォーマットがHDCAMという部分において放送局が山陰ローカル向けに特別なフォーマットを設定してくれると言う微かな期待を持ったりはしているがかなり難しいような気がする。
HDV、XDCAM、DVD-Rにデータでといった選択肢があるがどれと言って決定打がない。
地元近隣にポストプロダクションと言う存在がないのも問題なのだが。
というわけで選択肢はほぼないわけで現状最低価格のHDW-1800 ¥3,465,000ということになる。
しかしHDCAMを初期に導入するのは全く意味がない。
このVTRはHDの記録再生しかできないのでSDハイブリッド利用が全く出来ないのだ。
HDCAMシリーズにはSDの再生互換はあっても記録できるVTRは存在しないのだ。
ノンリニアシステムに関しては段階的に導入し易いよう作られているものが多い。というわけで既にHD制作できる体制にはある。
HVX200でハイビジョン撮影してアフターイフェクトでHD編集して完パケデータをポスプロに持ち込めばHDCAM完パケテープが出来上がるという体制はできているが、ただニーズがないのでやっていないだけである。
しかし今のフローでは効率が悪くPCのパフォーマンスもHD向けではない。
モニターも小さいしHD映像のちゃんとしたプレビューも出来ない。
このあたりから取り掛かるのが手っ取り早いかもしれない。
PCに関しては近年CPUのクロックアップも限界近くになっているようで劇的に早いマシンは登場していない。
メモリーやHDDは年々安くなってきているが一昔前のように年間倍々ペースというようなことはなくなったのでハイパフォーマンスのPCを導入すると言う考え方はあるのだが一方でカノープスなどのターンキーシステムを導入しようかという発想もある。
この場合PCはメーカーから提供されるものを使わなければサポートが受けられない。
業務用で頻繁に使うマシンの場合信頼性が重要だ。
このようなターンキーを選ぶか自分でパーツを組み合わせて低価格なシステムを作るか悩みどころである。
自分で組み合わせた場合トラブルは自分で解決しなくてはならないわけでそれなりの知識が必要になる。
しかもトラブルがあったときに仕事を中断するわけにいかないのでバックアップマシンを用意する必要がある。
そうなるといくら低価格で揃えられてもその倍の予算を確保する必要があるということだ。

例えばカノープスのハイエンドターンキーシステムHDWS-3000MIPだと¥6,300,000になる。
同程度のシステムをMACとFCPなどで構成すると200万もあれば出来る。
2セットで400万である。
実はこのMAC+FCPは導入実績が多く気にはなっているのだが一方でトラブルが多いと言うのもよく聞く。
30年近くコンピュータと付き合っているがこの歳になるとあまりトラブルの多いコンピュータを所有したいと思わない。
誰でもそうだろうがやはりお金がかかっても安心できるブランドの製品でちゃんとサポートしてくれるのが一番だ。
そんなことを考えているとやはりノンリニアも最後の導入になってくる。

カメラに関してはノンリニアとの関係は無視できない。
現在所有しているHVX200はP2記録でありこれを読み込むためAVID XpressProを導入している。
しかしあくまでも読み込めるというレベルでCM編集には向いていないので非圧縮AVIに変換して最終はアフターイフェクトで編集している。
はたして今後もP2で行くのか難しい部分である。
スタジオ撮影であれば社内完結なので問題ないがロケ撮影を外部依頼する場合どんな収録フォーマットになるか現時点では予測できない。
大方の予想ではHDCAMとHDVということになる。
HDVの場合iLinkで取り込めるし汎用ソフトでも取り扱えるので問題ないがHDCAMのテープを持ち込まれた場合ノンリニアでHD-SDIのキャプチャーが出来ないといけない。
HDCAMに落とせるノンリニアだったら当然キャプチャーも出来ると思ったらそうでもないようだ。
そういう意味ではHD-SDIをベースとしたシステムにすればいいように思えるがそうとも言えない。
ノンリニア内部フォーマットを非圧縮にするか圧縮にするかでシステムコストが大きく変わってくる。
現状のVTRフォーマットは全て1/10くらいは圧縮している。
もし全て非圧縮で取り扱うとなるとコンピューターのストレージは全て10倍の容量が必要になってくるということになるのだ。
ただでさえSDの5倍の面積があるのにいくら安くなったとはいえとんでもない容量になってくる。
しかも編集や収録をリアルタイムでするにはとんでもなく高速に動作できるようRAIDを組む必要があるのだ。
1.5Gbpsというのはとてつもない情報量なのだ。
そんなこんなでノンリニア内部では圧縮で保存するのが便利なのだがカメラで収録した圧縮フォーマットとノンリニアのフォーマットが違う場合キャプチャー時に変換しなくてはならなくなる。
できれば撮影時に一度圧縮したフォーマットでそのまま編集したいと考えるわけだ。
カノープスのCanopusHQという圧縮フォーマットは非常に優れているがやはり変換をしなければならない。
そこで最近登場したAVCintraが注目されるわけだ。
このフォーマットは現時点では最も高画質、高効率な圧縮フォーマットでノンリニアにも適している。
ただパナソニックだけのローカルフォーマットになってしまう危険性が大いにある。
ではどうするべきか悩みどころである。
レンタル用の撮影機材を所有するという考え方ができる。
そうなれば収録フォーマットは固定できるしカメラの設定なども好みにすることも出来る。
メンテナンス問題はあるが報道などと違って過酷な使用状況もないだろうからこまめにチェックしていれば大丈夫なのではと?このあたりはどうなんでしょう。
いずれにしてもローカルのビデオプロダクションは基本的にENG仕様なので制作用カメラを所有していない場合がほとんどである。
このあたりも考慮するポイントだ。VEを同伴できる予算もあまりないので使い方を限定して貸し出すというのがいいのかもしれない。
この部分に関しては大いに悩みどころではある。

AVCintra仕様の制作カメラだと本体300万(AJ-HPX2100)、レンズや周辺入れると500万はかかってしまう。
このクラスだとスタジオカメラとしても使いたいと思うのだがCCDがフルHD仕様ではないのがちょっと気になる。
次期バリカムか?これはかなり高そう…

2007年01月10日

テープレス推進

ハイビジョン テープレス推進山陰にある三つの放送局は全国的にも特殊な状況になっているらしく、ベーカムSPが使える、局アナを使って静止画CMが作れる。こういうのは現在ローカルでもほとんどないらしい。
これは放送局の営業努力でありCMを低価格で制作しようというあらわれである。
未だに10桁コードも登録されていないスポンサーも多く期限も少しずつ延ばされているのが現状である。
山陰のように大手スポンサーが少なくチラシなど印刷物が広告の中心になっている地域でテレビCMはなかなか受け入てもらえない。
そのためCMの制作費自体をいかに抑えるかに努力してきた流れなのだろう。

テレビ局の営業品目としては電波枠なのだ。
CMの素材はスポンサーが用意しなくてはならない。
ローカル新参者の当プロダクションとしては静止画CMのデザインをする気もなく、なんとか動画に切り替えるべく企業努力をしている。

静止画CMに少し予算をプラスアルファすることで動画CMが出来ないかと考えてきた。
しかし、単に薄利多売ではできないのはCMの絶対数が少ないからだ。
いかに効率良く低予算でCMが作れるかいろいろシミュレーションして現在に至っている。
制作機材の徹底したコストダウン、インターネットを使ったコミュニケーション、ワンマンオペレーションによる人件費削減、スタジオ立地、ナレーターの遠隔地アウトソーシングなどで都会のポスプロに対して一桁以上のコストダウンを実現している。
もちろん同じクォリティとはいかないが静止画CMに比べればスポンサーさんには喜んでいただいている。
なんとか現状は利益が出る程度の事業になっているが、デジタル化で大きな壁にぶつかっている。

ローカルテレビ局もデジタル化で億単位の出費があったと聞いている。
とにかく国レベルで推進しているわけだから乗らないわけにはいかない。
かといって補助が出るわけでもなく勝手に参入しているわけだから自分で何とかしなくてはならない。
大きく問題になるのはやはりVTRなわけだが前にも書いたように山陰は特殊な事情もある。
山陰で作られるCMは山陰以外のエリアで放送することが殆どない。
観光目的などで一部県外にCMを出すこともあるのだが隣県であってもベーカムを受け付けてくれるところはなくD-2にコピーして納品しなくてはならないのだ。
それほど山陰はエリア内だけの特殊性があるわけだからやはりハイビジョンに関してもローカル向けフォーマットを作って欲しいと考えるわけです。
山陰にもCMを制作しているビデオプロダクションは何社もあるわけで、企業力のあるプロダクションではすでにHDCAM VTRは導入している。
しかしこのようなプロダクションは番組とかそれなりに予算のあるプロジェクトをこなし採算が取れているものと思われる。
しかしCMを中心とした制作ではほとんど機材の採算が取れるほどの予算はなく、ほぼ専業の当プロダクションとしてはかなり慎重にならざるを得ない。

こんなことを考えてみた。
時代はテープレス、局納品がテープではなくデータで出来たらどれだけエコロジーでコストダウンになるか。
カノープスのCanopusHQなど汎用性のある高画質圧縮をローカルフォーマットに決めてしまえば流通が非常に楽になる。
フジテレビではカノープスのEDIUSを本局支局に配備したと言う。
CanopusHQは非圧縮1.5Gbpsに対して1/10近くになりHDCAMより高画質である。
ここまでコンパクトになるとDVD-R一枚にCM一本が収録できるようになりビデオテープよりスペースもコストも安くつく。
信頼性に関してもテープより安いため2枚をセットにするなど簡単な方法でバックアップが取れる。光ファイバーインターネットを使えば支社から本社に送ることも出来るし管理方法さえ規格化すればビデオプロダクションから局納品さえ出来てしまう。
コーデックとしても使えるEDIUSはソフトで7万円弱であり既に他の方式のノンリニアを導入しているプロダクションでも容易に導入できる。
PC再生だけなら無償版のコーデックもダウンロードできるのでVTRがなくても内容の確認が出来、広告代理店やスポンサーなどでも便利である。
放送局ではこのカノープスコーデックをリアルタイム再生できHD-SDI出力できるノンリニアを用意することになる。
テープに落とす必要はなくRS-422を使ってノンリニアをVTRのプレーヤーとして使いCMバンクにコピーすればいいのだ。

実はHDCAMのVTRよりこのノンリニアの方が安いのだ。
もちろん超零細プロダクションの戯言ではあるが山陰ローカル放送ということを考えるとローカルCMを絶やさないためにもありうる話だと思うのだが。

2007年01月16日

PCにHDMI

ハイビジョン PCにHDMIハイビジョンが出始めの頃なんとかパソコンの高画質がハイビジョンテレビで表示できないものかといろいろ調べたけどなぜか出来なかった。
やっとハイビジョンテレビはフルHDになりPCの画像解像度もWUXGAを余裕で表示できるようになった来た。
そこへきてHDMIが普及し始めたためPCとデジタルテレビが急接近と言うことになったのだ。
WindowsVistaもこのあたりを意識したOSのようで今回パソコンにHDMI搭載のものが一気に発売されるようだ。
デジタルテレビもかなり安くなりPCディスプレイとあまり変わらなくなってきたので32インチくらいのフルHDテレビとHDMI搭載のパソコンが面白いかも。
ただこのサイズだとどんな距離で見ればいいのか悩みどころ…

2007年01月23日

HDMIとHD-SDI

ハイビジョンこれはどちらも非圧縮のハイビジョン画像のデジタル信号が扱える規格だがHDMIは民生用でデジタルチューナーやハイビジョンレコーダーとデジタルテレビを繋ぐ規格として誕生したものだ。
最近ではアナログのD端子より高画質だし一本のケーブルでマルチチャンネルの音声も扱えるため普及してきている。
HD-SDIは放送業務用の規格でこちらも音声を乗せることが出来る。
映像は非圧縮コンポーネントでYPbPr4:2:2までである。
放送規格と言うことで扱う数量が少ないせいかHD-SDIを搭載する機器は非常に高い。
HDVの編集が出来るノンリニアシステムにHD-SDI出力を付加するオプションがプラス100万円だったり、アナログハイビジョン信号をHD-SDIに変換するアダプターが30万もする。
ところがHDMIは民生機のため非常に安い機器にも搭載されている。
実はHDMIの方が規格的には大量の情報を扱うことが出来るのだ。最大伝送速度は10.2GbpsにもなりRGB4:4:4 16bitのフルHD非圧縮デジタル信号を扱うことが出来る。
こうなってくるとHD-SDIの存在が薄れてくる。
HD-SDIはRGB4:4:4にしようとするとデュアルリンクにしなければならないしVTRはHDCAMSRしか存在しない。しかも圧縮記録でVTRの価格1000万円もする代物だ。

2007年01月24日

CM制作にHDVは使えるか?

ハイビジョン CM制作にHDVは使えるか?HDVといえば輝度1440のサンプリングでmpeg2 25Mbpsという高圧縮である。
このためクロマキー素材には使えないし早い動きはブロックノイズが付きまとう。
テープもDVと同様の形式なのでドロップアウトの危険性は同様である。
これらを考えるとスタジオワーク用やマスターには使い辛い。
しかしロケ素材であればカメラ次第で使えなくもなさそうだ。
実際テレビ番組にはかなり使われているようである。
HDVカメラは民生用として従来のDVメカを流用しながらテープも共通と言うメリットで普及してきたがどうにも未来が見えてこない。
ただ現状発売されているHD小型カメラはほとんどがHDVでそれなりに面白い機種が目白押しなのだ。
ロケ用に使えないかと考えたりはするが何か中途半端でもある。
HD-SDI出力を持たせたカメラもあるが使い道が見えてこない。
HDCAMのVTRを導入するのであればHDVは併用する意味が見えてこないのだ。
かといってHDCAMのカムコーダーを導入する気にもならない。

いずれにしてもテープレスの動きは急速に早まっておりパナソニックでは民生フォーマットのAVCHDを採用した業務用小型カメラを発売した。
この規格はSONYも採用しており最高レートではHDVの画質を越えるという。
記録メディアは固定されておらず半導体メモリー、ハードディスク、DVD-RWなど展開されているが、ただこのAVCHDもGOP圧縮のため動きやクロマキーには弱い。
これをベースにしたAVC Intraは今のところパナソニックだけとなっているが普及すれば現状最強の圧縮フォーマットになる。
今後テープレス分野でSONYがどう動くか注目だ。
ひょっとしてHDCAMもなくなるのか?

2007年01月26日

パナソニックのテープレス

ハイビジョン パナソニックのテープレスAVCHD、AVC-Intraが熱い!やはりどう見てもSONYのHDCAM、XDCAM、HDVの流れでは対抗できそうにない。クォリティ、先進性、ワークフロー、どれをとってもパナソニックに軍配が上がる。

時代は既にノンリニアにどっぷり浸かっているのだ。
今更テープからちまちま等倍コピーしている場合ではない。
XDCAMもメディアを固定しブルーレイが生き残るかどうかわからないし何よりもmpeg2 36Mbpsでは画質的にも編集するにも問題が多すぎる。
AVCHD、AVC-Intraはどちらも半導体メモリに書き込み可能なので信頼性が高い。
取材用にはAVCHDで効率よく行い編集にAVC-Intraを使う。制作用カメラの場合はAVC-Intraのままでいいだろう。どちらもmpeg4ということで変換時の効率も良いと聞く。

AVCHD、AVC-Intraはどちらも1920のフルHDモードを持っているがSONY陣営はHDCAM SR以外1440というのも民生ディスプレイがフルHD時代には立ち遅れが目立つ。
パナソニックのテープレス機器も製品群が揃ってきており価格的にも魅力的なものになっている。
民生用だけだと思っていたAVCHDも業務用として使い出した。
ますますパナソニックが面白い。

2007年01月28日

HDMIキャプチャー

ハイビジョン HDMIキャプチャーブラックマジックからHDMIキャプチャーボードが発売されている。
なんと¥155,400という価格だ。

HD-SDIの出力をビデオカメラやデッキに付けたものは数十万円アップとなる。
ところがHDMIは今やD端子の代わりに標準になりつつある。
HDMI端子が業務用機器にも付くようになったらHD-SDIは必要なくなるのか…。
コネクターの信頼性やタイムコードなど放送業務用として使えるか微妙ではあるが業務用小型カメラから記録フォーマットを気にせず最高画質で安価にキャプチャーできる可能性というのはかなり期待できる。
キャノンではXH G1/¥800,000とXH A1/¥550,000を出しているがこれはHD-SDI出力を持っているのとないという違いである。
一方SONYではHVR-ViJ/¥540,000という機種を出している。これはHD-SDIは持っていないがHDMIを搭載している。
簡単に比較できるものではないがカメラ出力を非圧縮で取り込む場合HDMIで十分ということになる。

実際の現場でどれだけ使う場面が出るかはわからないがウチのようにスタジオクロマキー撮影には有効だ。
ただこのクラスのカメラは画素数が少なく1920フルHDとはいかない。
しかしHDV記録されたものよりHDMIから出力される非圧縮画像の方が圧縮ノイズはなく、クロマ成分も撮像素子分のRGB解像度で取り込めるためHDVの倍くらいはあると想像できる。
あくまでも理屈の上であり実際はどうなるか…

2007年01月29日

導入時期遅らすVTR

ハイビジョン 導入時期遅らすVTRいろいろなシステムを考えてみるが最終的な金額で納得がいかない。
ノンリニア、カメラも高性能、低価格なものが出揃ってきたというのにVTRだけはあまり下がらないのだ。
やはりSONYが独占しているのは問題ではないのか。
独禁法に引っかからないのか。
いくら低コストで組んでも半分以上がVTRの価格になってしまうのだ。
むしろVTRのウェイトが大きくなりなんかバランスが悪い。
例えばノンリニア本体は100万以下で構成できる。
モニターも1920×1200のPC用が使える。
ハイビジョンはNTSCのようにRGBとかけ離れていないためだ。
PCモニターであれば15万円程度なのだ。
業務用映像モニターだと50万円以上したりする。
カメラも2/3インチ肩乗せカムコーダーは300万以上するがハイディカメラは50万前後だ。しかもNTSCほどの画質差は少なく、かなり高画質なものが多い。
VTRも実際にはHDCAMにこだわらなければ低価格なものが出てきている。
何よりもテープレスになってデータでやり取りできるためVTR自体が不要になりつつあるのだ。
ブルーレイディスクドライブが10万程度、メディア価格はまだ少し高いがそのうち数百円レベルになってくるだろう。
AVC-Intra50Mbpsあたりが放送用標準フォーマットになればこれらのディスクでのやり取りも現実味のある話になる。

やっと地元のプロダクションでもHDシステムが導入され始めた。
ただポスプロとしての業務は行っていないためVTR落としのみを持ち込むことは難しい。
特に地元の代理店は短期納品が多いためスケジュール調整に気を遣う。
自前でVTRは所有しておかないととても間に合わないのだ。


うーむ悩むところだ。